JP6809865B2 - セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外部電極を有するセラミック電子部品及びその製造方法に関する。
電子機器の鉛フリー化に伴い、電子機器に搭載されるセラミック電子部品にも鉛フリー化が求められている。また、セラミック電子部品には錫系の鉛フリー半田による実装性の向上が求められている。このような要求に応えるためには、セラミック電子部品の外部電極の最外層を錫層とすることが有効である。
一般的なセラミック電子部品の外部電極には銅層が含まれる。しかしながら、銅層上に錫層が形成された外部電極では、錫層から髭状に成長するウィスカが発生しやすいことが知られている。ウィスカは、錫層から離脱して回路基板上に落ちると、回路基板のショートの原因となる。
ウィスカは、錫層に圧縮応力が加わることによって発生するものと考えられている。この点、上記の外部電極では、錫層と銅層との境界部に、錫及び銅を含む金属間化合物が生成されやすい。この金属間化合物は、生成時に体積が増大するため、錫層に圧縮応力を加える。これにより、錫層にウィスカが発生するものと考えられる。
特許文献1,2には、錫層におけるウィスカの発生を抑制可能な技術が開示されている。特許文献1,2に係る技術では、錫層と銅層との間にニッケル層が設けられる。これにより、ニッケル層が錫層と銅層との接触を妨げるため、錫及び銅を含む金属間化合物の形成を防止することができる。
国際公開第2013/111625号パンフレット 特開2013−91848号公報
しかしながら、外部電極の錫層に圧縮応力が加わる要因は、錫及び銅を含む金属間化合物の生成のみではない。例えば、セラミック電子部品の製造時や搬送時の衝撃などによって外部電極の錫層に圧縮応力が加わる場合がある。このような場合に、特許文献1,2に係る技術では、錫層におけるウィスカの発生を防止することが困難である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、最外層として錫層を有する外部電極においてウィスカの発生を抑制するための技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るセラミック電子部品は、セラミック素体と、外部電極と、を具備する。
上記外部電極は、ポアが分散している錫層を最外層として有し、上記セラミック素体の表面に沿って形成されている。
この構成では、様々な要因によって錫層に加わる圧縮応力が、錫層に分散しているポアによって緩和される。このため、このセラミック電子部品では、錫層におけるウィスカの発生が抑制される。
上記外部電極は、上記錫層の内側に隣接する銅層を更に有してもよい。
この構成では、錫層と銅層との境界部において金属間化合物が生成されることにより錫層に圧縮応力が加わる場合にも、この圧縮応力が錫層に分散しているポアによって緩和される。
本発明の別の実施形態に係るセラミック電子部品の製造方法では、セラミック素体が用意され、上記セラミック素体の表面に外部電極が形成される。
上記外部電極を形成することは、上記外部電極の最外層として、スパッタリングによって錫層を形成することを含む。
上記錫層にはポアが分散していてもよい。
上記スパッタリングは、マグネトロンスパッタリングであってもよい。
上記外部電極を形成することは、上記錫層を形成する前に銅層を形成することを含んでもよい。
これらの構成では、スパッタリングによって錫層を形成することにより、ポアが分散している錫層を迅速かつ容易に得ることができる。つまり、これらの構成では、圧縮応力が加わってもウィスカが発生しにくい錫層を得ることができる。
上記銅層をスパッタリングにより形成してもよい。
この構成では、銅層の形成と、錫層の形成と、を一連のプロセスで行うことができるため、セラミック電子部品の製造効率が向上する。
上記外部電極を形成する前に、上記セラミック素体に逆スパッタリングを行ってもよい。
この構成では、逆スパッタリングによってセラミック素体の表面が清浄化されるため、セラミック素体の表面に対する外部電極の特に良好な接続性が得られる。
また、逆スパッタリングと、銅層の形成と、錫層の形成と、を一連のプロセスで行うことができるため、セラミック電子部品の製造効率が向上する。
