JP2013217338A - 自動二輪車 - Google Patents

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勝也 矢崎
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Abstract

【課題】ライダーの乗降の容易性を確保しつつ、エンジン出力の向上または燃費の向上を図ることのできる自動二輪車を提供する。
【解決手段】車両側方から見て、ヘッドパイプの後方かつシートの前方かつメインフレームの上方に凹部が形成されている。スロットルボディ44の下端部には、第1吸気管42に接続される下部接続口44aが設けられ、スロットルボディ44の上端部には、第2吸気管46に接続される上部接続口44bが設けられている。車両上方から見て、上部接続口44bの少なくとも一部と下部接続口44aの少なくとも一部と吸気ポート25の少なくとも一部とが重なるように配置されている。スロットルボディ44の前部にインジェクタ50が取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車に関する。
従来から、いわゆるアンダーボーン型の自動二輪車が知られている。アンダーボーン型の自動二輪車は、ハンドルを回動自在に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームとを有する車体フレームを備え、車体フレームの下方にエンジンが配置されている。アンダーボーン型の自動二輪車では、ハンドルとシートとの間の部分の高さが低くなっている。そのため、運転者は乗車時にメインフレームを容易に跨ぐことができ、乗り降りが容易である。
特許文献1に、アンダーボーン型の自動二輪車が記載されている。この自動二輪車のエンジンは、クランクケースから前方に延びるシリンダブロックおよびシリンダヘッドを備えている。シリンダヘッドの上部には、燃焼室に空気を導入する吸気ポートが形成されている。吸気ポートには吸気管の一端が接続され、吸気管の他端にはスロットルボディが接続されている。この吸気管は、吸気ポートからいったん上方に延びた後、前方に向かって大きく湾曲している。この吸気管の上部には、燃料を噴射するインジェクタが取り付けられている。スロットルボディの他端には、エアクリーナに接続された他の吸気管が接続されている。
特開2000−249028号公報
特許文献1に記載された自動二輪車では、インジェクタが配置された吸気管は大きく湾曲している。そのため、吸気管内で空気が円滑に流れにくく、吸気ポートに向かって十分な量の空気が導入されにくいという課題があった。その結果、吸気効率の低下を招き、エンジン出力が低下するおそれがあった。また、インジェクタを燃焼室に向けてより指向させることが難しい。そのため、燃費向上には限界があった。特にアンダーボーン型自動二輪車は、メインフレームが低くなっているので、インジェクタおよびスロットルボディの設置位置の自由度が低い。そのため、ライダーの乗降の容易性を確保しつつ、エンジン出力の向上または燃費の向上を図ることが難しかった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ライダーの乗降の容易性を確保しつつ、エンジン出力の向上または燃費の向上を図ることのできる自動二輪車を提供することである。
本発明に係る自動二輪車は、ヘッドパイプと前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームとを有する車体フレームと、前記車体フレームに支持され、かつ、前記ヘッドパイプの後方に配置されるシートと、前記メインフレームの下方に配置されたシリンダ部を有し、前記メインフレームに揺動不能に支持されたエンジンと、少なくとも一部が前記メインフレームの下方かつ前記シリンダ部よりも上方に配置されたエアクリーナと、前記シリンダ部と前記エアクリーナとに接続された吸気通路とを備え、車両側方から見て、前記ヘッドパイプの後方かつ前記シートの前方かつ前記メインフレームの上方に凹部が形成され、前記シリンダ部の内部には、燃焼室と、少なくとも一部が前記燃焼室よりも前方に位置する吸気ポートと、が形成され、前記吸気通路は、前記吸気ポートに接続された第1吸気管と、前記第1吸気管に接続され、スロットル弁が内蔵されたスロットルボディと、前記スロットルボディと前記エアクリーナとに接続された第2吸気管と、を有し、前記スロットルボディの下端部には、前記第1吸気管に接続される下部接続口が設けられ、前記スロットルボディの上端部には、前記第2吸気管に接続される上部接続口が設けられ、車両上方から見て、前記上部接続口の少なくとも一部と前記下部接続口の少なくとも一部と前記吸気ポートの少なくとも一部とが重なるように配置され、少なくとも一部が前記スロットルボディよりも前方に位置するように前記スロットルボディまたは前記第1吸気管に取り付けられ、前記吸気ポートに向けて燃料を噴射するインジェクタを備えている。
前記自動二輪車によれば、車両側方から見て、ヘッドパイプの後方かつシートの前方かつメインフレームの上方に凹部が形成されている。そのため、運転者は乗車時にメインフレームを容易に跨ぐことができ、乗り降りが容易である。また、車両上方から見てスロットルボディの上部接続口の少なくとも一部と下部接続口の少なくとも一部と吸気ポートの少なくとも一部とが重なるように配置されている。さらに、インジェクタの少なくとも一部がスロットルボディよりも前方に位置し、インジェクタは吸気ポートに向けて燃料を噴射する。そのため、インジェクタの噴射方向を燃焼室により指向させることができる。したがって、前記自動二輪車によれば、ライダーの乗降性を確保しつつ、燃費の向上を図ることができる。
ところで、インジェクタの全体をスロットルボディよりも後方に配置する場合、インジェクタを配置するスペースを確保するために、第1吸気管を前方に大きく湾曲させる必要がある。しかし、前記自動二輪車によれば、インジェクタの少なくとも一部がスロットルボディよりも前方に配置されている。そのため、第1吸気管を前方に大きく湾曲させる必要がない。したがって、第1吸気管の曲がり具合を小さくすることができ、第1吸気管内の空気の流れを円滑化することができる。その結果、吸気効率の向上を図ることができる。
ある好適な一態様では、前記スロットルボディは、下縁の前端が上縁の前端より前方に位置し、下縁の後端が上縁の後端より前方に位置するように後方に傾斜している。
このことにより、高さ方向においてスロットルボディをコンパクトに配置することができる。言い換えると、スロットルボディの鉛直方向の長さを短くすることができる。また、スロットルボディの前方のスペースを利用しやすくなり、インジェクタをコンパクトに配置することができる。そのため、前記凹部の位置を低く維持することができ、十分な乗降性を確保することができる。
ある好適な一態様では、前記インジェクタは、下縁の前端が上縁の前端より後方に位置し、下縁の後端が上縁の後端より後方に位置するように前方に傾斜している。
このことにより、インジェクタの噴射方向を燃料室により指向させることができる。よって、燃費が更に向上する。また、高さ方向においてインジェクタをコンパクトに配置することができる。そのため、前記凹部の位置を低く維持することができ、十分な乗降性を確保することができる。
