JP6166298B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
鞍乗り型車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6166298B2 JP6166298B2 JP2015057058A JP2015057058A JP6166298B2 JP 6166298 B2 JP6166298 B2 JP 6166298B2 JP 2015057058 A JP2015057058 A JP 2015057058A JP 2015057058 A JP2015057058 A JP 2015057058A JP 6166298 B2 JP6166298 B2 JP 6166298B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover member
- cover
- side cover
- type vehicle
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/10—Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K11/00—Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
- B62K11/02—Frames
- B62K11/04—Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K17/00—Cycles not otherwise provided for
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K19/00—Cycle frames
- B62K19/48—Fairings forming part of frame
Description
本発明の目的は、簡易な構成にて組み付け性及び外観性を向上させることが可能なサイドカバーを有する鞍乗り型車両を提供することにある。
また、上記構成において、前記他方のカバー部材(88)は、車体に対する取付け部(89d)を有するとともに、前記他方のカバー部材(88)の前記取付け部(89d)は、前記保持部(63a)に対して前記一方のカバー部材(78)及び前記他方のカバー部材(88)の長手方向一端部側に設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記接合部(63c)は、シート(17)とステップ(87)とを結ぶ仮想線(190)よりも車体後方に設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記保持部(63a)は、車両後方に向かうに従い、上面視で幅広に構成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記一方のカバー部材(78)は、導風口(78m)を有するとともに、前記導風口(78m)と連通する車体内部には、エアクリーナエレメント(167)が設けられ、前記導風口(78m)は、前記エアクリーナエレメント(167)の後方に指向しても良い。
従って、簡易な構造で組付け性を向上させながら、一方のカバー部材と他方のカバー部材とをより高い精度で組み付けることができる。これにより、一方のカバー部材と他方のカバー部材との隙間が出来にくくなり、外観性を向上させることができる。
また、他方のカバー部材は、車体に対する取付け部を有するとともに、他方のカバー部材の取付け部は、保持部の近傍に設けられるので、サイドカバーを車体に取付ける力を利用して、サイドカバーの保持部を車体側へ押し付けることができ、一方のカバー部材を保持する保持力を高めることができる。
また、接合部は、シートとステップとを結ぶ仮想線の近傍に設けられるので、サイドカバーにおける運転者の脚部が接触する部位の接合強度を向上させることができる。
また、保持部は、車両後方に向かうに従い、上面視で幅広に構成されるので、車両後方に向かうに従い、保持部の断面係数が高まるため、固定部から離間するに従い低下する保持力を補うことができる。
また、一方のカバー部材は、導風口を有するとともに、導風口と連通する車体内部には、エアクリーナエレメントが設けられ、導風口は、エアクリーナエレメントの後方に指向しているので、導風口から取り込まれるエアに混在している泥水や土埃等がエアクリーナエレメントに掛かるのを抑制できるとともに、エアクリーナエレメントの後方へエアを供給することでエアクリーナの吸引効率を向上させることができる。
図1は、本発明に係る自動二輪車10を示す右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の後部下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に支持されたシート17とを備える。このように、自動二輪車10は、運転者がシート17に跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートフレーム24、ダウンフレーム26、左右一対のロアフレーム27、左右一対のサブフレーム28を備える。
シートフレーム24は、左右のセンターフレーム23の上端部からそれぞれ後方斜め上方に延びてシート17を支持している。ダウンフレーム26は、ヘッドパイプ21の下部から略下方に延びている。左右のロアフレーム27は、ダウンフレーム26の下端部から左右下方にそれぞれ延び、更に後方に延びて左右のセンターフレーム23の下端部にそれぞれ接続されている。サブフレーム28は、左右のセンターフレーム23の上部から左右のシートフレーム24の下方をそれぞれ後方斜め上方に延び、シートフレーム24の後部に接続されている。
