JP2020147210A - 鞍乗り型車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後方への光漏れを簡素な構造で防止することが可能な鞍乗り型車両の前部構造を提供する。【解決手段】自動二輪車は、車体前部に、ヘッドライトケース61及びヘッドライトケース61の前端に結合されたレンズ62を備えるヘッドライト45と、ヘッドライト45の周囲を覆うヘッドライトカウル47とを備え、レンズ62は、ヘッドライトケース61と結合する筒状のレンズ周壁部62aを備え、ヘッドライト45とヘッドライトカウル47との間に、車両後方に向かって次第に縮径する筒状のヘッドライトカバー64が配置され、ヘッドライトカバー64は、少なくともレンズ62のレンズ周壁部62aの外側を覆う。【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗り型車両の前部構造に関する。
従来、ヘッドライトのレンズが、カウリングに形成された開口から外部に露出し、カウリングの開口付近からカウリングの内側に漏れた光を遮るために、ヘッドライトのハウジング又はレンズに光漏れ防止構造を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−202129号公報
特許文献1では、光漏れ防止構造として、ハウジングにおけるレンズとの結合部に、カウリングの内面に向かう延長部と、延長部の先端から屈曲させてカウリングの内面に沿って延びるリブとを形成したり、レンズにおけるカウリングの内側に、上記のような延長部やリブを形成したりするため、ハウジングやレンズの形状が複雑になり、成形が難しくなる。
本発明の目的は、車両後方への光漏れを簡素な構造で防止することが可能な鞍乗り型車両の前部構造を提供することにある。
鞍乗り型車両の前部構造は、車体前部に、ヘッドライトケース(61)及び前記ヘッドライトケース(61)の前端に結合されたレンズ(62)を備えるヘッドライト(45)と、前記ヘッドライト(45)の周囲を覆うヘッドライトカウル(47)とを備えた鞍乗り型車両の車体前部構造において、前記レンズ(62)は、前記ヘッドライトケース(61)と結合する筒状の周壁部(62a)を備え、前記ヘッドライト(45)と前記ヘッドライトカウル(47)との間に、車両後方に向かって次第に縮径する筒状のカバー部材(64)が配置され、前記カバー部材(64)は、少なくとも前記レンズ(62)の周壁部(62a)の外側を覆うことを特徴とする。
上記構成において、前記カバー部材(64)は、前記ヘッドライト(45)に取付けられ、前記ヘッドライトカウル(47)の内面に設けられた緩衝部材(66)に前記カバー部材(64)の前端が当接するようにしても良い。
また、上記構成において、前記ヘッドライトケース(61)の周壁部(61a)には、複数のざぐり部(61e)が形成され、前記カバー部材(64)には、内面から内側に突出する複数の筒部(64h,64m)が前記ざぐり部(61e)にそれぞれ嵌り込むように形成され、前記筒部(64h,64m)に挿入された締結部材(82)は、前記ヘッドライトケース(61)を貫通して前記ヘッドライトケース(61)の内側に配置されたハウジング(81)に締結されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記ヘッドライトカウル(47)は、前記レンズ(62)の前面を露出させる開口(48a)を備え、前記開口(48a)は、前記ヘッドライトケース(61)の外周縁よりも小さく形成されて、車両正面視では、前記開口(48a)の縁部(48f)が前記ヘッドライトケース(61)の外周縁(61d)に重なり、前記カバー部材(64)は、前端から後方へ向かって後上がりに傾斜する段部(64e)を備えても良い。
また、上記構成において、前記ヘッドライトカウル(47)は、ヘッドライトカウルステー(72)によって支持され、前記ヘッドライトカウルステー(72)は、上部取付部(77)及び下部取付部(76)を備え、前記上部取付部(77)は、フロントウインカ(46)を支持するウインカステー(59)と共締めされ、前記下部取付部(76)は、前記ヘッドライト(45)を支持するヘッドライトステー(71)と共締めされるようにしても良い。
また、上記構成において、前輪(2)を支持するフロントフォーク(12)の上端部の左右がトップブリッジ(54)で連結され、前記トップブリッジ(54)に前記ヘッドライトカウルステー(72)を支持するカウルステー支持部材(84)が取付けられ、前記カウルステー支持部材(84)は、前記上部取付部(77)及び前記ウインカステー(59)と共締めされるようにしても良い。
鞍乗り型車両の前部構造は、レンズが、ヘッドライトケースと結合する筒状の周壁部を備え、ヘッドライトとヘッドライトカウルとの間に、車両後方に向かって次第に縮径する筒状のカバー部材が配置され、カバー部材は、少なくともレンズの周壁部の外側を覆うので、車両後方に向かって縮径する筒状のカバー部材でレンズの周壁部を覆うことで、簡素な構造によりレンズの周壁部から照射された光を遮って、光が車両後方へ漏れるのを防止することができる。
