JP2002187579A - 歩行型作業機 - Google Patents

歩行型作業機

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JP2002187579A JP2000390202A JP2000390202A JP2002187579A JP 2002187579 A JP2002187579 A JP 2002187579A JP 2000390202 A JP2000390202 A JP 2000390202A JP 2000390202 A JP2000390202 A JP 2000390202A JP 2002187579 A JP2002187579 A JP 2002187579A
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宏 西川
Arinobu Ishida
有伸 石田
Shinichi Takeda
伸一 竹田
Ryoetsu Hara
良悦 原
Tsutomu Tsutsui
力 筒井
Haruo Watanabe
治男 渡辺
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Okanetsu Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ耕耘装置をダウンカット方向に駆動
しても、作業箇所が硬くても機体のダンシングを回避し
ながら耕耘でき、しかも、地面の凹凸にかかわらず仕上
がりの良い耕耘ができる歩行型作業機を提供する。 【解決手段】 自走機体に左右一対のクローラ式走行装
置10を備えてある。左側のクローラ式走行装置10及
び右側のクローラ式走行装置10は、他方の走行装置1
0とは無関係に単独で車軸5の軸芯まわりで自走機体に
対して揺動する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対の駆動自
在な車軸を備えている歩行型作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記歩行型作業機として、自走機体にロ
ータリ耕耘装置を連結して、耕耘作業を行うようにした
ものがある。従来、ロータリ耕耘装置を備えた歩行型作
業機にあっては、自走機体の車軸にタイヤ車輪が装着さ
れており、耕耘爪がダウンカット方向に回転するように
ロータリ耕耘装置を駆動すると、作業箇所が硬い場合、
耕耘爪が耕耘作用しないで機体に移送作用し、機体がダ
ッシングする事態が発生しやすくなる。このため、耕耘
爪がアッパーカット方向に回転するようにロータリ耕耘
装置を駆動し、土が硬くても機体のダッシングを回避し
ながら耕耘作業ができるようにされていた。
【0003】上記歩行型作業機において、従来、たとえ
ば特開平5−193531号公報に示されるように、自
走機体に左右一対のクローラ式走行装置を左右一対の車
軸に各別に連動させて備えさせて、自走機体をクローラ
式走行装置によって走行させる。一方のクローラ式走行
装置のトラックフレームと自走機体とにわたって油圧シ
リンダを取付け、この油圧シリンダをフリー状態に切り
換えることにより、両クローラ式走行装置のトラックフ
レームが車軸芯まわりで自走機体に対して揺動する状態
になり、自走機体を車軸芯まわりで揺動調節し、作業装
置の対地高さを調節するなどしながら走行できるものが
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータリ耕耘装
置付き歩行型作業機の場合、土が硬くてもダッシングを
回避できるようにするには、アッパーカット駆動を採用
することから、ロータリ耕耘装置を駆動する構造が複雑
になるとともに自走機体に出力の大きいエンジンを備え
させる必要があり、コスト高になるとともに重量化して
いた。
【0005】従来のクローラ付き歩行型作業機の場合、
自走機体の揺動調節可能な範囲を油圧シリンダによって
規制することから、コスト高になるとともに重量化して
いた。本発明の目的は、機体のダッシングが回避でき、
しかも地盤凹凸にかかわらず良好な仕上がりを得ながら
耕耘作業できるとともにその割には安価かつ軽量に得ら
れるとか、自走機体を設定角度範囲で揺動調節すること
を可能にしながらクローラ走行できるとともにその割に
は安価かつ軽量に得られる歩行型作業機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】〔構成〕自走機体に、左右一対のクローラ
式走行装置を自走機体の左右一対の駆動自在な車軸に各
別に連動させて備えさせるとともに、前記左右一対のク
ローラ式走行装置が各別に車軸芯まわりで自走機体に対
して揺動するように構成し、前記自走機体にロータリ耕
耘装置を連結してある歩行型作業機。
【0008】〔作用〕耕耘爪がダウンカット方向に回転
するようにロータリ耕耘装置を駆動する駆動構造を採用
し、作業箇所が硬くて耕耘爪による機体移送作用が強く
なっても、自走機体はクローラ式走行装置で接地してい
て強い移動抵抗を発揮してダッシングしない。すると、
耕耘爪は、土が硬くても食い込んで耕耘作用する。これ
により、耕耘爪をダウンカット方向に回転させる比較的
構造簡単な駆動構造と、比較的小出力のエンジンとによ
ってロータリ耕耘装置を駆動しても、かつ、土が硬くて
