JP6469197B2 - Tie2活性化剤及びTie2活性化用飲食品 - Google Patents

Tie2活性化剤及びTie2活性化用飲食品 Download PDF

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Description

本発明は、Tie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤、並びに医薬品組成物、及び飲食品に関する。
血管は、血管内皮細胞と血管壁細胞(血管平滑筋細胞やペリサイト)とが、細胞外マトリックスを介して間接的に、又は直接的に接着する構造を有しており、酸素及び栄養素を生体組織に供給し、生体組織から老廃物を除去する機能を有している。
一般に、血管の形成は、新たに血管が形成される血管発生(vasculogenesis)と、形成された既存の血管が伸長し、分岐することにより、新たな血管のネットワークが形成される血管新生(angiogenesis)との2段階に分けられる。前者は、血管内皮増殖因子(VEGF)が作用し、脈管形成とよばれる血管の初期発生からその後の血管新生に至るまで非常に広い範囲の血管形成に関与するものであり、後者は、アンジオポエチン(Ang)が作用し、血管内皮細胞と血管壁細胞との接着の制御、血管の構造的安定化に関与するものである。
血管は通常の酸素状況においては、血管内皮細胞とその周囲を裏打ちする血管壁細胞とが強固に接着しており、血管構造が安定に保たれているが、組織で低酸素が生じると血管壁細胞が血管内皮細胞から脱離し、無秩序な血管が増生することがある。このような現象(血管新生)は、腫瘍、慢性関節リウマチ、糖尿病網膜症、高脂血症、高血圧などの血管病変を主体とした疾患において、しばしば観察されている。
これらの血管新生は、血管内皮細胞に発現する受容体型チロシンキナーゼTie2(Tyrosine kinase with Ig and EGF homology domain2)を活性化させることにより、抑制されることが知られている(例えば、特許文献1参照)。血管狭小化あるいは血管拡大化の抑制が原因となって生じる虚血性疾患においては、Tie2の活性化により、血管腔が拡大化されることが報告されている(例えば、非特許文献1参照)。また、Tie2の活性化により、血管内皮細胞の細胞死を抑制することも報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
このように、Tie2の活性化により、血管新生が抑制されることが知られているだけでなく、血管を成熟化、正常化、及び安定化させることも知られている。
例えば、血管再生医療においては、Tie2の活性化により、血管における血管内皮細胞と血管壁細胞との接着を誘導して、血管を成熟化させることが知られている。
例えば、腫瘍や糖尿病性網膜症などで観察される血管壁細胞が血管内皮細胞に接着しないことによる無秩序な血管が増生するような疾患においては、Tie2の活性化により、血管壁細胞を内皮細胞に接着させ、血管を正常化させることが知られている。
例えば、種々の細胞内外の血管構造を破たんさせる環境因子に対しては、Tie2の活性化により、血管の不安定化を抑制し、血管を安定化させることが知られている。
このようなTie2の活性化により血管新生を抑制する天然由来の物質としては、桂皮の抽出物が知られているが(例えば、特許文献1参照)、活性が不十分であるという問題がある。また、血管新生を抑制する物質としては、スラミンが知られているが(例えば、特許文献2参照)、安全性に優れないという問題がある。
したがって、優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有する安全性の高い物質について、速やかな開発が強く求められているのが現状である。
特開2009−263358号公報 特表平9−503488号公報
Science.1999 Dec 24;286(5449):2511−4. P.N.A.S.2004 Apr 13;101(15):5553−8.
