JP6536992B2 - リードフレーム、樹脂付きリードフレーム及び光半導体装置、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

リードフレーム、樹脂付きリードフレーム及び光半導体装置、並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リードフレーム、樹脂付きリードフレーム及び光半導体装置、並びにこれらの製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)素子を搭載した光半導体装置は、一般照明やテレビ・携帯電話・OA機器等のディスプレイ等、様々な機器で使用されるようになってきた。これらの光半導体装置において、薄型化や量産化等の要請に応えるべく、リードフレームを用いてLED素子を搭載し樹脂封止したパッケージが開発されてきた。
一般的に、リードフレームを用いた光半導体装置は、図10に示すような構造を有する(例えば、特許文献1参照)。即ち、リードフレーム250は、LED素子310を搭載するダイパッド部210と、ダイパッド部210の周辺に間隔を置いて配置されたリード部220を有し、ダイパッド部210とリード部220の全面又は一部に貴金属めっきを施し、めっき層230を形成して構成される。そして、ダイパッド部210上にLED素子310を搭載し、LED素子310とリード部220とをボンディングワイヤー320等を用いて接合している。そして、LED素子310の周辺には、光を反射する樹脂で作製された外部樹脂部(リフレクター)260を配置し、LED素子310及びボンディングワイヤー320を含む周辺を、透明な樹脂からなる封止樹脂部400で充填している。また、ダイパッド部210とリード部220に貴金属めっきを施したリードフレーム250に外部樹脂部(リフレクター)260を配置した状態を、樹脂付きリードフレームと呼んでいる。
これらのリードフレームを用いた光半導体装置は、一般的にリードフレームの裏面が露出する表面実装型のパッケージである。このため、ダイパッド部やリード部は外部樹脂との接触面積が小さく、リードの脱落あるいは、外部樹脂の一部が剥離して脱落する問題があり、リードフレームと外部樹脂との密着性を高める要求がある。これに対し、特許文献2においては、リードフレーム表面にC字断面形状の溝を設けることで外部樹脂と密着性を向上させ、特に垂直方向に対する剥離力を高めている。
また、特許文献1では、ダイパッド部やリード部の裏面の縁部から中央部に向けて凹部(薄肉部)を形成している。この薄肉部は外部樹脂部に覆われるが、外部樹脂部との密着性を向上させるとともに、リフロー時の半田フラックスの侵入を防止する効果がある旨記載されている。また、同時にリードフレームの表面には、ひさし形状のある溝を設け、樹脂の剥離を防止している。
特開2003−149866号公報 特開2013−58739号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光半導体装置においては、外部樹脂部とリードフレームの密着性を強化するため、又は半田フラックスの侵入を防止するため、ダイパッド部及びリード部の周縁の一部又は全周に、LED素子搭載面の反対側の面からのエッチング加工により、ダイパッド部及びリード部の周縁より内側へ向けて板厚よりも厚みの薄い薄肉部が形成され、かつ、リードフレーム表面に溝加工がなされている。この場合、リードフレームの裏面からエッチング加工により形成された薄肉部と、LED素子搭載面から加工された溝とが互いに干渉しないように(重ならないように)配置しないと、薄肉部の強度が不足し、場合によってはエッチング加工によって除去されてしまう。このため、特許文献1では、溝の位置を薄肉部の直上よりも内側に形成することが好ましいと記載されている。
特許文献2においては、リードフレーム表面からの溝加工の深さは板厚の1/2が好ましいと記載されており、裏面に薄肉部を形成した場合、薄肉部上に溝を形成することは困難である。
また、特許文献2では、リードフレームの上面の溝幅よりも溝中央部付近の溝幅を広く加工することにより、外部樹脂との密着性を向上させている。特に、溝中央部が膨らんでいることで、抜け止めの作用が働き垂直方向(Z方向)の密着性が向上するものの、外部樹脂部をモールドする工程では、溝部の入口が狭く、溝内部が入口よりも広がっているため、樹脂の充填が悪く、ボイドが発生する場合があった。
そこで、本発明は、リードフレームの下面からのエッチングによる薄肉部の配置に影響されず、外部樹脂部とリードフレームの密着性を向上させることが可能なリードフレーム、樹脂付きリードフレーム及び光半導体装置、並びにそれらの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るリードフレームは、光半導体装置及び光半導体装置用樹脂付きリードフレームに用いられるリードフレームであって、
LED素子を搭載するダイパッド部と、
該ダイパッド部の周辺に配置されたリード部と、を有し、
該ダイパッド部及び該リード部よりも外側の領域の上面の各々に、複数の突起と、該突起よりも広い面積を有し、該複数の突起の各々を取り囲むとともに外縁まで連続した1個の凹部が形成され、
前記ダイパッド部及び前記リード部の下面は、前記リードフレームの素材表面からなる素材面領域と、該素材面領域よりも厚さが薄い薄肉部とを有し、
前記凹部と前記薄肉部とが、少なくとも一部重なるように配置され
前記複数の突起の高さと前記1個の凹部の深さは等しく、
前記凹部の底面に、前記凹部の深さよりも小さい高さの差を有する凹凸が形成されている。

本発明の他の態様に係る樹脂付きリードフレームは、前記リードフレームと、
該リードフレームの前記凹部を覆う前記外部樹脂を有する。
本発明の他の態様に係る光半導体装置は、前記樹脂付きリードフレームと、
