JP2005313739A - 農作業車 - Google Patents

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聡 富久
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Abstract

【課題】特に小型の農作業車において、極力コンパクトで且つ操作力も小さくてすむブレーキ装置を構成する。
【解決手段】車体に搭載した走行ミッションケース2の側部に、作業機3に回転動力を伝動するカウンタケース4を支持する。該カウンタケース4側部には、前記走行ミッションケース2に軸架した走行伝動軸5を延長してPTO軸6として軸受支持する。該PTO軸6端部には、内拡式ブレーキ装置7を装備して、前記ブレーキを作動させたときには、両ケース2,4、即ち走行系及び作業系共にて制動作用を働かせる構成とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、農作業車の構成に関し、作業機を伝動するPTO軸と走行用伝動軸共に作用するブレーキ装置をコンパクトに構成しようとしたものである。
従来、農作業車における走行ミッション装置は、伝動上手側から順に主クラッチ、主副の変速装置、デフ機構、ホイールシャフトと一連の走行伝動機構を構成し、作業機ミッション装置は、前記主クラッチの前後または変速装置の伝動下手側から分岐して構成している。そしてこれらの農作業車は、例えば前記デフ装置と駆動輪のホイールシャフト間に装備し、走行の安全性を確保する構成としている。
特開平7-32989号 特開2001-95315号
上述のようなトラクタでは、ホイールシャフトのすぐ伝動上手側、即ち、デフ機構から左右に延設された軸(サイド軸)の末端位置にブレーキ装置が配置されているから、特に小型の農作業車で手動により制動する構成とすると軸トルクが大きく、大きな操作力が必要であるという課題が有った。また併せて、これらトラクタでは、走行側のみを制動し、作業機側に制動力を伝えることができない構成であるために、ロータリー耕耘装置にあっては、車輪を制動して前進を停止すると駆動されているロータリー耕耘装置によってダッシング現象を起こすという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明においては、車体に搭載した走行ミッションケース2の側部に、作業機3に回転動力を伝動するカウンタケース4を支持して設け、該カウンタケース4側部には、前記走行ミッションケース2に軸架した走行伝動軸5を延長してPTO軸6として軸受支持して設け、該PTO軸6端部には、ブレーキ装置7を装備して前記両ケース2,4に跨って制動作用を働かせる構成とした農作業車とした。
以上のように構成した農作業車では、走行ミッションケース2側の走行伝動軸5をカウンタケース4側にまで延長し、PTO軸6として設けられている。更に、この発明のブレーキ装置7は、PTO軸6が走行伝動軸5と一体構成であるから、走行駆動輪と同時に、作業機、例えば、ロータリー耕耘装置を制動させる。
これにより、走行ミッションケース2の走行伝動軸5を延長してカウンタケース4のボス部に軸装してPTO軸6とし、これにブレーキ装置7を設けているから、軸トルクが小さく、効果的に制動力を働かせることができる利点がある。またPTO軸6は、カウンターケース4のボス部に軸架したことにより、剛性が一段と高くなって強固に軸受支持され、ブレーキ装置7をコンパクト且つ安定よく保持できる優れた特徴がある。更に、この発明は、カウンタケース4側のブレーキ装置7によって、走行車輪と作業機とを同時に制動できるから、例えば、ロータリー耕耘装置の場合、従来、頻発していたダッシングの発生をなくすることができ、耕耘作業の安全を確保できる効果がある。
以下、この発明を図面に基づき具体的に説明する。
農作業車10は、図2及び図4に示すように、乗用歩行兼用型とした農業用の作業車であって、車体には、前輪となる左右一対の駆動車輪11,11と、キャスター式後輪となる左右一対の操舵輪12,12とが設けられている。そして、駆動輪11,11は、後述する走行ミッションケース2に内装した走行ミッション装置13を経由した走行動力によって駆動される構成とし、操舵輪12,12は、車体上のハンドル14の操作により操舵する構成としている。
そして、上記走行ミッションケース2は、車体上のベルトケース8内側に設けられ、図1に示すように、外側部に作業機3に動力を伝動するカウンタケース4を回動自由に支持するが、後述する走行伝動軸5を、上記ミッションケース2と上記カウンタケース4のボス部に貫通させて両ケース2、4とを連結した構成としている。
