JP6122329B2 - フロントカバーの構造 - Google Patents
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Description
また、左右分割構造にすると、正面視の中央部に結合部が露出するので、外観性に影響が出ないようにする必要があり、設計が難しくなった。
そこで、本願はこのような課題の解決を目標とする。
前記ヘッドライト(21)を囲むヘッドライトカバー(23)と、前記左右のフロントフォーク(18)を覆う左右のフォークカバー(24)とを着脱自在に備えたフロントカバーの構造において、
前記フロントカバー(22)の前記ヘッドライト(21)左右に、走行風を前記左右のフロントフォーク(18)とヘッドライト(21)の間にて車体前方から後方へ流すエアダクト(28)を設けるとともに、
このエアダクト(28)は、前記ヘッドライトカバー(23)の左右に設けられて前記エアダクト(28)の前部を構成するライトカバー側ダクト(27)と、
前記フォークカバー(24)に設けられて前記エアダクト(28)の後部を構成するフォークカバー側ダクト(57)とを備えることを特徴とする。
前記左右のフォークカバー(24)は、それぞれフォーク上部カバー(30)とフォーク下部カバー(31)とに上下分割され、さらに前記フォーク上部カバー(30)はそれぞれ前側部材(50)と後側部材(60)とに前記フロントフォーク(18)の長手方向へ前後分割され、フォークカバー側ダクト(57)は前記前側部材(50)と一体に形成されることを特徴とする。
この合わせ部(47)は、谷状をなして前後に延びる線をなしていることを特徴とする。
前記フォーク上部カバー(30)は、前記上部フォークパイプ(33)と前記ブリッジ部材(35)を覆い、
前記フォーク下部カバー(31)は、前記ボトムケース(32)の上部を覆って前記ブリッジ部材(35)へ上端が固定されるとともに、
外径が前記フォーク上部カバー(30)の内径よりも細径でかつ内径が前記ボトムケース(32)の外径よりも太径であり、上部が前記フォーク上部カバー(30)の内側へ嵌合し、下部はボトムケース(32)の外側へ嵌合することを特徴とする。
また、ヘッドライトカバーの左右のエアダクトを構成するライトカバー側ダクトを設け、左右のフォークカバーにエアダクトを構成するフォークカバー側ダクトを一体に設けたので、ヘッドライトカバーと左右のフォークカバーを結合することで、左右の各ライトカバー側ダクトとフォークカバー側ダクトが接続して左右一対のエアダクトが形成される。
したがって、エアダクトを容易に形成できるとともに、ヘッドライトカバーやフォークカバーと別の特別なエアダクトを別体に設けなくても済む。
そのうえ、ライトカバー本体部で左右のフォークカバーを結合するので、ライトカバー本体部が左右のフォークカバーの結合部材を兼ねることになり、結合部品点数の増大を抑制できる。しかも、左右に延びるライトカバー本体部によって、左右フォークカバーを精度良く位置決めすることができる。
そのうえ、フォーク下部カバーの外径をフォーク上部カバーの内径より小さくしてフォーク上部カバーの内側へ嵌合するとともに、フォーク下部カバーの内径をボトムケースの外径より大きくしてボトムケースを内側へ嵌合したので、フロントフォーク部分の外観は、上から下へ向かって、フォーク上部カバー、フォーク下部カバー及びボトムケースの順に細くなる。このため、フロントフォークが上方の車体支持側から下方の前輪側に向けて徐々に径が小さく変化するように見えることになり、デザイン的に自然になる。
図1〜3において、前輪10と後輪11の間に液冷式水平対向エンジン12が配置され、車体フレーム13に支持されている。水平対向エンジン12の上方には、ラジエタ14が左右一対で配置されている。ラジエタ14は、車体の左右に分かれてそれぞれが車体の側方へ向かって配置されるサイドラジエタ形式であり、ラジエタシュラウド15により覆われている。
前輪10の上方となるフロントフォーク18の上部前方にはヘッドライト21が支持されている。ヘッドライト21の周囲は樹脂製のフロントカバー22で覆われている。
