JP6474239B2 - ワーク表面拭取り装置およびワーク表面拭取り方法 - Google Patents
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Description
例えば、拭取り布で手動によって直接拭取り、または、照明条件下で肉眼でワーク表面を検査し、一旦微粒などの異物を発見すると、粘性のある粘着棒で微粒を粘着して除去する。
その作動原理は、以下の通りである。すなわち、超音波発生器からの高周波振動信号を変換器によって高周波機械的振動に変換して媒体である洗浄溶剤に伝播し、洗浄液において疎と密を交互に繰り返すように超音波を前方へ放射させることによって、液体が流動して直径50μm〜500μmの微細な気泡を数万個生成する。これらの気泡は、超音波が縦方向に伝播する負圧域では形成、成長するが、正圧域では迅速に圧縮される。この過程において、気泡が圧縮されることによって数百度の高温と1000気圧以上の瞬間的高圧を発生するとともに瞬間的高圧は次々と発生して、一連の小さな「爆発」が連続的にワークの表面を衝撃するようになり、これによって、ワークの表面および隙間における異物が迅速に剥離され、ワーク表面を洗浄してクリーン化する目的を達成する。
例えば、中国特許ZL200810028593.7には、一種のプラスチック部品の表面のクリーニング方法が公開され、当該クリーニング方法は、以下のステップを有する。
ステップ1:プラスチック部品をワークホルダーにセットしてめっき用真空炉装置内に投入する。
ステップ2:めっき用真空炉装置内部を真空吸引する。
ステップ3:めっき用真空炉装置内へアルゴンガスを注入する。
ステップ4:負電源をオーンにし、めっき用真空炉装置内へアルゴンガスを注入することによって、めっき用真空炉装置におけるイオン放出源からアルゴンイオンを生成し、真空環境下でこのアルゴンイオンによってプラスチック部品の表面を高エネルギで衝撃する。
クリーンローラーとワーク表面の物理的な接触によって、クリーニングと除塵の目的を達成する。クリーンローラーは、ポリマーに被覆されたラバーローラーであり、クリーンローラーがワーク表面の異物と物理的に接触すると、異物はクリーンローラーの表面に転写される(中国特許ZL200810087014.6、図8を参照)。
大量の人による作業を必要とし、且つ効率が低く、クリーニング効果も良くなく(具体的には、汚れが漏れる可能性がある。仮に拭取り布で往復して拭き取ると、二次汚染を引き起こしてしまう。また、拭取り布や粘着棒は、汚物がある程度まで積み重ねてから交換するのが一般的であり頻繁に交換はできないので、二次汚染を引き起こしやすい。)、また、粘着棒の使用によってワークに擦り傷が生じ易く、ワークの品質が不安定になる。
装置のコストが高く、設置スペースが大きいとともに、イオン放出源そのものが微粒などの異物を生成する汚染源になる可能性もあるので、イオン放出源によってワークを洗浄した後でも、微粒が依然としてワークに残留する場合もあり、ワークの品質が影響されてしまう。
次のクリーニング作業が影響されないようにクリーンローラーの表面に付着した汚物はすぐに処理しなければいけなく、除塵用粘着ペーパーロールが必要となる。同様に、クリーンローラーの表面に付着した汚物の処理が影響されないように除塵用粘着ペーパーロールに付着した汚物はすぐに処理する必要があり、除塵用粘着ペーパーの切断装置や巻取り装置を取り入れて、汚物が付着した除塵用粘着ペーパーをすぐに切断、剥離、収集しなければいけないので、構成が煩雑なものとなる。
また、ワークの表面は平坦に見えるが、実際に拡大鏡で拡大してみた場合、ワークの表面には大量の凹溝が形成され、これらの凹溝中の汚物について、クリーンローラーではクリーニングすることができない。また、クリーンローラーに付着した汚物はすべて処理されることが少なく、ある程度の残留があるが、クリーンローラーは一定時間運転(即ち、何回か回転)してから交換することが通常であり一周だけ回転してからすぐ交換することは不可能であるので、クリーニングが徹底しないことが多く、ワークの品質が影響されてしまう。
まず、その一つの目的は、大量の人による作業を必要とせず、効率が高く、クリーニング効果が良く、ワークに擦り傷が生じなく、ワークの品質が安定するワーク表面拭取り装置を提供することである。
巻出し機構と、
前記巻出し機構の下流側に軸方向が前記巻出し機構の軸方向と平行するように設けられた押付けローラーと、
前記押付けローラーの下流側に軸方向が前記押付けローラーの軸方向と平行するように設けられた巻取り機構と、
一端が前記巻出し機構に巻き付けられ、他端が前記押付けローラーを経てから前記巻取り機構に巻き付けられるフレキシブルなクリーニング用部材と、
被クリーニングワークを固定するためのワーク固定機構と、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の巻きずれを防止すると共に、中間ローラーと荷重付与手段を具備し、前記中間ローラーが前記押付けローラーの下流側であって前記巻取り機構の上流側に設けられるとともに、該中間ローラーの軸方向が前記押付けローラー及び前記巻取り機構の軸方向と平行するように設けられる巻きずれ防止機構と、を有し、
前記ワーク固定機構が前記押付けローラーと間隔を空けて設けられることによって、前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材が前記押付けローラーに密着した状態で前記ワーク固定機構と前記押付けローラーの間に位置し、
また、前記ワーク固定機構が前記押付けローラーに対して移動可能に設けられることによって、前記被クリーニングワークが前記ワーク固定機構に固定されたときに、前記被クリーニングワークの被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して相対移動することによって、前記被クリーニング表面の一端から他端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触し、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の他端が前記押付けローラーと前記中間ローラーを順に経てから前記巻取り機構に巻き付けられ、