また前記走行ミッション装置13は、図1に示すように、走行ミッションケース2に内装され、車体の前部に搭載しているエンジンEからベルト式伝動装置15を介して入力軸16に動力が入力される構成としている。そして、走行ミッション装置13は、上記入力軸16の伝動下手側に主変速装置17が設けられ、更にその伝動下手側に副変速装置18を設けて構成している。
実施例の場合、主変速装置17は、大歯車19、中歯車20、小歯車21を軸着した変速第一軸22と、上記各歯車のそれぞれに対応する小、中、大の3個の変速歯車23,24,25を、シフターにより変速操作により摺動自由に軸装した変速第二軸26とを軸架して3速の変速が選択できる構成としている。
また前記副変速装置18は、図1に示すように、上記主変速装置17の伝動下手側において、前記変速第二軸26から動力が伝動される位置に設けた副変速軸27上に構成している。即ち、実施例の副変速装置18は、上記副変速軸27上に遊転状態に軸装して上記変速第二軸26から動力が伝動される大歯車28と小歯車29との間に、シフター操作により左右に切り替えて、いずれか一方の歯車に係合できる係合爪30から構成している。この場合、副変速装置18は、係合爪30を2つの歯車28、又は29に切り替えることにより高低2速の変速ができる構成としている。
このように、走行ミッション装置13は、主、副の2つの変速装置17,18を経由した走行動力をミッションケース2の下部に軸装している左右の車軸31,31に伝動する構成としている。32,32はサイドクラッチを示す。
以上のように構成された走行ミッション装置13は、前記入力軸16に軸着した入力歯車33から変速第一軸22に軸着している中間歯車34を経由してエンジンEからの動力が入力される構成としている。そして、前述した走行伝動軸5は、走行ミッションケース2に軸架して設け、前記変速第一軸22の広幅歯車35から伝動歯車36を介して動力が伝動される構成としている。37は後進歯車を示しており、主変速装置17の前記大変速歯車25を噛み合せると後進走行が可能となる構成としている。
また上記走行伝動軸5は、既に説明しているように、一方に延長してカウンターケース4のボス部を通し、該ケース4内に軸架してPTO軸6を構成している。そして、上記PTO軸6は、図1に示すように、中央位置にスプロケット38を遊転状態に軸装して側部の係脱自在の作業機クラッチ(通称「ロータリークラッチ」)39を装備した構成としている。そして、上記スプロケット38は、チェーン40によって作業軸41を伝動して作業機3に動力を伝動する構成としている。
またブレーキ装置7は、図1に示すように、前記PTO軸6をカウンタケース4から外側に延長して、その端部に装備してPTO軸6を制動できる構成としている。実施例のブレーキ7装置は、内拡式ブレーキを採用しているが、ブレーキの構造は如何なる形態でもよい。
このように構成すると、農作業車10は、走行中にブレーキを必要とするとき、前記フロア45上に別途備えた操作ペダルの踏み込み操作、または前部ハンドル50に備えた操作レバーの把持操作によりワイヤーを介してブレーキ装置7を作動させる。すると、制動力は、PTO軸6から一方が作業機クラッチ39を介して作業機3側に伝わり、他方が、一体構成の走行伝動軸5に伝わり、走行ミッション装置13内に伝わることになる。
実施例の場合、制動力は、PTO軸6から走行伝動軸5へ、更に、伝動歯車36と噛み合い状態にある広幅歯車35を通して走行側の変速第一軸22に伝達し、以下、主変速装置17、副変速装置18を経由して最終の駆動輪11,11まで伝わることになる。
以上述べたように、この発明では、走行伝動軸5を延長して一体に構成しているPTO軸6の外側端部にブレーキ装置7を設けているから、従来の走行ミッション装置の末端にある車軸に設けた構成に比較して、軸トルクが小さく、小さな操作力で効果的に制動力を働かせることができる。そして、PTO軸6は、カウンターケース4のボス部に軸架しているから、剛性が一段と強くなって強固に軸受支持されており、ブレーキ装置7をコンパクト且つ安定よく保持できる構成となっている。
更に、この発明では、カウンタケース4側にブレーキ装置7を設けたことにより、駆動輪11,11と作業機3との両方を同時に制動できるから、例えば、図2及び図4の実施例のように、作業機としてロータリー耕耘装置3を装着した場合、耕耘軸によるダッシングを未然に防止して耕耘作業の安全を確保できる。
次に図2及び図3に示すフロア45について説明する。
前記農作業車10は、駆動輪11,11と操舵輪12,12との間に、ロータリー耕耘装置3を装備して耕耘作業ができる構成としている。そして、フロア45は、図面に示すように、操縦座席46の前方下側に形成されているが、図3に示すような金網47を張って取り付けた構成としている。
