JP6631754B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から前記先端まで延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の端のタイヤ周方向位置、及び、前記先端のタイヤ周方向位置を両端とするタイヤ周方向の範囲のうちタイヤ周方向長さが短い方の範囲内にあり、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっている、ことを特徴とする。
前記屈曲位置は、前記線状突起1本につき1箇所である。すなわち、前記線状突起それぞれの前記屈曲位置の数は1つである。
前記第1の部分及び前記第2の部分はそれぞれ、直線状に延びることが好ましい。
前記なす角はそれぞれ、前記直線が前記第2の部分との間になす角のうち小さい方の角、及び、前記直線が前記第1の部分との間になす角のうち小さい方の角を意味する。
前記装飾要素同士は、前記領域内の前記第1の部分の隣り合う間隔より広い間隔をあけて配置されていることが好ましい。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記屈曲位置がタイヤ径方向外側に位置する線状突起であるほど、前記第2の部分の延在方向長さが長い、ことを特徴とする。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第1の部分の延在方向長さは、前記第2の部分の延在方向長さより長く、
前記屈曲位置がタイヤ径方外側に位置する線状突起であるほど、前記第1の部分の延在方向長さに対する前記第2の部分の延在方向長さの比は大きい、ことを特徴とする。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記先端の側の前記第2の部分の端は、前記第1の部分の延在方向と平行な方向に並んでいる、ことを特徴とする。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第2の部分は、タイヤ周方向に対して45度以内の傾斜角度で延びている、ことを特徴とする。
タイヤ幅方向は、タイヤ1の回転軸Axisと平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤセンターラインから離れる側である。タイヤ赤道面とは、回転軸Axisと直交し、タイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤセンターラインに近づく側である。タイヤ周方向Cは、タイヤ1の回転軸Axisを回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向Rは、タイヤ1の回転軸Axisと直交する方向である。タイヤ径方向外側は、回転軸Axisから離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、回転軸Axisに近づく側をいう。
サイド部4は、タイヤ1の回転軸Axisを中心として円環状に連続して延び、互いに径の異なる連続突起41、42を有している。サイド部4は、連続突起41と連続突起42とに囲まれた円環状の領域に、後述する装飾要素で装飾された装飾部5を有している。図1に示す例において、装飾部5は、タイヤ周上の対向する2箇所に設けられている。サイド部4は、装飾部5の他に、ブランド名やタイヤサイズなどを表示する文字や図形などを含む標章を表示する標章表示部6を有している。標章表示部6は、上記円環状の領域に、2つの装飾部5に挟まれるように配置されている。なお、図1では、標章の図示を省略し、凹凸を有しない平滑面によって標章表示部6を示す。
以下、装飾部5に含まれる装飾要素10について説明する。
装飾要素10は、図2に示されるように、サイド部4の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起11が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置されることで構成される。鉤とは、先が曲がった金属製あるいは木製の器具をいい、鉤型形状とは、鉤の形状を模した線状突起11の形状をいう。
「鉤の先端の向きを揃え」とは、複数の線状突起11のすべてに関して、線状突起11の屈曲位置11cから、後述する第2の部分11bが延びる方向(第2の部分の延在方向)が、タイヤ周方向の同じ側を向く成分を有している、あるいは、タイヤ径方向外側を向く成分を有していることをいう。図2に示す例において、第2の部分11bの延在方向は、タイヤ周方向のうち右側を向く成分を有している。
第1の部分11aは、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる部分である。
第2の部分11bは、線状突起11の屈曲位置11cにおいて第1の部分11aとの間に90度以上の角(図2においてθ1+θ2)をなして屈曲位置11cから延びる部分である。第1の部分11a及び第2の部分11bはそれぞれ、直線状に延びる線状突起11の部分である。図2、及び、後で参照する図3に示す例において、第2の部分11bは、屈曲位置11cにおいて、第1の部分11aと接続されている。
線状突起11の断面形状は、線状突起11の延在方向と直交する平面において、三角形状、台形形状等の多角形状、円弧形状、楕円弧形状等である。
線状突起11の幅は、例えば、0.2〜0.5mmである。線状突起11の幅とは、線状突起11の延在方向と直交する方向の線状突起11の最大長さ、すなわち、隣り合う谷部の間隔をいう。
