JP6742223B2 - 搬送装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤または錠菓等の粒状物を搬送する搬送装置、および、その搬送装置により搬送される粒状物の表面に印刷を行う印刷装置に関する。
医薬品の錠剤または錠菓(以下、「粒状物」と称す)の表面には、インクジェット方式の印刷装置を用いて、文字、コード、マークまたはイラストなどが印刷されることがある。印刷装置は、搬送機構により粒状物を搬送させながら、インクジェットヘッドからインクを吐出させて、印刷処理を行う。この搬送機構に関し、特許文献1には、PTP(Press Through Pack)ポケットに、粒状物(錠剤またはカプセル錠)を充填する包装装置が開示されている。
特許文献1に記載の包装装置は、外周面にリセス(凹部)を有するドラムを回転させつつ、ドラム上部に配置したシュートから、リセスに向けて粒状物を落下させる。そして、ドラムの下部において、回転するドラムのリセスと対向させながらPTPポケットを移動させ、リセス内の粒状物をPTPポケットへ供給する。また、シュートからリセスに粒状物を落下させる際、ストッパで粒状物を保持して、その粒状物の落下を停止する。そして、回転するドラムのリセスが、シュートの直下に位置すると、ストッパを解除して、粒状物を落下させる。そうすることで、タイミングよく粒状物をリセス内に落下させている。
特開平5−85519号公報
しかしながら、特許文献1では、ストッパで粒状物を保持できない場合、粒状物をリセスにタイミングよく落下させることができない。また、粒状物を落下させる都度、ストッパで粒状物を保持する必要があるため、定期的な動作が要求される。さらに、特許文献1では、ストッパで、粒状物を壁面に押し付けることで、粒状物を保持している。このため、タイミングがずれて、ストッパが粒状物の端部に当たり、その粒状物を破損させてしまうおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、破損させることなく、タイミングよく、粒状物を保持部へ供給する搬送装置、および、それを備えた印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、搬送経路に沿って粒状物を搬送するための搬送装置であって、前記搬送経路は、斜め下方へ向く円弧状の搬送経路を有し、前記搬送装置は、前記搬送経路に沿って等間隔に配列された、前記粒状物を保持する保持部と、前記保持部を、前記円弧状の搬送経路に沿って移動させる移動部と、前記円弧状に沿った搬送経路上へ、前記粒状物を落下させるフィーダと、前記フィーダ内の前記粒状物の落下を阻止するストッパと、前記フィーダにおいて、前記ストッパよりも上方の位置で前記粒状物を検知する検知部と、前記検知部が、前記粒状物を所定時間検知しない場合、前記ストッパを駆動して、前記粒状物の落下を阻止するストッパ制御部と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の搬送装置であって、前記移動部は、ドラムであり、前記保持部は、前記ドラムの外周面に形成された、前記粒状物を収容する凹部である。
本願の第3発明は、第2発明の搬送装置であって、前記粒状物は錠剤であり、前記フィーダは、前記粒状物の径方向を、落下方向に一致させて、前記粒状物を落下させ、前記凹部は、前記粒状物の前記径方向を、搬送方向に一致させて、前記粒状物を収容する。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明のいずれかの搬送装置であって、前記ストッパは、前記フィーダ内に突出し、前記フィーダ内を下方向に向かって狭くする阻止部材、を有する。
本願の第5発明は、第4発明の搬送装置であって、前記ストッパは、前記阻止部材を、斜め上方向に向けて振り子状に揺動して、前記フィーダ内に突出させる。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの搬送装置であって、前記ストッパ制御部は、前記ストッパで、前記粒状物の落下を阻止した場合、前記検知部が前記粒状物を所定時間検知し続けると、前記落下の阻止を解除する。
本願の第7発明は、印刷装置であって、第1発明から第7発明までのいずれかの搬送装置と、前記搬送装置により搬送される前記粒状物の表面に対してインク滴を吐出する印刷部とを備える。
本願の第1発明〜第7発明によれば、フィーダから搬送経路上に落下する粒状物は、この落下タイミングでフィーダ直下を通る保持部で保持される。これが連続して行われる場合、粒状物の落下タイミングにばらつきがあると、保持部の移動量を制御しなければ、フィーダからの粒状物を、保持部で保持できない。そこで、検知部が、フィーダ内で所定時間粒状物を検知しないと、落下タイミングにばらつきがあるとみなして、フィーダ内での粒状物の落下を阻止する。これにより、フィーダから搬送経路上へは粒状物が供給されなくなり、粒状物が保持部で保持されなくなるおそれを抑制できる。そして、保持部で保持されない粒状物が落下し、または、搬送パーツの間に挟まって、破損するおそれを抑制できる。
特に、第2発明によれば、フィーダからの粒状物が凹部に落下する際、粒状物の一部のみが凹部に収容されるといった不具合を回避できる。粒状物の一部のみが凹部に収容されると、凹部からはみ出た粒状物の一部が、搬送経路途中のパーツ間に挟まれて、粒状物が破損することがある。つまり、粒状物が凹部に正確に収容されない状態を回避することで、粒状物の破損を回避できる。