も機体がダッシングしないとともに耕耘装置に耕耘作業
を行わせられる。
【0009】左右のクローラ式走行装置の一方が隆起部
に乗り上がったり凹部に入り込んだ場合、そのクローラ
走行装置が他方のクローラ走行装置とは無関係に単独で
自走機体に対して車軸芯まわりで揺動し、自走機体が横
方向で地面に沿うとかこれに近い姿勢を維持する。これ
により、走行地面に凹凸があっても、ロータリ耕耘装置
は横方向で地面に沿うとかこれに近い姿勢を維持し、左
右の耕耘深さに差が生じないとか、生じても凹凸の大き
さの割には少なくなるようにして耕耘作業をしていく。
【0010】〔効果〕したがって、土が硬くても機体の
ダッシングを回避できるとともに耕耘できる。その割に
は、ロータリ耕耘装置を駆動するための駆動構造やエン
ジンとして比較的構造簡単及び小出力のものを採用して
安価に得られるとともに取り扱いやすいように軽量化で
きる。しかも、走行地面に凹凸があっても、ロータリ耕
耘装置が横方向で地面に沿うとかこれに近い姿勢を維持
し、左右の耕耘深さが等しい又はこれに極力近い良好な
仕上がりが得られる。
【0011】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0012】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記左右一対のクローラ式走行装置を車軸芯方向に
位置変更させて取付ける位置調節手段を備えてある。
【0013】〔作用〕位置調節手段によってクローラ式
走行装置の取付け位置を変更すると、左右のクローラど
うしの間隔が変化する。これにより、作物列の間隔が異
なる場合、クローラ間隔を作物列間隔に適応したものに
調節することにより、作物をクローラによって踏みつけ
ないようにしながら、かつ、クローラ間隔を極力広くし
ながら走行できる。
【0014】〔効果〕したがって、作物列の間隔が大き
い場合でも小さい場合でも、作物がクローラによる踏み
つけで傷むとか損失することを回避しながら、極力広い
クローラ間隔で機体を安定的に走行させながら作業でき
る。
【0015】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0016】〔構成〕自走機体に、左右一対のクローラ
式走行装置を自走機体の左右一対の駆動自在な車軸に各
別に連動させて備えさせ、前記左右一対のクローラ式走
行装置が車軸芯まわりで自走機体に対して揺動するよう
に構成するとともに、クローラ式走行装置が自走機体に
対して揺動するに伴って相対移動するように自走機体と
クローラ式走行装置の一方と他方に振り分けて設けた長
孔又は切欠きと、規制ピンとによって前記左右一対のク
ローラ式走行装置の自走機体に対する揺動範囲を設定範
囲に規制する揺動規制機構を備えてある歩行型作業機。
【0017】〔作用〕自走機体の揺動操作を行うと、自
走機体が車軸芯まわりでクローラ式走行装置に対して揺
動する。このとき、揺動規制機構の長孔又は切欠きと規
制ピンとが相対移動し、規制ピンが長孔又は切欠きの一
端側又は他端側の端部に到達すると、自走機体が揺動限
界になるものである。これにより、自走機体を揺動調節
して作業装置の対地高さを調節できる。このとき、自走
機体の揺動範囲が揺動規制機構によって設定範囲に規制
され、機体が揺動し過ぎて操縦ハンドルが高く上がり過
ぎるとか作業装置が下がり過ぎるなどの事態が発生する
ことを防止できる。
【0018】〔効果〕したがって、自走機体をクローラ
式走行装置によってスリップや横ずれしにくいなど有利
に走行させられるものでありながら、操縦ハンドルが高
く上がり過ぎて操作しにくくなるとか作業装置が下がり
過ぎて地面に強く当るなどの事態を防止しながら、か
つ、作業装置の対地高さを調節しながら作業できる。し
かも、自走機体の揺動範囲の規制を長孔又は切欠きと規
制ピンとでなる構造簡単な揺動規制機構によって行い、
安価に得られるとともに取り扱いやすいように軽量化で
きる。
【0019】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0020】〔構成〕請求項3による発明の構成におい
て、前記揺動規制機構を解除自在に構成し、前記左右一
対のクローラ式走行装置の自走機体に対する揺動範囲
を、前記揺動規制機構によって規制される範囲より大き
い範囲に規制するストッパーを備えてある。
【0021】〔作用〕揺動規制機構を解除して自走機体
の揺動操作を行うと、揺動規制機構が作用する場合より
大きい範囲にわたって自走機体が揺動し、揺動していく
に伴ってストッパーが作用して揺動限界に至るものであ
る。これにより、畦越え移動させるなど傾斜地を移動す
る際、自走機体を大きく揺動させて操縦ハンドルを容易
に支持しながら走行させられ、かつ、走行装置と機体が
大きく相対揺動し過ぎてクローラが機体に対して揺動し
過ぎることを防止できる。
【0022】〔効果〕したがって、傾斜地でも、クロー
ラが揺動し過ぎることを防止しながら機体を作業時より
も大きく揺動させて操縦ハンドルを容易に支持しながら
走行できる。
【0023】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0024】〔構成〕請求項3又は4による発明の構成
において、前記左右一対のクローラ式走行装置を車軸芯
方向に位置変更させて取付ける位置調節手段を備えてあ