ある好適な一態様では、前記吸気ポートと前記燃焼室との間には、吸気弁により開閉される開口が形成され、前記インジェクタは、前記インジェクタの軸線の延長線が前記開口と交わるように配置されている。
このことにより、インジェクタの噴射方向を燃料室により指向させることができる。よって、燃費が更に向上する。
ある好適な一態様では、前記第1吸気管の下端面は、車両側方から見て、前記シリンダ部の上壁の輪郭線の下方に位置している。
このことにより、第1吸気管およびスロットルボディをより低い位置に配置することができる。そのため、メインフレームの下方において、インジェクタの設置スペースを十分に確保することができる。乗降性を確保しつつ、スロットルボディおよびインジェクタをコンパクトに配置することができる。
ある好適な一態様では、前記スロットルボディの長さが、前記インジェクタの長さの1.5倍以下である。
このことにより、メインフレームとシリンダ部との間の狭いスペースにスロットルボディを容易に配置することができる。
ある好適な一態様では、前記第1吸気管の長さが、前記スロットルボディの長さよりも短い。
このことにより、第1吸気管の長さが短いことから、インジェクタを燃焼室の近くに配置することができる。そのため、インジェクタを燃焼室に向けてより好適に指向させることができ、燃費が更に向上する。
ある好適な一態様では、前記エアクリーナには、前記メインフレームよりも左方または右方に位置する接続口が形成され、車両後方から見て、前記第2吸気管は、前記スロットルボディから上方に延び、左方および右方のうち前記接続口が形成された方に傾斜し、前記接続口に接続されている。
このことにより、第2吸気管が上方に行くに従って真っ直ぐ前方に延びる場合と比べて、第2吸気管の長さを長くすることができる。そのため、たとえ第1吸気管が短くても、吸気通路の全体の長さを十分に確保することができる。エンジンの吸気特性を良好に保つことができる。
ある好適な一態様では、前記接続口は、前記エアクリーナの後部に形成されている。
このことにより、第2吸気管のエアクリーナの外部に位置する部分を小さく抑えることができる。そのため、メインフレームとシリンダ部との間における第2吸気管の占有スペースを小さく抑えることができ、インジェクタの設置スペースを十分に確保することができる。
ある好適な一態様では、前記第2吸気管は、前記エアクリーナ内において90度以上湾曲している。
このことにより、第2吸気管のエアクリーナ外の部分の占有スペースを増加させることなく第2吸気管の長さを更に長くすることができ、吸気通路の全体の長さを十分に確保することができる。
ある好適な一態様では、前記第2吸気管は、前記エアクリーナ内において、前記メインフレームの左方から右方もしくは右方から左方に延びている。
このことにより、第2吸気管のエアクリーナ外の部分の占有スペースを増加させることなく第2吸気管の長さを更に長くすることができ、吸気通路の全体の長さを十分に確保することができる。
ある好適な一態様では、前記第2吸気管は、車両側方から見て、前記メインフレームと重なるように配置されている。
このことにより、第2吸気管の長さを長くすることができ、吸気通路の全体の長さを十分に確保することができる。
ある好適な一態様では、前記第2吸気管の外壁には、前記メインフレームと対向する凹部が形成されている。
このことにより、第2吸気管とメインフレームとの干渉を避けつつ、第2吸気管の曲がり具合を大きくすることができる。よって、吸気効率が更に向上する。
ある好適な一態様では、前記エアクリーナの後端は、前記スロットルボディの前端よりも後方かつ前記スロットルボディの後端よりも前方に配置されている。
このことにより、エアクリーナおよびスロットルボディの全体の前後方向長さを短く抑えることができる。よって、エアクリーナの容積を確保しつつ、エアクリーナおよび吸気通路をコンパクトに配置することができる。
ある好適な一態様では、前記インジェクタは、前記エアクリーナの下方に配置されている。
このことにより、エアクリーナの下方かつスロットルボディの前方のスペースをインジェクタの設置スペースとして有効活用することができ、インジェクタをコンパクトに配置することができる。
本発明の実施形態1に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態1に係る自動二輪車のエンジンの一部およびエアクリーナ等を示した側面図である。 本発明の実施形態1に係るスロットルボディおよびその周辺を左方から見た断面図である。 本発明の実施形態1に係るスロットルボディおよびその周辺を上方から見た平面図である。 本発明の実施形態1に係るエンジンの一部およびその周辺を右方から見た側面図である。 図5Aの要部拡大図である。 本発明の実施形態1に係るエンジンの一部およびその周辺を左方から見た側面図である。 図6Aの要部拡大図である。 本発明の実施形態1に係るエアクリーナおよびその周辺を後方から見た図である。 本発明の実施形態1に係るエアクリーナおよびその周辺をメインフレームを外して後方から見た図である。 本発明の実施形態1に係るエアクリーナおよびその周辺を左方から見た側面図である。 本発明の実施形態1に係るエアクリーナおよびその周辺を上方から見た断面図である。 本発明の実施形態1に係る第2吸気管およびその周辺を斜め後方から見た斜視図である。 図11の要部拡大図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 本発明の実施形態1に係る自動二輪車の斜視図である。 図14の領域XVの拡大図である。 本発明の実施形態2に係る吸気通路およびその周辺を左方から見た断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の一実施形態について説明する。以下の説明において、前、後、左、右は、それぞれ自動二輪車1の乗員から見た前、後、左、右を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車は、いわゆるアンダーボーン型の自動二輪車1である。この自動二輪車1は、複数のフレーム部材からなる車体フレーム2を備えている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3とメインフレーム4とシートレール5とを備えている。アンダーボーン型の自動二輪車1では、車両側方から見て、ヘッドパイプ3の後方かつシート9の前方かつメインフレーム4の上方に、凹部12が形成されている。メインフレーム4のシート9とヘッドパイプ3との間の部分は低くなっている。これにより運転者はメインフレーム4を跨ぎやすくなっている。運転者は車体を跨ぎやすくなっている。
ヘッドパイプ3の上方には、ハンドル7が回転可能に取り付けられている。また、ヘッドパイプ3の下方には、フロントフォーク6が支持されている。フロントフォーク6の下端部には、車軸8aが固定されている。この車軸8aには、前輪8が回転可能に取り付けられている。前輪8の上方および後方にフェンダ10が設けられている。