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、優れたTie2活性化作用を有し、安全性の高いTie2活性化剤を提供することを目的とする。また、本発明は、優れた血管新生抑制作用を有し、安全性の高い血管新生抑制剤を提供することを目的とする。また、本発明は、優れた血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有し、安全性の高い血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤を提供することを目的とする。また、本発明は、優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有し、安全性の高い医薬品組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、下記抽出物が優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有することを知見し、本発明を完成したものである。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、シジュウムグァバ抽出物、及びヒハツ抽出物の少なくともいずれかの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするTie2活性化剤である。
<2> スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、シジュウムグァバ抽出物、及びヒハツ抽出物の少なくともいずれかの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする血管新生抑制剤である。
<3> スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、シジュウムグァバ抽出物、及びヒハツ抽出物の少なくともいずれかの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする血管の成熟化剤、血管の正常化剤又は血管の安定化剤である。
<4> 前記<1>に記載のTie2活性化剤、前記<2>に記載の血管新生抑制剤、及び前記<3>に記載の血管の成熟化剤、血管の正常化剤又は血管の安定化剤の少なくともいずれかを含有することを特徴とする医薬品組成物である。
本発明のTie2活性化剤によると、従来における前記諸問題を解決し、優れたTie2活性化作用を有し、安全性の高いTie2活性化剤を提供することができる。
本発明の血管新生抑制剤によると、従来における前記諸問題を解決し、優れた血管新生抑制作用を有し、安全性の高い血管新生抑制剤を提供することができる。
本発明の血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤によると、従来における前記諸問題を解決し、優れた血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有し、安全性の高い血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤を提供することができる。
本発明の医薬品組成物によると、従来における前記諸問題を解決し、優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有し、安全性の高い医薬品組成物を提供することができる。
図1は、各試料におけるTie2リン酸化をウエスタンブロットにより検出した結果を示す図である。 図2は、各試料におけるTie2リン酸化をウエスタンブロットにより検出した結果を示す図である。 図3は、各試料におけるTie2リン酸化をウエスタンブロットにより検出した結果を示す図である。 図4は、各試料におけるTie2リン酸化をウエスタンブロットにより検出した結果を示す図である。 図5は、各試料におけるTie2リン酸化をウエスタンブロットにより検出した結果を示す図である。
(Tie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤、並びに医薬品組成物)
本発明のTie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤、並びに医薬品組成物は、スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、シジュウムグァバ抽出物、及びヒハツ抽出物を有効成分として含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記Tie2活性化剤は、Tie2をリン酸化することで、その活性体(リン酸化Tie2)に変換するTie2活性化作用を有する。前記Tie2が活性化されると、細胞内チロシンキナーゼドメインの自己リン酸化を惹起し、血管内皮細胞と血管壁細胞との接着が誘導される。血管狭小化あるいは血管拡大化の抑制が原因となって生じる虚血性疾患においては、Tie2の活性化により、血管腔が拡大化される。また、Tie2の活性化により、血管内皮細胞の細胞死が抑制される。
前記血管新生抑制剤は、既存の血管から形成される新たな血管のネットワークを抑制する血管新生抑制作用を有する。低酸素状態では、Tie2の活性化が一時的に抑制され、血管内皮細胞と血管壁細胞との接着が乖離し、接着が乖離された血管内皮細胞から新しい血管のネットワークが形成される。血管新生抑制剤は、このような血管壁細胞が内皮細胞に接着しないことによる無秩序な血管の増生を抑制することができる。
前記血管の成熟化剤は、血管内皮細胞と血管壁細胞との接着を誘導して、血管内環境因子(細胞及び液性因子)が容易には血管外に漏出しないような血管内皮細胞間の接着斑を形成する成熟化作用を有する。また、血管再生医療においては、Tie2の活性化により、血管における血管内皮細胞と血管壁細胞との接着を誘導して、血管を成熟化させることが可能である。
前記血管の正常化剤は、血管内皮細胞同士の接着を高め、血管壁細胞の血管内皮細胞への裏打ちを促進することにより、血管透過性の破綻した血管や血管の無秩序な増生を招くような異常な血管を、正常な状態にする正常化作用を有する。また、腫瘍や糖尿病性網膜症などで観察される血管壁細胞が血管内皮細胞に接着しないことによる無秩序な血管が増生するような疾患においては、Tie2の活性化により、血管壁細胞を内皮細胞に接着させ、血管を正常化させることが可能である。
前記血管の安定化剤は、既存の血管に対する障害、血管内皮細胞同士の解離、及び血管内皮細胞と血管壁細胞の解離を抑制する作用、及び血管内皮細胞の細胞死を抑制する安定化作用を有する。また、種々の細胞内外の血管構造を破たんさせる環境因子に対しては、Tie2の活性化により、血管の不安定化を抑制し、血管を安定化させることが可能である。
前記医薬品組成物は、前記Tie2活性化剤、前記血管新生抑制剤、前記血管の成熟化剤、前記血管の正常化剤、及び前記血管の安定化剤のいずれかを含む組成物であり、Tie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有する。
<スターフルーツ抽出物>