るとともに、前記規制ピンを車軸芯に沿う方向に配置し
てある。
【0025】〔作用〕位置調節手段によってクローラ式
走行装置の取付け位置を変更すると、左右のクローラど
うしの間隔が変化する。これにより、作物列の間隔が異
なる場合、クローラ間隔を作物列間隔に適応したものに
調節することにより、作物をクローラによって踏みつけ
ないようにしながら、かつ、クローラ間隔を極力広くし
ながら走行できる。
【0026】クローラ式走行装置の取付け位置を変更す
ると、クローラ走行装置の位置変化のために揺動規制機
構の長孔又は切欠きと規制ピンとが機体横方向に相対移
動するが、規制ピンを車軸芯に沿う方向に配置してある
ものだから、規制ピンを走行装置側と機体側のいずれに
設けたものであっても、かつ、クローラ走行装置の取付
け位置を変更しても、規制ピンが長孔又は切欠きの内部
に入り込むように調節する手間を掛けなくとも、規制ピ
ンが長孔又は切欠きの内部に入り込んだ状態にあり、自
走機体が揺動するに伴って揺動規制機構が所望どおり作
用するようにできる。
【0027】〔効果〕したがって、作物列の間隔が大き
い場合でも小さい場合でも、作物がクローラによる踏み
つけで傷むとか損失することを回避しながら、極力広い
クローラ間隔で機体を安定させながら走行できる。しか
も、規制ピンが長孔又は切欠きの内部に入り込むように
する特別な調節を行わなくても楽に揺動規制機構を所望
どおり作用させながら走行できる。
【0028】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0029】〔構成〕請求項3〜5のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記長孔又は切欠きを前記左右
一対のクローラ式走行装置それぞれに設け、前記規制ピ
ンが左右一対の分割ピンを連結して成るピンである。
【0030】〔作用〕左右のクローラ式走行装置が各別
に揺動したり、左右のクローラ走行装置が一体に揺動す
るものの場合でも、規制ピンを両走行装置に作用させ、
両走行装置の揺動範囲の規制を確実に行わせたり強固に
行わせられる。
【0031】このとき、左右の走行装置に各別に作用す
る左右一対のピン本体と、左右のピン本体に対して偏芯
して両ピン本体を連結する連結軸に兼用の取付け軸とか
ら成る規制ピンを採用し、規制ピンの前記取付け軸が左
右一対の支持部にわたって挿通するピン支持構造を採用
しても、各分割ピンを支持部に外側から挿入し、この
後、両支持部の間で分割ピンどうしを連結するという組
付け方法を採用することによって、規制ピンを前記ピン
支持構造によって支持させられるものである。
【0032】〔効果〕したがって、左右一対のクローラ
走行装置の両方に規制ピンを作用させるとともに前記ピ
ン構造及びピン支持構造を採用し、左右の走行装置の揺
動範囲を確実に規制したり強固に規制できる信頼性の高
いものが得られる。
【0033】請求項7による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0034】〔構成〕請求項3〜6のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記規制ピンを、自走機体がヒ
ッチを支持するべく備えているヒッチ支持部材に取付け
てある。
【0035】〔作用〕前記ヒッチ支持部材を規制ピンの
取付け部材に兼用し、規制ピンを取付けるための特別な
取付け部材を不要にして、かつ、規制ピンを組付ける際
に作業スペースを容易に確保できるようにして規制ピン
を自走機体に取付けたものである。
【0036】〔効果〕規制ピン専用の取付け部材を省略
して、かつ、規制ピンの組付けを容易に行って構造簡単
及び軽量にかつ安価に得られる。
【0037】請求項8による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0038】〔構成〕請求項3〜7による発明の構成に
おいて、前記長孔又は切欠きを、前記クローラ式走行装
置のトラックフレームを形成する部材に設けてある。
【0039】〔作用〕長孔又は切欠きを設けるための部
材と、トラックフレームを形成するための部材とを一挙
に作成して長孔又は切欠きを備えたクローラ走行装置を
得るものである。
【0040】〔効果〕長孔又は切欠きを設けるための部
材と、トラックフレームを形成するための部材とを一挙
に作成して安価に得られる。
【0041】請求項9による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0042】〔構成〕請求項1〜8のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記左右一対のクローラ式走行
装置を自走機体に揺動不能に固定するロック機構を備え
てある。
【0043】〔作用〕ロック機構によって左右のクロー
ラ式走行装置を自走機体に揺動不能に固定すると、自走
機体を車軸芯まわりで揺動しないように安定した状態に
して走行させられる。
【0044】〔効果〕機体を自走によって移動させるな
どの際、自走機体を走行振動などで不用意に揺動しない
ようにロック機構によって安定した状態にし、容易に操
縦しながら走行させられる。
【0045】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対のク