図2に示すように、メインフレーム4は、側面視において、ヘッドパイプ3から後斜め下向きに延びている。メインフレーム4の下方には、エンジン20が配置されている。エンジン20の上方には、エアクリーナ30が配置されている。エアクリーナ30は、吸気通路40を介してエンジン20のシリンダ部22に接続されている。吸気通路40の一端部はシリンダ部22に接続されている。吸気通路40は、側面視において、シリンダ部22から上方に延びている。吸気通路40の他端部は、エアクリーナ30に接続されている。エアクリーナ30は、エンジン20に供給される空気を浄化する。空気はエアクリーナ30を通過することによって浄化され、吸気通路40を通じてエンジン20に供給される。ヘッドパイプ3の前方、エアクリーナ30の左右の側方、およびエンジン20の一部の左右の側方には、フロントカバー11(図1)が設けられている。
図1に示すように、シートレール5は、側面視において、メインフレーム4の中途部から後斜め上向きに延びている。シートレール5の上方には、シート9が配置されている。シート9はシートレール5に支持されている。また、シートレール5の下方には、リアクッションユニット13が配置されている。リアクッションユニット13の上端部はシートレール5に支持され、リアクッションユニット13の下端部はリヤアーム14に支持されている。リヤアーム14の前部には、ピボット軸14aが設けられている。リヤアーム14は、ピボット軸14aを中心として上下に揺動可能である。リヤアーム14の後部には、後輪15が支持されている。車体フレーム2のメインフレーム4およびシートレール5の側方は、ボディカバー16によって覆われている。
図2に示すように、メインフレーム4にはブラケット17が設けられている。ブラケット17はメインフレーム4から下方に延びている。エンジン20はクランクケース18を備えている。クランクケース18の前部の上部には、ボス部(図示せず)が形成されている。クランクケース18の上記ボス部は、ボルト18aによりブラケット17に揺動不能に固定されている。また、図示は省略するが、クランクケース18の後部も、ボルトを用いて他のブラケットに揺動不能に固定されている。エンジン20は車体フレーム2に揺動不能に固定されている。なお、クランクケース18には、図示しないクランク軸および変速機構等が内蔵されている。
エンジン20は、クランクケース18から前方に延びるシリンダブロック24と、シリンダブロック24の先端部に固定されたシリンダヘッド26と、シリンダヘッド26の先端部に固定されたヘッドカバー28とを備えている。これらシリンダブロック24、シリンダヘッド26、およびヘッドカバー28によって、シリンダ部22が構成されている。ただし、シリンダブロック24、シリンダヘッド26、およびヘッドカバー28のいずれか2つまたは3つが一体化されていてもよい。シリンダ部22を構成する部材の数は何ら限定されない。シリンダ部22はクランクケース18の前方に配置されている。シリンダ部22の全体がクランクケース18と別体であってもよく、シリンダ部22の一部がクランクケース18と一体化されていてもよい。シリンダ部22は、凹部12の底面12aよりも下方に配置されている。シリンダブロック24の中心線、すなわちシリンダ軸線L1は、前斜め上向きに延びている。ここでは、シリンダ軸線L1の水平線からの傾斜角度は約10度であり、シリンダ軸線L1はほぼ水平に延びている。シリンダ軸線L1の傾斜角度は、例えば10度以下であってもよく、15度以下であってもよく、30度以下であってもよい。
図3は、シリンダ部22の一部および吸気通路40の一部を左方から見た断面図である。図3に示すように、シリンダヘッド26には、燃焼室23と、少なくとも一部が燃焼室23よりも前方に位置する吸気ポート25とが形成されている。吸気ポート25は、シリンダヘッド26の上半部に形成されている。吸気ポート25は湾曲している。この実施形態では、吸気ポート25は、燃焼室23から前斜め上向きに延びてから上方に延びている。吸気ポート25と燃焼室23との間には、開口27bが形成されている。開口27bは、吸気弁27により開閉される。吸気弁27は、傘状の弁体27aと、棒状のステム27dとを有している。吸気弁27は、図示しないロッカアームを介してカム軸27cにより駆動される。カム軸27cの回転に伴って、吸気弁27は開口27bに対して、ステム27dの軸方向に沿って進退するようになっている。ステム27dの軸27eの水平線からの傾斜角度θ1は、例えば30度〜40度である。
なお、図示は省略するが、シリンダヘッド26の下半部には、燃焼室23よりも前方に位置する排気ポートが形成されている。排気ポートと燃焼室23との間には他の開口が形成され、この開口は図示しない排気弁によって開閉される。排気ポートには、図示しない排気管が接続されている。
開口27bは吸気ポート25の下端に形成されており、吸気ポート25の上端には、ポート接続口25aが形成されている。ポート接続口25aには、第1吸気管42を介してスロットルボディ44が接続されている。さらに、スロットルボディ44の上端部には上部接続口44bが設けられ、上部接続口44bには第2吸気管46の一端部が接続されている。第2吸気管46の他端部は、エアクリーナ30の接続口32(図2および図8参照)を通じてエアクリーナ30内に挿入されている。これら第1吸気管42、スロットルボディ44および第2吸気管46により、吸気通路40が形成されている。図2に示すように、吸気通路40の下部は、エンジン20とメインフレーム4との間に配置されている。
図3に示すように、スロットルボディ44は円筒状のものであり、スロットルボディ44の長手方向中央には、1つのスロットル弁43が配置されている。このスロットル弁43は、弁軸43bと、弁軸43bに固定された弁板43aとを備えている。スロットルボディ44の下端部には、第1吸気管42に接続される下部接続口44aが設けられ、スロットルボディ44の上端部には、第2吸気管46に接続される上部接続口44bが設けられている。スロットルボディ44は、吸気ポート25の上方に配置されており、かつ起立した姿勢で配置されている。換言すると、図3および図4に示すように、スロットルボディ44は、車両上方から見て、上部接続口44bの少なくとも一部と下部接続口44aの少なくとも一部と吸気ポート25の少なくとも一部とが重なるように配置されている。これにより、スロットルボディ44の前方にスペースが確保されている。このスペースを利用して、少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置するようにインジェクタ50が設けられている。スロットルボディ44の前部には、インジェクタ配設部47が設けられている。図4では省略しているが、インジェクタ50は、インジェクタ配設部47に形成された孔47aに挿入されている。
