JP5330128B2 - 自動二輪車のウインカ取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性を有する材料により形成されるウインカステーが備える筒部の一端部がウインカに連設され、前記筒部の他端部が、車体に設けられる取付け孔に挿入されつつ該取付け孔の周縁に弾発係合され、前記車体の内方から前記筒部の他端部内にホルダが嵌合される自動二輪車のウインカ取付け構造に関する。
取付けボルト等を省略して車体にウインカを取付けるために、ウインカに連設されたウインカステーの筒部を、車体側の取付け孔に挿入しつつ車体側に弾発係合し、その弾発係合状態を保持するためのホルダを車体内方側からウインカステーに嵌合するようにしたウインカ取付け構造が、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特開2002−79966号公報
このようなウインカ取付け構造において、ホルダのウインカステーへの嵌合が深すぎると、ウインカステーの変形時にホルダに大きなスラスト力が働いてホルダがウインカステーから離脱し易くなり、またホルダのウインカステーへの嵌合が浅すぎると、ウインカステーの車体への弾発係合部の剛性が低くなり、振動によるウインカの揺れが大きくなってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ホルダのウインカステーからの離脱を阻止するとともにウインカステーの車体への弾発係合部の剛性を高めるようにした自動二輪車のウインカ取付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、可撓性を有する材料により形成されるウインカステーが備える筒部の一端部がウインカに連設され、前記筒部の他端部が、車体に設けられる取付け孔に挿入されつつ該取付け孔の周縁に弾発係合され、前記車体の内方から前記筒部の他端部内にホルダが嵌合され、そのホルダの車幅方向外方側の先端部が、前記筒部の軸線に沿う方向で該筒部の前記車体への係合部と同一位置に配置される、自動二輪車のウインカ取付け構造であって、前記筒部の周方向に間隔をあけた少なくとも一対の開口部が前記ホルダに設けられ、前記ウインカステーには、前記筒部の半径方向で各々の前記開口部の外縁に弾発係合するようにして該開口部にそれぞれ挿通される少なくとも一対の係合腕部が、前記筒部の他端に連なるようにして一体に設けられ、前記各開口部の外縁への前記各係合腕部の弾発係合状態を保持する少なくとも一対のリブが、前記各係合腕部に前記筒部の半径方向内方側から当接することを可能として前記ホルダに一体に突設されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記ホルダの少なくとも下半部に、前記ウインカステーの前記筒部内に通じる水抜き通路が、該水抜き通路の一部を前記開口部の一部で構成するようにして設けられることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記水抜き通路の一部が、前記筒部の半径方向に沿って前記係合腕部よりも内方で前記開口部の一部によって形成されることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記リブが、前記筒部の半径方向に沿って前記開口部の内方に配置されることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の何れかの特徴の構成に加えて、前記筒部の他端部外周に、前記取付け孔の周縁を係合させる係止溝が設けられ、前記筒部のうち前記係止溝よりも車体内方側の部分に、一対の前記係合腕部が連設されるとともに、前記両係合腕部間を結ぶ直線と直交する直線上に位置するスリットが設けられることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ウインカステーの筒部に嵌合されるホルダの車幅方向外方側の先端部が、筒部の軸線に沿う方向で該筒部の車体への係合部と同一位置に配置されるので、ウインカステーの変形時にホルダに大きなスラスト力が作用することがないようにしてホルダのウインカステーからの離脱を阻止し、またウインカステーの車体への弾発係合部の剛性を高め、振動によってウインカが揺れることを防止することができる。
