JP6224262B2 - 鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造 - Google Patents
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Description
この発明は、鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造に係り、特に、フロントフェンダを前後2分割したものに関する。
フロントフェンダを前方フェンダと後方フェンダとに前後方向で分割し、フロントフォークとステアリングシャフトを連結するアンダーブラケットへ前方フェンダの後端部を締結し、後方フェンダの前端部をアンダーブラケットへ後方からボルト止めした構造が公知である(特許文献1参照)。
上記従来例構造の場合、前方のフェンダは後端部を、前輪の頂部近傍にてアンダーブラケットの上へ重ね、上方からボルト等でアンダーブラケットへ取付けていた。しかし、このように上下方向の締結構造を採用すると、フェンダ取付部の上下の幅が大きくなってしまった。フェンダ取付部の上下の幅が大きくなると、フロントカバーの設計自由度に影響することがある。したがって、フェンダ取付部の上下幅を大きくしないようにできることも望まれる。
本願はこれらの要請の実現を目的とする。
本願はこれらの要請の実現を目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、前輪と前記前輪の車軸を支持するフロントフォーク(14)と、
前記車輪の上方で前記フロントフォークに取付けられるフロントフェンダ(17)を備え、
このフロントフェンダ(17)が前後に第1フェンダ(30)及び第2フェンダ(40)に分割可能に構成されている鞍乗り型車両のフロントフェンダにおいて、
前記第1フェンダ(30)には車幅方向外側へ膨出する膨出部(38)が設けられ、
前記第1フェンダ(30)の左右端部に車体略後方へ向いた第1フェンダ取付部(37)が設けられ、
この第1フェンダ取付部(37)は前記膨出部(38)の車体内側方向に配置されるとともに、
前記第2フェンダ(40)には、前記第1フェンダ(30)の前記第1フェンダ取付部(37)が臨む位置に車体側方へ延出する張出壁部(45)が設けられ、
この張出壁部(45)には第1フェンダ取付部(37)に対応した第2フェンダ取付部(47)が設けられ、
結合部材により、第2フェンダ取付部(47)と第1フェンダ取付部(37)を前後方向から結合することにより、前記第1フェンダ(30)と前記第2フェンダ(40)を結合した前記フロントフェンダ(17)を形成し、このフロントフェンダ(17)を前記フロントフォーク(14)へに取付けたことを特徴とする。
前記車輪の上方で前記フロントフォークに取付けられるフロントフェンダ(17)を備え、
このフロントフェンダ(17)が前後に第1フェンダ(30)及び第2フェンダ(40)に分割可能に構成されている鞍乗り型車両のフロントフェンダにおいて、
前記第1フェンダ(30)には車幅方向外側へ膨出する膨出部(38)が設けられ、
前記第1フェンダ(30)の左右端部に車体略後方へ向いた第1フェンダ取付部(37)が設けられ、
この第1フェンダ取付部(37)は前記膨出部(38)の車体内側方向に配置されるとともに、
前記第2フェンダ(40)には、前記第1フェンダ(30)の前記第1フェンダ取付部(37)が臨む位置に車体側方へ延出する張出壁部(45)が設けられ、
この張出壁部(45)には第1フェンダ取付部(37)に対応した第2フェンダ取付部(47)が設けられ、
結合部材により、第2フェンダ取付部(47)と第1フェンダ取付部(37)を前後方向から結合することにより、前記第1フェンダ(30)と前記第2フェンダ(40)を結合した前記フロントフェンダ(17)を形成し、このフロントフェンダ(17)を前記フロントフォーク(14)へに取付けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は上記請求項1において、前記フロントフォーク(14)が前記フロントフェンダへ臨む位置に前記第2フェンダ(40)の第2フェンダ取付部(47)を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は上記請求項1又は2において、前記膨出部(38)の車幅方向内側に前記フロントフォーク(14)を取付ける前部フロントフォーク取付部(33・34)を設け、前記フロントフォーク(14)から車体側方へ延びる取付部(26a)と、締結部材(27a)で取付けたことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は上記請求項2又は3において、前記第2フェンダ(40)に後部フロントフォーク取付部(43)が設けられ、
前面視で前記後部フロントフォーク取付部(43)は、前記膨出部(38)と重複する位置に配置されていることを特徴とする。
前面視で前記後部フロントフォーク取付部(43)は、前記膨出部(38)と重複する位置に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は上記請求項1〜4のいずれか1項において、前記第1フェンダ(30)か前記第2フェンダ(40)のどちらか一方の上面に、連結端部から結合方向に突出した凸部(46)が構成され、