上記の左右のセンターフレーム23、ダウンフレーム26及び左右のロアフレーム27にはエンジン35が支持されている。
エンジン35は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から上方に延びるシリンダ部42とを備える。
クランクケース41の後部には、変速機44が一体的に設けられている。
シリンダ部42は、シリンダヘッド53を備え、シリンダヘッド53の後部に吸気装置54(図2参照)が接続され、前部に排気装置55が接続されている。排気装置55は、シリンダヘッド53に接続された排気管57と、排気管57の後端部に接続されたマフラ58とを備える。
車体フレーム11は、車体カバー62で覆われている。車体カバー62は、メインフレーム22、ダウンフレーム26を側方から覆う左右一対のシュラウド66と、シートフレーム24、サブフレーム28を側方から覆う左右一対のサイドカバー63とを備える。
なお、図中の符号49は変速機44から後輪16に動力を伝達するチェーン、65は前輪13を上方から覆うフロントフェンダ、67は後輪16を上方から覆うリヤフェンダ、87は運転者用ステップ、101はブレーキペダルである。
サイドカバー63は、上部を構成する上サイドカバー78と、下部を構成する下サイドカバー88とからなり、上サイドカバー78と下サイドカバー88とは上下に隣り合う部品である。なお、符号141,142,143は、サイドカバー63をシートフレーム24、サブフレーム28等に固定するボルトである。
上サイドカバー78は、センターフレーム23、シートフレーム24及びサブフレーム28で囲まれる三角形状の空間145を、シートフレーム24及びサブフレーム28と共に側方から覆う略三角形状の樹脂部品である。
下サイドカバー88は、前端及び後端が尖った形状を成し、センターフレーム23よりも後方に配置されたマフラ58を側方から覆う樹脂部品である。
なお、符号72はシリンダヘッド53の上部の開口を覆うヘッドカバーであり、シリンダ部42の一部を構成する。符号76はシリンダ部42を支持するエンジンハンガ、116はブレーキペダル101の操作により液圧を発生させるマスターシリンダである。
サイドカバー63の上サイドカバー78は、シート17の側縁に沿って前後方向に延びている。下サイドカバー88は、車両後方に向かうにつれて次第に車幅方向外側に広がるように形成され、下サイドカバー88の後端部は、上サイドカバー78の後端部よりも後方まで延びるとともに上サイドカバー78から次第に離れ、シート17の後端部と前後方向で略同位置まで延びている。
左右の下サイドカバー88,88のそれぞれの前部における車幅方向の幅Wは、左右の下サイドカバー88,88のそれぞれの後部よりも狭くなっているので、シート17に座った運転者の足の邪魔になることはない。
上サイドカバー78は、シュラウド側上縁部78a、シート側上縁部78b、中間部凹部78c、前側下縁部78d、下方突出部78e、後部下縁部78f、ボルト挿通穴78g,78hを備える。
シュラウド側上縁部78aは、シュラウド66(図2参照)の後端部に嵌合される部分である。シート側上縁部78bは、シート17(図2参照)の下縁部の内側に挿入される部分である。中間部凹部78cは、上サイドカバー78の前後方向の中間部に形成された略三角形状の部分であり、中間部凹部78cの後部には、車体内方へ空気を導く導風口78mが形成されている。
ボルト挿通穴78g,78hは、上サイドカバー78をシートフレーム24(図2参照)及びサブフレーム28(図2参照)に固定するボルト141,143(図2参照)を通す部分である。ボルト挿通穴78g,78hの縁部には、ボルト141,143の頭部が配置される凹部78j,78kが形成されている。
ボルト挿通穴78g及び凹部78jは、上カバー接合部78uを構成する。また、ボルト挿通穴78h及び凹部78kは、上カバー取付け部78vを構成する。
上サイドカバー78の前側下縁部78dは、上サイドカバー78の前縁78nの下端から後方斜め上方に向けて緩やかに且つ上方に凸となるように湾曲しながら延びている。
前側下縁部78dには、前縁78nから離間した位置、即ちボルト挿通穴78gの近傍から下方突出部78eの前端まで延びる車体内方に突出する突条部78p(図9(D)も参照)が一体に形成されている。
下方突出部78eには、前側下縁部78dの延長線上に、車体内方に窪んだ後部溝部78qが後方斜め上方に略直線状に延びるように形成されている。
前側下縁部78dの後端部と、下方突出部78eの上端とは、上カバー隅部78tを形成する。
上サイドカバー78の中間部凹部78cの周縁から後端部に亘って、稜線78wが形成されている。稜線78wは、凹部78kによって前後に分離されている。
なお、符号78r,78sは上サイドカバー78をシートフレーム24(図2参照)、サブフレーム28(図2参照)にそれぞれ係止するために鉤状に形成された係止部である。
下サイドカバー88は、上縁部88a、前端突出部88b、ボルト挿通穴88c、複数のラバー取付け部88w,88wを備える。
上縁部88aは、上サイドカバー78(図4参照)の下縁に嵌合される部分であり、前部を構成する上縁部前部88fと、後部を構成する上縁部後部88gとを備える。上縁部前部88fと上縁部後部88gとは前後に連続して設けられる。上縁部前部88fの後端は、後で詳述する下カバー取付け部89dよりも後方に位置している。
