JPH0121855Y2 - - Google Patents

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JPH0121855Y2
JPH0121855Y2 JP1984069377U JP6937784U JPH0121855Y2 JP H0121855 Y2 JPH0121855 Y2 JP H0121855Y2 JP 1984069377 U JP1984069377 U JP 1984069377U JP 6937784 U JP6937784 U JP 6937784U JP H0121855 Y2 JPH0121855 Y2 JP H0121855Y2
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transmission
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、田植機、湛水田用土中播種機、施肥
機等の田面走行機体におけるスイングケースの補
強構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種田面走行機体は、基端側が機体
本体側に上下揺動自在に軸支されたスイングケー
スを、機体の昇降制御機構からの制御を受けて伝
動軸まわりに揺動せしめることで、スイングケー
スの先端部に設けられた走行車輪を機体本体に対
して上下動させ、これによつて機体本体を耕盤の
凹凸等に影響されることなく常に田面と略一定の
姿勢に保ちながら植付、播種あるいは施肥等の圃
場作業を行なうようになつている。
しかるに従来第11図に示す如くスイングケー
ス3は、エンジン側に連動連結せしめられた伝動
軸9に軸受9aを介して自由回動自在に軸支され
ていると共に機体の昇降制御機構側に連動連結の
作動腕12を固定せしめたボス部10に固定され
ているにすぎないから、仮令スイングケース3の
基端部側を補強板36や補強ピン37で補強した
としても、走行車輪4からの走行反力等によつて
生じる応力が、ボス部10とスイングケース3と
の結合部位あるいはボス部10と作動腕12との
結合部位に集中して作用し、このためこれらの結
合部位を強固に補強してこれら部位の破損を防止
する必要があるが、それには、従来、さらに別途
補強部材を用いたり、肉厚な部材でこれらを形成
したりして補強しているのが実情であり、軟弱地
走行のため特に小型軽量化が要求される田面走行
機体にあつては好ましいものではなかつた。
[問題を解決する手段及び作用] 本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる田面走行機体のスイング
ケース補強構造を提供することを目的として創案
されたものであつて、エンジン側に連動連結の伝
動軸に遊転自在に外嵌せしめたボス部に、スイン
グケースの基端部と機体の昇降制御機構側に連動
連結せしめられた作動腕とを一体的に固定し、昇
降制御機構の作動に応動した作動腕の伝動軸まわ
りの揺動で機体の相対的な上下昇降動制御をする
ようにした田面走行機体において、前記作動腕を
スイングケースのケース面に沿つて拡張し、該拡
張部を、上記伝動軸から偏位した位置で補強ピン
を介してスイングケース側に固定して、スイング
ケースを作動腕で補強したことを特徴とするもの
である。
そして本考案は、この構成によつて、スイング
ケースを、作動腕を有効に利用して補強するよう
にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は歩行型田植機の機体本
体であつて、該機体本体1は、エンジン2、後述
するスイングケース3、走行車輪4、センター及
びサイドフロート5,5a、植付爪6、苗載台
7、運転ハンドル8等によつて構成されているこ
とはいずれも従来通りである。
前記左右のスイングケース3は、後述するミツ
シヨンケース21から突出の伝動軸9に軸受9a
を介して自由回動自在に軸支されたボス部10に
基端部が熔着によつて固定されている。そして走
行車輪4は、伝動軸9の先端部に設けたスプロケ
ツト9bから動力がチエン11を介して伝動され
ることで駆動するようになつているが、後述する
ようにボス部10に熔着によつて固定せしめた作
動腕12が後述の昇降制御機構によつて伝動軸9
まわりに揺動することで、走行車輪4は機体本体
1に対して上下動をし、これによつて機体本体1
の相対的な昇降動制御が行なわれるようになつて
いる。13はスイングケース3内に設けられた補
強板、14は補強ピンであるが、補強板13はボ
ス部10に熔着によつて固定せしめられていると
共に、スイングケース3の基端部側内周面に接当
しており、また補強ピン14は、スイングケース
3の表裏面板3a,3bにそれぞれ熔着によつて
固定されていると共に、前記補強板13にも熔着
で一体的に固定されており、スイングケース3の
基端部を補強するようになつている。さらに、補
強ピン14の一端部はスイングケース3の裏面板
3bを貫通していて、前述の作動腕12のケース
面に沿つて拡張した部位において、伝動軸9から
偏位した位置にて、熔着によつて一体固定せしめ
られており、これによつてスイングケース3は、
補強ピン14を介して作動腕12による補強を受
ける構成になつている。
15は先端部が前記左右の作動腕12にそれぞ
れ枢結された作動ロツドであつて、該作動ロツド
15の基端部は可動腕16の左右両側にそれぞれ
枢支されている。可動腕16の中間部には、枢軸
16aを介して弾機受け17が取付けられている
が、該弾機受け17によつて一端部が受止め支承
された弾機18,18aの他端部は、油圧シリン
ダ19のシリンダロツド19aの先端部に固定の
弾機受け17aに受止め支承されている。そして
これら弾機18,18aによつて、可動腕16に
内嵌された状態で枢軸16aを介して枢支された
ボス材20は常時左右方向を向くように付勢され
