JPH0455453Y2 - - Google Patents

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JPH0455453Y2
JPH0455453Y2 JP8014387U JP8014387U JPH0455453Y2 JP H0455453 Y2 JPH0455453 Y2 JP H0455453Y2 JP 8014387 U JP8014387 U JP 8014387U JP 8014387 U JP8014387 U JP 8014387U JP H0455453 Y2 JPH0455453 Y2 JP H0455453Y2
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slide holder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、田植機、播種機、施肥機等の水田作
業機における走行車輪の昇降制御装置に関するも
のである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種水田作業機においては、機体本
体の左右に独立して懸架された一対の走行車輪を
設け、両走行車輪が左右両端部に連繋された天秤
腕を、昇降制御具の作動で前後平行移動させて両
車輪の同方向の衝動動を行わせ、水平制御具の作
動で水平揺動させて両車輪の背反方向な昇降動を
行わせ、機体姿勢が田面に対して略一定となるよ
うに制御している。そしてこの様なものにおい
て、水平制御具を、例えば特公昭58−22163号公
報に示す如く油圧シリンダの伸縮作動によつて天
秤腕の水平揺動を積極的に行わせるようにしたも
のがある。しかるにこのものは、油圧シリンダを
用いた水平制御具が、昇降制御具を構成する油圧
シリンダのシリンダロツドと天秤腕との間に介装
されているから、機体姿勢の制御時に、昇降制御
用油圧シリンダに対して多大な曲げ荷重が作用す
ることとなり、この結果、昇降制御用油圧シリン
ダの伸縮作動が円滑に行われなくなる惧れがある
許りでなく、この多大な曲げ荷重に耐えるよう昇
降制御用油圧シリンダを大型なものにしなければ
ならない等の欠点がある。そこで第8図に示す如
く水平型の水平制御用油圧シリンダ31の左右移
動するシリンダ筒31aに、昇降制御用シリンダ
32のシリンダロツド32aの先端に枢支した天
秤腕19を連結腕33を介して連繋させ、シリン
ダ筒31aの左右移動で天秤腕19を水平揺動さ
せるようにすることも提案され、この場合には、
水平制御用シリンダ31が機体側に設けたられガ
イドバー18に支承されているため、昇降制御用
シリンダ32に対する相当の曲げ荷重の軽減が期
待できるが、天秤腕19は依然としてシリンダロ
ツド32aに設けたスライダー34に枢支されて
いるため、曲げ荷重がシリンダロツド32aに加
わるという問題点を確実に改善するには未だ至ら
ないものである。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる水田作業機における走行
車輪の昇降制御装置を提供することを目的として
創案されたものであつて、機体本体に左右独立懸
架される走行車輪を、昇降制御具の作動で天秤腕
を前後移動させて同方向の昇降動を行わせ、制御
具の作動で天秤腕を水平揺動させて背反方向の昇
降動を行わせるに、機体本体側に昇降制御具の作
動方向と平行となるよう一体的に設けたガイドバ
ーに、水平制御具が組付けられたスライドホルダ
を摺動自在に支承し、該スライドホルダと昇降制
御具とを昇降制御具の作動に追随してスライドホ
ルダが変位するよう連繋すると共に、天秤腕はス
ライドホルダに水平揺動自在に枢支せしめたこと
を特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、天秤腕を
水平揺動させるための水平制御具からの曲げ荷重
が、昇降制御具に加わつてしまうことを確実に回
避できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は歩行型田植機の機体本
体であつて、該機体本体1の機体フレーム2の下
部には、後部は支軸3aに枢支され、前部はリン
ク3bによつて昇降自在に構成されたセンターフ
ロート3が設けられ、また機体フレーム2の後端
部には運転ハンドル4が後方上方に突出するよう
に設けられ、該運転ハンドル4に添うよう前低後
高状に傾斜した苗載台5が設けられている。ま
た、機体フレーム2の前部には、エンジン6が搭
載されているが、該エンジン6の後部に配設され
たトランスミツシヨンケース7の上部には、油圧
ポンプからの油路が連動連結された後述する昇降
制御バルブ9が一体的に設けられている。
前記センターフロート3のリンク枢支部3cに
は感知ロツド11の下端部が枢着されているが、
該感知ロツド11は、連結リンク11aを介して
昇降制御バルブ9のバルブアーム9aに連動連結