前記荷重付与手段が前記中間ローラーと前記巻取り機構の間に位置する前記フレキシブルなクリーニング用部材に吊り下げられている、
ことを特徴とする。
1) 前記被クリーニングワークを前記ワーク固定機構に固定するステップと、
2) 前記ワーク固定機構を前記押付けローラーに対して相対移動させて、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動することによって、前記被クリーニング表面の一端から他端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触して、前記被クリーニング表面上の汚物を前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着させるステップと、を有することを特徴とする。
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを、有する、ことが構成されている、ことが好ましい。
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップ、を有する、ことが好ましい。
前記洗浄液供給機構が前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に向うように設けられることによって、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出し、
また、本発明のワーク表面拭取り方法は、前記ステップ2)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動する間または移動する前に、さらに、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出するステップを有する、ことが好ましい。
3) 前記ワーク固定機構を前記押付けローラーに対して逆方向へ移動させて、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニングに対して逆方向へ移動することによって、前記被クリーニング表面の他端から一端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触して、前記被クリーニング表面上に残留した汚物を前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着させるステップ、を有する、ことが好ましい。
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップ、を有する、ことが好ましい。
4) 前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップ、を有する、ことが好ましい。
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを、有する、ことが好ましい。
4) 前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、ことが好ましい。
また、本発明のワーク表面拭取り方法は、前記ステップ3)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動する間または移動する前に、さらに、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出するステップを有する、ことが好ましい。
また、ワーク固定機構5が押付けローラー2と間隔を空けて設けられることによって、押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4は、押付けローラー2に密着した状態でワーク固定機構5と押付けローラー2の間に位置する。また、ワーク固定機構5は、押付けローラー2に対して移動可能に設けられることによって、被クリーニングワーク10がワーク固定機構5に固定されたときに、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触しながら押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に対して相対移動することによって、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触することになる。
即ち、ワーク固定機構5を参照対象とした場合、押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4は、被クリーニング表面101に接触しながら被クリーニング表面101に沿って移動する。同様に、この移動は、たとえば、押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4が、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に移動するような一方向への移動でもよく、上記一方向への移動だけでなく、押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4が被クリーニング表面101の他端から一端にかけて順に移動するような移動も含む往復移動であっても良い。
また、被クリーニングワーク10が規則的な矩形柱体である場合、即ち、被クリーニング表面101が平らな面である場合、ワーク固定機構5は押付けローラー2に対して平行する方向へ移動することになり、また、被クリーニング表面101が凹凸のある表面である場合、ワーク固定機構5の移動には、押付けローラー2に対して平行する方向への移動のほか、押付けローラー2に対して近接及び/又は離間する移動も含まれる。
