JP6371187B2 - 抵抗体のトリミング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗体にレーザー光を照射してトリミング溝を形成することで抵抗値が調整される抵抗体のトリミング方法に関するものである。
チップ抵抗器は、直方体形状の絶縁基板と、絶縁基板の表面に所定間隔を存して対向配置された一対の表電極と、絶縁基板の裏面に所定間隔を存して対向配置された一対の裏電極と、表電極と裏電極を橋絡する端面電極と、対をなす表電極どうしを橋絡する抵抗体と、抵抗体を覆う保護層等によって主に構成されている。
一般的に、このようなチップ抵抗器を製造する場合、大判の集合基板に対して多数個分の電極や抵抗体や保護層等を一括して形成した後、この集合基板を格子状の分割ライン(例えば分割溝)に沿って分割してチップ抵抗器を多数個取りするようにしている。かかるチップ抵抗器の製造過程で、集合基板の片面には抵抗ペーストを印刷・焼成することにより多数の抵抗体が形成されるが、印刷時の位置ずれや滲み、あるいは焼成炉内の温度むら等の影響により、各抵抗体の大きさや膜厚に若干のばらつきを生じることは避け難いため、集合基板の状態で各抵抗体にトリミング溝を形成して所望の抵抗値に設定するという抵抗値調整作業が行われる。トリミング溝はレーザー光の照射によって形成されるスリットであり、そのスリット形状として「Lカット」や「ストレートカット」と呼ばれるものが主流となっているが、超高精度の抵抗値を得るために「スキャンカット」と呼ばれるトリミング方法を採用したチップ抵抗器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は上記特許文献1に開示されたチップ抵抗器10の平面図であり、このチップ抵抗器10は、絶縁基板11上に所定間隔を存して対向配置された一対の表電極12と、これら表電極12間を橋絡する長方形の抵抗体13等を備えており、抵抗体13には逆U字状のトリミング溝14が形成されている。チップ抵抗器10の抵抗値はトリミング溝14を形成した後の抵抗体13によって規定され、このトリミング溝14によって抵抗体13は本体部13aと切離部13bとに2分割されている。以下、このような形状のトリミング溝14を形成する手順を図6に基づいて説明する。
まず、図6(a)に示すように、一対の表電極12に測定端子(プローブ)を接触させて抵抗体13の抵抗値を測定しながら、絶縁基板11上の抵抗体13から離れた箇所(スタートポイント)S1にレーザー光を照射する。このとき、スタートポイントS1は、位置ずれにより不本意な抵抗体13への損傷を防止するために、抵抗体13から少し離した位置、例えば、隣り合う抵抗体13の中間部分(図6では分割ライン上)に設定する。そして、図6(b)に示すように、このレーザー光の照射位置をスタートポイントS1から抵抗体13の一側面に向けて図中の真上に走査した後、図6(c)に示すように、そのまま抵抗体13の内部に延ばして電流方向と直交する直線状のスリット15を形成する。このスリット15によって抵抗体13の抵抗値は次第に上昇していき、測定抵抗値が目標抵抗値に対してある程度だけ下回るまで抵抗値を上昇させた後、図6(d)に示すように、スリット15を第1ターンポイントT1で90°方向変換して電流方向と平行な方向へ延ばすことで抵抗値をさらに上昇させる。しかる後、図6(e)に示すように、スリット15を第2ターンポイントT2で下方へ90°方向変換して逆U字状のトリミング溝14を形成することにより、抵抗体13が本体部13aと切離部13bとに2分割される。この時点で抵抗体13の抵抗値は目標抵抗値に対して僅かに低い値(−1%〜−5%程度)に調整されるが、次に、図6(f)に示すように、トリミング溝14の本体部13a側にレーザー光を照射して本体部13aを徐々にカット(スキャンカット)することにより、抵抗体13の抵抗値が目標抵抗値に対して極めて高精度に調整される。
このようなトリミング方法によれば、抵抗体13の一部に逆U字状にトリミングした切離部13bを設けることで抵抗値を粗調整しているため、抵抗値の粗調整に要する時間を短くすることができると共に、粗調整された抵抗値は逆U字状のスリットを徐々に線状にスキャンカットして拡げていくことで微調整されるため、抵抗体13の抵抗値を迅速かつ精密に調整することができる。
特開平4−168702号公報