上縁部88aと、車幅方向外側方に膨らむように形成された外側面89fとの間に、下サイドカバー88の前端部から後端部に亘って延びる稜線89gが形成されている。稜線89gは、下カバー取付け部89dの上方で上に凸となるように屈曲している。
上縁部前部88fは、車幅方向外側に開口する上縁部溝部88hが形成されている。上縁部後部88gは、略平坦とされた部分であり、車幅方向内側に面するとともに直線状に前後に延びる後部端面88jを備える。
前端突出部88bには、上サイドカバー78(図4参照)のボルト挿通穴78g(図4参照)と同じボルト141(図2参照)が通されるボルト挿通穴88kが形成され、上サイドカバー78の前端部下部と前端突出部88bとがボルト141で共締めされる。
上記した前端突出部88b及びボルト挿通穴88kは、下カバー接合部89cを構成する。
ボルト挿通穴88cは、下サイドカバー88の長手方向の中央部の上部に形成され、ボルト142(図2参照)が通される部分である。ボルト挿通穴88cの縁部には、凹部88eが形成されている。凹部88e及びボルト挿通穴88cは、下カバー取付け部89dを構成する。
ラバー取付け部88wは、下サイドカバー88の裏面88dに形成され、後述するラバー部材151(図8(C)参照)が嵌められる。
図7(A)に示すように、上縁部前部88fは、前端突出部88bの付根部から後方斜め上方に向けて緩やかに且つ上方に凸となるように湾曲しながら下カバー取付け部89dの後方で且つ下カバー取付け部89dの近傍まで延びている。
上縁部溝部88hは、その途中が車幅方向内側の面に設けられた凹部88mを境にして前側の前溝88pと、後側の後溝88qとに分離されている。上縁部前部88fにおける上縁部溝部88hの下面と、上縁部後部88gの上面とは連続している。
下サイドカバー88の裏面には、前端突出部88bの後方と、ボルト挿通穴88cの下方とにそれぞれ側面視U字形状のラバー取付け部88wがU字の開放側を後方斜め上方に向けるように設けられている。ラバー取付け部88wは、ラバー部材151(図8(C)参照)が取付けられる部分であり、ラバー部材151は、下サイドカバー88の車幅方向内方に位置するマフラ58(図2参照)と対向する位置に設けられる。
上縁部後部88gの後端からは、後方斜め外側方に後上縁部88nが延びている。
上縁部後部88g及び後上縁部88nの外側縁を形成する稜線89gは、後方へ向かうにつれて車幅方向外側方に延びている。これにより、保持部63aを構成する上縁部後部88gは、後方に向かうにつれて次第に車幅方向の幅が広くなっている。
下縁部前部88sは、その前端部から後方に延びた後に後方斜め車幅方向外側方に延びている。中間部下縁部88tは、下縁部前部88sの後端から後方斜め車幅方向外側方に延びている。下縁部後部88uは、中間部下縁部88tの後端から後方に車幅方向外側方に凸に湾曲するように延びている。即ち下サイドカバー88の全体が車幅方向外側方に凸に湾曲している。
図8(A)に示すように、下サイドカバー88の裏面88dには、複数のラバー取付け部88wが一体に形成され、ラバー取付け部88wにラバー部材151が嵌められている。ラバー部材151の内側面151aは、車幅方向内側に面している。
図8(B)に示すように、ラバー取付け部88wは、裏面88dから立ち上げられたU字形状の起立壁88xと、起立壁88xの車幅方向内側の縁に一体に形成されたU字形状の側壁88yと、側壁88yのU字の両端部に車幅方向内側方に突出するように形成された一対のラバー抜け止め凸部88z,88zとを一体に備える。
一対のラバー抜け止め凸部88z,88zの間隔は、ラバー部材151の内側部151dの外径よりも小さく、また、側壁88yから車幅方向内側に突出するため、同じように側壁88yから車幅方向内側に突出する内側部151dが、ラバー取付け部88wから脱落しないように抜け止めすることができる。また、ラバー抜け止め凸部88zは、側壁88yの裏面88d側の面ではなく側壁88yの車幅方向内側の面に形成されるため、下サイドカバー88(図8(A)参照)を型で樹脂成形する際に、型抜きの不都合もなく、ラバー取付け部88wを容易に成形することができる。
ラバー部材151は、運転者がサイドカバー63(図2参照)を左右の脚部で押さえた際に、サイドカバー63が撓んでマフラ58(図2参照)と干渉するのを防止する部品である。
図9は、サイドカバー63の組み付け要領を説明する説明図である。図9(A)は上サイドカバー78と下サイドカバー88とを合わせる要領を示す作用図、図9(B)はサイドカバー63の仮組状態を示す右側面図、図9(C)は図9(B)のC−C線断面図、図9(D)は図9(B)のD−D線断面図である。
図9(A)において、例えば、上サイドカバー78と下サイドカバー88とを、水平面内で所定の角度(例えば約30°)以上相対回転させた状態で上下に配置する。
そして、下サイドカバー88における上縁部前部88fと上縁部後部88gとで形成される下カバー隅部89bの上に、上サイドカバー78における前側下縁部78dと下方突出部78e(図9(B)参照)とで形成される上カバー隅部78tを重ね合わせる。
次に、上サイドカバー78と下サイドカバー88とをそれぞれの端部が近づくように互いに回転させる。この結果、図9(B)に示すように、上サイドカバー78の下縁部嵌合部78xと下サイドカバー88の上縁部88aとが嵌合し、上サイドカバー78と下サイドカバー88とが仮組される。
図9(C)に示すように、下サイドカバー88における上縁部後部88gが、車幅方向外側から上サイドカバー78の後部溝部78qに挿入されている。上縁部後部88g及び後部溝部78qは、保持部63aを構成する。
図9(D)に示すように、上サイドカバー78の突条部78pが、車幅方向外側から下サイドカバー88の上縁部溝部88hに挿入されている。突条部78p及び上縁部溝部88hは、固定部63bを構成する。