特に、第4発明によれば、フィーダ内が徐々に狭くなることで、粒状物の落下が阻止される。この場合、落下を阻止する際の粒状物への衝撃により、粒状物が破損するおそれを抑制できる。
特に、第5発明によれば、落下する粒状物に対して、斜め下から阻止部材をあてがうようにすることで、粒状物が、阻止部材とフィーダの内壁とで挟まれて、破損するおそれを抑制できる。
特に、第6発明によれば、粒状物の搬送が自動で再開されるため、操作者の手間を省くことができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示した図である。 供給フィーダの一部、搬送ドラムおよび第1搬送コンベアの一部を含む斜視図である。 制御部と、印刷装置内の各部との接続を示したブロック図である。 供給フィーダおよび搬送ドラムを概念的に示した部分断面図である。 錠剤センサの平面図である。 落下ストッパ機構の構成を説明するための図である。 供給フィーダおよび搬送ドラムを概念的に示した部分断面図である。 供給フィーダおよび搬送ドラムを概念的に示した部分断面図である。 供給フィーダおよび搬送ドラムを概念的に示した部分断面図である。 落下ストッパ機構で錠剤の落下を阻止する際の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、複数の粒状物が搬送される方向を「搬送方向」と称し、搬送方向に対して垂直かつ水平な方向を「幅方向」、搬送方向および幅方向に対して垂直な方向を「高さ方向」と称する。
<1.印刷装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置1の構成を示した図である。この印刷装置1は、医薬品である複数の錠剤9を搬送経路に沿って搬送しながら、錠剤9に印刷する装置である。錠剤9は、例えば、平面視が円形の円盤形またはレンズ形である。印刷装置1は、この錠剤9の円形部分の表面に、製品名、製品コード、会社名またはロゴマーク等の画像を印刷する。錠剤9は、素錠(裸錠)であってもよいし、フィルムコーティング錠(FC錠)等のコーティング錠であってもよい。錠剤9は、硬カプセル剤および軟カプセル剤を含むカプセル剤であってもよい。また、本発明において搬送対象となる粒状物は、錠剤に限らず、ラムネ等の錠菓であってもよい。
印刷装置1は、供給機構20、搬送機構30、印刷部40、検査機構50および制御部10を有する。
供給機構20は、装置内に投入された錠剤9を、搬送機構30へ受け渡す。供給機構20は、ホッパー21、直進フィーダ22、回転フィーダ23、および供給フィーダ24を有する。
ホッパー21は、多数の錠剤9を一括して装置内に受け入れる。ホッパー21は、印刷装置1の筐体100の最上部に配置されている。ホッパー21は、筐体100の上面に位置する開口部211と、下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の傾斜面212とを有する。開口部211へ投入された複数の錠剤9は、傾斜面212を滑り落ちて、直進フィーダ22へ流れ込む。
直進フィーダ22、回転フィーダ23および供給フィーダ24は、ホッパー21へ投入された複数の錠剤9を、搬送機構30まで搬送する機構である。直進フィーダ22は、平板状の振動トラフ221を有する。ホッパー21から振動トラフ221に供給された複数の錠剤9は、振動トラフ221の振動によって、回転フィーダ23側へ搬送される。
回転フィーダ23は、円板状の回転台231を有する。振動トラフ221から回転台231の上面に落下した複数の錠剤9は、回転台231の回転による遠心力で、回転台231の外周部付近へ集まる。
供給フィーダ24は、後述する搬送機構30の搬送ドラム31に設けられた複数の保持部310(図2参照)それぞれに、錠剤9を1つずつ供給する。供給フィーダ24は、本発明の「フィーダ」の一例である。
図2は、供給フィーダ24の一部、搬送ドラム31および第1搬送コンベア32の一部を含む斜視図である。図1および図2に示すように、供給フィーダ24は、回転台231の外周部から搬送機構30の搬送ドラム31まで、鉛直方向に延びている。供給フィーダ24の内部には、鉛直方向に延びる複数(図2の例では8個)の空洞部241が設けられている。回転台231の外周部へ搬送された複数の錠剤9は、それぞれ、複数の空洞部241のいずれか1つに供給され、空洞部241内を落下する。このように、複数の錠剤9は、複数の空洞部241に分散供給されることによって、複数の搬送列に整列される。そして、各搬送列の複数の錠剤9が、落下した順に搬送ドラム31へ供給される。
供給フィーダ24には、錠剤センサ71と、落下ストッパ機構72とが設けられている。錠剤センサ71および落下ストッパ機構72は、供給フィーダ24から搬送ドラム31へ、タイミングよく錠剤9が供給されないおそれがある場合に、錠剤9の供給を停止する。これらについては、後に詳述する。
図1に示すように、搬送機構30は、搬送ドラム31、第1搬送コンベア32、第2搬送コンベア33および搬出コンベア34を有する。