図4に示すように、車両上方から見て、ポート接続口25aの前端は、下部接続口44aの前端より前方に位置している。下部接続口44aの後端は、上部接続口44bの前端より後方に位置している。上部接続口44bの前端は、ポート接続口25aの後端より前方に位置している。下部接続口44aの後端は、ポート接続口25aの後端と略同じ位置であるか、ポート接続口25aの後端より後方に位置している。ポート接続口25aの後端は、上部接続口44bの中心44bAより前方に位置している。下部接続口44aの後端は、上部接続口44bの中心44bAより前方に位置している。上部接続口44bの前端は、ポート接続口25aの中心25aAと同じ位置か、あるいは中心25aAより後方に位置している。ポート接続口25aの直径は、上部接続口44bの直径より小さい。また、ポート接続口25aの直径は、下部接続口44aの直径より大きい。上部接続口44bの中心44bAと下部接続口44aの中心とポート接続口25aの中心25aAとは、車両上方から見て同一直線上に位置している。この同一直線上にインジェクタ配設部47の孔47aの中心が位置している。
この実施形態では、スロットルボディ44は、図3に示すように、側面視において、下縁の前端44gが上縁の前端44cより前方に位置し、下縁の後端44hが上縁の後端44fより前方に位置するように後方に傾斜している。すなわち、スロットルボディ44は、上方に行くほど後方に向かうように鉛直方向から傾斜しており、下縁の前端44gが下縁の後端44hより上方に位置し、上縁の前端44cが上縁の後端44fより上方に位置している。例えば、スロットルボディ44の軸線44Lは、鉛直軸に対して5度〜30度の角度θ2で後方に傾斜していてもよい。さらには、θ2は5度〜15度であってもよい。これにより、スロットルボディ44の軸線44Lが鉛直軸と一致する場合に比べて、スロットルボディ44の長さA1を確保しつつ、スロットルボディ44の高さ(言い換えると、鉛直方向の長さ)が大きくならないようにすることができる。例えば、スロットルボディ44の長さA1は、インジェクタ50の長さA2の1.5倍以下(例えば1.3倍程度)であってもよい。スロットルボディ44の上端44cの位置は、インジェクタ50の上端50aの位置よりも低くなっている。
インジェクタ50は、図3に示すように、少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置するようにスロットルボディ44に取り付けられている。本実施形態では、インジェクタ50の全部がスロットル弁43よりも前方に位置している。インジェクタ50は、吸気ポート25に向けて燃料を噴射する。この実施形態では、スロットルボディ44の前部にインジェクタ配設部47が設けられている。インジェクタ配設部47には、斜め下方に延びる孔47aが形成されている。インジェクタ50は、孔47aに挿入された状態で固定されている。インジェクタ50の噴射ノズルの先端部52は、スロットルボディ44の内面付近に位置している。そして、車両側面から見て、インジェクタ50は、インジェクタ50の軸線の延長線L2が開口27bと交わるように配置されている。言い換えると、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、全閉位置にある吸気弁27の弁体27aの背面に向かっている。インジェクタ50は、吸気弁27を開いた時に燃料を燃焼室23に対して直接的に供給し得る位置に配置されている。好ましくは、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、吸気弁27のステム27dの軸27eに対して、30度〜40度の角度をなしている。これにより、インジェクタ50の噴射方向をより燃焼室23に指向させることができる。
この実施形態では、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、全閉状態にある吸気弁27のステム27dと重ならない。この実施形態では、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、全閉状態にある吸気弁27の弁体27aの上部に向かっている。言い換えると、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、吸気弁27を開いた時に、開口27bの上半分を通るようになっている。ただし、延長線L2の方向は上記方向に限定されない。例えば、インジェクタ50の軸線の延長線L2は、吸気ポート25の内面と交差していてもよい。この場合でも、インジェクタ50から噴射された燃料は、吸気ポート25を流れる空気によって下方に導かれるため、燃焼室23に対して燃料を効果的に供給することができる。インジェクタ50の噴射幅Wは、ノズルの先端部52から開口27bへ向けて徐々に広がっている。インジェクタ50の噴射幅Wは、燃料の噴射方向から見たときに、ポート接続口25aの内径よりも狭くなっている。また、インジェクタ50の噴射幅Wは、燃料の噴射方向から見たときに、開口27bの内径と略同じであるか、開口27bの内径よりも狭くなっている。これにより、燃料を燃焼室23に対してより直接的に供給することができる。
また、インジェクタ50は、概ね上下方向に延びているが、下縁の前端50bが上縁の前端50cより後方に位置し、下縁の後端50dが上縁の後端50aより後方に位置するように前方に傾斜している。すなわち、インジェクタ50は、上方に行くほど前方に向かうように鉛直方向から傾斜しており、下縁の前端50bが下縁の後端50dより下方に位置し、上縁の前端50cが上縁の後端50aより下方に位置している。例えば、鉛直軸に対するインジェクタ50の軸線の傾斜角度は、10度〜30度であってもよく、さらには15度〜25度であってもよい。このように、インジェクタ50を前傾姿勢で配置することで、インジェクタ50の噴射方向を更に燃焼室23に指向させることができる。また、高さ方向においてインジェクタ50をコンパクトに配置することができる。
第1吸気管42は、スロットルボディ44とシリンダヘッド26との間に介在する部材である。本実施形態では、第1吸気管42はスロットルボディ44と別体に形成され、スロットルボディ44に組み立てられている。ただし、第1吸気管42をスロットルボディ44と一体化してもよい。図示は省略するが本実施形態では、第1吸気管42は、樹脂からなる芯材と、芯材の周囲に配置された耐熱ゴムとを備えている。第1吸気管42は円筒状に形成されており、吸気ポート25のポート接続口25aに接続されている。第1吸気管42の上端接続口42aには、スロットルボディ44の下部接続口44aが挿入されており、第1吸気管42とスロットルボディ44とは、固定バンド(図示せず)により締め付けられている。このように、スロットルボディ44と吸気ポート25との間に第1吸気管42を介在させることで、インジェクタ50に対するエンジン20の熱の影響を抑制することができる。すなわち、インジェクタ50がエンジン20によって加熱されることが抑制され、インジェクタ50の温度が高くなりすぎることが防止される。また、第1吸気管42は耐熱ゴムを備えているので、エンジン20の振動を吸収することができる。そのため、インジェクタ50はエンジン20の振動の影響を受けにくい。この実施形態では、第1吸気管42はスロットルボディ44から吸気ポート25まで直線状に延びている。そのため、第1吸気管42のポート接続口25aの近傍部分は、実質的に直線状に形成されている。このように、吸気通路40のエンジン20の近傍部分を直線状に形成することによって、吸気通路40のエンジン20の近傍部分を湾曲させる場合に比べて、エンジン20に吸入される空気の流通抵抗を低減することができる。その結果、エンジンの吸気効率が向上する。