接合部63cは、上サイドカバー78の上カバー接合部78uを、下サイドカバー88の下カバー接合部89cの外側方に重ねて形成される。
保持部63aは、下サイドカバー88の上縁部後部88gを、上サイドカバー78の後部溝部78qの外側方に重ねて形成される。
固定部63bは、上サイドカバー78の突条部78pを、下サイドカバー88の上縁部溝部88hに重ねて形成され、接合部63cと同様に、上サイドカバー78側が下サイドカバー88側の外側方から重なり、且つ接合部63cの近傍に位置する。
接合部63cは、図2に示すように、シート17の前後方向の中央部で且つシート17の高さの中央部の点17Aと、運転者用ステップ87の足載せ面の前後方向中央部の点87Aとを結ぶ仮想線190の近傍に設けられる。
図3、図7(B)及び図9(B)において、保持部63aを構成する下サイドカバー88の上縁部後部88gは、上面視で、車両後方に向かうにつれて次第に幅(即ち、後部端面88jと稜線89gとの車幅方向の幅)が広くなるように形成されている。これにより、保持部63aの断面係数が、車両後方に向かうにつれて次第に高くなる、即ち、剛性が高くなる。
シートフレーム24は、センターフレーム23から延びるシートフレーム本体155と、シートフレーム本体155の後端部に、シートフレーム本体155を延長するように取付けられた延長フレーム156とから構成される。サブフレーム28の後端部は延長フレーム156の前端部に取付けられる。
延長フレーム156の後端部には、ねじ穴156aが設けられている。リヤフェンダ67の前端部と、上サイドカバー78の後端部とは、ねじ穴56aにねじ込まれたボルト143(図2参照)で延長フレーム156に固定される。
サブフレーム28は、センターフレーム23に取付けられたステー部157と、ステー部157の後端部から延長フレーム156まで延びるサブフレーム本体158とから構成される。
エンジン35のシリンダ部42の後方であってシートフレーム24及びサブフレーム28の車幅方向内方で、側面視でシートフレーム24、サブフレーム28に重なるように吸気装置54を構成するエアクリーナ装置165が配置されている。
エアクリーナ装置165は、エアクリーナケース166とエアクリーナエレメント167とを備える。エアクリーナケース166には、ボルト挿通穴147cが形成され、ボルト挿通穴147cにボルト142(図2参照)が通されるとともに図示せぬナットにボルト142の先端部がねじ結合されて、下サイドカバー88がエアクリーナケース166に固定される。
エアクリーナ装置165は、エアクリーナケース166と、エアクリーナケース166に着脱可能に取付けられたエアクリーナエレメント167とを備える。
エアクリーナケース166は、コネクティングチューブ171の後端部に接続された前ケース172と、前ケース172の後部に取付けられてエアクリーナエレメント167を保持する後ケース173と、エアクリーナケース166の下部を構成する下ケース174とを備える。
コネクティングチューブ171は、接続チューブ176を介してスロットルボディ(不図示)に接続され、スロットルボディは吸気管(不図示)を介してシリンダヘッド53(図2参照)に接続される。
後ケース173には、エアクリーナエレメント167を保持するための針金状の保持金具177が取付けられている。
側壁174aは、前ケース172の下端部から後方斜め上方に延びてエアクリーナエレメント167の下部を側方から覆っている。左右の側壁174aは、底壁(不図示)で接続され、底壁は、エアクリーナエレメント167を下方から覆っている。側部上縁部174bは、側壁174aの上縁部から更に上方に延びた部分であり、後部にボルト挿通穴174cが開けられている。
図10に示したように、側面視で、エアクリーナエレメント167の後方に上サイドカバー78に設けられた導風口78mが指向するため、エアクリーナエレメント167に直接に空気に混じった泥水や土埃が被りにくくなり、エアクリーナエレメント167を汚れにくくすることができる。これにより、エアクリーナエレメント167の清掃等のメンテナンス間隔を延ばすことができる。
左右のシートフレーム24,24の延長フレーム156,156は、車幅方向に延びるクロスフレーム181で接続されている。
延長フレーム156,156の車幅方向外側には、エアクリーナケース166における下ケース174の側部上縁部174bがそれぞれ配置され、側部上縁部174bに外側方に突出するように形成された側方突出部174dにボルト挿通穴174cが開けられている。ボルト挿通穴174cにはボルト142(図2参照)が通され、ボルト142の先端部が、側方突出部174dの車幅方向内側に配置されたナット182にねじ結合される。
図2、図3及び図12において、ボルト143がねじ込まれるナット184よりもボルト142がねじ込まれるナット182の方が車幅方向外側方に設けられるように、下サイドカバー88の下カバー取付け部89dが、上サイドカバー78の上カバー取付け部78vよりも車幅方向外側方に設けられている。
従って、簡易な構造で組付け性を向上させながら、上サイドカバー78と下サイドカバー88とをより高い精度で組み付けることができる。これにより、上サイドカバー78と下サイドカバー88との隙間が出来にくくなり、サイドカバー63の外観性を向上させることができる。
また、図7(A)及び図9(B)に示したように、下サイドカバー88は、車体に対する取付け部としての下カバー取付け部89dを有するとともに、下サイドカバー88の下カバー取付け部89dは、保持部63aの近傍に設けられるので、サイドカバー63を車体に取付ける力を利用して、サイドカバー63の保持部63aを車体側へ押し付けることができ、上サイドカバー78を保持する保持力を高めることができる。
