JP3514692B2 - 水平制御型移植機 - Google Patents

水平制御型移植機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水平制御型移植機
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】畑地の畝に野菜等の苗を移植する移植機
において、左右一対の車輪を備えた機体と、移植機構を
備えた植付枠とを別体にし、機体に横方向の枢軸により
植付枠を上下動自在に枢支すると共に、機体の左右の傾
斜を検出するセンサを設け、傾斜地等での等高線方向へ
の移植作業持に、左右の車輪を相対的に上下動させて機
体を略水平に制御するようにした水平制御型のものがあ
る(例えば特許第2569226号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の従来
技術は、左右の後輪を駆動しかつ支持する伝動ケース
は、機体に固定のブラケットに支持された車輪昇降機構
を介してモータに連動連結され、モータの正逆回転によ
り左右一対の後輪を互いに逆方向に昇降させるものであ
った。すなわち、モータはねじ軸を正逆させ揺動レバー
のめねじ部にねじ軸を螺合したものであった。 【0004】これではモータを利用しているので水平制
御(左右一対の後輪の上下動)が緩慢で、応答性が悪い
という課題があった。また、ねじ軸とめねじ軸部との螺
合部分が雨水にさらされたり、土等が付着すると発錆要
因となり、特に、畑地用では土等の付着はさけられない
ので円滑な作動が期し難く、かつ、耐久性の面で課題が
あった。更に、ねじ軸はその軸心を前後方向として備え
なければならず、これでは前後スペースが長大となっ
て、左右一対の前輪と左右一対の後輪間(軸距)の長大
化を招き、枕地等での旋回作業するとき、旋回距離が大
きくなって畑地を荒らすだけでなく、旋回するためハン
ドルを押引する力が過大となる等、旋回性が悪くなるい
う課題があった。 【0005】本発明は、前述した各課題が解消した処
の、水平制御型移植機を提供することが目的である。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、左右一対の前
輪2と左右一対の後輪3とを備え、左右一対の後輪3を
相対的に上下動する車輪昇降手段20を備え、該車輪昇
降手段20の作動で機体1をほぼ水平に制御するように
構成した水平制御型移植機において、前述の目的を達成
するために、次の技術的手段を講じている。すなわち、
請求項1に係る水平制御型移植機は、前記車輪昇降手段
20を作動する駆動体は、伸縮動作する流体圧シリンダ
21であり、このシリンダ21の軸心を縦向として機体
1側に配置していることを特徴とするものである。 【0007】このような構成を採用していることから、
従来例のような螺合部分は必要でなく、これ故、発錆・
螺合部分への異物咬込みによる回動不調がなくなるとと
もに応答性もよくなって軽快かつ迅速で耐久性が向上し
たのである。また、流体圧シリンダ21が縦向配置であ
ることから機体1の前後長(車距)が短くできて枕地で
の旋回性(小廻り性)が向上し、圃場を荒らすこともな
く、ハンドル操作も軽快となったのである。前述した請
求項1において、車輪昇降手段20は左右一対の後輪3
を駆動する左右の伝動ケース15を上下動する左右のリ
ンク機構27で構成されており、左右のリンク機構27
を相対的に上下動作する流体圧シリンダ21は単一であ
ることが推奨される(請求項2)。 【0008】また、前述した請求項2において、左右の
リンク機構27を連動する作用アーム25Aは、機体1
側に左右方向に架設された連結棒体25に軸心廻りで回
動可能として套嵌した筒体25Bに備えられており、流
体圧シリンダ21は前記作用アーム25Aに枢支連結さ
れていることが推奨される(請求項3)。この請求項3
によれば、機体1の捻り剛性を連結棒体25によって増
強できて、植付け精度、走行性も向上できるのである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