前記スターフルーツは、カタバミ科ゴレンシ属の常緑の木本であり、学名は、Averrhoa carambola(和名:ゴレンシ)である。前記スターフルーツの原産地は、東南アジア全域の他、中国南部、台湾、ブラジル、ガイアナ、トリニダード・トバゴ、フロリダ、ハワイ等の熱帯から亜熱帯地域であり、これらの地域から容易に入手可能である。前記スターフルーツは、甘い実のなる甘味種と、酸味のある実のなる酸味種とがあり、生食の他、ジャムやゼリー、漬物などに利用されている。前記スターフルーツの葉は、風熱感冒、急性胃腸炎、小便不利、産後浮腫等の予防乃至治療剤として利用されている。
前記スターフルーツの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、茎部、花部、果実部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、葉部が好ましい。
前記スターフルーツの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記スターフルーツ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記スターフルーツの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記スターフルーツの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記スターフルーツの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記スターフルーツの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記スターフルーツの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記スターフルーツの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記スターフルーツの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記スターフルーツ抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記スターフルーツ抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<ゲットウ抽出物>
前記ゲットウは、ショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草であり、学名は、Alpinia speciosa(別名:月桃)である。前記ゲットウの原産地は、九州南端から沖縄、小笠原沿岸部、台湾から中国南部、東南アジア、インド等であり、これらの地域から容易に入手可能である。前記ゲットウの草丈は、2m〜3mであり、茎は、束生し直立しており、葉は、紙質で2列に互生して楕円状皮針形であり、花は、大形の総状花序を下垂している。
前記ゲットウの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、茎部、花部、果実部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、葉部が好ましい。
前記ゲットウの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記ゲットウ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記ゲットウの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記ゲットウの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記ゲットウの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記ゲットウの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記ゲットウの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ゲットウの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記ゲットウの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記ゲットウ抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記ゲットウ抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<ハス抽出物>
前記ハスは、ハス科ハス属の多年性水生植物であり、学名は、Nelumbo nucifera(別名:蓮)である。前記ハスの原産地は、インド亜大陸とその周辺であり、これらの地域から容易に入手可能である。前記ハスは、地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出し、葉は、撥水性があり、円形で中央に葉柄を有し、草高は、約1mである。
前記ハスの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、茎部、胚芽部、花部、果実部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、胚芽部が好ましい。
前記ハスの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記ハス抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記ハスの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記ハスの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記ハスの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記ハスの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記ハスの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ハスの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記ハスの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記ハス抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記ハス抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<ルイボス抽出物>
前記ルイボスは、マメ科アスパラトゥス属の双子葉植物であり、学名は、Aspalathus linearisBarum.)DahlgrLeguminosae)(植物名:アスパラサスリネアリス)である。前記ルイボスの栽培地は、南アフリカのセダルバーク山脈であり、これらの地域から容易に入手可能である。前記ルイボスの発酵した若葉と枝との乾燥物は、鎮痙、強壮薬、嘔吐、下痢、その他の胃の軽い不調等に効果があると言われている。前記ルイボスの茶には、甘みがあり、カフェインを含まず、タンニン濃度もごく低く、抗酸化作用があるとされている。