最外層として錫層を有する外部電極においてウィスカの発生を抑制するための技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のA−A'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のB−B'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1の領域A1を拡大して示す部分平面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図2の領域A2を拡大して示す部分断面図である。 上記実施形態の比較例に係る外部電極に圧縮応力が加わった状態を示す部分断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極に圧縮応力が加わった状態を示す部分断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例1を示すフローチャートである。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例1の過程を示す断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例2を示すフローチャートである。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例2の過程を示す断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例3を示すフローチャートである。 上記積層セラミックコンデンサの外部電極の形成例3の過程を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図面には、適宜相互に直交するX軸、Y軸、及びZ軸が示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は全図において共通である。
[積層セラミックコンデンサ10]
(全体構成)
図1〜3は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10を示す図である。
図1は、積層セラミックコンデンサ10の斜視図である。図2は、積層セラミックコンデンサ10の図1のA−A'線に沿った断面図である。図3は、積層セラミックコンデンサ10の図1のB−B'線に沿った断面図である。
積層セラミックコンデンサ10は、セラミック素体11と、第1外部電極14と、第2外部電極15と、を具備する。
セラミック素体11は、X軸方向を向いた2つの端面と、Y軸方向を向いた2つの側面と、Z軸方向を向いた2つの主面と、を含む6面体形状を有する。セラミック素体11において、例えば、X軸方向の寸法を1.0mmとし、Y軸及びZ軸方向の寸法を0.5mmとすることができる。
なお、セラミック素体11は厳密に6面体形状でなくてもよく、例えば、セラミック素体11の各面が曲面であってもよく、セラミック素体11が全体として丸みを帯びた形状であってもよい。
外部電極14,15は、セラミック素体11の両端面を覆い、セラミック素体11を挟んでX軸方向に対向している。外部電極14,15はそれぞれ、電気の良導体により形成され、積層セラミックコンデンサ10の端子として機能する。
外部電極14,15は、セラミック素体11の両端面から主面に沿って延び、僅かながら側面にも回り込んでいる。外部電極14,15は、セラミック素体11の主面及び側面において相互に間隔をあけて離間している。このため、セラミック素体11の側面側から見た外部電極14,15の形状はU字状であり、外部電極14,15のX−Z平面に平行な断面もU字状である。
なお、外部電極14,15の形状はこれに限定されない。例えば、外部電極14,15は、セラミック素体11の両端面から一方の主面のみに延び、X−Z平面に平行な断面がL字状となっていてもよい。
(セラミック素体11)
セラミック素体11は、誘電体セラミックスで形成されている。セラミック素体11は、誘電体セラミックスに覆われた第1内部電極12及び第2内部電極13を有する。内部電極12,13は、いずれもX−Y平面に沿って延びるシート状であり、Z軸方向に沿って交互に配置されている。
つまり、内部電極12,13は、誘電体セラミック層を挟んでZ軸方向に対向している。また、第1内部電極12は、第1外部電極14に接続され、第2外部電極15から離間している。これとは反対に、第2内部電極13は、第2外部電極15に接続され、第1外部電極14から離間している。
内部電極12,13はそれぞれ、電気の良導体により形成され、積層セラミックコンデンサ10の内部電極として機能する。内部電極12,13を形成する電気の良導体としては、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、銀(Ag)、金(Au)などを主成分とする金属又は合金が挙げられる。