水平制御型移植機の実施の形態について説明する。図1
は半自動形で乗用式の野菜(キャベツ・レタス等)移植
機Pの全体側面図、図2は同じく平面図をそれぞれ示し
ている。この図1および図2において、走行機体1は平
面視で長方枠体に構成されていて、その前部側には左右
一対の前輪2を備え、その後部側には左右一対の後輪3
を備えてこの四輪で機体2を支えながら、畝Fを跨いだ
状態で畝長手方向に走行駆動可能である。 【0010】走行機体1の前後方向中間部位(前輪2と
後輪3の間)には座席4が備えられており、この座席
(運転席)4にオペレータが座って移植作業のための苗
渡し作業、舵取り作業等が可能である。なお、左右一対
の後輪3が駆動輪であることから、駆動力の増進を図る
ため、オペレータの体重が後輪3に作用すべく座席4は
やや後輪3に近寄った機体1上に配置することが望まし
い。左右一対の前輪2は、これが操向輪(舵取り輪)で
あることから、座席4のオペレータが足動可能な左右ペ
ダル5によって操向リンク手段6を介して操向運動可能
とされている。 【0011】前輪2と後輪3との機体腹部(機体下部)
には、植付け装置7が配置されており、この植付け装置
7は苗送り装置8が供給された(搬送された)キャベ
ツ、レタス、ブロッコリー等の苗Aを作溝器9によって
畝Fに形成した溝に移植可能である。植付け装置7は、
左右一対の植付ディスク(ゴム円板)7Aを横軸廻りに
回転自在として備え、この左右一対の植付ディスク(ゴ
ム円板)を挟持するローラ7Bで押付けているロータリ
形で例示しているが、その他の植付け装置7であっても
構わない。 【0012】この植付け装置7の左右外方に左右一対の
鎮圧輪(鎮圧ローラ)10が傾斜軸心廻りに回転自在で
かつ左右独立して(左右単独で)上下揺動自在として備
えられ、溝に移植された苗Aの左右両脇を押固めるとと
もに覆土して苗Aの姿勢を正し、活着性を確保してお
り、作溝器9は植付け装置7の前方に配置されている。
なお、図では作溝器9は円板形(ロータリ形)を示して
いるが、シュー形(舟形)の作溝器であっても良い。苗
送り装置8は、左右一対の縦送り(上下方向)ベルト8
Aを有し、このベルト8Aにて苗Aを横向姿勢に挟持し
て植付け装置7に搬送可能とされており、縦送りベルト
8Aの上部(搬送始端)に座席4のオペレータが苗Aを
補給するようになっている。 【0013】植付け装置7、苗送り装置8および鎮圧輪
10は、図示例では側面視L形に構成した揺動フレーム
11に装着されている。すなわち、揺動フレーム11の
縦枠11Aは苗送り装置8を左右から囲むように箱形に
形成されていて、該装置8のベルト8Aを回走自在とし
てプーリ等を介して支持しており、下枠11Bは縦枠1
1Aと一体として後方にほぼ水平状に延伸されていて、
植付け装置7および苗送り装置8をそれぞれ回転自在に
支持しており、縦枠11Aの下部両側が機体1に対して
支点軸11Cによって揺動可能に装着され、かつ、下枠
11Bの後端と機体1間に亘って全体を下方向(対地方
向)に付勢するコイルバネとこれに巻回したロッドとか
らなる弾持手段11Dによって支持され、ここに、植付
け装置7、鎮圧輪10が圃場(畝)の凹凸に追従するよ
うになっている。 【0014】なお、植付け装置7と苗送り装置8はこれ
を個別(別々)に機体1に装着しても良いが、図示のよ
うに揺動フレーム11に一体として装着すると、苗送り
装置8の終端(苗渡し部)と植付け装置7の前上部(苗
受け部)との間隔が一定(定形化)となり、苗Aを傷め
ることなく確実に受渡しできて有利となる。また、支点
軸11Cはこれを挿抜自在(抜き差し自在)として取付
け孔(枢支孔)11Eを上下方向で間隔をおいて形成
し、この取付け孔11Eを選択することで全体を上下位
置変更自在に装着できて有利となるし、また、苗送り装
置8はこれを後上がり傾斜状(例えば80前後)とする
ことにより、座席4上のオペレータの苗補給姿勢を良好
にできる。 【0015】なお、植付け装置7および苗送り装置8等
は、植付け装置7の一側外方に備えている接地転動輪
(ゲージ輪)12の回転動力を利用してプシュプルケー