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周に爪部(46c)を設け、
他方の外周に前記爪部と対応した爪受け部(36c)を構成したことを特徴とする。
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周に爪部(46c)を設け、
他方の外周に前記爪部と対応した爪受け部(36c)を構成したことを特徴とする。
請求項6に記載した発明は上記請求項5において、前記凸部(46)を前記凹部(36)へ係合するとともに、この状態で前記凸部(46)の車体前後幅の範囲において、車幅方向の断面にて前面視で前記凹部(36)が前記凸部(46)より上方にあることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は上記請求項1〜6のいずれか1項において、前記フロントフェンダ(17)の側面視で、前記張出壁部(45)から後方の部分の上面は、前記張出壁部(45)から前方の部分の上面と比べて下方となるように構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は上記請求項1〜4のいずれか1項において、
前記第1フェンダ(30)か前記第2フェンダ(40)のどちらか一方の上面に、連結端部から結合方向に突出した凸部(46)が構成され、
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周にリブ(60)を設け、
このリブ(60)と他方の外周とを重複した状態で保持するための保持部(71・73・74)を、前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の下面に設けたことを特徴とする。
前記第1フェンダ(30)か前記第2フェンダ(40)のどちらか一方の上面に、連結端部から結合方向に突出した凸部(46)が構成され、
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周にリブ(60)を設け、
このリブ(60)と他方の外周とを重複した状態で保持するための保持部(71・73・74)を、前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の下面に設けたことを特徴とする。
請求項9に記載した発明は上記請求項1〜8のいずれか1項において、前記第1フェンダ(30)と第2フェンダ(40)は、互いに違う色に着色したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1フェンダ及び第2フェンダに分割可能に構成されている鞍乗り型車両のフロントフェンダにおいて、アンダーブラケットがフェンダ近傍になくとも、分割型フロントフェンダを車体前後方向で係合できる。
また、車体前後方向でフロントフェンダを係合しているため、フェンダの上下方向の幅を薄く抑えることができ、さらに係合孔は膨出部の内側に設けられているため、係合部を見せることなく外観性をよく保てることに加え、係合部を外部にさらさないため、飛び石などからフェンダ係合部を護ることができる。
また、車体前後方向でフロントフェンダを係合しているため、フェンダの上下方向の幅を薄く抑えることができ、さらに係合孔は膨出部の内側に設けられているため、係合部を見せることなく外観性をよく保てることに加え、係合部を外部にさらさないため、飛び石などからフェンダ係合部を護ることができる。
請求項2の発明によれば、第1フェンダと第2フェンダを係合し、フロントフォークに取付けた際、壁部に設けられた孔部はフロントフォークを臨む形となっているため、係合部材が車体外側から見えづらくなり、美的外観性に優れる。
また、飛び石などから係合部をフロントフォークで護ることができる。
また、飛び石などから係合部をフロントフォークで護ることができる。
請求項3の発明によれば、膨出部内にフロントフォーク取付部を設けることで、フロントフォーク取付部も飛び石などから護ることができるとともに、別にフロントフェンダ外側にフロントフォーク取付部を設けることと比べ、横幅を短く抑えることができる。
請求項4の発明によれば、前方に車両が走っていた状態などで、車体前方方向からの飛び石などがあった場合、膨出部で後部フロントフォーク取付部を護ることができる。
請求項5の発明によれば、分割したフェンダ一方に凸部、他方に凹部を設け、さらに爪部と爪受け部を設けることで、前後のフェンダを係合部材で係合する前に仮組みを行い、位置決めが容易にできる。
請求項6の発明によれば、前面視でフェンダの中央に位置する凸部を凹部より下方にすることで、通常上方へ膨らむフェンダ中央部を下げ、前方から見た面積を減らすことができるため、フェンダにかかる空気抵抗を減らすことができる。
請求項7の発明によれば、フロントフェンダ上面を流れる走行風が、壁部より後方で下方に弓なりとなるような段差で引き離され、後部フェンダへの空気抵抗を少なくすることができる。
請求項8の発明によれば、凸部と凹部のどちらか一方の外周にリブを設け、このリブと他方の外周とを重複するとともに、この重複した状態を保持部で保持したので、前後の第1フェンダと第2フェンダをより強固に固定することができる。