ローラ式走行装置10を下部の両横側に備えているミッ
ションケース1と、このミッションケース1の下部から
前向きに延出するエンジン支持フレーム2とによって機
体フレームを構成し、前記エンジン支持フレーム2に搭
載してあるエンジン3の出力軸の回動力を、伝動ケース
4の内部に位置するベルト式伝動機構によって前記ミッ
ションケース1の上部に位置する入力軸に伝達し、この
入力軸の回動力をミッションケース1の内部でミッショ
ンケース1の下端部の両横側から横向きに突出している
車軸5に伝達し、左側の車軸5によって前記左側のクロ
ーラ走行装置10を駆動し、右側の車軸5によって前記
右側のクローラ走行装置10を駆動することによって自
走するように、かつ、前記ミッションケース1の上部か
ら後方向きに延出している左右一対の操縦ハンドル6を
歩行しながら操作して操縦するように自走機体を構成し
てある。前記ミッションケース1の後部に連結している
ヒッチ7にロータリ耕耘装置8を分離自在に連結すると
ともに、前記ミッションケース1の上部から横向きに突
出する動力取り出し軸の回動力をチェーン式伝動機構
(図示せず)によってロータリ耕耘装置8の機体フレー
ムを形成しているロータリ駆動ケース8aに伝達するこ
とにより、ロータリ耕耘装置8の耕耘ロータの機体横方
向及び周方向に並んでいる複数本の耕耘爪8bがダウン
カット方向に回転する状態に前記耕耘ロータを駆動する
ように構成してある。自走機体の前記エンジン支持フレ
ーム2の基端側によって支持されている施肥フレーム2
1の上端側に左右一対の肥料タンク22を取付けるとと
もに、各肥料タンク22の下部の排出口に繰り出し装置
23を、各繰り出し装置23の排出部に施肥ホース24
をそれぞれ接続し、各肥料タンク22に粒状肥料を投入
しておくと、各繰り出し装置23が両繰り出し装置23
の駆動部に一本の連動軸を介して連動している一つの電
動施肥モータ25によって駆動されて肥料タンク22か
ら肥料を設定量ずつ繰り出して施肥ホース24に供給
し、各施肥ホース24が繰り出し装置23からの肥料を
ロータリ耕耘装置8の耕耘ロータの前方近くで圃場に落
下させるように施肥装置20を構成してある。もって、
自走機体を走行させることにより、ロータリ耕耘装置8
によって耕耘していけるように、かつ、耕耘箇所の両横
側に施肥装置20によって粒状肥料を供給していく施肥
作業が耕耘作業と同時に行えるように歩行型作業機を構
成してある。
【0046】図2、図3などに示すように、前記左右一
対のクローラ式走行装置10のいずれもは、外形が六角
形の中実軸で成る前記車軸5に外嵌するとともに内形が
六角形であることによって車軸5に一体回転自在に係合
する取付け筒軸11によって車軸5に一体回転自在に取
付けるように構成し、かつ、前記取付け筒軸11と車軸
5とにわたって挿通する車軸ピン12によって車軸5に
対する位置決め及び車軸5からの抜け止めが行われるよ
うに構成したクローラ駆動輪体13と、このクローラ駆
動輪体13の前記取付け筒軸11のクローラ駆動輪体1
3より機体内側に位置する部分に取付け筒部14aがベ
アリング15を介して相対回転自在に外嵌し、止め輪が
取り付け筒部14aの取付け筒軸11に対する位置決め
を行っていることにより、ミッションケース1によって
前記取付け筒軸11と車軸5とを介して車軸5の軸芯ま
わりで揺動自在に支持されるように構成したトラックフ
レーム14と、このトラックフレーム14の前側と後側
の両端部から横外向きに延出する輪体支軸16a,17
aに相対回転自在に取付けた接地輪体16,17と、こ
の前後一対の接地輪体16,17と前記クローラ駆動輪
体13とにわたって巻回したゴム製の無端クローラ18
とによって構成してある。
【0047】これにより、左右側いずれの走行装置10
も、車軸5が駆動されることにより、この車軸5によっ
てクローラ18が駆動されるように車軸駆動式になって
おり、かつ、自走機体を車軸5の軸芯まわりで走行装置
10に対して揺動操作することができるように、車軸5
の軸芯まわりで自走機体に対して自由に揺動する揺動式
になっている。そして、左側の走行装置10も右側の走
行装置10も、他方の走行装置10とは無関係に単独で
自走機体に対して揺動する。
【0048】図2、図3などに示すように、左側の走行
装置10のトラックフレーム14を形成している外側板
金部材14bと内側板金部材14cのうち、内側板金部
材14cの外側板金部材14bよりトラックフレーム後
方側に突出する部分の後端部に車軸5の軸芯を中心とす
る円弧形状に形成して設けた切欠き31と、右側の走行
装置10のトラックフレーム14を形成している外側板
金部材14bと内側板金部材14cのうち、内側板金部
材14cの外側板金部材14bよりトラックフレーム後
方側に突出する部分の後端部に車軸5の軸芯を中心とす
る円弧形状に形成して設けた切欠き31と、自走機体の
ミッションケース1の後端部に前端側が連結ボルトによ
って連結され、後端側に前記ヒッチ7が固定されていて
このヒッチ7を自走機体に支持させているヒッチ支持部
材9に設けた左右一対のピン支持部9aにわたって取付
けてあり、長手方向が車軸5の軸芯に沿う方向に向いて
いる規制ピン32と、この規制ピン32の一端側に付設
したばね掛け体33と前記ヒッチ支持部材6に付設した
ばね掛けピン34とにわたって取付けたロックばね35
