JP7456982B2 - フロントカウル支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントカウル支持構造に関するものである。
従来、鞍乗り型車両等の車両前部に設けられたフロントカウルとして、ヘッドライトの外周に沿うように配置されたヘッドライトカウルを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の車両では、金属製の支持部材をヘッドライトカウルに結合することによりヘッドライトカウルを車体に連結する場合がある。
特開2014-125063号公報
しかしながら、金属製の支持部材をヘッドライトカウルに結合する場合には、金属部材によって車両重量の増加を招くおそれがあり、フロントカウル支持構造に改善の余地がある。
そこで本発明は、車両重量の増加を抑制できるフロントカウル支持構造を提供するものである。
本発明のフロントカウル支持構造は、車体部品(21)の前方に配置されたヘッドライト(13)と、前記ヘッドライト(13)の外周に沿うヘッドライトカウル(80)と、樹脂材料により形成され、前記ヘッドライトカウル(80)から後方に延出する延出部(85)と、金属材料により形成され、前記延出部(85)と前記車体部品(21)とを連結する支持部材(50)と、を備える。
本発明によれば、ヘッドライトカウル自体に支持部材が結合する構成におけるヘッドライトカウルと支持部材との結合部よりも後方に、延出部と支持部材との結合部を設けることができる。このため、ヘッドライトカウル自体に支持部材が結合する構成と比較して、金属製の支持部材を短縮することが可能となる。したがって、車両重量の増加を抑制できる。
上記のフロントカウル支持構造において、前記延出部(85)は、前記支持部材(50)に締結される複数の締結部(87)を有し、前記複数の締結部(87)のうち少なくとも1つは、前記ヘッドライト(13)の下端よりも上方に位置していてもよい。
本発明によれば、複数の締結部の全てがヘッドライトの下端よりも下方に位置する構成と比較して、支持部材を前後方向に大型化することなく、締結部のうち少なくとも1つをヘッドライトカウルに近付けることができる。したがって、延出部を介したヘッドライトカウルの支持強度を向上させることができる。
上記のフロントカウル支持構造において、前記延出部(85)は、前記支持部材(50)に締結され、車両の上下方向に間隔をあけて配置された複数の締結部(87)を有していてもよい。
本発明によれば、延出部のロール方向の変位に対する支持強度を向上させることができる。したがって、車幅方向に揺れるヘッドライトをヘッドライトカウルを介して強固に支持することができる。
上記のフロントカウル支持構造において、前記延出部(85)は、凹部(86)を有していてもよい。
本発明によれば、延出部の曲げ強度を向上させることができる。したがって、延出部を介したヘッドライトカウルの支持強度を向上させることができる。
上記のフロントカウル支持構造において、前記延出部(85)の少なくとも一部は、前記ヘッドライト(13)の下方に位置していてもよい。
本発明によれば、車体部品に対して比較的高い位置に配置され得るヘッドライトよりも低い位置に支持部材を配置できるので、支持部材を効果的に短縮できる。したがって、車両重量の増加を抑制できる。
上記のフロントカウル支持構造において、前記ヘッドライトカウル(80)と前記延出部(85)とを連結する補強部(92)をさらに有していてもよい。
本発明によれば、支持部材は延出部および補強部を介してヘッドライトカウルを支持できるので、延出部を介したヘッドライトカウルの支持強度をより一層向上させることができる。
本発明のフロントカウル支持構造によれば、車両重量の増加を抑制できる。
実施形態の自動二輪車を示す左側面図である。 実施形態の車両前部を示す左側面図である。 図2に示す車両から車体カバーおよびフロントフォークを取り外した状態を示す図である。 実施形態の車両前部を示す斜視図である。 実施形態のインナーカウルを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の方向は、以下に説明する車両における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
図1は、実施形態の自動二輪車を示す左側面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、車体部品として、車体フレーム20と、前輪2を支持するステアリング機構30と、後輪3を支持するリアサスペンション40と、を備える。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21と、左右一対のメインフレーム22と、左右一対のピボットフレーム23と、単一のダウンフレーム24と、一対のシートレール25と、一対のサポートレール26と、を備える。ヘッドパイプ21は、車体フレーム20の前端に設けられている。ヘッドパイプ21は、車両の車幅中心上に配置されている。ヘッドパイプ21には、後述する支持部材50が結合するブラケット27が前方に突出するように設けられている(図3参照)。一対のメインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から左右に分岐して後下方に延びている。一対のピボットフレーム23は、それぞれメインフレーム22の後端部から下方に延びている。ダウンフレーム24は、ヘッドパイプ21の下部から下方かつ後方へ延びている。ダウンフレーム24の下端部には、ハンガーブラケット28が結合している。一対のシートレール25は、メインフレーム22の中途部から後方へ延びている。一対のサポートレール26は、メインフレーム22の後端から後方かつ上方に延び、シートレール25に下方から結合している。
ステアリング機構30は、左右一対のフロントフォーク31と、一対のフロントフォーク31の上部の間に渡って設けられるトップブリッジ32およびボトムブリッジ33と、トップブリッジ32とボトムブリッジ33との間に渡って設けられたステアリングステム34(図3参照)と、を備える。一対のフロントフォーク31は、下端部に前輪2を軸支している。一対のフロントフォーク31には、前輪2を覆うフロントフェンダ4が取り付けられている。トップブリッジ32は、操向ハンドル35を支持している。ステアリングステム34は、車体フレーム20のヘッドパイプ21内に挿通されて、車体フレーム20に支持されている。
リアサスペンション40は、スイングアーム41を備える。スイングアーム41は、車体後部の下方に設けられている。スイングアーム41は、前後に延びている。スイングアーム41の前端部は、左右に分岐した二股状に形成され、一対のピボットフレーム23の上下中間部に上下揺動可能に支持される。スイングアーム41の上下揺動は、図示しないリアクッションによって吸収される。スイングアーム41の後端部は、後輪3を軸支している。後輪3は、エンジン5に対して、車体後部の左方に配設されたチェーン式の伝動機構42を介して連結されている。
自動二輪車1は、原動機であるエンジン5と、燃料タンク7と、シート9と、車両の外郭を形成する車体カバー60と、をさらに備える。
エンジン5は、車体フレーム20に固定的に支持されている。エンジン5は、クランクケース5aと、シリンダ5bと、を備える。クランクケース5aは、エンジン5の下部を構成する。クランクケース5aの前端部は、ハンガーブラケット28に支持されている。クランクケース5aの後端部は、ピボットフレーム23に支持されている。シリンダ5bは、クランクケース5aの前部から前上方に起立している。
燃料タンク7は、エンジン5のシリンダ5bの上方に配置されている。燃料タンク7は、メインフレーム22の上方において、車体フレーム20に支持されている。
シート9は、燃料タンク7の後方に配置されている。シート9は、側面視でシートレール25の上方に配置されている。シート9は、一対のシートレール25に支持されている。
車体カバー60は、車体フレーム20等を覆う。車体カバー60は、車両前部にフロントカウル61を備える。フロントカウル61の構成については後述する。
図2は、実施形態の車両前部を示す左側面図である。図3は、図2に示す車両から車体カバーの一部および左側のフロントフォークの上部を取り外した状態を示す図である。
図2および図3に示すように、自動二輪車1は、メータ装置11と、ヘッドライト13と、支持部材50と、をさらに備える。
図3に示すように、メータ装置11は、操向ハンドル35の前方に配置されている。メータ装置11は、車両の車幅中心上に配置されている。メータ装置11は、車速メータやタコメータ等の計器類を備える。
ヘッドライト13は、ヘッドパイプ21の前方に配置されている。ヘッドライト13は、自動二輪車1の前部において車両の車幅中心上に配置されている。ヘッドライト13は、光源と、光源を囲うとともに前方に開口したハウジング13aと、ハウジング13aの開口を閉塞するとともに光源を前方から覆うレンズ13bと、を備える。レンズ13bの前面は、その下端から上方に向かうに従い後方に延びているとともに、車幅中心から車幅方向の外側に向かうに従い後方に延びるように湾曲している。なお、レンズ13bの前面は、レンズ13bの外表面のうち前方に露出した面である。
支持部材50は、メータ装置11およびヘッドライト13を車体部品である車体フレーム20に連結する。支持部材50は、金属材料により形成されている。支持部材50は、ヘッドパイプ21に設けられたブラケット27に結合されている。支持部材50は、車幅中心に沿って配置されて後端をブラケット27に締結された第1ステー51と、第1ステー51の前端に結合して車幅方向の外側に延びる第2ステー52と、第2ステー52に結合して上方に延び、メータ装置11およびヘッドライト13のハウジング13aを支持するサポートチューブ53と、を備える。