請求項9の発明によれば、第1フェンダと第2フェンダを互いに違う色に着色したので、第1フェンダと第2フェンダを結合一体化すると、塗装せずに低コストでデザイン性に優れた複合色のフロントフェンダを容易に得ることができる。しかも、色の組み合わせを自由にできるので、デザインの自由度が大きくなる。
以下、第1実施例を説明する。なお、以下の説明において使用する上下・左右・前後等の各方向は車両を基準とする。必要により図面中において、上方をUp、前方をFr、車両の左側をLH、右側をRHとして矢示する。
図1は自動2輪車の右側面図である。この自動2輪車は、車体フレーム10の前端部に設けられたヘッドパイプ11へトップブリッジ12及びボトムブリッジ13を介してフロントフォーク14を回動自在に支持し、その下端に前輪15を支持し、ヘッドパイプ11に固定されたハンドル16により前輪15を操舵する。
前輪15の上部は、フロントフェンダ17により覆われる。フロントフェンダ17はフロントフォーク14に支持される。18はヘッドライト、19はヘッドライトカバー、20はフロントカウル、21はエンジン、22はシート、23はリヤスイングアーム、24は後輪である。
前輪15の上部は、フロントフェンダ17により覆われる。フロントフェンダ17はフロントフォーク14に支持される。18はヘッドライト、19はヘッドライトカバー、20はフロントカウル、21はエンジン、22はシート、23はリヤスイングアーム、24は後輪である。
図2は、フロントフェンダ17を車体斜め前方より示す斜視図、図3は正面図である。
フロントフォーク14は左右一対で設けられ、それぞれはインナーチューブ25とボトムチューブ(アウターチューブ)26からなる伸縮式である。
フロントフォーク14は左右一対で設けられ、それぞれはインナーチューブ25とボトムチューブ(アウターチューブ)26からなる伸縮式である。
フロントフェンダ17は、左右のフロントフォーク14間に配置されてフロントフォーク14に支持され、後述するように前後分割型であり、本実施例では前半部側の第1フェンダ30と、後半部側となる第2フェンダ40とに前後方向へ2分割されている。
第1フェンダ30は、ボトムチューブ26の上端部近傍から前方へ張り出して、前輪15の上部を前方から頂部まで覆う上部31と、その左右へ垂下する側部32からなる正面視略門型をなしている(図3参照)。
図3に示すように、側部32は、ボトムチューブ26の前面に沿って上下方向に延び、第1取付部33及び第2取付部34にて、ボトムチューブ26の前面上下へ締結されている。図中の符号CLは車体中心線であり、車体中心を示す。
ボトムチューブ26は前方を側部32により覆われるが、側面が側部32よりも若干外方へ出ている(図3参照)。第2フェンダ40は正面視でボトムチューブ26より内側に位置する。
ボトムチューブ26は前方を側部32により覆われるが、側面が側部32よりも若干外方へ出ている(図3参照)。第2フェンダ40は正面視でボトムチューブ26より内側に位置する。
上部31と側部32の接続部35は外側方へ膨出した膨出部38の一部をなす。接続部35は、図5及び図7にも示すように、前傾して前方へ延びる段差部35aと前傾しつつ側方へ傾斜する側方傾斜部35bを備える。また、図5に示すように、側部32の前縁部32bは前輪15へ向かって内側へ曲がって延びている。膨出部38は、これら接続部35及び前縁部32bを含む側部32からなる、上部31より側方へ張り出した部分の総称である。
なお、フロントカウル20の前端部は、フロントフォーク14の側方へ張り出して側面視で重なり(図1参照)、フロントフェンダ17は正面視で左右のフロントカウル20の前端部間に位置する。
なお、フロントカウル20の前端部は、フロントフォーク14の側方へ張り出して側面視で重なり(図1参照)、フロントフェンダ17は正面視で左右のフロントカウル20の前端部間に位置する。
図4に示すように、側部32は上下2か所の取付部33、34にて、ボトムチューブ26の上下から前方へ突出するステー26a、26bに対してボルト27a、27bにて締結されている。
第2フェンダ40は、第1フェンダ30より一段低くなってフロントフォーク14から後方へ延出して、エンジン21の前方まで延び(図1参照)、前輪15の頂部から後方を覆う。
第2フェンダ40は、ボトムチューブ26の上部から後方へ突出するステー26cに対して、ボルト27cにて締結されている。
第2フェンダ40は、第1フェンダ30より一段低くなってフロントフォーク14から後方へ延出して、エンジン21の前方まで延び(図1参照)、前輪15の頂部から後方を覆う。
第2フェンダ40は、ボトムチューブ26の上部から後方へ突出するステー26cに対して、ボルト27cにて締結されている。
第1フェンダ30の上部31において、その後端31aに接続する側部32の後端縁上部32aは、ボトムチューブ26及びインナーチューブ25の前方にあり、第1フェンダ30全体がフロントフォーク14より前方に位置する。
第2フェンダ40は、前輪15の上部を覆う本体部41を備え、その前端部は、フロントフォーク14とその内側で交差して前方へ延出し、後端縁上部32aに当接している。
第2フェンダ40は、前輪15の上部を覆う本体部41を備え、その前端部は、フロントフォーク14とその内側で交差して前方へ延出し、後端縁上部32aに当接している。