また特にウインカステーに一体に設けられて筒部に連なる少なくとも一対の係合腕部が、ホルダに設けられた少なくとも一対の開口部に挿通されてそれらの開口部の(即ち筒部半径方向で外方側の縁)に弾発係合され、それらの開口部の縁への各係合腕部の弾発係合状態を保持する少なくとも一対のリブが、各係合腕部に筒部の半径方内方側から当接することを可能としてホルダに一体に突設されるので、ホルダのウインカステーへの嵌合操作を容易としつつ、ウインカステーからホルダが簡単には離脱しないようにすることができる。
本発明の第の特徴によれば、ウインカステーの筒部内に通じる水抜き通路が、該水抜き通路の一部を開口部の一部で構成するようにしてホルダの少なくとも下半部に設けられるので、開口部を利用して水抜き通路を形成するようにして水抜き通路のうち開口部以外の通路長を短くすることができる。
本発明の第の特徴によれば、水抜き通路の一部が開口部内の係合腕部よりも内方で前記開口部の一部によって形成されるので、係合腕部の弾発方向とは反対側に水抜き通路を配置して、ウインカステーの弾性変形の影響を受けないように水抜き通路を構成することができる。
本発明の第の特徴によれば、筒部の半径方向に沿って開口部の内方に配置されるリブによって、水抜き通路周辺の剛性を高め、ホルダを形成する材料によらずに水抜き通路の形状を安定して確保することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、係止溝よりも車体内方側の部分で筒部にスリットが設けられるので、ウインカステーの筒部へのホルダの嵌合が容易となり、また一対の係合腕部間を結ぶ直線と直交する直線上にスリットが配置されるので、スリットを設けることによって係合腕部の剛性が低下するのを回避することができる。
自動二輪車の左側面図である。 ヘッドライト、スクリーン付きヘッドライトカウルおよびメータ装置を省略した状態でのヘッドパイプ付近の縦断側面図である。 ヘッドライト、スクリーン付きヘッドライトカウルおよびメータ装置を省略した状態でのヘッドパイプ付近を斜め前方から見た斜視図である。 図2の4矢視方向から見た斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 ウインカステーおよびホルダの分解斜視図である。 ホルダをウインカとは反対側から見た正面図である。 図7の8−8線断面図である。 図8の9矢視平面図である。 図9の10矢視図である。 図1の11−11線断面図である。 ウインカステーが変形した状態での図5に対応した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図12を参照しながら本発明の実施の形態について説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFが前端に有するヘッドパイプ15には、前輪WFを軸支するフロントフォーク16および操向ハンドル17が操向可能に支承され、前記ヘッドパイプ15の後方で前記車体フレームFには、エンジンEのエンジン本体18が搭載されており、該エンジンEと、前記エンジン本体18に内蔵される変速機(図示せず)とでパワーユニットPが構成される。このパワーユニットPの上方で車体フレームF上には燃料タンク19が搭載され、その燃料タンク19の後方に配置される乗車用シート20が前記車体フレームFの後部で支持される。
前記パワーユニットPの後方で前記車体フレームFには、スイングアーム21の前端が揺動可能に支承されており、前記パワーユニットPからの動力が伝達される後輪WRが該スイングアーム21の後端に軸支され、車体フレームFおよび前記スイングアーム20間にリヤクッション22が伸縮自在に設けられる。また前記エンジン本体18におけるシリンダヘッド23の前壁に上流端が接続された排気管24がエンジン本体18の下方を通って後方に延出され、前記後輪WRの右側に配置される排気マフラー25に前記排気管24の下流端が接続される。
また燃料タンク19の後部から乗車用シート20の後端に至るまでの間で車体フレームFの一部は左右両側からサイドカバー26…で覆われており、このサイドカバー26…の後端下部には、後輪WRを上方から覆うリヤフェンダ27が連設される。また前記ヘッドパイプ15には、該ヘッドパイプ15の前方に位置するヘッドライト29と、該ヘッドライト29の上方に位置するメータ装置30が取付けられるとともに、前記ヘッドライト29の前部を前方に臨ませるようにして該ヘッドライト29を覆うヘッドライトカウル28が取付けられており、前記メータ装置30を前方から覆うスクリーン31が前記ヘッドライトカウル28に取付けられる。而して前記サイドカバー26…、前記リヤフェンダ27および前記ヘッドライトカウル28は、車体フレームFとともに車体Bを構成する。また前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ32が前記フロントフォーク16に取付けられる。