ここで、所定時間内における連続的な回転とは、例えば、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101を拭き取るとき、及び拭き取った後も巻取りロール31を停止せずに連続的に回転させて、フレキシブルなクリーニング用部材4を継続的に搬送することによって、被クリーニング表面101を拭取りながらフレキシブルなクリーニング用部材4の交換も行って所望のクリーニング効果を実現することができるが、この場合、コストは非常に高くなる。
また、所定時間内における間欠的な回転とは、例えば、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101を拭き取るときには巻取りロール31を回転せず、拭き取った後巻取りロール31を回転させることによって、フレキシブルなクリーニング用部材4に付着した汚物102を被クリーニング表面101から離間させ、これによって、クリーニングの効果を得られると共にクリーニングのコストも抑えることができる。
或いは、被クリーニング表面101の他端から一端にかけて順に被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101を拭き取るときには巻出しロール11を回転せず、拭き取りが終わった後巻出しロール11を回転させて、フレキシブルなクリーニング用部材4に付着した汚物102を被クリーニング表面101から離間させ、これによって、クリーニングの効果を得られると共にクリーニングのコストも抑えることができる。
よって、クリーニング効果を向上させるために、二つまたは二つ以上の押付けローラー2を設けることができ、図4に示すように、本発明のもう一つの実施例において、押付けローラー2は二つあり、二つの押付けローラー2は互いに間隔を空けて設けられている。この場合、フレキシブルなクリーニング用部材4と被クリーニング表面101の接触部位の面積が比較的に大きいので、互いに摩擦摺動した後、一つ目の押付けローラー2を経てから一部の汚物が拭き取れずに残留していても、この一部の汚物が二つ目の押付けローラー2によって除去されることになる。
前述の巻取りロール31または巻出しロール11の動作に連携して動作するときに、押付けローラー2は、巻取りロール31または巻出しロール11動作に追従して従動ローラーとして動作することができる。
また、押付けローラー2は駆動ローラーとして回転することもできる。例えば、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101を拭き取るとき、及び拭き取った後も押付けローラー2を停止せずに連続回転させて、フレキシブルなクリーニング用部材4を継続的に搬送することによって、被クリーニング表面101を拭取りながらフレキシブルなクリーニング用部材4の交換も行うことで、理想的なクリーニング効果を実現することができるが、この場合、コストは非常に高くなる。
また、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101を拭き取るときには押付けローラー2を回転させず、拭き取りが完了した後に押付けローラー2を回転させて、フレキシブルなクリーニング用部材4に付着した汚物102を被クリーニング表面101から離間させることもできる。これによって、クリーニングの効果が得られると共にクリーニングのコストも抑えることができる。
被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101上の凹溝中の汚物102をクリーニングする場合、フレキシブルなクリーニング用部材4が、凹溝の形状に応じて変形して凹溝中の汚物102に接触することで、凹溝中の汚物102がフレキシブルなクリーニング用部材4に付着され、さらに、被クリーニング表面101に対する相対移動(摩擦摺動)によって凹溝中の汚物102を除去してクリーニングの目的を達成する。特に、フレキシブルなクリーニング用部材4と被クリーニング表面101の相対移動の方向が凹溝の長手方向と一致する場合、クリーニング効果はよりすぐれたものとなる。
図1、図2及び図3に示すように、本発明の一実施例において、フレキシブルなクリーニング用部材4は無塵布である。また、図4に示すように、本発明のもう一つの実施例において、フレキシブルなクリーニング用部材4はウエスである。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施例において、中間ローラー71は押付けローラー2の下流側であって巻取りロール31の上流側に設けられるとともに、軸方向が押付けローラー2及び巻取りロール31の軸方向と平行するように設けられ、フレキシブルなクリーニング用部材4の他端は押付けローラー2と中間ローラー71をこの順に経てから巻取りロール31に巻かれ、荷重付与手段72は中間ローラー71と巻取りロール31の間に位置するフレキシブルなクリーニング用部材4に吊り下げられている。荷重付与手段72の上下移動によって、フレキシブルなクリーニング用部材4の緊張した状態を維持して巻きずれを防止することができる。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施例において、弾力付与機構8はスプリングであり、このスプリングはワーク載置台51の押付けローラー2とは反対側に当接されている。このようにすることで、スプリングと押付けローラー2によって、被クリーニング表面101と押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4との接触または密着状態を維持することができる。