図5に示すように、フロントフェンダ17は前後方向にて第1フェンダ30と第2フェンダ40が接続一体化している。第1フェンダ30は膨出部38(接続部35及び側部32)が側方へ張り出してフロントフォーク14の前方を覆う。第2フェンダ40はフロントフォーク14より内側に配置されている。上部31の頂点側に形成された凹部36は、本体部41から連続して前方へ舌片状に延出する凸部46で覆われている。凹部36と凸部46は、第1フェンダ30と第2フェンダ40の接続に用いられる接続用凹部及び接続用凸部として各頂部に設けられている。
図6に示すように、第1フェンダ30と第2フェンダ40の前後接続部は、フロントフォーク14と重なる部分に形成され、第2フェンダ取付部47及び第1フェンダ取付部37は、接続部35の内側に位置する。
フロントフェンダ17の頂部は、凸部46及び頂部背面41bが下方へ凹む凹部をなしている。
また、第2フェンダ40の上面は、張出壁部45より後方が、頂部背面41bにより下方へ弓なり状の段差になっている。このためフロントフェンダ17の上面を流れる走行風が、張出壁部45より後方で段差により引き離されるようになる。
フロントフェンダ17の頂部は、凸部46及び頂部背面41bが下方へ凹む凹部をなしている。
また、第2フェンダ40の上面は、張出壁部45より後方が、頂部背面41bにより下方へ弓なり状の段差になっている。このためフロントフェンダ17の上面を流れる走行風が、張出壁部45より後方で段差により引き離されるようになる。
図7は、第1フェンダ30の横断面を示す。凸部46は下方へ凸の略V字状断面をなし、中央部が最も低くなっている。周縁部46aは前縁部36a、側縁部36bの上に重なり、爪46cが爪受け部36cに係合し、係合突部46eが係止穴36eに係合している。
側部32は下方側が外方へ広がるように下方へ延出し、ボトムチューブ(アウターチューブ)26の外側近傍まで延びている。本体部41は左右のボトムチューブ(アウターチューブ)26の内側に配置されている。
側部32は下方側が外方へ広がるように下方へ延出し、ボトムチューブ(アウターチューブ)26の外側近傍まで延びている。本体部41は左右のボトムチューブ(アウターチューブ)26の内側に配置されている。
さらに、凸部46を凹部36に重ねた状態において、凸部46が略V字状をなして凹部36内へ入り込んでいるので、凸部46よりも凹部36の周縁部の方が高くなっている。但し、この現象は、側面視で凸部46と凹部36が重複している範囲内において生じる(図6参照)。
図8は、図4の8−8線に沿う断面に相当し、第1フェンダ取付部37と第2フェンダ取付部47の結合部断面を示す。側部42の前部はボトムチューブ(アウターチューブ)26の内側を通って前方へ延び、第2フェンダ取付部47が接続部35の内側へ入り、ここで第1フェンダ取付部37とタッピングスクリュー50で締結される。
この結合部は、タッピングスクリュー50を含めて接続部35の内側になり、外観されなくなる。また、タッピングスクリュー50の後方にはボトムチューブ(アウターチューブ)26が位置し、この部分がボトムチューブ(アウターチューブ)26で保護される。
この結合部は、タッピングスクリュー50を含めて接続部35の内側になり、外観されなくなる。また、タッピングスクリュー50の後方にはボトムチューブ(アウターチューブ)26が位置し、この部分がボトムチューブ(アウターチューブ)26で保護される。
図9は、図4の9−9線に沿う断面に相当し、ボトムチューブ(アウターチューブ)26と第1フェンダ30及び第2フェンダ40の締結部断面を示す。第1取付部33は、前部フロントフォーク取付部に相当し、ボトムチューブ(アウターチューブ)26から前方へ突出するステー26aへ外側から重ねられ、外方よりボルト27aにより締結される。
ボス43は、ボトムチューブ(アウターチューブ)26から後方へ突出するステー26cの内側へ重ねられ、外側からボルト27cにより、ボス43の内側へ設けられたナット43aへ締結される。
ボス43は、ボトムチューブ(アウターチューブ)26から後方へ突出するステー26cの内側へ重ねられ、外側からボルト27cにより、ボス43の内側へ設けられたナット43aへ締結される。
ボス43は、後部フロントフォーク取付部に相当し、前面視で側部32及び接続部35からなる膨出部38と重複する位置に配置されている。このように、フロントフェンダ17とフロントフォーク14との連結部が膨出部38の内側に位置することになる。なお、第2取付部34も同様である。
次に、フロントフェンダ17の詳細を説明する。
図10は、Aに第1フェンダ30の斜め前方から示す斜視図、Bに第2フェンダ40の斜め後方から示す斜視図を示す。
第1フェンダ30は適当な合成樹脂で成形され、上部31が左右の側部32の各上部を連結し、一体的に形成される。上部31の後半側には凹部36が形成されている。取付部33、34は内方へ突出するボスとなっている。
図10は、Aに第1フェンダ30の斜め前方から示す斜視図、Bに第2フェンダ40の斜め後方から示す斜視図を示す。
第1フェンダ30は適当な合成樹脂で成形され、上部31が左右の側部32の各上部を連結し、一体的に形成される。上部31の後半側には凹部36が形成されている。取付部33、34は内方へ突出するボスとなっている。