上記構成において、カバー部材は、ヘッドライトに取付けられ、ヘッドライトカウルの内面に設けられた緩衝部材にカバー部材の前端が当接するので、別体のカバー部材で光洩れを防止することで、ヘッドライトケースやヘッドライトカウルが光洩れを防ぐような複雑な形状にならず、カバー部材を容易に取付ることができ、作業性を向上できる。また、ヘッドライトカウルとカバー部材との間からの光漏れも防止できる。
また、上記構成において、ヘッドライトケースの周壁部には、複数のざぐり部が形成され、カバー部材には、内面から内側に突出する複数の筒部がざぐり部にそれぞれ嵌り込むように形成され、筒部に挿入された締結部材は、ヘッドライトケースを貫通してヘッドライトケースの内側に配置されたハウジングに締結されるので、ざぐり部にカバー部材の筒部が嵌り込み、仮組付けができるので、組付作業性を向上できる。また、ヘッドライトケースとハウジングとの締結部を利用して、ヘッドライトケースにカバー部材を共締めでき、カバー部材の取付部を新たに設ける必要がない。
また、上記構成において、ヘッドライトカウルは、レンズの前面を露出させる開口を備え、開口は、ヘッドライトケースの外周縁よりも小さく形成されて、車両正面視では、開口の縁部がヘッドライトケースの外周縁に重なり、カバー部材は、前端から後方へ向かって後上がりに傾斜する段部を備えるので、ヘッドライトとカバー部材との間の空間の導風効果による操縦安定性の向上を図ることができる。
また、上記構成において、ヘッドライトカウルは、ヘッドライトカウルステーによって支持され、ヘッドライトカウルステーは、上部取付部及び下部取付部を備え、上部取付部は、フロントウインカを支持するウインカステーと共締めされ、下部取付部は、ヘッドライトを支持するヘッドライトステーと共締めされるので、上部取付部及び下部取付部のそれぞれの共締めにより、部品点数削減及びヘッドライトカウルの共振抑制を図ることができる。
また、上記構成において、前輪を支持するフロントフォークの上端部の左右がトップブリッジで連結され、トップブリッジにヘッドライトカウルステーを支持するカウルステー支持部材が取付けられ、カウルステー支持部材は、上部取付部及びウインカステーと共締めされるので、カウルステー支持部材によって、ヘッドライトカウルステーを強固に支持できるとともに、上部取付部とウインカステーとの共締め部を利用してヘッドライトカウルステーを支持できて部品点数を削減できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 車体前部を示す斜視図である。 車体前部を示す左側面図である。 車体前部を示す正面図である。 図4のV−V線断面図である。 図2の状態からヘッドライトカウルを外した状態を示す斜視図である。 ヘッドライトカウル、ヘッドライトカバー及びヘッドライトカウルステーを示す斜視図である。 カウル本体及び緩衝部材を示す斜視図である。 ヘッドライトカバーを示す斜視図である。 図6のX−X線断面図である。 車体前部を前方斜め上方から見た斜視図である。 図3のXII−XII線断面図である。 図4のXIII−XIII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1を示す左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ15、左右一対のメインフレーム16、ダウンフレーム17、左右一対のピボットフレーム18L,18R(左側のピボットフレーム18Lのみ図示)、シートフレーム19を備える。
ヘッドパイプ15は、車体フレーム10の前端に設けられる。左右のメインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後下方に延びる。ダウンフレーム17は、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方から後下方に延びる。左右のピボットフレーム18L,18Rは、メインフレーム16の後端から下方に延びる。シートフレーム19は、左右のメインフレーム16の後部及び左右のピボットフレーム18L,18Rの上部から後方に延びる。
また、車体フレーム10は、ダウンフレーム17の上部と左右のメインフレーム16の上部とを接続する補強フレーム20を複数備える。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18L,18Rに支持されるピボット軸21に軸支される。ピボット軸21は、車幅方向に水平に延びる。ピボット軸21は、左右のピボットフレーム18L,18Rの前部に支持される。スイングアーム13は、前端部をピボット軸21に軸支され、ピボット軸21を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
