JP2016114481A - 評価装置及び評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】合紙からガラス板に付着する異物の量を評価することができる評価装置及び評価方法を提供する。【解決手段】本発明の評価装置10は、押圧装置12、洗浄装置14、及び検出評価装置16を備える。本発明の評価方法は、押圧工程、洗浄工程、検出工程及び評価工程を備える。押圧工程にてガラス板26と合紙34とを押圧装置12によって押圧し、異物がガラス板26に付着する状況を再現する。洗浄工程にてガラス板26を洗浄装置14によって洗浄し、合紙34からガラス板26に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する。検出工程、及び評価工程にてガラス板26に付着している異物を、検出評価装置16によって検出する。そして、検出された前記異物の量に基づき、合紙34及びガラス板26を評価する。【選択図】図1

Description

本発明は、評価装置及び評価方法に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等に使用されるFPD(Flat Panel Display)用等の平坦度の高いガラス板は、保管中及び搬送中に表面に傷が発生して欠陥となり易い。特に液晶ディスプレイのパネルに使用される無アルカリガラス板のように、その表面に薄膜トランジスタ等の電気回路が形成されるガラス板では、その表面に微細な傷があっても、その傷に起因して電気回路の断線やパターニング不良が発生する。そのため、このようなガラス板には極めて高い表面特性が要求される。
ガラス板の保管中及び搬送中の傷を防止するために、積層されるガラス板間に紙を挟み込み、隣接するガラス板同士の表面を分離する、いわゆる合紙を介装する方法が従来から採用されている(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1にも記載されているように、合紙の表面に存在する樹脂等の有機物(異物)がガラス板の表面に転写(付着)した場合には、その異物が、前記断線やパターニング不良を発生させる原因となる。また、樹脂のうち粘着性の高いシリコーン樹脂は、ロールブラシ等の洗浄手段によって洗浄してもガラス板から除去することは容易でない。特許文献1には、このようなシリコーン樹脂がガラス板に付着すると、配線や電極の不良が発生し易いことが開示されている。
そこで、特許文献1では、ケイ素元素を有する有機化合物の含有量が3ppm以下のガラス板用の合紙を提案し、合紙からガラス板に付着する有機物の付着量を低減している。
WO2014/098162号
特許文献1による合紙によって、ガラス板に付着する異物の量を大幅に減少させることはできるが、ガラス板に付着した異物の量(単位面積当たりの異物の個数、大きさ等)にて規定される、規定値に対する不良率(ガラス板の枚数に対する不良ガラス板の枚数)をゼロにすることは難しい。
また、合紙の製造ロットによっては、合紙の品質にばらつきが生じることも考慮する必要がある。よって、合紙をロット管理する必要性が生じ、そのために、製造ロット毎の合紙の品質を評価する必要があった。また、その製造ロットの合紙が介装されたガラス板においても、付着した異物の量を規定値に対して評価する必要性があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、合紙からガラス板に付着する異物の量を評価することができる評価装置及び評価方法を提供することを目的とする。