該樹脂付きリードフレームの前記ダイパッド部に搭載されたLED素子と、
該LED素子と前記リード部とを電気的に接続するボンディングワイヤーと、
前記外部樹脂が形成されていない領域を封止する透明封止樹脂と、を有する。
本発明の他の態様に係るリードフレームの製造方法は、金属板の表面側に、レジスト層で連続的に覆った第1の連続レジスト層形成領域と、レジスト層で覆われていない第1の開口領域と、レジスト層を縞状に形成した縞状レジスト層形成領域とを有するとともに、前記第1の連続レジスト層形成領域が前記縞状レジスト層形成領域に囲まれた波状凹部形成パターンを前記金属板の表面側の前記第1の開口領域よりも外側に有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
金属板の裏面側に、前記第1の連続レジスト層形成領域又は前記縞状レジスト層形成領域と重なる領域を含むように前記レジスト層で連続的に覆った第2の連続レジスト層形成領域と、前記第1の開口領域と重なる領域を含むように前記レジスト層で覆われていない第2の開口領域とを有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
前記金属板を両面からエッチングし、前記第1の開口領域と前記第2の開口領域が重なる領域に貫通穴、前記波状凹部形成パターンに底面が突起と窪みが交互に配置された波状の表面を有する凹部、前記第1の連続レジスト層形成領域及び前記第2の連続レジスト層形成領域に平坦面、前記第2の開口領域に薄肉部を形成するエッチング工程と、を有し、
前記波状の表面を有する凹部と前記薄肉部とが、少なくとも一部重なるように形成される。
本発明の他の態様に係る樹脂付きリードフレームの製造方法は、前記リードフレームの製造方法によりリードフレームを製造する工程と、
製造されたリードフレームの前記貫通穴及び前記薄肉部を外部樹脂で充填するとともに、前記凹部上に隆起した外部樹脂部を形成する外部樹脂形成工程を有する。
本発明の他の態様に係る光半導体装置の製造方法は、前記樹脂付きリードフレームの製造方法により樹脂付きリードフレームを製造する工程と、
製造された樹脂付きリードフレームのダイパッド上にLED素子を搭載する工程と、
該LED素子の電極と前記樹脂付きリードフレームのリード部とをボンディングワイヤーで電気的に接続するワイヤーボンディング工程と、
前記外部樹脂部が形成されていない領域を透明樹脂で封止する透明樹脂封止工程と、を有する。
本発明によれば、リードフレームの裏面に形成された薄肉部の配置に影響されず外部樹脂部に覆われる領域に突起を自由に配置でき、設計の自由度を確保しつつリードフレームと外部樹脂部との密着性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置用のリードフレームの一例の構成を示した図である。図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置用リードフレームの一例の平面図である。図1(b)は、図1のX−X’断面における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリードフレームを用いた光半導体装置の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例の突起の断面形状を示した図である。 エッチング速度制御用レジストを用いて形成される凹部の表面の形状を示した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの一例を示した図である。図5(a)は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの一例の平面図である。図5(b)は、図5(a)のY−Y’断面における断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリードフレームの一例の図である。図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係るリードフレームの一例の平面図である。図6(b)は、図6(a)のZ−Z’断面における断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリードフレームを用いた光半導体装置の一例を示した図である。 本発明の第4の実施形態に係るリードフレームの製造方法の一連の工程を説明するための図である。図8(a)は、金属板準備工程の一例を示した図である。図8(b)は、レジストパターン形成工程の一例を示した図である。図8(c)は、エッチング工程の一例を示した図である。図8(d)は、レジスト剥離工程の一例を示した図である。図8(e)は、めっき工程の一例を示した図である。 本発明の第5の実施形態に係る光半導体装置の製造方法の一例について説明するための図である。図9(a)は、樹脂付きリードフレーム製造工程の一例を示した図である。図9(b)は、光半導体素子搭載工程の一例を示した図である。図9(c)は、ワイヤーボンディング工程の一例を示した図である。図9(d)は、モールド工程の一例を示した図である。 従来の光半導体装置を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置用のリードフレームの一例の構成を示した図である。図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置用リードフレームの一例の平面図であり、図1(b)は、図1のX−X’断面における断面図である。
図1(a)、(b)に示すように、第1の実施形態に係る光半導体装置用リードフレーム50は、ダイパッド部10と、リード部20とを有する。図2に示す外部樹脂部60で覆われる領域にエッチング加工が施されて凹部13、23が形成され、その凹部13、23の一部にエッチング加工が施されずに金属板がそのまま残った部分突起14、24が形成されていることを特徴の1つとしている。