ブル(ボデンケーブル)等のケーブル伝動体、リンク等
を介して駆動するようにできるが、勿論、後述するエン
ジン動力を利用してベルト等の巻掛伝動体、傘歯車、伸
縮接手軸等を介して植付け装置7等を駆動しても良い。
走行機体1の後端部、具体的には左右一対の後輪3より
やや後方の機体1上には、エンジンEが搭載されてお
り、このエンジンEの回転動力(エンジン出力トルク)
をベルトテンション式(巻掛け伝動体)13を介してミ
ッションケース(伝動ボックス)14内のミッション
(ギヤミッション)に伝動しており、該ミッションケー
ス14の左右出力軸14Aが左右方向外方に突出されて
いて左右の後輪3を出力軸14A回りで揺動自在として
支持している左右の伝動ケース15内の伝動体15A
(チェーン・ベルト等の巻掛伝動体、ギヤ伝動体等)を
駆動可能であり、伝動体15Aの出力部が後輪3の車軸
3Aとされている(図3参照)。 【0016】走行機体1上に搭載した座席4とエンジン
Eは前後に離間配置されており、この離間部位(空所)
Qに水平制御用のセンサー体16および駆動源17が配
置され、これらは左右後輪3のほぼ真上にあって後輪3
に荷重を付加可能とされている。また、エンジンEの下
方でかつミッションケース14の後方の走行機体1の後
下面(後下部)には、油タンク(作動油タンク)18が
装着され、走行機体1から後方に延伸されているハンド
ル19のグリップ部19Aを後輪3を支点として押下げ
て前輪2を押上げての(浮上させての)旋回が軽快かつ
(押下げ力を差程必要としない)ができるようにされて
いる。 【0017】なお、ハンドル19(特にグリップ部19
A)は移植作業中(図1のとき)はやや後上がりであ
り、押下げたときはほぼ水平になるようにしてあり、こ
れによって、枕地等での小廻り旋回を確保しつつ操向力
(方向転換力)が軽快となる。図3乃至図5を参照する
と、本発明の主要部が例示されている。すなわち、本発
明に係る移植機は、左右一対の後輪3を相対的に上下動
する車輪昇降手段20を備え、この車輪昇降手段20の
作動で機体1をほぼ水平に制御して傾斜地等であっても
等高線に沿った確実な移植(植付け)を可能にしたもの
である。 【0018】前記車輪昇降手段20を作動する駆動体
は、伸縮動作する流体圧(油圧)シリンダ21であり、
このシリンダ21の軸心を縦向(上下方向)として機体
1側に縦向配置されている。これによって、ねじの螺合
で生じ易いこじれ、発錆等をなくすことができるととも
に、前輪2と後輪3との間隔(車距)も小さくできて旋
回性(小廻り性能)を確保しているのである。具体的に
は、センサー体16の検出信号(検出動作)で駆動源
(油圧ポンプ)17の流体圧(油圧)を切換バルブ22
で上下に切換えて該バルブ22からの圧油(作動油)で
シリンダ21を伸縮動作することにより、車輪昇降手段
20を介して左右の伝動ケース15を出力軸14Aの回
りで相対的に上下動して左右後輪3を上下することで左
右方向の傾斜地でも機体1をほぼ水平に制御した状態で
走行可能とされている。 【0019】油圧ポンプ17はその駆動プーリ17Aと
エンジンEの出力軸に備えたプーリーとに亘ってベルト
17Bを巻掛けることによってギヤを回転するギヤポン
プとして構成され、このポンプ吐出側にスプール形の切
換バルブ(切換弁)22が連通されており、該弁22の
ポート(吐出口)と流体シリンダ21とを図外の配管に
て接続することで、該シリンダ21を伸縮動作可能とし
ている。センサー体16は、これを振子式(ウエイト
式)としたときは前記空所Qにおいて機体1の左右方向
中央部に振子支点16Aを備えており、図5で示すよう
に、振子支点16Aを中心として振子(ウエイト)16
Bが左右方向に揺動可能であり、振子支点16Aに回動
自在として套嵌したボス16Cにアーム16Dを突出さ
せ、このアーム16Dとスプール22Aとを接手22B
によって連動連結している。 【0020】振子支点16Aは油圧ポンプ17のボディ
から水平方向として前方に突出され、ウエイト16Bは
ボス16Cを有する板状の取付け板16Eの下部に設け
られている。なお、取付け板16Eにウエイト16Bを