自動二輪車1は、スイングアーム13の後端部とシートフレーム19との間に掛け渡されるリアサスペンション22を左右一対備える。
エンジン11は、メインフレーム16の下方で、車両前後方向においてダウンフレーム17とピボットフレーム18L,18Rとの間に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸25を支持するクランクケース26と、クランクケース26の前部から上方に延びるシリンダー部27とを備える。シリンダー部27のシリンダー軸線27aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の吸気装置(不図示)は、シリンダー部27の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気装置28は、シリンダー部27の前面の排気ポートに接続される排気管28aと、排気管28aの下流端に接続されるマフラー28bとを備える。
排気管28aは、上記排気ポートから下方に延び、エンジン11の下方を通って後方に延びる。マフラー28bは、スイングアーム13及び後輪3の外側方に配置される。
クランクケース26の後部は、変速機を収容する変速機ケース部26bである。エンジンの出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30によって後輪3に伝達される。ラジエーター31は、ダウンフレーム17に支持される。
燃料タンク32は、メインフレーム16の上方でヘッドパイプ15とシート14との間に配置される。シートフレーム19とメインフレーム16との間の部分は、サイドカバー33によって覆われる。
前輪2は、フロントフォーク12に支持されるフロントフェンダー35によって上方から覆われる。後輪3は、シート14の後方に配置されるリアフェンダー36によって上方から覆われる。
後部灯火器ユニット37は、リアフェンダー36の後端部に取付けられる。
シート14の乗員が足を置く左右一対のステップ39は、左右のピボットフレーム18L,18Rの前方に配置される。
自動二輪車1の駐車時に地面に接地して車体を支持するサイドスタンド40は、左側のピボットフレーム18Lの下端部に支持される。サイドスタンド40は、上端に設けられる支持軸40aを介して回動可能に設けられる。
自動二輪車1の駐車状態では、サイドスタンド40は、支持軸40aから下方に延びて地面に接地する。サイドスタンド40は、支持軸40aを中心に後上方に回動されることで図1のように車体側に収納される。
操舵用のハンドル41は、フロントフォーク12の上端に設けられる。
フロントフォーク12には、ヘッドライト45及び左右のフロントウインカ46が支持され、ヘッドライト45は、ヘッドライトカウル47で覆われている。
図2は、車体前部を示す斜視図、図3は、車体前部を示す左側面図、図4は、車体前部を示す正面図である。
図2、図3及び図4に示すように、ヘッドライト45は、その周囲がヘッドライトカウル47で覆われている。
ヘッドライトカウル47は、略筒状に形成され、ヘッドライトカウルステー(不図示)を介してフロントフォーク12側に取付けられ、フロントフォーク12の前方に配置されて、前端から後方に向かうにつれて次第に拡径するように形成されている。
ヘッドライトカウル47は、前部にヘッドライト45が露出する円形の開口48aを備えたカウル本体48と、カウル本体48の上部に取付けられたウインドスクリーン49とを備える。
開口48aは、車両正面視では、ヘッドライト45の外周縁(詳しくは、ヘッドライトケース61(図5参照)の外周面61d(外周縁))よりも小さい。換言すれば、ヘッドライト45の外周面61dは、車両正面視でカウル本体48の開口48aの周縁部48fに重なっている。
開口48aの下部には、切欠き48bが形成され、切欠き48bを通して、ヘッドライト45の照射角度を調整するエイミング機構51(図5参照)を構成するエイミングスクリュー52が前方に露出している。
カウル本体48の左右一対の側壁48cは、それぞれヘッドライトカウルステーによって支持される上下一対のステー支持部48dを備える。ステー支持部48dには、ヘッドライトカウルステーにヘッドライトカウル47を締結するビス79が通されるビス挿通穴(不図示)が開けられている。
左右の側壁48bの後縁部48eは、直線状に形成され、車両側面視では、フロントフォーク12を構成する左右一対のフォークチューブ53の前面に沿って且つフォークチューブ53から前方に隔てて配置されている。
フロントフォーク12は、左右のフォークチューブ53と、左右のフォークチューブ53を連結する上下に配置されたトップブリッジ54及びボトムブリッジ55と、トップブリッジ54及びボトムブリッジ55に取付けられるステアリングステム56とを備える。