以下の、その構成について説明する。
本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置用のリードフレーム50は、金属板をエッチング加工して、ダイパッド部10とリード部20を形成することにより構成される。金属板の材質としては、一般的に銅系合金が用いられる。板厚は、0.1mm〜0.3mmのものが用いられることが多い。リード部20は、ダイパッド部10に対応して一つ或いは複数配置される。
ダイパッド部10は、LED素子等の発光半導体素子を搭載するための領域である。ダイパッド部10のうち、表面側の金属板が加工されずに残っている平坦な部分が光半導体素子搭載領域11となる。また、裏面側の金属板が加工されずに残っている平坦な部分は、外部接続端子領域15となる。また、裏面側には、ハーフエッチング加工により肉厚が薄くなった薄肉部16、26が形成される。
リード部20は、ダイパッド部10に搭載された発光半導体素子の電極を電気的に接続するための端子を構成する領域であり、よって、ダイパッド部10の周辺に配置されるリード部20のうち、表面側の金属板が加工されずに残っている平坦な部分が内部接続端子領域21となる。また、裏面側の金属板が加工されずに残っている平坦な部分は、外部接続端子領域25となる。
ダイパッド部10及びリード部20の周縁の一部又は全周には、LED素子搭載面11(図1(b)における上面)の反対側の面(図1(b)における下面)からエッチング加工されて、ダイパッド部10及びリード部20の周縁から内側へ向けて板厚よりも厚みの薄い薄肉部16が形成されている。
ここで、理解の容易のため、LED素子、外部樹脂部、ボンディングワイヤー等とリードフレーム50との関係を簡単に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50を用いた光半導体装置150の一例を示した図である。図2に示すように、ダイパッド部10の光半導体素子搭載領域11上には、LED素子110が搭載される。LED素子110の電極は、ボンディングワイヤー120により、リード部20の内部接続端子領域21に電気的に接続されている。ダイパッド部10とリード部20との隙間と、薄肉部16、26の下方には、外部樹脂70が充填される。また、表面側には、凹部13、23及び突起14、24の全領域と、LED素子搭載領域11及び内部接続端子領域21の外側の一部を覆うように外部樹脂部60が形成されている。外部樹脂部60は、中央部にテーパー状の開口部を形成するように、テーパー状の側面を内側に有して形成されている。また、外部樹脂部60で覆われていない中央部には、透明樹脂からなる封止樹脂部130が、開口部を充填するように形成されている。このように、リードフレーム50は、光半導体装置150の部品として用いられ、リードフレーム50を製造する段階で、予め外部樹脂部60の位置等が定められている。よって、リードフレーム50を製造する場合でも、外部樹脂部60等との関係を考慮して設計を行うことができる。
図1の説明に戻るが、以後、図2の構成要素も特に断ることなく用いるので、必要に応じて図2も参照されたい。薄肉部16は、モールド工程で外部樹脂70がこの薄肉部16の下側に回り込むため、リードフレーム50を包み込むとともに外部樹脂70とリードフレーム50との接触面積を増加させ、外部樹脂70との密着性を向上させる。また、リフロー時の半田フラックスの侵入を防止する効果が得られるので、薄肉部16を形成することは重要である。
薄肉部16の厚さは、リードフレーム50の板厚(加工されていない金属板のまま残った部分の厚さ、以下同じ)の1/4〜3/4程度である。1/4未満であるとダイパッド部10の強度が弱くなり、変形等を起こす可能性がある。3/4を超えると、薄肉部16の下に充填された外部樹脂70の厚さが薄く、外部樹脂70の強度が弱くなり、外部樹脂70自体が剥離する可能性が大きくなる。薄肉部16の厚さは、リードフレーム50の板厚の1/2前後の厚さが好ましい。
薄肉部16のダイパッド部10の縁及びリード部20の縁から内側への長さは、0.1mm以上必要である。0.1mm未満だと、樹脂密着性の効果が小さくなる。上限は特に定めていないが、ダイボンディングやワイヤーボンディングに不具合が発生せず、かつ、外部接続用のエリアを確保できれば、自由に設定できる。好ましくは、板厚前後の長さを確保する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態に係るリードフレーム50では、LED素子搭載面上に形成される外部樹脂部60で覆われる領域に凹部13、23を形成するとともに、凹部13、23を形成する加工を行わず、結果的に突起14、24の形状になる非エッチング加工部分を残す。この突起14、24は、ダイパッド部10のLED素子110を搭載する部分の周辺及びリード部20の接続部22の周辺を含む部分を取り囲むように枠状に設ける。突起14、24は、樹脂密着性を向上させるため、楕円形状の輪のようにしても、円状あるいは楕円、矩形等複数設けることもできる。好ましくは、平面円状の突起14、24を複数設ける方が、モールド時の樹脂の流れが良くボイド不具合の防止にもなる。突起14、24の位置や突起14、24の平面形状は任意に設定できる。これにより、外側領域におけるダイパッド部10及びリード部20のLED素子搭載面側の表面と外部樹脂部60との密着性を高めることができる。
次に、図2を再び用いて、本発明の第1の実施形態に係る樹脂付きリードフレーム100及び光半導体装置150について説明する。