前記ルイボスの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、若葉部、枝部、幹部、樹皮部、花部、果実部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、若葉部、枝部が好ましく、具体的には、若葉部と枝部との乾燥粉末(ルイボス茶)が好ましい。
前記ルイボスの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記ルイボス抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記ルイボスの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記ルイボスの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記ルイボスの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記ルイボスの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記ルイボスの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ルイボスの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記ルイボスの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記ルイボス抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記ルイボス抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<インディアンデーツ抽出物>
前記インディアンデーツは、ジャケツイバラ科タマリンド属の常緑高木植物であり、学名は、Tamarindus indica L.である。前記インディアンデーツは、タマリンドとも呼ばれており、アジア、アフリカ等の熱帯地方に自生し、インド、タイ等の地方で栽培されており、これらの地域から容易に入手可能である。日本では、前記インディアンデーツの種子胚乳部分に含まれる多糖類(タマリンドシードガム)を増粘剤等の食品類に利用すると共に、種皮部分に含まれるタンニンを色素として利用している。
前記インディアンデーツの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、枝部、幹部、樹皮部、花部、果実部、種子部、種皮部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、種皮部が好ましい。
前記インディアンデーツの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記インディアンデーツ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記インディアンデーツの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記インディアンデーツの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記インディアンデーツの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記インディアンデーツの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記インディアンデーツの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記インディアンデーツの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記インディアンデーツの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記インディアンデーツの抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記インディアンデーツ抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μg/mL〜100μg/mLが好ましく、10μg/mL〜20μg/mLがより好ましい。
<カリン抽出物>
前記カリンは、バラ科ボケ属の落葉高木であり、学名は、Chaenomeles sinensisである。前記カリンは、中国東部が原産であり、日本を始め、中国や朝鮮、アメリカ、フランスなどで栽培されており、これらの地域から容易に入手可能である。前記カリンの果実は、生薬名を和木瓜(ワモッカ)といい、古くからのどの炎症を抑える咳き止めとして広く利用されている。
前記カリンの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、枝部、幹部、樹皮部、花部、果実部などが挙げられるが、これらの中でも、果実部が好ましい。
前記カリンの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記カリン抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記カリンの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記カリンの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記カリンの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記カリンの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記カリンの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記カリンの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記カリンの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記カリンの抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記カリン抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<シジュウムグァバ抽出物>
前記シジュウムグァバは、フトモモ科バンジロウ属の低木であり、学名は、Psidium guajava L.である。前記シジュウムグァバは、熱帯アメリカを原産としており、これらの地域から容易に入手可能である。前記シジュウムグァバは、バンジロウとも呼ばれており、ポリフェノール化合物であるタンニン、葉緑素、葉酸、ビタミン類、ミネラル、たんぱく質、多糖類などを含み、健康食品として広く利用されている。
前記シジュウムグァバの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、葉部、枝部、幹部、樹皮部、花部、果実部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、果実部が好ましい。