左右のフォークチューブ53は、緩衝器であり、下端部で車軸(不図示)を介して前輪2(図1参照)を支持している。
トップブリッジ54及びボトムブリッジ55は、それぞれ車幅方向に延び、トップブリッジ54の下方にボトムブリッジ55が隔てて配置されている。
ステアリングステム56は、左右のフォークチューブ53と平行に配置され、ヘッドパイプ15(図1参照)内に挿入されてヘッドパイプ15に回動可能に支持される。
トップブリッジ54には、左右一対のハンドルホルダー57を介してハンドル41が取付けられている。
ヘッドライトカウル47の左右の側壁48cは、車両正面視では、左右のフォークチューブ53の前方に配置され、ヘッドライトカウル47の下端部は、ボトムブリッジ55の前方に配置されている。
また、ウインドスクリーン49は、車両正面視では、ハンドル41の左右のハンドルホルダー57への取付部よりも上方まで延びている。ハンドル41に取付けられたメータ58は、ウインドスクリーン49の上方まで配置されている。
左右のフロントウインカ46は、左右のフォークチューブ53にウインカステー59を介して取付けられている。
図5は、図4のV−V線断面図、図6は、図2の状態からヘッドライトカウル47を外した状態を示す斜視図である。
図5に示すように、ヘッドライト45は、ヘッドライトケース61と、ヘッドライトケース61の前縁に取付けられたレンズ62とを備える。
ヘッドライトケース61は、レンズ62に隣接する筒状の周壁部61aと、周壁部61aの後縁から後方に向かうにつれて次第に縮径しつつ延びる後部縮径部61bと、後部縮径部61bの後縁に接続する後壁部61cとを一体に備える。
レンズ62は、ヘッドライトケース61の周壁部61aに隣接する筒状のレンズ周壁部62aと、レンズ周壁部62aの前縁から前方に向かうにつれて次第に縮径しつつ延びるテーパー形状の筒に形成された前部縮径部62bと、前部縮径部62bの前縁に接続する前壁部62cとを一体に備える。
ヘッドライト45とヘッドライトカウル47との間には、ヘッドライト45の外周部を覆うヘッドライトカバー64が配置されている。
ヘッドライトカバー64は、ヘッドライトケース61に取付けられている。カウル本体48の周縁部48fの内面48gには、緩衝部材66が設けられている。
ヘッドライトカバー64の前縁は、緩衝部材66に当てられ、これによって、ヘッドライトカバー64と緩衝部材66との間が密封される。
図6に示すように、ヘッドライトカバー64は、前端及び後端に開口を有する横向きの筒の下部を切り取った形状に形成されている。このような形状により、図5及び図6において、レンズ62のレンズ周壁部62a、前部縮径部62b、ヘッドライトケース61の周壁部61a、後部縮径部61bのそれぞれの径方向外方が、ヘッドライトカバー64で覆われる。
上記形状のヘッドライトカバー64によって、レンズ62のレンズ周壁部62aからレンズ62の径方向外側に照射された光が遮られ、光をヘッドライト45の後側に漏れないようにすることができる。
図5において、上記した緩衝部材66としては、スポンジ、ゴムが好適であり、ヘッドライトカウル47とヘッドライトカバー64とが直接に当たらないようにして振動や騒音の発生を防止することができる。
ヘッドライトカウル47の開口48aとヘッドライト45との間には、隙間68が設けられ、ヘッドライト45とヘッドライトカバー64との間には、隙間69が設けられるため、走行風は、開口48aから隙間68,69を通ってハンドル41側に流れる。
これによって、車体前部の空気抵抗は低減し、走行安定性を向上できる。また、ウインドスクリーン49に当たった走行風は、後上がりに傾斜したウインドスクリーン49に沿ってハンドル41の上方を後方斜め上方に流れる。
ヘッドライト45は、ヘッドライト45の下方に位置するボトムブリッジ55に取付けられたヘッドライトステー71によって支持されている。
また、ヘッドライト45の下方には、エイミング機構51が配置され、エイミング機構51が、前方からヘッドライトカウル47で覆われている。
エイミング機構51は、その構成としてヘッドライトステー71の一部を含んでいる。
図7は、ヘッドライトカウル47、ヘッドライトカバー64及びヘッドライトカウルステー72を示す斜視図であり、斜め後方から見た図である。図8は、カウル本体48及び緩衝部材66を示す斜視図であり、斜め後方から見た図である。図9は、ヘッドライトカバー64を示す斜視図であり、斜め前方から見た図である。
図7及び図8に示すように、カウル本体48は、ヘッドライトカウルステー72に締結するビス79(図3参照)が通される複数の側部ビス挿通穴48hと、ウインドスクリーン49によって塞がれる上部切欠き48jと、ウインドスクリーン49を固定するビス(不図示)が通される左右一対の上部ビス挿通穴48kとを備える。