第2フェンダ40は、略水平に前方へ延出する凸部46と後方斜め下がりの湾曲面をなす本体部41とが連続して一体に、適当な合成樹脂で成形されている。この合成樹脂は、第1フェンダ30と同じものでも異なるものでもよい。異なる場合は、材質や物性値を異にしたり、色を変えたりすることができる。
凸部46と本体部41の接続部からは左右に張り出す、張出壁部45が設けられ、ここに第2フェンダ取付部47が形成されている。張出壁部45の前端部における輪郭は接続線42aをなす。接続線42aは、張出壁部45を第1フェンダ30と接続したときに表れる境界線である。
本体部41は左右方向断面が略半円状をなし、中央から左右へ回り込み、この回り込み部分が側部42をなす。
左右の側部42のうち、張出壁部45に近い部分に側方へ突出するボス43,44が設けられている。本体部41の張出壁部45近傍部分は本体上面凹部41aになっている。
本体部41は左右方向断面が略半円状をなし、中央から左右へ回り込み、この回り込み部分が側部42をなす。
左右の側部42のうち、張出壁部45に近い部分に側方へ突出するボス43,44が設けられている。本体部41の張出壁部45近傍部分は本体上面凹部41aになっている。
図11は、Aに第1フェンダ30の平面図、Bに第2フェンダ40の平面図を示す。
Aに示すように、凹部36は、上部31の後端部から前方へ向かって略U字状に切り欠かれた形状をなす。
凹部36の周縁部は、凹部36に臨んで内方へ張り出して、凸部46を下方から受けるように形成され、前縁部36a及び側縁部36bからなる。
Aに示すように、凹部36は、上部31の後端部から前方へ向かって略U字状に切り欠かれた形状をなす。
凹部36の周縁部は、凹部36に臨んで内方へ張り出して、凸部46を下方から受けるように形成され、前縁部36a及び側縁部36bからなる。
前縁部36aの前部左右は部分的に切り欠かれて凹部となった爪受け部36cをなす。左右の側縁部36bの後端部は、内方へ張り出すボス36dをなし、ここに係止穴36eが形成されている。
上部31の前縁部36a及び側縁部36bに連続する部分は、下方へ向かって傾斜するテーパー面の縁部31bになっている。
上部31の前縁部36a及び側縁部36bに連続する部分は、下方へ向かって傾斜するテーパー面の縁部31bになっている。
Bに示すように、第2フェンダ40は、凸部46が凹部36を覆う形状をなし、その周縁部46aは、前縁部36a及び側縁部36bに重なるようになっている。
周縁部46aの前端部左右には、爪受け部36cへ係合する爪46cが前方へ突出して形成されている。
周縁部46aの前端部左右には、爪受け部36cへ係合する爪46cが前方へ突出して形成されている。
凸部46の左右幅は、本体部41の左右幅より狭く、張出壁部45は凸部46より側方へ張り出し、本体部41よりもさらに外側方へ突出している。
ボス43とボス44は前後方向の位置が異なり、左側のボス43が右側のボス44より若干前方に位置する。
ボス43とボス44は前後方向の位置が異なり、左側のボス43が右側のボス44より若干前方に位置する。
図12は、Aに第1フェンダ30の側面図、Bに第2フェンダ40の側面図を示す。
Aにおいて、第1フェンダ取付部37は、上部31の後端部内側へ後方斜め下がりに形成され、後端部は側部32の後縁部32a近傍になっている。凹部36は上部31の上面よりも低い位置に形成されている。
Aにおいて、第1フェンダ取付部37は、上部31の後端部内側へ後方斜め下がりに形成され、後端部は側部32の後縁部32a近傍になっている。凹部36は上部31の上面よりも低い位置に形成されている。
Bに示すように、周縁部46aの後端部左右で接続線42aの上端部近傍位置に、下方へ突出する係合突部46eが形成され、係止穴36eへ係合するようになっている。第2フェンダ取付部47は張出壁部45の下端から後傾して前方へ突出し、第1フェンダ取付部37の後端面へ当接するようになっている。
本体部41の頂部背面41bは、下方へ凸に湾曲して本体上面凹部41aへ連続する曲面になっている。
ボス43及びボス44には、ボルト通し穴43a、44aが設けられている。
ボス43及びボス44には、ボルト通し穴43a、44aが設けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、図10〜12を参照してフロントフェンダ17の組立及びフロントフォーク14への取付けを説明する。
第2フェンダ40の凸部46を第1フェンダ30の凹部36へ重ね、爪46cを爪受け部36cへ差し込み、係合突部46eを係止穴36eへ差し込むと、第1フェンダ30と第2フェンダ40がこれらの部分で係合し、仮組みされる。
第2フェンダ40の凸部46を第1フェンダ30の凹部36へ重ね、爪46cを爪受け部36cへ差し込み、係合突部46eを係止穴36eへ差し込むと、第1フェンダ30と第2フェンダ40がこれらの部分で係合し、仮組みされる。
このとき、第1フェンダ取付部37の後端が第2フェンダ取付部47の前面へ当接する。そこで、後方より斜め上に向けてタッピングスクリュー等で結合すると、第1フェンダ30と第2フェンダ40が一体化されて、一つのフロントフェンダ17となる。また、第1フェンダ30の凹部36には第2フェンダ40の凸部46が密に嵌合し、凹部36を閉じることができる。この組み立て作業は、前輪15から取り外した状態で、前輪15から離れた都合のよい場所で行うことができる。
