JP5809604B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車において、ウィンカ(W)が、前記カウル(22)に取り付けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、カウルステーに前方から負荷される荷重を、アッパ・ロアアーム部を介してアッパ・ロアフレームに均一に分散して伝達させ易くすることができるため、アッパ・ロアフレームのうちの一方に前方からの荷重が集中するのを回避できる。
請求項3に記載の発明によれば、部品点数を削減できる。
請求項4に記載の発明によれば、カウルの取付及び締結に関する部品の部品点数を削減できる。また、アッパアーム部の被締結部にカウルを取り付け、この被締結部を覆うようにした場合には、被締結部を隠すことで、外観での見栄えを向上できる。
請求項5に記載の発明によれば、カウルを取り外さずに第2締結部を操作でき、メンテナンス性を向上できる。
請求項6に記載の発明によれば、カウルを、カウルステーとメインフレームとに跨るように取り付けることで、カウルの支持状態を安定させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、カウルステーの剛性を向上できる。
請求項8に記載の発明によれば、カウルとウィンカとを小組みして、車体に取り付けることができ、組立作業性を向上できる。
左右の後方側ステー52はそれぞれ、車幅方向延在部40から前上方に延びるように設けられ、前方側ステー53は、車幅方向延在部40に向けて後上方に延びるように設けられている。また、左右の後方側ステー52及び前方側ステー53は、略同一面上でそれぞれ延在した状態になっている。そして、これら左右の後方側ステー52及び前方側ステー53の先端には、それぞれ貫通孔52A及び53Aが形成されている。
なお、ミラー64は車体側に締結されて上方に突出するステーと、ステーの先端に設けられるミラー本体を有し、ステーの基端側が締結ボス部46に締結される。
また、図7及び図8Bに示すように、アッパフレーム9の中間部9Mには、車幅方向に貫通する貫通孔66Aを有する第2係止ステー66が溶着されている。そして、この第2係止ステー66の貫通孔66Aには弾性材料からなるグロメット87が嵌合される。そして、後壁60の後端部内面には、車幅方向内側に突出する第2係止突起67が形成され、この第2係止突起67は、第2係止ステー66の貫通孔66Aに嵌合されたグロメット87に挿入されて係止される。
図8Bに示すように、第2係止突起67は、後壁60の後端部から車幅方向内側に突出する有頂筒状の基部88の頂部から車幅方向内側に突出し、その先端にグロメット87の内径よりも大きく形成されたフック部67Aを有し、このフック部67Aをグロメット75の端面に車幅方向内側から当接又は近接させることで、グロメット87を介して第2係止ステー66に係止され、グロメット87を弾性変形させることで、引き抜き可能とされている。
そして、係止凹部68は、その内周面が上記係止溝部71の外周面に噛み合うように車幅方向外側から押圧されて係止される。ここで、係止凹部68は、その円弧中心が、筒状の被締結部36の軸中心に同軸となるように係止され、図6に示すように、その内周面を、被締結部36の周回りで180度よりも大きい範囲で係止溝部71に当接させる。なお、係止凹部68と係止溝部71との係止状態は、カバーを外側に移動させる等して、係止凹部68を拡げることで解除できる。また本実施形態では、係止凹部68が車幅方向外側から被締結部36の上端部に係止されるので、被締結部36がインナー壁61に覆われ、被締結部36が内側に隠され、外観での見栄えを向上できる。なお、図中Bは、被締結部36を第1締結部34に締結するボルトを示し、Nはナットを示している。
なお、この実施形態では、通風開口62と、ロアアーム部32の後部及びこれを締結する第2締結部35の締結部分と、が側面視で重なる状態となっているが、ユーザが手や工具等を用いて第2締結部35等を操作可能であれば、必ずしも、通風開口62と、ロアアーム部32の後部及びこれを締結する第2締結部35の締結部分と、が側面視で重なっていなくてもよい。
この場合、カウルステー30に前方から負荷される荷重を、アッパ・ロアアーム部31,32を介してアッパ・ロアフレーム9,10に均一に分散して伝達させ易くすることができるため、アッパ・ロアフレーム9,10のうちの一方に前方からの荷重が集中するのを回避できる。
また、本実施形態では、ウィンカWが、フロントカウル22に取り付けられるので、フロントカウル22とウィンカWとを小組みして、車体に取り付けることができ、組立作業性を向上できる。
なお、本実施形態では、フロントカウル22をミラー支持部44に締結し、フロントカウル22において車体側に係止される点を比較的多く設けて支持状態の安定性を確保したが、このように締結点を極力抑えて、係止点を多く増やすような構成では、フロントカウル22の着脱作業の容易性を確保しつつ、支持状態の安定性の確保を図ることができるとともに、支持に関する部材の削減が可能である。ちなみに、変形例として、本実施形態において、フロントカウル22を車体側に係止させるために設けた部位を、フロントカウル22を締結によって車体側に取り付ける部位としてもよい。