前記車体Bの前部には左右一対の前部ウインカ33…が取付けられ、車体Bの後部には左右一対の後部ウインカ34…が取付けられる。
図2および図3において、前記フロントフォーク16は、前輪WFの左右両側に配置される脚部35,35と、それらの脚部35…の上端が連結されるトップブリッジ36と、該トップブリッジ36から下方に間隔をあけた位置で前記脚部35…が連結されるボトムブリッジ37とを備え、トップブリッジ36およびボトムブリッジ37間に設けられるステアリングシャフト38が前記ヘッドパイプ15で操向可能に支承され、バー状の操向ハンドル17はトップブリッジ36に固定される。
また前記トップブリッジ36および前記ボトムブリッジ37には、車体Bの一部を構成するステー41が取付けられ、このステー41は、メインバー42と、該メインバー42の上部に固着される第1支持板43と、メインバー42の左右両側にそれぞれ固着される一対の第2支持板44,44と、メインバー42に両端が固着される上部クロスバー45および下部クロスバー46とを備える。
前記メインバー42は、相互に平行にして上下に延びる左右一対の上鉛直部42a,42aと、それらの上鉛直部42a…の上端間を結ぶ連結部42bと、前記両上鉛直部42a…の下端から下方に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して後側下方に延びる左右一対の傾斜部42c,42cと、それらの傾斜部42c…の下端から相互に平行にして下方に延びる左右一対の下鉛直部42d,42dとを一体に有するようにして、金属棒材を屈曲成形して成り、上部クロスバー45の両端は上鉛直部42a…の中間部に固着され、下部クロスバー46の両端は、傾斜部42c…の中間部に固着される。
第1支持板43は、メインバー42の連結部42bから後方に延びる取付け板部43aと、該取付け板部43aの左右両端部に直角に連なった下方に延びる左右一対のメータ支持板部43b,43bとを一体に有し、メータ支持板部43b…の下端は上部クロスバー45に固着される。而して前記取付け板部43aは、フロントフォーク16におけるトップブリッジ36に一対のボルト47…(図2参照)で取付けられ、前記両メータ支持板部43b…には前記メータ装置30が取付けられる。
またメインバー42がその下端部に備える両下鉛直部42d…の下部は、フロントフォーク16におけるボトムブリッジ37に設けられた支持孔48,48にそれぞれ挿入されるものであり、両下鉛直部42d…には、前記ボトムブリッジ37の上面に当接する鍔部材49,49がそれぞれ固着される。而して鍔部材49…をボトムブリッジ37の上面に当接するまで前記両下鉛直部42d…を支持孔48…にそれぞれ挿入した状態で、メインバー42の上部に固着された第1支持板43の取付け板部43aをトップブリッジ36に締結することで、ステー41がフロントフォーク16に取付けられることになる。
第2支持板44…は、前記メインバー42における上鉛直部42aにそれぞれ固着されるものであり、第2支持板44…に、ヘッドライト29を支持するためのヘッドライト支持孔50…と、前部ウインカ33を取付けるための取付け孔51…とがそれぞれ設けられる。
図4〜図6を併せて参照して、前部ウインカ33には、合成樹脂等の可撓性を有する材料により形成されるウインカステー53が備える筒部53aの一端部が連設され、前記筒部53aの他端部が、前記車体Bの一部を構成するステー41の第2支持板44に設けられる取付け孔51に挿入されつつ該取付け孔51の周縁に弾発係合され、第2支持板44の内方から前記筒部53aの他端部内にホルダ54が嵌合される。これによって前部ウインカ33に連なるウインカステー53が第2支持板44に取付けられることなるが、ヘッドライトカウル28の両側後部には、図1で示すように、前記ウインカステー53を配置するための切欠き52がそれぞれ設けられる。