第1吸気管42の長さA3は、スロットルボディ44の長さA1よりも短い。例えば、第1吸気管42の長さA3は、スロットルボディ44の長さA1の0.1倍〜0.4倍(例えば0.2倍〜0.3倍)である。第1吸気管42を短くすることにより、インジェクタ50を燃焼室23の近くに配置することができる。そのため、インジェクタ50から燃焼室23に対してより直接的に燃料を供給することができる。なお、インジェクタ50を燃焼室23の近くに配置すると、インジェクタ50の温度が上がり、燃料中に気泡が生じるおそれがある。しかし、本実施形態では、インジェクタ50がスロットルボディ44よりも前方に位置している。自動二輪車1が走行すると、前方から風が吹いてくるので、風によってインジェクタ50を冷却することができる。そのため、燃料中の気泡の発生を防止することができる。
図5Aおよび図5Bは、第1吸気管42およびエンジン20等を右方から見た側面図であり、図6Aおよび図6Bは、第1吸気管42およびエンジン20等を左方から見た側面図である。図5Bおよび図6Bに示すように、第1吸気管42は、フランジ部42cを有している。フランジ部42cは第1吸気管42の下端に形成されている。フランジ部42cは、シリンダヘッド26のポート接続口25a(図3)の周縁に、図示しないボルトによって固定されている。第1吸気管42とシリンダヘッド26との合面Bは、側面視において、シリンダヘッド26の上壁26aの輪郭線26Lよりも低い位置に配置されている。換言すると、第1吸気管42の下端面42bは、車両側方から見て、シリンダヘッド26の上壁26aの輪郭線26Lよりも下方に位置している。第1吸気管42の下端面42bは、シリンダヘッド26の内部に挿入されている。このことにより、第1吸気管42およびスロットルボディ44をより低い位置に配置することができる。
図2に示すように、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に延びている。第2吸気管46の材料は特に限定されない。第2吸気管46は、例えば、樹脂製のダクトであってもよく、金属製のパイプであってもよく、ゴム製のホースであってもよい。また、第2吸気管46は、車両側方から見て、メインフレーム4に沿って前斜め上方に延びている。エアクリーナ30の少なくとも一部は、メインフレーム4の前部の下方かつヘッドパイプ3の後方に位置している。また、エアクリーナ30の少なくとも一部は、ヘッドパイプ3の下方に位置している。この実施形態では、エアクリーナ30の前端34cは、ヘッドパイプ3の前端3aよりも後方かつヘッドパイプ3の後端3bよりも前方に配置されている。エアクリーナ30は、メインフレーム4にボルトにより固定されている。エアクリーナ30の後部には、接続口32が形成されている(図8参照)。第2吸気管46は、エアクリーナ30の接続口32に接続されている。
図7は、エアクリーナ30およびメインフレーム4等を後方から見た図であり、図8は、メインフレーム4を取り外したときの図7相当図である。また、図9は、エアクリーナ30およびエアクリーナ30の周辺を左方から見た図であり、図10は、エアクリーナ30を上方から見た断面図である。図10に示すように、エアクリーナ30は、エアクリーナケース34と、エアクリーナケース34の内部に配置されたエレメント36とを有している。図9に示すように、エアクリーナケース34は、前ケース部材34Aと、後ケース部材34Bとを備えている。図8に示すように、エアクリーナケース34は、2本のダクト38L、38Rを備えている。
図8および図9に示すように、エアクリーナケース34の上面には、メインフレーム4と対向する位置に溝35が形成されている。溝35は、メインフレーム4の下面と左右の側面の一部とを囲むように設けられ、メインフレーム4に沿って後方斜め下向きに延びている。メインフレーム4の少なくとも一部は、溝35内に配置されている。本実施形態では、メインフレーム4の下部の一部分が溝35内に配置されている。前ケース部材34Aは、後ケース部材34Bの前方に配置されている。前ケース部材34Aの上端34Aaは、後ケース部材34Bの上端34Baよりも上方に位置している。前ケース部材34Aの上部は、側面視において、メインフレーム4と重なっている(図9参照)。前ケース部材34Aの上部には、それぞれ開口部33a、33bが形成されている。開口部33a、33bは、メインフレーム4を挟んで、左右対称な位置に形成されている。開口部33a、33bには、それぞれダクト38L、38Rが取り付けられている。ダクト38L、38Rは、前ケース部材34Aからそれぞれ後方斜め下向きに延びている。なお、図9の符号94は車内配線を束ねるハーネスを表している。ハーネス94は、側面視において、メインフレーム4に沿って後ろ斜め下向きに延びている。
図8に示すように、エアクリーナ30の接続口32は、後ケース部材34Bの後部の下部に形成されている。接続口32は、溝35の側面に形成されている。接続口32は、右斜め下向きに開口している。また、接続口32は、エアクリーナケース34の下面34aよりも上方に位置し、かつメインフレーム4よりも左方に位置している(図7参照)。車両後方から見て、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に延び、接続口32が形成された左方に傾斜し、接続口32に接続されている。すなわち、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に行くに従って左方に延び、エアクリーナ30の接続口32に接続されている。なお、エアクリーナ30の接続口32は、メインフレーム4よりも右方に位置していてもよい。この場合、車両後方から見て、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に行くに従って右方に延び、接続口32に接続される。このように接続口32をメインフレーム4の中心から左方または右方にオフセットすることで、第2吸気管46の長さを長くすることができる。そのため、たとえ第1吸気管42が短くても、吸気通路40の全体の長さを十分に確保することができる。
第2吸気管46は、図9に示すように、エアクリーナ30内において、車両側方から見て前斜め上向きに延びている。また、第2吸気管46は、図8および図10に示すように、接続口32から左方に延びた後に湾曲し、右方に延びている。図10に示すようにこの実施形態では、第2吸気管46は、湾曲部46bと、湾曲部46bの先端から右方に向かって延長された延長部46cとを有している。湾曲部46bは、車両上方から見て略U字状をなし、メインフレーム4よりも左方に配置されている。