図5に示すように、本発明の一実施例において、制御機構は、巻出しロール駆動部材12、巻取りロール駆動部材32、ワーク載置台駆動部材53、真空吸着固定部材および洗浄液供給機構6に回路接続されていて、これらの動作を制御する。この場合、制御機構は、巻出しロール駆動部材12の駆動を制御することによって巻出しロール11を回転駆動させ、巻取りロール駆動部材32の駆動を制御することによって巻取りロール31を回転駆動させ、ワーク載置台駆動部材53の駆動を制御することによって押付けローラー2に対するワーク載置台51の移動を制御し、真空吸着固定部材を制御することによって被クリーニングワーク10を固定し、洗浄液供給機構6を制御することによって洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2またはフレキシブルなクリーニング用部材4に放出する。
例えば、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101の一端が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に近づいたことをワーク位置検出機構により検出した場合、制御機構は、洗浄液供給機構6を制御することによって洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2またはフレキシブルなクリーニング用部材4に放出させることができ、その後、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101の他端が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に近づいたとき、制御機構は、巻出しロール駆動部材12、押付けローラー駆動部材(設けた場合)、または巻取りロール駆動部材32の駆動を制御することによって、フレキシブルなクリーニング用部材4を搬送して、フレキシブルなクリーニング用部材4に付着した汚物102を被クリーニング表面101から離間させることができる。
また、逆方向への拭取りを実施しょうとする場合、制御機構は、洗浄液供給機構6を制御することによって洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2またはフレキシブルなクリーニング用部材4に放出し、その後、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101の一端が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に近づいたときに、制御機構は、巻出しロール駆動部材12、押付けローラー駆動部材(設けた場合)、または巻取りロール駆動部材32を制御して逆方向へ駆動することによって、フレキシブルなクリーニング用部材4を搬送して、フレキシブルなクリーニング用部材4に付着した汚物102を被クリーニング表面101から離間させることができる。
具体的には、張力保持機構は、巻出しロール11におけるフレキシブルなクリーニング用部材4の張力信号を検出してそれを制御機構に伝送し、制御機構は、この張力信号に基づいて巻取りロール駆動部材32の駆動を制御して、巻取りロール31におけるフレキシブルなクリーニング用部材4の張力を制御する。
また、逆方向への拭取りを実施する場合、張力保持機構は、巻取りロール31におけるフレキシブルなクリーニング用部材4の張力信号を検出してそれを制御機構に伝送し、制御機構は、この張力信号に基づいて巻出しロール駆動部材12の駆動を制御して、巻出しロール11におけるフレキシブルなクリーニング用部材4の張力を制御する。ここで、張力に対する制御は、テンションコントローラーまたはトルクリミッターによって行うことができる。
当該ワーク表面拭取り方法は、
1) 被クリーニングワーク10をワーク固定機構5に固定するステップと、
2) ワーク固定機構5を押付けローラー2に対して相対移動して、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触しながら押付けローラー2に巻かられたフレキシブルなクリーニング用部材4に対して移動することによって、被クリーニング表面101の一端から他端にかけて順に押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触して、被クリーニング表面101上の汚物102をフレキシブルなクリーニング用部材4に付着させるステップと、
を主に有する。
図1に示すように、被クリーニングワーク10が左側から右側(図中の水平矢印方向)へ移動するときに、被クリーニング表面101上の汚物102はフレキシブルなクリーニング用部材4の被クリーニング表面101との接触部位の外側(左側)に寄せられる。このとき、巻取りロール駆動部材32を反時計回り方向に回転し、または押付けローラー駆動部材(設けた場合)を時計回り方向に回転すると、フレキシブルなクリーニング用部材4は図中の斜めの矢印方向に沿って移動し、これによって、これらの汚物102を被クリーニング表面101から離間させることができる。
図1に示すように、被クリーニングワーク10が左側から右側(図中の水平矢印方向)に移動した後、被クリーニング表面101上の汚物102はフレキシブルなクリーニング用部材4の被クリーニング表面101との接触部位の外側(左側)に寄せられる。このとき、巻取りロール駆動部材32を反時計回り方向に回転し、または押付けローラー駆動部材(設けた場合)を時計回り方向に回転することで、フレキシブルなクリーニング用部材4は斜めの矢印方向に沿って移動し、これによって、これらの汚物102を被クリーニング表面101から離間させることができる。
本発明において、好ましくは、本発明のワーク表面拭取り方法は、上記ステップ2)において、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触しながら押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に対して移動する間または移動する前に、さらに、洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2またはフレキシブルなクリーニング用部材4に滴らすかまたは噴出するステップを有しても良い。