また、図2及び図9(B)に示したように、接合部63cは、シート17とステップとしての運転者用ステップ87とを結ぶ仮想線190の近傍に設けられるので、サイドカバー63における運転者の脚部が接触する部位の接合強度を向上させることができる。
また、図3及び図9(B)に示したように、保持部63aは、車両後方に向かうに従い、上面視で幅広に構成されるので、車両後方に向かうに従い、保持部63aの断面係数が高まるため、固定部63bから離間するに従い低下する保持力を補うことができる。
また、図5、図10及び図11に示したように、上サイドカバー78は、導風口78mを有するとともに、導風口78mと連通する車体内部には、エアクリーナエレメント167が設けられ、導風口78mは、エアクリーナエレメント167の後方に指向しているので、導風口78mから取り込まれる空気に混在している泥水や土埃等がエアクリーナエレメント167に掛かるのを抑制できるとともに、エアクリーナエレメント167の後方へ空気を供給することでエアクリーナ装置165の吸引効率を向上させることができる。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
63 サイドカバー
63a 保持部
63b 固定部
63c 接合部
78 上サイドカバー(一方のカバー部材)
78m 導風口
78v 上カバー取付け部(一方のカバー部材の取付け部)
88 下サイドカバー(他方のカバー部材)
89d 下カバー取付け部(他方のカバー部材の取付け部)
167 エアクリーナエレメント
Claims (8)
- 一方のカバー部材(78)と、他方のカバー部材(88)とを有し、前記一方のカバー部材(78)の端部と前記他方のカバー部材(88)の端部とを重ねてなるサイドカバー(63)を備えた鞍乗り型車両であって、
前記サイドカバー(63)は、前記一方のカバー部材(78)を前記他方のカバー部材(88)に外側から重ねた接合部(63c)と、前記他方のカバー部材(88)を前記一方のカバー部材(78)に外側から嵌合させた保持部(63a)と、前記一方のカバー部材(78)を前記他方のカバー部材(88)に外側から嵌合させた固定部(63b)とを有し、
前記接合部(63c)及び前記固定部(63b)と、前記保持部(63a)とは、車体組付時に前記一方のカバー部材(78)と前記他方のカバー部材(88)とを上下に重ね合わせて相対回転させる際の回転中心部分に対して反対側に配置され、
少なくとも前記固定部(63b)では、前記一方のカバー部材(78)と前記他方のカバー部材(88)の各外側面が面一となるように重ねられることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記接合部(63c)は、前記一方のカバー部材(78)及び前記他方のカバー部材(88)の長手方向一端部に設けられるとともに、前記保持部(63a)は、車体組付時に前記一方のカバー部材(78)と前記他方のカバー部材(88)とを上下に重ね合わせて相対回転させる際の回転中心部分と、前記一方のカバー部材(78)及び前記他方のカバー部材(88)の長手方向他端部との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記他方のカバー部材(88)は、車体に対する取付け部(89d)を有するとともに、前記他方のカバー部材(88)の前記取付け部(89d)は、前記保持部(63a)に対して前記一方のカバー部材(78)及び前記他方のカバー部材(88)の長手方向一端部側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記一方のカバー部材(78)は、車体に対する取付け部(78v)を有し、前記他方のカバー部材(88)は、車体に対する取付け部(89d)を有するとともに、前記他方のカバー部材(88)の前記取付け部(89d)は、前記一方のカバー部材(78)の前記取付け部(78v)よりも車幅方向外側に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記接合部(63c)は、シート(17)とステップ(87)とを結ぶ仮想線(190)よりも車体後方に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記接合部(63c)の外表面は連続面で構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記保持部(63a)は、車両後方に向かうに従い、上面視で幅広に構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記一方のカバー部材(78)は、導風口(78m)を有するとともに、前記導風口(78m)と連通する車体内部には、エアクリーナエレメント(167)が設けられ、前記導風口(78m)は、前記エアクリーナエレメント(167)の後方に指向していることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057058A JP6166298B2 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 鞍乗り型車両 |
AU2016200143A AU2016200143B2 (en) | 2015-03-20 | 2016-01-11 | Saddle-ride-type vehicle |
EP16157139.3A EP3069972A1 (en) | 2015-03-20 | 2016-02-24 | Saddle-ride-type vehicle |
