JP2508100B2 - 相互相関演算回路 - Google Patents

相互相関演算回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパッシブソーナー受信装置に適用する相互相
関演算回路に関し、特に音響受信ビームの中心軸をわず
かにずらして配置した左右2つの受波器が出力する2つ
の信号の相互相関を求める相互相関演算回路に関する。
〔従来の技術〕
到来する目標信号を周囲背景雑音の中から抽出して目
標の方位を検出するパッシブソーナー受信装置では、音
響受信ビームの中心軸をわずかにずらして配置した左右
2つの受波器によって到来音波を受信し、これら2つの
信号の相互関係を相互相関演算回路により求めている。
いま、左右2つの受波器からの2つの信号をx
(t),y(t)とすれば、これら2つの信号の相互相関
函数φxy(τ)は、2つの信号の積の時間平均値として
定義される。すなわち、次の(1)式のように定義され
る。
従って、従来の相互相関演算回路は、例えば第2図に
示すように、2つの信号を乗算器7で掛け合わせたのち
積分器8で時間積分して、2つの信号の相互相関函数を
求めている。
しかし、このようにして得られる相互相関函数は、受
信される目標信号の性質によって相互相関函数の出力レ
ベルが変動するという欠点がある。例えば、2つ信号の
相関関係はさほど強くないが高いレベルで受信された場
合の相互相関出力と、相関関係は非常に強いが低いレベ
ルで受信された場合の相互相関出力との区別ができな
い。一般に、このような入力信号レベルによる相互相関
出力の変動をなくすために、相互相関函数を基準値で正
規化した相関係数を利用する。
ところで、(1)式に示した相互相関函数φxy(τ)
は、τ=0のときに極大値をとり、この極大値はx
(t),y(t)の自乗平均値に等しい。いま、相互相関
函数φxy(τ)をx(t),y(t)の自乗平均値 で正規化した相関係数を とすれば、次の(2)式のようになる。
ここで、φxx,φyyはそれぞれx(t),y(t)の自
己相関函数である。また、相関係数 は、2つの信号の相互相関函数を2つの信号の実効値で
正規化したものであり、前述のように入力レベルにより
相関出力が左右されることはない。
(2)式に基づいて構成した従来の相互相関演算回路
を第3図に示す。ここでは、乗算器9,10,11はx(t)
・y(t+τ),x2(t),y2(t)をそれぞれ算出し、
積分器12,13,14は時間積分をそれぞれ行って平均値 を求め、この後、乗算器15、開平器16および除算器17に
より(2)式に対応する処理を行なって相関係数を を求めている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の相互相関演算回路では、相関係数を求
めるために、3個の乗算器、3個の積分器、および除算
器と開平器とをそれぞれ使用しており、回路構成が複雑
で規模も大きくなるという欠点がある。
本発明の目的は、回路構成を簡素化して相関係数を演
算できる相互相関演算回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の相互相関演算回路は、音響受信ビームの中心
軸をわずかにずらして配置した左右2つの受波器が出力
する2つの信号を乗算する第1の乗算器と、この第1の
乗算器の出力を時間積分して前記2つの信号の相互相関
函数を出力する第1の積分器と、前記2つの信号を加算
し2で割って前記2つの信号の平均値を算出する加算器
と、この加算器が算出した前記平均値を自乗する第2の
乗算器と、この第2の乗算器の出力を時間積分して前記
2つの信号の自乗平均値を出力する第2の積分器と、前
記第1の積分器が算出した前記相互相関函数を前記第2
の積分器が算出した前記自乗平均値で除算して前記2つ
の信号の相互相関係数を出力する除算器とを備えて構成
される。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
まず、本発明の基本的特徴について説明を加える。第
2図に示したように、左右2つの受波器は音響受信ビー
ムの中心軸をΔlだけわずかにずらして配置されている
ので、2つの受波器によって受信される信号レベルの受
信帯域内における実効値は、ほぼ等しいと見做してもよ
い。すなわち、2つの信号をx(t),y(t)とすれ
ば、次の(3)式が近似的に成立する。
従って、(2)式は次の(4),(5)式のように近
似できる。
(4),(5)式の意味するところは、2つの信号x
(t),y(t)の内、どちらか一方の自乗平均値すなわ
ち自己相関函数で正規化するとにより、等価的に相互相
関係数を求めることができるということである。本発明
では、2つの信号x(t),y(t)の平均値{x(t)
+y(t+τ))}/2の自乗平均値により相互相関函数
を正規化することにより、相関係数 を求める。
さて、第1図において、2つの信号x(t),y(t)
は、乗算器1で乗算されたのち、積分器2で時間積分さ
れる。この積分器2の出力は、(1)式における相互相
関函数φxy(τ)に相当する。
また、2つの信号x(t),y(t)は、加算器3で加
算され1/2されて平均値{x(t)+y(t+τ))}/
2となる。この平均値が乗算器4で自乗されたのち積分
器5により時間積分される。積分器5の出力は、2つの
信号x(t),y(t)の平均値の自乗平均値、すなわ
ち、2つの信号x(t),y(t)の自己相関函数φxx
(0),φyy(0)に相当する。
次に除算器6により、積分器2の出力を積分器5の出
力で除算して正規化すれば、(4)式もしくは(5)式
における相関係数 が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、音響受信ビーム
の中心軸をわずかにずらして配置した左右2つの受波器
からの2つの信号の相互相関を求める場合、2つの信号
の平均値の自乗平均値を求め、2つの信号を乗算して得
た相互相関函数を前記自乗平均値で正規化することによ
り、回路構成を簡素化して相関係数を等価的に演算でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図お
よび第3図は従来の相互相関演算回路の構成を示すブロ
ック図である。 1,4……乗算器、2,5……積分器、3……加算器、6……
除算器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響受信ビームの中心軸をわずかにずらし
    て配置した左右2つの受波器が出力する2つの信号を乗
    算する第1の乗算器と、この第1の乗算器の出力を時間
    積分して前記2つの信号の相互相関函数を出力する第1
    の積分器と、前記2つの信号を加算し2で割って前記2
    つの信号の平均値を算出する加算器と、この加算器が算
    出した前記平均値を自乗する第2の乗算器と、この第2
    の乗算器の出力を時間積分して前記2つの信号の自乗平
    均値を出力する第2の積分器と、前記第1の積分器が算
    出した前記相互相関函数を前記第2の積分器が算出した
    前記自乗平均値で除算して前記2つの信号の相互相関係
    数を出力する除算器とを備えることを特徴とする相互相
    関演算回路。
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