搬送ドラム31は、供給フィーダ24から第1搬送コンベア32へ、複数の錠剤9を受け渡す。搬送ドラム31は、略円筒形状の外表面311を有する。搬送ドラム31は、図示を省略したモータから得られる動力により、幅方向に延びる回転軸を中心として、図1および図2中の矢印の方向へ回転する。
図2に示すように、外表面311には、搬送方向および幅方向に略等間隔に配置された複数の保持部310が設けられている。複数の保持部310は、幅方向において、供給フィーダ24の複数の空洞部241と同じ間隔で、外表面311に配列されている。保持部310は、外表面311から搬送ドラム31の内方へと凹む凹部である。保持部310の底部には、貫通孔312が設けられている。また、搬送ドラム31の内部には、吸引機構(図示せず)が設けられている。吸引機構を動作させると、貫通孔312を介して、供給フィーダ24の下流側に位置する複数の保持部310のそれぞれに、大気圧よりも低い負圧が生じる。保持部310は、その負圧によって、供給フィーダ24から供給される錠剤9を、1つずつ吸着保持する。
そして、搬送ドラム31上において第1搬送コンベア32に対向する位置まで移動した保持部310には、大気圧よりも高い陽圧を作用させて、錠剤9の吸着を解除する。搬送ドラム31は、このように、供給フィーダ24から供給される複数の錠剤9を吸着保持しつつ回転し、それらの錠剤9を、第1搬送コンベア32へ受け渡す。搬送ドラム31から第1搬送コンベア32に錠剤9が受け渡される際、搬送ドラム31が吸着保持する錠剤9の面と、第1搬送コンベア32が吸着保持する錠剤9の面とが異なる。このため、搬送ドラム31に保持されている間と、第1搬送コンベア32に保持されている間とで、錠剤9の表裏が反転する。
第1搬送コンベア32は、一対のプーリ61と、搬送ベルト62と、吸引機構(図示せず)とを有する。搬送ベルト62は、一対のプーリ61の間に、環状に架け渡されている。搬送ベルト62は、その一部分が、搬送ドラム31の外周面に近接して対向するように配置される。一対のプーリ61の一方は、図示を省略したモータから得られる動力で回転する。これにより、搬送ベルト62が、図1および図2の矢印の方向へ回動する。このとき、一対のプーリ61の他方は、搬送ベルト62の回動に伴い従動回転する。
また、図2に示すように、搬送ベルト62の外表面には、搬送方向および幅方向に略等間隔に配置された複数の保持部620が設けられている。この保持部620は、搬送ドラム31の保持部310に対向しつつ移動する。搬送ベルト62の保持部620は、搬送ドラム31の保持部310と同様、搬送ベルト62の外表面に設けられた凹部であり、その底部には貫通孔621が設けられている。搬送ベルト62の複数の保持部620は、複数の搬送列の各々に対応する幅方向位置において、搬送方向に配列されている。搬送ベルト62における複数の保持部620の搬送方向および幅方向の間隔は、搬送ドラム31における複数の保持部310の搬送方向および幅方向の間隔と等しい。
第1搬送コンベア32は、搬送ドラム31と同様、吸引機構(図示せず)を有する。吸引機構は、プーリ61および搬送ベルト62の内側の空間に負圧を生じさせる。吸引機構を動作させると、貫通孔621を介して、複数の保持部620のそれぞれに、大気圧よりも低い負圧が生じる。保持部620は、その負圧によって、搬送ドラム31から受け渡された錠剤9を、1つずつ吸着保持する。これにより、第1搬送コンベア32は、複数の保持部620に負圧を作用させて、複数の錠剤9を、搬送方向および幅方向に整列された状態で吸着保持しつつ、搬送する。このように、搬送ベルト62は、錠剤9を保持する保持部の役割を果たす。
第1搬送コンベア32上において第2搬送コンベア33に対向する位置まで移動した保持部620には、大気圧よりも高い陽圧を作用させて、錠剤9の吸着を解除する。これにより、第1搬送コンベア32は、第2搬送コンベア33へ錠剤9を供給する。第1搬送コンベア32から第2搬送コンベア33に錠剤9が受け渡される際、第1搬送コンベア32が吸着保持する錠剤9の面と、第2搬送コンベア33が吸着保持する錠剤9の面とが異なる。このため、第1搬送コンベア32に保持されている間と、第2搬送コンベア33に保持されている間とで、錠剤9の表裏が反転する。
第2搬送コンベア33の構成は、第1搬送コンベア32とほぼ同等である。第2搬送コンベア33は、第1搬送コンベア32と同様に、一対のプーリ61と、搬送ベルト62と、吸引機構(図示せず)とを有する。第2搬送コンベア33の構成のうち、第1搬送コンベア32と同等の構成については、説明を省略する。
第2搬送コンベア33の下方には、第2搬送コンベア33と搬出コンベア34とを接続するシュート341が配置されている。第2搬送コンベア33上においてシュート341に対向する位置まで移動した保持部620には、大気圧よりも高い陽圧を作用させて、錠剤9の吸着を解除する。これにより、第2搬送コンベア33は、シュート341内へ錠剤9を落下させる。これにより、第2搬送コンベア33からシュート341を介して搬出コンベア34へと、錠剤9が受け渡される。
搬出コンベア34は、印刷後の複数の錠剤9を、印刷装置1の筐体100の外部へ搬出する。搬出コンベア34の上流側の端部は、シュート341の下方に位置する。搬出コンベア34の下流側の端部は、筐体100の外部に位置する。搬出コンベア34の下流側の端部は、例えば、印刷処理後の錠剤9を包装する包装装置と接続される。搬出コンベア34には、例えば、ベルト搬送機構が用いられる。第2搬送コンベア33から搬出コンベア34へ受け渡された複数の錠剤9は、搬出コンベア34によって、筐体100の外部へ搬出される。