前記シジュウムグァバの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記シジュウムグァバ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記シジュウムグァバの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記シジュウムグァバの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記シジュウムグァバの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記シジュウムグァバの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記シジュウムグァバの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記シジュウムグァバの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記シジュウムグァバの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記シジュウムグァバの抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記シジュウムグァバ抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100μg/mL〜800μg/mLが好ましく、400μg/mL〜800μg/mLがより好ましい。
<ヒハツ抽出物>
前記ヒハツは、コショウ科コショウ属の蔓性の常緑木本であり、学名は、Piper longumである。前記ヒハツは、東南アジアの地域から容易に入手可能である。前記ヒハツの果穂は、多肉質の円筒状であり、乾燥物は、香辛料として広く用いられている。
前記ヒハツの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、果穂部、葉部、茎部、花部、根部などが挙げられるが、これらの中でも、果穂部が好ましい。
前記ヒハツの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
前記ヒハツ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。前記ヒハツの抽出物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出液の希釈液、濃縮液、抽出液の乾燥物などが挙げられる。
前記ヒハツの抽出方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記ヒハツの前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記ヒハツの抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び前記ヒハツの抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ヒハツの抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部〜90質量部、添加することが好ましい。また、前記ヒハツの抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
前記ヒハツの抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。
前記ヒハツ抽出物の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μg/mL〜400μg/mLが好ましく、200μg/mL〜400μg/mLがより好ましい。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤、防湿剤、防腐剤、強化剤、増粘剤、乳化剤、酸化防止剤、甘味料、酸味料、調味料、着色料、香料等、美白剤、保湿剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、水、皮膚栄養剤などが挙げられる。
また、前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、具体的には、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸加水分解物、コラーゲン、コラーゲン加水分解物、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、アスコルビン酸配糖体、コエンザイムQ10、プロポリス、ローヤルゼリー、ローヤルゼリー蛋白分解物、フコイダン、アロエ粉末、アロエ抽出物、ブルーベリー粉末、ブルーベリー抽出物、イソフラボン、ノニ粉末、ノニ抽出物、ニンニク粉末、ニンニク抽出物、ウコン粉末、ウコン抽出物、キトサン、グルコサミン、クロレラ粉末、クロレラ抽出物、カルニチン、マカ粉末、マカ抽出物、カシス粉末、カシス抽出物、ハナビラタケ粉末、ハナビラタケ抽出物、その他美容に有効であるとされる植物の粉末及び/又は抽出物などが挙げられる。
<用途>
本発明のTie2活性化剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、血管の安定化剤、及び血管新生抑制剤、並びに医薬品組成物は、優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有するため、腫瘍、慢性関節リウマチ、糖尿病網膜症、高脂血症、高血圧などの血管病変を主体とした疾患、アトピー性皮膚炎、及び花粉症などのアレルギー性疾患に関する医薬品、並びにこれらの疾患に関する安全な予防薬として好適に用いることができ、その配合量、用法、及び剤型としては、その使用目的に応じて適宜選択することができる。また、本発明のTie2活性化剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、血管の安定化剤、及び血管新生抑制剤は、消化管で消化されるようなものではないことが確認されているので、美容用飲食品、健康用飲食品などの飲食品として好適に用いることができ、その配合量、用法、及び剤型としては、その使用目的に応じて適宜選択することができる。
前記配合量としては、抽出物の生理活性等によって適宜調整することができるが、スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、シジュウムグァバ抽出物、及びヒハツ抽出物の少なくともいずれかの精製物に換算して、0.0001質量%〜20質量%が好ましく、0.0001質量%〜10質量%がより好ましい。
前記用法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、経口、非経口、外用などの投与形態が挙げられる。
前記剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、錠剤、粉剤、カプセル剤、顆粒剤、エキス剤、及びシロップ剤等の経口投与剤、注射剤、点滴剤、及び坐剤等の非経口投与剤、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、及び浴用剤、頭髪化粧料等の外用剤などが挙げられる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
[試験例1:Tie2活性化作用(ウエスタンブロット)試験]