本発明の評価装置は、前記目的を達成するために、ガラス板と合紙とを押圧する押圧手段と、前記押圧手段によって前記合紙が押圧された前記ガラス板を洗浄し、前記合紙から前記ガラス板に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段によって洗浄された前記ガラス板に対し、前記ガラス板に付着している前記異物を検出し、検出された前記異物の量に基づき、前記合紙及び/又は前記ガラス板を評価する検出評価手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の評価方法は、前記目的を達成するために、ガラス板と合紙とを押圧する押圧工程と、前記押圧工程によって前記合紙が押圧された前記ガラス板を洗浄し、前記合紙から前記ガラス板に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程によって洗浄された前記ガラス板に対し、前記ガラス板に付着している前記異物を検出し、検出された前記異物の量に基づき、前記合紙及び/又は前記ガラス板を評価する検出評価工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、押圧工程にてガラス板と合紙とを押圧手段によって押圧することにより、合紙を介装した場合のガラス板の保管中及び搬送中に異物がガラス板に付着する状況を再現する。
次に、洗浄工程にてガラス板を洗浄手段によって洗浄し、合紙からガラス板に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する。押圧工程を経たガラス板には、合紙からの塵、紙屑等の粘着性の無い異物と、樹脂等の粘着性のある異物が付着している。合紙及びガラス板の評価対象物は、ガラス板に付着した粘着性のある異物であるので、洗浄工程では、前記粘着性の無い異物を洗浄し、前記粘着性のある異物をガラス板に残す。この洗浄方法の一例として、ガラス板に純水を噴射しながらガラス板を、回転するロールブラシで洗浄する方法がある。
次に、検出評価工程にてガラス板に付着している異物を、検出評価手段によって検出する。そして、検出された前記異物の量に基づき、合紙及びガラス板のうち少なくとも一方を評価する。
これにより、本発明の一態様によれば、合紙からガラス板に付着する異物の量を評価することができる。
本発明の評価装置によれば、前記押圧手段は、前記ガラス板を支持する第1の支持手段と、前記合紙を支持する第2の支持手段と、前記第1の支持手段及び前記第2の支持手段を、前記ガラス板と前記合紙とを押圧する方向及び押圧除去する方向に相対的に移動させる移動手段と、を備えることが好ましい。
本発明の評価方法によれば、前記押圧工程は、前記ガラス板を第1の支持手段によって支持し、かつ前記合紙を第2の支持手段によって支持する支持工程と、前記第1の支持手段及び前記第2の支持手段を、前記ガラス板と前記合紙とを押圧する方向及び押圧除去する方向に相対的に移動させる移動工程と、を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、第1の支持手段、第2の支持手段、及び移動手段からなる簡単な装置構成によって押圧手段を構成することができる。
本発明の評価装置によれば、ロール状に巻回された前記合紙を巻き戻し、前記押圧手段に間欠的に供給する合紙供給手段を備えることが好ましい。
本発明の評価方法によれば、ロール状に巻回された前記合紙を巻き戻し、前記押圧工程に間欠的に供給する合紙供給工程を備え、前記合紙供給工程と前記押圧工程とを前記ガラス板に対して交互に複数回行うことが好ましい。
本発明の一態様によれば、ロール状の合紙を合紙供給手段によって間欠的に押圧手段に供給し、押圧手段による押圧動作と、合紙供給手段による合紙の間欠的な供給とを交互に複数回繰り返す。これにより、複数枚分の再現テストを1枚のガラス板にて実施することができる。すなわち、大面積の合紙の異物情報を1枚のガラス板に集約することができるので、評価効率が向上する。
本発明に係る評価装置及び評価方法によれば、合紙に含まれている異物の量、及び合紙からガラス板に付着する異物の量を評価することができる。
実施形態の評価装置の全体構成図 実施形態の評価方法のフローチャート 実施形態の押圧装置の全体斜視図 図3に示した押圧装置の側面図 押圧装置と合紙供給装置とによる合紙供給動作及び押圧動作を継時的に示した説明図
以下、添付図面に従って本発明に係る評価装置及び評価方法の好ましい実施の形態を説明する。
〔評価装置10及び評価方法〕
図1には、本発明の実施形態の評価装置10の全体構成図が示されている。
図2は、本発明の実施形態の評価方法のフローチャートが示されている。