特許文献1に開示された従来のトリミング方法では、抵抗体に逆U字状のスリットを形成することにより、抵抗値を目標抵抗値よりも僅かに低い値(−1%〜−5%程度)に粗調整した後、そのスリットをスキャンカットして拡げていくことにより、抵抗値を目標抵抗値に対して一致させるように微調整が行われる。このため、抵抗体の一側面から電流方向と直交方向へ延びるスリットをトリミングする際に、第1ターンポイントT1後のスリットによる抵抗値変化量(上昇分)を踏まえて、目標抵抗値の−10%程度までトリミングを行ってから第1ターンポイントT1で方向変換する必要がある。したがって、トリミング溝を形成する前の抵抗値(初期抵抗値)が目標抵抗値の−10%よりも低くなっていれば(例えば−20%)、その抵抗体に逆U字状のスリットをトリミングして抵抗値を−1%〜−5%程度まで粗調整した後、そのスリットをスキャンカットして抵抗値を超高精度に調整することができる。
しかしながら、大判の集合基板に対して多数個分の抵抗体が一括して形成される関係上、必ずしも全ての抵抗体の初期抵抗値が目標抵抗値の−10%より低くなっているとは限らず、抵抗体の印刷条件や焼成条件等のバラツキにより、集合基板における一部の抵抗体の初期抵抗値が目標抵抗値の−10%よりも高くなってしまうことがある。そのような抵抗体の抵抗値調整を行う場合はT1=S1となり、図7(a)に示すように、抵抗体に逆U字状のスリットを形成せずにスタートポイントS1からいきなりスキャンカットが始まるため、図7(b)に示すように、抵抗体の存在しない基板部分もスキャンすることになって、抵抗体をトリミングするのに要するスキャンカットの時間が非常に長くなってしまう。したがって、このような抵抗体が集合基板に1つでも存在すると、それ以外の抵抗体を迅速にトリミングできたとしても、集合基板の全体についてみると次工程にいくまでの待機時間が長くなり、生産効率を悪化させるという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、超高精度な抵抗値調整が可能で生産効率の良好な抵抗体のトリミング方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、絶縁基板と、この絶縁基板の表面に設けられた一対の表電極と、これら一対の表電極に接続する抵抗体とを備え、前記抵抗体にレーザー光を照射してトリミング溝を形成することで抵抗値が調整される抵抗体のトリミング方法において、前記レーザー光を前記抵抗体の前記表電極と接続されない一方の側面から他方の側面に向かって直線状に照射して第1トリミング溝を形成した後、この第1トリミング溝の終了点から所定量だけ戻った位置を開始点として、前記レーザー光を前記第1トリミング溝と交差する方向へ照射しながらスキャンすることにより、少なくとも前記第1トリミング溝の終了点を含む幅広な第2トリミング溝を形成するようにした。
このような抵抗体のトリミング方法では、第1トリミング溝の終了点から所定量だけ戻った位置からスキャンカットが開始され、当該位置は電極間方向での抵抗値変化量の少ない部分であるため、第1トリミング溝の終了点を規定するターンポイントでの測定抵抗値として、ターンポイント後の抵抗値上昇量を少なくすることができて、ターンポイントをスキャンカットの開始点における抵抗値(例えば目標抵抗値の−1%〜−5%程度)に近づけることが可能となる。したがって、トリミングを開始する前の初期抵抗値が比較的高い場合(例えば目標抵抗値の−7%程度)でも、いきなりスキャンカットを始めてしまうことが少なくなり、スキャンカットによって超高精度な抵抗値調整を実現しつつ生産効率を良好にすることができる。
本発明による抵抗体のトリミング方法では、抵抗体をスキャンカットすることによって超高精度な抵抗値調整が可能になると共に、スキャンカットに要する加工時間が長くなることを防止して生産効率を向上することができる。
