JPH04168702A - 厚膜抵抗体の抵抗値調整方法 - Google Patents

厚膜抵抗体の抵抗値調整方法

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JPH04168702A
JPH04168702A JP2298642A JP29864290A JPH04168702A JP H04168702 A JPH04168702 A JP H04168702A JP 2298642 A JP2298642 A JP 2298642A JP 29864290 A JP29864290 A JP 29864290A JP H04168702 A JPH04168702 A JP H04168702A
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JP
Japan
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thick film
resistance value
film resistor
resistor
trimming
Prior art date
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Pending
Application number
JP2298642A
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English (en)
Inventor
Masato Sakano
坂野 真佐澄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抵抗値調整方法、特に、厚膜抵抗体の抵抗値
調整方法に関する。
〔従来の技術〕
厚膜抵抗体は、たとえば対向する電極を有する基板上に
形成され、その後にトリミングされて抵抗値が調整され
ている。ところが、トリミングされた厚膜抵抗体は、ト
リミング部分の溝幅が狭いと、高電圧を印加したときに
スパークを起こしやすく、抵抗値が不安定になりやすい
。またいトリミンク部分の先端に電流が集中しやすく、
その部分が発熱してクランクを生しやすい。
このため、最近では、厚膜抵抗体のトリミング方法とし
て、■サンドブラスト法により厚膜抵抗体に幅広のトリ
ミング部を設ける方法、■レーザを用いて厚膜抵抗体の
一部をU字状に切離する0字カットトリミング法、及び
■厚膜抵抗体をレーザで端から徐々にスキャンすること
により幅広のトリミング部を設けるスキャンカット法が
採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記■の方法では、トリミング速度が遅く、抵抗値の調
整に長時間を要する。また、この方法では、厚膜抵抗体
の抵抗値を精密に調整できない。
前記■の方法では、短時間で抵抗値の調整ができるが、
抵抗値を精密に調整できない。
前記■の方法では、抵抗値を精密に調整できるが、トリ
ミング速度が遅いため、調整に長時間を要する。
本発明の目的は、抵抗値を迅速かつ精密に調整でき、し
かも調整後の厚膜抵抗体の信頼性が良好な厚膜抵抗体の
抵抗値調整方法を提供することにある。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明の厚膜抵抗体の抵抗値調整方法は、電気抵抗値を
形成するための厚膜抵抗体膜を具備した厚膜抵抗体にお
ける厚膜抵抗体膜を切離する粗調整工程と、粗調整工程
を経た後の証記厚膜抵抗体膜に対し線状の切欠を施すこ
とによる微調整工程とを含んでいる。
〔作用〕
本発明に係る厚膜抵抗体の抵抗値調整方法では、厚膜抵
抗体の一部に例えば【1字状にトリミングした切離部を
設けることにより、抵抗値を粗調整しているため、抵抗
値の粗調整に要する時間が短い。
また、粗調整された抵抗値は、U字状のトリミング部を
たとえばレーザにより徐々に線状にスキャンカットして
拡げて行くことにより微調整できる。
このため、本発明の抵抗値調整方法によれば、厚膜抵抗
体の抵抗値が迅速かつ精密に調整できる。
また、本発明の抵抗値調整方法では、厚膜抵抗整された
後の厚膜抵抗体では、高電圧を印加してもトリミング部
でスパークが起こりにくく、また電流が特定の部分に集
中することによるクランクの発生が起こりにくい。この
ため、本発明の抵抗値調整方法では、抵抗値を調整した
後の厚膜抵抗体の信頼性が良好である。
〔実施例〕
第2図は、本発明が適用されたチップ抵抗器1の斜視図
である。図において、本体2は、概ね直方体形状であり
、たとえば96%アルミナセラミックから構成されてい
る。本体2の表面(図の上面)3の中央部には、厚膜抵
抗体4が形成されている。この厚膜抵抗体4は、レーザ
によりU字状にトリミングされたトリミング部14を有
しており、本体部4aと切離部4bとに2分割されてい
る。厚膜抵抗体4は、RuO□系またはBi207系の
黒色物質からたとえば構成されている。厚膜抵抗体4の
1対の端部には、それぞれ内部電極5が接続されている
。内部電極5は、表面3から本体2の側面を通じて裏面
(図の下面)6にまで延びている。表面3上において、
厚膜抵抗体4及び厚膜抵抗体4に近い内部電極5の一部
を覆うように保護ガラス7が配置されている。保護ガラ
ス7から露出した内部電極50表面には、電気メツキに
より形成された2次電極8が設けられている。
なお、内部電極5はたとえば銀、保護ガラス7はたとえ
ば硼珪酸鉛ガラス、2次電極8はたとえばニッケルであ
る。
次に、本発明に係る抵抗値調整方法が採用された、前記
チップ抵抗器1の製造方法の一例を説明する。
まず、焼成前の矩形のセラミック基板20を第3A図の
ように用意する。次に、第3B図のように、基板20に
縦横にブレーク溝12を形成し、基板20を区画する。