図1(A)には押圧装置(押圧手段)12の側面図、図1(B)には洗浄装置(洗浄手段)14の側面図、図1(C)には検出評価装置(検出評価手段)16の側面図がそれぞれ示されている。すなわち、実施形態の評価方法は、押圧装置12による押圧工程(S(Step)10:図2参照)、洗浄装置14による洗浄工程(S12:図2参照)、検出評価装置16による検出工程(S14:図2参照)及び評価工程(S16:図2参照)を備える。
〈押圧装置12〉
図3には押圧装置12の全体斜視図が示され、図4には押圧装置12の側面図が示されている。
押圧装置12は、下定盤(第1の支持手段)18、上定盤(第2の支持手段)20、及びシリンダ装置(移動手段)22から構成される。
図3、図4の如く、下定盤18の上面には、板状の吸着パッド24が貼り付けられており、吸着パッド24の水平な上面に検査対象の矩形状のガラス板26が着脱自在に吸着保持される。
上定盤20は、下定盤18に対し、上下方向に対向して配置される。また、上定盤20は、不図示のフレームに固定されている。また、上定盤20の下面には、板状の吸着パッド28が貼り付けられており、吸着パッド28の水平な下面にダミーのガラス板30が着脱自在に吸着保持されている。
後述する合紙供給装置(合紙供給手段:図5参照)32から巻き戻された帯状の合紙34は、ガラス板26とガラス板30との間の隙間に、ガラス板26及びガラス板30の各々の表面と平行に挿通される。
シリンダ装置22は、下定盤18を昇降させる流体シリンダであり、シリンダ本体36が不図示の架台に固定され、シリンダ本体36に対して伸縮動作するピストン38の上端部が下定盤18の下面に固定されている。
したがって、ピストン38が伸長動作されると、下定盤18が上昇することにより、下定盤18の上方に位置している合紙34にガラス板26が当接し、継続する下定盤18の上昇移動により、合紙34が上方(ガラス板と合紙とを押圧する方向)に持ち上げられた後、ガラス板26とガラス板30とに挟圧される。これにより、ガラス板26と合紙34とが押圧される。また、押圧時において、合紙34は上定盤20にガラス板30を介して支持される。更に、ガラス板26とガラス板30とによって合紙34を挟圧することにより、梱包体(不図示)に合紙を介して積層されたガラス板積層体(不図示)の形態が再現される。また、所望の押圧力によってガラス板26を合紙34に押圧することによって実際の輸送時に近い負荷を再現できる。更に、ピストン38を収縮動作させると、下定盤18が押圧を除去する方向に下降する。
なお、実施形態では、下定盤18を昇降動作させたが、これに限定されるものではなく、下定盤18及び上定盤20を相対的に昇降動作させればよい。
〈合紙供給装置32〉
図5は、押圧装置12と合紙供給装置32とによる押圧動作及び合紙供給動作を継時的に示した説明図である。
ガラス板26を包装して搬送する際、合紙34は、一般的に製紙メーカー等からロール状で提供されたものを所望の寸法に切断して包装対象のガラス板26と概ね相似形の矩形形状で用いられるが、実施形態の評価装置10においては切断前のロールの状態から巻き戻された状態の帯状の合紙34が使用される。
合紙供給装置32は、ロール状に巻回された合紙ロール40を、その巻回軸42を中心に回転自在に支持する回転支持部44と、合紙ロール40から帯状の合紙34を巻き取る巻取部46とから構成される。
評価開始前の初期設定において、合紙34は合紙ロール40から矢印A方向に巻き戻されて、テンションローラ48に巻き掛けられるとともに、下定盤18と上定盤20との間の隙間に挿通される。そして、合紙34は、テンションローラ50に巻き掛けられて、合紙34の先端部が巻取部46の巻取軸52に固定される。巻取軸52は、モータ54の動力が伝達されて、合紙34を合紙ロール40から巻き戻す方向(矢印A方向)に回転される。また、巻き戻された合紙34は、巻取軸52に巻き取られる。
なお、図5では不図示であるが、シリンダ装置22とモータ54とを間欠的に駆動制御する制御装置が備えられている。この制御装置は、矢印B、Cで示すシリンダ装置22による間欠的な押圧・押圧解除動作と、矢印Aで示すモータ54による1枚分の間欠的な合紙巻取動作とを交互に複数回行うように制御する。すなわち、制御装置は、合紙供給装置32による合紙供給工程と、シリンダ装置22による押圧工程とをガラス板26に対して交互に複数回行うように、シリンダ装置22とモータ54とを間欠的に駆動制御する。