このように、供給機構20と搬送機構30とにより、錠剤9を搬送するための搬送装置が構成される。
印刷部40は、図1に示すように、第1印刷部41と、第2印刷部42とを有する。
第1印刷部41は、錠剤9の一方側の表面に画像を印刷する。図1に示すように、第1印刷部41は、4つのヘッド400を有するヘッドユニット410を有する。4つのヘッド400はそれぞれ、インクジェット方式により、搬送機構30により搬送される錠剤9の表面に向けてインク滴を吐出して印刷処理を行う。4つのヘッド400は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色)のインク滴を吐出する。これらの各色により形成される単色画像の重ね合わせによって、錠剤9の表面に、多色画像が記録される。なお、各ヘッド400から吐出されるインクには、食品衛生法で認可された原料により製造された可食性インクが使用される。
図示は省略するが、ヘッド400の下面には、インク滴を吐出可能な複数のノズルが設けられている。本実施形態では、ヘッド400の下面に、複数のノズルが、搬送方向および幅方向に二次元的に配列されている。各ノズルは、幅方向に位置をずらして配列されている。このように、複数のノズルを二次元的に配置すれば、各ノズルの幅方向の位置を、互いに接近させることができる。ただし、複数のノズルは、幅方向に沿って一列に配列されていてもよい。
ノズルからのインク滴の吐出方式には、例えば、圧電素子であるピエゾ素子に電圧を加えて変形させることにより、ノズル内のインクを加圧して吐出させる、いわゆるピエゾ方式が用いられる。なお、インク滴の吐出方式は、ヒータに通電してノズル内のインクを加熱膨張させることにより吐出する、いわゆるサーマル方式であってもよい。
第2印刷部42は、錠剤9の他方側の面に画像を印刷する。第2印刷部42の構成は、第1印刷部41と同等であるため、説明を省略する。
検査機構50は、第1外観検査カメラ51と、第2外観検査カメラ52と、第1印刷検査カメラ53と、第3外観検査カメラ54と、第2印刷検査カメラ55と、不良品回収部56とを有する。
第1外観検査カメラ51は、搬送ドラム31により搬送される錠剤9の他方側の表面を撮影する。第2外観検査カメラ52は、第1印刷部41の上流側において、第1搬送コンベア32により搬送される錠剤9の一方側の表面を撮影する。第1外観検査カメラ51および第2外観検査カメラ52により得られた撮影画像は、制御部10へ入力される。制御部10は、得られた撮影画像に基づいて、各保持部310,620における錠剤9の有無、各錠剤9の形状不良の有無、各錠剤9の向き等を検出する。
第1印刷検査カメラ53は、第1印刷部41の下流側において、第1搬送コンベア32により搬送される錠剤9の一方側の表面を撮影する。第1印刷検査カメラ53により得られた撮影画像は、制御部10へ入力される。制御部10は、得られた撮影画像に基づいて、第1印刷部41による印刷処理の不良の有無を検出する。
第3外観検査カメラ54は、第2印刷部42の上流側において、第2搬送コンベア33により搬送される錠剤9の他方側の表面を撮影する。第3外観検査カメラ54により得られた撮影画像は、制御部10へ入力される。制御部10は、得られた撮影画像に基づいて、第2搬送コンベア33の各保持部620における錠剤9の有無、各錠剤9の形状不良の有無、各錠剤9の向き等を検出する。
第2印刷検査カメラ55は、第2印刷部42の下流側において、第2搬送コンベア33により搬送される錠剤9の他方側の表面を撮影する。第2印刷検査カメラ55により得られた撮影画像は、制御部10へ入力される。制御部10は、得られた撮影画像に基づいて、第2印刷部42による印刷処理の不良の有無を検出する。
不良品回収部56は、上記の5つのカメラ51〜55により得られた撮影画像に基づいて、形状不良と判断された錠剤9および印刷不良と判断された錠剤9を回収する。不良品回収部56は、加圧機構(図示せず)と回収箱561とを有する。加圧機構が、不良が検出された錠剤9を保持する保持部620に対して、第2搬送コンベア33の内側から局所的に加圧された気体を吹き付けることにより、当該錠剤9の吸着を解除する。これにより、不良が検出された錠剤9が、回収箱561へと回収される。
制御部10は、印刷装置1内の各部を動作制御するための手段である。この制御部10は、本発明の「ストッパ制御部」の一例である。
図3は、制御部10と、印刷装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図1中に概念的に示したように、制御部10は、CPU等の演算処理部101、RAM等のメモリ102、および、ハードディスクドライブ等の記憶部103を有するコンピュータにより構成される。記憶部103内には、印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムPおよびデータDが、記憶されている。
図3に示すように、制御部10は、直進フィーダ22、回転フィーダ23、搬送ドラム31(モータ、吸引機構を含む)、第1搬送コンベア32(モータ、吸引機構を含む)、第2搬送コンベア33(モータ、吸引機構を含む)、搬出コンベア34、第1印刷部41および第2印刷部42のヘッド400、第1外観検査カメラ51、第2外観検査カメラ52、第1印刷検査カメラ53、第3外観検査カメラ54、第2印刷検査カメラ55、不良品回収部56、錠剤センサ71、ならびに落下ストッパ機構72と、それぞれ通信可能に接続されている。
