JP6631754B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
タイヤは、一般に、金型内で生タイヤを加圧、加熱し、加硫することによって製造される。このとき、金型とゴムとの間に空気が残ったまま加硫が行われると、タイヤの表面に凹みが形成され、これによってタイヤの外観が損なわれる場合がある。このようなタイヤ表面の欠陥を発生させないために、例えば、タイヤのサイド部と対応する金型の内表面に、筋状に延びる凹凸を形成することで、金型内でゴムを流れやすくし、これによって、金型とゴムの間に空気が残らないようにすることが行われる場合がある。
このような金型を用いて成型されたタイヤの表面には、上記凹凸が転写され、筋状に延びる複数の線状突起(リッジ)が並んだ形態の装飾模様が形成される。また、従来、カーカスプライ材等の構造体に起因してサイド部の表面に表れる凹凸を目立たないようにする目的で、複数の線状突起でサイド部の表面を装飾したタイヤが知られている(特許文献1、2)。
特許第3946850号公報 特許第4011984号公報
線状突起で装飾されたタイヤの表面は、平滑面と比べ、走行中に付着した泥などが保持されやすく、清浄に保ち難いという問題がある。
本発明は、線状突起で装飾されたサイド部の表面を清浄に保つことのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から前記先端まで延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の端のタイヤ周方向位置、及び、前記先端のタイヤ周方向位置を両端とするタイヤ周方向の範囲のうちタイヤ周方向長さが短い方の範囲内にあり、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっている、ことを特徴とする。
前記屈曲位置は、前記線状突起1本につき1箇所である。すなわち、前記線状突起それぞれの前記屈曲位置の数は1つである。
前記第1の部分及び前記第2の部分はそれぞれ、直線状に延びることが好ましい。
前記線状突起の隣り合う間隔は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の端から前記第2の部分の前記先端に向かって進むとき、段階的又は連続的に広くなることが好ましい。
前記第2の部分の延在方向は、前記線状突起の間で互いに平行であることが好ましい。
前記装飾要素に含まれる前記屈曲位置は、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって延びる直線上に位置していることが好ましい。
前記直線は、前記第1の部分の延在方向及び前記第2の部分の延在方向のそれぞれと交差するよう延びており、前記直線が前記第2の部分との間になす角は、前記直線が前記第1の部分との間になす角より大きいことが好ましい。
前記なす角はそれぞれ、前記直線が前記第2の部分との間になす角のうち小さい方の角、及び、前記直線が前記第1の部分との間になす角のうち小さい方の角を意味する。
前記第1の部分は、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に対して傾斜して延びていることが好ましい。
前記装飾要素に含まれる前記線状突起の総数の80%以上の線状突起の屈曲位置が、タイヤ最大幅が位置するタイヤ径方向位置よりもタイヤ径方向外側に位置していることが好ましい。
前記サイド部は、タイヤ周方向に並ぶ複数の領域のそれぞれに、前記装飾要素を有し、
前記装飾要素同士は、前記領域内の前記第1の部分の隣り合う間隔より広い間隔をあけて配置されていることが好ましい。
前記線状突起を第1の線状突起というとき、前記領域には、前記第1の線状突起の他に、前記第1の線状突起の第1の部分に対して間隔をあけて配置され、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって屈曲することなく延びる第2の線状突起が配置されていることが好ましい。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記屈曲位置がタイヤ径方向外側に位置する線状突起であるほど、前記第2の部分の延在方向長さが長い、ことを特徴とする
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第1の部分の延在方向長さは、前記第2の部分の延在方向長さより長く、
前記屈曲位置がタイヤ径方外側に位置する線状突起であるほど、前記第1の部分の延在方向長さに対する前記第2の部分の延在方向長さの比は大きい、ことを特徴とする
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記先端の側の前記第2の部分の端は、前記第1の部分の延在方向と平行な方向に並んでいる、ことを特徴とする
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
前記線状突起のそれぞれは、
タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
前記第2の部分は、タイヤ周方向に対して45度以内の傾斜角度で延びている、ことを特徴とする
本発明によれば、線状突起で装飾されたサイド部の表面を清浄に保つことのできる空気入りタイヤが提供される。
本実施形態の空気入りタイヤを側方から見て示す図である。 サイド部の装飾要素の一例を示す図である。 サイド部の装飾要素の他の一例を示す図である。 サイド部の装飾要素の他の一例を示す図である。 比較例1のタイヤのサイド部の装飾要素を示す図である。
以下に説明する本実施形態の空気入りタイヤ(以降、タイヤともいう)は、例えば、乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤは、JATMA YEAR BOOK 2015(日本自動車タイヤ協会規格)のA章に定められるタイヤをいう。この他、B章に定められる小型トラック用タイヤおよびC章に定められるトラック及びバス用タイヤに適用することもできる。
図1に、本実施形態の空気入りタイヤを側方から見た図を示す。
タイヤ幅方向は、タイヤ1の回転軸Axisと平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤセンターラインから離れる側である。タイヤ赤道面とは、回転軸Axisと直交し、タイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤセンターラインに近づく側である。タイヤ周方向Cは、タイヤ1の回転軸Axisを回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向Rは、タイヤ1の回転軸Axisと直交する方向である。タイヤ径方向外側は、回転軸Axisから離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、回転軸Axisに近づく側をいう。
タイヤ1は、路面と接触する表面を有するトレッド部2と、図示されないビードコアを有し、リム組みした際にリムと接触するビード部3と、トレッド部2とビード部3との間にあるサイド部4と、を備える。この他に図示されないが、タイヤ1は、カーカス層、インナライナ層、ベルト層等を有する。サイド部4及びビード部3は、トレッド部2を挟むようにタイヤ幅方向の両側に配されて対を成している。
サイド部4は、タイヤ1の回転軸Axisを中心として円環状に連続して延び、互いに径の異なる連続突起41、42を有している。サイド部4は、連続突起41と連続突起42とに囲まれた円環状の領域に、後述する装飾要素で装飾された装飾部5を有している。図1に示す例において、装飾部5は、タイヤ周上の対向する2箇所に設けられている。サイド部4は、装飾部5の他に、ブランド名やタイヤサイズなどを表示する文字や図形などを含む標章を表示する標章表示部6を有している。標章表示部6は、上記円環状の領域に、2つの装飾部5に挟まれるように配置されている。なお、図1では、標章の図示を省略し、凹凸を有しない平滑面によって標章表示部6を示す。
図2は、装飾要素10の一例を示す図である。
以下、装飾部5に含まれる装飾要素10について説明する。
装飾要素10は、図2に示されるように、サイド部4の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起11が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置されることで構成される。鉤とは、先が曲がった金属製あるいは木製の器具をいい、鉤型形状とは、鉤の形状を模した線状突起11の形状をいう。
「鉤の先端の向きを揃え」とは、複数の線状突起11のすべてに関して、線状突起11の屈曲位置11cから、後述する第2の部分11bが延びる方向(第2の部分の延在方向)が、タイヤ周方向の同じ側を向く成分を有している、あるいは、タイヤ径方向外側を向く成分を有していることをいう。図2に示す例において、第2の部分11bの延在方向は、タイヤ周方向のうち右側を向く成分を有している。
線状突起11のそれぞれは、第1の部分11a、及び第2の部分11bを有している。
第1の部分11aは、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる部分である。
第2の部分11bは、線状突起11の屈曲位置11cにおいて第1の部分11aとの間に90度以上の角(図2においてθ1+θ2)をなして屈曲位置11cから延びる部分である。第1の部分11a及び第2の部分11bはそれぞれ、直線状に延びる線状突起11の部分である。図2、及び、後で参照する図3に示す例において、第2の部分11bは、屈曲位置11cにおいて、第1の部分11aと接続されている。
なお、線状突起11の高さは、例えば、0.2〜0.5mmである。線状突起11の高さは、隣り合う線状突起11の間に位置する、最大深さを有する部分(谷部)からの突出高さである。図1〜図4では、線状突起11を、高さが最大の部分(頂部)を表す線で示す。