なお、前記1枚分の合紙巻取動作とは、ガラス板26を包装して搬送する際に使用される合紙34のサイズを1枚分とし、その1枚分を巻き取る動作をいう。これにより、ガラス板26は、常に新しい合紙34に押圧されることになる。また、合紙ロール40の全長において、前記動作を実施することにより、大面積の合紙ロール40の異物情報を1枚のガラス板26に集約することができる。
また、実施形態の押圧装置12は、合紙ロール40から巻き戻した合紙34とガラス板26とを押圧するものであるが、ガラス板26と同サイズに切断した合紙34を使用する場合には、上定盤20のガラス板30の下面に、その合紙34を貼り付ければよい。これにより、合紙34は、ガラス板30を介して上定盤20に支持される。
《合紙34》
合紙34は、ガラス板とガラス板の間に介装され、ガラス板同士の接触によって傷が発生することを防止するために用いられるものである。合紙34として、カレンダー機によって圧縮・平滑化されたグラシン紙(Glassine)を適用できる。
《ガラス板26》
ガラス板26としては、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイ等のFPD用ガラス板を例示するが、これに限定されるものではなく、建築用ガラス板、車両用ガラス板等を含む、平板状のガラス板を挙げることもできる。
〈洗浄装置14〉
図1(B)の如く、洗浄装置14は、押圧装置12によって合紙34が押圧されたガラス板26の表面を洗浄し、合紙34からガラス板26の表面に付着した粘着性のある異物を残して洗浄するものである。
実施形態では、ガラス板26を矢印D方向の水平方向に搬送するローラコンベア56と、ガラス板26の表面に純水を噴射するノズル58と、ガラス板26の表面に接触して回転されるロールブラシ60とを例示する。
洗浄装置14によれば、ローラコンベア56によってガラス板26を矢印D方向に搬送しながら、ノズル58からガラス板26の表面に純水を噴射するとともに、回転するロールブラシ60によって、その表面を洗浄する。洗浄する面は押圧面だけでなく、裏面も洗浄しておく事が、検査の外乱を取り除く意味で望ましい。
押圧装置12による押圧工程を経たガラス板26の表面には、合紙34からの塵、紙屑等の粘着性の無い異物と、樹脂等の粘着性のある異物が付着している。合紙34及びガラス板26の評価対象物は、ガラス板26の表面に付着した粘着性のある異物(例えば、シリコーン樹脂)である。よって、洗浄装置14による洗浄工程では、粘着性の無い異物をガラス板26から除去し、粘着性のある異物をガラス板に残す。この洗浄方法の一例として、実施形態の洗浄装置14は好適である。
〈検出評価装置16〉
図1(C)の如く、検出評価装置16は、レーザー散乱結像方式により、ガラス板26の表面に付着した粘着性のある異物の量を検出し、評価するものである。
検出評価装置16は、ガラス板26が載置され、ガラス板26を紙面と平行な矢印E方向及びE方向に直交する方向に平面移動させるテーブル62を備える。また、検出評価装置16は、半導体レーザー64、ラインセンサ66、結像レンズ68、及び演算部70等から構成される。
半導体レーザー64から出射されたレーザー光は、不図示のシリンドリカルレンズを通過することにより、平行光に補正された後、反射ミラー72によってガラス板26の表面に向けて反射され、ガラス板26の表面を照射する。結像レンズ68は、ガラス板26の表面にて反射されて散乱されたレーザー散乱光を集光し、ラインセンサ66の結像面に結像させる。テーブル62は、ガラス板26の表面の全面が前記レーザー光によって走査されるように、E方向及びE方向に直交する方向に移動する。
演算部70は、ラインセンサ66から出力される画像信号を画像処理して、異物と認識される画像を収集し、1枚のガラス板26に付着した異物の量(単位面積当たりの個数及び大きさ)を演算する。また、演算部70の記憶部には、異物の量に対して良不良と評価するための所定の閾値が記憶されており、その閾値を超えたガラス板26に対しては不良品と評価するとともに、その合紙ロール40(図3、図5参照)に対しても不良品と評価する。同様に、閾値未満のガラス板26に対しては良品と評価するとともに、その合紙ロール40(図3、図5参照)に対しても良品と評価する。