その後、このフロントフェンダ17を前輪15の上方へ配置してフロントフォーク14へ取り付ける。まずフロントフェンダ17を前輪15の上方かつフロントフォーク14の前方に置き、第2フェンダ40の後端側からフロントフォーク14の間へ入れる。すると、第2フェンダ40の幅が、フロントフォーク14間の間隔よりも狭いので、第2フェンダ40はフロントフォーク14の間を通って後方へでることができる。
やがて、第1フェンダ30の後端がフロントフォーク14の近傍になると、フロントフォーク14間への差し込みが終了し、第1フェンダ30の第1取付部33がボトムチューブ26から前方へ延出するステー26aの上へ重なり、第2フェンダ40のボス43がボトムチューブ26から後方へ延出するステー26cの下へ重なり、図9の状態となる。
そこで、第1フェンダ30と第2フェンダ40をボトムチューブ26の各ステー26a及び26cへボルト27a及び27cの締結により取付ける。この締結作業はフロントフェンダ17の側方からおこなうことができる。
フロントフェンダ17の取り外し及び分解は逆手順となる。
フロントフェンダ17の取り外し及び分解は逆手順となる。
このように、本願発明はフロントフェンダ17の取付に際して、従来例のようなアンダーブラケットを必要としない。したがって、第1フェンダ30と第2フェンダ40に分割可能に構成されているフロントフェンダの車体取付における自由度が高くなる。
また、車体前後方向で第1フェンダ30と第2フェンダ40を結合しているため、フロントフェンダの上下方向の幅を薄く抑えることができる。
また、車体前後方向で第1フェンダ30と第2フェンダ40を結合しているため、フロントフェンダの上下方向の幅を薄く抑えることができる。
そのうえ、結合部である第2フェンダ取付部47及び第1フェンダ取付部37は、膨出部38の内側に位置するため、結合合部を露出させず外観性を良好に保つことができる。
また、結合部を外部へ露出させないため、飛び石などから結合部を保護することができる。
また、結合部を外部へ露出させないため、飛び石などから結合部を保護することができる。
さらに、第1フェンダ30及び第2フェンダ40を結合してからフロントフォーク14へ取付けると、膨出部38の開口部にフロントフォーク14が臨むようになるため、結合部材が車体外側から見えづらくなり、美的外観性に優れることになる。また、飛び石などから結合部をフロントフォークで護ることができる。
そのうえ、図8及び図9に示すように、膨出部38内にフロントフォーク取付部であるステー26a及び26cを配置するので、フロントフォーク取付部も飛び石などから護ることができるとともに、別にフロントフェンダ外側にフロントフォーク取付部を設けることと比べ、横幅を短く抑えることができる。
しかも、前方に車両が走っていた状態などで、車体前方方向からの飛び石などがあった場合、膨出部38でフロントフォーク取付部を護ることができる。
また、分割したフロントフェンダの一方である第2フェンダ40に凸部46と爪部46cを設け、他方である第1フェンダ30に凹部36と爪受け部36cを設けたので、第1フェンダ30と第2フェンダ40を結合する前に仮組みを行うことにより、て位置決めが容易になる。
さらに、正面視でフロントフェンダ17の中央を下方へ窪む凹部とすることで、通常上方へ膨らむフロントフェンダ中央部を下げ、前方から見た面積を減らすことができるため、フロントフェンダ17にかかる空気抵抗を減らすことができる。
そのうえ、フロントフェンダ17の上面を流れる走行風が、張出壁部45より後方で下方に弓なりとなるような段差で引き離されるので、第2フェンダ40への空気抵抗を少なくすることができる。
次に、図13〜図15により第2実施例を説明する。なお、本実施例は前実施例に対して部分的に変更したものであるため、共通部分には共通符号を使用し、できるだけ重複説明は省略する。
図13は図11に相当し、Aに第1フェンダ30の平面図、Bに第2フェンダ40の平面図を示す。Aに示すように、第1フェンダ30は、前実施例と同様の凹部36を備える。この凹部36の周縁部は、前縁部36a及び側縁部36bが連続して形成されるている。前縁部36aの前方部分は、凹部36側へ傾斜する略V字状の傾斜部70をなし、その下面で車体中心線CL上に第1保持部71が一体に形成されている。前縁部36aから側縁部36bへ移行する左右の屈曲部36f近傍部における下面に第2保持部72が一体に形成されている。さらに、左右の側縁部36bの後端部近傍における下面に第3保持部73が一体に形成されている。
図14に示すように、第1保持部71は、傾斜部70の下面で最も前方となる位置にて下方へ突出形成された嵌合突起である。
第2保持部72は略L字状をなし、下面から下方へ突出した後、先端部72aが凹部36の中心側である内側へ向かって突出している。
第3保持部73は第2保持部72と同様の略L字状をなし、下面から下方へ突出した後、先端部73aが内側へ向かって突出している。なお、図14は、凹部36をその周縁部近傍部の下面が見えるように後方から示した図である。
第2保持部72は略L字状をなし、下面から下方へ突出した後、先端部72aが凹部36の中心側である内側へ向かって突出している。
第3保持部73は第2保持部72と同様の略L字状をなし、下面から下方へ突出した後、先端部73aが内側へ向かって突出している。なお、図14は、凹部36をその周縁部近傍部の下面が見えるように後方から示した図である。