ウインカステー53は、横断面形状を非円形たとえば菱形とした前記筒部53aと、該筒部53aの他端に連なる少なくとも一対(この実施の形態では一対)の係合腕部53b,53とを一体に有するものであり、前記取付け孔51は、前記筒部53aの外面形状に対応してたとえば菱形に形成される。而してウインカステー53は、一対の係合腕部53b…が上部位置および下部位置となるようにして、第2支持板44の前記取付け孔51の周縁に弾発、係合される。
前記筒部53aの他端側外周には、前記取付け孔51の周縁を係合させる係止溝55が設けられ、前記筒部53aのうち前記係止溝55よりも車体Bすなわち第2支持板44の内方側の部分に、周方向に等間隔をあけた一対の前記係合腕部53b…が一体に連設されるとともに、それらの係合腕部53b…間を結ぶ直線L1と直交する直線L2上に位置するようにしてスリット56が設けられる。
図7〜図10を併せて参照して、前記ホルダ54は、前記ウインカステー53よりも硬質の合成樹脂によって形成されるものであり、前記ウインカステー53における筒部53aの他端部内に一端部が嵌合される嵌合筒部54aと、該嵌合筒部54aの他端から半径方向外方に張り出す鍔部54bと、該嵌合筒部54bの他端に一端が同軸に連なる第1筒部54cと、第1筒部54cに一端を同軸に連ならせた第2筒部54dとを一体に有し、嵌合筒部54aの外面は前記ウインカステー53における筒部53aの内面形状に対応して略菱形の横断面形状を有するように形成され、鍔部54bは、前記ウインカステー53における筒部53aの他端に当接すべく略菱形に形成され、第1筒部54cは略矩形の横断面形状を有するように形成され、第2筒部54dは、円形の横断面形状を有するように形成される。
嵌合筒部54a内には、ウインカステー53側に開放した菱形の凹部57が形成され、嵌合筒部54a、第1筒部54cおよび第2筒部54dには、前記凹部57の閉塞端中央に一端を開口するとともに他端を第2筒部54dの他端に開口する円形孔58が設けられる。
前記ホルダ54には、ウインカステー53における筒部53aの周方向に間隔をあけた少なくとも一対の開口部が設けられるものであり、この実施の形態では、ホルダ54の嵌合筒部54aの外周の一部を切り欠くとともに前記鍔部54bに孔をあけるようにして、前記筒部53aの周方向に等間隔をあけた一対の開口部59,59が、前記ウインカステー53の係合腕部53b,53bをそれぞれ挿通させるようにして設けられ、それらの開口部59…は、該ホルダ54をウインカステー5の筒部53aに嵌合した状態では、ホルダ54の上部および下部に配置されることになる。
前記係合腕部53b…には、前記ウインカステー53における筒部53aの他端との間に前記鍔部54bを挟むようにして前記開口部59…の外縁に係合する爪部53c…が一体に設けられており、開口部59…に挿通された係合腕部53b…は、前記筒部53aの半径方向に沿う前記各開口部59…の外縁に弾発係合するようにして前記各開口部59…にそれぞれ挿通されることになる。
また前記ホルダ54には、各開口部59…の外縁への前記各係合腕部53b…の弾発係合状態を保持する少なくとも一対のリブが設けられるものであり、この実施の形態では、前記ホルダ54における第1筒部54cから突出するとともにウインカステー53における筒部53aの半径方向に沿って前記開口部59…の内方に配置される一対のリブ60,60が、前記各係合腕部53b…に前記筒部53aの半径方向に沿う内方側から当接することを可能として前記ホルダ54に一体に突設される。
而してウインカステー53の筒部53aが、車体Bの一部を構成するステー41の第2支持板44に設けられる取付け孔51に挿入されつつ該取付け孔51の周縁に弾発係合され、ホルダ54は、該ホルダ54における開口部59…に挿通された係合腕部53b…を前記各開口部59…の外縁に弾発係合するようにしてウインカステー53の筒部53aの他端部内に嵌合されるのであるが、その嵌合状態で、前記ホルダ54の車幅方向外方側の先端部すなわち嵌合筒部54aの一端部は、筒部53aの軸線に沿う方向で該筒部53aの第2支持板44への係合部と同一位置に配置される。
また前記ホルダ54の少なくとも下半部には、ウインカステー53の前記筒部53a内に通じる水抜き通路66が、該水抜き通路66の一部を前記開口部59の一部で構成するようにして設けられるものであり、この実施の形態では、ホルダ54における嵌合筒部54aの上部および下部をそれぞれ切り欠いて形成される溝67,67と、前記筒部53aの半径方向に沿って前記係合腕部53b…よりも内方での前記開口部59,59の一部とによって水抜き通路66,66が形成される。