そして、このフロア45は、図3に示すように、金網47で構成したから、従来の透明の樹脂素材に比較して、滑り難く、土が付着することが少なく(網目から落下するため)、下方の耕耘装置3の作業状態(例えば、作物の間を中耕する場合)を目視できる利点があり、更に比較的安価に製作できる特徴がある。
次に図2に示す旋回補助スタンド48の実施例について説明する。
農作業車10は、車体の前部に旋回補助スタンド48を設けているが、これの改良に関するものである。実施例に係る旋回補助スタンド48は、図2に示すように、車体の前部に前方に向けて突出させて上下回動自由に枢着して設け、基部にスプリング49を設けて常時上方に張圧して構成している。この場合、旋回補助スタンド48は、上限位置と下限位置とを保持できるように、基部取付位置の上、下にストッパーをフロントアクセル保持具に形成して構成している。
そして前記農作業車10は、圃場の端で旋回するときには、作業車が降りて前部ハンドル50を握り、足をスタンド48にかけて地面側に踏みつけながら押し下げて、車体の後部操舵輪12,12を地面から持ち上げ、接地している左右の駆動輪11,11を、サイドクラッチ32,32の断続操作、と手による振り回し操作で旋回する。
前記旋回補助スタンド48は、不使用時にはスプリング49の作用で持ち上げられ、最低地上高さを保持できるから圃場に植えられている作物を損傷することがない。そしてこのスタンド48は、使用時には、スプリング49の張圧力に抗しながら足で踏みつけることによって接地できるから、比較的楽に車体を旋回できる。そして、上限と下限とのストッパーは、フロントアクスルの保持具に設けているから安価に製作できる利点がある。
次に図2、図4、及び図5に示す車体を構成しているフレーム51について実施例を説明する。
前記農作業車10は、フレーム51を、エンジンEや走行ミッションケース2を搭載した前部フレーム51aと、操縦座席46とフロア45とを支持する後部フレーム51bとから構成するが、図5の側面視で解るように、前部フレーム51aを低く、後部フレーム51bを高くして両者に段差をつけた構成としている。
このように構成すると、車体は、低い前部フレーム51a上に、重いエンジンEや走行ミッションケース2を搭載するから全体の重心位置が大幅に下がって、安定した車体バランスとなって安全な走行ができる農作業車となる。そして、ロータリー耕耘装置3は、高位置に設定した後部フレーム51bの下方に装置することによって、地面からの上昇幅が広く(高く)なり、圃場の溝間を移動するとき高く上げることができるため、畝上の作物を損傷することがなくなった特徴がある。
次に左右両側のカウンタケース4、4と、フロア45の横幅との関連構成について、図4に示す実施例を説明する。
従来、カウンタケース4,4を内側(フレーム51側)にロータリーチェーンケース52,52を外側に配置して両ケースを伝動可能に連結し、そのロータリーチェーンケース52,52を下方に延長して車体の下側左右に中耕ロータリー3,3を装置した構成としていた。そのため、フロア45は、ロータリーの昇降に関連してロータリーチェーンケース52,52と共に上下するカウンタケース4,4のために、ぺタル周りが狭くなる課題があった。
それに対して、図4に示す実施例は、平面視え示すように、カウンタケース4,4を外側に配置し、ロータリーチェーンケース52,52を内側に位置させて連結した構成であるから、フロア45の横幅、特に、カウンタケース4,4に接近する部位の横幅を外側に拡げて構成できるものとなる。この場合、フロア45は、両側にあるロータリーケース52,52の近くまでワイドに構成できる。
従って農作業車10は、作業者の足元あたりが、従来より広くなり、ぺタル操作が楽になると共に、足の置き場が広がって作業が楽にできる特徴がある。
次に図5、図6、及び図7に基づいて、作業機3(ロータリ耕耘装置)の耕深調節について実施例を説明する。
まず、電動シリンダ53は、基部側を後述する支持構成によって車体に支持し、先端側の伸縮ロット54の先端部を連結板55によってカウンタケース4の基部(回動支点の外周部)に連結してロータリー耕耘装置3を上下に昇降させて耕深調節を行なう構成となっている。実施例の電動シリンダ53は、図7に示すように、基部に設けた2本の支持板56を前方に延長して、横向きに突出させた前部保持チューブ57と後部保持チューブ58とに連結して支持した構成としている。そして、前部保持チューブ57と後部保持チューブ58とは、図面から解るように、共に車体のフレーム51側に固定したパイプ材59,60に摺動自由に挿通して設け、前部保持チューブ57とパイプ材59とに複数の調節孔61を設けて横幅を調節、固定できる構成としている。62はロックピンである。