なお、ブレーク溝12は、基板20の分割を容易にする
ため、基板20の両面に形成される。ブレーク溝12が
形成された基板20は焼成される。
焼成後の基板20には、第3C図に示すように、表面に
導電材料が印刷され、それが焼成されることにより内部
電極5が形成される。次に、第3D図のように、電極5
に一部が重なるように厚膜抵抗材料が印刷され、それが
焼成されることにより厚膜抵抗体4が形成される。
第3E図に示される工程では、厚膜抵抗体4の抵抗値の
調整が行われる。第1A図及び第1B図を参照してこの
抵抗値の調整方法について説明する。
まず、第1A図に示すように、厚膜抵抗体4の幅方向の
一方の側にレーザトリミングによりU字状のトリミング
部14を設け、厚膜抵抗体4を切離する。このトリミン
グ部14により、厚膜抵抗体4は本体部4aと切離部4
bとに2分割される。
これにより、厚膜抵抗体4の抵抗値は、所望の抵抗値よ
りもわずかに低い値に本IH1’ll整される。この粗
調整は、厚膜抵抗体4にU字状のトリミング部14を設
けるだけで終了するため、迅速に行える。
−6= 次に、第1B図に示す工程では、トリミング部14を厚
膜抵抗体4の本体部4a側に線状に切欠きを施して徐々
に拡げ、厚膜抵抗体4の抵抗値を微調整する。ここでは
、トリミング部14の本体部4a側にレーザを当てて本
体部4aを徐々にトリミングし、抵抗値を所望の抵抗値
に設定する。
ここでは、本体部4aを徐々にトリミングできるため、
厚膜抵抗体4の抵抗値を所望の抵抗値に精密に調整でき
る。また、この微調整は、あらかじめ抵抗値が粗調整さ
れているため、短時間で終了する。なお、この微調整は
、内部電極5,5間に測定器を接続し、抵抗値をモニタ
しながら行う。
第3F図に示される工程では、厚膜抵抗体4を被覆して
保護するためにガラス材料の印刷と焼成とが行われ、保
護ガラス7が形成される。保護ガラス7は、厚膜抵抗体
4及び内部電極5の一部を連続的に覆っている。
次に、第3F図の横方向に延びるブレーク溝12に沿っ
て基板20を分割し、第3G図に示す短冊状部材21を
得る。得られた短冊状部材21の分割端面には、第3H
図に示すように、電極材料の印刷と焼成とが行われる。
これにより、内部電極5が完成する。
得られた短冊状部材21は、さらにブレーク溝12に沿
って分割される。これにより、第31図に示すようなチ
ップ状部材22が得られる。得られたチップ状部材22
には、さらにメツキ処理が施され、露出している内部電
極5の表面に第3J図に示すような2次電極8が形成さ
れる。これにより、多数のチップ抵抗器1が得られたこ
とになる。
上述のチップ抵抗器1の製造方法では、厚膜抵抗体4の
抵抗値の調整が迅速に行えるため、短時間でチップ抵抗
器1が量産できる。また、製造されたチップ抵抗器1は
、抵抗値が精密に調整されており、また高電圧を印加し
たときでも厚膜抵抗体4のトリミング部14でスパーク
等による抵抗値の変動を起こしにくい。このため、得ら
れたチップ抵抗器1は、信頼性が高い。
〔実験例〕
96%のアルミナセラミック基板を用意し、その基板上
に国中マッセイ製のAg/Pdペースト#4846を印
刷・焼成して内部電極を形成し、さらに内部電極間にデ
ュポン社製の抵抗ペースト#1300を印刷・焼成して
厚膜抵抗体を形成した。形成された厚膜抵抗体を6μm
のトリミングピッチでU字型にトリミングし、抵抗値の
粗調整を行った。なお、トリミングには、出力3W、周
波数5KHzのYAGレーザを用いた。また、粗調整の
目標値は、設定すべき抵抗値の−1〜−5%に設定した
次に、トリミング部を上述のYAGレーザによりスキャ
ンカットし、抵抗値の微調整を行った。
比較のため、サンドブラスト法、tJ字カットトリミン
グ法、及びスキャンカット法により同様の厚膜抵抗体の
抵抗値調整を行い、本発明に係る実験例と調整時間及び
抵抗値の精度を比較した。
結果は表の通りである。
*厚膜抵抗体1cmX1cm当たりに要した時間。
〔発明の効果〕
本発明に係る厚膜抵抗体の抵抗値調整方法では、厚膜抵
抗体の一部に例えばU字状aトリミングした切離部を設
けて抵抗値を粗調整し、その後にトリミング部に線状の
切欠きを施ずことにより徐々に拡げて抵抗値を微調整し
ている。このため、本発明の方法によれば、厚膜抵抗体
の抵抗値を迅速かつ精密に調整でき、しかも調整後の厚
膜抵抗体の高信顧性が維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は本発明の一実施例の各工程を示
す平面図、第2図は前記実施例により抵抗値が調整され
たチップ抵抗器の斜視図、第3A図〜第3J図は前記チ
ップ抵抗器の製造工程の各−10= 工程を示す図である。 4・・・厚膜抵抗体、14・・・トリミング部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気抵抗値を形成するための厚膜抵抗体膜を具備
    した厚膜抵抗体における前記厚膜抵抗体膜を切離する粗
    調整工程を経た後の前記厚膜抵抗体膜に対し、線状の切
    欠を施すことによる微調整工程を含むことを特徴とする
    厚膜抵抗体の調整方法。
JP2298642A 1990-10-31 1990-10-31 厚膜抵抗体の抵抗値調整方法 Pending JPH04168702A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6783688B2 (en) * 2001-06-06 2004-08-31 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus for structuring printed circuit boards
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