上部ビス挿通穴48kに通されたビスは、ウインドスクリーン49の縁部に形成された左右一対のスクリーン側取付部49aを貫通してナット(不図示)にねじ結合される。
カウル本体48の周縁部48fの内面48gには、C字状の板状の緩衝部材66が貼り付けられている。緩衝部材66のC字の左右の端部66aは、緩衝部材66の下端に位置するように配置され、この緩衝部材66のC字に合わせるように、ヘッドライトカバー64の前縁が緩衝部材66に当てられる。
図7において、ヘッドライトカウルステー72は、金属又は樹脂製の棒状部材を屈曲させることで形成された略C字状の枠状部材73と、枠状部材73の左右部分から枠状部材73に沿って上方に延びるとともに車幅方向内方斜め後方に延びる左右一対の分岐部材74とを備える。
枠状部材73は、上部73aと、上部73aの両端から下方斜め外側方及び下方に延びる左右一対の側部73bと、左右の側部73bの下端からそれぞれ車幅方向内側斜め下側に延びる左右一対の下部傾斜部73cとを備える。
左右の分岐部材74は、それぞれ左右の側部73bから側部73bに沿って斜め上方に延びる上方傾斜延出部74aと、上方傾斜延出部74aから屈曲して延びる上部屈曲部74bとからなる。
左右の上方傾斜延出部74aには、それぞれL字状に屈曲した側部L字取付部材75が取付けられている。
L字取付部材75は、分岐部材74に溶接等により取付けられて分岐部材74から車幅方向外側に延びる内板部75aと、内板部75aの外縁から屈曲して前方に延びる外板部75bとからなる。
外板部75bには、ヘッドライトカウル47を締結するビス79(図3参照)が通される外板部ビス挿通穴75cが開けられている。ヘッドライトカウル47(詳しくは、カウル本体48)は、その内面48gに当てられた外板部75bにビス79及びナットで締結される。
左右の下部傾斜部73cの下端部には、それぞれL字状に屈曲した下部L字取付部材76が取付けられている。下部L字部材76は、下部傾斜部73cの端部の端面に溶接等により取付けられた上板部76aと、上板部76aの下縁からL字状に屈曲して延びる下板部76bとからなる。
下板部76bには、ボルト88(図13参照)が通される下板部ビス挿通穴76cが開けられている。
左右の分岐部材74の上部屈曲部74bの端部には、L字状に屈曲した分岐部取付部材77が取付けられている。
分岐部取付部材77は、上部屈曲部74bに取付けられた横板部77aと、横板部77aの後縁から屈曲して下方に延びる縦板部77bとからなる。
縦板部77bには、ボルト86(図13参照)が通される縦板部ビス挿通穴77cが開けられている。
図9に示すように、ヘッドライトカバー64は、樹脂製であり、前縁64aから後縁64bに向かうにつれて次第に縮径する筒の下部を切断した正面視C字形状に形成されている。
ヘッドライトカバー64は、後縁64b寄りに形成された左右一対のヘッドライト上部取付部64c及び左右一対のヘッドライト下部取付部64dと、前縁64aから後縁64bに亘って形成された左右一対の段部64eとを備える。
左右のヘッドライト上部取付部64cは、それぞれヘッドライトカバー64の外周面64fに形成された凹部64gと、凹部64gの底部からヘッドライトカバー64の内側に延びる上部筒部64hとを備える。上部筒部64hは、貫通穴64jを備える。
左右のヘッドライト下部取付部64dは、それぞれ外周面64fに開けられた貫通穴64jと、ヘッドライトカバー64の内周面64kから突出するように形成された下部筒部64mとを備える。
貫通穴64jは、下部筒部64mを貫通している。
左右の段部64eは、後上がりに形成されている。
ヘッドライトカバー64は、段部64eよりも上方の上カバー部64Uと、段部64eよりも下方の左右一対の下カバー部64Lとを備える。
上カバー部64Uには、左右のヘッドライト上部取付部64cが設けられ、下カバー部64Lには、左右のヘッドライト下部取付部64dが設けられている。
外周面64fは、上カバー部64Uの上外周面64nと、左右の下カバー部64Lのそれぞれの下外周面64pと、左右の段部64eにおいて上外周面64n及び下外周面64pのそれぞれを接続する左右一対の段部外周面64qとからなる。左右の段部外周面64qは、それぞれ下方に指向している。
上外周面64nは、少なくとも左右の段部64eの近傍では、左右の下外周面64pよりも半径方向外側に位置する。
内周面64kは、上カバー部64Uの上内周面64rと、左右の下カバー部64Lのそれぞれの下内周面64sと、左右の段部64eにおいて上内周面64r及び下内周面64sのそれぞれを接続する左右一対の段部内周面64tとからなる。左右の段部内周面64tは、それぞれ上方に指向している。
上内周面64rは、少なくとも左右の段部64eの近傍では、左右の下内周面64sよりも半径方向外側に位置する。
これにより、ヘッドライト45(図6参照)とヘッドライトカバー64との間では、ヘッドライト45と上内周面64rとの隙間は、少なくとも左右の段部64eの近傍では、ヘッドライト45と左右の下内周面64sとの隙間よりも大きくなっている。
図10は、図6のX−X線断面図である。
ヘッドライト45は、ヘッドライトケース61の内側に、リフレクタ(不図示)等を支持するハウジング81が配置されている。
ハウジング81は、外周部に前後方向に延びる複数の突出片81aを備え、突出片81aが、複数のボルト82によってヘッドライトケース61の周壁部61aに取付けられている。
複数の突出片81aには、それぞれ板ナット83が取付けられている。ヘッドライトケース61の周壁部61aの外周面61dには、複数のざぐり部61eと、ざぐり部61eの底部に開けられたボルト挿通穴61fとが形成されている。
ヘッドライトカバー64の左右のヘッドライト上部取付部64cの上部筒部64h及び左右のヘッドライト下部取付部64d(図9参照)の下部筒部64m(図9参照)は、それぞれざぐり部61eに挿入されて、ヘッドライトカバー64が、ヘッドライトケース61に仮固定される。
この状態で、各ボルト82を、それぞれヘッドライトカバー64の各凹部64gから左右のヘッドライト上部取付部64cの上部筒部64h及び左右のヘッドライト下部取付部64dの下部筒部64mと、各ボルト挿通穴61fとに挿入する。そして、各ボルト82の先端部をそれぞれ突出片81aに設けられた板ナット83にねじ結合する。これにより、ヘッドライトカバー64が、ヘッドライトケース61に本固定される。
このように、ヘッドライトケース61に複数のざぐり部61eを形成し、ヘッドライトカバー64にざぐり部61eに挿入される上部筒部64h及び下部筒部64mを設けることで、ヘッドライトカバー64をヘッドライトケース61に仮固定できる。これによって、ヘッドライトカバー64をヘッドライトケース61にボルト82で本固定する際に、ヘッドライトカバー64を手で押さえなくて済み、組付性を向上できる。
ヘッドライト45の周囲にヘッドライトカウル47及びヘッドライトカバー64を設けない車両では、ボルト82よりも、上部筒部64h及び下部筒部64mの長さからざぐり部61eの底部の厚さを引いた長さだけ短い別のボルトで、ハウジング81をヘッドライトケース61に取付けている。これに対して、本実施形態では、上記した短い別のボルトの代わりにボルト82を使用して、ヘッドライトケース61に、ハウジング81とヘッドライトカバー64を共締めしている。これにより、特別に、ヘッドライトカバー64をヘッドライトケース61に固定する締結部材を設ける必要がなく、部品数を削減してコストを抑えることができる。
図11は、車体前部を前方斜め上方から見た斜視図である。なお、ヘッドライトカウル47及びヘッドライトカバー64は省いてある。
トップブリッジ54の下面にはカウルステー支持部材84が取付けられ、ヘッドライトカウルステー72の左右の分岐部取付部材77は、カウルステー支持部材84の両端部に、左右のウインカステー59をそれぞれフォークチューブ53に締結するボルト86及びナット87で固定されている。
また、ヘッドライトカウルステー72の左右の下部L字取付部材76は、ボトムブリッジ55に、ヘッドライトステー71とボルト88(図13参照)によって共締めされている。
図12は、図3のXII−XII線断面図である。図12では、ヘッドライトカウル47及びヘッドライトカバー64を省いている。
フロントウインカ46は、左右のフォークチューブ53の上部(詳しくは、トップブリッジ54(図3参照)寄りの部分)に樹脂製のウインカステー59によって支持されている。ウインカステー59は、C字嵌合部59a、一対の板状端部59b、軸部59cを一体に備える。
C字嵌合部59aは、左右のフォークチューブ53の外周面に嵌められたC字状の部分である。板状端部59bは、C字嵌合部59aの2つの端部に接続するとともにボルト86とナット87とにより締め付けられる一対の平板状の部分である。軸部59cは、C字嵌合部59aから車幅方向外側に延びて先端部にフロントウインカ46が取付けられている。
上記した一方の板状端部59bとナット87との間には、カウルステー支持部材84の両端部に一体に備える下方屈曲部84aと、ヘッドライトカウルステー72の分岐部取付部材77の縦板部77bとが挟持され、下方屈曲部84a及び縦板部77bが、ボルト86及びナット87によって一対の板状端部59bと共締めされている。
左右のウインカステー59は、カウルステー支持部材84に支持されているため、カウルステー支持部材84は、左右のウインカステー59がそれぞれフォークチューブ53に対して回らないようにする回り止めとなる。
図13は、図4のXIII−XIII線断面図である。なお、ヘッドライトカウル47及びヘッドライトカバー64は、省いてある。
ヘッドライトカウルステー72の分岐部取付部材77は、カウルステー支持部材84の下方屈曲部84aの下に重なるように配置され、分岐部取付部材77の縦板部77b及び下方屈曲部84aが、一対の板状端部59bと共に、ボルト86及びナット87で締め付けられる。
ヘッドライトステー71は、上方に延びる左右一対の上方延出部71aと、左右の上方延出部71aを接続する接続部(不図示)と、左右の上方延出部71aの下部からそれぞれ側方に突出する左右一対の側方突出部71cとを一体に備える。左右の上方延出部71aの上端部には、ヘッドライト45を揺動可能に支持する左右一対のヘッドライト支持ボルト91が取付けられている。
左右の側方突出部71cの上面にはざぐり部71dが形成され、ざぐり部71dに載せられた筒状のカラー93にヘッドライトカウルステー72の下部L字取付部材76が載せられ、ボルト88が、下部L字取付部材76(詳しくは、下板部76b)、カラー93及び側方突出部71cを貫通してボトムブリッジ55に形成されためねじ55aにねじ結合される。このように、下部L字取付部材76は、ヘッドライトステー71とボトムブリッジ55に共締めされる。
以上の図5に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車1は、車体前部に、ヘッドライトケース61及びヘッドライトケース61の前端に結合されたレンズ62を備えるヘッドライト45と、ヘッドライト45の周囲を覆うヘッドライトカウル47とを備える。
自動二輪車1の車体前部構造において、レンズ62は、ヘッドライトケース61と結合する筒状の周壁部としてのレンズ周壁部62aを備え、ヘッドライト45とヘッドライトカウル47との間に、車両後方に向かって次第に縮径する筒状のカバー部材としてのヘッドライトカバー64が配置される。ヘッドライトカバー64は、少なくともレンズ62のレンズ周壁部62aの外側を覆う。
この構成によれば、車両後方に向かって縮径する筒状のヘッドライトカバー64でレンズ62のレンズ周壁部62aを覆うことで、簡素な構造によりレンズ62の周壁部62aから照射された光を遮って、光が車両後方へ漏れるのを防止することができる。
また、図5及び図10に示したように、ヘッドライトカバー64は、ヘッドライト45(詳しくは、ヘッドライトケース61及びハウジング81)に取付けられ、ヘッドライトカウル47の内面に設けられた緩衝部材66にヘッドライトカバー64の前端が当接する。
この構成によれば、ヘッドライト45やヘッドライトカウル47とは別体のヘッドライトカバー64で光洩れを防止するので、ヘッドライト45(例えば、ヘッドライトケース61)やヘッドライトカウル47が光洩れを防ぐような複雑な形状にならない。従って、ヘッドライトカバー64をヘッドライト45に容易に取付ることができ、作業性を向上できる。また、本実施形態では、ヘッドライトケース61とハウジング81との締結部にヘッドライトカバー64を共締めするので、ヘッドライトカバー64の取付部を新たに設ける必要が無い。
また、図9及び図10に示したように、ヘッドライトケース61の周壁部61aには、複数のざぐり部61eが形成され、ヘッドライトカバー64には、内面から内側に突出する複数の筒部としての上部筒部64h及び下部筒部64mがざぐり部61eにそれぞれ嵌り込むように形成され、上部筒部64h及び下部筒部64mに挿入された締結部材としてのボルト82は、ヘッドライトケース61を貫通してヘッドライトケース61の内側に配置されたハウジング81に締結される。
この構成によれば、ざぐり部61eにヘッドライトカバー64の上部筒部64h及び下部筒部64mが嵌り込み、仮組付けした後に、本組付けができるので、ヘッドライトカバー64の組付作業性を向上できる。
また、図4及び図9に示したように、ヘッドライトカウル47は、レンズ62の前面を露出させる開口48aを備え、開口48aは、ヘッドライトケース61の外周面(外周縁)61dよりも小さく形成されて、車両正面視では、開口48aの縁部としての周縁部48fがヘッドライトケース61の外周面61dに重なり、ヘッドライトカバー64は、内面に前端から後方へ向かって後上がりに傾斜する段部64eを備える。
この構成によれば、開口48aからヘッドライトカウル47内に流入した走行風は、段部64eによって確保されたヘッドライト45とヘッドライトカバー64との間の空間をスムーズに流れるので、導風効果が向上して、操安性向上を図ることができる。
また、図7、図10及び図13に示したように、ヘッドライトカウル47は、ヘッドライトカウルステー72によって支持され、ヘッドライトカウルステー72は、上部取付部としての分岐部取付部材77及び下部取付部としての下部L字取付部材76を備え、分岐部取付部材77は、フロントウインカ46を支持するウインカステー59と共締めされ、下部L字取付部材76は、ヘッドライト45を支持するヘッドライトステー71と共締めされる。
この構成によれば、分岐部取付部材77及び下部L字取付部材76のそれぞれの共締めにより、部品点数削減及びヘッドライトカウル47の共振抑制を図ることができる。
また、図11及び図12に示したように、前輪2を支持するフロントフォーク12の上端部の左右がトップブリッジ54で連結され、トップブリッジ54にヘッドライトカウルステー72を支持するカウルステー支持部材84が取付けられ、カウルステー支持部材84は、分岐部取付部材77及びウインカステー59と共締めされる。
この構成によれば、カウルステー支持部材84によって、ヘッドライトカウルステー72を強固に支持できるとともに、分岐部取付部材77及びウインカステー59との共締め部を利用してヘッドライトカウルステー72を支持できて部品点数を削減できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車1以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
12 フロントフォーク
45 ヘッドライト
46 フロントウインカ
47 ヘッドライトカウル
48a 開口
48f 開口48aの周縁部(縁部)
54 トップブリッジ
59 ウインカステー
61 ヘッドライトケース
61d 周壁部の外周面(外周縁)
61e ざぐり部
62 レンズ
62a レンズ周壁部(周壁部)
64 ヘッドライトカバー(カバー部材)
64e 段部
64h 上部筒部(筒部)
64m 下部筒部(筒部)
66 緩衝部材
71 ヘッドライトステー
72 ヘッドライトカウルステー
76 下部L字取付部材(下部取付部)
77 分岐部取付部材(上部取付部)
81 ハウジング
82 ボルト(締結部材)
84 カウルステー支持部材

Claims (6)

  1. 車体前部に、ヘッドライトケース(61)及び前記ヘッドライトケース(61)の前端に結合されたレンズ(62)を備えるヘッドライト(45)と、前記ヘッドライト(45)の周囲を覆うヘッドライトカウル(47)とを備えた鞍乗り型車両の前部構造において、
    前記レンズ(62)は、前記ヘッドライトケース(61)と結合する筒状の周壁部(62a)を備え、
    前記ヘッドライト(45)と前記ヘッドライトカウル(47)との間に、車両後方に向かって次第に縮径する筒状のカバー部材(64)が配置され、
    前記カバー部材(64)は、少なくとも前記レンズ(62)の周壁部(62a)の外側を覆うことを特徴とする鞍乗り型車両の前部構造。
  2. 前記カバー部材(64)は、前記ヘッドライト(45)に取付けられ、前記ヘッドライトカウル(47)の内面に設けられた緩衝部材(66)に前記カバー部材(64)の前端が当接することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  3. 前記ヘッドライトケース(61)の周壁部(61a)には、複数のざぐり部(61e)が形成され、前記カバー部材(64)には、内面から内側に突出する複数の筒部(64h,64m)が前記ざぐり部(61e)にそれぞれ嵌り込むように形成され、前記筒部(64h,64m)に挿入された締結部材(82)は、前記ヘッドライトケース(61)を貫通して前記ヘッドライトケース(61)の内側に配置されたハウジング(81)に締結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  4. 前記ヘッドライトカウル(47)は、前記レンズ(62)の前面を露出させる開口(48a)を備え、前記開口(48a)は、前記ヘッドライトケース(61)の外周縁よりも小さく形成されて、車両正面視では、前記開口(48a)の縁部(48f)が前記ヘッドライトケース(61)の外周縁(61d)に重なり、前記カバー部材(64)は、前端から後方へ向かって後上がりに傾斜する段部(64e)を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  5. 前記ヘッドライトカウル(47)は、ヘッドライトカウルステー(72)によって支持され、前記ヘッドライトカウルステー(72)は、上部取付部(77)及び下部取付部(76)を備え、前記上部取付部(77)は、フロントウインカ(46)を支持するウインカステー(59)と共締めされ、前記下部取付部(76)は、前記ヘッドライト(45)を支持するヘッドライトステー(71)と共締めされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
  6. 前輪(2)を支持するフロントフォーク(12)の上端部の左右がトップブリッジ(54)で連結され、前記トップブリッジ(54)に前記ヘッドライトカウルステー(72)を支持するカウルステー支持部材(84)が取付けられ、前記カウルステー支持部材(84)は、前記上部取付部(77)及び前記ウインカステー(59)と共締めされることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
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