検出評価装置16としては、東レエンジニアリング株式会社製のFPD用異物検査装置(製品番号:HS−830)を例示することができる。この異物検査装置によれば、いわゆる第6世代と称される大サイズのガラス板であっても、0.3μmの検査感度をもって異物の量を検出することができるので好適である。
〔評価方法〕
次に、合紙34及びガラス板26の評価方法について、図1、図2に基づいて説明する。
基本的な評価方法は、まず、S10の押圧工程にてガラス板26と合紙34とを押圧装置12によって押圧する。これにより、合紙34を介装した場合のガラス板26の保管中及び搬送中に異物がガラス板26に付着する状況を再現する。
次に、S12の洗浄工程にてガラス板26を洗浄装置14によって洗浄し、合紙34からガラス板26に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する。
押圧工程を経たガラス板26には、合紙34からの塵、紙屑等の粘着性の無い異物と、樹脂等の粘着性のある異物が付着している。合紙34及びガラス板26の評価対象物は、ガラス板に付着した粘着性のあるシリコーン樹脂等の異物であるので、洗浄工程では、前記粘着性の無い異物をガラス板26から除去し、前記粘着性のある異物をガラス板26に残す。
次に、S14及びS16の検出工程、及び評価工程にてガラス板26に付着している異物を、検出評価装置16によって検出する。そして、検出された前記異物の量に基づき、合紙34及びガラス板26を評価する。
これにより、実施形態の評価装置10及び評価方法によれば、合紙34からガラス板26に付着する異物の量を適正に評価することができる。
また、実施形態の押圧装置12は、図4の如く、ガラス板26を支持する下定盤18と、合紙34を支持する上定盤20と、ガラス板26と合紙34とを押圧する方向及び押圧除去する方向に下定盤18を移動させるシリンダ装置22と、を備えている。
これにより、実施形態の押圧装置12によれば、下定盤18、上定盤20、及びシリンダ装置22とからなる簡単な装置構成の押圧装置12を提供することができる。
そして、実施形態の押圧工程では、ガラス板26を下定盤18によって支持し、かつ合紙34を上定盤20によって支持する支持工程と、ガラス板26と合紙34とを押圧する方向及び押圧除去する方向に下定盤18を移動させる移動工程と、を備えている。
これにより、実施形態の押圧工程によれば、支持工程及び移動工程とからなる最小限の工程数を備えた押圧工程を提供することができる。
更に、実施形態の評価装置10によれば、図5の如く、ロール状に巻回された合紙34を巻き戻し、押圧装置12に間欠的に供給する合紙供給装置32を備えている。
そして、実施形態の評価方法によれば、ロール状に巻回された合紙34を巻き戻し、押圧工程に間欠的に供給する合紙供給工程を備え、合紙供給工程と押圧工程とをガラス板26に対して交互に複数回行うようにしている。
具体的には、図5(A)に示すように、合紙34の先端部を巻取軸52に固定する。このとき、下定盤18は、押圧位置から下方に退避した押圧除去位置に位置される。
次に、図5(B)に示すように、シリンダ装置22のピストン38を伸長動作させ、ガラス板26と合紙34とを押圧する矢印B方向に下定盤18を上昇させて合紙34にガラス板26の表面を押圧する。このときの押圧力及び押圧時間は、ガラス板26の保管形態及び輸送形態を考慮して設定される。
次に、図5(C)に示すように、シリンダ装置22のピストン38を収縮動作させ、下定盤18を、押圧位置から下方に退避した押圧除去位置に位置させる。この後、合紙供給装置32によって合紙34を合紙ロール40から1枚分だけ巻き戻す。
上記動作を複数回又は、図5(D)に示すように、1本の合紙ロール40の全長分だけ繰り返す。
例えば、第6世代(約1800mm×1500mm:G6サイズとも言う。)のガラス板26において、1台の梱包体に梱包される、例えば300枚中の不良発生率は1〜3%であった。合紙34を評価する際に、300枚のガラス板26を用いて異物の付着状態を再現することは、長時間を費やすので評価効率が悪い。また、再現用のためだけに300枚ものガラス板26を用意することは現実的ではない。