本実施形態では、複数の線状突起11の間で、屈曲位置11cのタイヤ径方向位置が互いに異なっていることによって、第1の部分11aをタイヤ径方向に対して大きく傾斜させることなく、第2の部分11bの隣り合う間隔d2を第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くすることができる。第1の部分11aがタイヤ径方向に対して大きく傾斜していると、第1の部分11aに付着した汚れが、タイヤ1の回転による遠心力を受けてタイヤ径方向外側に移動することが難しく、タイヤ径方向に移動する途中で停滞するおそれがある。上記汚れは、例えば、数本の線状突起11に跨るような大きさの汚れである。
そして、本実施形態では、第2の部分11bの隣り合う間隔d2が第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くなっていることで、第2の部分11bが位置する領域では、線状突起11と汚れとの接触面積が小さく、第1の部分11aが位置する領域よりも移動しやすいため、第1の部分11aに沿って屈曲位置11cまで移動した汚れは、第2の部分11bの領域を経て装飾領域5aからスムーズに排出される。このようなセルフクリーニング機能が走行中に発揮されることで、泥、泥水などの流動性のある汚れがサイド部4に付着した場合に、乾いてしまう前に除去され、サイド部4の表面が清浄に保たれやすい。第2の部分11bの領域では、汚れとの接触面積が小さいため、遠心力が大きい場合には、第2の部分11bをタイヤ径方向外側に跨ぐように移動する効果も得られる。
また、本実施形態では、第1の部分11aと第2の部分11bとのなす角のうち小さい方の角(屈曲角)が90度以上であるため、屈曲位置11c付近での汚れの移動のしやすさが確保される。屈曲角が鋭角であると、屈曲位置11cにおいて汚れが保持されてしまい、停滞しやすくなる。
好ましくは、第2の部分11bの領域の複数の間隔d2は、等間隔である。間隔d2が等間隔でないと、汚れが付着した位置によって、汚れの移動し易さにばらつきが生じる場合がある。
好ましくは、第1の部分11aの領域の複数の間隔d1は、等間隔である。間隔d1が等間隔でないと、汚れが付着した位置によって、汚れの移動し易さにばらつきが生じる場合がある。
好ましくは、第2の部分11bの領域の複数の第2の部分11bのうち、延在方向長さが最長であるものは、延在方向長さが最短であるものの2〜10倍である。
好ましくは、線状突起11の第1の部分11aのうち、延在方向長さが最長であるものは、延在方向長さが最短であるものの1.2〜20倍の長さを有し、より好ましくは1.4〜20倍の長さを有している。上記倍率が小さすぎると、第2の部分11bの間隔d2が狭くなりやすく、上記倍率が大きすぎると、汚れをタイヤ径方向外側に移動させる効果が十分に得られない場合がある。
好ましくは、複数の線状突起11の屈曲位置11cは、直線L上に等間隔に配置されている。
この実施形態では、さらに、直線Lは、第1の部分11aの延在方向及び第2の部分11bの延在方向のそれぞれと交差する方向に延び、図2に示されるように、第2の部分11bとの間になす角のうち小さい方の角θ2は、第1の部分11aとの間になす角のうち小さい方の角θ1より大きいことが好ましい。このような形態は、d2>d1を満たす形態の装飾要素10を作りやすくなる点で好ましい。
また、タイヤ径方向内側の第1の部分11aの端は、第2の部分11bの延在方向と平行な方向に沿って並んでいることが好ましい。
なお、1つの装飾要素10に含まれる線状突起11の総数は、2本以上であり、例えば、3〜15本である。図2に示す例において、線状突起11の総数は、6本である。
なお、間隔d3は、間隔d1と同じ方向に沿った長さであり、図2に示す例において、間隔d3は、第1の部分11aの延在方向と直交する方向に沿った長さである。
好ましくは、第2の線状突起12のタイヤ径方向外側の先端は、屈曲位置11cを結ぶ直線L上にある。
一実施形態によれば、上記説明した比は、図3に示す例のように、線状突起11の間で一定であってもよく、図4に示す例のように、屈曲位置11cがタイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど小さくなっていてもよい。これらの形態によれば、上記間隔d3を間隔d1に対して広くしやすく、サイド部4の表面を清浄に保つ効果が向上する。
線状突起11は、屈曲位置11cにおいて、図4に示す例のように、湾曲していてもよい。図4に示す例において、屈曲位置11cとは、第1の部分11aと第2の部分11bとを接続する湾曲した部分をいう。屈曲位置11cは、例えば、半径5mm以下の円弧形状を有している。
本実施形態の空気入りタイヤの効果を調べるために、タイヤのサイド部の装飾要素の形態を種々異ならせたタイヤを作製した。作製したタイヤ(タイヤサイズ:265/50R20 111W)には、表に示した点及び下記の点を除いて、図1に示すサイド部において、図2に示す装飾要素を基調とした装飾部を設けた。
第1の部分11aのタイヤ径方向に対する傾斜角度は45°とした。
第1の部分11aの延在方向の長さは33〜56mm、第2の部分11bの延在方向の長さは1.5〜9mmとした。
比較例1の装飾要素には、図5に示す形態の装飾要素を用いた。比較例1では、線状突起111の全ての屈曲位置111cが、タイヤ最大幅位置に位置していた。
比較例3の装飾要素には、第2の部分11bがタイヤ周方向に延在するとともに、線状突起11の屈曲角が80度をなすよう、第1の部分11aがタイヤ径方向に対して傾斜した形態を採用した。
実施例2の装飾要素には、図2に示す装飾要素に代えて、図3に示す装飾要素を採用した。なお、実施例2のd1に対するd3の大きさは、実施例1よりも大きかった。
実施例3の装飾要素には、図2に示す装飾要素に代えて、図4に示す装飾要素を採用した。