(実施例1:スターフルーツ抽出物)
前記スターフルーツ抽出物の薬理効果について、リン酸化されたTie2のタンパク質量を検出することにより、評価を行った。前記リン酸化されたTie2のタンパク質量については、SDS−PAGE及びウエスタンブロットを用いた免疫化学的手法により検出した。以下に手順を示す。
Tie2リン酸化解析は、マウスpro−B細胞(Ba/F3)に、human Tie2(Ba/F3−human Tie2)を過剰発現させた細胞を用いた。マウスpro−B細胞の刺激は、37℃で、通常培養用培地(10%FBS RPMI1640(SIGMA社製、R−8755)+1pg/mL mouse IL−3)に、スターフルーツ抽出物(丸善製薬株式会社製、スターフルーツ葉エキスパウダーMF)(濃度単位:μg/mL)を所定濃度(図1に記載の濃度、濃度単位:μg/mL)添加することにより行った。15分間経過後、細胞を冷PBSで洗浄し、RIPA lysis buffer(50mM Tris−HCl(pH7.5);150mM NaCl;1質量% NP−40;0.5質量% sodium deoxycholate;0.1質量% SDS)により細胞抽出液を回収した。細胞抽出液を7.5質量%SDSゲル(NPU−7.5L,アトー株式会社製)に電気泳動し、nylon membranesに転写した。転写されたnylon membranesを5質量%スキムミルク/TBSTで60分間非特異的蛋白をブロックし、抗−Tie2抗体(Ab33:Upstate社製)、抗リン酸化−Tie2抗体(Tyr992:Cell Signaling Technology社製)でブロットした。引き続き、HRP標識した2次抗体でブロットし、得られた反応物は、電気化学発光(ECL)溶液により、タンパク質のバンドを可視化して撮影した。結果を図1に示す。
(実施例2:ゲットウ抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、ゲットウ抽出物(丸善製薬株式会社製、月桃葉乾燥エキスF)に変更し、図1に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図1に示す。
(実施例3:ハス抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、ハス抽出物(丸善製薬株式会社製、ハス胚芽エキスパウダーMF)に変更し、図1に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図1に示す。
(実施例4:ルイボス抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、ルイボス抽出物(丸善製薬株式会社製、ルイボス茶乾燥エキスF)に変更し、図2に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図2に示す。
(実施例5:インディアンデーツ抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、インディアンデーツ抽出物(丸善製薬株式会社製、インディアンデーツエキスパウダーMF)に変更し、図3に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図3に示す。
(実施例6:カリン抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、カリン抽出物(丸善製薬株式会社製、カリンエキスパウダーMF)に変更し、図4に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図4に示す。
(実施例7:シジュウムグァバ抽出物)
実施例2において、前記スターフルーツ抽出物を、シジュウムグァバ抽出物(丸善製薬株式会社製、シジュウムグァバ乾燥エキスF)に変更し、図4に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いた以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を図4に示す。
(実施例8:ヒハツ抽出物)
前記ヒハツ抽出物の薬理効果について、リン酸化されたTie2のタンパク質量を検出することにより、評価を行った。前記リン酸化されたTie2のタンパク質量については、SDS−PAGE及びウエスタンブロットを用いた免疫化学的手法により検出した。以下に手順を示す。
Tie2リン酸化解析は、ヒト臍帯静脈内皮細胞(Human umbilical vein endothelial cells:HUVECs)を用いた。Ang1及び被検体によるHUVECの刺激は、まず細胞を1% FBSを含むRPMI−1640培養液で3時間培養した。その後、検体を図5に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)で添加して20分後、細胞を冷PBSで洗浄し、RIPA lysis buffer(50mM Tris−HCl(pH7.5);150mM NaCl;1質量% NP−40;0.5質量% sodium deoxycholate;0.1質量% SDS)により細胞抽出液を回収した。細胞抽出液を7.5質量% SDSゲルに電気泳動し、nylon membranesに転写した。転写されたnylon membranesを5質量% skim milk/TBSTで60分間非特異的蛋白をブロックし、抗−Tie2抗体(Ab33:Upstate社製)、抗リン酸化−Tie2抗体(Tyr992:Cell Signaling Technology社製)でブロットした。引き続きHRP標識した2次抗体でブロットし、得られた反応物は電気化学発光(ECL)溶液により、タンパク質のバンドを可視化して撮影した。バンドの濃度は、Las3000−miniのMalti Guage−Imageソフトを用いて計測し、p−Tie2(各検体)/p−Tie2(コントロール)として計算した。結果を図5に示す。
(参考例1:陽性コントロール)
実施例1において、前記スターフルーツ抽出物を、陽性コントロールとしてAngiopoietin−1(R&D system社製)に変更し、各図面に記載の濃度(濃度単位:μg/mL)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を各図面に示す。
(参考例2:陰性コントロール)
実施例1において、前記スターフルーツ抽出物を、陰性コントロールとしてジメチルスルホキシド(DMSO)のみに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、試験した。結果を各図面に示す。
[試験例1:試験結果]
Tie2活性化作用(ウエスタンブロット)の試験結果について説明する。
図1〜図5は、ウエスタンブロットにより検出した各試料におけるリン酸化されたTie2タンパク質のバンドを示している。検出されたバンドの濃さは、リン酸化されたTie2のタンパク質量に比例している。バンドが濃い程、リン酸化されたTie2のタンパク質量が多いことを示している。
図3〜図5より、シジュウムグァバ抽出物、インディアンデーツ抽出物、及びヒハツ抽出物は、生理的活性物質であるAngiopoietin−1程度のTie2活性化を誘導することがわかった。これらの中でも、インディアンデーツ抽出物が、低濃度でもAngiopoietin−1に近い活性化レベルに達することがわかった。図1〜2及び図4より、スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ルイボス抽出物、ハス抽出物、及びカリン抽出物については、Tie2活性化レベルは弱いが、Tie2の活性化の誘導が確認された。