なお、本実施形態では、延長線L1及び延長線L2がヘッドパイプ4の前方において鋭角をなして交差し、アッパアーム部31は、その少なくともヘッドパイプ4よりも前方に位置する部位の略全体が、延長線L1よりも下方において該延長線L1に沿うように延び、また、ロアアーム部32が、延長線L2よりも上方において該延長線L2に沿うように延びている。この構成では、アッパ・ロアアーム部31,32からの荷重を効果的に、アッパ・ロアフレーム9,10に伝達できるとともに、カウルステー30が全体的にコンパクトになり、また外観の見栄えも良好になる。
4 ヘッドパイプ
5 メインフレーム
9 アッパフレーム
10 ロアフレーム
11 前ブレースフレーム
12 中央ブレースフレーム
13 後ブレースフレーム
22 フロントカウル
30 カウルステー
31 アッパアーム部
32 ロアアーム部
34 第1締結部
35 第2締結部
44 ミラー支持部
48 ヘッドライト支持部
49 メータ支持部
54 第1係止ステー(第1取付部)
62 通風開口
64 ミラー
66 第2係止ステー(第2取付部)
L1 延長線
L2 延長線
W ウィンカ
Claims (8)
- ヘッドパイプ(4)から後方に延びるアッパフレーム(9)と、該アッパフレーム(9)の下方において前記ヘッドパイプ(4)から後方に延びるロアフレーム(10)と、前記アッパフレーム(9)と前記ロアフレーム(10)との間に設けられ、これらアッパフレーム(9)とロアフレーム(10)とを連結する少なくとも1つ以上のブレースフレーム(11,12,13)と、を備えるメインフレーム(5)と、
前記ヘッドパイプ(4)の前方に配置されるカウル(22)と、を備える自動二輪車において、
前記カウル(22)は、前記メインフレーム(5)にカウルステー(30)を介して支持され、
前記カウルステー(30)は側面視で、前記ヘッドパイプ(4)よりも前方の位置で、前記アッパフレーム(9)の延長線(L1)に沿って延びるアッパアーム部(31)と、前記ヘッドパイプ(4)よりも前方の位置で、前記ロアフレーム(10)の延長線(L2)に沿って延びるロアアーム部(32)と、を少なくとも有することを特徴とする自動二輪車。 - 前記アッパフレーム(9)が左右一対で構成されるとともに、前記アッパアーム部(31)が左右一対で構成され、
左右の前記アッパフレーム(9)それぞれに、左右の前記アッパアーム部(31)を締結する第1締結部(34)が設けられ、
前記ヘッドパイプ(4)に、側面視で前記ロアフレーム(10)の延長線(L2)上に位置して、前記ヘッドパイプ(4)から前方に突出し、前記ロアアーム部(32)を締結する第2締結部(35)が設けられ、
前記カウルステー(30)は、左右の前記第1締結部(34)及び前記第2締結部(35)の3点で前記メインフレーム(5)に締結されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。 - 前記カウルステー(30)には、ヘッドライト支持部(48)と、メータ支持部(49)と、ミラー支持部(44)と、が一体に設けられることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
- 前記カウル(22)は、左右の前記第1締結部(34)に締結される左右の前記アッパアーム部(31)の被締結部(36)にそれぞれ取り付けられるとともに、前記ミラー支持部(44)にミラー(64)とともに締結されることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
- 前記カウル(22)における前記第2締結部(35)に近接する部位に、開口(62)が形成され、該開口(62)から前記第2締結部(35)が操作可能となっていること特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
- 前記カウル(22)は、左右の前記アッパアーム部(31)にそれぞれ設けられる左右の第1取付部(54)と、左右の前記アッパフレーム(9)にそれぞれ設けられる左右の第2取付部(66)と、に取り付けられることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動二輪車。
- 前記カウルステー(30)はさらに、車幅方向に延びて、左右の前記アッパアーム部(31)の前端と前記ロアアーム部(32)の前端とを連結するフロントアーム部(33)を備え、
左右の前記アッパアーム部(31)はそれぞれ車幅方向中央から一定距離離間して配置され、前記ロアアーム部(32)は車幅方向中央に配置されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車。 - ウィンカ(W)が、前記カウル(22)に取り付けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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