樹脂付きリードフレーム100は、リードフレーム50の表面上に外部樹脂部60を形成したものであって、外部樹脂部60は、ダイパッド部10のLED素子搭載領域11中のLED素子110が搭載されている部分12及びリード部20の内部接続端子領域21中のボンディングワイヤー120が接続された部分22を除いて形成される。なお、外部樹脂部60は、LED素子搭載領域11及び内部接続端子領域21の上にも、必要に応じて形成される。図2においては、LED素子搭載領域11及び内部接続端子領域21の外側の一部の表面上にも、外部樹脂部60が形成されている。また、ダイパッド部10とリード部20とが対向する面の隙間部分や、薄肉部16、26の下方にも、同時に外部樹脂70が充填される。
図2に示す通り、突起14、24を形成することにより、外部樹脂部60とダイパッド部10及びリード部20との密着性を高めることができる。
図3は、突起14の一例の断面形状を示した図である。図3に示すように、突起14はエッチング加工で形成され、断面形状は、鉛直方向中央部がへこみ、くびれがある形状になるように形成する。このため、モールド工程で外部樹脂がこのくびれ部に回り込みリードフレーム50を包み込み外部樹脂との密着性をさらに向上させることができる。特に、このくびれにより、垂直方向(Z方向)における剥離力に対抗することができる。このくびれは、エッチング液の供給圧、方向等を制御することにより加工可能である。なお、リード部20の突起24も、図3と同様の断面形状に構成することができる。
図2の説明に戻る。凹部13、23の深さは、用途に応じて種々の深さに設定されてよいが、例えば、0.02mm〜0.05mmであってもよい。外部樹脂部60の樹脂密着性の向上を目的に突起14、24を設けているが、樹脂密着性の効果を得るためには、0.02mm以上の高さが必要である。一方、凹部13、23の深さが0.05mmを超えると、ダイパッド部10やリード部20の裏面に形成された薄肉部16、26の厚さが薄くなり、強度が維持できない。凹部13、23の深さは、0.03mm〜0.05mmであることが好ましい。
本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の特徴の1つである凹部13、23のみ底面は凹凸形状となっている。従来のように、エッチング加工を行わず凹部13、23を形成しない場合、材料表面の粗さは金属材料の圧延面の粗さとなるため平滑であり、外部樹脂との密着性も小さかった。通常のエッチング加工面、例えば薄肉部16、26のエッチング加工面は、素材表面の粗さよりも表面粗さは大きいが、加工面自体は平坦である。本発明は、エッチング加工面に凹凸を設けることを特徴の1つとしている。凹部13、23の構造の詳細については、後述の製造方法にて説明するが、エッチング速度制御用レジストを形成し、エッチング加工を行って形成してもよい。このエッチング速度制御用レジストは、縞状又はドット状にレジスト層を配置し、レジスト層の配置密度を変えて行っている。縞状又はドット状のレジスト層の配置密度が低い場合は、縞状又はドット状のレジストの隙間からエッチング液が材料表面に到達する量が増加した状態でエッチング加工が行われ、レジスト層で覆われていない開口部の厚さに近づく。同時に、縞状あるいはドット状に配置されたレジスト層が多く存在する部分は、レジスト層がない部分より加工が遅れるため凸部が生じ、結果的に、加工面に縞状又はドット状に配置されたレジスト層に応じた凹凸形状(凹凸面)が形成される。
図4は、エッチング速度制御用レジストを用いて形成される凹部13の底面の形状を示した断面図である。図4に示されるように、凹部13の底面は、例えば、突起131と窪み132とが交互に繰り返された波状の断面形状を有する。凹部13の底面に、例えばこのような凹凸を形成することにより、外部樹脂部60との密着性を更に向上させることができる。なお、リード部20の凹部23も同様の構成とすることができる。
ここで、凹部13、23の凹部深さは、凹部底面の凹凸の窪みの位置とする。凹凸の高さは、凹部底面の突起131と窪み132の高さの差とする。凹部底部の凹凸の高さは、0.005mm以上0.02mm以下である。凹凸の高さが0.005mm未満では、外部樹脂との密着性の効果が小さい。0.02mmを超えると、エッチング液の条件にもよるが、安定して形状を形成出来なくなる。好ましくは、0.01mm〜0.015mmである。
製造工程においては、エッチング液の濃度、エッチング液の吹き出し方向等各種条件を考慮し、凹部底面の凹凸の高さが所定の高さになるようにエッチング速度制御用レジストの縞又はドットの配置密度を設定する。これにより、凹部底面に凹凸を形成し、かつ、外部樹脂部60が形成され、リードフレーム50と接触するほぼ全面にかかる加工がなされるため、リードフレーム50と外部樹脂との密着性を大きく向上させることができる。この効果により、同じく外部樹脂との密着性を向上させるための突起14、24については、高さを低く抑えることができ、ダイパッド部10及びリード部20の周縁の一部又は全周に設ける薄肉部16、26の影響を受けずに、自由に突起14、24を配置することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
図5は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50aの一例を示した図である。図5(a)は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50aの一例の平面図であり、図5(b)は、図5(a)のY−Y’断面における断面図である。
第2の実施形態に係るリードフレーム50aは、外側の突起14a、24aの形状が第1の実施形態に係るリードフレーム50と異なっているが、他の構成は第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様である。