再び、図13のBにおいて、第2フェンダ40は、前実施例と同様の凸部46を備える。但し、この凸部46は周囲にフランジ60が一体に形成されている。このフランジ60は第1フェンダ30における凹部36の前縁部36a及び側縁部36b並びに屈曲部36fの各下方へ重なるようになっている。その前部は、第1フェンダ30における傾斜部70の下側に重なり、特に前端部は車体中心線CL上にて前方へ突出して、第1保持部71の下に重なる第1受け部61をなし、ここに第1保持部71の嵌合突部が嵌合するための嵌合穴64が貫通形成されている。また、左右のフランジ60下面で、第2保持部72及び第3保持部73に対応する位置には第2受け部62及び第3受け部63が設けられている。
図15に示すように、第1保持部71は平板状の突部であるが、嵌合穴64の近傍には、小さな略円弧状リブ65により補強されている。
第2受け部62は、下方へ一体に突出形成された立て壁部66により形成され、前方及び外側へ開放された略L字状の凹部をなしている。フランジ60の一部は、この凹部の上を覆うように張り出す張り出し部60aになっている。立て壁部66も第2受け部62及びその近傍のフランジ60を強化する一種のリブになっている。
第2受け部62は、下方へ一体に突出形成された立て壁部66により形成され、前方及び外側へ開放された略L字状の凹部をなしている。フランジ60の一部は、この凹部の上を覆うように張り出す張り出し部60aになっている。立て壁部66も第2受け部62及びその近傍のフランジ60を強化する一種のリブになっている。
第3受け部63は、フランジ60の左右部分における第2受け部62近傍かつその後方部下面と張出壁部45を前後方向に結ぶ比較的大きなメインリブ67と、張出壁部45の近傍かつ前方にてこのメインリブ67の後部側面とフランジ60の下面とを車幅方向へ連結するサブリブ68の間に形成された、前方及び外側へ開放され凹部である。フランジ60の一部がこの凹部の上を覆うように張り出す張り出し部60bになっている。
なお、フランジ60は、これらメインリブ67やサブリブ68等で補強されているが、フランジ60自体も、凸部46の周囲を囲んでこれを補強するリブとなっている。
なお、フランジ60は、これらメインリブ67やサブリブ68等で補強されているが、フランジ60自体も、凸部46の周囲を囲んでこれを補強するリブとなっている。
次に、このフロントフェンダの組立を説明する。第1フェンダ30の後部へ第2フェンダ40の前部を接近させ、凸部46を凹部36へ重ねる。さらに、凸部46のフランジ60を凹部36の前縁部36a及び側縁部36bの下側へ重ね、凸部46を前方へ押し込む。すると、第1保持部71の下に第1受け部61が位置し、第2保持部72は第2受け部62の凹部内へ入り、第3保持部73が第3受け部63の凹部へ入る。
そこで、第1保持部71の嵌合突起を第1受け部61の嵌合穴64へ嵌合すると、傾斜部70とフランジ60の前端部が係合される。
そこで、第1保持部71の嵌合突起を第1受け部61の嵌合穴64へ嵌合すると、傾斜部70とフランジ60の前端部が係合される。
また、第2保持部72は、第2受け部62にて、先端部72aが屈曲部36fとの間にフランジ60の張り出し部60aを挟持する。同様に、第3保持部73は、第3受け部63にて、先端部73aが側縁部36bとの間にフランジ60の張り出し部60bを挟持する。
これにより、前後の第1フェンダ30と第2フェンダ40が仮組み立てされるので、その後、第1フェンダ取付部37と第2フェンダ取付部47を締結して連結一体化すると、フロントフェンダが組み立てられる。
これにより、前後の第1フェンダ30と第2フェンダ40が仮組み立てされるので、その後、第1フェンダ取付部37と第2フェンダ取付部47を締結して連結一体化すると、フロントフェンダが組み立てられる。
このようにすると、凸部46の外周にリブであるフランジ60を設け、このリブと凹部36の外周となる前縁部36a及び側縁部36b並びに屈曲部36fを重ね合わせて重複させるとともに、この重複した状態を第1〜第3保持部71〜73で保持したので、前後の第1フェンダ30と第2フェンダ40をより強固に固定することができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。
例えば、フロントフォークは左右一対のものでも片持ち式のもであってもよい。
また、第1フェンダと第2フェンダの前後配置を逆にすることもできる。さらに、凸部46と凹部36の形成を逆にして、凸部46を第1フェンダへ設け、凹部36を第2フェンダへ設けてもよい。
さらに、第2実施例におけるリブ(フランジ60)も、凸部46又は凹部36の外周部いずれか側へ設けることができ、第1〜第3保持部71〜73も凸部46又は凹部36の外周部いずれか側へ設けることができる。
また、第1フェンダ30と第2フェンダ40との結合は、ネジやボルトによる締結に限定されず、クリップなど種々な結合形式及び結合部材を用いた結合が可能である。
さらに、本願発明を適用する車両は自動2輪車に限らず、フロントフェンダを設けた鞍乗り型車両ならばどのような車両も対象になる。
例えば、フロントフォークは左右一対のものでも片持ち式のもであってもよい。
また、第1フェンダと第2フェンダの前後配置を逆にすることもできる。さらに、凸部46と凹部36の形成を逆にして、凸部46を第1フェンダへ設け、凹部36を第2フェンダへ設けてもよい。