線状突起11の断面形状は、線状突起11の延在方向と直交する平面において、三角形状、台形形状等の多角形状、円弧形状、楕円弧形状等である。
線状突起11の幅は、例えば、0.2〜0.5mmである。線状突起11の幅とは、線状突起11の延在方向と直交する方向の線状突起11の最大長さ、すなわち、隣り合う谷部の間隔をいう。
装飾要素10では、屈曲位置11cのタイヤ径方向位置が線状突起11の間で互いに異なり、線状突起11の隣り合う間隔が第2の部分11bにおいて第1の部分11aよりも広くなっている。すなわち、図2において、隣り合う第1の部分11aの間隔d1、及び、隣り合う第2の部分11bの間隔d2に関して、d2>d1である。隣り合う間隔とは、隣り合う2本の線状突起11のうち、例えば、第2の部分11bがタイヤ径方向外側に位置する方の線状突起11の延在方向と直交する方向に沿った長さをいう。
本実施形態では、複数の線状突起11の間で、屈曲位置11cのタイヤ径方向位置が互いに異なっていることによって、第1の部分11aをタイヤ径方向に対して大きく傾斜させることなく、第2の部分11bの隣り合う間隔d2を第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くすることができる。第1の部分11aがタイヤ径方向に対して大きく傾斜していると、第1の部分11aに付着した汚れが、タイヤ1の回転による遠心力を受けてタイヤ径方向外側に移動することが難しく、タイヤ径方向に移動する途中で停滞するおそれがある。上記汚れは、例えば、数本の線状突起11に跨るような大きさの汚れである。
そして、本実施形態では、第2の部分11bの隣り合う間隔d2が第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くなっていることで、第2の部分11bが位置する領域では、線状突起11と汚れとの接触面積が小さく、第1の部分11aが位置する領域よりも移動しやすいため、第1の部分11aに沿って屈曲位置11cまで移動した汚れは、第2の部分11bの領域を経て装飾領域5aからスムーズに排出される。このようなセルフクリーニング機能が走行中に発揮されることで、泥、泥水などの流動性のある汚れがサイド部4に付着した場合に、乾いてしまう前に除去され、サイド部4の表面が清浄に保たれやすい。第2の部分11bの領域では、汚れとの接触面積が小さいため、遠心力が大きい場合には、第2の部分11bをタイヤ径方向外側に跨ぐように移動する効果も得られる。
また、本実施形態では、第1の部分11aと第2の部分11bとのなす角のうち小さい方の角(屈曲角)が90度以上であるため、屈曲位置11c付近での汚れの移動のしやすさが確保される。屈曲角が鋭角であると、屈曲位置11cにおいて汚れが保持されてしまい、停滞しやすくなる。
好ましくは、第2の部分11bの上記間隔d2は、第1の部分11aの上記間隔d1の2〜5倍である。間隔d2が間隔d1の2倍未満であると、汚れがスムーズに排出される効果が小さくなる。間隔d2が間隔d1の5倍を超えると、装飾部5に配置できる第2の部分11bの数が制限され、サイド部4の表面に表れる凹凸を目立たなくする効果が損なわれる場合がある。
一実施形態によれば、線状突起11の隣り合う間隔は、第1の部分11aのタイヤ径方向内側の端から第2の部分11bの上記先端に向かって進むとき、段階的又は連続的に広くなることが好ましい。図2に示す例において、上記間隔は、屈曲位置11cを境として段階的に広くなっている。このような形態によれば、線状突起11の間隔が、タイヤ径方向内側の端から先端に向かって、狭まることがなく、汚れが移動しやすい。上記間隔が狭まる部分を有していると、d2>d1の関係を満たす場合であっても、装飾要素10に付着した汚れが、途中で停滞する場合がある。
一実施形態によれば、第2の部分11bの延在方向は、複数の線状突起11の間で互いに平行であることが好ましい。第2の部分11bの延在方向が互いに平行であることで、間隔d2の広さが第2の部分11bの延在方向にわたって維持され、汚れがスムーズに排出される効果が確保される。屈曲位置11cから先端にかけて間隔d2が狭まっていると、上述したように、汚れが途中で停滞する場合がある。また、屈曲位置11cから先端にかけて間隔d2が広がっていると、装飾要素10中の第1の部分11aの占有面積が減ることで、タイヤ1を成型する際のゴム流れ性が低下する場合がある。
好ましくは、第2の部分11bの領域の複数の間隔d2は、等間隔である。間隔d2が等間隔でないと、汚れが付着した位置によって、汚れの移動し易さにばらつきが生じる場合がある。
また、一実施形態によれば、第1の部分11aの延在方向は、線状突起11の間で互いに略平行、具体的には、第1の部分11aのタイヤ径方向内側の端におけるタイヤ径方向に対する傾斜角度が、線状突起11の間で互いに同じであることが好ましい。これにより、間隔d1が第1の部分11aの延在方向にわたって維持され、汚れがタイヤ径方向外側に移動する効果が確保されやすくなる。
好ましくは、第1の部分11aの領域の複数の間隔d1は、等間隔である。間隔d1が等間隔でないと、汚れが付着した位置によって、汚れの移動し易さにばらつきが生じる場合がある。