図5(a)、(b)において、外部樹脂部60に覆われる領域に形成された突起14a、24aの形状は、円柱ではなく、細長い四角柱に構成されており、ダイパッド部10a及びリード部20aの表面上に各々3個ずつ四角柱が形成された構造となっている点で、第1の実施形態に係るリードフレーム50と異なっている。このように、突起14a、24aの形状は、用途に応じて種々の形状とすることができる。
第2の実施形態に係るリードフレーム50aにおいても、第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様の効果を得ることができ、外部樹脂部60を比較的広く確保できる場合は、四角柱上に細長く長い範囲で配置することで、より外部樹脂部60とダイパッド部10a及びリード部20aの外側表面との密着性を高めることができる。
他の構成については、第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様であるので、同様の構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
〔第3の実施形態〕
図6は、本発明の第3の実施形態に係るリードフレーム50bの一例の図である。図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係るリードフレーム50bの一例の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のZ−Z’断面における断面図である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るリードフレーム50bを用いた光半導体装置150bの一例を示した図である。
第3の実施形態に係るリードフレーム50bは、基本構成自体は第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様であるが、凹部13b、23bの内側の端部の形成位置が、図1に示した第1の実施形態に係るリードフレーム50と異なっている。
即ち、図6及び図7にも示されるように、リードフレーム50bは、外部樹脂部60で覆われる領域が凹部13b、23b内に包含されるように構成されており、凹部13b、23bの内側の端部は、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62より内側に設定されている。このように、凹部13b、23bの形成領域は、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62を包含するように形成し、凹部13b、23bの内側端部が、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62よりも内側に入るように構成してもよい。
なお、図2に示した第1の実施形態に係る半導体装置150では、外部樹脂部60を形成するモールド工程で、封止樹脂部130の空間を確保するため、ダイパッド部10やリード部20をモールド金型の上型の凸部で押さえている。凹部13、23の内側の端部が、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62より外側に設定されると、モールド金型の上型の凸部の外部樹脂部60の開口部61の下側位置62に相当する箇所は、一般的にR状やC面状に加工されており、樹脂封止時、ここに応力が集中しやすく樹脂バリの原因になることがある。
一方、第3の実施形態に係るリードフレーム50b及び光半導体装置150bのように、凹部13b、23bの内側の端部を外部樹脂部60の開口部61の下側位置62よりも内側に設定することにより、半導体素子搭載領域11b及び内部接続端子領域21bの表面が、金型の凸部の角部のR形状やC面形状に係らない程度に内側に設定されることになる。これにより、モールド金型の上型の凸部は、ダイパッド部10b及びリード部20bの半導体素子搭載領域11b及び内部接続端子領域21bと平面で接触することになり、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62に相当する箇所の金型形状に影響されることがなくなる。よって、これによる樹脂バリの発生を低減することができる。
他の構成については、第1の実施形態に係るリードフレーム50及び光半導体装置150と同様であるので、同様の構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
〔製造方法の実施形態〕
次に、本発明の第1〜第3の実施形態に係るリードフレーム50、50a、50b、樹脂付きリードフレーム及び光半導体装置の製造方法について説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態に係るリードフレームの製造方法の一連の工程を説明するための図である。なお、本実施形態に係るリードフレームの製造方法では、第1の実施形態に係るリードフレームの製造方法について主に説明するが、他の第2〜第3の実施形態に係るリードフレームの製造方法についても適宜言及する。また、本実施形態においては、第1の実施形態に係るリードフレームの凹部の表面に更に凹凸を形成した例を挙げて説明する。
図8(a)は、本発明の実施形態に係るリードフレームの製造方法の金属板準備工程の一例を示した図である。図8(a)に示すように、先ず、平板状の金属板5を準備する。金属板5の材質は、銅合金を用いることができる。準備したこの金属板5を脱脂洗浄し、不要なごみや有機物を取り除く。
図8(b)は、本発明の実施形態に係るリードフレームの製造方法のレジストパターン形成工程の一例を示した図である。図8(b)に示されるように、レジストパターン形成工程では、エッチング用レジストを用いて、ダイパッド部10及びリード部20の所定のパターンが形成されるようにレジスト層160〜162を形成する。より詳細には、金属板5の表面及び裏面に感光性レジストを塗布する。その後、所定のパターンを、フォトマスクを介して露光する。その後、現像してレジスト層160〜162を形成する。