セラミック素体11では、内部電極12,13間の各誘電体セラミック層の容量を大きくするため、高誘電率の誘電体セラミックスが用いられる。高誘電率の誘電体セラミックスとしては、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)に代表される、バリウム(Ba)及びチタン(Ti)を含むペロブスカイト構造の材料が挙げられる。
また、セラミック素体11を構成する誘電体セラミックスは、チタン酸バリウム系以外にも、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)系、チタン酸カルシウム(CaTiO)系、チタン酸マグネシウム(MgTiO)系、ジルコン酸カルシウム(CaZrO)系、チタン酸ジルコン酸カルシウム(CaZrTi1−x)系、ジルコン酸バリウム(BaZrO)系、酸化チタン(TiO)系などであってもよい。
なお、積層セラミックコンデンサ10の構成は、特定の構成に限定されず、積層セラミックコンデンサ10に求められるサイズや性能などに応じて、公知の構成を適宜採用可能である。例えば、容量形成部16における各内部電極12,13の枚数は、適宜決定可能である。
(外部電極14,15)
外部電極14,15は、銅(Cu)で形成された内層14a,15aと、錫(Sn)で形成された外層14b,15bと、から構成される二層構造を有する。内層14a,15aは、セラミック素体11上に設けられている。外層14b,15bは、内層14a,15a上に設けられ、外部電極14,15の表面を構成する最外層である。
錫で形成された外層14b,15bでは、錫系の鉛フリー半田において優れた濡れ性が得られる。このため、外部電極14,15の最外層として外層14b,15bを設けることにより、積層セラミックコンデンサ10の実装時に錫系の鉛フリー半田が外部電極14,15に隙間なく濡れ広がりやすくなる。これにより、積層セラミックコンデンサ10の実装性が向上する。
外層14b,15bの厚さは、1μm以上10μm以下とすることが好ましい。外層14b,15bの厚さを1μm以上とすることにより、錫系の鉛フリー半田における高い濡れ性が効果的に得られる。また、外層14b,15bの厚さを10μm以下とすることにより、短時間で成膜可能となるため量産性が向上する。同様の観点から、外層14b,15bの厚さは、4μm以上5μm以下とすることが更に好ましい。
図4,5を参照して外部電極14,15の更に詳細な構成について説明する。
図4は、図1に示す一点鎖線で囲まれた領域A1を拡大して示す模式図である。つまり、図4は、第1外部電極14の外層14bの表面の一部を示している。
図5は、図2に示す一点鎖線で囲まれた領域A2を示す模式図である。つまり、図5は、第1外部電極14の断面の一部を示している。
なお、第2外部電極15は第1外部電極14と同様の構成を有するため、第2外部電極15も図4,5に示す構成となっている。このため、図4,5には、第1外部電極14の各構成の符号に加え、第2外部電極15の各構成の符号も付している。
図4,5に示すように、外部電極14,15の外層14b,15bには、その中に微小な空間を形成する複数のポアPが形成されている。図4に示すように、ポアPは、外層14b,15bの表面に沿って分散している。また、図5に示すように、それぞれのポアPは、様々な断面形状を有する。
外層14b,15bには、例えば、凹状に窪むポアPや、X軸方向に貫通するポアPや、全周囲が閉塞されたポアPなどが存在する。なお、外層14b,15bに形成されるポアPは、図4,5に示すような形状のものに限定されず、外層14b,15bの中に微小な空間を形成するものであればよい。
外部電極14,15の外層14b,15bの形成方法は、特定の方法に限定されない。例えば、外層14b,15bの形成にスパッタリングを用いることにより、ポアPが分散した構成の外層14b,15bを迅速かつ容易に得ることができる。スパッタリングを用いた外部電極14,15の形成方法の詳細については後述する。
ここで、図6に示すように、ポアPが分散していない外層114b,115bを有する外部電極114,115を想定する。錫で形成された外層114b,115bに圧縮応力が加わると、外層114b,115bの表面から髭状に成長する錫の結晶であるウィスカWが発生する。ウィスカWは数百μmにまで成長する場合がある。