ヘッドライトカバー23は、ヘッドライト21の上方を覆うトップ部25と、ヘッドライト21の左右及び下方側の3方を覆うライトカバー本体部26とに上下分割されている。ライトカバー本体部26のヘッドライト21左右には、前方へ向かって開口するライトカバー部ダクト27が設けられている。ライトカバー部ダクト27は後述するフォーク側ダクトとともに走行風を車体後方へ流すためのエアダクト28を構成する。
フォークカバー24は、フォーク上部カバー30とフォーク下部カバー31とに上下分割され、さらにフォーク上部カバー30は後述するように前後へ分割されている。
29はメータであり、ヘッドライト21及びヘッドライトカバー23の上方かつトップ部25の近傍に配置されている。29はウインカであり、左右のフォーク上部カバー30の各上端部からそれぞれ外側方へ突出している。
図1に示すように、組立状態にあるフロントカバー22は、各部が一体化され、全体が一つの連続する一部品のような外観を呈し、外観性を良好にしている。また、フォーク上部カバー30はフォーク下部カバー31よりも大径の略筒状部材でインナパイプ33とボトムブリッジ35を覆い、フォーク下部カバー31も筒状部材であるがフォーク上部カバー30より小径で、上端側はフォーク上部カバー30の下端部内側へ嵌合している。
また、左右の天井部43間は、前後に間隔をもって前ブリッジ部45、後ブリッジ部46で連結されている。
また、後ブリッジ部46の左右両端部近傍に透き穴77が現れる。ライトカバー本体部26はここでトップ部25と締結等で着脱自在に結合される。
さらに、透き穴77の近傍にて、ボルト48によりライトカバー本体部26がフォーク上部カバー30の上端部へ締結されている。
さらに、ヘッドライト21の周囲には、ライトカバー本体部26を係合するための係合突部70aが前方へ向かって突出している。
ヘッドライトステー80の左右方向中間部は、ヘッドライト21を支持する部分である。この左右方向中間部より左右には、インナパイプ33を越えてさらに外側方へ延びる延出部82が設けられ、その先端に設けられたブラケット83がフォーク上部カバー30の上部に対する支持部をなし、ここにフォーク上部カバー30の上部がボルト84で取付けられている。
前側部材50も同様であり、前側部材50と後側部材60は筒状をなすので、ハンドル20の取付近傍を覆っている。
穴部92はインナパイプ33を通すための部分であり、インナパイプ33の外径よりも大きく、ボトムケース32の外径よりも小さい程度の内径を有する。
これらの図に示すように、トップ部25は、前後の両縁部が平面視略U字状をなし、後側縁部25aは前方へ凸に湾曲し、左右方向両端に下方へ屈曲して透き穴が形成された連結部77aをなす(図9)。中間部左右及び中央部には爪64aが後方へ突出形成されている。
さらに前縁25cは、前方へ凸に湾曲し、この縁部に沿って、下面に後方へ突出する鈎形の係合突起25dが形成されている。係合突起25dは左右及び中央部に計3か所設けられている。
また、左右端部の連結部77aが後ブリッジ部46の左右に形成された透き穴77へ重なるので、ライトカバー本体部26の後方より締結等で結合する。
このとき、ライトカバー本体部26のサイド部41は周縁部が前側部材50の合わせ部51へ重なり、サイド部41の周縁に設けられている爪78が、合わせ部51に沿って設けられている係止穴78aへ係合する。
このとき、前側部材50の外側縁部52に沿って形成されている爪53が後側部材60の外側縁部62に沿って形成されている係合穴63と係合する。また、前側部材50の外側縁部52から突出する爪55が後側部材60に設けられている係止部65へ係合する。
上側の透き穴54とステー64の透き穴64aは、ヘッドライトステー80の左右延出部83に重なるので、ここでボルト84によりヘッドライトステー80の左右延出部83へ共締めする(図6)。
下方の透き穴54とステー64の透き穴64aは、ボトムブリッジ35の側部に重なるので、ここでボルト85によりボトムブリッジ35へ共締めする(図6)。