なお、外側に配置したレジスト層160は、形成する突起14、14a、24、24aの形状に応じたレジストパターンを形成する。第1の実施形態に係るリードフレーム50のように、円柱状の突起14、24を形成する場合には、円形のレジストパターンに形成すればよい。また、第2の実施形態に係るリードフレーム50aのように、細長い四角柱の突起14a、24aを形成する場合には、細長い長方形のレジストパターンに形成する。その他、任意の形状にレジスト層160をパターン形成することにより、用途に応じた形状の突起14、14a、24、24aを形成することができる。
ダイパッド部10及びリード部20の周縁の一部又は全周には、LED素子搭載面の反対側の面(図1(b)における下面)から薄肉部16、26を形成する。この薄肉部16、26の領域では、上面にはレジスト層160、161を形成し、下面は開口部164にする。なお、上面に凹部13、23を形成する場合は、上面にはエッチング速度制御用レジスト161を形成する。
凹部13、23を形成する領域では、上面にはエッチング速度制御用レジストを形成する。このエッチング速度制御用レジストは、縞状あるいはドット状のレジストを配置し、この配置密度を変えて種々のレジストパターンを形成している。下面はレジスト層162で覆われている。なお、下面に薄肉部16、26を形成する場合は、薄肉部16、26を形成する領域は開口部164とする。
図8(c)は、本発明の実施形態に係るリードフレームの製造方法のエッチング工程の一例を示した図である。図8(c)に示されるように、エッチング工程では、レジスト層160〜162で覆われていない開口部163,164をエッチング液でエッチングする。これにより、ダイパッド部10及びリード部20が形成される。
また、薄肉部形成領域は、上面はレジスト層160、161で覆われているため上面はエッチング加工されず、下面は開口部164になるため、エッチング加工され薄肉部16、26を形成する。
凹部13、23には、上面にエッチング速度制御用レジストが縞状あるいはドット状に配置し配置密度を変えて配置されている。このため、エッチング加工時、エッチング液は縞状またはドット状のレジストの隙間よりエッチング加工が行われ、レジスト層160、161がない開口部163に比べエッチング速度が遅くなりエッチングする深さが浅くなる。この配置密度が低い場合は、エッチング液が材料表面に到達する量が増加し、レジスト層160、161で覆われていない開口部163の厚さに近づく。逆に配置密度が高い場合は、エッチング液が材料表面に到達する量が減少し、エッチング深さが浅くなる。また、凹部13、23の底面は、縞状あるいはドット状にレジストが配置された形状に沿って凸形状が形成される。これにより、凹部13、23の底面には、凹凸の形状が形成される。凹凸の高さとエッチング深さを考慮し、縞状あるいはドット状に配置するレジストの配置密度を設定する。
図8(d)は、レジスト剥離工程の一例を示した図である。レジスト剥離工程においては、レジスト層160〜162が剥離除去される。なお、レジスト層160〜161は、例えば、剥離剤を用いて剥離する。
図8(e)は、本発明の実施形態に係るリードフレームの製造方法のめっき工程の一例を示した図である。図8(e)に示されるように、めっき工程では、リードフレーム50のダイパッド部10やリード部20の少なくとも外部樹脂部開口部にめっき層30が形成される。めっき処理は、外部樹脂部60の開口部61の範囲に部分めっきを行ってもよいし、LED素子搭載領域11及び内部接続端子領域21に全面めっきを行ってもよい。また、表裏全面にめっきを行ってもよい。
外部樹脂部60の開口部を範囲に部分めっきする場合は、部分めっきをしない部分にレジスト層を形成して部分めっきを行い、その後レジストを剥離する。あるいは、レジストを使用しないで、機械的に部分めっきをしない所をマスク等で覆い、部分めっきする部分のみ開口してめっきを行う方法等を用いてもよい。表裏全面にめっきを行う場合には、前記レジスト剥離工程後、そのまま全面めっきを行う。
また、ダイパッド部10やリード部20が形成され所定のめっき層30が形成されたリードフレーム50は、必要に応じて所定の数量毎にシート状に切断及び外部樹脂封止時の樹脂止め用の樹脂テープをLED搭載面と反対面に貼り付けてもよい。
これにより、リードフレーム50が完成する。
図9は、本発明の第5の実施形態に係る光半導体装置の製造方法の一例について説明するための図である。
図9(a)は、本発明の実施形態に係る光半導体装置の製造方法の樹脂付きリードフレーム製造工程の一例を示した図である。図9(a)に示されるように、樹脂付きリードフレーム製造工程では、製造したリードフレーム50をトランスファーモールドや射出成形することにより、リードフレーム50上に外部樹脂部60を形成する。外部樹脂としては、一般的には熱可塑性樹脂が使用される。外部樹脂部は、リードフレーム50上に形成されると共に、ダイパッド部10とリード部20との隙間と、薄肉部16、26の下方とにも同時に外部樹脂70が充填される。外部樹脂部60は、LED素子110及びワイヤーボンディング120等でリード部20と電気的に接続した接続部22の周辺を囲うように形成される。また、その周辺部の面は、LED素子110から発生した光が、外部樹脂部60により上方へ反射するようにテーパー形状に形成される。本工程により、樹脂付きリードフレーム100が完成する。