なお、スターフルーツ抽出物、ゲットウ抽出物、ハス抽出物、ルイボス抽出物、インディアンデーツ抽出物、カリン抽出物、及びシジュウムグァバ抽出物について、HUVECを用いてウエスタンブロッティングを行ったが、今回の解析結果と同様の結果が得られた。
以上より、実施例で用いた抽出物について、Tie2の活性化の誘導が確認されることがわかった。
[試験例2:Tie2活性化作用(イムノアッセイ)試験]
(実施例9:スターフルーツ抽出物)
コンフルエントまで培養した正常ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を、96ウェルプレートへ2.0×10細胞/0.1mL/ウェルとなるように播種し、低血清血管内皮細胞増殖用培地(倉敷紡績株式会社製、Humedia−EG2)を用いて一晩培養した。次に、一晩培養後の前記HUVECを、細胞刺激(被験試料添加)の3時間前に0.1mLの血管内皮細胞基礎培地(倉敷紡績株式会社製、Humedia−EB2)に置換し、再度培養を行った。その後、前記ウェル内に、被験試料として前記Humedia−EB2で表1に記載の濃度に調製したスターフルーツ抽出物(丸善製薬株式会社製、スターフルーツ葉エキスパウダーMF)を0.1mL添加し、10分間のインキュベーションを行った。インキュベーション後、イムノアッセイキット(R&D Systems社製、Human Phospho−Tie2(Y992)Immunoassay)を用いてプロトコールに従い、細胞内のリン酸化型Tie2量及び総Tie2量を測定し、総Tie2に対するリン酸化型Tie2の比率を計算した。
また、陰性コントロールとして用いたジメチルスルホキシド(DMSO)についても、同様に総Tie2に対するリン酸化型Tie2の比率を計算した。
そして、下記式(1)に従いTie2活性化率を計算し、リン酸化作用を評価した。結果を表1に示す。
Tie2活性化率(%)=
[{(被験試料添加時のリン酸化型Tie2の測定値)/(被験試料添加時の総Tie2の測定値)}/{(陰性コントロールでのリン酸化型Tie2の測定値)/(陰性コントロールでの総Tie2の測定値)}]×100 ・・・式(1)
(実施例10:ゲットウ抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、ゲットウ抽出物(丸善製薬株式会社製、月桃葉乾燥エキスF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例11:ハス抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、ハス抽出物(丸善製薬株式会社製、ハス胚芽エキスパウダーMF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例12:ルイボス抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、ルイボス抽出物(丸善製薬株式会社製、ルイボス茶乾燥エキスF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例13:インディアンデーツ抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、インディアンデーツ抽出物(丸善製薬株式会社製、インディアンデーツエキスパウダーMF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例14:カリン抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、カリン抽出物(丸善製薬株式会社製、カリンエキスパウダーMF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例15:シジュウムグァバ抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、シジュウムグァバ抽出物(丸善製薬株式会社製、シジュウムグァバ乾燥エキスF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(実施例16:ヒハツ抽出物)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、ヒハツ抽出物(丸善製薬株式会社製、ヒハツエキスパウダーMF)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
(参考例3:陽性コントロール)
実施例9において、前記スターフルーツ抽出物を、陽性コントロールとしてAngiopoietin−1(R&D system社製)に変更し、表1に記載の濃度を用いた以外は、実施例9と同様にして、試験した。結果を表1に示す。
[試験例2:試験結果]
Tie2活性化作用(イムノアッセイ)の試験結果について説明する。
前記イムノアッセイキットによりTie2活性化作用の評価を実施したところ、実施例で用いた抽出物により、Tie2がリン酸化して活性化されることが認められた。なお、陰性コントロールであるDMSOを添加した系では、Tie2の顕著なリン酸化は認められなかった。また、参考例3の陽性コントロールであるAngiopoietin−1を添加した系では、Tie2がリン酸化して活性化されることが認められた。ここで、Tie2のリン酸化により、血管成熟化、血管正常化、及び血管安定化がもたらされ、血管新生が抑制されることが知られている。
以上より、実施例で用いた抽出物が、Tie2リン酸化効果を有することにより、血管新生の抑制が起こり、血管の成熟化、血管の正常化、及び血管の安定化を誘導できることが示唆された。
本発明のTie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤、並びに医薬品組成物は、優れたTie2活性化作用、血管新生抑制作用、血管の成熟化作用、血管の正常化作用、及び血管の安定化作用を有するため、腫瘍、慢性関節リウマチ、糖尿病網膜症、高脂血症、高血圧などの血管病変を主体とした疾患に関する医薬品及びこれらの疾患に関する安全な予防薬として、幅広く用いることができる。
また、本発明のTie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、及び血管の安定化剤は、消化管で消化されるようなものではないことが確認されているので、美容用飲食品、健康用飲食品などの飲食品として、幅広く用いることができる。

Claims (2)

  1. ルイボスの葉部及び枝部の少なくともいずれかの水抽出物、親水性溶媒抽出物、又は水と親水性溶媒との混合溶媒抽出物、及び
    ゲットウの葉部の水抽出物、親水性溶媒抽出物、又は水と親水性溶媒との混合溶媒抽出物
    の少なくともいずれかの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするTie2活性化剤。
  2. Tie2の活性化のために用いられる飲食品であって、請求項1に記載のTie2活性化剤を含有することを特徴とする飲食品。
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