延長部46cは、湾曲部46bの先端から右方に向かって直線状に延びている。また、延長部46cは、車両後方から見てメインフレーム4の左方から右方に延びている。延長部46cは、車両上方から見てメインフレーム4を跨ぐように配置されている。延長部46cの先端には、吸気口46dが形成されている。吸気口46dは、メインフレーム4を基準に、湾曲部46bとは反対側に配置されている。吸気口46dは、図8に示すように、車両後方から見て、後ケース部材34Bの上部であって、かつダクト38Rの下方に配置されている。吸気口46dは、右向きに開口している。湾曲部46bおよび延長部46cは、エアクリーナ30内におけるエレメント36よりも気流の下流側に配置されている。言い換えると、湾曲部46bおよび延長部46cは、エアクリーナ30内におけるいわゆるクリーンサイドに配置されている。ダクト38L,38Rからエアクリーナ30内に導入された空気は、開口部33a、33bを通じてエレメント36の前方に導かれる。この空気はエレメント36を後方に向かって通過し、エレメント36によって浄化される。エレメント36を通過した空気は、吸気口46dから第2吸気管46内に導入される。導入された空気は、第2吸気管46、スロットルボディ44および第1吸気管42を経て、エンジン20の吸気ポート25に導かれる。
図2に示すように、第2吸気管46は、車両側方から見て、メインフレーム4と重なるように配置されている。つまり、第2吸気管46は、高さ方向に関してメインフレーム4と重複する重複部46eを有している。第2吸気管46とメインフレーム4とが高さ方向に関して重複している分、第2吸気管46の下方にインジェクタ50の設置スペースを確保することができる。図11は第2吸気管46およびその周辺を斜め後方から見た斜視図であり、図12は図11の要部拡大図であり、図13は図12のXIII−XIII断面図である。図11〜図13に示すように、第2吸気管46の外壁には、メインフレーム4と対向する凹部46fが形成されている。この実施形態では、凹部46fは、第2吸気管46のスロットルボディ44と接続口32との間に位置する部分の外壁に形成されている。凹部46fとメインフレーム4との間には、隙間が形成されている。このように、第2吸気管46の外壁に凹部46fを形成することにより、第2吸気管46とメインフレーム4との干渉を避けつつ、第2吸気管46の曲げ半径を大きくすることができる。よって、吸気効率が更に向上する。
なお、図2に示すように、エアクリーナ30の少なくとも一部は、スロットルボディ44の上方に設けられている。詳細には、エアクリーナ30の後端34bは、スロットルボディ44の前端44dよりも後方かつスロットルボディ44の後端44eよりも前方に配置されている。エアクリーナ30は、凹部12の前方に配置されている。エアクリーナ30の下面34aは、凹部12の底面12aと同じ高さに位置している。スロットルボディ44の少なくとも一部は、凹部12の底面12aよりも下方に配置されている。また、インジェクタ50は、エアクリーナ30および第2吸気管46の下方であってシリンダヘッド26の上方に配置されている。この実施形態では、インジェクタ50は、エアクリーナ30の後部の下方に配置され、エアクリーナ30の後端34bよりも前方に位置している。また、インジェクタ50は、凹部12の底面12aよりも下方に配置されている。
本実施形態の自動二輪車1によれば、図1に示すように、車両側方から見て、ヘッドパイプ3の後方かつシート9の前方かつメインフレーム4の上方に凹部12が形成されている。そのため、運転者は乗車時にメインフレーム4を容易に跨ぐことができ、乗り降りが容易である。また、図3に示すように、車両上方から見てスロットルボディ44の上部接続口44bの少なくとも一部と下部接続口44aの少なくとも一部と吸気ポート25の少なくとも一部とが重なるように配置されている。また、インジェクタ50の少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置し、インジェクタ50は吸気ポート25に向けて燃料を噴射する。そのため、インジェクタ50を燃焼室23により指向させることができる。例えば、燃料を燃焼室23に対してより直接的に供給することが可能になる。したがって、自動二輪車1によれば、ライダーの乗降の容易性を確保しつつ、燃費の向上を図ることができる。
ところで、インジェクタ50の全体をスロットルボディ44よりも後方に配置する場合、インジェクタ50を配置するスペースを確保するために、第1吸気管42を前方に大きく湾曲させる必要がある。しかし、自動二輪車1によれば、インジェクタ50の少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に配置されている。そのため、第1吸気管42を前方に大きく湾曲させる必要がない。したがって、第1吸気管42の曲がり具合を小さくすることができ、第1吸気管42内の空気の流れを円滑化することができる。その結果、吸気効率の向上を図ることができる。
さらに、自動二輪車1によれば、スロットルボディ44が上方に略垂直に延びるので、スロットルボディ44の前方にインジェクタ50の設置スペースを十分に確保することができる。さらに、インジェクタ50の少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置しているので、自動二輪車1の走行に伴って前方から流れてくる風がインジェクタ50に直接当たりやすくなる。そのため、風によってインジェクタ50を効率よく冷却することができる。したがって、インジェクタ50の温度が上がることを抑制することができ、燃料中に気泡が生じることを抑制することができる。インジェクタ50の噴射性能を良好に保つことができる。
図14は、自動二輪車1の斜視図である。ただし、フロントカバー11内の部品の図示は省略している。図14に示すように、フロントカバー11は前方に向かって開放されている。フェンダ10とフロントカバー11との間には隙間19が形成されている。図15は、図14の領域XVを拡大した図である。エアクリーナ30の左右の側方には、フロントカバー11が設けられている。インジェクタ50は、エアクリーナ30の下方かつスロットルボディ44の前方に位置し、フェンダ10の後面に対向している。フェンダ10とフロントカバー11との間の隙間19を通じて、インジェクタ50の左右斜め前方が広く開放されている。この隙間19を利用して、エンジン20を点検する際、フロントカバー11の前方から工具や手を出し入れすることができる。フロントカバー11を取り外すことなく、インジェクタ50をスロットルボディ44の前方から容易に取り外すことができ、また、容易に取り付けることができる。したがって、インジェクタ50のメンテナンス作業を簡単に行うことができる。なお、符号90はインジェクタ50に燃料を供給する燃料ホースを表している。燃料ホース90は、図1に示すように、車両側方から見てシートレール5に沿って後ろ斜め上向きに延びている。燃料ホース90は、シート9の下方に配置された燃料タンク92内の燃料ポンプ(図示せず)に接続されている。
この実施形態では、図3に示すように、吸気ポート25と燃焼室23との間には、吸気弁27により開閉される開口27bが形成されている。インジェクタ50は、インジェクタ50の軸線の延長線L2が開口27bと交わるように配置されている。このことにより、インジェクタ50の噴射方向を燃焼室23により指向させることができ、更に好適化することができる。よって、燃費が更に向上する。