なお、図9(a)においては、外部樹脂部60の開口部61の下側位置62が、凹部13、23の内側端部よりも更に内側に形成され、LED素子搭載領域11の外側及びリード部20の内部接続端子領域21の外側を覆っている。この外部樹脂部60の開口部61の下側位置62は、図7に示した第3の実施形態に係るリードフレーム50b及び光半導体装置150bで説明した通り、凹部13、23の内側端部よりも外側に形成してもよい。この位置は、モールド金型の形状により任意の位置に形成することができる。
図9(b)〜(d)は、樹脂付きリードフレーム100を用いて、光半導体装置150を製造する一連の工程を示した図である。
図9(b)は、本発明の実施形態に係る光半導体装置の製造方法の光半導体素子搭載工程の一例を示した図である。図9(b)に示されるように、光半導体素子搭載工程では、得られた樹脂付きリードフレーム100を用いて、ダイパッド部10上にLED素子110を搭載する。予め、Agペースト等をダイパッド部10の表面に塗布し、LED素子110をダイパッド部10上に固定する。
図9(c)は、本発明の実施形態に係る光半導体装置の製造方法のワイヤーボンディング工程の一例を示した図である。図9(c)に示されるように、ワイヤーボンディング工程では、LED素子110の電極とリード部20とをワイヤーボンディング等の接続方法により、ボンディングワイヤー120等の接続手段を用いて電気的に接続する。
図9(d)は、本発明の実施形態に係る光半導体装置の製造方法のモールド工程の一例を示した図である。図9(d)に示されるように、モールド工程では、外部樹脂部60で囲まれたLED素子110とボンディングワイヤー120等でリード部20と電気的に接続された接続部22の周辺部を透明樹脂からなる封止樹脂130でモールドする。
最後に、所定のパッケージ寸法になるように複数個配列されている場合は、個片化する。一括でモールドされている場合は、ダイシング等により、個別モールドされている場合は、プレス等で打ち抜き、個片化する。
以上により、光半導体装置が完成する。
〔実施例1〕
以上説明した製造方法により光半導体装置は作製されるが、次に、本発明の実施形態に係るリードフレームの製造方法の実施例を説明する。なお、説明の便宜のため、今まで説明した構成要素に対応する構成要素には、同一の参照符号を付すものとする。
リードフレーム50用の金属板5としては、厚さ0.2mm、幅180mmの帯状の銅材(古河電工株式会社製:EFTEC−64T)を用いた。先ず、リードフレーム50用の金属板5を、脱脂、洗浄した。その後、リードフレーム50のパターンを形成するためのレジスト層160〜162を作製した。詳細には、先ず、金属板5の表面に感光性レジストを厚さ0.02mm塗布した。レジストとしては、ネガ型感光性レジスト(旭化成イーマテリアルズ株式会社製)を使用した。次に、ダイパッド部10及びリード部20が所定のパターンになるようにガラスマスクを用いて、レジスト層を露光した。その後、現像してレジスト層160〜162を形成した。
また、ダイパッド部10とリード部20の周縁の全周に薄肉部16を形成した。薄肉部16の厚さは0.1mm、幅は0.2mmになるように設定した。
また、凹部13、23は、ダイパッド部10及びリード部20の外部樹脂部60の開口部61の下側位置62から0.1mm外側の外部樹脂部60に設定した。凹部13、23の深さ及び凹部13、23の底面の凹凸高さについては、表1の設定になるようにエッチング速度制御用レジスト層を形成した。また、突起14、24として、φ0.15mmを複数設定した。
Figure 0006536992
その後、エッチング液にてエッチングを行った。エッチング液としては、塩化第二鉄溶液を使用した。必要に応じて、エッチング液の吹き出し方向や、吹き付け圧力等を適宜調整した。
そして、エッチングが終了した後レジスト160〜162を剥離し、ダイパッド部10及びリード部20、薄肉部16、26、凹部13、23、突起14、24を形成した。
次に、貴金属めっきを行ってめっき層30を形成した。貴金属めっきは、Agめっき、めっき厚さ3.0μmで行った。めっき範囲は、表裏全面に行った。
その後、各リードフレーム50をシート状に切断しリードフレームを完成させた。
また、上記リードフレーム50を使用して、外部樹脂をモールドして樹脂付きリードフレーム100を作製した。その後、樹脂付きリードフレーム100を使用して、LED素子110を搭載した。ワイヤーボンディング後、透明封止してからダイシング加工を行い、個片化して光半導体装置150を完成させた。
〔実施例2〜5、比較例1〜2〕
表1に実施例2〜5、比較例1〜2の各設定を示す。
実施例2〜3では、凹部13、23の深さと凹部13、23の底面の凹凸高さを、表1に示した通りにした。その他は、実施例1と同じ方法で作製した。
実施例4では、突起形状14、24を円形に変えて四角形として幅0.15mmとして、ダイパッド部、リード部各3ヶ所配置した(図5参照)。その他は、実施例1と同じである。
実施例5では、凹部13、23の内部端部を外部樹脂部60の開口部60の下側位置62より0.1mm内側に設定した。その他は、実施例1と同じである。
比較例1は、凹部の加工を行わず、その他は実施例1と同じ製造方法である。
比較例2は、凹部13、23の深さと凹部13、23の底面の凹凸高さを、表1に示した通りにした。凹部の作製は、凹部以外のダイパッド部、リード部等の形状を形成した後、再度レジストを塗布し、凹部のパターンを露光、現像して行った。その際、エッチング速度制御用レジストの縞状又はドット状のレジスト層とはせず、上面は開口部とした。次に、表1の凹部の深さにエッチング加工した。その後、レジストを除去した。その他は、実施例1と同じ方法で作製した。