制御部10は、記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムPおよびデータDをメモリ102に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムPに基づいて、演算処理部101が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、複数の錠剤9に対する印刷処理が進行する。
<2.供給フィーダの構成について>
次に、供給フィーダ24の詳細な構成について、図2および図4を参照しつつ説明する。図4は、供給フィーダ24および搬送ドラム31を概念的に示した部分断面図である。
鉛直方向に延びている供給フィーダ24の空洞部241の内部には、錠剤9が、その長手方向(径方向)が鉛直方向となるように収容される。供給フィーダ24は、搬送ドラム31の最も高い位置から、周方向に沿って斜め下方向に向かう円弧状部分の上方に配置されている。つまり、この円弧状部分で、供給フィーダ24から搬送ドラム31への錠剤9の受け渡しが行われる。
空洞部241へは、回転台231から錠剤9が供給される。その錠剤9は、空洞部241に沿って落下する。空洞部241の下端まで落下した錠剤9は、外表面311に当たって接することで保持される。この状態で、順次、回転台231から空洞部241へ錠剤9が供給されると、空洞部241の下端で保持された錠剤9に積層されていく。そして、空洞部241内では、複数の錠剤9が積層保持されるようになる。後に詳述するが、積層保持された複数の錠剤9は、先頭(最下端)から順に1つずつ、空洞部241の直下に移動してきた保持部310へ、収容される。複数の錠剤9は、空洞部241に積層保持されることで、一定のタイミングで供給フィーダ24から排出される。その結果、供給フィーダ24から搬送ドラム31へ、タイミングよく錠剤9の受け渡しが行われる。
供給フィーダ24には、錠剤センサ71および落下ストッパ機構72が設けられている。錠剤センサ71は、落下ストッパ機構72よりも上側に配置されている。
錠剤センサ71は、空洞部241内の錠剤9を検知するためのセンサである。図5は、錠剤センサ71の平面図である。図4は、図5のIV−IV線における断面に相当する。錠剤センサ71は、空洞部241それぞれに対して(この例では8個)設けられている。錠剤センサ71は、例えば、赤外線を発光する発光器と、それを受光する受光器とを有している。そして、発光器と、受光器とは、空洞部241を間に挟むように対向配置されている。供給フィーダ24には、発光器と、受光器との間で送受される赤外線を通す貫通孔242および貫通孔243が設けられている。
この構成において、図4に示すように、空洞部241内で、貫通孔242,243の位置まで錠剤9が積層されていると、錠剤センサ71の発光器からの赤外線は、錠剤9により遮られる。このため、錠剤センサ71の受光器は、発光器からの赤外線を受光しない。一方、空洞部241に錠剤9が積層保持されていないと、錠剤センサ71の受光器は、発光器からの赤外線を受光する。すなわち、制御部10は、錠剤センサ71の受光器が赤外線を受光するか否かにより、空洞部241内に錠剤9が積層保持されているか否かを検知する。
落下ストッパ機構72は、空洞部241内での錠剤9の落下を阻止する。図6は、落下ストッパ機構72の構成を説明するための図である。落下ストッパ機構72は、複数(この例では8個)ある空洞部241それぞれに対して、1つずつ設けられている。
落下ストッパ機構72は、錠剤受止め部721と、支持部722と、駆動部723とを有している。支持部722は一方向に長い円柱または角柱形状であり、回転軸部722Aを中心に揺動可能に支持されている。支持部722の第1端には、錠剤受止め部721が設けられている。また、支持部722の第2端には、駆動部723が設けられている。
駆動部723には、例えば、エアシリンダが用いられる。駆動部723は、通電の有無に伴い供給される空気圧によって、軸部723Aを駆動部本体723Bに対して突出入させる。軸部723Aは、鉛直方向に延びる空洞部241に対して、直交する方向に沿って移動する。軸部723Aの端部は、支持部722の第2端に接続されている。駆動部723は、軸部723Aを駆動部本体723Bから突出させることで、支持部722の第2端を、供給フィーダ24側に移動させる。これにより、支持部722の第1端に設けられた錠剤受止め部721は、供給フィーダ24とは反対側へ移動する。また、駆動部723は、軸部723Aを駆動部本体723Bへ突入させることで、支持部722の第2端を、供給フィーダ24とは反対側へ移動させる。これにより、支持部722の第1端に設けられた錠剤受止め部721は、供給フィーダ24側へ移動する。このように、支持部722の第1端に設けられた錠剤受止め部721は、回転軸部722Aを中心に、振り子状に揺動する。錠剤受止め部721は、本発明の「阻止部材」の一例である。なお、駆動部723に、エアシリンダ以外の駆動機構が用いられていてもよい。