フロントカウル61の形状について詳述する。
図4は、実施形態の車両前部を示す斜視図である。
図4に示すように、フロントカウル61は、車体フレーム20のヘッドパイプ21の前方で、ヘッドライト13の外周を覆っている。フロントカウル61は、カウル上部62と、左右一対のカウル側部63と、カウル下部64と、を備える。カウル上部62は、ヘッドライト13のレンズ13bの前面の上縁に対向する部分から後方かつ上方に延びている。カウル上部62は、フロントカウル61の前面の上部を形成している。カウル側部63は、レンズ13bの前面の左右両側縁に対向する部分から後方かつ車幅方向の外側に延びている。カウル側部63は、フロントカウル61の前面の左右両側部を形成している。カウル下部64は、レンズ13bの前面の下縁に対向する部分から後方かつ下方に延びている。カウル下部64は、フロントカウル61の前面の下部を形成している。以下、カウル上部62、カウル側部63およびカウル下部64をフロントカウル61の主部と称する場合がある。
フロントカウル61は、フロントカウル61の主部の下半部の前面から前方に突出したノーズカウル65をさらに備える。ノーズカウル65は、その前端部がフロントカウル61の主部およびヘッドライト13それぞれの前端部よりも前方に位置するように形成されている。ノーズカウル65は、前下がりに形成されている。具体的に、ノーズカウル65は、上面がその後端部から前端部に向かうに従い下方に延びるように形成されている。ノーズカウルの上面は、側面視でヘッドライト13のレンズ13bの前面、およびフロントカウル61の主部の前面よりも水平方向に対する傾斜角度が小さくなるように延びている。ノーズカウル65は、前端部に向けて先細るように形成されている。
続いて、フロントカウル61の部品構成について説明する。
図2に示すように、フロントカウル61は、正面視でヘッドライト13に上方から隣接するメータバイザー70と、メータバイザー70の下部を覆うアッパパネル72と、ヘッドライト13を囲うインナーカウル74と、インナーカウル74を覆うアウターカウル76と、アウターカウル76を車幅方向の外側から覆うサイドパネル78と、を備える。
メータバイザー70は、メータ装置11を上方から覆う。メータバイザー70は、ヘッドライト13のレンズ13bの上縁に対向する前縁を有する。メータバイザー70は、その前縁から後方かつ上方に延びている。
図4に示すように、メータバイザー70には、スクリーン67が固定されている。スクリーン67は、自動二輪車1の前進走行時に運転者に向かう走行風を遮る。スクリーン67は、透明の樹脂材料により薄板状に形成されている。スクリーン67は、メータバイザー70の上面に沿うように配置されている。スクリーン67は、スクリーン67とメータバイザー70との結合部を除き、メータバイザー70に対して非接触とされている。
図2に示すように、アッパパネル72は、自動二輪車1の外観上で、ヘッドライト13のレンズ13bとメータバイザー70と境界を覆うように配置されている。アッパパネル72の上面は、レンズ13bの前面に連なるように、アッパパネル72の前縁から後方かつ上方に延びている。
図5は、実施形態のインナーカウルを示す斜視図である。
図3および図5に示すように、インナーカウル74は、ヘッドライト13の外周に沿うヘッドライトカウル80と、ヘッドライトカウル80から後方に延出する左右一対の延出部85と、各延出部85から前方に突出する突出部90と、ヘッドライトカウル80および延出部85を連結する補強部92と、を備える。これらヘッドライトカウル80、延出部85、突出部90および補強部92は、樹脂材料により一体的に形成されている。インナーカウル74は、車幅中心に対しておおよそ左右対称に形成されている。なお各図において、一対の延出部85および一対の補強部92のうち左側の延出部85および補強部92のみ示されている。
ヘッドライトカウル80は、正面視で上方に開放されたU字状に形成され、ヘッドライト13に上方を除く3方向から隣接する。ヘッドライトカウル80は、ヘッドライト13のハウジング13aに直接面する。ヘッドライトカウル80は、ヘッドライト13のハウジング13aに車幅方向外側から隣接する左右一対の側部81と、側部81の下端同士を接続してハウジング13aに下方から隣接する底部83と、を備える。