そこで、実施形態の評価装置10によれば、ロール状の合紙34を合紙供給装置32によって間欠的に押圧装置12に供給し、押圧装置12による押圧動作と、合紙供給装置32による合紙34の1枚分の間欠的な供給とを交互に複数回繰り返す。これにより、300枚分の再現テストを1枚のガラス板26にて実施することができる。すなわち、大面積のロール状の合紙34の異物情報を、1枚のガラス板26に集約することができるので、評価効率が向上する。
10…評価装置、12…押圧装置、14…洗浄装置、16…検出評価装置、18…下定盤、20…上定盤、22…シリンダ装置、24…吸着パッド、26…ガラス板、28…吸着パッド、30…ガラス板、32…合紙供給装置、34…合紙、36…シリンダ本体、38…ピストン、40…合紙ロール、42…巻回軸、44…回転支持部、46…巻取部、48…テンションローラ、50…テンションローラ、52…巻取軸、54…モータ、56…ローラコンベア、58…ノズル、60…ロールブラシ、62…テーブル、64…半導体レーザー、66…ラインセンサ、68…結像レンズ、70…演算部、72…反射ミラー

Claims (6)

  1. ガラス板と合紙とを押圧する押圧手段と、
    前記押圧手段によって前記合紙が押圧された前記ガラス板を洗浄し、前記合紙から前記ガラス板に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する洗浄手段と、
    前記洗浄手段によって洗浄された前記ガラス板に対し、前記ガラス板に付着している前記異物を検出し、検出された前記異物の量に基づき、前記合紙及び/又は前記ガラス板を評価する検出評価手段と、
    を備えることを特徴とする評価装置。
  2. 前記押圧手段は、
    前記ガラス板を支持する第1の支持手段と、
    前記合紙を支持する第2の支持手段と、
    前記第1の支持手段及び前記第2の支持手段を、前記ガラス板と前記合紙とを押圧する方向及び押圧除去する方向に相対的に移動させる移動手段と、
    を備える請求項1に記載の評価装置。
  3. ロール状に巻回された前記合紙を巻き戻し、前記押圧手段に間欠的に供給する合紙供給手段を備える請求項1又は2に記載の評価装置。
  4. ガラス板と合紙とを押圧する押圧工程と、
    前記押圧工程によって前記合紙が押圧された前記ガラス板を洗浄し、前記合紙から前記ガラス板に付着した粘着性のある異物を残して洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄工程によって洗浄された前記ガラス板に対し、前記ガラス板に付着している前記異物を検出し、検出された前記異物の量に基づき、前記合紙及び/又は前記ガラス板を評価する検出評価工程と、
    を備えることを特徴とする評価方法。
  5. 前記押圧工程は、
    前記ガラス板を第1の支持手段によって支持し、かつ前記合紙を第2の支持手段によって支持する支持工程と、
    前記第1の支持手段及び前記第2の支持手段を、前記ガラス板と前記合紙とを押圧する方向及び押圧除去する方向に相対的に移動させる移動工程と、
    を備える請求項4に記載の評価方法。
  6. ロール状に巻回された前記合紙を巻き戻し、前記押圧工程に間欠的に供給する合紙供給工程を備え、
    前記合紙供給工程と前記押圧工程とを前記ガラス板に対して交互に複数回行う請求項4又は5に記載の評価方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021179680A1 (zh) * 2020-03-13 2021-09-16 苏州鑫睿益荣信息技术有限公司 基于机器视觉的挡风玻璃划痕接续检测装置和检测方法

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WO2021179680A1 (zh) * 2020-03-13 2021-09-16 苏州鑫睿益荣信息技术有限公司 基于机器视觉的挡风玻璃划痕接续检测装置和检测方法

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