本発明の第1実施形態例に係るトリミング方法が適用されたチップ抵抗器の平面図である。 第1実施形態例に係るトリミング方法を示す説明図である。 本発明の第2実施形態例に係るトリミング方法を示す説明図である。 本発明の第3実施形態例に係るトリミング方法を示す説明図である。 従来例に係るトリミング方法が適用されたチップ抵抗器の平面図である。 従来例に係るトリミング方法を示す説明図である。 従来例の問題点を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の第1実施形態例に係るトリミング方法が適用されたチップ抵抗器1は、直方体形状の絶縁基板2と、絶縁基板2の表面の長手方向両端部に設けられた一対の表電極3と、これら一対の表電極3に接続する長方形状の抵抗体4と、この抵抗体4を覆う図示せぬ保護層等によって主に構成されている。抵抗体4には第1トリミング溝5と第2トリミング溝6からなるT字状のトリミング溝7が形成されており、このトリミング溝7によって抵抗体4の抵抗値が調整されている。なお、図示省略されているが、絶縁基板2の裏面には表電極3に対応するように一対の裏電極が設けられており、絶縁基板2の長手方向の両端面には対応する表電極と裏電極を橋絡する端面電極が設けられている。
絶縁基板2はセラミックス等からなり、この絶縁基板2は後述する大判の集合基板を縦横に延びる一次分割溝と二次分割溝に沿って分割することにより多数個取りされたものである。一対の表電極3はAgペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものであり、抵抗体4は酸化ルテニウム等の抵抗体ペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものである。
第1トリミング溝5は抵抗体4の一側面(図の下辺)から上方に向かって直線状に延びる幅狭なスリットであり、第1トリミング溝5の延出方向は抵抗体4に流れる電流方向と直交している。第2トリミング溝6は電流方向と平行な方向に延びる幅広なスリットであり、第1トリミング溝5の終了点は第2トリミング溝6の内部に位置している。詳細については後述するが、第1トリミング溝5は抵抗体4をストレートカットして形成されたものであり、第2トリミング溝6は第1トリミング溝5の先端部を含む領域をスキャンカットして形成されたものである。
次に、上記の如く構成されたチップ抵抗器1におけるトリミング方法について、図2を参照しながら説明する。なお、図2では1チップ相当分の絶縁基板2のみを図示しているが、実際には、多数個のチップ抵抗器1を一括して製造するため、多数個取り用の集合基板に多数個分のチップ形成領域が設けられている。また、図2において、矢印X1−X2は抵抗体4に流れる電流方向(すなわち電極間方向)を示し、矢印Y1−Y2は電流方向と直交する方向を示している。
まず、図2(a)に示すように、一対の表電極3に測定端子(プローブ)を接触させて抵抗体4の抵抗値を測定しながら、絶縁基板2上の抵抗体4から離れた箇所(スタートポイント)S1にレーザー光を照射する。そして、図2(b)に示すように、このレーザー光の照射位置をスタートポイントS1から抵抗体4の一側面に向けて図中の真上(Y1方向)に走査した後、図2(c)に示すように、そのまま抵抗体4の内部に延ばして電流方向と直交する直線状の第1トリミング溝5を形成する。なお、図示省略されているが、抵抗体4はアンダーコート層(保護層)によって覆われており、このアンダーコート層上にレーザー光を照射することで第1トリミング溝5が形成される。
この第1トリミング溝5をY1方向へ延ばすことによって抵抗体4の抵抗値は次第に上昇していき、目標抵抗値に対してある程度だけ下回る値(例えば−7%程度)まで抵抗値を上昇させた後、第1トリミング溝5の終了点(先端)を第1ターンポイントT1として、レーザー光の照射位置を第1ターンポイントT1からスタートポイントS1の方向(Y2方向)へ所定量だけ戻す。
そして、図2(d)に示すように、この戻した位置を第2ターンポイントT2としてレーザー光の走査方向を90°方向変換することにより、第1トリミング溝5と直交する方向(X1−X2方向)へ延びる第2トリミング溝6を形成した後、この第2トリミング溝6のスリット幅がY1方向へ拡がるようにスキャンカットする。これにより、図2(e)に示すように、第1トリミング溝5の終了点(第1ターンポイントT1)を覆う幅広の第2トリミング溝6が形成され、目標抵抗値と一致するまで抵抗値を上昇させた時点でレーザー光の照射を停止すると、抵抗体4にT字状のトリミング溝7が形成されてトリミング工程は終了する。
ここで、第2ターンポイントT2は第1トリミング溝5の終了点(第1ターンポイントT1)からスタートポイントS1方向へ所定量だけ戻った位置であり、当該位置は電極間方向での抵抗値変化量の少ない部分であるため、従来のように第1トリミング溝5の終了点を目標抵抗値の−10%程度に設定しなくても良くなり、−10%よりも高い値、例えば目標抵抗値の−7%程度まで測定抵抗値が上昇した時点で、第1トリミング溝5のトリミングを終了して第2トリミング溝6のスキャンカットに移行させることができる。したがって、トリミングを開始する前の初期抵抗値が比較的高い場合でも、いきなりスキャンカットを始めてしまうことが少なくなり、スキャンカットによって超高精度な抵抗値調整を実現しつつ生産効率を良好にすることができる。
なお、このようなトリミング工程(抵抗値調整作業)を集合基板上の全ての抵抗体4に対して行った後、前述したアンダーコート層と抵抗体4およびトリミング溝7等を覆うように、エポキシ系等の樹脂ペーストをスクリーン印刷して加熱硬化することにより、オーバーコート層を形成して2層構造の保護層とする。次いで、集合基板を一次分割して短冊状基板を得た後、この短冊状基板の分割面に端面電極を形成して表電極3と裏電極を橋絡し、しかる後、短冊状基板を二次分割して図1に示すようなチップ抵抗器1を多数個取りする。
以上説明したように、本発明の第1実施形態例に係る抵抗体のトリミング方法では、第1トリミング溝5の終了点(第1ターンポイントT1)から所定量だけ戻った位置(第2ターンポイントT2)から第2トリミング溝6のスキャンカットが開始され、当該位置は電極間方向での抵抗値変化量の少ない部分であるため、第1トリミング溝5の終了点を規定するターンポイT1での測定抵抗値として、ターンポイント後の抵抗値上昇量を少なくすることができ、それゆえ、ターンポイントをスキャンカットの開始点における抵抗値(例えば目標抵抗値の−1%〜−5%程度)に近づけることが可能となる。したがって、トリミングを開始する前の初期抵抗値が比較的高い場合(例えば目標抵抗値の−7%程度)でも、いきなりスキャンカットを始めてしまうことが少なくなり、スキャンカットによって超高精度な抵抗値調整を実現しつつ生産効率を良好にすることができる。しかも、レーザー光の照射を第1トリミング溝5のストレートカットから第2トリミング溝6のスキャンカットまで連続的に行うことができるため、この点からもトリミング溝7の形成に要する加工時間を短縮することが可能となる。
なお、上記の第1実施形態例では、第1トリミング溝5の終了点から所定量だけ戻った位置を開始点として、第2トリミング溝6を第1トリミング溝5と直交方向へ延ばしてスキャンカットすることにより、全体的にT字状のトリミング溝7を形成するようにしたトリミング方法について説明したが、トリミング溝7を構成する第1トリミング溝5と第2トリミング溝6の全体形状は必ずしもT字状でなくても良い。
例えば、図3に示す第2実施形態例のように、第1トリミング溝5の終了点から所定量だけ戻った位置を開始点として、第2トリミング溝6を第1トリミング溝5図示右側領域でスキャンカットすることにより、全体的にL字状のトリミング溝7を形成するようにしても良い。あるいは、図4に示す第3実施形態例のように、第1トリミング溝5の終了点から所定量だけ戻った位置を開始点として、第2トリミング溝6を円弧状にスキャンカットしてトリミング溝7を形成するようにしても良い。
1 チップ抵抗器
2 絶縁基板
3 表電極
4 抵抗体
5 第1トリミング溝
6 第2トリミング溝
7 トリミング溝
S1 スタートポイント
T1 第1ターンポイント
T2 第2ターンポイント

Claims (1)

  1. 絶縁基板と、この絶縁基板の表面に設けられた一対の表電極と、これら一対の表電極に接続する抵抗体とを備え、前記抵抗体にレーザー光を照射してトリミング溝を形成することで抵抗値が調整される抵抗体のトリミング方法において、
    前記レーザー光を前記抵抗体の前記表電極と接続されない一方の側面から他方の側面に向かって直線状に照射して第1トリミング溝を形成した後、この第1トリミング溝の終了点から所定量だけ戻った位置を開始点として、前記レーザー光を前記第1トリミング溝と交差する方向へ照射しながらスキャンすることにより、少なくとも前記第1トリミング溝の終了点を含む幅広な第2トリミング溝を形成するようにしたことを特徴とする抵抗体のトリミング方法。
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