さらに、第2実施例におけるリブ(フランジ60)も、凸部46又は凹部36の外周部いずれか側へ設けることができ、第1〜第3保持部71〜73も凸部46又は凹部36の外周部いずれか側へ設けることができる。
また、第1フェンダ30と第2フェンダ40との結合は、ネジやボルトによる締結に限定されず、クリップなど種々な結合形式及び結合部材を用いた結合が可能である。
さらに、本願発明を適用する車両は自動2輪車に限らず、フロントフェンダを設けた鞍乗り型車両ならばどのような車両も対象になる。
14:フロントフォーク、17:フロントフェンダ、30:第1フェンダ、40:第2フェンダ、35:接続部、37:第1フェンダ取付部、38:膨出部、45:張出壁部、47:第2フェンダ取付部
Claims (9)
- 前輪と前記前輪の車軸を支持するフロントフォーク(14)と、
前記車輪の上方で前記フロントフォークに取付けられるフロントフェンダ(17)を備え、
このフロントフェンダ(17)が第1フェンダ(30)及び第2フェンダ(40)に分割可能に構成されている鞍乗り型車両のフロントフェンダにおいて、
前記第1フェンダ(30)には車幅方向外側へ膨出する膨出部(38)が設けられ、
前記第1フェンダ(30)の左右端部に車体略後方へ向いた第1フェンダ取付部(37)が設けられ、
この第1フェンダ取付部(37)は前記膨出部(38)の車体内側方向に配置されるとともに、
前記第2フェンダ(40)には、前記第1フェンダ(30)の前記第1フェンダ取付部(37)が臨む位置に車体側方へ延出する張出壁部(45)が設けられ、
この張出壁部(45)には第1フェンダ取付部(37)に対応した第2フェンダ取付部(47)が設けられ、
結合部材により、第2フェンダ取付部(47)と第1フェンダ取付部(37)を前後方向から結合することにより、前記第1フェンダ(30)と前記第2フェンダ(40)を結合した前記フロントフェンダ(17)を形成し、このフロントフェンダ(17)を前記フロントフォーク(14)へに取付けたことを特徴とする鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。 - 前記フロントフォーク(14)が前記フロントフェンダへ臨む位置に前記第2フェンダ(40)の第2フェンダ取付部(47)を設けたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。
- 前記膨出部(38)の車幅方向内側に前記フロントフォーク(14)を取付ける前部フロントフォーク取付部(33・34)を設け、前記フロントフォーク(14)から車体側方へ延びる取付部(26a)と、締結部材(27a)で取付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。
- 前記第2フェンダ(40)に後部フロントフォーク取付部(43)が設けられ、
前面視で前記後部フロントフォーク取付部(43)は、前記膨出部(38)と重複する位置に配置されていることを特徴とする請求項2又は3記載の鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。 - 前記第1フェンダ(30)か前記第2フェンダ(40)のどちらか一方の上面に、連結端部から結合方向に突出した凸部(46)が構成され、
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周に爪部(46c)を設け、
他方の外周に前記爪部と対応した爪受け部(36c)を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。 - 前記凸部(46)を前記凹部(36)へ係合するとともに、この状態で前記凸部(46)の車体前後幅の範囲において、車幅方向の断面にて前面視で、前記凹部(36)が前記凸部(46)より上方にあることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。
- 前記フロントフェンダ(17)の側面視で、前記張出壁部(45)から後方の部分の上面は、前記張出壁部(45)から前方の部分の上面と比べて下方となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。
- 前記第1フェンダ(30)か前記第2フェンダ(40)のどちらか一方の上面に、連結端部から結合方向に突出した凸部(46)が構成され、
他方の上面に前記凸部(46)に対応した凹部(36)が設けられ、
前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の外周にリブ(60)を設け、
このリブ(60)と他方の外周とを重複した状態で保持するための保持部(71・73・74)を、前記凸部(46)と前記凹部(36)のどちらか一方の下面に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。 - 前記第1フェンダ(30)と第2フェンダ(40)は、互いに違う色に着色したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のフロントフェンダ構造。
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