一実施形態によれば、屈曲位置11cがタイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど、第2の部分11bの延在方向長さが長いことが好ましい。装飾要素10のうち、タイヤ径方向外側である位置ほど、遠心力を受けて汚れが移動する経路となる頻度が高い。このため、タイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど第2の部分11bの長さを長くすることで、間隔が密な第1の部分11aの領域が減り、汚れが移動しやすくなる。また、サイド部4の表面に付着した汚れが回転軸Axisより上方に位置していると、車両が停止中又は低速走行中に、重力により下方に垂れ落ちる可能性がある。このため、タイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど第2の部分11bの長さを長くすることで、第2の部分11bの領域にある汚れが保持され、このような下方への垂れ落ちを抑制することができる。
好ましくは、第2の部分11bの領域の複数の第2の部分11bのうち、延在方向長さが最長であるものは、延在方向長さが最短であるものの2〜10倍である。
さらに、屈曲位置11cがタイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど、第1の部分11aの長さが長いことも好ましい。
好ましくは、線状突起11の第1の部分11aのうち、延在方向長さが最長であるものは、延在方向長さが最短であるものの1.2〜20倍の長さを有し、より好ましくは1.4〜20倍の長さを有している。上記倍率が小さすぎると、第2の部分11bの間隔d2が狭くなりやすく、上記倍率が大きすぎると、汚れをタイヤ径方向外側に移動させる効果が十分に得られない場合がある。
一実施形態によれば、第1の部分11aの延在方向長さは、第2の部分11bの延在方向長さより長く、屈曲位置11cがタイヤ径方外側に位置する線状突起11であるほど、第1の部分11aの延在方向長さに対する第2の部分11bの延在方向長さの比は大きいことが好ましい。第1の部分11aの長さが長いことで、汚れを確実にタイヤ径方向外側に移動させることができる。また、屈曲位置11cがタイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど上記比が大きいことで、後述する間隔d3が間隔d1に対して広くなりすぎるのを抑え、タイヤ成型時のゴム流れ性と、サイド部4の表面を清浄に保つ効果とを高い次元で両立できる。
一実施形態によれば、複数の線状突起11の屈曲位置11cが、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かう仮想の直線L上に位置していることが好ましい。このような形態は、d2>d1の関係を満たす形態の装飾要素10を作りやすくなる点で好ましい。
好ましくは、複数の線状突起11の屈曲位置11cは、直線L上に等間隔に配置されている。
この実施形態では、さらに、直線Lは、第1の部分11aの延在方向及び第2の部分11bの延在方向のそれぞれと交差する方向に延び、図2に示されるように、第2の部分11bとの間になす角のうち小さい方の角θ2は、第1の部分11aとの間になす角のうち小さい方の角θ1より大きいことが好ましい。このような形態は、d2>d1を満たす形態の装飾要素10を作りやすくなる点で好ましい。
一実施形態によれば、上記先端の側の第2の部分11bの端は、第1の部分11aの延在方向と平行な方向に並んでいることが好ましい。
また、タイヤ径方向内側の第1の部分11aの端は、第2の部分11bの延在方向と平行な方向に沿って並んでいることが好ましい。
一実施形態によれば、第2の部分11bは、タイヤ周方向に対して45度以内の傾斜角度で延びていることが好ましい。タイヤ周方向に対する第2の部分11bの延在方向の傾斜角度が45度を超えると、間隔d2を広くするために、第1の部分11aの延在方向をタイヤ径方向に対して大きく傾斜させる必要が生じる場合がある。このため、汚れが遠心力を受けてもタイヤ径方向外側に移動し難く、停滞する場合がある。このような観点から、タイヤ周方向に対する第2の部分11bの延在方向の傾斜角度は、好ましくは30度以内、より好ましくは15度以内、特に好ましくは0度である。
一実施形態によれば、第1の部分11aは、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に対して傾斜していることが好ましい。このような形態は、線状突起11の屈曲角を大きな鈍角にしやすい点で好ましい。線状突起11の屈曲角が大きな鈍角(例えば120〜150度)であると、装飾要素10に付着した汚れが屈曲位置11cで停滞し難くなる。この点で、タイヤ径方向に対する第1の部分11aの傾斜角度は、30度以上であることが好ましい。一方、タイヤ径方向に対する第1の部分11aの傾斜角度が大きすぎると、汚れが移動し難く、停滞する場合があるため、60度以下であることが好ましい。