錠剤受止め部721は、支持部722が揺動することにより、空洞部241の外側の待機位置(図6の破線状態)と、内側に一部が突出する突出位置(図6の実線状態)との間で往来する。供給フィーダ24には、錠剤受止め部721が、待機位置と突出位置との間での往来を可能にする貫通孔244が設けられている。錠剤受止め部721は、例えば直方体形状である。そして、錠剤受止め部721が突出位置にあるとき、錠剤受止め部721の一端面721Aは、空洞部241の鉛直方向に対して交差する。つまり、空洞部241は、その幅が下方に向かって徐々に狭くなる。ただし、錠剤9の厚み方向(長手方向に直交する方向)の厚みD1と、錠剤受止め部721が突出位置にあるときの、空洞部241が最も狭くなる幅D2との関係は、D1>D2である。
このように、錠剤9は、落下方向に対して斜めとなる、錠剤受止め部721の一端面721Aで保持されて、落下が阻止される。この場合、落下する錠剤9が一端面721Aから受ける衝撃は、平面に落下する際の衝撃と比べて小さい。このため、落下を阻止する際の衝撃が緩和され、錠剤9の破損が抑制される。
また、錠剤受止め部721は、待機位置から、斜め上方向に振り子状に揺動して、突出位置に移動するため、落下する錠剤9に対して、斜め下から錠剤受止め部721をあてがうようにできる。これにより、錠剤9の落下を阻止する際に、錠剤9が、錠剤受止め部721と、空洞部241の内壁とで挟み込まれるおそれを抑制して、錠剤9の破損のおそれを抑制できる。さらに、錠剤受止め部721を突出位置から待機位置へ移動させる場合、錠剤受止め部721は、落下しようとしている錠剤9に対して、斜め下方向へ移動する。つまり、錠剤受止め部721は、錠剤9の移動(落下)に逆らわずに、待機位置へ移動させることができる。これにより、例えば、錠剤受止め部721と供給フィーダ24の内壁との間に錠剤9が挟み込まれて、錠剤9が破損するといったおそれを防止できる。
なお、落下ストッパ機構72は、駆動部723が通電されていない状態では、錠剤受止め部721が突出位置となるようにしてある。すなわち、駆動部723が通電されていない場合では、駆動部723は、軸部723Aを駆動部本体723Bへ突入させた状態となる。そして、駆動部723が通電されると、駆動部723は、軸部723Aを駆動部本体723Bから突出させる。これより、電源がオフ、または、停電などで、印刷装置1全体が動いていないときには、錠剤受止め部721が突出位置に移動して、錠剤9の落下が阻止される。
<3.供給フィーダから搬送ドラムへの錠剤供給について>
次に、供給フィーダ24から搬送ドラム31への錠剤9の供給について、図7(A)、図7(B)、図8、図9(A)および図9(B)を参照しつつ説明する。図7(A)、図7(B)、図8、図9(A)および図9(B)は、供給フィーダ24および搬送ドラム31を概念的に示した部分断面図である。なお、図7(A)、図7(B)、図8、図9(A)および図9(B)では、錠剤センサ71および落下ストッパ機構72の図示は省略している。
ただし、図7(A)、図7(B)および図8は、供給フィーダ24から搬送ドラム31へ、タイミングよく錠剤9の供給が行われる場合を示す。図9(A)および図9(B)は、供給フィーダ24から搬送ドラム31へ、タイミングよく錠剤9の供給が行われない場合を示す。
また、図7(A)、図7(B)および図8の説明において、空洞部241の最下端に保持される錠剤9は、錠剤9Aと称し、その上に積層される錠剤9は、錠剤9Bと称す。また、錠剤9Aが収容される保持部310は、保持部310Aと称する。保持部310Aよりも上流にある保持部310は、保持部310Bと称し、下流にある保持部310は、保持部310Cと称する。
錠剤9Aが確実に保持部310Aに収容される場合、図7(A)に示すように、錠剤9Aは、保持部310Cと保持部310Aとの間の外表面311に当たって接する状態で、空洞部241に保持される。前記のように、外表面311は、周方向に沿って回動している。このため、錠剤9Aは、空洞部241で保持された状態で、外表面311を滑り動く。そして、保持部310Aが空洞部241の直下に移動すると、図7(B)に示すように、錠剤9Aは、外表面311との接触部分が、外表面311から保持部310Aへ滑り落ちる。そして、錠剤9Aは、空洞部241での保持姿勢(長手方向が鉛直方向となる姿勢)から、倒れるようにして、搬送姿勢で保持部310Aに収容される。搬送姿勢とは、錠剤9の長手方向が、搬送ドラム31の周方向、すなわち、搬送方向と一致する姿勢をいう。
さらに、外表面311が回動すると、図8に示すように、錠剤9Aは、保持部310Aで保持されて搬送され、錠剤9Aの上に積層された錠剤9Bが、空洞部241の最下端に移動(落下)する。そして、その錠剤9Bが、保持部310Aと保持部310Bとの間の外表面311に当たって接する状態で、空洞部241に保持される。その後、前記と同様、保持部310Bが空洞部241の直下に移動されると、錠剤9Bは、保持部310Bに搬送姿勢で収容される。
この動作が繰り返されることで、供給フィーダ24に積層保持された錠剤9が1つずつ、搬送ドラム31へ供給されるようになる。この供給動作において、複数の錠剤9は、供給フィーダ24で積層保持されているため、1つずつ定期的に搬送ドラム31へ供給される。この場合、空洞部241の最下端の錠剤9Aが、確実に搬送姿勢で収容されると、それに積層される錠剤9は、順次、保持部310へ確実に搬送姿勢で収容される。一方で、空洞部241の詰まり等により、空洞部241内に錠剤9が積層されず、錠剤9が不定期に空洞部241から搬送ドラム31へ落下する場合には、錠剤9は、保持部310へ収容されず、破損等の問題が発生する。以下、その場合について説明する。