図1及び図3に示すように、本発明のワーク表面拭取り方法は、上記ステップ2)において、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101が押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触しながら押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に対して移動する間に、さらに、洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2に滴らし、その後、押付けローラー2からフレキシブルなクリーニング用部材4に流下または滴下するステップを有している。
図2に示すように、被クリーニングワーク10が右側から左側に(図中の水平矢印方向)移動する間または移動した後、被クリーニング表面101に残留した汚物102はフレキシブルなクリーニング用部材4の被クリーニング表面101との接触部位の外側(右側)に寄せられる。このとき、巻出しロール駆動部材12を時計回り方向に回転し、または押付けローラー駆動部材(設けた場合)を反時計回り方向に回転することで、フレキシブルなクリーニング用部材4は斜めの矢印方向に沿って移動し、これによって、これらの残留した汚物102を被クリーニング表面101から離間させることができる。
換言すれば、一回目の拭取り後のフレキシブルなクリーニング用部材4の搬送長さを、二回目の拭取り後のフレキシブルなクリーニング用部材4の逆方向への搬送長さより大きくしている。これによって、二回目の拭取りが完了した後の逆方向への回転によって、一回目の拭取りで拭取った汚物102が再度被クリーニング表面101に接触して付着することを防止することができる。
図1及び図2に示すように、巻取りロール駆動部材32を反時計回り方向に回転するときの回転量、または押付けローラー駆動部材(設けた場合)を時計回り方向に回転するときの回転量(例えば、7mm)は、巻出しロール駆動部材12を時計回り方向に回転するときの回転量、または押付けローラー駆動部材(設けた場合)を反時計回り方向に回転するときの回転量(例えば、3mm)より大きくなっている。
図2に示すように、本発明のワーク表面拭取り方法は、上記ステップ3)において、被クリーニングワーク10の被クリーニング表面101が再度押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に接触しながら押付けローラー2に巻き掛けられたフレキシブルなクリーニング用部材4に対して逆方向へ移動させる間に、さらに、洗浄液供給機構6の中の洗浄液を押付けローラー2に滴らし、その後、押付けローラー2からフレキシブルなクリーニング用部材4に流下または滴下するステップを有しても良い。
Claims (30)
- 巻出し機構と、
前記巻出し機構の下流側に軸方向が前記巻出し機構の軸方向と平行するように設けられた押付けローラーと、
前記押付けローラーの下流側に軸方向が前記押付けローラーの軸方向と平行するように設けられた巻取り機構と、
一端が前記巻出し機構に巻き付けられ、他端が前記押付けローラーを経てから前記巻取り機構に巻き付けられるフレキシブルなクリーニング用部材と、
被クリーニングワークを固定するためのワーク固定機構と、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の巻きずれを防止すると共に、中間ローラーと荷重付与手段を具備し、前記中間ローラーが前記押付けローラーの下流側であって前記巻取り機構の上流側に設けられるとともに、該中間ローラーの軸方向が前記押付けローラー及び前記巻取り機構の軸方向と平行するように設けられる巻きずれ防止機構と、を有し、
前記ワーク固定機構が前記押付けローラーと間隔を空けて設けられることによって、前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材が前記押付けローラーに密着した状態で前記ワーク固定機構と前記押付けローラーの間に位置し、
また、前記ワーク固定機構が前記押付けローラーに対して移動可能に設けられることによって、前記被クリーニングワークが前記ワーク固定機構に固定されたときに、前記被クリーニングワークの被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して相対移動することによって、前記被クリーニング表面の一端から他端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触し、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の他端が前記押付けローラーと前記中間ローラーを順に経てから前記巻取り機構に巻き付けられ、
前記荷重付与手段が前記中間ローラーと前記巻取り機構の間に位置する前記フレキシブルなクリーニング用部材に吊り下げられている、
ことを特徴とするワーク表面拭取り装置。 - 前記巻出し機構、前記巻取り機構および前記ワーク固定機構のうちの少なくとも一つに回路接続されて、該接続された機構の動作を制御する制御機構を、さらに有すると共に、
前記制御機構は、前記ワーク固定機構を前記押付けローラーに対して逆方向へ移動させる制御を行い、その制御によって前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニングに対して逆方向へ移動することによって、前記被クリーニング表面の他端から一端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触して、前記被クリーニング表面に残留した汚物を前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記制御機構での制御駆動により、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転するときの回転量は、前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転するときの回転量よりも大きい、