ウィスカWは、外層114b,115bから離脱して落下すると、積層セラミックコンデンサ10が搭載される電子機器に様々な不具合が発生する場合がある。その一例として、錫で形成されたウィスカWは導電性を有するため、電子機器の回路基板上に落下したウィスカWによって回路基板のショートが発生する場合がある。
外部電極114,115の外層114b,115bには、様々な要因によって圧縮応力が加わる。例えば、外層114b,115bには、製造時や搬送時の衝撃や、外層114b,115bと内層114a,115aとの境界部における金属間化合物の生成などによって圧縮応力が加わる。
一方、図7に示す本実施形態に係る外部電極14,15でも、図6に示す外部電極114,115と同様に、製造時や搬送時の衝撃や、外層14b,15bと内層14a,15aとの境界部における金属間化合物の生成などによって、外層14b,15bに圧縮応力が加わる。
しかしながら、外層14b,15bに加わる圧縮応力は、図7にブロック矢印で模式的に示すように、外層14b,15bに分散しているポアPによって緩和される。このため、本実施形態に係る外部電極14,15の外層14b,15bでは、ウィスカWが発生しにくい。
このように、本実施形態に係る外部電極14,15では、外層14b,15bにおけるウィスカWの発生を抑制することができる。したがって、外部電極14,15では、ウィスカWの発生の抑制を、新たな構成を設けることなく実現可能である。これにより、ウィスカWの発生に起因する回路基板のショートなどの不良を防止することができる。
なお、外部電極14,15は、例えば、内層14a,15aを銅以外で形成する構成や、内層14a,15aと外層14b,15bとの間に中間層を形成する構成などであってもよい。
内層14a,15aを形成する銅以外の材料としては、例えば、ニッケル、パラジウム、白金、銀、金などを主成分とする金属や合金が挙げられる。また、内層14a,15aと外層14b,15bとの間の中間層を形成する材料としては、例えば、ニッケル、白金、パラジウム、金などを主成分とする金属や合金が挙げられる。
また、外部電極14,15の外層14b,15bでは、ポアPが分散していることによって、積層セラミックコンデンサ10の実装時における半田との接触面積が大きくなっている。このため、積層セラミックコンデンサ10では、実装温度を低く抑えることができ、実装時間を短縮することができる。
外部電極14,15の構成は、最外層として錫で形成された外層14b,15bを有する構成以外について、任意に決定可能である。
例えば、外部電極14,15を構成する層数は適宜決定可能である。一例として、外部電極14,15は、セラミック素体11と内層14a,15aとの間に、セラミック素体11との接続性を向上させるためのコンタクトメタル層を有していてもよい。また、外部電極14,15は、外層14b,15bのみによって構成されていてもよい。
(積層セラミックコンデンサ10の動作)
上記の構成により、積層セラミックコンデンサ10では、第1外部電極14と第2外部電極15との間に電圧が印加されると、第1内部電極12と第2内部電極13との間の複数の誘電体セラミック層に電圧が加わる。これにより、積層セラミックコンデンサ10では、第1外部電極14と第2外部電極15との間の電圧に応じた電荷が蓄えられる。
[積層セラミックコンデンサ10の製造方法]
(概略)
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10の製造方法について説明する。
まず、図8に示す未焼成のセラミック素体111を作製する。セラミック素体111は、例えば、複数のセラミックシートをZ軸方向に積層して熱圧着することにより得られる。複数のセラミックシートに予め所定のパターンで導電性ペーストを印刷しておくことにより、内部電極112,113を配置することができる。
次に、セラミック素体111を焼成する。セラミック素体111の焼成は、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において行うことができる。これにより、図9に示すセラミック素体11が得られる。そして、セラミック素体11の表面に外部電極14,15を形成する。
上記のとおり、外部電極14,15の外層14b,15bの形成には、スパッタリングを用いる。これにより、ポアPが分散した外層14b,15bを迅速かつ容易に得ることができる。スパッタリングでは、成膜レートなどの条件を調整することにより、外層14b,15bにおけるポアPの量を制御することが可能である。
外層14b,15bの形成に用いるスパッタリングの種類は、公知のものから適宜選択可能である。しかし、外層14b,15bの形成にはマグネトロンスパッタリングを用いることが好ましい。これにより、ポアPが特に良好に分散した外層14b,15bが得られる。
比較例として、図6に示すポアPが分散していない外層114b,115bを蒸着法及びメッキ法で形成した。そして、スパッタリングで形成した外層14b,15bと、蒸着法及びメッキ法で形成した外層114b,115bと、について蛍光X線を用いて密度を測定した。
この結果、スパッタリングで形成した外層14b,15bでは、蒸着法及びメッキ法で形成した外層114b,115bの70〜75%程度の密度となった。また、蒸着法及びメッキ法で形成した外層114b,115bではウィスカWの発生が確認され、スパッタリングで形成した外層14b,15bではウィスカWの発生が確認されなかった。
以下、外部電極14,15の形成方法の具体例について説明するが、外部電極14,15の形成方法はこれらの具体例に限定されない。
(外部電極14,15の形成例1)
図10は、外部電極14,15の形成例1を示すフローチャートである。図11は、外部電極14,15の形成例1の過程を示す断面図である。以下、外部電極14,15の形成例1について、図10に沿って、図11を適宜参照しながら説明する。
まず、セラミック素体11の表面のうち、外部電極14,15を形成しない領域に、図11(A)に示すマスクMを配置する(ステップS1−01)。
次に、マスクMが配置されたセラミック素体11をスパッタリング装置のチャンバ内にセットし、セラミック素体11に逆スパッタリングを行う(ステップS1−02)。
続いて、逆スパッタリング後のセラミック素体11に、銅ターゲットを用いた第1スパッタリングを行うことにより、図11(B)に示す内層14a,15aを形成する(ステップS1−03)。このとき、マスクM上にも内層Maが形成される。
第1スパッタリングでは、逆スパッタリングによってセラミック素体11の表面が清浄化されるため、内層14a,15aのセラミック素体11に対する特に良好な接続性が得られる。これにより、セラミック素体11と内層14a,15aの間に隙間が生じにくくなるため、高い耐湿性を有する積層セラミックコンデンサ10を製造可能となる。
なお、セラミック素体11の表面を清浄化する手法は、逆スパッタリングに限定されず、例えば、イオンビーム照射などであってもよい。
そして、第1スパッタリング後のセラミック素体11に、錫ターゲットを用いた第2スパッタリングを行うことにより、図11(C)に示す外層14b,15bを形成する(ステップS1−04)。このとき、マスクM上にも外層Mb形成される。
最後に、セラミック素体11からマスクMを除去する(ステップS1−05)。このとき、マスクMとともに、内層Ma及び外層Mbも除去される。
以上により、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10が得られる。
外部電極14,15の形成例1では、セラミック素体11の50〜250nmの粒子で構成された表面に直接スパッタリングを行う。これにより、内層14a,15a及び外層14b,15bを構成する結晶は、厚さ方向に延びる柱状結晶となる。また、外層14b,15bにおけるウィスカWの成長方向は、外層14b,15bの厚さ方向である。
つまり、内層14a,15a及び外層14b,15bを構成する柱状結晶の向きは、外層14b,15bにおけるウィスカWの成長方向に揃っている。したがって、外層14b,15bでは、図5に示すようなポアPが存在しない場合を想定すると、むしろウィスカWが発生しやすくなる。
しかしながら、柱状結晶で構成された外層14b,15bにおいても、ポアPを分散させることにより、ウィスカWの発生を充分に抑制することが可能である。換言すると、柱状結晶で構成された錫のスパッタリング膜においては、本発明のようにポアPを分散させなければ、ウィスカWが多く発生してしまう。
また、外部電極14,15の形成例1では、ステップS1−02(逆スパッタリング)、ステップS1−03(第1スパッタリング)、及びステップS1−04(第2スパッタリング)を、チャンバからセラミック素体11を取り出すことなく、一連のプロセスで行うことができる。これにより、積層セラミックコンデンサ10の製造効率が向上する。
更に、外部電極14,15の形成例1では、メッキ法などの湿式プロセスを用いずに、乾式プロセスのみによって外部電極14,15が得られる。したがって、廃液などが発生しないため、環境負荷を低減することができる。また、積層セラミックコンデンサ10において水素吸蔵や、メッキ液の侵入や付着などに起因する不良が発生しない。