US15/054,468 US10118567B2 (en) | 2015-03-20 | 2016-02-26 | Saddle-ride-type vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057058A JP6166298B2 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 鞍乗り型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016175533A JP2016175533A (ja) | 2016-10-06 |
JP6166298B2 true JP6166298B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=55451022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015057058A Active JP6166298B2 (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 鞍乗り型車両 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10118567B2 (ja) |
EP (1) | EP3069972A1 (ja) |
JP (1) | JP6166298B2 (ja) |
AU (1) | AU2016200143B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10513301B2 (en) | 2016-05-05 | 2019-12-24 | Lyft, Inc. | Fender and fender assembly for a cycling apparatus |
JP6480901B2 (ja) * | 2016-09-09 | 2019-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 |
JP7096134B2 (ja) * | 2018-10-23 | 2022-07-05 | カワサキモータース株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP7251311B2 (ja) * | 2019-05-24 | 2023-04-04 | スズキ株式会社 | 車両の吸気構造 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3451388B2 (ja) * | 1996-07-05 | 2003-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 小型車両の車体カバー構造 |
JPH1159534A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-02 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の車体構造 |
JP2002321676A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-05 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のカバー部材合わせ構造 |
JP2006117230A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-05-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
JP2007230375A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP5183273B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-04-17 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の車体カバー構造 |
JP5129672B2 (ja) * | 2008-07-07 | 2013-01-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の車体カバー構造 |
JP2010064579A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車のサイドカバー |
JP2012162094A (ja) * | 2009-05-27 | 2012-08-30 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP5470103B2 (ja) * | 2010-03-09 | 2014-04-16 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
US8944197B2 (en) * | 2012-03-15 | 2015-02-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Intake structure for saddle-ride type vehicle |