ことを特徴とする請求項2に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記制御機構は、前記ワーク固定機構が前記押付けローラーに対して逆方向へ移動するように駆動制御させる前に、さらに、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させる制御を行うように駆動制御させる、
ことを特徴とする請求項2に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記巻出し機構は巻出しロールを有し、
前記押付けローラーは、前記巻出しロールの下流側に軸方向が前記巻出しロールの軸方向と平行するように設けられ、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の一端は、前記巻出しロールに巻き付けられる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記巻出し機構は、前記巻出しロールに接続されて前記巻出しロールを回転駆動するための巻出しロール駆動部材をさらに有する、
ことを特徴とする請求項5に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記巻取り機構は巻取りロールを有し、
前記巻取りロールは、前記押付けローラーの下流側に軸方向が前記押付けローラーの軸方向と平行するように設けられ、
前記フレキシブルなクリーニング用部材の他端は、前記押付けローラーを経てから前記巻取りロールに巻き付けられる、
ことを特徴とする請求項5または6に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記巻取り機構は、前記巻取りロールに接続されて前記巻取りロールを回転駆動するための巻取りロール駆動部材をさらに有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記押付けローラーは、フレキシブルな押付けローラーであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記巻出し機構、前記押付けローラーおよび前記巻取り機構は、全体としてV字形状を成すように設けられることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記押付けローラーに接続されて前記押付けローラーを回転駆動するための押付けローラー駆動部材をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記フレキシブルなクリーニング用部材は、無塵布またはウエスであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記ワーク固定機構は、前記被クリーニングワークを載置するためのワーク載置台と、前記ワーク載置台に設けられて前記被クリーニングワークを固定するためのワーク固定部材と、を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記ワーク固定部材は、真空吸着固定部材または治具固定部材であることを特徴とする請求項13に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記ワーク固定機構は、前記ワーク載置台に接続されて前記ワーク載置台を前記押付けローラーに対して相対移動するように駆動するためのワーク載置台駆動部材をさらに有する、
ことを特徴とする請求項13または14に記載のワーク表面拭取り装置。 - 洗浄液供給機構をさらに有し、
前記洗浄液供給機構が前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に向うように設けられることによって、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出する、
ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記ワーク固定機構に対応して設けられて、前記ワーク固定機構に固定された前記被クリーニングワークの位置を検出するためのワーク位置検出機構を、さらに有する、
ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。 - 前記フレキシブルなクリーニング用部材に対応して設けられて、前記フレキシブルなクリーニング用部材の張力を保持するための張力保持機構を、さらに有することを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 前記ワーク固定機構の前記押付けローラーとは反対側に当接される弾力付与機構を、さらに有することを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置。
- 請求項1から19のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り装置を用いたワーク表面拭取り方法において、
1) 前記被クリーニングワークを前記ワーク固定機構に固定するステップと、