されており、センターフロート3は、耕盤の凹凸
変化による田面からの接地受圧の変化によつて、
後部の支軸3aを支点として上下揺動し、これに
追随して感知ロツド11が上下動変位することに
よつてバルブアーム9aが切換るようになつてい
る。12は昇降制御用バルブ9から後方に向けて
突設された昇降制御用シリンダであつて、該昇降
制御用シリンダ12は、シリンダ筒12bから出
没するシリンダロツド12aが後方に向けて伸長
するようになつているが、そのシリンダロツド1
2aの先端(後端)部には摺動体10が弾機10
aに弾圧される状態で軸芯方向摺動自在に嵌着さ
れており、而して昇降制御具が構成されている。
さらに昇降制御用バルブ9は、トランスミツシ
ヨンケース7側に一体的に固定された板体13に
一体的に組付けられているが、該板体13と機体
フレーム2に立設した支持ブラケツト14との間
に、昇降制御用シリンダ12を左右から挟むよう
にして一対のガイドバー15が設けられている。
このガイドバー15の間にはスライドホルダ16
が前後方向摺動自在に組付け支承されているが、
該スライドホルダ16の左右取付け腕16aの間
には、水平制御具を構成する水平制御用シリンダ
17のシリンダロツド17aの両端部が一体的に
支架されている。この水平制御用シリンダ17
は、復動式のものであつて、油圧バルブ18から
の送油制御によつてシリンダ筒17bが左右方向
に移動するものである。さらにスライドホルダ1
8には、枢支腕16bが後方に向けて一体的に延
設されている。この枢支腕16bは、先端側にお
いて下方に分枝しているが、この分枝したもの1
6cには、前記摺動体10と弾機10aとの間に
挟持される様にしてピストンロツド12aが貫通
し、そして上下先端部には左右方向に伸びる天秤
腕19の中央部をピン19aによつて前後方向揺
動自在に枢支しており、昇降制御用シリンダ12
が伸縮作動することに連繋してスライドホルダ1
6、水平制御用シリンダ17、および天秤腕19
がガイドバー15にガイドされる状態で一体的に
前後方向に平行移動するようになつている。
さらに上記天秤腕19には、作動腕19bが前
方に向けて一体的に突成されているが、この作動
腕19bの先端部には前後長孔状の係止孔19c
が穿設されており、この係止孔19cにシリンダ
筒17bから突設した作動ピン17cが嵌入係止
している。そして油圧バルブ18の制御によりシ
リンダ筒17bが左右移動した場合に、作動腕1
9bが左右方向に強制的に揺動変位せしめられ、
これによつて天秤腕19は、作動腕19bと一体
的にピン19aを支点として水平揺動するように
なつている。そしてこの天秤腕19の左右両端部
から作動ロツド20、揺動腕21、スイングケー
ス22を介して連動連結された走行車輪23の背
反的な上下動を行つて、機体の水平姿勢制御を行
うようになつている。尚、油圧バルブ18の切換
え作動は、センターフロート3の前部左右に配し
た感知フロート24が、感知ロツド24aを介し
て油圧バルブ18に連繋されており、左右耕盤の
凹凸を感知フロート24が感知した場合に、これ
に対応して油圧バルブ18が切り換えられ、機体
の左右水平姿勢が田面に対して略一定に保たれる
よう制御されるようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、機体本体の走行にタイミングを合せた植付け
爪Pの植付け作動によつて苗載台5に載置された
植付け苗が掻取られて田面に植付けられることと
なるが、この様な植付け走行の際に、耕盤の凹凸
変化によつて機体が前後に変化しようとする場合
に、センターフロート3がこれを感知し、これに
対応して昇降制御バルブ9が切り換えられて昇降
制御用シリンダ12が伸縮作動をし、これによつ
てスライドホルダ16側に枢支された天秤腕19
を前後方向に平行移動させて走行車輪23の左右
同時の昇降動制御をし、機体の前後姿勢が田面に
対して略一定となるように制御されることとな
る。一方、左右耕盤の凹凸を感知フロート24が
感知した場合に、水平制御用油圧バルブ18が切
り換えられて水平制御用シリンダ17のシリンダ
筒17bが左右移動をし、これに連動して天秤腕
19はピン19aを支点として水平揺動をし、左
右走行車輪23の互いに背反する方向の昇降動制
御を成して機体の左右姿勢が田面に対して略一定
となるよう制御されることとなる。
この様に本考案においては、センターフロート
3と感知フロート24の感知作動によつて、左右
走行車輪23を同方向か互いに背反する逆方向か
の昇降動制御を行い、機体姿勢を、耕盤の凹凸に
拘らず田面に対して略一定となるよう積極的に制
御して、整然とした植付け作業を行うことができ
る様にしたものであるが、天秤腕19は、従来の
如く昇降制御用シリンダ12側に設けた摺動体1
0ではなく、機体側に設けたガイドバー15に摺
動自在に支持されるスライドホルダ16側に水平
揺動自在に枢支され、かつこのスライドホルダ1
6に設けられた水平制御用シリンダ17の作動に
よつて水平揺動するものである。このため、天秤
