JP2018010987A - チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整が可能なチップ抵抗器を提供すること。【解決手段】本発明のチップ抵抗器1は、一対の第1表電極3と第2表電極4間を橋絡する抵抗体5が、第1表電極3に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部6と、この蛇行部6と連結部6aを介して連続する調整部7とを有しており、調整部7の幅方向中央部と第2表電極4が凸部7aを介して接続されている。そして、調整部7の下辺7bから上辺7cに向けて抵抗体5の電流経路を長くする位置まで延びる第1トリミング溝8が形成されていると共に、第1トリミング溝8の先端部と凸部7aの第2表電極4に対する接続部分とを結んだ仮想範囲をPとしたとき、調整部7の下辺7bから仮想範囲Pに達しない領域S内に第2トリミング溝9が形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、絶縁基板上に設けられた抵抗体にトリミング溝を形成することで抵抗値が調整されるチップ抵抗器と、そのようなチップ抵抗器の製造方法に関するものである。
チップ抵抗器は、直方体形状の絶縁基板と、絶縁基板の表面に所定間隔を存して対向配置された一対の表電極と、絶縁基板の裏面に所定間隔を存して対向配置された一対の裏電極と、表電極と裏電極を橋絡する端面電極と、対をなす表電極どうしを橋絡する抵抗体と、抵抗体を覆う保護膜等によって主に構成されている。
一般的に、このようなチップ抵抗器を製造する場合、大判の集合基板に対して多数個分の電極や抵抗体や保護膜等を一括して形成した後、この集合基板を格子状の分割ライン(例えば分割溝)に沿って分割してチップ抵抗器を多数個取りするようにしている。かかるチップ抵抗器の製造過程で、集合基板の片面には抵抗ペーストを印刷・焼成することにより多数の抵抗体が形成されるが、印刷時の位置ずれや滲み、あるいは焼成炉内の温度むら等の影響により、各抵抗体の大きさや膜厚に若干のばらつきを生じることは避け難いため、集合基板の状態で各抵抗体にトリミング溝を形成して所望の抵抗値に設定するという抵抗値調整作業が行われる。
このような構成のチップ抵抗器において、静電気や電源ノイズ等で発生するサージ電圧が印加すると、過剰な電気的ストレスにより抵抗器の特性に影響を与えることになり、最悪の場合に抵抗器が破壊されてしまうことがある。サージ特性を向上させるためには、抵抗体を蛇行形状(ミアンダ形状)にして全長を長くすれば、電位降下がなだらかになってサージ特性を改善できることが知られている。
そこで従来より、図3に示すように、絶縁基板11の両端部に所定間隔を存して一対の表電極12を形成し、次いで、これら両表電極12間に印刷技法により2ターン蛇行している抵抗体13を形成した後、この抵抗体13の蛇行していない領域にレーザートリミング法でトリミング溝14を形成することにより、抵抗体13を3ターン分蛇行させるようにしたチップ抵抗器10が提案されている(特許文献1参照)。
このチップ抵抗器10においては、スクリーン印刷等の印刷技法とレーザートリミング加工との併用により、抵抗体13の全長を長く(3ターン蛇行)してサージ特性を向上させることができると共に、トリミング溝14の形成が抵抗値の調整を兼ねているため、抵抗値精度を向上させることができる。
特許文献1に記載された従来技術では、直線状に延びるトリミング溝14を形成することによって、抵抗値調整を兼ねて抵抗体13を蛇行させることができるため、印刷技法のみを用いて蛇行形状の抵抗体13を形成する場合に比べると抵抗値精度は多少向上するものの、トリミング溝14の切込み量当たりの抵抗値変化が大きいため、高精度な抵抗値調整を行うことは困難であった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、サージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整が可能なチップ抵抗器を提供することにあり、第2の目的は、そのようなチップ抵抗器の製造方法を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明のチップ抵抗器は、絶縁基板と、この絶縁基板上に所定間隔を存して対向配置された第1電極および第2電極と、これら第1および第2電極間を橋絡する抵抗体とを備え、前記抵抗体にトリミング溝を形成することで抵抗値が調整されるチップ抵抗器において、前記抵抗体は、前記第1電極に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部と、この蛇行部と連結部を介して連続する調整部とを有しており、前記調整部の幅方向中央部と前記第2電極が凸部を介して接続されていると共に、前記調整部に前記連結部寄りの一側辺から他側辺に向かって第1トリミング溝と第2トリミング溝が形成されており、前記第1トリミング溝は前記抵抗体の電流経路を長くする位置まで延びており、前記第2トリミング溝は前記第1トリミング溝の先端部と前記凸部の前記第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に達しない位置まで延びているという構成にした。