とにより、左側及び右側の走行装置10が自走機体に対
して揺動する範囲を規制する揺動規制機構30を構成し
てある。
【0049】前記規制ピン32は、左側の走行装置10
の前記切欠き31と、右側の走行装置10の前記切欠き
31とに各別に係脱する左右一対のピン本体32aと、
この両ピン本体32aに対して偏芯して位置した状態で
両ピン本体32aの一端側どうしにわたって連結してい
て両ピン本体32aを連結している連結軸に兼用してあ
る取付け軸32bとによって構成してある。前記取付け
軸32bが前記一対のピン支持部9aにわたって回動自
在に挿通していることにより、規制ピン32は、取付け
軸32bの部分でヒッチ支持部材9によって揺動自在に
支持されており、前記左右一対のピン本体32aが連動
して取付け軸32bの機体横向きの軸芯まわりで昇降す
るように揺動する。
【0050】図4(ロ)に示すように、規制ピン32が
前記ロックばね35によって下降側に揺動操作され、左
右のピン本体32aの先端側がトラックフレーム14の
前記切欠き31に入り込んだ作用姿勢になると、左側の
走行装置10のトラックフレーム14も右側の走行装置
10のトラックフレーム14も、規制ピン32のピン本
体32aが切欠き31の下端部に位置してトラックフレ
ーム14にストップ作用するまで自走機体に対して後端
側が上昇する側に自由に揺動し、規制ピン32のピン本
体32aが切欠き31の上端部に位置してトラックフレ
ーム14にストップ作用するまで自走機体に対して後端
側が下降する側に自由に揺動する。規制ピン32がロッ
クばね35に抗して上昇側に揺動操作され、図5に示す
ように、左右のピン本体32aがトラックフレーム14
の前記切欠き31から抜け出た解除姿勢になると、左側
の走行装置10のトラックフレーム14も右側の走行装
置10のトラックフレーム14も、図6などに示す如く
トラックフレーム14の後端側の内面側から機体内側向
きに延出している後ストッパー36が前記ヒッチ支持部
材9の下面に当接するまで自走機体に対して後端側が上
昇する側に自由に揺動し、トラックフレーム14の前端
側の内面側から機体内側向きに延出している前ストッパ
ー37が前記エンジン支持フレーム2の下面に当接する
まで自走機体に対して後端側が下降する側に自由に揺動
する。
【0051】これにより、規制ピン32を前記作用姿勢
に操作することにより、揺動規制機構30は、左側及び
右側の走行装置10の自走機体に対する揺動範囲を切欠
き31と規制ピン32とによって切欠き31の長さで決
まる設定範囲に規制するように、かつ、左側の走行装置
10も右側の走行装置10も他方の走行装置10とは無
関係に単独でその設定範囲において揺動することを許容
するように作用状態になる。規制ピン32を前記解除姿
勢に操作することにより、揺動規制機構30は、左側及
び右側の走行装置10の前記揺動規制を解除するように
解除状態になる。前記設定範囲として、作業時に耕耘深
さを調節するべく耕耘装置8を対地昇降させたり、機体
旋回時に耕耘装置8を対地浮上させるべく自走機体を車
軸5の軸芯まわりで揺動調節するのに必要な範囲を設定
してある。
【0052】前記前ストッパー37及び後ストッパー3
6は、左右の走行装置10が前記揺動規制機構30によ
って規制される設定範囲を超えて揺動していくと、これ
に伴ってヒッチ支持部材9やエンジン支持フレーム2に
当接して作用するように配置してトラックフレーム14
に取付けてある。したがって、前ストッパー37と後ス
トッパー36は、左右の走行装置10が自走機体に対し
て揺動する範囲を揺動規制機構30によって規制される
範囲より大きい範囲に規制している。
【0053】図2などに示すように、左側の走行装置1
0におけるトラックフレーム14の前記内側板金部材1
4cの前記切欠き31よりやや高レベルに位置する部分
に設けた半円形切欠き41と、右側の走行装置10にお
けるトラックフレーム14の前記内側板金部材14cの
前記切欠き31よりやや高レベルに位置する部分に設け
た半円形切欠き41と、前記規制ピン32と、前記ロッ
クばね35とにより、左右の走行装置10を自走機体に
揺動不能に固定するロック機構40を構成してある。
【0054】図4(イ)に示すように、規制ピン32が
前記ロックばね35によって下降側に揺動操作され、左
右のピン本体32aの先端側がトラックフレーム14の
半円形切欠き41に入り込んだ作用姿勢になると、左側
の走行装置10のトラックフレーム14も右側の走行装
置10のトラックフレーム14も揺動しないように規制
ピン32によって固定される。規制ピン32がロックば
ね35に抗して上昇側に揺動操作され、左右のピン本体
32aがトラックフレーム14の半円形切欠き41から
抜け出た解除姿勢になると、左側の走行装置10におけ
るトラックフレーム14の規制ピン32によるロック
も、右側の走行装置10におけるトラックフレーム14
の規制ピン32によるロックも解除される。
【0055】これにより、規制ピン32を前記作用姿勢
に操作することにより、ロック機構40は、左側及び右
側の走行装置10を揺動不能に規制ピン32によって固
定するようにロック状態になる。規制ピン32を前記解
除姿勢に操作することにより、ロック機構40は、左側
及び右側の走行装置10の自走機体に対する揺動を許容
するように解除状態になる。