また、左右方向中央部で分割しないので、中央部に合わせ線が形成されないので、設計も容易になる。
そのうえ、ヘッドライトカバー23のライトカバー本体部26で左右のフォークカバー24を結合するので、ライトカバー本体部26が左右のフォークカバー24の結合部材を兼ねることになり、結合部品点数の増大を抑制できる。しかも、左右に延びるライトカバー本体部26によって、左右フォークカバー24を精度良く位置決めすることができる。
Claims (5)
- 車体フレーム(13)の前端部に設けられたヘッドパイプ(36)にブリッジ部材(34・35)を介して回動可能に支持され、左右一対で上下方向へ延び、下端に前輪(10)を回転可能に支持するフロントフォーク(18)と、このフロントフォーク(18)の上方前部に配置されたヘッドライト(21)とを備えた車両のフロントカバーであって、
前記ヘッドライト(21)を囲むヘッドライトカバー(23)と、前記左右のフロントフォーク(18)を覆う左右のフォークカバー(24)とを着脱自在に備えたフロントカバーの構造において、
前記フロントカバー(22)の前記ヘッドライト(21)左右に、走行風を前記左右のフロントフォーク(18)とヘッドライト(21)の間にて車体前方から後方へ流すエアダクト(28)を設けるとともに、
このエアダクト(28)は、前記ヘッドライトカバー(23)の左右に設けられて前記エアダクト(28)の前部を構成するライトカバー側ダクト(27)と、
前記フォークカバー(24)に設けられて前記エアダクト(28)の後部を構成するフォークカバー側ダクト(57)とを備えることを特徴とするフロントカバーの構造。
- 前記ヘッドライトカバー(23)は上部のトップ部(25)とその下方側となるライトカバー本体部(26)とに上下分割され、
前記左右のフォークカバー(24)は、それぞれフォーク上部カバー(30)とフォーク下部カバー(31)とに上下分割され、さらに前記フォーク上部カバー(30)はそれぞれ前側部材(50)と後側部材(60)とに前記フロントフォーク(18)の長手方向へ前後分割され、フォークカバー側ダクト(57)は前記前側部材(50)と一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のフロントカバーの構造。 - 前記ライトカバー本体部(26)の前記ライトカバー側ダクト(27)上方となる部分(43)は前記トップ部(25)の左右端部との合わせ部(47)を備え、
この合わせ部(47)は、谷状をなして前後に延びる線をなしていることを特徴とする請求項2に記載したフロントカバーの構造。 - 前記フロントフォーク(18)は、前記ブリッジ部材(34・35)に支持される上部フォークパイプ(33)が、前輪を支持するボトムケース(32)の内側で伸縮する正立型であり、
前記フォーク上部カバー(30)は、前記上部フォークパイプ(33)と前記ブリッジ部材(35)を覆い、
前記フォーク下部カバー(31)は、前記ボトムケース(32)の上部を覆って前記ブリッジ部材(35)へ上端が固定されるとともに、
外径が前記フォーク上部カバー(30)の内径よりも細径でかつ内径が前記ボトムケース(32)の外径よりも太径であり、上部が前記フォーク上部カバー(30)の内側へ嵌合し、下部は前記ボトムケース(32)の外側へ嵌合することを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載したフロントカバーの構造。 - 前記フロントカバー(22)のエアダクト(28)には、メッシュ状のグリル(58a)を備え、このグリル(58a)は前記フォークカバー側ダクト(57)の前面に設けられた開口部(58)の前方へ取付けられ、その周縁は前記ライトカバー側ダクト(27)で覆われていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載したフロントカバーの構造。
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