このように構成されたチップ抵抗器では、抵抗体の蛇行部に連続する調整部の一側辺から他側辺に向けて切り込まれた第1トリミング溝が抵抗体の電流経路を長くする位置まで延びているため、第1トリミング溝によって調整部を蛇行形状にして抵抗体の全長が長くなると共に、第1トリミング溝によって抵抗体の抵抗値を粗調整することができる。ここで、第1トリミング溝を形成した時点における抵抗体内の電流密度を考慮すると、第1トリミング溝の先端部と凸部の第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に電流が主に分布し、仮想範囲と調整部の側辺とで挟まれた領域は電流が少なく流れる部分となる。そして、調整部の一側辺から仮想範囲に達しない領域に第2トリミング溝が形成されており、当該領域は第2トリミング溝の切込み量増分に対する抵抗値増分の割合が小さい部分であるため、第1トリミング溝によって粗調整された抵抗値を第2トリミング溝によって微調整することができ、抵抗体の全長を長くしてサージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整を行うことができる。また、調整部の幅方向中央部と第2電極が凸部を介して接続されているため、第1トリミング溝による抵抗体の電流経路を容易に長くすることができると共に、第2トリミング溝の形成領域である調整部の一側辺から仮想範囲を越えない領域を広く確保できるため、容易に抵抗値の微調整を行うことができる。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明によるチップ抵抗器の製造方法は、絶縁基板と、この絶縁基板上に所定間隔を存して対向配置された第1電極および第2電極と、これら第1および第2電極間を橋絡する抵抗体とを備え、前記抵抗体にレーザー光を照射してトリミング溝を形成することで抵抗値が調整されるチップ抵抗器の製造方法において、前記抵抗体は、前記第1電極に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部と、この蛇行部と連結部を介して連続すると共に幅方向中央部が前記第2電極と凸部を介して接続された調整部とを有しており、前記調整部の前記連結部寄りの一側辺から他側辺に向かって前記抵抗体の電流経路を長くする位置まで延びる第1トリミング溝を形成した後、前記調整部の前記一側辺から前記第1トリミング溝の先端部と前記凸部の前記第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に達しない位置まで延びる第2トリミング溝を形成するようにした。
このようなチップ抵抗器の製造方法において、抵抗体の蛇行部に連続する調整部の一側辺から他側辺に向けて第1トリミング溝を切り込んでいき、この第1トリミング溝が抵抗体の電流経路を長くする位置まで形成されると、調整部が蛇行形状になって抵抗体の全長が長くなると共に、抵抗体の抵抗値を目標抵抗値よりも低い概略値まで粗調整することができる。ここで、第1トリミング溝を形成した時点における抵抗体内の電流密度を考慮すると、第1トリミング溝の先端部と凸部の第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に電流が主に分布し、仮想範囲と調整部の側辺とで挟まれた領域は電流が少なく流れる部分となる。そして、第1トリミング溝の形成後に調整部の一側辺から仮想範囲に達しない領域に第2トリミング溝を切り込んでいくと、当該領域は第2トリミング溝の切込み量増分に対する抵抗値増分の割合が小さい部分であるため、第1トリミング溝によって粗調整された抵抗値を第2トリミング溝によって微調整することができ、抵抗体の全長を長くしてサージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整を行うことができる。また、調整部の幅方向中央部と第2電極が凸部を介して接続されているため、第1トリミング溝による抵抗体の電流経路を容易に長くすることができると共に、第2トリミング溝の形成領域である調整部の一側辺から仮想範囲を越えない領域を広く確保できるため、容易に抵抗値の微調整を行うことができる。
本発明のチップ抵抗器によれば、サージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整を行うことができる。また、本発明によるチップ抵抗器の製造方法では、サージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整を行うことができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の実施形態例に係るチップ抵抗器1は、セラミック等からなる直方体形状の絶縁基板2と、絶縁基板2の表面の長手方向両端部に設けられた第1表電極3および第2表電極4と、これら第1および第2表電極3,4に接続する抵抗体5と、抵抗体5を覆う図示せぬ保護膜等によって主に構成されている。
抵抗体5は、図示左側の第1表電極3の幅方向下端部に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部6と、この蛇行部6と連結部6aを介して連続する調整部7とを有しており、調整部7の幅方向中央部と図示右側の第2表電極4は凸部7aを介して接続されている。詳細については後述するが、調整部7には第1トリミング溝8と第2トリミング溝9が形成されており、これら第1および第2トリミング溝8,9によって抵抗体5の抵抗値が調整されている。なお、図示省略されているが、絶縁基板2の裏面には第1および第2表電極3,4に対応するように一対の裏電極が設けられており、絶縁基板の長手方向の両端面には対応する表電極と裏電極を橋絡する端面電極が設けられている。
第1および第2表電極3,4はAgペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものであり、抵抗体5は酸化ルテニウム等の抵抗体ペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものである。
抵抗体5の蛇行部6は2ターン蛇行する蛇行形状(ミアンダ形状)であり、かかる蛇行部6の蛇行形状は抵抗体ペーストの印刷形状によって規定されている。蛇行部6の連結部6aは調整部7の図示左側の下端部に繋がっており、この調整部7は第1トリミング溝8を形成することで1ターン蛇行した形状となっている。このように2ターン蛇行する蛇行部6と1ターン蛇行する調整部7とが連続することにより、第1および第2表電極3,4間に3ターン蛇行した抵抗体5が形成されている。
第1トリミング溝8は調整部7の下辺7bから上辺7cに向かって直線状に延びるスリットであり、この第1トリミング溝8の先端部は抵抗体5の電流経路を長くする位置、具体的には、凸部7aの第2表電極4に対する接続部分の上端と連結部6aの上端とを結ぶ直線Qを越える位置まで達している。ここで、第1トリミング溝8の先端部と凸部7aの第2表電極4に対する接続部分とを結んだ仮想範囲をPとすると、この仮想範囲Pと調整部7の下辺7bとで挟まれた領域Sは抵抗値変化の少ない部分となっている。
第2トリミング溝9は調整部7の下辺7bから第1トリミング溝8の右側方部分に形成されたL字形状のスリットであり、この第2トリミング溝9は仮想範囲Pを越えない領域S内に形成されている。なお、これら第1トリミング溝8と第2トリミング溝9は、第1および第2表電極3,4に図示せぬプローブを当接させながら抵抗体5の調整部7にレーザー光を照射し、このレーザー光を所定方向に走査することにより形成される。
次に、上記の如く構成されたチップ抵抗器1におけるトリミング方法について、図2を参照しながら説明する。
まず、図2(a)に示すように、絶縁基板2の表面にAgペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成することにより、絶縁基板2に所定間隔を存して離間する第1表電極3と第2表電極4を形成した後、酸化ルテニウム等の抵抗体ペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成することにより、両端部を第1および第2表電極3,4に重ね合わせた抵抗体5を形成する。この抵抗体5は、第1表電極3の幅方向下端部に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部6と、この蛇行部6と連結部6aで繋がれた矩形状の調整部7とによって構成されており、調整部7の幅方向中央部から突出する凸部7aは第2表電極4に接続されている。なお、調整部7から突出する凸部7aの形成位置は、調整部7の幅方向における中央付近であれば多少上下方向へずれていても良い。
次に、一対の表電極3,4に図示せぬプローブを接触させて抵抗体5の抵抗値を測定しながら、レーザー光を調整部7の下辺7bから上辺7cに向けて照射することにより、図2(b)に示すように、調整部7の下辺7bから抵抗体5の電流経路を長くする位置まで直線状に延びる第1トリミング溝8を形成する。ここで、第1トリミング溝8の先端が連結部6aの上端と凸部7aの第2表電極4に対する接続部分の上端とを結ぶ直線Qを越えると、第1トリミング溝8の切込み量に伴って抵抗体5の電流経路を長くすることは可能であるが、直線Qを境にして第1トリミング溝8の切込み量増分に対する抵抗値増分の割合が急激に大きくなるため、第1トリミング溝8によって抵抗値を高精度に調整することはできない。そのため、抵抗体5の抵抗値が目標抵抗値を下回るおおよその値まで上昇した時点で、レーザー光の照射を停止して第1トリミング溝8の形成を終了する。
この第1トリミング溝8を形成した時点における抵抗体5内の電流密度を考慮すると、第1トリミング溝8の先端部と凸部7aの第2表電極4に対する接続部分とを結んだ仮想範囲Pに電流が主に分布し、仮想範囲Pと調整部7の下辺7bで挟まれた領域Sは電流が少なく流れる部分となる。
そして、第1トリミング溝8を形成した後、再びレーザー光を調整部7の下辺7bから上方に向けて照射することにより、図2(c)に示すように、調整部7の下辺7bから仮想範囲Pに達しない領域S内にL字形状の第2トリミング溝9を形成する。この領域Sは第2トリミング溝9の切込み量増分に対する抵抗値増分の割合が小さい部分であるため、第1トリミング溝8によって粗調整された抵抗値を第2トリミング溝9によって微調整して目標抵抗値に一致させることができる。なお、図示省略されているが、抵抗体5はアンダーコート層(保護膜)によって覆われており、このアンダーコート層上にレーザー光を照射することで第1トリミング溝8と第2トリミング溝9が形成される。
以上説明したように、本実施形態例に係るチップ抵抗器1では、抵抗体5が、第1表電極3に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部6と、この蛇行部6と連結部6aを介して連続する調整部7とを有しており、調整部7の幅方向中央部と第2表電極4が凸部7aを介して接続されていると共に、この調整部7の下辺7bから上辺7cに向けて形成された第1トリミング溝8が抵抗体5の電流経路を長くする位置(図1の直線Qを越える位置)まで延びているため、第1トリミング溝8によって調整部7を蛇行形状にして抵抗体5の全長が長くなると共に、第1トリミング溝8によって抵抗体5の抵抗値を粗調整することができる。
ここで、第1トリミング溝8を形成した時点における抵抗体5内の電流密度を考慮すると、第1トリミング溝8の先端部と凸部7aの第2表電極4に対する接続部分とを結んだ仮想範囲Pに電流が主に分布し、仮想範囲Pと調整部7の下辺7bで挟まれた領域Sは電流が少なく流れる部分となる。そして、調整部7の下辺7bから仮想範囲Pに達しない領域Sに第2トリミング溝9が形成されており、当該領域Sは第2トリミング溝9の切込み量増分に対する抵抗値増分の割合が小さい部分であるため、第1トリミング溝8によって粗調整された抵抗値を第2トリミング溝9によって微調整することができ、抵抗体5の全長を長くしてサージ特性を向上させつつ高精度の抵抗値調整を行うことができる。
また、調整部7の幅方向中央部と第2表電極4が凸部7aを介して接続されているため、第1トリミング溝8による抵抗体5の電流経路を容易に長くすることができると共に、第2トリミング溝9の形成領域である調整部7の下辺7bから仮想範囲Pを越えない領域Sを広く確保できるため、容易に抵抗値の微調整を行うことができる。
なお、上記実施形態例では、蛇行部6の蛇行形状を印刷技法によって規定するようにしたが、レーザートリミングによって蛇行部6を蛇行形状にすることも可能であり、蛇行部6のターン数も2ターン以外であっても良い。
また、上記実施形態例では、第2トリミング溝9としてLカット形状のスリットを形成した場合について説明したが、第2トリミング溝9のスリット形状はLカットに限定されず、ストレートカットやダブルカット等の他の形状のものであっても良い。
1 チップ抵抗器
2 絶縁基板
3 第1表電極
4 第2表電極
5 抵抗体
6 蛇行部
6a 連結部
7 調整部
7a 凸部
7b 下辺
7c 上辺
8 第1トリミング溝
9 第2トリミング溝
P 仮想範囲
S 領域
2 絶縁基板
3 第1表電極
4 第2表電極
5 抵抗体
6 蛇行部
6a 連結部
7 調整部
7a 凸部
7b 下辺
7c 上辺
8 第1トリミング溝
9 第2トリミング溝
P 仮想範囲
S 領域
Claims (2)
- 絶縁基板と、この絶縁基板上に所定間隔を存して対向配置された第1電極および第2電極と、これら第1および第2電極間を橋絡する抵抗体とを備え、前記抵抗体にトリミング溝を形成することで抵抗値が調整されるチップ抵抗器において、
前記抵抗体は、前記第1電極に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部と、この蛇行部と連結部を介して連続する調整部とを有しており、
前記調整部の幅方向中央部と前記第2電極が凸部を介して接続されていると共に、前記調整部に前記連結部寄りの一側辺から他側辺に向かって第1トリミング溝と第2トリミング溝が形成されており、
前記第1トリミング溝は前記抵抗体の電流経路を長くする位置まで延びており、前記第2トリミング溝は前記第1トリミング溝の先端部と前記凸部の前記第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に達しない位置まで延びていることを特徴とするチップ抵抗器。 - 絶縁基板と、この絶縁基板上に所定間隔を存して対向配置された第1電極および第2電極と、これら第1および第2電極間を橋絡する抵抗体とを備え、前記抵抗体にレーザー光を照射してトリミング溝を形成することで抵抗値が調整されるチップ抵抗器の製造方法において、
前記抵抗体は、前記第1電極に接続されて蛇行形状に延びる蛇行部と、この蛇行部と連結部を介して連続すると共に幅方向中央部が前記第2電極と凸部を介して接続された調整部とを有しており、
前記調整部の前記連結部寄りの一側辺から他側辺に向かって前記抵抗体の電流経路を長くする位置まで延びる第1トリミング溝を形成した後、前記調整部の前記一側辺から前記第1トリミング溝の先端部と前記凸部の前記第2電極に対する接続部分とを結ぶ仮想範囲に達しない位置まで延びる第2トリミング溝を形成することを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
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