なお、外部電極14,15の形成例1において、ステップS1−02〜S1−04を一連のプロセスで行うことは必須ではなく、ステップS1−02〜S1−04ごとにチャンバからセラミック素体11を取り出してもよい。また、ステップS1−02(逆スパッタリング)は、適宜省略しても構わない。
(外部電極14,15の形成例2)
図12は、外部電極14,15の形成例2を示すフローチャートである。図13は、外部電極14,15の形成例2の過程を示す断面図である。以下、外部電極14,15の形成例2について、図12に沿って、図13を適宜参照しながら説明する。
まず、セラミック素体11の表面のうち、外部電極14,15を形成する領域に、導電性ペーストを塗布する(ステップS2−01)。導電性ペーストの塗布方法としては、例えば、ディップ法や印刷法などを用いることができる。
そして、セラミック素体11に塗布された導電性ペーストを焼き付けることにより、図13(A)に示す内層14a,15aを形成する(ステップS2−02)。導電性ペーストの焼き付けは、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において行うことができる。
次に、セラミック素体11の表面のうち、内層14a,15aを形成していない領域に、図13(B)に示すマスクMを配置する(ステップS2−03)。
続いて、マスクMが配置されたセラミック素体11をスパッタリング装置のチャンバ内にセットし、セラミック素体11に、錫ターゲットを用いた第2スパッタリングを行うことにより、図13(B)に示す外層14b,15bを形成する(ステップS2−04)。このとき、マスクM上にも外層Mb形成される。
最後に、セラミック素体11からマスクMを除去する(ステップS2−05)。このとき、マスクMとともに、外層Mbも除去される。
以上により、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10が得られる。
なお、外部電極14,15の形成例2では、ステップS2−01(導電性ペースト塗布)を図8に示す未焼成のセラミック素体111に行ってもよい。この場合、導電性ペーストの焼き付け(ステップS2−02)を、セラミック素体111の焼成と同時に行うことができる。
また、外部電極14,15の形成例2では、導電性ペーストを焼き付けることにより内層14a,15aを形成したが、内層14a,15aの形成方法は適宜変更可能である。内層14a,15aの他の形成方法としては、例えば、メッキ法や蒸着法などが挙げられる。
(外部電極14,15の形成例3)
図14は、外部電極14,15の形成例3を示すフローチャートである。図15は、外部電極14,15の形成例3の過程を示す断面図である。以下、外部電極14,15の形成例3について、図14に沿って、図15を適宜参照しながら説明する。
まず、セラミック素体11のうち、内部電極12,13が引き出されたX軸方向を向いた端面に、導電性ペーストを塗布する(ステップS3−01)。
そして、セラミック素体11に塗布された導電性ペーストを焼き付けることにより、図15(A)に示す第1内層14a1,15a1を形成する(ステップS3−02)。
次に、第1内層14a1,15a1が形成されたセラミック素体11の表面のうち、外部電極14,15を形成しない領域に、図15(B)に示すマスクMを配置する(ステップS3−03)。
続いて、マスクMが配置されたセラミック素体11をスパッタリング装置のチャンバ内にセットし、セラミック素体11に、銅ターゲットを用いた第1スパッタリングを行うことにより、図15(C)に示す第2内層14a2,15a2を形成する(ステップS3−04)。このとき、マスクM上にも内層Ma形成される。
これにより、第1内層14a1,15a1及び第2内層14a2,15a2からなる内層14a,15aが得られる。
そして、第1スパッタリング後のセラミック素体11に、錫ターゲットを用いた第2スパッタリングを行うことにより、外層14b,15bを形成する(ステップS3−05)。
最後に、セラミック素体11からマスクMを除去する(ステップS3−06)。このとき、マスクMとともに、内層Maも除去される。
以上により、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10が得られる。
外部電極14,15の形成例3では、第1スパッタリングの前のセラミック素体11に導電性ペーストを焼き付けることによって第1内層14a1,15a1を形成することにより、外部電極14,15の内部電極12,13に対する接続性が向上する。