また、密着性を確認するため、シェアテスト機を用いた簡易試験を実施した。簡単に試験方法を示す。先ず、試験片に表1に該当する類似パターンを作成し、その上に直径φ2mmの円柱状の樹脂モールドをした。この試験片をシェアテスト機のテーブルに固定し、テスト機のツール先端を円柱状の樹脂モールド部の根元部の位置に合わせ、ツールを移動させて、円柱状の樹脂モールド部が剥がれる力を測定した。ツールの先端位置は、試験片の上面より50μm高い位置に合わせ、移動速度は5mm/minとした。4回測定し、その平均値を密着力とした。表1の簡易試験結果は、突起のない比較例1の密着力を基準として評価した。△は基準の1.1倍未満、○は基準の1.1倍以上として評価した。
表1に示されるように、実施例1〜5は比較例1に比較し樹脂密着性が向上しており、効果があることが示された。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10、10a、10b ダイパッド部
11、11b LED素子搭載領域
21、21b 内部接続端子領域
13、13a、13b、23、23a、23b 凹部
14、14a、24、24a 突起
15、25 外部接続端子領域
16、26 薄肉部
20、20a、20b リード部
30 めっき層
50、50a、50b リードフレーム
60 外部樹脂部
70 外部樹脂
100 樹脂付きリードフレーム
110 LED素子
120 ボンディングワイヤー
130 封止樹脂部
131 突起
132 窪み
150、150a 光半導体装置

Claims (11)

  1. 光半導体装置及び光半導体装置用樹脂付きリードフレームに用いられるリードフレームであって、
    LED素子を搭載するダイパッド部と、
    該ダイパッド部の周辺に配置されたリード部と、を有し、
    該ダイパッド部及び該リード部よりも外側の領域の上面の各々に、複数の突起と、該突起よりも広い面積を有し、該複数の突起の各々を取り囲むとともに外縁まで連続した1個の凹部が形成され、
    前記ダイパッド部及び前記リード部の下面は、前記リードフレームの素材表面からなる素材面領域と、該素材面領域よりも厚さが薄い薄肉部とを有し、
    前記凹部と前記薄肉部とが、少なくとも一部重なるように配置され
    前記複数の突起の高さと前記1個の凹部の深さは等しく、
    前記凹部の底面に、前記凹部の深さよりも小さい高さの差を有する凹凸が形成されているリードフレーム。
  2. 前記凹部の深さは、0.02mm〜0.05mmである請求項1に記載のリードフレーム。
  3. 前記凹部は、前記リードフレームの素材表面よりも表面粗さが大きい面を有する請求項1又は2に記載のリードフレーム。
  4. 前記突起と前記薄肉部とが、少なくとも一部重なるように配置された請求項1乃至のいずれか一項に記載されたリードフレーム。
  5. 前記凹部の底面に形成された前記凹凸は、波状の断面形状を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリードフレーム。
  6. 前記凹部の底面の前記凹凸の高さは、0.005mm以上0.02mm以内である請求項に記載のリードフレーム。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のリードフレームと、
    該リードフレームの前記凹部を覆う外部樹脂を有する樹脂付きリードフレーム。
  8. 請求項に記載の樹脂付きリードフレームと、
    該樹脂付きリードフレームの前記ダイパッド部に搭載されたLED素子と、
    該LED素子と前記リード部とを電気的に接続するボンディングワイヤーと、
    前記外部樹脂が形成されていない領域を封止する透明封止樹脂と、を有する光半導体装置。
  9. 金属板の表面側に、レジスト層で連続的に覆った第1の連続レジスト層形成領域と、レジスト層で覆われていない第1の開口領域と、レジスト層を縞状に形成した縞状レジスト層形成領域とを有するとともに、前記第1の連続レジスト層形成領域が前記縞状レジスト層形成領域に囲まれた波状凹部形成パターンを前記金属板の表面側の前記第1の開口領域よりも外側に有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    金属板の裏面側に、前記第1の連続レジスト層形成領域又は前記縞状レジスト層形成領域と重なる領域を含むように前記レジスト層で連続的に覆った第2の連続レジスト層形成領域と、前記第1の開口領域と重なる領域を含むように前記レジスト層で覆われていない第2の開口領域とを有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記金属板を両面からエッチングし、前記第1の開口領域と前記第2の開口領域が重なる領域に貫通穴、前記波状凹部形成パターンに底面が突起と窪みが交互に配置された波状の表面を有する凹部、前記第1の連続レジスト層形成領域及び前記第2の連続レジスト層形成領域に平坦面、前記第2の開口領域に薄肉部を形成するエッチング工程と、を有し、
    前記波状の表面を有する凹部と前記薄肉部とが、少なくとも一部重なるように形成されるリードフレームの製造方法。
  10. 請求項に記載のリードフレームの製造方法によりリードフレームを製造する工程と、
    製造された該リードフレームの前記貫通穴及び前記薄肉部を外部樹脂で充填するとともに、前記凹部上に隆起した外部樹脂部を形成する外部樹脂形成工程と、を有する樹脂付きリードフレームの製造方法。
  11. 請求項10に記載の樹脂付きリードフレームの製造方法により樹脂付きリードフレームを製造する工程と、
    製造された該樹脂付きリードフレームのダイパッド上にLED素子を搭載する工程と、
    該LED素子の電極と前記樹脂付きリードフレームのリード部とをボンディングワイヤーで電気的に接続するワイヤーボンディング工程と、
    前記外部樹脂部が形成されていない領域を透明樹脂で封止する透明樹脂封止工程と、を有する光半導体装置の製造方法。
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