一実施形態によれば、装飾要素10に含まれる線状突起11の総数の80%以上の線状突起11の屈曲位置11cが、タイヤ最大幅が位置するタイヤ径方向位置よりもタイヤ径方向外側に位置していることが好ましい。このような形態は、装飾要素10のうちのタイヤ径方向外側の領域において、線状突起11の間隔が広い領域を確保できる点で好ましい。上記割合は、線状突起11の総数の90%以上であることが好ましく、100%であることがより好ましい。
なお、1つの装飾要素10に含まれる線状突起11の総数は、2本以上であり、例えば、3〜15本である。図2に示す例において、線状突起11の総数は、6本である。
一実施形態によれば、サイド部4は、タイヤ周方向に並ぶ複数の領域5aのそれぞれに、装飾要素10を有していることが好ましい。複数の領域5aは、図2に示す例では、タイヤ径方向に対して、第1の部分11aと同じ傾斜角度でタイヤ径方向に対して傾斜した、タイヤ周方向に等間隔に位置する仮想直線によって区画されている。この場合、隣り合う装飾要素10同士は、領域5a内の第1の部分11aの隣り合う間隔d1より広い間隔d3をあけて配置されていることが好ましい。装飾要素10同士の間隔d3が広いと、装飾要素10同士の間の領域に付着した汚れが、タイヤ径方向外側に向かって移動しやすい。一方、装飾要素10同士の間隔d3が広すぎると、タイヤ成型時のゴム流れ性が低下する場合がある。これらの観点から、装飾要素10同士の間隔は、間隔d1の1.5〜5倍であることが好ましい。1つの装飾部5に含まれる領域5aの数は、例えば、30〜70個である。
なお、間隔d3は、間隔d1と同じ方向に沿った長さであり、図2に示す例において、間隔d3は、第1の部分11aの延在方向と直交する方向に沿った長さである。
一実施形態によれば、線状突起11を第1の線状突起11というとき、領域5aには、第1の線状突起11の他に、第1の線状突起11の第1の部分11aに対して間隔d4をあけて配置され、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって屈曲することなく延びる第2の線状突起12が配置されていることが好ましい。第2の線状突起12が設けられていると、第2の部分11bよりもタイヤ径方向外側に位置する領域が、隣り合う領域5aの間で仕切られることで、例えば低速走行時であっても汚れがタイヤ径方向外側に誘導される効果が得られる。第2の線状突起12と第1の線状突起11との間隔d4は、例えば、第1の部分11aの上記間隔d1と等しい。
好ましくは、第2の線状突起12のタイヤ径方向外側の先端は、屈曲位置11cを結ぶ直線L上にある。
本実施形態において、装飾要素10は、種々の形態をとることができ、図2に示す形態の他、例えば、図3及び図4に示す形態をとることができる。図3及び図4は、サイド部4の装飾要素10の他の一例を示す図である。
一実施形態によれば、上記説明した比は、図3に示す例のように、線状突起11の間で一定であってもよく、図4に示す例のように、屈曲位置11cがタイヤ径方向外側に位置する線状突起11であるほど小さくなっていてもよい。これらの形態によれば、上記間隔d3を間隔d1に対して広くしやすく、サイド部4の表面を清浄に保つ効果が向上する。
線状突起11は、屈曲位置11cにおいて、図4に示す例のように、湾曲していてもよい。図4に示す例において、屈曲位置11cとは、第1の部分11aと第2の部分11bとを接続する湾曲した部分をいう。屈曲位置11cは、例えば、半径5mm以下の円弧形状を有している。
本実施形態によれば、複数の線状突起11の間で、屈曲位置11cのタイヤ径方向位置が互いに異なっていることによって、第1の部分11aをタイヤ径方向に大きく傾斜させることなく、第2の部分11bの隣り合う間隔d2を第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くすることができる。そして、本実施形態では、第2の部分11bの隣り合う間隔d2が第1の部分11aの隣り合う間隔d1よりも広くなっていることで、第2の部分11bの領域では、線状突起11と汚れとの接触面積が小さく、第1の部分11aが位置する部分よりも移動しやすいため、第1の部分11aに沿って屈曲位置11cまで移動した汚れは、第2の部分11bの領域を経て装飾領域5aからスムーズに排出される。このようなセルフクリーニング機能が走行中に発揮されることで、泥、泥水などの流動性のある汚れがサイド部4に付着した場合に、乾いてしまう前に除去され、サイド部4の表面が清浄に保たれやすい。
(比較例、実施例)
本実施形態の空気入りタイヤの効果を調べるために、タイヤのサイド部の装飾要素の形態を種々異ならせたタイヤを作製した。作製したタイヤ(タイヤサイズ:265/50R20 111W)には、表に示した点及び下記の点を除いて、図1に示すサイド部において、図2に示す装飾要素を基調とした装飾部を設けた。
線状突起11の高さは0.3mm、幅は0.6mmとし、第1の部分11aの間隔d1は1〜2mmとした。
第1の部分11aのタイヤ径方向に対する傾斜角度は45°とした。