この一方で、第1内層14a1,15a1を形成する領域を、セラミック素体11のX軸方向を向いた端面に留めることにより、積層セラミックコンデンサ10のZ軸方向の厚みを抑えることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態ではセラミック電子部品の一例として積層セラミックコンデンサ10について説明したが、本発明は一対の外部電極を有するセラミック電子部品全般に適用可能である。このようなセラミック電子部品としては、例えば、インダクタや圧電素子などが挙げられる。
10…積層セラミックコンデンサ
11…セラミック素体
12,13…内部電極
14,15…外部電極
14a,15a…内層
14b,15b…外層
P…ポア

Claims (10)

  1. セラミック素体と、
    ポアが分散している錫層を最外層として有し、かつ、前記錫層の内側に隣接する内層を更に有し、前記セラミック素体の表面に沿って形成された外部電極と、
    を具備し、
    前記錫層及び前記内層は、それぞれ、これらの厚さ方向に延びる柱状結晶で構成される
    セラミック電子部品。
  2. 請求項1に記載のセラミック電子部品であって、
    前記内層は、銅層である
    セラミック電子部品。
  3. 請求項1又は2に記載のセラミック電子部品であって、
    前記ポアが前記錫層の厚さ方向に凹状に窪んでいる
    セラミック電子部品。
  4. 請求項1又は2に記載のセラミック電子部品であって、
    前記ポアが前記錫層の厚さ方向に貫通している
    セラミック電子部品。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品であって、
    前記セラミック素体は、第1軸方向に積層された複数の内部電極と、前記第1軸方向に向いた主面と、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に向き前記複数の内部電極が引き出された端面と、前記第1軸方向及び前記第2軸方向に直交する第3軸方向に向いた側面と、を有し、
    前記外部電極は、前記端面を覆い、前記端面から前記主面及び前記側面に沿って延び、
    前記端面上の前記外部電極の表面から、前記側面の前記第1軸方向中央部上における前記外部電極の端部までの前記第2軸方向に沿った距離は、前記端面上の前記外部電極の表面から、前記主面の前記第3軸方向中央部上における前記外部電極の端部までの前記第2軸方向に沿った距離よりも小さい

    セラミック電子部品。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のセラミック電子部品であって、
    前記セラミック素体は、第1軸方向に積層された複数の内部電極と、前記第1軸方向に向いた主面と、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に向き前記複数の内部電極が引き出された端面と、前記第1軸方向及び前記第2軸方向に直交する第3軸方向に向いた側面と、を有し、
    前記外部電極は、前記端面を覆い、前記端面から前記主面に沿って延び、
    前記主面上の前記錫層の端部は、前記第1軸方向外方に向かうに従い前記第2軸方向の前記端面側に傾斜する
    セラミック電子部品。
  7. セラミック素体を用意し、前記セラミック素体の表面に沿って外部電極を形成するセラミック電子部品の製造方法であって、
    前記外部電極を形成することは、
    前記セラミック素体の表面に、スパッタリングによって、厚さ方向に延びる柱状結晶で構成された内層を形成することと、
    前記内層の形成後に、前記外部電極の最外層として、スパッタリングによって、ポアが分散し厚さ方向に延びる柱状結晶で構成された錫層を形成することを含む
    セラミック電子部品の製造方法。
  8. 請求項に記載のセラミック電子部品の製造方法であって、
    前記スパッタリングは、マグネトロンスパッタリングである
    セラミック電子部品の製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載のセラミック電子部品の製造方法であって、
    前記内層は、銅層である
    セラミック電子部品の製造方法。
  10. 請求項7から9のいずれか1項に記載のセラミック電子部品の製造方法であって、
    前記外部電極を形成する前に、前記セラミック素体に逆スパッタリングを行う
    セラミック電子部品の製造方法。
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