JP5871671B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-03-01 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の吸気構造 |
CN102582725A (zh) * | 2012-03-19 | 2012-07-18 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 摩托车侧盖组件的安装结构 |
JP6077760B2 (ja) * | 2012-05-28 | 2017-02-08 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
JP6006581B2 (ja) * | 2012-08-07 | 2016-10-12 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車のサイドカウル構造 |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015057058A patent/JP6166298B2/ja active Active
-
2016
- 2016-01-11 AU AU2016200143A patent/AU2016200143B2/en not_active Ceased
- 2016-02-24 EP EP16157139.3A patent/EP3069972A1/en not_active Withdrawn
- 2016-02-26 US US15/054,468 patent/US10118567B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160272127A1 (en) | 2016-09-22 |
EP3069972A1 (en) | 2016-09-21 |
AU2016200143A1 (en) | 2016-10-06 |
AU2016200143B2 (en) | 2017-03-16 |
JP2016175533A (ja) | 2016-10-06 |
US10118567B2 (en) | 2018-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8973948B2 (en) | Fuel tank for saddle-ride type vehicle | |
EP3398844B1 (en) | Mudguard member for saddled vehicle | |
JP6166298B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5725503B2 (ja) | 鞍乗り型車両の外装部材 | |
TW201734302A (zh) | 跨騎型車輛之空氣濾清器構造 | |
JP6045903B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP6408591B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
TW201604061A (zh) | 跨騎型車輛的整流罩構造 | |
JP5871671B2 (ja) | 鞍乗型車両の吸気構造 | |
JP5728331B2 (ja) | 鞍乗り型車両の泥除け部構造 | |
JP6099694B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
US10525826B2 (en) | Fuel tank for saddled vehicle | |
JP6649971B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5871672B2 (ja) | 鞍乗型車両の吸気構造 | |
JP6238247B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5592230B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5551059B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP2019137285A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP5378006B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP6714035B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP6351172B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP6682410B2 (ja) | 鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク | |
JP6124602B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP2019055694A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
JP6828139B2 (ja) | 鞍乗り型車両のアンダーカバー構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6166298 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |