JP4322973B2 - 自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造 - Google Patents

自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平9−183391号公報の「自動2輪車用ランプ」は、同公報の図3に示された通りの水抜き穴20を備えていることを特徴とする。この水抜き穴20は内部に侵入した水を排出する役割とバルブで熱せられた空気を排出する役割とを果たすものである。図3において、外部開口26から内部開口28に至る矢印は洗車などの際に侵入する虞れのある水を示す。しかし、この水は侵入阻止部18で遮るのでそれ以上中へ入る心配はない。
【0003】
以下の図面に記載した「前」は運転者から見て前、「後」は同後を示す。
図14は代表的な自動二輪車の側面図であり、自動二輪車100は車体フレーム101の前部にフロントフォーク102、前輪103、ヘッドライト104、フロントウインカ105,105(図奥の105は不図示)、メータ類106及びハンドル107を備え、車体フレーム101の後部にスイングアーム111、後輪112、テール/ストップライト113及びリヤウインカ114,114(図奥の114は不図示)を備えたものである。なお、116はエンジン、117は燃料タンク、118はシートである。
【0004】
雨天走行中などでは、後輪112が跳ね上げる水は矢印▲1▼,▲2▼の通りであるが、前輪103が跳ね上げる水の一部が矢印▲3▼の如くリヤウインカ114に掛かることがある。
図15は従来のフロントウインカの要部断面図であり、フロントウインカ105の下部断面を示す。
フロントウインカ105の水抜き穴構造120は、上記公報のものと同様であるため、洗車時などで外部開口部121から侵入した水は侵入阻止部122で有効に遮断ができ、走行中に「前」から掛る矢印▲4▼の水に対しても良好な防水性を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図16は従来のリヤウインカの要部断面図であり、リヤウインカ114の下部断面を示す。
リヤウインカ114は前記フロントウインカ105を鉛直軸廻りに180゜回転させて取付けたものであって、物としてはフロントウインカ105と同一物である。この理由は、部品の共通化による部品点数の削減にある。
【0006】
その結果、前輪で跳ね上げた矢印▲3▼の水(図14参照)が水抜き穴構造130の外部開口131から侵入し、縦壁部132に当って反転し、侵入阻止部133に至る。矢印▲3▼の水は、雨天走行中は高頻度で発生するため、侵入阻止部133を越えてリヤウインカ114の内部に至る虞れがある。
侵入水が洗車時のものであれば、時間が限られており、侵入水の量はそれほど多くないので、排水が勝るため問題とならないが、雨天走行の継続時間は洗車の継続時間よりも長く、侵入水の発生する可能性が高まるために、改善が望まれる。
そこで、本発明の目的は部品の共通化を維持しつつ防水性を高めたウィンカを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、バルブ25を収納するランプボディ21にレンズ22を取付け、ランプボディ及びレンズの下部に水抜き通路30を備えた自動二輪車用ウィンカにおいて、前記水抜き通路30は、前記ランプボディの開口部に形成された通路と、該通路に連通し、且つ、前記開口部に嵌合する前記レンズの端部に形成された通路を備えてなり、該ランプボディ21と該レンズ22との嵌合で該水抜き通路30を形成し、前記レンズ22の端部に形成された通路の下の縁に、ランプボディ側上方へ斜めに立上がり、自動二輪車の前後方向を向く傾斜面40が水抜き通路30の外部開口36から露出するように形成することで、水抜き通路を上に向って狭まるテーパ通路45bであり、前記水抜き通路30は、ウィンカ内から下へ延びる第1通路38と、この第1通路の下端からレンズ22の前面に向って横に延ばした第2通路45と、第2通路の出口に接続され、上に向って狭まる前記テーパ通路45bとからなり、前記ランプボディ21とレンズ22の少なくとも一方に、前記外部開口36を切欠き形成し、前記ランプボディ21とレンズ22との合せ面を面一としたことを特徴とする。
レンズからランプボディに向って立上がる傾斜面を形成し、この傾斜面の反射角を利用して前輪が跳ね上げる水を下方に跳ね返す。
また、水抜き通路を上に向って狭まるテーパ通路にしたので、侵入する水を効率的に遮ぎることができる。
また、水抜き通路は、ウィンカ内から下へ延びる第1通路と、この第1通路の下端からレンズの前面に向って横に延ばした第2通路と、第2通路の出口に接続したテーパ通路としたので、傾斜面の反射角を利用して前輪が跳ね上げる水を下方に跳ね返すので、横に跳ね返る量は微量となり、横に連なる水平な第2通路に侵入する水は少くなる。
さらに、ランプボディとレンズの少なくとも一方に、外部開口を切欠き形成したので、ランプボディやレンズに容易に外部開口を設けることができる。ランプボディやレンズを射出成形するときには、既存の金型を若干修正するだけで容易にランプボディやレンズを製造することができる。従って、ランプボディやレンズのコストを下げることができる。
さらにまた、ランプボディとレンズとの合せ面を面一としたので、雨天走行中に前走車が跳ね上げる水がウィンカにかかることがあるが、水抜き通路からは入り難く、外部開口に当ることなく後方に流れ、水抜き通路からは侵入し難い。
0008
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の背面図であり、自動二輪車1は、フレーム2と、エンジン3と、このエンジン3で駆動する後輪4と、マフラ5と、フレーム2の上部前から順にメータ6と,ステアリング7と、燃料タンク8と、シート9と、リヤフェンダ11とからなる。12はステアリング7の下部に設けた左フロントウインカ、13は右フロントウインカ、14はリヤフェンダ11に設けた左リヤウインカ、15は右リヤウインカである。
左フロントウインカ12が右リヤウインカ15と同一物であり、右フロントウインカ13が左リヤウインカ14と同一物であるため、部品を共通化できる。
ここで、左右及び前後とは運転者を基準とする。
0009
図2は本発明に係るリヤウインカの透視図であり、右リヤウインカ15を示す。
右リヤウインカ15は、ランプボディ21と、このランプボディ21の開口部に嵌合するレンズ22と、このレンズ22に取付け光を反射するリフレクタ23と、このリフレクタ23にソケット24を介して付けたバルブ25と、このバルブ25に通電するケーブル26と、下部に形成した水抜き通路30とからなる。水抜き通路30の構造は後述する。
28はランプボディ21に形成したフランジ、29はレンズ22に形成したフランジである。
0010
図3は図2の3−3線断面図、図4は本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部分解図である。なお、理解を容易にするため図4から説明する。
図4において、ランプボディ21の開口縁に垂直なシート面35を形成し、このシート面35から水平に延ばしたフランジ28に外部開口36を形成する。
外部開口36は、底辺36aと、側辺36bと、側辺36cとからなるコ字形切欠きである。
レンズ22の縁22aに縦壁部37を形成し、この縦壁部37から水平に延ばしたフランジ29に第1通路としてのコ字形の切欠き38を形成し、フランジ29と縦壁部37が交わる隅に傾斜面40を形成する。
傾斜面40は、レンズ22の縁22aからランプボディ21側へ斜めに立上がる傾斜面であるところの跳ね返し面41と、この跳ね返し面41の両端に形成した側面42と、側面43とからなる。44はパッキンである。
傾斜面40は、レンズ22の縁22aからランプボディ21側へ斜めに立上がる傾斜面であるところの跳ね返し面41と、この跳ね返し面41の両端に形成した側面42と、側面43とからなる。44はパッキンである。
0011
ランプボディ21の開口部に一点鎖線で示す矢印の如くレンズ22を取付け、シート面35とフランジ29との間にパッキン44を挟むとともに縦壁部37をフランジ28に当て、外部開口36に傾斜面40を嵌め込み開口を形成する。
0012
図3において、水抜き通路30は、ランプボディ21側に形成した外部開口36と、フランジ28とフランジ29との間に形成したレンズ22の前面22bに向う第2通路としての通路45と、この通路45の出口45aと、レンズ22側に形成した切欠き38と、傾斜面40とからなる。つまり、内部から順に切欠き38→通路45→外部開口36を通り外部に貫通する孔である。
レンズ22にパッキン44を取付け、シート面35にパッキン44を押付けることで、ランプボディ21の開口部を封じる。その時のランプボディ21の外面とレンズ22との外面は面一(つらいち)である。
水抜き通路30は、跳ね返し面41を下方へ向けた傾斜面40を備え、この傾斜面40で上に向って狭まるテーパ通路45bを形成したことを特徴とする。
0013
以上に述べた自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の作用を次に説明する。
図5は本発明に係る水抜き通路構造の作用図であり、図面左側の右リヤウインカ15において、まず、空気は白抜き矢印のごとく水抜き通路30を外部から外部開口36→通路45→切欠き38の順に通り内部に至り、又、白抜き矢印の逆側に流れることで出入りして右リヤウインカ15内部の空気の膨張収縮に対する呼吸作用をする。
0014
次に、洗車等で水が水抜き通路30の通路45へ入った場合、その水は排水勾配によって外部開口36に向って集り、外部開口36から外へ出る。従って、水が通路45に滞留することはない。
0015
雨天走行中などでは、前輪が跳ね上げる水46の一部が水抜き通路30に達することがある。水46が傾斜面40に当ると、傾斜面40は、反射角を利用して水46を矢印▲5▼の如く下方に跳ね返す。
また、水抜き通路30は、傾斜面40によって上に向って狭まるテーパ通路したので、水45がより入り難い。その結果、水及び雨滴は通路45に飛散若しくは付着し難くい。
左リヤウインカ14も同様の構造であり、説明を省略する。
0016
図面右側の右フロントウインカ13は、左・右リヤウインカ14,15と同じ構造であり、呼吸作用については説明を省略する。
右フロントウインカ13において、雨天走行中に前走車が跳ね上げる水47が右フロントウインカ13にかかることがある。水47は比較的離れた距離から飛んでくるので、角度がなく、水抜き通路30からは入り難い。水47の一部が水抜き通路30へ向ってもランプボディ21とレンズ22との合せ面は面一であるから、外部開口36に当ることなく後方に流れ、水抜き通路30からは侵入し難い。
0017
図6は本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第2実施例)であり、上記図2〜図4に示す実施例と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
水抜き通路50は、第1実施例に対し、内部開口をランプボディ21側に変えた孔であり、ランプボディ21に第1通路としての切欠き51を設けたものである。
切欠き51は、フランジ28の上面に至る底辺51aと、この底辺51aに直角な側辺51bと、側辺51cとからなるコ字形切欠きである。
0018
図7は本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第2実施例)であり、
水抜き通路50は、ランプボディ21の切欠き51と、通路45と、外部開口36と、傾斜面40とからなり、内部から順に切欠き51→通路45→外部開口36を通り外部に貫通する孔である。
内部へ至る切欠き51が外部開口36から奥に離れ、距離があるので、水がより入り難い。
また、比較的薄いレンズ側に切欠きがないので、レンズの剛性がより高まる。
0019
図8は本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第3実施例)であり、上記図2〜図4、図6及び図7に示す実施例と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
水抜き通路60は、第1実施例に対し、外部開口をレンズ22側に変えた孔であり、レンズ22に溝状の傾斜面61を設けたものである。
傾斜面61は、縦壁部37に溝状に形成した跳ね返し面62と、側面63と、側面64とからなる。
跳ね返し面62は、レンズ22をコ字形に切欠き形成した外部開口62aからランプボディ21側へ斜めに立上げフランジ29に至り、下方へ向く傾斜面である。
0020
図9は本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第3実施例)であり、
水抜き通路60は、ランプボディ21のシート面35に形成した切欠き51と、通路45と、レンズ22の縦壁部37に形成した傾斜面61とからなり、内部から順に切欠き51→通路45→傾斜面61を通り外部に貫通する孔である。
従来のレンズに対し傾斜面61を追加するだけで水抜き通路60を設けることができる。従来のウインカを改造する際、訂正箇所が極めて少ないので、改造の設計時間及び加工時間を少なくできる。従って、防水性の高いウインカを低コストで製造できる。
0021
図10は本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第4実施例)であり、上記図2〜図4、図6及び図7に示す実施例と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
水抜き通路70は、ランプボディ21とレンズ22との両方に傾斜面を形成した孔であり、ランプボディ21のフランジ28に傾斜面71を設けたものである。
傾斜部71は、フランジ28の厚みを略二等分して斜めに形成した第1傾斜面72と,第2傾斜面73と、これら第1・第2傾斜面72,73の両端から延びる側面74と,側面75とからなる。
0022