ところで、アンダーボーン型自動二輪車1では、図1に示すように、車両側方から見て、ヘッドパイプ3の後方かつシート9の前方かつメインフレーム4の上方に凹部12が形成されている。メインフレーム4のシート9とハンドル7との間の部分が低くなっている。また、図2に示すように、メインフレーム4の下方かつシリンダヘッド26よりも上方には、エアクリーナ30が配置されている。そのため、エアクリーナ30の下方かつシリンダ部22の上方のスペースが小さくなっている。
しかし、本実施形態では、図3に示すように、スロットルボディ44は、側面視において、下縁の前端44gが上縁の前端44cより前方に位置し、下縁の後端44hが上縁の後端44fより前方に位置するように後方に傾斜している。すなわち、スロットルボディ44は、上方に行くほど後方に向かうように鉛直方向から傾斜している。このことにより、高さ方向においてスロットルボディ44をコンパクトに配置することができる。また、スロットルボディ44の前方のスペースを利用して、インジェクタ50をコンパクトに配置することができる。そのため、凹部12の位置を高くする必要がない。凹部12の位置を低く維持することができるので、十分な乗降性を確保することができる。
また、インジェクタ50は、下縁の前端50bが上縁の前端50cより後方に位置し、下縁の後端50dが上縁の後端50aより後方に位置するように前方に傾斜している。すなわち、インジェクタ50は、上方に行くほど前方に向かうように鉛直方向から傾斜している。このことにより、インジェクタ50の噴射方向をより燃焼室23に指向させることができ、更に好適化することができる。よって、燃費が更に向上する。また、高さ方向においてインジェクタ50をコンパクトに配置することができる。そのため、凹部12の位置を低く維持することができ、十分な乗降性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、スロットルボディ44に内蔵されるスロットル弁43の個数は1個であり、スロットルボディ44の長さA1は短くなっている。スロットルボディ44の長さA1は、インジェクタ50の長さA2の1.5倍以下である。そのため、メインフレーム4とシリンダヘッド26との間の狭いスペースにスロットルボディ44を容易に配置することができる。
この実施形態では、第1吸気管42の長さA3は、スロットルボディ44の長さA1よりも短い。このように、第1吸気管42の長さA3が短いことから、インジェクタ50を燃焼室23の近くに配置することができる。そのため、インジェクタ50を燃焼室23に向けてより指向させることができ、燃費が更に向上する。
また、図5Bに示すように、第1吸気管42の下端面42bは、車両側方から見て、シリンダヘッド26の上壁26aの輪郭線26Lの下方に位置している。このことにより、第1吸気管42およびスロットルボディ44をより低い位置に配置することができる。そのため、メインフレーム4の下方において、スロットルボディ44およびインジェクタ50の設置スペースを十分に確保することができる。自動二輪車1の乗降性を確保しつつ、スロットルボディ44およびインジェクタ50をコンパクトに配置することができる。
図7および図8に示すように、エアクリーナ30には、メインフレーム4よりも左方に位置する接続口32が形成されている。車両後方から見て、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に延び、接続口32が形成された左方に傾斜し、接続口32に接続されている。このことにより、第2吸気管46が上方に行くに従って真っ直ぐ前方に延びる場合に比べて、第2吸気管46の長さを長くすることができる。そのため、たとえ第1吸気管42が短くても、吸気通路40の全体の長さを十分に確保することができる。したがって、エンジン20の吸気特性を良好に保つことができる。また、第2吸気管46が斜め上方に延びているので、横方向に延びる場合に比べて、横方向の寸法を小さく抑えることができる。なお、本実施形態では、接続口32はメインフレーム4の左方に形成されていたが、接続口32はメインフレーム4の右方に形成されていてもよい。その場合、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に延び、接続口32が形成された右方に傾斜し、接続口32に接続される。このような場合であっても、上述の効果を得ることができる。
この実施形態では、エアクリーナ30の接続口32は、エアクリーナ30の後部に形成されている。接続口32は、エアクリーナ30の下面34aよりも上方に位置している。このことにより、第2吸気管46のエアクリーナ30の外部に位置する部分を小さく抑えることができる。そのため、メインフレーム4とシリンダ部22との間における第2吸気管46の占有スペースを小さく抑えることができ、インジェクタ50の設置スペースを十分に確保することができる。
また、車両後方から見て、第2吸気管46は、スロットルボディ44から上方に行くに従って左方に延びてから、エアクリーナ30内において右方に湾曲している(図10参照)。第2吸気管46は、エアクリーナ30内において90度以上湾曲している。このことにより、第2吸気管46のエアクリーナ30外の部分の占有スペースを増加させることなく、第2吸気管46の長さを更に長くすることができ、吸気通路40の全体の長さを十分に確保することができる。なお、第2吸気管46のエアクリーナ30内における湾曲の角度は特に限定されない。湾曲角度は、例えば、120度以上であってもよく、135度以上であってもよい。また、本実施形態では、第2吸気管46の全体(エアクリーナ30外の部分およびエアクリーナ30内の部分)は180度湾曲している。ただし、第2吸気管46の全体の湾曲角度も特に限定される訳ではない。
第2吸気管46は、エアクリーナ30内において、メインフレーム4の左方から右方に延びている。すなわち、第2吸気管46は、上方から見てメインフレーム4を跨ぐように配置されている。このことにより、第2吸気管46のエアクリーナ30外の部分の占有スペースを増加させることなく、第2吸気管46の長さを更に長くすることができ、吸気通路40の全体の長さを十分に確保することができる。なお、接続口32がメインフレーム4の右方に形成されている場合には、第2吸気管46をエアクリーナ30内において、メインフレーム4の右方から左方に延びるように配置すればよい。この場合であっても、上記効果を得ることができる。
第2吸気管46は、図2に示すように、車両側方から見て、メインフレーム4と重なるように配置されている。第2吸気管46とメインフレーム4とが高さ方向に関して重複している分、第2吸気管46の下方にインジェクタ50の設置スペースを確保することができる。また、第2吸気管46の長さを長くすることができ、吸気通路40の全体の長さを十分に確保することができる。
第2吸気管46の外壁には、図11〜図13に示すように、メインフレーム4と対向する凹部46fが形成されている。このことにより、第2吸気管46とメインフレーム4との干渉を避けつつ、第2吸気管46の曲がり具合を大きくすることができる。よって、吸気効率が更に向上する。
図2に示すように、エアクリーナケース34の後端34bは、スロットルボディ44の前端44dよりも後方かつスロットルボディ44の後端44eよりも前方に配置されている。このことにより、エアクリーナ30およびスロットルボディ44の全体の前後方向長さを短く抑えることができる。よって、エアクリーナ30の容積を確保しつつ、エアクリーナ30および吸気通路40をコンパクトに配置することができる。