【0056】図3、図6などに示すように、前記規制ピ
ン32の一方のピン本体32aが一体揺動自在に備えて
いる操作アーム44に操作ケーブル45によって連動さ
せた切り換えレバー46の基端部を前記一方の操縦ハン
ドル6に回動自在に支持させ、この切り換えレバー46
によって規制ピン32を前記作用姿勢と前記解除姿勢と
に切り換え操作したり、解除姿勢に保持できるようにし
てある。すなわち、切り換えレバー46を図7に示す如
きレバーガイド47のガイド溝47aに沿わせてレバー
支軸48の軸芯まわりで揺動操作し、ガイド溝47aの
一端側のロック位置Lに操作すると、操作ケーブル45
が緩め操作されて規制ピン32が前記ロックばね35に
よって作用姿勢に切り換え操作されることを許容する。
切り換えレバー46をガイド溝37aの他端側に操作
し、切り換えレバー46とレバー支軸38との間のガタ
付きを利用してガイド溝37aに連通する切欠き部に入
り込ませた解除位置Fに操作すると、操作ケーブル45
が引っ張り操作されて規制ピン32をロックばね35に
抗して解除姿勢に切り換え操作する。そして、切り換え
レバー46がレバーガイド47のストッパー部47bに
よって解除位置Fに受け止め支持されることにより、操
作ケーブル45が引っ張り状態に保持されて規制ピン3
2を解除姿勢に保持する。
【0057】つまり、作業を行うに当たり、切り換えレ
バー46を解除位置Fに操作し、規制ピン32を解除姿
勢に保持して揺動規制機構30及びロック機構40を解
除状態にした状態で、操縦ハンドル6の上げ下げ操作に
よって自走機体を車軸芯まわりで揺動調節して左側及び
右側の走行装置10の前記切欠き31を規制ピン32に
臨むように調節しながら、切り換えレバー46をロック
位置Lに切り換え操作する。すると、規制ピン32が左
側及び右側の走行装置10の切欠き31に入り込んで揺
動規制機構30が作用状態になり、操縦ハンドル6の上
げ下げ操作による自走機体の車軸芯まわりでの揺動調節
により、耕耘装置8の対地高さを調節し、耕耘深さを調
節したり耕耘装置8を地面から持ち上げたりしながら走
行できる。
【0058】機体を移動走行させるなどの際、切り換え
レバー46を解除位置Fに操作し、規制ピン32を解除
姿勢に保持して揺動規制機構30及びロック機構40を
解除状態にした状態で、操縦ハンドル6の上げ下げ操作
によって自走機体を車軸芯まわりで揺動調節して左側及
び右側の走行装置10の前記半円形切欠き41を規制ピ
ン32に臨むように調節しながら、切り換えレバー46
をロック位置Lに切り換え操作する。すると、規制ピン
32が左側及び右側の走行装置10の半円形切欠き41
に入り込んでロック機構40が作用状態になり、自走機
体を車軸芯まわりで揺動しないようにロックした状態に
して走行できる。
【0059】機体を畦越え移動させるなどの際、切り換
えレバー46を解除位置Fに操作する。すると、規制ピ
ン32が解除姿勢に保持されて揺動規制機構30及びロ
ック機構40が解除状態に保持され、走行装置10が傾
斜地を移動する場合でも、自走機体を大きく揺動させて
操縦ハンドル6を適切なレベルに位置させて容易に支持
しながら走行できる。このとき、走行装置10が機体に
対して大きく揺動し過ぎることを前ストパー37と後ス
トッパー36とによって防止できる。
【0060】図8に示すように、ミッションケース1の
入力軸からの回動力を変速する走行用変速装置50の出
力ギヤ50aに噛合う分岐伝動ギヤ51の一方の横側
に、左操向クラッチ53と左操向ブレーキ57とを設
け、前記分岐伝動ギヤ51の他方の横側に、右操向クラ
ッチ53と右操向ブレーキ57とを設けてある。
【0061】左操向クラッチ53も右操向クラッチ53
も、分岐伝動ギヤ51の側部に設けた伝動側のクラッチ
爪54と、このクラッチ爪54に係脱する受動側のクラ
ッチ爪55aが一端側に付いている操向ギヤ55とによ
って構成してあり、ミッションケース1が揺動自在に支
持しているシフター56の支軸をミッションケース1の
外部から回動操作し、このシフター56によって操向ギ
ヤ55を支軸60に沿わせて摺動操作することにより、
操向ギヤ55のクラッチ爪55aが分岐伝動ギヤ51の
クラッチ爪54に係合して入りになり、操向ギヤ55の
クラッチ爪55aが分岐伝動ギヤ51のクラッチ爪54
から離脱して切りになる。
【0062】左操向ブレーキ57も右操向ブレーキ57
も、前記操向ギヤ55と、ミッションケース1の側壁に
取付けボルト58によって固定されている板金製のブレ
ーキ体59とで成り、前記シフター56によって操向ギ
ヤ55を支軸60に沿わせて摺動操作することによって
入り切りする。すなわち、操向ギヤ55を操向クラッチ
53が切りになる位置からさらにブレーキ体59の方に
摺動操作すると、操向ギヤ55のクラッチ爪55aを設
けてある側とは反対側の端部に設けてあるブレーキ爪5
5bがブレーキ体59のブレーキ爪59aに係合する。
すると、この係合のためにブレーキ体59が操向ギヤ5
5を回動しないようにロックすることと、操向ギヤ55
は中間伝動ギヤ61に噛合った状態にあってこの中間伝
動ギヤ61と、この中間伝動ギヤ61の内周歯に噛合っ
ている伝動ギヤ62と、この伝動ギヤ62が噛合ってい
る車軸駆動ギヤ63とを介して車軸5に連動連結してい
ることとにより、操向ブレーキ57は走行装置10にブ
レーキを掛けるように入りになる。この状態から操向ギ