図11は本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第4実施例)であり、水抜き通路70は、切欠き51と、通路45と、ランプボディ21のフランジ28に形成した傾斜部71と、傾斜面40とからなり、内部から順に切欠き51→通路45→傾斜部71を通り外部に貫通する孔である。
左・右フロントウインカ12,13(図1参照)において、雨天走行中に前走車が跳ね上げる水が水抜き通路70に当ることもある。水が傾斜部71に当ると、傾斜部71の第1傾斜面72は、反射角を利用して水を下方に跳ね返す。
また、左・右リヤウインカ14,15(図1参照)においても、「後」から掛かる水に対して同様に第1傾斜面72は、反射角を利用して水を下方に跳ね返す。従って、自動二輪車の前後の何れの方向から飛んで来る水に対しても防水性が高まる。
0023
図12は本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第5実施例)であり、上記図2〜図4に示す実施例と同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
水抜き通路80は、第1実施例に対し、内部開口を2分割にした孔であり、ランプボディ21のフランジ29に切欠き部81を設けたものである
切欠き部81は、切欠き82と、この切欠き82を中央から分割する分水嶺83とからなる。
切欠き82は、切欠き38(図1参照)と同じ大きさの切欠きに分水嶺83を設け、開口断面積を小さくした孔である。
0024
図13は本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第5実施例)であり、水抜き通路80は、切欠き部81と、通路45と、外部開口36と、傾斜面40とからなり、内部から順に切欠き部81→通路45→外部開口36を通り外部に貫通する孔である。
切欠き部81は分水嶺83(図12参照)があるため、開口断面積が小さく、空気を簡単に通すが、水滴を通し難い。通路45を通過した水は、切欠き部81を容易に通過できないので、さらに防水性が高まる。
0025
尚、本発明の実施の形態に示した図11の第2傾斜面73を形成しないで、第1傾斜面72だけを設けてもよい。
また、図4の外部開口36や切欠き38は水の排出が可能な形状であればよくコ字形に限定するものではない。
0026
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、上記目的を達成するために請求項1は、バルブ25を収納するランプボディ21にレンズ22を取付け、ランプボディ及びレンズの下部に水抜き通路30を備えた自動二輪車用ウィンカにおいて、前記水抜き通路30は、前記ランプボディの開口部に形成された通路と、該通路に連通し、且つ、前記開口部に嵌合する前記レンズの端部に形成された通路を備えてなり、該ランプボディ21と該レンズ22との嵌合で該水抜き通路30を形成し、前記レンズ22の端部に形成された通路の下の縁に、ランプボディ側上方へ斜めに立上がり、自動二輪車の前後方向を向く傾斜面40が水抜き通路30の外部開口36から露出するように形成することで、水抜き通路を上に向って狭まるテーパ通路45bであり、前記水抜き通路30は、ウィンカ内から下へ延びる第1通路38と、この第1通路の下端からレンズ22の前面に向って横に延ばした第2通路45と、第2通路の出口に接続され、上に向って狭まる前記テーパ通路45bとからなり、前記ランプボディ21とレンズ22の少なくとも一方に、前記外部開口36を切欠き形成し、前記ランプボディ21とレンズ22との合せ面を面一とした。
本発明では、外部開口の縁からランプボディ側又はレンズ側へ斜めに立上がる傾斜面の反射角を利用して、前輪が跳ね上げる水を下方に跳ね返すので、水抜き通路の外部開口で水の侵入を防ぐことができる。又、ランプボディとレンズとの合せは面一なので、フロントにおいて、前走車の跳ね上げる水は外部開口に当り難く、水が入り難い。その結果、フロント部品とリヤ部品を共通化できる。
また、外部開口を外から内へ狭まるテーパ通路にしたので、侵入する水を効率的に遮ぎることができる。
従って、水抜き通路外部開口縁で水の侵入量を低減できるとともに部品点数を削減できる。
また、水抜き通路は、ランプボディの開口部に形成された通路と、通路に連通し、且つ、開口部に嵌合するレンズの端部に形成された通路を備え、レンズの端部に形成された通路の下の縁に、ランプボディ側上方へ斜めに立上がる傾斜面が開口部に形成された通路の外部開口から露出するように形成するので、ランプボディに容易に外部開口を設けることができ、ランプボディやレンズを射出成形するときには、既存の金型を若干修正するだけで容易にランプボディやレンズを製造することができる。