尚、前記電動シリンダ53は、左右のトレッド位置の調節のため、上記のように複数の調節孔61に挿脱自由にロックピン62を挿し込む構成にしている。
このように構成した電動シリンダ53は、従来の一本の六角軸による支持構成に比べて、前部保持チューブ57と後部保持チューブ58との2本支持にしたから、伸縮作動時の回転変位がなくなってロータリの昇降調節が安定するものとなる。従って、ロータリ耕耘装置3は、図5に示すように、調節時に、上下方向の作動範囲が拡大され、耕深適応範囲が広がった特徴がある。
また前記調節ねじ杆85は、図5、及び図6に示すように、全体をねじ杆で形成し、先端部を前記電動シリンダ53側の取付枠86に設けたねじ部材87に螺合して設け、基部側を伸縮ロット54から上側に延長して設けた連動板88の摺動球89に移動自由に挿通し、基端部に操作用つまみ90を設け、電動シリンダ53と略平行状態に配置して、車体のフロア45上から回転調節操作ができる構成としている。そして、下限ストッパー91は、上記調節ねじ杆85の操作用つまみ90と摺動球89との間において、調節ねじ杆85に螺合して定位置に保持し、摺動球89の移動を止め、伸縮ロット54の伸長限界となるストッパーに構成している。そして、下限ストパー91は、図5及び図6に示すように、調節ねじ杆85を回転操作すると先端部のねじ部材87に対して、調節ねじ杆85が下方(又は上方)に移動してストッパー位置が変化し、耕深位置が調節できる構成となっている。
このように構成することによって、ロータリー耕耘装置3は、図5に示すように、スイッチのON操作で電動シリンダ53の伸縮ロット54が伸びて連結板55、カウンタケース4、ロータリチエンケース52を介して下方に降る。そして、ロータリー耕耘装置3は、下降を続けるが、摺動球89が調節ねじ杆85の下限ストッパー91に衝突すると連動板88を経て前記伸縮ロット54の伸長移動を強制的に停止し、耕深の下限位置に達するのである。
以上のように、前記調節ねじ杆85は、農作業車10に乗車した位置から操作用つまみ90を回すことにより、取付枠86への螺合位置(ねじ部材87)に対して移動し、ロータリー耕耘装置3の耕深の下限位置が調節できる特徴がある。そして、この実施例では調節ねじ杆85を、電動シリンダ53に対して略平行に近い状態に配置して構成したから、曲げモーメントが少なく製作に当たりサイズダウンが可能でコストダウンにもなる。そのため、調節ねじ杆85は、小型になるから調節操作に力が必要なく、きわめて容易に下限ストパー91の位置調整ができる利点がある。
次に図8及び図9に示す実施例を説明する。
まず、ロータリチエンケース52,52は、センター駆動型として中耕ロータリ3,3を着脱自由に車体フレーム51の左右両側に配置して設けられる構成にし、中間上部のカウンタケース4から両側に延長した伝動軸63によって伝動される構成としている。そして、架け渡し伝動軸64は、両端部分を上述した左右のロータリチェーンケース52,52の下部伝動位置に、通常の耕耘軸と同様に軸受支持して設け、中間部分にロータリチェーンケース65を介してセンタードライブ型中耕ロータリ66を軸受して駆動可能に構成している。この場合、センタードライブ型中耕ロータリ66は、左右の上記ロータリチェーンケース52,52に両端を支持して橋渡した支持杆67の中間部分に耕耘姿勢が安定するように保持具68を設けて保持した構成としている。尚、上記支持杆67は、図面から解るように、上方のフレーム51とカウンタケース4の下部との2箇所から吊腕69を下側に延長して支持した構成としている。そして、上記センタードライブ型中耕ロータリ66は、左右両側に装着するセンター駆動型中耕ロータリ3,3より小型のロータリーに構成している。
このように構成したセンタードライブ型中耕ロータリ66は、左右の車輪が畦を跨いで両外側の溝内を走行しながら、一つの広幅畦に2条の植付け苗列が生育している場合、例えば、キャベツ苗の間を中耕することができる。また、実施例の構成は、左右両方のロータリチェーンケース52,52にも、それぞれ中耕ロータリー耕耘装置3,3を装着することが可能であるから、必要があれば、3連にして中耕作業ができる。
次に、図10及び図11に基づいて中耕ロータリー耕耘装置3下部に備える残耕処理板について説明する。
まず、ロータリケース70は、左右2枚の側板70a、70bを合わせてフランジ71をボルト72で締めて構成し、フランジ71の下部の円弧形状の部分にはフランジ71の円弧形状より外形が大きい保護板73を、フランジ71の両外側から当てて共締めにした構成としている。そして、残耕処理板74は、左右二枚のプレート74a,74bから構成し、一方のプレート74b下部を正面視「く」の字型に屈折させて、上下中間部に前後方向に連通する空間部Sを形成しながら下部同士を接合する構成となっている。