腕19の揺動制御をするさいに生じる曲げ荷重
は、従来の如く昇降制御用シリンダ12側で受け
られることなく、スライドホルダ16を介して機
体側のガイドバー15で受けられることとなる。
この結果、昇降制御用シリンダ12は、スライド
ホルダ16と共に天秤腕19を前後方向に変位せ
しめるという前後方向のシリンダ伸縮方向に添う
直線的な荷重を受ければ良いだけとなつて、伸縮
作動が確実で、しかも昇降制御用シリンダ12自
体を曲げ荷重に備えるべく大型のものにする必要
も無くなり、小型軽量化に大いに寄与できること
になる。
しかもこのものは、水平制御用シリンダ17を
組付けるためのスライドホルダ16を有効に利用
して天秤腕19を枢支しているため、部品の共通
化も計れることになり都合が良い。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるもので
ないことは勿論であるが、例えば第7図の第二実
施例の如く構成しても実施できるものである。ま
た乗用型作業機に実施することもできるものであ
る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、水平制御具の作動によつて水平
揺動する天秤腕は、水平制御具が組付けられたス
ライドホルダに枢支され、しかもスライドホルダ
が昇降制御具の作動に追随して変化することとな
る。従つて天秤腕を水平揺動させる際の曲げ荷重
は、従来の如く昇降制御具側で受けることなく、
スライドホルダをガイドする機体側のガイドバー
で受けることになり、この結果、昇降制御具は、
天秤腕をガイドバーに添つた自らの作動方向に変
位させる荷重を受ければ良いだけとなつて、作動
が円滑かつ確実になる許りでなく、曲げ荷重に耐
え得るよう大型のものにする必要もなく、軽量小
型化に大いに寄与できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る走行車輪の昇降制御装置
の実施例を示したものであつて、第1図は歩行型
田植機の全体側面図、第2図はその要部側面図、
第3図は昇降制御部の拡大側面図、第4図は同上
平面図、第5図は天秤腕部の正面図、第6図は昇
降制御部の要部斜視図、第7図は第二実施例を示
す要部側面図、第8図は従来例を改善したものの
要部斜視図である。 図中、1は機体本体、12は昇降制御用シリン
ダ、15はガイドバー、16はスライドホルダ、
17は水平制御用シリンダ、19は天秤腕、23
は走行車輪である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体本体に左右独立懸架される走行車輪を、昇
    降制御具の作動で天秤腕を前後移動させて同方向
    の昇降動を行わせ、制御具の作動で天秤腕を水平
    揺動させて背反方向の昇降動を行わせるに、機体
    本体側に昇降制御具の動方向と平行となるよう一
    体的に設けたガイドバーに、水平制御具が組付け
    られたスライドホルダを摺動自在に支承し、該ス
    ライドホルダと昇降制御具とを昇降制御具の作動
    に追随してスライドホルダが変位するよう連繋す
    ると共に、天秤腕はスライドホルダに水平揺動自
    在に枢支せしめたことを特徴とする水田作業機に
    おける走行車輪の昇降制御装置。
JP8014387U 1987-05-27 1987-05-27 Expired JPH0455453Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8014387U JPH0455453Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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JP8014387U JPH0455453Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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Publication Number Publication Date
JPS63187808U JPS63187808U (ja) 1988-12-01
JPH0455453Y2 true JPH0455453Y2 (ja) 1992-12-25

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ID=30930677

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JP8014387U Expired JPH0455453Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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