JP6269081B2 - インジェクタ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エアクリーナとエンジンの燃焼室とを連通する吸気通路へ燃料を噴射するインジェクタをエアクリーナに取り付けるためのインジェクタ取付構造に関する。
従来、エンジンに混合気を供給する手段として燃料噴射装置を備えたものが知られており、この燃料噴射装置にはスロットルバルブの下流側に燃料を直接噴射するインジェクタが取り付けられている。
自動二輪車のエンジンでは、高回転・高負荷時に燃料の供給量の低下を防止するため、前記インジェクタに加えて、スロットルバルブの上流側にさらに別のインジェクタが設けられることがあり、このインジェクタは燃料タンクの下方の凹部に配置されるエアクリーナ付近に取り付けられることが多い。
例えば、従来、このインジェクタを、エアクリーナケースの開口部を閉塞するエアクリーナキャップの外面に配置し、燃料パイプと共締めでエアクリーナキャップに固定したり、或いは、別体のブラケットや燃料パイプ等を使用してエアクリーナケースの内面に固定したりしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−7348号公報
しかしながら、上記した従来のインジェクタ取付構造では、インジェクタをエアクリーナケースの内面に取り付ける場合にはエアクリーナケースの内部容量が減少してエンジンの出力性能が低下する一方、インジェクタをエアクリーナケースの外面に取り付ける場合には燃料タンクの容量が減少して航続距離が低下したりするといったトレードオフの関係となる問題が生じている。
さらにまた、インジェクタをエアクリーナキャップの内面に固定する場合には、インジェクタに電力を供給するための配線をエアクリーナキャップの内面に取り付けることになるため、配線の整備不良やバックファイヤ・吹き返しの燃料による配線の損傷が起こり易いといった問題や、配線がエアクリーナキャップを貫通する部分を気密に保持する構造を追加する必要が生じ、インジェクタやその配線等の取り付け作業に手間が掛かるといった問題が生じている。
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであり、エンジンの出力性能及び航続距離の向上を図ると共に配線の耐久性の向上を図り、インジェクタやその配線等の取り付け作業の簡素化を図ることのできる自動二輪車のインジェクタ取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係るインジェクタ取付構造は、上面が開放されたエアクリーナケース本体と、前記上面を閉塞するエアクリーナキャップとを有するエアクリーナケースを備え、エンジンの上方に配置されたエアクリーナと、前記エアクリーナケースに収容されたエアフィルタを通過した空気を前記エンジンの吸気ポートに送り込むスロットルボディと、前記スロットルボディに支持されたスロットルバルブと、前記エアクリーナケース本体の後方部分に取り付けられ、かつ前記スロットルボディに接続され、前記エアフィルタを通過した空気を前記スロットルボディに送り込むエアファネルと、前記スロットルバルブの下流側に燃料を噴射する第1のインジェクタと、前記スロットルバルブの上流側に設けられ、前記エアファネルを介して前記スロットルボディへ燃料を噴射する第2のインジェクタとを備えた車両において、前記第2のインジェクタを前記車両に取り付けるためのインジェクタ取付構造である。
そして、上記した目的を達成するため、本発明に係るインジェクタ取付構造は、前記第2のインジェクタを前記エアクリーナケース内に支持する支持部と、前記第2のインジェクタに燃料を供給する燃料路と、前記第2のインジェクタに配線するための配線路とを備え、前記支持部は、前記エアクリーナキャップの後方上部の外側凸状に湾曲した曲面部において前記エアファネルに対応する位置に形成され、前記エアクリーナケース内の当該位置において前記第2のインジェクタを支持し、前記燃料路は前記曲面部に一体形成され、前記配線路は前記曲面部内に一体形成されていることを特徴とする。
このような特徴によれば、エアクリーナケースの内部容量の減少を最小限に抑えることができると共に、燃料タンクの容量の減少を最小限に抑えることができるため、エンジンの出力性能の向上を図ることができると共に、航続距離を延ばすことができる。また、配線の整備不良やバックファイヤ・吹き返しの燃料による配線の損傷の発生を防止することができる。さらに、配線がエアクリーナキャップを貫通する部分を気密に保持する構造等を追加する必要がなく、第2のインジェクタやその燃料配管や配線の取り付け作業の簡素化を図ることができる。
また、エアクリーナの周囲温度より低温のエアクリーナキャップに第2のインジェクタを取り付けることにより、エアクリーナの外面に第2のインジェクタを取り付けた場合と比較して、燃料の温度上昇を低減することができるため、燃料路内におけるベーパーの発生を抑制することができる。
また、厚肉に形成される曲面部に配線路を形成することにより、配線路のためにエアクリーナケースの厚みを増加させたりする必要がないため、エアクリーナケースの内部容量の減少及び燃料タンクの容量の減少を抑制することができ、エンジンの出力性能の向上及び航続距離の延長を一段と促進することができる。
また、本発明に係るインジェクタ取付構造は、前記エアクリーナキャップの外面において前記燃料路の一端に接続される燃料用コネクタと、前記エアクリーナキャップの外面において前記配線路の一端に接続される配線用コネクタとを備えていることが好ましい。