着脱自在として取付けることにより、重さが異なるウエ
イトに変更したり、付加ウエイトを追従することがで
き、センサー感度を調整できて有利となる。また、取付
け板16Eには、ほぼ三角形状とされた透孔(窓)16
Fが開設されており、この透孔16Fに係脱自在なロッ
ク体23が備えられ、このロック体23によって振子形
センサー体16をロック解除自在としている。 【0021】ロック体23は棒状に形成されていて、操
作軸23Aから突出しており、この操作軸23Aが取付
板16Eとポンプ17のボディとの間で左右方向に挿入
され、かつ、その軸心廻りに軸受23Bにて支持されて
おり、操作軸23Aの軸端にはレバー、リンク、または
ボーディワイヤ等による遠隔操作手段23Cが装着され
ている。従って、この操作手段23Cによってロック体
23を透孔16Fに対して係脱することで、振子16B
をロックしたりアンロックしたり可能であり、図示例で
は透孔16Fの下方凹部にロック体23を係合すること
でロック(振子16Bの固定)し、ロック体23を透孔
16Fの上方拡開部とすることで振子16Bを振子動作
可能(アンロック)でかつ振子幅を規制可能としてい
る。 【0022】振子16Bをこのようにロックしたりアン
ロックしたりすることによって、左右方向の傾斜地での
移植作業のときはアンロックして振子動作可能とし、平
坦地での移植作業とか圃場への出入等の走行中(非移植
作業持)には振子16Bをロック(振子動作不能)とす
ることができて有利となる。なお、図ではロック体23
を操作側に、透孔16F(係合窓16F)を振子側に備
えているが、逆転して備えることも可能である。更に、
センサー体16として、スイッチを有する液体センサー
とすることもできるし、このときは、スイッチのオン・
オフで切換弁22を作動するため、該弁22は電磁切換
弁とすることも可能である。 【0023】流体圧シリンダ21は、機体1の下部(下
方)に取着したブラケット24に、該シリンダ21のチ
ューブ21Aが左右方向の支軸24Aを介して揺動自在
に枢着され、シリンダ21のピストンロッド21Bのエ
ンドは作用アーム25Aにピン等によって枢着されてい
る。機体1の左右枠体1Aには下方に延設した左右のブ
ラケット26を備え、この左右のブラケット26に連結
棒体25を左右方向として架設して備え、これによって
枠組された機体1の捻れ剛性を確保しており、この連結
棒体25にこの軸心廻りに回動自在として筒体25Bが
套嵌され、この筒体25Bに後方突出状として前記の作
用アーム25Aが備えられている。 【0024】筒体25Bの左右端部には、従動(連動)
アーム25C,25Dが一方は前方に、他方は後方にそ
れぞれ突出されていてこれら左右の連動アーム25C,
25Dに左右の車輪昇降手段20を構成するリンク機構
27が連動連結されている。左右のリンク機構27は図
3で示すように、左右のブラケット26の高さ方向中途
にそれぞれ左右方向の支軸(ピン)27Aを介して左右
の第1連動リンク27Bを枢支し、この左右の第1連動
リンク27Bのそれぞれを縦向としてその下端を左右方
向の支軸(ピン)27C,27Dによって連動アーム2
5C,25Dのそれぞれに枢支している。 【0025】左右の第2連動リンク27Eは機体側に左
右方向の支軸(ピン)27Fを介してそのリンク長手方
向の中途が枢支され、この第2連動リンク27Eのそれ
ぞれは前後方向に配置されてその各前端がピン27Aに
よって左右の第1連動リンク27Bにそれぞれ枢支さ
れ、第2連結リンク27Eの各後端は左右の第3連動リ
ンク27Gの各上端にピン27Hによって枢支連結され
ている。左右の第3連動リンク27Gのそれぞれは、例
えばミッションケース14を支持する左右のブラケット
28等にその高さ方向中途が左右方向のピン27Jによ
って枢支されている。 【0026】ここに、センサー体16の検出信号または
左右方向の振子運動によって油圧ポンプ17からの作動
油を切換バルブ22を介して切換えて単一のシリンダ2
1に送液して該シリンダ21を伸縮動作させると、作動
アーム25Aを介して筒体25Bが連結棒体25の軸心