図9(A)および図9(B)は、錠剤9が破損する場合を説明するための図である。図9(A)および図9(B)では、回転台231から空洞部241に供給された錠剤9が、空洞部241の最下端まで落下するタイミングで、保持部310が空洞部241の直下に位置する場合を示す。
この場合、図9(A)に示すように、錠剤9は、空洞部241での保持姿勢の状態で、空洞部241から保持部310へ直接落下する。そうすると、錠剤9は、保持部310でも保持姿勢となり、その一部が保持部310から突出することがある。この状態で、外表面311が回動すると、図9(B)に示すように、突出した錠剤9の一部が、供給フィーダ24の壁面と、保持部310の壁面とで挟まれて、錠剤9は破損するおそれがある。そこで、錠剤9が空洞部241内に積層保持されていない場合には、制御部10は、保持部310と保持部310との間の位置に、錠剤9が落下するように、落下ストッパ機構72を駆動制御する。
詳しくは、制御部10は、錠剤センサ71により、空洞部241内に錠剤9が積層保持されているか否かを監視する。空洞部241内に錠剤9が積層保持されていない場合には、制御部10は、錠剤センサ71により、所定時間内に錠剤9を検知したか否かを監視する。より詳しくは、制御部10は、保持部310と保持部310との間の位置に落下する錠剤9を、錠剤センサ71により検知してから、所定時間内に、次の錠剤9の落下を検知したか否かを監視する。この所定時間は、供給フィーダ24における、錠剤9の一錠あたりの搬送時間をTで表すと、T×1.5で決定される。ただし、搬送時間Tは、錠剤9の空洞部241内の落下速度と、搬送ドラム31の回転速度とにより決まる。また、係数「1.5」は一例であり、錠剤形状、保持部310の間隔、落下ストッパ機構72から搬送ドラム31までの距離により決まる。所定時間内に、錠剤9の落下を検知すると、その錠剤9は、直前に落下した錠剤9と同様、保持部310と保持部310との間の位置に落下し、保持部310に搬送姿勢で確実に収容される。一方、所定時間内に、錠剤9を検知しない場合には、制御部10は、錠剤9の落下タイミングにばらつきがあるとみなす。この場合、錠剤9は、保持部310に搬送姿勢で収容されないおそれがあるため、制御部10は、落下ストッパ機構72を駆動して、錠剤9の落下を阻止する。
錠剤9の落下が阻止されると、時間の経過に伴い、落下が阻止された錠剤9に、順次錠剤9が積層される。そして、制御部10は、落下ストッパ機構72から上側に錠剤9が積層されたか否かを監視する。制御部10は、錠剤センサ71の受光器が継続して赤外線を受光しなくなることにより、錠剤9が積層されたことを検知する。錠剤9が積層されると、制御部10は、落下ストッパ機構72による落下阻止を解除する。より詳しくは、錠剤センサ71の受光器が赤外線を受光しなくなってから、時間T1が経過した後、錠剤9の落下速度と、落下ストッパ機構72から搬送ドラム31までの距離とに基づいて、錠剤9が保持部310と保持部310との間に落下するように、落下阻止を解除する。ただし、時間T1は、前記搬送時間T×(搬送ドラム31までの錠剤数+1)で決まる。搬送ドラム31までの錠剤数は、錠剤9の形状と、落下ストッパ機構72から搬送ドラム31までの距離とにより決まる。
<4.落下ストッパ機構72の制御処理について>
図10は、落下ストッパ機構72で錠剤9の落下を阻止する際の処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、制御部10により実行される。
落下ストッパ機構72に通電されていない場合、錠剤受止め部721は突出位置にある。制御部10は、先ず、落下ストッパ機構72を駆動し、錠剤受止め部721を待機位置に移動させる(ステップS1)。次に、制御部10は、錠剤センサ71により、空洞部241に錠剤9が積層保持されているか否かを判定する(ステップS2)。この判定は、錠剤センサ71の受光器が赤外線を受光し続けているか否かで行われる。
錠剤9が積層保持されている場合(ステップS2でYES)、制御部10は、ステップS2の処理を再度実行する。錠剤9が積層保持されていない場合(ステップS2でNO)、制御部10は、所定時間内に錠剤9を検知したか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、制御部10は、錠剤センサ71が一の錠剤9の落下を検知してから、所定時間内に、次の錠剤9の落下を検知したか否かを判定する。この所定時間は、前記したように、錠剤9の形状、落下速度、保持部310の間隔、搬送ドラム31の回転速度、落下ストッパ機構72から搬送ドラム31までの距離等に基づいて決定される。
所定時間内に錠剤9を検知した場合(ステップS3でYES)、制御部10は、ステップS3の処理を再度実行する。所定時間内に錠剤9を検知していない場合(ステップS3でNO)、制御部10は、落下ストッパ機構72を駆動して、錠剤受止め部721を突出位置へ移動させる(ステップS4)。これにより、錠剤9の落下が阻止される。