このような特徴によれば、第2のインジェクタやその燃料配管や配線の取り付け作業をより簡素化することができる。
本発明によれば、エンジンの出力性能及び航続距離の向上を図ると共に配線の耐久性の向上を図り、インジェクタやその配線等の取り付け作業の簡素化を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えた自動二輪車を示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナの周辺部分を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナを示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナを示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナを下方から示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナを拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造について説明する。なお、以下の説明において、前後左右の方向は、自動二輪車に乗車したライダーから見た方向を基準とし、図中では、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側をL、車体右側をRで示している。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の全体構成について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えた自動二輪車1を示す左側面図、図2は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12の周辺部分を示す平面図である。
自動二輪車1は、骨組を構成する鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム2を備えている。この車体フレーム2は、前部上端に配置されたヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後下方に向かって左右に分岐して斜め下方に延在するメインフレーム4と、メインフレーム4の後部から後上方に向かって延設された左右一対のシートレール5と、を主体として構成されている。
ヘッドパイプ3の左右両側には、ステアリングシャフト(図示省略)を介して左右一対のフロントフォーク6が回転可能に支持されている。前記ステアリングシャフトの上端部にはハンドルバー(図示省略)が設けられており、該ハンドルバーの両端部にはグリップ7が装着されている。フロントフォーク6の下部には、前輪28が回転可能に支持されており、前輪28にはブレーキディスク7が設けられている。また、フロントフォーク6の下部には、前輪28の上部を覆うようにフロントフェンダ8が固定されている。
メインフレーム4の前端側からは、エンジン懸架ブラケット(図示省略)が略下方に向って延在し、メインフレーム4の後端側からは、スイングアームブラケット9が下方に向って延在している。メインフレーム4の下方には、前記エンジン懸架ブラケット及びスイングアームブラケット9によってエンジン10が吊下げられるようにして搭載される。エンジン10は、例えば並列4気筒エンジンであり、前方に傾けた状態でメインフレーム4に懸架されている。また、エンジン10の前方にはラジエータ11が配置されており、ラジエータ11とエンジン10との間には、ラジエータヒートガード(図示省略)が介在されている。
エンジン10の上方には、左右のメインフレーム4に挟まれるようにエアクリーナ12が配置されている。エアクリーナ12からは、車体前方に向けて左右一対のインテークダクト13が突出しており、車体フレーム2の前端側に形成された開口(図示省略)に挿入されている。エアクリーナ12の上方には、燃料タンク14が配置されている。燃料タンク14の車幅方向中央部には下方から上方に湾入する凹部(図示省略)が形成されており、この凹部にエアクリーナ12が配設される。
燃料タンク14の後方には、ライダーシート15及びピリオンシート16が連設されており、ライダーシート15及びピリオンシート16は左右一対のシートレール5に支持されている。ライダーシート15及びピリオンシート16の下方には、それぞれに対応してフットレスト17、18が設けられている。車体左側の運転者用のフットレスト17の前方には、変速用のチェンジペダル19が設けられ、車体右側の運転者用のフットレスト17の前方には、後輪20用のブレーキペダル(図示省略)が設けられている。
スイングアームブラケット9には、スイングアーム21が上下方向に揺動可能に連結されており、車体フレーム2とスイングアーム21との間にはサスペンション(図示省略)が取り付けられている。スイングアーム21の後部には、後輪20が回転可能に支持されている。後輪20の左側には、ドリブンスプロケット21が設けられており、ドライブチェーン22によってエンジン10の動力が後輪20に伝達されるよう構成されている。また、後輪20の右側には、後輪20用のブレーキディスク(図示省略)が設けられている
ドライブチェーン22の上方は、チェーンカバー23により覆われており、後輪20の上方は、ピリオンシート16の後方に配置されたリヤフェンダ24により覆われている。リヤフェンダ24には、左右一対のリヤウィンカ25が設置され、リヤウィンカ25の後方にブレーキランプ26が設置されている。また、車体フレーム2等には、車体外装としてカウル27が設けられている。カウル27と車体フレーム2との間には、車体前方からエンジン10内に外気を取り込む隙間が形成されている。