廻りに回動され、この運動が左右の連動リンク25C,
25Dを介して左右のリンク機構27を連動し左右の伝
動ケース15を軸14Aを中心として相対的に上下動
(回動)させ(一方の伝動ケースは上方へ、他方の伝動
ケースは下方へ)、ここに、機体1の左右方向中央部付
近で縦向に配置した単一の流体圧シリンダ21の伸縮動
作で左右のリンク機構27の連動を介して左右の後輪3
を支持している左右の伝動ケース15を軸14Aを支点
(中心)として上下方向に相対的に揺動して機体1を水
平制御可能としているのである。 【0027】更に、前述した左右の第3連動リンク27
Gはこの長さが大小(長短)のもので交換自在とするこ
とで左右の伝動ケース15を介しての左右後輪3による
機体1の支持高さ(地上高・地上スキマ)を位置調整
(位置変更)可能となり、畝Fの高さの大小に即応でき
る。また、左右の第3連動リンク27Gをネジ構造体等
による伸縮調整可能としておけば、機体1の前記支持高
さを無段階に調整できて有利であるし、ネジ構造体とし
てはターンバックルを採用することが推奨される。 【0028】また、畝Fの幅にも大小があることから、
左右の後輪3についてはトレッド調整可能とすることも
推奨される。このトレッド調整手段の一例として図4で
示しているように左右の車軸3Aに軸方向の間隔をおい
て取付孔3Bを開設し、一方、後輪3のディスク又はス
ポークにおけるボス部3Cに装着孔を開設し、ピン等の
係合体3Dの抜き差し等によってトレッド調整すること
を示しているが、勿論これ以外に螺合レール構造、流体
圧シリンダ等によるトレッド調整としても良い。 【0029】 【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、水平
制御用の流体圧シリンダを縦向配置したことにより、機
体の前後長を短くできて旋回性が向上できるだけでな
く、応答性が良くなって軽快かつ迅速に左右の後輪を相
対的に上下動できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る移植機の全体側面図である。 【図2】本発明に係る移植機の全体平面図である。 【図3】本発明に係る移植機の主要部の側面図である。 【図4】本発明に係る移植機の平面図である。 【図5】本発明に係る移植機の正面図である。 【符号の説明】 1 走行機体 2 前輪 3 後輪 20 車輪昇降手段 21 流体圧シリンダ 27 リンク機構
フロントページの続き (72)発明者 鋤柄 栄 愛知県岡崎市矢作町字西林寺38番地 鋤 柄農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−313618(JP,A) 特許2569226(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左右一対の前輪(2)と左右一対の後輪
    (3)とを備え、左右一対の後輪(3)を相対的に上下
    動する車輪昇降手段(20)を備え、該車輪昇降手段
    (20)の作動で機体(1)をほぼ水平に制御するよう
    に構成した水平制御型移植機において、 前記車輪昇降手段(20)を作動する駆動体は、伸縮動
    作する流体圧シリンダ(21)であり、このシリンダ
    (21)の軸心を上下向として機体(1)側に配置し
    車輪昇降手段(20)は左右一対の後輪(3)を駆動す
    る左右の伝動ケース(15)を上下動する左右のリンク
    機構(27)で構成されており、左右のリンク機構(2
    7)を相対的に上下動作する流体圧シリンダ(21)は
    単一であり、左右のリンク機構(27)を連動する作用
    アーム(25A)は、機体(1)側に左右方向に架設さ
    れた連結棒体(25)に軸心廻りで回動可能として套嵌
    した筒体(25B)に備えられており、流体圧シリンダ
    (21)は前記作用アーム(25A)に枢支連結されて
    いることを特徴とする水平制御型移植機。
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