ヤ55を分岐伝動ギヤ51の方に摺動操作し、操向ギヤ
55のブレーキ爪55bがブレーキ体59のブレーキ爪
59aから外れると、ブレーキ体59による操向ギヤ5
5のロックが解除され、操向ブレーキ57は走行装置1
0に対する制動作用を解除するように切りになる。
【0063】すなわち、左操向クラッチブレーキのシフ
ター56と、右操向クラッチブレーキのシフター56と
に各別に操作ケーブルを介して連動させて左右の操縦ハ
ンドル6の握り部付近に振り分けて取付けてある図1に
示す如き左右一対の操向レバー65の一方を握り操作
し、左右の操向クラッチ53の一方を切り側に操作した
り、左右の操向ブレーキ57の一方を入り側に操作する
ことにより、旋回内側の走行装置10が駆動停止でブレ
ーキの掛っていない状態になって自走機体がクラッチ旋
回したり、旋回内側の走行装置10がブレーキの掛った
状態になって自走機体がブレーキ旋回する。
【0064】図3に示すように、左側及び右側の走行装
置10において、クローラ駆動輪体13の前記取付け筒
軸11と、車軸ピン12と、車軸5に設けた複数のピン
孔5aとにより、走行装置10の自走機体に対する取付
け位置を車軸芯に沿う方向に変更する位置調節手段70
を構成してある。
【0065】すなわち、たとえば作物列どうしの間隔が
異なる場合、左側及び右側の走行装置10において、取
付け筒軸11を車軸5に対して摺動調節し、車軸5の複
数のピン孔5aから作物列間隔に応じた一つのピン孔5
aを選択し、このピン孔5aに車軸ピン12を装着す
る。すると、車軸5の複数のピン孔5aは車軸芯方向に
並んでいることにより、左側及び右側の走行装置10の
取付け位置が車軸芯に沿う方向に変化し、左右のクロー
ラ18どうしの間隔が作物列間隔に適したものになり、
左側のクローラ18によっても右側のクローラ18によ
っても作物を踏みつけることを回避しながら、極力広い
クローラ間隔で機体を安定させながら走行できる。
【0066】このように、左側及び右側の走行装置10
の取付け位置をいずれの位置に変更して各走行装置10
のトラックフレーム14の規制ピン32に対する位置が
変化しても、前記規制ピン32の左右のピン本体32a
が前記切欠き31及び半円切欠き41に入り込むよう
に、規制ピン32に所定の長さを備えさせてある。
【0067】図3に示すように、前記規制ピン32は、
別々の部品に作成した左右一対の分割ピン32cによっ
て構成してある。すなわち、一方の分割ピン32cは、
一方のピン本体32aと、前記取付け軸32bの一端側
の部分と、この取付け軸部分の端部に設けた連結軸部3
2dとを備えるように形成してある。他方の分割ピン3
2cは、他方のピン本体32aと、前記取付け軸32b
の他端側の部分と、この取付け軸部分の端部に設けた連
結筒部32eとを備えるように形成してある。一方の分
割ピン32cの取付け軸部分を一方のピン支持部9aに
機体外側から挿入し、他方の分割ピン32cの取付け軸
部分を他方のピン支持部9aに機体外側から挿入し、一
方の分割ピン32cのピン支持部9aからヒッチ支持部
材9の内側に突出した前記連結軸部32dと、他方の分
割ピン32cのピン支持部9aからヒッチ支持部材9の
内側に突出した前記連結筒部32eとを、これらのピン
孔に装着した連結ピン38によって一体回動するように
連結することにより、左右一対の分割ピン32cを一体
回動するように連結してあるとともに、規制ピン32の
左右のピン支持部9aへの組付けを行ってある。
【0068】図2などに示すように、左右側いずれの走
行装置10のトラックフレーム14も、前記取付け筒部
14a、前記後側接地輪体17、クローラ外れ止め杆7
1のそれぞれを備えているトラックフレーム本体と、こ
のトラックフレーム本体の筒部に一端側が摺動自在に入
り込み、他端側に前側接地輪体16とテンションボルト
72とを備えているテンションフレーム14dとによっ
て構成してある。すなわち、テンションボルト72を回
動調節し、このテンションボルト72の引き出し操作力
によってテンションフレーム14dをトラックフレーム
本体から引き出し調節することにより、前側接地輪体1
6がクローラ18の内周側に押圧作用してクローラ18
に緊張力を付与するようにしてある。
【0069】図3に示すように、前記クローラ外れ止め
杆71は、クローラ18の各芯金19における左右一対
の案内突起19aどうしの間に入り込んでクローラ18
が接地輪体16,17から外れることを防止する。
【0070】〔別実施形態〕左側の走行装置10と右側
の走行装置10のトラックフレーム14どうしを連結す
る連結部材を連結状態と連結解除状態とに切り換え自在
に設け、この連結部材を連結側に切り換え操作すること
により、左右の走行装置10が一体になって自走機体に
対して揺動する状態を得られるように構成して実施して
もよい。
【0071】揺動規制機構30やロック機構40を構成
するのに、上記実施形態の如く切欠き31,41を採用
する他、貫通式の長孔や丸孔を採用して実施してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型作業機全体の側面図
【図2】クローラ走行装置、揺動規制機構及びロック機
構の側面図
【図3】クローラ走行装置の断面図
【図4】揺動規制機構及びロック機構の作用状態を示す
説明図
【図5】揺動規制機構及びロック機構の解除状態を示す
説明図