次に、図3〜図6を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12について説明する。ここで、図3は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12を示す左側面図、図4は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12を示す平面図、図5は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12を下方から示す斜視図、図6は本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造を備えたエアクリーナ12を拡大して示す断面図である。
エアクリーナ12は、内部にエアフィルタ30を収容する合成樹脂製のエアクリーナケース31を備えている。このエアクリーナケース31は、上下に分割されており、上面が開放されたエアクリーナケース本体33と、エアクリーナケース本体33の上面を閉塞するように設けられるエアクリーナキャップ34と、を備えている。
エアクリーナケース本体33の前方部分33aは外気導入室を形成するように下方に膨出しており、この前方部分33aに左右一対のインテークダクト13(図2参照)が接続されている。エアクリーナケース本体33の前方部分33aの上端部には枠体35が設けられており、この枠体35にエアフィルタ30が後方に下傾した姿勢で支持されている。これにより、エアクリーナケース31の内部は、エアフィルタ30を挟んで、上流側(下方)のダーティーサイド36と下流側(上方)のクリーンサイド37とに区画される。
エアクリーナケース本体33の後方部分33bには、エンジン10の各気筒の吸気ポートに対応するように、ラッパ形状のエアファンネル38がそれぞれ取り付けられており、エアファネル38はエアクリーナ12とエンジン10の燃焼室とを連通する吸気通路として機能する。エアファンネル38はそれぞれスロットルボディ39に接続されており、各スロットルボディ39の内周壁には、バタフライ型のスロットルバルブ40が回転自在に支持されている。また、エアクリーナケース本体33の後方下部には、各スロットルボディ39の後方位置に第1のインジェクタ41が各スロットルバルブ40の下流側に燃料を直接噴射可能なように取り付けられており、第1のインジェクタ41は、主にエンジン10の低回転・低負荷時に作動する。
エアクリーナキャップ34の上部外面には、中央部に平面視矩形状の第1凹部42が形成されており、第1凹部42の右側後方に平面視矩形状の第2凹部43が形成されている。第1凹部42には、ECU(Engine Control Unit)44が嵌設されている。なお、ECU44は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成されており、メモリにはエンジン10の各部を制御する制御プログラム等が記憶されている。
エアクリーナキャップ34の後部には外側凸状に湾曲する曲面部45が車両幅方向に形成されている。曲面部45の前端には、各エアファネル38に対応する4箇所の位置にそれぞれ支持部46が形成されており、支持部46は前側の第1支持部47と後側の第2支持部48とにより構成されている。
各支持部46には、主にエンジン10の高回転・高負荷時に作動する第2のインジェクタ49がそれぞれ取り付けられている。第2のインジェクタ49は、直線状に形成される本体部50と、本体部50の後側部に突設される配線部51と、により構成されている。第1支持部47には、下方先端部52をスロットルボディ39に向けた姿勢で本体部50が取り付けられており、本体部50の上方基端部53と第1支持部47との間はOリング54を介して気密に保持されている。また、第2支持部48には、配線部51が取り付けられており、配線部51の上方基端部55と第2支持部48との間はOリング56を介して気密に保持されている。
曲面部45の前端は車両幅方向に半円筒状に隆起し、曲面部45の前端には、第1凹部42の後端に沿って車両幅方向に細長円筒形状の燃料路57がエアクリーナキャップ34と一体に形成されている。燃料路57は、細長円筒形状の各第2のインジェクタ49の本体部50の上方基端部53に連通しており、燃料路57の右端は第2凹部43の左内壁面において開放されている。
曲面部45には、燃料路57の後方において車幅方向に配線路58がエアクリーナキャップ34と一体に形成されている。配線路58は、燃料路57と平行を成すように形成されており、配線路58の右端は第2凹部43の左内壁面において開放されている。配線路58には配線59がインサート成型されており、本実施の形態の場合、第2凹部43に最も近い第2のインジェクタ49と第2凹部43との間に4本の配線路58及び配線59が設けられ、以降、左方に向かって第2のインジェクタ49を通過する度に配線路58及び配線59の本数が1本ずつ少なくなるように構成されている。
第2凹部43には、燃料用コネクタ60と配線用コネクタ61とが前後に配設されている。燃料用コネクタ60は燃料路57の右端に接続されており、燃料用コネクタ60の右端に燃料ホース(図示省略)が接続される。また、配線用コネクタ61は配線路58の右端に接続されており、配線用コネクタ61の右端にケーブル(図示省略)が接続される。