第1の部分11aの延在方向の長さは33〜56mm、第2の部分11bの延在方向の長さは1.5〜9mmとした。
表1に、各タイヤの装飾要素に関する形態とその評価結果を示す。
比較例1の装飾要素には、図5に示す形態の装飾要素を用いた。比較例1では、線状突起111の全ての屈曲位置111cが、タイヤ最大幅位置に位置していた。
比較例3の装飾要素には、第2の部分11bがタイヤ周方向に延在するとともに、線状突起11の屈曲角が80度をなすよう、第1の部分11aがタイヤ径方向に対して傾斜した形態を採用した。
実施例2の装飾要素には、図2に示す装飾要素に代えて、図3に示す装飾要素を採用した。なお、実施例2のd1に対するd3の大きさは、実施例1よりも大きかった。
実施例3の装飾要素には、図2に示す装飾要素に代えて、図4に示す装飾要素を採用した。
表中、「第1の部分に対する第2の部分の長さ比」は、上記説明した比の大きさが、タイヤ径方向内側の線状突起からタイヤ径方向外側の線状突起にかけてどのように変化しているかを表す。「小→大」は比が大きくなっていることを表し、「大→小」は比が小さくなっていることを表す。なお、タイヤ径方向の最も外側に位置する線状突起11における上記比は、比較例1では0.25、比較例2、3、実施例1、4、5では0.17、実施例2、3では0.40であった。
汚れ落ち性
作製したタイヤを、リム(リムサイズ:20×8.5J)に装着し(空気圧250kPa)、排気量3.6リットルのSUV車を試験車両として、泥濘を設けたテストコースを0〜80km/時の範囲で10km走行した後、10人のパネラーが、試験車両の側方からサイド部を正面視する位置に立って目視で汚れ具合を観察し、以下の判定基準に従って点数をつけた。点数の合計が36〜40の範囲内だった場合をA、26〜35の範囲内だった場合をB、16〜25の範囲内だった場合をC、10〜15の範囲内だった場合をD、と評価した。その結果、A又はBと評価したタイヤを、汚れ落ち性に優れると評価した。
(点数:判定基準)
4:きれいであると強く感じる。
3:相対的にきれいであると感じる。
2:相対的に汚れていると感じる。
1:汚れていると強く感じる。
Figure 0006631754
実施例1〜5と、比較例1〜3との比較から、線状突起の屈曲位置のタイヤ径方向位置が線状突起の間で互いに異なり、d2>d1の関係を満たし、屈曲角が90°以上であることで、汚れ落ち性に優れることがわかる。
実施例1と、実施例2との比較から、d1に対するd3の大きさが大きいことで、汚れ落ち性が向上することがわかる。
実施例1と、実施例4との比較から、d2/d1が大きいことで、汚れ落ち性が向上することがわかる。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明の空気入りタイヤは上記実施形態あるいは実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 タイヤ
2 トレッド部
3 ビード部
4 サイド部
5 装飾部
5a 装飾部内の領域
6 標章表示部
10 装飾要素
11 線状突起
11a 第1の部分
11b 第2の部分
11c 屈曲位置

Claims (13)

  1. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
    前記線状突起のそれぞれは、
    タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
    前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から前記先端まで延びる第2の部分と、を有し、
    前記屈曲位置は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の端のタイヤ周方向位置、及び、前記先端のタイヤ周方向位置を両端とするタイヤ周方向の範囲のうちタイヤ周方向長さが短い方の範囲内にあり、
    前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記線状突起の隣り合う間隔は、前記第1の部分のタイヤ径方向内側の前記端から前記第2の部分の前記先端に向かって進むとき、段階的又は連続的に広くなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第2の部分の延在方向は、前記線状突起の間で互いに平行である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記装飾要素に含まれる前記屈曲位置は、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって延びる直線上に位置している、請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記直線は、前記第1の部分の延在方向及び前記第2の部分の延在方向のそれぞれと交差するよう延びており、前記直線が前記第2の部分との間になす角は、前記直線が前記第1の部分との間になす角より大きい、請求項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1の部分は、タイヤ径方向及びタイヤ周方向に対して傾斜して延びている、請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記装飾要素に含まれる前記線状突起の総数の80%以上の線状突起の屈曲位置が、タイヤ最大幅が位置するタイヤ径方向位置よりもタイヤ径方向外側に位置している、請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記サイド部は、タイヤ周方向に並ぶ複数の領域のそれぞれに、前記装飾要素を有し、