図5に示すように、一対の側部81は、フロントカウル61のカウル側部63(図4参照)の内側部分を形成している。各側部81は、ハウジング13aに沿うように前後方向に広がりを持つ外壁81aおよび内壁81bと、外壁81aおよび内壁81bそれぞれの前端縁から車幅方向に張り出す横鍔部81cと、を備える。外壁81aは、内壁81bよりも上方に配置されている。横鍔部81cの上部は、外壁81aの前端縁から車幅方向の内側に張り出している。横鍔部81cの下部は、内壁81bの前端縁から車幅方向の外側に張り出しているとともに、横鍔部81cの上部の下端に連なっている。
底部83は、フロントカウル61のカウル下部64(図4参照)を形成している。底部83は、ハウジング13aに沿うように前後方向に広がりを持つ下壁83aと、下壁83aの前端縁から下方に張り出した下鍔部83bと、下鍔部83bの下端縁から下方に延びる前壁83cと、を備える。下鍔部83bの両端は、それぞれ横鍔部81cの下端に連なっている。下鍔部83bおよび横鍔部81cは、全体として上方に開放されたU字状に延びている。
図3および図5に示すように、延出部85は、横鍔部81cの下部における車幅方向の外側の端縁から後方かつ車幅方向の外側に延出している。延出部85は、側面視で横鍔部81cの下部から後下方に突出するように形成されている。延出部85は、ヘッドライトカウル80の車幅方向外方に位置する。延出部85の少なくとも一部は、側面視でヘッドライト13の下方に位置する。延出部85は、板状に形成されている。延出部85は、横鍔部81cから後方かつ車幅方向外側に延びる上部85aと、上部85aの下端縁から下方に延びる下部85bと、上部85aおよび下部85bの後端縁から後方に延びる後部85cと、を備える。下部85bには、車幅方向内側に窪む凹部86が形成されている。凹部86は、絞り形状を有する。凹部86は、上下方向の幅が前方から後方に向かうに従い拡大するように形成されている。
後部85cは、両主面を車幅方向に向けるように配置されている。後部85cには、支持部材50の第2ステー52に締結される複数の締結部87が設けられている。複数の締結部87の全ては、側面視でヘッドライト13の下方に配置されている。複数の締結部87は、上下方向に間隔をあけて配置された上締結部87Aおよび下締結部87Bである。上締結部87Aは、側面視で下締結部87Bの真上に位置する。上締結部87Aは、ヘッドライト13のレンズ13bの下端よりも上方に位置する。一方で、下締結部87Bは、ヘッドライト13の下端よりも下方に位置する。
突出部90は、ノーズカウル65を形成している。突出部90は、左右の延出部85それぞれの下部85bの前縁、およびヘッドライトカウル80の底部83の前壁83cの左右両側縁から前方に延びて前端で結合している。
補強部92は、ヘッドライトカウル80の外壁81aと、延出部85の後上部とを接続している。補強部92は、正面視で車幅方向の内側に開放されたV字状に形成され、ヘッドライトカウル80の外壁81aの上縁、および延出部85の後部85cの上縁に結合している。補強部92は、ヘッドライトカウル80の外壁81aとの間に前後方向に貫通した貫通孔93を形成している。
図2および図4に示すように、アウターカウル76は、インナーカウル74における突出部90の前端を除く略全体を前方および車幅方向の外側から覆うように形成されている。アウターカウル76は、インナーカウル74に締結されている。アウターカウル76の外表面は、正面視におけるヘッドライト13の車幅方向の外側で、レンズ13bの前面に連なるように延びている。アウターカウル76は、フロントカウル61のカウル側部63、およびノーズカウル65を形成している。
サイドパネル78は、側面視でヘッドライト13のレンズ13bに対して間隔をあけた後方位置で、アウターカウル76を覆っている。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、ヘッドライト13の外周に沿うヘッドライトカウル80と、ヘッドライトカウル80から後方に延出する延出部85と、延出部85とヘッドパイプ21とを連結する支持部材50と、を備えるフロントカウル支持構造を持つ。この構成によれば、ヘッドライトカウル自体に支持部材が結合する構成におけるヘッドライトカウルと支持部材との結合部よりも後方に、延出部85と支持部材50との結合部である締結部87を設けることができる。このため、ヘッドライトカウル自体に支持部材が結合する構成と比較して、金属製の支持部材50を短縮することが可能となる。したがって、車両重量の増加を抑制できる。
延出部85は、支持部材50の第2ステー52に締結される複数の締結部87を有する。複数の締結部87のうち上締結部87Aは、ヘッドライト13の下端よりも上方に位置する。この構成によれば、複数の締結部の全てがヘッドライト13の下端よりも下方に位置する構成と比較して、支持部材50を前後方向に大型化することなく、締結部87のうち少なくとも1つをヘッドライトカウル80に近付けることができる。したがって、本実施形態のフロントカウル支持構造によれば、延出部85を介したヘッドライトカウル80の支持強度を向上させることができる。