図11において、後部ウインカ34には、合成樹脂等の可撓性を有する材料により形成されるウインカステー63が備える筒部63aの一端部が連設され、前記筒部63aの他端部が、車体Bの一部を構成するリヤフェンダ27に設けられた取付け孔61に挿入されつつ該取付け孔61の周縁に弾発係合され、リヤフェンダ27の内方から前記筒部63aの他端部内にホルダ64が嵌合される。而して後部ウインカ34のリヤフェンダ27への取付け構造は、前部ウインカ33の第2支持板44への取付け構造と同様であり、詳細な説明は省略する。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、ウインカステー53,63が備える筒部53a,63aの一端部が前部および後部ウインカ33,34に連設され、前記筒部53a,63aの他端部が、車体Bに設けられる取付け孔51,61に挿入されつつ該取付け孔51,61の周縁に弾発係合され、前記車体Bの内方から前記筒部53a,63aの他端部内にホルダ54,64が嵌合されるのであるが、ホルダ54,64の車幅方向外方側の先端部が、前記筒部53a,63aの軸線に沿う方向で該筒部53a,63aの前記車体Bへの係合部と同一位置に配置されるので、ウインカステー53,63の変形時にホルダ54,64に大きなスラスト力が作用することがないようにしてホルダ54,64のウインカステー53,63からの離脱を阻止し、またウインカステー53,63の車体Bへの弾発係合部の剛性を高め、振動によってウインカ33,34が揺れることを防止することができる。
すなわち図12で示すように、ウインカステー53,63の筒部53a,63aの変形が生じても、ホルダ54,64の車幅方向外方側の先端部が筒部53a,63aの軸線に沿う方向で該筒部53a,63aの車体Bへの係合部と同一位置にあることで、ホルダ54,64に大きなスラストが作用することがない。それに対して図12の鎖線Aで示すように、ホルダ54,64の車幅方向外方側の先端部が筒部53a,63aの軸線に沿う方向で該筒部53a,63aの車体Bへの係合部よりも外方にある場合には、変形した前記筒部53a,63aからホルダ53,63に車体Bの内方側に向けてのスラスト力が作用してしまうことになる。またホルダ54,64のウインカステー53,63への嵌合が、図12の鎖線Bで示すように浅すぎると、ウインカステー53,63の車体Bへの弾発係合部をホルダ54,64によって内方から確実に支持することができず、前記弾発係合部の剛性が低くなり、振動によるウインカ33,34の揺れが大きくなってしまう。
また車体Bの外方側に向けての引っ張り力がウインカステー53,63に作用しても、取付け孔51,61の周縁への弾発係合を解除するようにウインカステー53,63の筒部53a,63aが縮径しようとしても、ホルダ54,64によってその縮径が阻止されるので、ウインカステー53,63が抜けてしまうことはない。
また筒部53a,63aの周方向に間隔をあけた少なくとも一対(この実施の形態では一対)の開口部59…が前記ホルダ54,64に設けられ、前記ウインカステー53,63に、前記筒部53a,63aの半径方向に沿う前記各開口部59…の外縁に弾発係合するようにして前記各開口部59…にそれぞれ挿通される少なくとも一対(この実施の形態では一対)の係合腕部53b…が、前記筒部53a,63aの他端に連なるようにして一体に設けられ、前記各開口部59…の外縁への前記各係合腕部53b…の弾発係合状態を保持する少なくとも一対(この実施の形態では一対)のリブ60…が、前記各係合腕部53b…3に前記筒部53a,63aの半径方向に沿う内方側から当接することを可能として前記ホルダ54,64に一体に突設されている。これによりホルダ54,64のウインカステー53,63への嵌合操作を容易としつつ、ウインカステー53,63からホルダ54,64が簡単には離脱しないようにすることができる。
またホルダ54,64の少なくとも下半部、この実施の形態ではホルダ54,64における嵌合筒部54aの上部および下部に、ウインカステー53,63の筒部53a,63a内に通じる水抜き通路66…が、該水抜き通路66…の一部を開口部59…の一部で構成するようにして設けられるので、開口部59…を利用して水抜き通路66…5を形成するようにして水抜き通路66…のうち開口部59…以外の通路長を短くすることができる。