また、インジェクタ50は、エアクリーナ30の下方に配置されている。このことにより、エアクリーナ30の下方かつスロットルボディ44の前方のスペースをインジェクタ50の設置スペースとして有効活用することができ、インジェクタ50をコンパクトに配置することができる。また、自動二輪車1の走行に伴って前方から流れてくる風が、エアクリーナケース34の下面34aに当たることにより、または下面34aに沿って流れることにより、インジェクタ50に導かれる。エアクリーナケース34の下面34aが導風板の役割を果たすことで、インジェクタ50の冷却性をさらに向上させることができる。
<第2実施形態>
図16は、第2実施形態に係る自動二輪車のスロットルボディ44およびその周辺を左方から見た模式的な断面図である。図16に示すように、第2実施形態は、第1実施形態においてスロットルボディ44に取り付けられていたインジェクタ50を、第1吸気管42に取り付けたものである。すなわち、インジェクタ50は、少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置するように第1吸気管42に取り付けられている。なお、その他の形態については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態に係る自動二輪車では、インジェクタ50は、少なくとも一部がスロットルボディ44よりも前方に位置するように第1吸気管42に取り付けられている。そのため、インジェクタ50を燃焼室23のより近くに配置することができる。したがって、インジェクタ50を燃焼室23に向けてより指向させることができ、燃費が更に向上する。
1 自動二輪車
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
20 エンジン
22 シリンダ部
23 燃焼室
25 吸気ポート
26 シリンダヘッド
27 吸気弁
30 エアクリーナ
40 吸気通路
42 第1吸気管
44 スロットルボディ
46 第2吸気管
50 インジェクタ

Claims (15)

  1. ヘッドパイプと前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームとを有する車体フレームと、
    前記車体フレームに支持され、かつ、前記ヘッドパイプの後方に配置されたシートと、
    前記メインフレームの下方に配置されたシリンダ部を有し、前記メインフレームに揺動不能に支持されたエンジンと、
    少なくとも一部が前記メインフレームの下方かつ前記シリンダ部よりも上方に配置されたエアクリーナと、
    前記シリンダ部と前記エアクリーナとに接続された吸気通路と、を備え、
    車両側方から見て、前記ヘッドパイプの後方かつ前記シートの前方かつ前記メインフレームの上方に凹部が形成され、
    前記シリンダ部の内部には、燃焼室と、少なくとも一部が前記燃焼室よりも前方に位置する吸気ポートと、が形成され、
    前記吸気通路は、前記吸気ポートに接続された第1吸気管と、前記第1吸気管に接続され、スロットル弁が内蔵されたスロットルボディと、前記スロットルボディと前記エアクリーナとに接続された第2吸気管と、を有し、
    前記スロットルボディの下端部には、前記第1吸気管に接続される下部接続口が設けられ、前記スロットルボディの上端部には、前記第2吸気管に接続される上部接続口が設けられ、
    車両上方から見て、前記上部接続口の少なくとも一部と前記下部接続口の少なくとも一部と前記吸気ポートの少なくとも一部とが重なるように配置され、
    少なくとも一部が前記スロットルボディよりも前方に位置するように前記スロットルボディまたは前記第1吸気管に取り付けられ、前記吸気ポートに向けて燃料を噴射するインジェクタを備えている、自動二輪車。
  2. 前記スロットルボディは、下縁の前端が上縁の前端より前方に位置し、下縁の後端が上縁の後端より前方に位置するように後方に傾斜している、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記インジェクタは、下縁の前端が上縁の前端より後方に位置し、下縁の後端が上縁の後端より後方に位置するように前方に傾斜している、請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記吸気ポートと前記燃焼室との間には、吸気弁により開閉される開口が形成され、
    前記インジェクタは、前記インジェクタの軸線の延長線が前記開口と交わるように配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記第1吸気管の下端面は、車両側方から見て、前記シリンダ部の上壁の輪郭線の下方に位置している、請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記スロットルボディの長さが、前記インジェクタの長さの1.5倍以下である、請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記第1吸気管の長さが、前記スロットルボディの長さよりも短い、請求項1に記載の自動二輪車。
  8. 前記エアクリーナには、前記メインフレームよりも左方または右方に位置する接続口が形成され、
    車両後方から見て、前記第2吸気管は、前記スロットルボディから上方に延び、左方および右方のうち前記接続口が形成された方に傾斜し、前記接続口に接続されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  9. 前記接続口は、前記エアクリーナの後部に形成されている、請求項8に記載の自動二輪車。
  10. 前記第2吸気管は、前記エアクリーナ内において90度以上湾曲している、請求項8に記載の自動二輪車。
  11. 前記第2吸気管は、前記エアクリーナ内において、前記メインフレームの左方から右方もしくは右方から左方に延びている、請求項8に記載の自動二輪車。
  12. 前記第2吸気管は、車両側方から見て、前記メインフレームと重なるように配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  13. 前記第2吸気管の外壁には、前記メインフレームと対向する凹部が形成されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  14. 前記エアクリーナの後端は、前記スロットルボディの前端よりも後方かつ前記スロットルボディの後端よりも前方に配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  15. 前記インジェクタは、前記エアクリーナの下方に配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。

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