また、複数の締結部87は上下方向に間隔をあけて配置されている。この構成によれば、延出部85のロール方向の変位に対する支持強度を向上させることができる。したがって、本実施形態のフロントカウル支持構造によれば、車幅方向に揺れるヘッドライト13を、ヘッドライトカウル80を介して強固に支持することができる。
延出部85は、凹部86を有する。この構成によれば、延出部85の曲げ強度を向上させることができる。したがって、本実施形態のフロントカウル支持構造によれば、延出部85を介したヘッドライトカウル80の支持強度を向上させることができる。
延出部85の少なくとも一部は、ヘッドライト13の下方に位置する。この構成によれば、車体部品に対して比較的高い位置に配置され得るヘッドライト13よりも低い位置に支持部材50の第1ステー51および第2ステー52を配置できるので、第1ステー51および第2ステー52を効果的に短縮できる。したがって、車両重量の増加を抑制できる。
本実施形態のフロントカウル支持構造は、ヘッドライトカウル80と延出部85とを連結する補強部92をさらに有する。この構成によれば、支持部材50は延出部85および補強部92を介してヘッドライトカウル80を支持できるので、延出部85を介したヘッドライトカウル80の支持強度をより一層向上させることができる。
なお、本発明は運転者が車体を跨いで乗車する鞍乗り型車両全般に適用することができる。すわなち、本発明は自動二輪車だけでなく自動三輪車、またはバギーやATV(All Terrain Vehicle)等の自動四輪車に適用可能である。また、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、支持部材50がヘッドパイプ21に結合しているが、この構成に限定されない。支持部材は、車体部品に結合していればよく、例えばステアリング機構のトップブリッジまたはボトムブリッジに結合していてもよい。また、支持部材50は、第1ステー51および第2ステー52によりフロントカウル61の延出部85とヘッドパイプ21とを連結しているが、支持部材の構成については適宜変更可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
13…ヘッドライト 21…ヘッドパイプ(車体部品) 50…支持部材 61…フロントカウル 80…ヘッドライトカウル 85…延出部 86…凹部 87…締結部 92…補強部

Claims (5)

  1. 車体部品(21)の前方に配置されたヘッドライト(13)と、
    前記ヘッドライト(13)の外周に沿うヘッドライトカウル(80)と、
    樹脂材料により前記ヘッドライトカウル(80)と一体的に形成され、前記ヘッドライトカウル(80)から後方に延出する延出部(85)と、
    金属材料により形成され、前記延出部(85)と前記車体部品(21)とを連結する支持部材(50)と、
    を備え、
    前記延出部(85)は、前記支持部材(50)との接続箇所の前方に凹部(86)を有する、
    フロントカウル支持構造。
  2. 車体部品(21)の前方に配置されたヘッドライト(13)と、
    前記ヘッドライト(13)の外周に沿うヘッドライトカウル(80)と、
    樹脂材料により前記ヘッドライトカウル(80)と一体的に形成され、前記ヘッドライトカウル(80)から後方に延出する延出部(85)と、
    金属材料により形成され、前記延出部(85)と前記車体部品(21)とを連結する支持部材(50)と、
    前記ヘッドライトカウル(80)と前記延出部(85)とを連結する補強部(92)と、
    を備え
    前記補強部(92)は、前記ヘッドライトカウル(80)との間に前後方向に貫通した貫通孔(93)を形成している
    フロントカウル支持構造。
  3. 前記延出部(85)は、前記支持部材(50)に締結される複数の締結部(87)を有し、
    前記複数の締結部(87)のうち少なくとも1つは、前記ヘッドライト(13)の下端よりも上方に位置する、
    請求項1または請求項2に記載のフロントカウル支持構造。
  4. 前記延出部(85)は、前記支持部材(50)に締結され、車両の上下方向に間隔をあけて配置された複数の締結部(87)を有する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフロントカウル支持構造。
  5. 前記延出部(85)の少なくとも一部は、前記ヘッドライト(13)の下方に位置する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフロントカウル支持構造。
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