従って、ランプボディやレンズのコストを下げることができる。
また、テーパ通路の傾斜面が反射角を利用して前輪が跳ね上げる水を下方に跳ね返すので、横に跳ね返る量は微量となり、横に連なる水平な第2通路に侵入する水は少くなる。
従って、水の侵入量をより低減できる。
さらに、ランプボディとレンズの少なくとも一方に、外部開口を切欠き形成するため、ランプボディやレンズに容易に外部開口を設けることができ、ランプボディやレンズを射出成形するときには、既存の金型を若干修正するだけで容易にランプボディやレンズを製造することができる。
従って、ランプボディやレンズのコストを下げることができる。
さらに、ランプボディとレンズとの合せ面を面一としたので、雨天走行中に前走車が跳ね上げる水がウィンカにかかることがあるが、水抜き通路からは入り難く、外部開口に当ることなく後方に流れ、水抜き通路からは侵入し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車の背面図
【図2】 本発明に係るリヤウインカの透視図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部分解図
【図5】 本発明に係る水抜き通路構造の作用図
【図6】 本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第2実施例)
【図7】 本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第2実施例)
【図8】 本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第3実施例)
【図9】 本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第3実施例)
【図10】 本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第4実施例)
【図11】 本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第4実施例)
【図12】 本発明に係る水抜き通路構造の要部分解図(第5実施例)
【図13】 本発明に係る自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造の要部断面図(第5実施例)
【図14】 代表的な自動二輪車の側面図
【図15】 従来のフロントウインカの要部断面図
【図16】 従来のリヤウインカの要部断面図
【符号の説明】
12,13,14,15…自動二輪車用ウィンカ(左フロントウインカ、右フロントウインカ、左リヤウインカ、右リヤウインカ)、21…ランプボディ、22…レンズ、22a…縁、22b…レンズの前面、23…リフレクタ、25…バルブ、30,50,60,70,80…水抜き通路、28,29…フランジ、35…シート面、36,62a…外部開口、37…縦壁部、38,51…第1通路(切欠き)、40,61…傾斜面、44…パッキン、41,62…跳ね返し面、45…第2通路(通路)、45a…出口、45b…テーパ通路、71…傾斜部、72…第1傾斜面。

Claims (1)

  1. バルブ(25)を収納するランプボディ(21)にレンズ(22)を取付け、ランプボディ及びレンズの下部に水抜き通路(30)を備えた自動二輪車用ウィンカにおいて、
    前記水抜き通路(30)は、前記ランプボディの開口部に形成された通路と、該通路に連通し、且つ、前記開口部に嵌合する前記レンズの端部に形成された通路を備えてなり、該ランプボディ(21)と該レンズ(22)との嵌合で該水抜き通路(30)を形成し、
    前記レンズ(22)の端部に形成された通路の下の縁に、ランプボディ側上方へ斜めに立上がり、自動二輪車の前後方向を向く傾斜面(40)が水抜き通路(30)の外部開口(36)から露出するように形成することで、水抜き通路を上に向って狭まるテーパ通路(45b)であり、
    前記水抜き通路(30)は、ウィンカ内から下へ延びる第1通路(38)と、この第1通路の下端からレンズ(22)の前面に向って横に延ばした第2通路(45)と、第2通路の出口に接続され、上に向って狭まる前記テーパ通路(45b)とからなり、
    前記ランプボディ(21)とレンズ(22)の少なくとも一方に、前記外部開口(36)を切欠き形成し、
    前記ランプボディ(21)とレンズ(22)との合せ面を面一とした、
    ことを特徴とする自動二輪車用ウィンカの水抜き通路構造。
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