制御部10は、所定時間、錠剤9を検知し続けたか否かを判定する(ステップS5)。所定時間、錠剤9を検知し続けない場合(ステップS5でNO)、制御部10は、ステップS5を再度実行する。所定時間、錠剤9を検知し続けた場合(ステップS5でYES)、制御部10は、空洞部241に錠剤9が積層保持されたと判定し、落下ストッパ機構72による落下阻止を解除する(ステップS6)。このとき、制御部10は、錠剤9の形状、落下速度、保持部310の間隔、搬送ドラム31の回転速度、落下ストッパ機構72から搬送ドラム31までの距離等に基づいて決定されるタイミングで、落下阻止を解除する。これにより、錠剤9が、保持部310と保持部310との間に落下するようになる。このように、錠剤9が積層保持されると、搬送ドラム31への供給を再開することで、ユーザの手間を省くことができる。
本実施形態では、上記の通り、錠剤9の落下タイミングにばらつきがある場合には、
錠剤9の落下を阻止することで、供給フィーダ24から搬送ドラム31への錠剤9の供給を停止する。これにより、錠剤9が、保持部310に搬送姿勢で確実に収容されずに破損する、といったおそれを抑制できる。
<5.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、供給フィーダ24の空洞部241は、鉛直方向に延びているが、傾斜していてもよい。
また、錠剤9の落下を阻止する落下ストッパ機構72の構成は、上記の実施形態に限定されない。錠剤受止め部721で、空洞部241を完全に塞ぐようにしてもよい。また、錠剤受止め部721を、鉛直方向に直交する方向から、空洞部241へ突出させてもよい。
また、本発明の移動部の一例として、搬送ドラム31を例に挙げているが、帯状の搬送ベルトを、一対のプーリに環状に架け渡したものであってもよい。この場合、保持部は、搬送ベルトの表面に形成される。
また、上記の印刷装置1は、第1印刷部41および第2印刷部42によって、錠剤9の両面に印刷を行う装置であった。しかしながら、本発明の錠剤印刷装置は、錠剤9の片面のみに印刷を行う装置であってもよい。
また、印刷装置1の細部の構成については、本願の各図と相違していてもよい。また、上記の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 印刷装置
9,9A,9B 錠剤
10 制御部
20 供給機構
24 供給フィーダ
30 搬送機構
31 搬送ドラム
40 印刷部
50 検査機構
71 錠剤センサ
72 落下ストッパ機構
62 搬送ベルト
241 空洞部
310,310A,310B,310C 保持部
311 外表面
721 錠剤受止め部
722 支持部
723 駆動部
723A 軸部
723B 駆動部本体

Claims (7)

  1. 搬送経路に沿って粒状物を搬送するための搬送装置であって、
    前記搬送経路は、斜め下方へ向く円弧状の搬送経路を有し、
    前記搬送経路に沿って等間隔に配列された、前記粒状物を保持する保持部と、
    前記保持部を、前記円弧状の搬送経路に沿って移動させる移動部と、
    前記円弧状に沿った搬送経路上へ、前記粒状物を落下させるフィーダと、
    前記フィーダ内の前記粒状物の落下を阻止するストッパと、
    前記フィーダにおいて、前記ストッパよりも上方の位置で前記粒状物を検知する検知部と、
    前記検知部が、前記粒状物を所定時間検知しない場合、前記ストッパを駆動して、前記粒状物の落下を阻止するストッパ制御部と、
    を備える、搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記移動部は、ドラムであり、
    前記保持部は、前記ドラムの外周面に形成された、前記粒状物を収容する凹部である、
    搬送装置。
  3. 請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記粒状物は錠剤であり、
    前記フィーダは、前記粒状物の径方向を、落下方向に一致させて、前記粒状物を落下させ、
    前記凹部は、前記粒状物の前記径方向を、搬送方向に一致させて、前記粒状物を収容する、
    搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の搬送装置であって、
    前記ストッパは、前記フィーダ内に突出し、前記フィーダ内を下方向に向かって狭くする阻止部材、を有する、
    搬送装置。
  5. 請求項4に記載の搬送装置であって、
    前記ストッパは、前記阻止部材を、斜め上方向に向けて振り子状に揺動して、前記フィーダ内に突出させる、
    搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の搬送装置であって、
    前記ストッパ制御部は、前記ストッパで、前記粒状物の落下を阻止した場合、前記検知部が前記粒状物を所定時間検知し続けると、前記落下の阻止を解除する、
    搬送装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかの搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送される前記粒状物の表面に対してインク滴を吐出する印刷部と、
    を有する、印刷装置。
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