2) 前記ワーク固定機構を前記押付けローラーに対して相対移動して、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動することによって、前記被クリーニング表面の一端から他端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触して、前記被クリーニング表面上の汚物を前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着させるステップと、
を有することを特徴とするワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ2)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動する間に、さらに、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項20に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ2)の実施後に、さらに、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項20または21に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ワーク表面拭取り装置は、洗浄液供給機構をさらに有し、
前記洗浄液供給機構が前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に向かうように設けられることで、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出し、
前記ワーク表面拭取り方法は、
前記ステップ2)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動する間または移動する前に、さらに、
前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出するステップを有する、
ことを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ2)の実施後に、さらに、
3) 前記ワーク固定機構を前記押付けローラーに対して逆方向へ移動させて、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニングに対して逆方向へ移動することによって、前記被クリーニング表面の他端から一端にかけて順に前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触して、前記被クリーニング表面に残留した汚物を前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項20から23のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ3)において、前記ワーク固定機構が前記押付けローラーに対して逆方向へ移動する前に、さらに、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項24に記載のワーク表面拭取り方法 - 前記ステップ3)の実施後に、さらに、
4) 前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項25に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ3)において前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を所定量若干回転するときの回転量は、前記ステップ4)において前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転するときの回転量よりも大きい、
ことを特徴とする請求項26に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ3)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して逆方向へ移動する間に、さらに、
前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項24から27のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ステップ3)の実施後に、さらに、
4) 前記押付けローラー、前記巻取り機構または前記巻出し機構を逆方向へ所定量若干回転して、前記フレキシブルなクリーニング用部材を搬送することによって、前記フレキシブルなクリーニング用部材に付着した前記残留した汚物を前記被クリーニング表面から離間させるステップを有する、
ことを特徴とする請求項24から28のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り方法。 - 前記ワーク表面拭取り装置は、洗浄液供給機構をさらに有し、
前記洗浄液供給機構が前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に向かうように設けられることによって、前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出し、
前記ワーク表面拭取り方法は、
前記ステップ3)において、前記被クリーニングワークの前記被クリーニング表面が再度前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に接触しながら前記押付けローラーに巻き掛けられた前記フレキシブルなクリーニング用部材に対して移動する間または移動する前に、さらに、
前記洗浄液供給機構の中の洗浄液を前記押付けローラーまたは前記フレキシブルなクリーニング用部材に滴らすかまたは噴出するステップを有する、
ことを特徴とする請求項24から29のいずれか1項に記載のワーク表面拭取り方法。
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