このように、ロータリケース70は、図10に示すように、フランジ71の外側に、フランジ71より大径の保護板73を左右の外側にあてがい、下部円弧形状のコーナー部には、残耕処理板74の上端取付部74bを当てて3者を合わせてボルト72によって共締めした構成としている。
これにより、相互に強化されて土壌からの抵抗に対しても強度を保持することができる。そして、各装置(部品)は、ボルト72によって着脱自在に取り付けるために、大きく摩滅したり、折損が発生すると予備部品と簡単に交換ができる利点がある。そして、保護板73は、フランジ71より大径(大形)にすることによりケース70を保護し、耐久性が向上する特徴がある。
次に図12及び図13に示す実施例を説明する。
既に説明した操舵輪12,12は、図2及び図4に示すように、前輪に相当する駆動輪11,11に対して、後輪に相当する構成であって、トレッド調整と、併せて前後調整とができる支持装置によって支持した構成になっている。そして、操舵輪12は、その保持具75に固着して外側に突出した乗降用のステップ76が設けられ、乗り降りに重宝する構成としている。
まず操舵輪12,12は、図面を省略しているが、車体上のハンドル14に接続した左右のプッシュプルワイヤーから操舵板、タイロット、ナックルアーム等を介して操舵される構成であるが、下端に操舵輪12を軸着した縦方向の操舵軸77を筒体の前記保持具75内で自由に左右回動するように支持した構成としている。
そして、前記保持具75は、上部の左右両側を支持板78、78に固着して支持し、その支持板78を後方に延長してトレッド調節チューブ79と前後調節チューブ80とに連結して支持した構成としている。
そして、上記トレッド調節チューブ79は、横方向に複数の調節孔81を設けた調節パイプ82に挿入して係止ピン83の抜き差しによってトレッド調節ができる構成にしている。また、前後調節チューブ80は、フレーム51に対して前後方向に位置調整できる調整部材84に固定した前後調節パイプ95に差し込んで支持した構成としている。
従来、例えば前記操舵輪12は、六角筒に六角支持ロットを差し込んだ一本の六角支持装置によって、横方向へのトレッド調整と、前後方向への調整とを行う構成であった。そのため、操舵輪12の支持構成は、強度が上不十分であると共に、六角形の合わせ部にガタが発生して前後に位置が変化し、適確な調整ができない課題があった。
それに対して、上記実施例は、前側のトレッド調整チューブ79とその後方に前後調整チューブ80との2軸で支持しているから、保持が確実となり、強度上著しく向上して安定した支持機構となって、正確に操舵操作力が伝わる特徴がある。
そして上述の支持構成79、80、82,95は、丸チューブにすることで、六角に比較してガタの発生がほとんどなくなり、正確に位置決めができる利点があると同時に、制作上のコストダウンになる特徴がある。
更に乗降用のステップ76は、ハンドル操作に連動されて左右に操作される部材とは関係のない外側の保持具75に取り付けており、操舵時に位置が変わらず、乗降が容易となる特徴がある。そして、ステップ76は、外側に延長して設けることにより乗降が容易で、例えば、ロータリー耕耘装置3が装着されていても楽に乗り降りができる特徴がある。
伝動機構の展開図。 農作業車の側面図。 フロアの金網の平面図。 農作業車の平面図。 農作業車の一部の側面図。 電動シリンダ取付部の側面図。 電動シリンダ取付部の平面図。 中耕ロータリ取付状態の側面図。 中耕ロータリ取付状態の一部破断した背面図。 ロータリ耕耘部の側面図。 ロータリ耕耘部の背面図。 操舵輪の支持状態を示す側面図。 上記の平面図。
符号の説明
1 車体
2 走行ミッションケース
3 作業機
4 カウンタケース
5 走行伝動軸
6 PTO軸
7 ブレーキ装置

Claims (1)

  1. 車体に搭載した走行ミッションケース2の側部に、作業機3に回転動力を伝動するカウンタケース4を支持して設け、該カウンタケース4側部には、前記走行ミッションケース2に軸架した走行伝動軸5を延長してPTO軸6として軸受支持して設け、該PTO軸6端部には、ブレーキ装置7を装備して前記両ケース2,4に跨って制動作用を働かせる構成とした農作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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