    前記装飾要素同士は、前記領域内の前記第1の部分の隣り合う間隔より広い間隔をあけて配置されている、請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記線状突起を第1の線状突起というとき、前記領域には、前記第1の線状突起の他に、前記第1の線状突起の第1の部分に対して間隔をあけて配置され、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向かって屈曲することなく延びる第2の線状突起が配置されている、請求項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
    前記線状突起のそれぞれは、
    タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
    前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
    前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
    前記屈曲位置がタイヤ径方向外側に位置する線状突起であるほど、前記第2の部分の延在方向長さが長い、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  11. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
    前記線状突起のそれぞれは、
    タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
    前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
    前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
    前記第1の部分の延在方向長さは、前記第2の部分の延在方向長さより長く、
    前記屈曲位置がタイヤ径方外側に位置する線状突起であるほど、前記第1の部分の延在方向長さに対する前記第2の部分の延在方向長さの比は大きい、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  12. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
    前記線状突起のそれぞれは、
    タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
    前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
    前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
    前記先端の側の前記第2の部分の端は、前記第1の部分の延在方向と平行な方向に並んでいる、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  13. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部とビード部との間にあるサイド部は、前記サイド部の表面において鉤型形状をなすよう屈曲して延びる複数の線状突起が、互いに間隔をあけ、鉤の先端の向きを揃えて配置された装飾要素を有し、
    前記線状突起のそれぞれは、
    タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側に向って延びる第1の部分と、
    前記線状突起の屈曲位置において前記第1の部分との間に90度以上の角をなして前記屈曲位置から延びる第2の部分と、を有し、
    前記屈曲位置のタイヤ径方向位置が前記線状突起の間で互いに異なり、前記線状突起の隣り合う間隔が前記第2の部分において前記第1の部分よりも広くなっており、
    前記第2の部分は、タイヤ周方向に対して45度以内の傾斜角度で延びている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
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