【図6】ストッパー及び規制ピンの配設部を示す側面図
【図7】切り換えレバーの操作位置を示す説明図
【図8】操向クラッチブレーキを示す断面図
【符号の説明】
5 車軸 7 ヒッチ 8 ロータリ耕耘装置 9 ヒッチ支持部材 10 クローラ式走行装置 14 トラックフレーム 14c トラックフレーム形成部材 30 揺動規制機構 31 切欠き 32 規制ピン 32c 分割ピン 36,37 ストッパー 40 ロック機構 70 位置調節手段
フロントページの続き (72)発明者 西川 宏 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 石田 有伸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 竹田 伸一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 原 良悦 岡山県岡山市九蟠1119番の1 オカネツ工 業株式会社内 (72)発明者 筒井 力 岡山県岡山市九蟠1119番の1 オカネツ工 業株式会社内 (72)発明者 渡辺 治男 岡山県岡山市九蟠1119番の1 オカネツ工 業株式会社内 Fターム(参考) 2B033 AA06 AB01 AB11 AC07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走機体に、左右一対のクローラ式走行
    装置を自走機体の左右一対の駆動自在な車軸に各別に連
    動させて備えさせるとともに、前記左右一対のクローラ
    式走行装置が各別に車軸芯まわりで自走機体に対して揺
    動するように構成し、前記自走機体にロータリ耕耘装置
    を連結してある歩行型作業機。
  2. 【請求項2】 前記左右一対のクローラ式走行装置を車
    軸芯方向に位置変更させて取付ける位置調節手段を備え
    てある請求項1記載の歩行型作業機。
  3. 【請求項3】 自走機体に、左右一対のクローラ式走行
    装置を自走機体の左右一対の駆動自在な車軸に各別に連
    動させて備えさせ、前記左右一対のクローラ式走行装置
    が車軸芯まわりで自走機体に対して揺動するように構成
    するとともに、クローラ式走行装置が自走機体に対して
    揺動するに伴って相対移動するように自走機体とクロー
    ラ式走行装置の一方と他方に振り分けて設けた長孔又は
    切欠きと、規制ピンとによって前記左右一対のクローラ
    式走行装置の自走機体に対する揺動範囲を設定範囲に規
    制する揺動規制機構を備えてある歩行型作業機。
  4. 【請求項4】 前記揺動規制機構を解除自在に構成し、
    前記左右一対のクローラ式走行装置の自走機体に対する
    揺動範囲を、前記揺動規制機構によって規制される範囲
    より大きい範囲に規制するストッパーを備えてある請求
    項3記載の歩行型作業機。
  5. 【請求項5】 前記左右一対のクローラ式走行装置を車
    軸芯方向に位置変更させて取付ける位置調節手段を備え
    てあるとともに、前記規制ピンを車軸芯に沿う方向に配
    置してある請求項3又は4記載の歩行型作業機。
  6. 【請求項6】 前記長孔又は切欠きを前記左右一対のク
    ローラ式走行装置それぞれに設け、前記規制ピンが左右
    一対の分割ピンを連結して成るピンである請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の歩行型作業機。
  7. 【請求項7】 前記規制ピンを、自走機体がヒッチを支
    持するべく備えているヒッチ支持部材に取付けてある請
    求項3〜6のいずれか1項に記載の歩行型作業機。
  8. 【請求項8】 前記長孔又は切欠きを、前記クローラ式
    走行装置のトラックフレームを形成する部材に設けてあ
    る請求項3〜7のいずれか1項に記載の歩行型作業機。
  9. 【請求項9】 前記左右一対のクローラ式走行装置を自
    走機体に揺動不能に固定するロック機構を備えてある請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の歩行型作業機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217853A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 走行式動力散布機
JP2016117410A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 井関農機株式会社 クローラを備える作業車両
JP2019051806A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 ニューデルタ工業株式会社 クローラユニット及び歩行型農作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016117410A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 井関農機株式会社 クローラを備える作業車両
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