また水抜き通路66…の一部が、前記筒部53a,63aの半径方向に沿って前記係合腕部53b…よりも内方で前記開口部59…の一部によって形成されるので、係合腕部53b…の弾発方向とは反対側に水抜き通路66…を配置して、ウインカステー53,63の弾性変形の影響を受けないように水抜き通路66…を構成することができる。
しかもリブ60…が、筒部53a,63aの半径方向に沿って前記開口部59…の内方に配置されるので、水抜き通路66…周辺の剛性を高め、ホルダ54,64を形成する材料によらずに水抜き通路66…の形状を安定して確保することができる
さらに筒部53a,63aの他端部外周に取付け孔51,61の周縁を係合させる係止溝55が設けられ、前記筒部53a,63aのうち前記係止溝55よりも車体内方側の部分に、一対の前記係合腕部53b…が連設されるとともに、前記両係合腕部53b…間を結ぶ直線L1と直交する直線L2上に位置するスリット56が設けられるので、ウインカステー53,63の筒部53a,63aへのホルダ54,64の嵌合が容易となとともに、スリット56を設けることによって係合腕部53b…の剛性が低下するのを回避することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
33,34・・・ウインカ
51,61・・・取付け孔
53,63・・・ウインカステー
53a,63a・・・筒部
53b・・・係合腕部
54,64・・・ホルダ
55・・・係止溝
56・・・スリット
59・・・開口部
60・・・リブ
66・・・水抜き通路
B・・・・車体

Claims (5)

  1. 可撓性を有する材料により形成されるウインカステー(53,63)が備える筒部(53a,63a)の一端部がウインカ(33,34)に連設され、前記筒部(53a,63a)の他端部が、車体(B)に設けられる取付け孔(51,61)に挿入されつつ該取付け孔(51,61)の周縁に弾発係合され、前記車体(B)の内方から前記筒部(53a,63a)の他端部内にホルダ(54,64)が嵌合され、そのホルダ(54,64)の車幅方向外方側の先端部が、前記筒部(53a,63a)の軸線に沿う方向で該筒部(53a,63a)の前記車体(B)への係合部と同一位置に配置される、自動二輪車のウインカ取付け構造であって、
    前記筒部(53a,63a)の周方向に間隔をあけた少なくとも一対の開口部(59)が前記ホルダ(54,64)に設けられ、
    前記ウインカステー(53,63)には、前記筒部(53a,63a)の半径方向で各々の前記開口部(59)の外縁に弾発係合するようにして該開口部(59)にそれぞれ挿通される少なくとも一対の係合腕部(53b)が、前記筒部(53a,63a)の他端に連なるようにして一体に設けられ、
    前記各開口部(59)の外縁への前記各係合腕部(53b)の弾発係合状態を保持する少なくとも一対のリブ(60)が、前記各係合腕部(53b)に前記筒部(53a,63a)の半径方向内方側から当接することを可能として前記ホルダ(54,64)に一体に突設されることを特徴とする自動二輪車のウインカ取付け構造。
  2. 前記ホルダ(54,64)の少なくとも下半部に、前記ウインカステー(53,63)の前記筒部(53a,63a)内に通じる水抜き通路(66)が、該水抜き通路(66)の一部を前記開口部(59)の一部で構成するようにして設けられることを特徴とする請求項記載の自動二輪車のウインカ取付け構造。
  3. 前記水抜き通路(66)の一部が、前記筒部(53a,63a)の半径方向に沿って前記係合腕部(53b)よりも内方で前記開口部(59)の一部によって形成されることを特徴とする請求項記載の自動二輪車のウインカ取付け構造。
  4. 前記リブ(60)が、前記筒部(53a,63a)の半径方向に沿って前記開口部(59)の内方に配置されることを特徴とする請求項記載の自動二輪車のウインカ取付け構造。
  5. 前記筒部(53a,63a)の他端部外周に、前記取付け孔(51,61)の周縁を係合させる環状の係止溝(55)が設けられ、前記筒部(53a,63a)のうち前記係止溝(55)よりも車体内方側の部分に、周方向に等間隔をあけた一対の前記係合腕部(53b)が連設されるとともに、前記両係合腕部(53b)間を結ぶ直線と直交する直線上に位置するスリット(56)が設けられることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の自動二輪車のウインカ取付け構造。
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