ている。21はミツシヨンケースであつて、該ミ
ツシヨンケース21とドライブケース22との間
には、ミツシヨンケース21側の動力をドライブ
ケース22側に伝達する伝動チエン23が内装さ
れた伝動フレーム24と、該伝動フレーム24の
側方に並設する補助フレーム25とが適宜間隔を
存して並行に支架されている。一方、前記各フレ
ーム24,25の上方にそれぞれ位置した状態で
ミツシヨンケース21側に一端部が固定された左
右のガイド杆26は、前述のボス材20には摺動
自在で可動腕16には遊嵌状に貫通しているが、
さらにガイド杆26の他端部は、伝動フレーム2
4及び補助フレーム25を連結すべく固定された
取付座27にボルト26aを介して一体的に固定
されている。また28は運転ハンドル8側の操作
レバーに連動連結された切換ピンであつて、該切
換ピン28は、突出して可動腕16とボス材20
とを固定する状態と、没入して可動腕16をボス
材20に対して枢軸16aを支点として自由揺動
できる状態とに切換えることができるようになつ
ている。そして、図示しない機体の検知機構によ
つて、例えば機体が低すぎる、換言すれば植付深
さが深すぎるという検知指令があると、この検知
指令を受けて油圧シリンダが伸長し、これによつ
て可動腕16はガイド杆26に案内されながらド
ライブケース22側に移動して左右の作動腕12
を第8図の矢印方向に揺動し、これによつて走行
車輪4を機体本体1に対して下降せしめることで
機体本体1は田面から適当な高さだけ上昇し、適
正な植付深さ位置に保持されるようになつてお
り、また左右耕盤の凹凸によつて機体本体1が左
右方向に傾斜した場合においても可動腕16の作
用によつて機体本体1を水平姿勢に維持し、これ
らによつて機体の昇降制御機構が構成されてい
る。
前記エンジン2は、エンジンベース29に支承
保持せしめられるものであるが、該エンジンベー
ス29は、断面略コ字形状になつていてトランス
ミツシヨン21にボルト21aで固定された後側
プレート部29a、平板状であつてエンジン2を
載置支承する一対の前側及び中間側プレート部2
9b,29b、並びに前後方向に延びていて各プ
レート部29a,29b,29bを連結固定する
と共に先端にバランスウエイト30が止着された
左右の棒状部29cとからなつている。また後側
プレート部29aには、前記サイドフロート5a
の前端部がリンク31を介して揺動自在に枢結せ
しめられた支軸32が貫通支架せしめられてい
る。
一方、エンジン2側からミツシヨンケース21
側への動力伝動は、エンジン2側の駆動プーリ2
aから伝動ベルト33を介してミツシヨンケース
21側の従動プーリ21bに伝達されるようにな
つている。また34はテンシヨンプーリであつ
て、運転ハンドル8側に設けた主クラツチレバー
に連動連結されていて断続できるようになつてい
る。これらの動力伝動系を覆う伝動ケース35は
ステー36を介してあるいは直接ミツシヨンケー
ス21にボルト37を用いて固定されているが、
さらに本実施例では伝動ケース35は、ステー3
6aを介して前記棒状部29cにもボルト37で
連結固定されており、この様にしてエンジンベー
ス29は、ミツシヨンケース21とともに伝動ケ
ース35にも一体的に固定された補強構造で機体
本体1側に固定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、前述したように検知機構からの指令を受けた
機体の昇降制御機構の作動に伴なう作動ロツド1
5の矢印及び反矢印方向の移動によつて、作動腕
12が伝動軸9の軸芯まわりの揺動をしスイング
ケース3が上下揺動することで、走行車輪4が機
体本体1に対して上下昇降せしめられ、これによ
つて機体本体1は田面に対して所定の植付姿勢に
保持され、一定の植付深さで苗植付作業が行なわ
れることとなる。
この様に本考案にあつては、スイングケース3
の上下揺動で機体姿勢を略一定に保持するもので
あるが、スイングケース3は、伝動軸9から偏位
した位置において、補強ピン14を介して作動腕
12の拡張部に一体固定され、これによつて、ス
イングケース3を伝動軸9の軸芯まわりに揺動さ
せるために必要な部材である作動腕12を有効に
利用して確実に補強されることになる。このため
機体走行時に走行車輪4が受ける走行反力等のス
イングケース3に加わる応力は、この作動腕12
を利用した補強構造によつて受止め支承されるこ
ととなり、従つてスイングケース3とボス部10
との結合部位やボス部10と作動腕12との結合
部位に大きな負荷が働いてしまうことがない。こ
の結果、これら結合部位を、従来の如く殊更肉厚
の部材で形成したり別途補強部材を用意したりし
ていちいち補強する必要が無くなつて、単に作動
腕12をケース面に沿つて拡張し、これを伝動軸
9から偏位した位置で補強ピン14を介してスイ
ングケース3に固定しただけという極めて簡単な
単純構成のみによつて大きな荷重にも充分耐える
よう補強することができ、これら部位の損傷を有
効に防止し得るものである。
一方、本実施例においては機体の昇降制御機構
及びエンジンベース部位も併せて強固な状態で補
強せしめられている。即ち昇降制御機構において
は、左右の走行車輪4から作動ロツド15を介し
てシリンダロツド19に掛る曲げモーメントがガ
イド杆26によつて受止められることとなる。ま
た機体本体1の前後を連結する中間部における伝
動フレーム24に加わる力もガイド杆26によつ
て分担支持されることとなる。この様にガイド杆
26には様々な負荷が加わることとなるが、ガイ
ド杆26は、先端部が伝動フレーム24及び補助
フレーム25に固定された取付座27に強固に固
定されていて相互に補強し合う構造になつている
と共に、ガイド杆26に加わる負荷は、さらに取
付座27を介して各ガイド杆26の下方にあるフ
レーム24,25によつてそれぞれ分散支持され
ることとなる。従つて、単に伝動チエン23だけ