このように構成されたエアクリーナ12において、外部からインテークダクト13を介してダーティーサイド36に導入された空気は、エアフィルタ30を通過し、クリーンサイド37に送られ、第1のインジェクタ41及び又は第2のインジェクタ49によって燃料と混合された後、各エアファンネル38及び各スロットルボディ39を通ってエンジン10の各吸気ポートに送り込まれる。この時、ECU44では、アクセルポジションセンサ(図示省略)の検出結果に基づいてスロットル開度が算出され、この算出されたスロットル開度に基づいて各スロットルバルブ40が開閉され、エアクリーナ12からエンジン10へ送り込まれる吸気量が制御される。
上記したように本発明の実施の形態に係るインジェクタ取付構造によれば、燃料路57と配線路58がエアクリーナキャップ34と一体に形成されているため、エアクリーナケース31の内部容量の減少を最小限に抑えることができると共に、燃料タンク14の容量の減少を最小限に抑えることができる。したがって、エンジン10の出力性能の向上を図ることができると共に、自動二輪車1の航続距離を延ばすことができる。また、エアクリーナケース31と別個に、燃料配管や配線及びそれらを支持する部品等を取り付ける必要がないため、エアクリーナ12の小型軽量化を図ることができる。
また、配線路58をエアクリーナキャップ34と一体に形成することで、配線59の整備不良やバックファイヤ・吹き返しの燃料による配線59の損傷の発生を防止することができる。
さらに、燃料路57の一端に接続される燃料用コネクタ60と配線路58の一端に接続される配線用コネクタ61をエアクリーナキャップ34の外面に配設することにより、燃料配管や配線がエアクリーナキャップ34を貫通する部分を気密に保持する構造等を追加する必要がなく、第2のインジェクタ49やその燃料配管や配線の取り付け作業の簡素化を図ることができる。
さらにまた、エアクリーナキャップ34は内部を流通する外部の空気により冷却されており、エアクリーナ12の周囲温度より低温に保持されているため、エアクリーナキャップ34に燃料路57を一体に形成すると共に第2のインジェクタ49を取り付けることにより、エアクリーナ12の外面にインジェクタ49を取り付けた場合と比較して、インジェクタ49に供給する燃料の温度上昇を低減することができる。そのため、燃料路57内におけるベーパーの発生を抑制することができ、エンジン10の出力性能をさらに高めることができる。
さらにまた、エアクリーナキャップ34の曲面部45は構造上の理由から他の部分より厚く形成されるため、そのような曲面部45に配線路58を形成することにより、配線路58のためにエアクリーナキャップ34の厚みを増加させたりする必要がない。したがって、エアクリーナケースの内部容量の減少及び燃料タンクの容量の減少を一段と抑制することができる。
なお、上記した実施の形態では、本発明を自動二輪車に適用した場合について説明したが、本発明は自動四輪車や船外機等、自動二輪車以外の車両にも適用可能であることは言う迄もない。
また、上記した実施の形態の説明では、本発明に係るインジェクタ取付構造における好適な実施の形態について説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
10 エンジン
12 エアクリーナ
30 エアフィルタ
31 エアクリーナケース
33 エアクリーナケース本体
34 エアクリーナキャップ
38 エアファネル(吸気通路)
45 曲面部
49 第2のインジェクタ
57 燃料路
58 配線路
60 燃料用コネクタ
61 配線用コネクタ

Claims (2)

  1. 上面が開放されたエアクリーナケース本体と、前記上面を閉塞するエアクリーナキャップとを有するエアクリーナケースを備え、エンジンの上方に配置されたエアクリーナと、
    前記エアクリーナケースに収容されたエアフィルタを通過した空気を前記エンジンの吸気ポートに送り込むスロットルボディと、
    前記スロットルボディに支持されたスロットルバルブと、
    前記エアクリーナケース本体の後方部分に取り付けられ、かつ前記スロットルボディに接続され、前記エアフィルタを通過した空気を前記スロットルボディに送り込むエアファネルと、
    前記スロットルバルブの下流側に燃料を噴射する第1のインジェクタと、
    前記スロットルバルブの上流側に設けられ、前記エアファネルを介して前記スロットルボディへ燃料を噴射する第2のインジェクタとを備えた車両において、前記第2のインジェクタを前記車両に取り付けるためのインジェクタ取付構造であって、
    前記第2のインジェクタを前記エアクリーナケース内に支持する支持部と、
    前記第2のインジェクタに燃料を供給する燃料路と、
    前記第2のインジェクタに配線するための配線路とを備え、
    前記支持部は、前記エアクリーナキャップの後方上部の外側凸状に湾曲した曲面部において前記エアファネルに対応する位置に形成され、前記エアクリーナケース内の当該位置において前記第2のインジェクタを支持し、
    前記燃料路は前記曲面部に一体形成され、
    前記配線路は前記曲面部内に一体形成されていることを特徴とするインジェクタ取付構造。
  2. 前記エアクリーナキャップの外面において前記燃料路の一端に接続される燃料用コネクタと、前記エアクリーナキャップの外面において前記配線路の一端に接続される配線用コネクタとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ取付構造。
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