表中、「第1の部分に対する第2の部分の長さ比」は、上記説明した比の大きさが、タイヤ径方向内側の線状突起からタイヤ径方向外側の線状突起にかけてどのように変化しているかを表す。「小→大」は比が大きくなっていることを表し、「大→小」は比が小さくなっていることを表す。なお、タイヤ径方向の最も外側に位置する線状突起11における上記比は、比較例1では0.25、比較例2、3、実施例1、4、5では0.17、実施例2、3では0.40であった。
作製したタイヤを、リム(リムサイズ:20×8.5J)に装着し(空気圧250kPa)、排気量3.6リットルのSUV車を試験車両として、泥濘を設けたテストコースを0〜80km/時の範囲で10km走行した後、10人のパネラーが、試験車両の側方からサイド部を正面視する位置に立って目視で汚れ具合を観察し、以下の判定基準に従って点数をつけた。点数の合計が36〜40の範囲内だった場合をA、26〜35の範囲内だった場合をB、16〜25の範囲内だった場合をC、10〜15の範囲内だった場合をD、と評価した。その結果、A又はBと評価したタイヤを、汚れ落ち性に優れると評価した。
(点数:判定基準)
4:きれいであると強く感じる。
3:相対的にきれいであると感じる。
2:相対的に汚れていると感じる。
1:汚れていると強く感じる。
2 トレッド部
3 ビード部
4 サイド部
5 装飾部
5a 装飾部内の領域
6 標章表示部
10 装飾要素
11 線状突起
11a 第1の部分
11b 第2の部分
11c 屈曲位置
Claims (13)
- 空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から前記先端まで延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の端のタイヤ周方向位置、及び、前記先端のタイヤ周方向位置を両端とするタイヤ周方向の範囲のうちタイヤ周方向長さが短い方の範囲内にあり、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記線状突起の隣り合う間隔は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の前記端から前記第2の部分の前記先端に向かって進むとき、段階的又は連続的に広くなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第2の部分の延在方向は、前記線状突起の間で互いに平行である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記装飾要素に含まれる前記屈曲位置は、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって延びる直線上に位置している、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記直線は、前記第1の部分の延在方向及び前記第2の部分の延在方向のそれぞれと交差するよう延びており、前記直線が前記第2の部分との間になす角は、前記直線が前記第1の部分との間になす角より大きい、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1の部分は、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に対して傾斜して延びている、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記装飾要素に含まれる前記線状突起の総数の80%以上の線状突起の屈曲位置が、タイヤ最大幅が位置するタイヤ径方向位置よりもタイヤ径方向外側に位置している、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記サイド部は、タイヤ周方向に並ぶ複数の領域のそれぞれに、前記装飾要素を有し、
前記装飾要素同士は、前記領域内の前記第1の部分の隣り合う間隔より広い間隔をあけて配置されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記線状突起を第1の線状突起というとき、前記領域には、前記第1の線状突起の他に、前記第1の線状突起の第1の部分に対して間隔をあけて配置され、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって屈曲することなく延びる第2の線状突起が配置されている、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
- 空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記屈曲位置がタイヤ径方向外側に位置する線状突起であるほど、前記第2の部分の延在方向長さが長い、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第1の部分の延在方向長さは、前記第2の部分の延在方向長さより長く、
前記屈曲位置がタイヤ径方外側に位置する線状突起であるほど、前記第1の部分の延在方向長さに対する前記第2の部分の延在方向長さの比は大きい、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記先端の側の前記第2の部分の端は、前記第1の部分の延在方向と平行な方向に並んでいる、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第2の部分は、タイヤ周方向に対して45度以内の傾斜角度で延びている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
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