が内蔵される伝動フレーム24は、殊更断面積を
大きくした強固のものを用いることなく、本実施
例の如く伝動チエン23を内蔵すれば足りるだけ
の小さい断面積の使用して、伝動フレーム24を
一方のガイド杆26の下方に位置せしめ、他方の
ガイド杆26の下方に補助フレーム25を設けた
だけの極めて簡単な構造によつて強固なガイド杆
26の支承保持作用を呈することができ、機体の
軽量コンパクト化にさらに一段と寄与することが
できる。
また、重いエンジン2を載置するエンジンベー
ス部位において、エンジンベース29は伝動カバ
ー35によりミツシヨンケース21と一体化され
た構造でに固定されている。従つて、伝動カバー
35がエンジンベース29の補強部材として働く
こととなり、もつて、別途部材を用いることなく
伝動カバー35をそのまま有効利用してエンジン
ベース29の補強ができるという利点がある。
さらにサイドフロート5aの前端部用支軸32
はエンジンベースの後側プレート部29aに貫通
支持されている。従つて支軸32によるエンジン
ベース29自体の補強効果が一層大きく期待でき
るうえに、支軸32の支持をスイングケース3で
行なつていた従来のものに比し構造が簡単にな
る。しかもスイングケース3に加わるサイドフロ
ート5aからの負荷を全くなくすことができ、従
つて前述したようにスイングケース3とボス部1
0及びボス部10と作動腕12の各結合部位に加
わる負荷を減少することができるという極めて優
れた利点を有するものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、伝動軸まわりに揺動するスイング
ケースは、該伝動軸から偏位した位置で、補強ピ
ンを介して作動腕の拡張部に固定されて一体的に
補強されることになる。従つてスイングケース
は、ボス部とスイングケースとの結合部位やボス
部と作動腕との結合部位を従来の如く殊更肉厚の
部材を用いて形成したり別途補強部材を用いたり
していちいち補強する必要が無くなつて、スイン
グケースを伝動軸まわりに揺動させるために必要
な部材である作動腕を有効に利用して強固に補強
できることになり、もつて強固なスイングケース
の補強構造を、構造簡単にして確実に提供できる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る田面走行機体のスイングケ
ート補強構造の一実施例を示したものであつて、
第1図は田植機の全体側面図、第2図は同上全体
平面図、第3図は要部側面図、第4図は一部を切
欠して要部平面図、第5図はエンジンベースの補
強構造を示す一部を切欠いた要部平面図、第6図
は同じく一部を切欠いた要部側面図、第7図は昇
降制御機構の一部を切欠いた平面図、第8図は同
じく要部側面図、第9図は第8図のA−A断面
図、第10図は第8図のB−B断面図、第11図
は従来例を示す要部断面図である。 図中、3はスイングケース、9は伝動軸、10
はボス部、12は作動腕、13は補強板、14は
補強ピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン側に連動連結の伝動軸に遊転自在に外
    嵌せしめたボス部に、スイングケースの基端部と
    機体の昇降制御機構側に連動連結せしめられた作
    動腕とを一体的に固定し、昇降制御機構の作動に
    応動した作動腕の伝動軸まわりの揺動で機体の相
    対的な上下昇降動制御をするようにした田面走行
    機体において、前記作動腕をスイングケースのケ
    ース面に沿つて拡張し、該拡張部を、上記伝動軸
    から偏位した位置で補強ピンを介してスイングケ
    ース側に固定して、スイングケースを作動腕で補
    強したことを特徴とする田面走行機体のスイング
    ケース補強構造。
JP1984069377U 1984-05-12 1984-05-12 田面走行機体のスイングケース補強構造 Granted JPS60180690U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984069377U JPS60180690U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 田面走行機体のスイングケース補強構造

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JP1984069377U JPS60180690U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 田面走行機体のスイングケース補強構造

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Publication Number Publication Date
JPS60180690U JPS60180690U (ja) 1985-11-30
JPH0121855Y2 true JPH0121855Y2 (ja) 1989-06-28

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JP1984069377U Granted JPS60180690U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 田面走行機体のスイングケース補強構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5488702U (ja) * 1977-12-05 1979-06-23

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JPS60180690U (ja) 1985-11-30

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