JP2010070111A - 車輌のフェンダー取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輌のフェンダーの取付作業性の向上及び外観の向上を図る。
【解決手段】車軸方向に間隔をおいて配置された一対の棒状の軸支持部材、たとえばフロントフォーク2間に、車輪用のフェンダー1を挿入し、固定する車輌のフェンダー取付構造である。各フロントフォーク2には、フェンダー挿入方向と略反対方向に突出する取付ボス51が設けられ、前記フェンダー1の車軸方向両側には、前記取付ボス51に上方から仮置き可能な仮置き壁54aが形成されると共に被取付部38、55が形成されている。前記被取付部38,55に車軸方向の外方から挿通した取付ボルト41により、フェンダー1が前記取付ボスに固定されている。前記仮置き壁34aと、前記取付ボス51を車軸方向の外方から覆う側壁33とを有する取付ボスカバー31を形成し、該取付ボスカバー31はフェンダー挿入方向に開口する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車等の車輌のフェンダー取付構造に関する。
図20は、従来の自動二輪車のフロントフェンダー取付構造の一例を示している。この図20において、前車輪(図示せず)を覆うフロントフェンダー100は、前側の第1部材101と後側の第2部材102とに分割されている。第1部材101の左右の側壁には、ボルト挿通孔111を有する被取付部が設けられ、第2部材101の左右側壁には、第2及び第3のボルト挿通孔112,113を有する被取付部が設けられている。一方、フロントフォーク120の前面には、前方に突出する第1の取付ボス131と、上方に突出する第2の取付ボス132とが形成され、フロントフォーク120の後面には、上方に突出する第3の取付ボス133が形成されている。
第1部材101の左右の側壁は、第1の取付ボス131の車軸方向の外面に配置され、車軸方向の外方から第1のボルト挿通孔111に挿通される第1の取付ボルト141により、第1の取付ボス111に固定される。一方、第2部材102は左右のフロントフォーク2120間に挿入され、第2部材102の内方から第2及び第3のボルト挿通孔112,113に挿通される第2及び第3の取付ボル142,143により、前記第2及び第3の取付ボス132,133の車軸方向の内面に固定される。
また、第1部材101と第2部材102とを結合するために、第1部材101の後端には、ナット151が装着される結合用ボス153が設けられ、第2部材102の前端にはボルト挿通孔152が形成されている。上方からボルト挿通孔152に挿通される結合用ボルト154を、ナット151に螺着することにより、第1部材101と第2部材102とを結合している。なお、従来技術文献としては特許文献1等がある。
特開2005−119572号公報
図20に示す従来例において、前車輪をフロントフォーク120に装着する前に、あるいは前車輪をフロントフォーク120に装着した後に、フロントフェンダー100をフロントフォーク120に取り付けるのであるが、第1部材101と第2部材102とを結合した状態で取り付ける場合でも、第2部材102をフロントフォーク120に装着した後、第1部材101をフロントフォーク120に取り付ける場合でも、各取付ボルト141、142,143により第1及び第2部材101,102を各取付ボス131,132,133に取り付ける場合には、作業者が第1及び第2部材101,102を手で支えていなければならず、取付作業に手間がかかる。
また、図20の従来例では、第2部材102の内方から挿入される取付ボルト142,143により、第2部材102が第2及び第3の取付ボス112,113に固定されるので、ボルトによる取付作業にも手間がかかる。
(発明の目的)
本発明の目的は、フェンダーを、フロントフォーク等の一対の車軸支持部材間に挿入し、固定する作業において、作業者がフェンダーを始終支える必要がなく、ボルトによる締め付け作業が容易に行える車輌のフェンダー取付構造を提供することである。また、別の目的として、車軸支持部材に形成される取付ボスが外部に露出せず、外観を保つことができるフェンダー取付構造を提供する。
前記課題を解決するために、本発明は、車軸方向に間隔をおいて配置された一対の車軸支持部材間に、車輪用のフェンダーを挿入して固定する車輌のフェンダー取付構造において、前記各車軸支持部材には、フェンダー挿入方向と略反対方向に突出する取付ボスが設けられ、前記フェンダーの車軸方向両側には、前記取付ボスに上方から係合可能な仮置き壁が形成されると共に被取付部が形成され、前記被取付部は、車軸方向の外方から挿通される取付ボルトにより、前記取付ボスに固定されている。
前記構成によると、フェンダーの取付作業において、フロントフォーク等の左右の車軸支持部材間にフェンダーを挿入した状態で、仮置き壁を取付ボスに載せることにより、フェンダーを仮置きすることができる。したがって、作業者は、フェンダーを手で支えなくとも、取付ボルト等を準備し、締め付け作業を始めることができ、フェンダー取付作業の組付性が向上する。
前記フェンダー取付構造において、好ましくは、前記フェンダーの車軸方向両側には、前記仮置き壁と、前記取付ボスを車軸方向の外方から覆うカバー側壁と、を有する取付ボスカバーが形成され、該取付ボスカバーはフェンダー挿入方向に開口している。
上記構成によると、フェンダーを車軸支持部材間に挿入すると同時に、取付ボスを取付ボスカバー内に収納することができ、しかも、フェンダー取付後は、取付ボスがカバー側壁により外部から隠されるので、車輌の外観を向上させることができる。
上記フェンダー取付構造において、好ましくは、前記フェンダーは、フェンダー挿入方向と反対側の第1部材と、フェンダー挿入方向側の第2部材とに、分割されている。
上記構成によると、第1部材と第2部材とを、それらの配置等に応じて、材質及び色を異ならせることができる。たとえば、外部から見えやすい第1部材を、綺麗な色で着色し、外部から隠れやすい第2部材を、黒等で着色したり、その時、第1部材の材質を着色し易い材料とし、第2部材を、たとえば耐久性の高い材料としたりできる。
上記のように分割したフェンダーの取付構造において、好ましくは、前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方には、他方と係合して前記両部材の相対的な回動を阻止する回止め用係合部が形成されている。
上記構成によると、第1及び第2部材を車軸支持部材間に挿入する前に、予め組み立てる場合に、車軸回りの所定の相対位置関係で、精度良く、簡単に組み立てることができる。
上記分割したフェンダーの取付構造において、好ましくは、前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方には、他方と係合して前記両部材相互の車軸方向の位置を規制する爪が形成されている。
上記構成によると、第1及び第2部材を車軸支持部材間に挿入する前に、予め組み立てる場合に、車軸方向の所定の相対位置関係で、精度良く、簡単に組み立てることができる。
上記分割したフェンダーの取付構造において、好ましくは、前記フェンダーの前記被取付部は、ナット取付孔と、該ナット取付孔に保持されたナットと、該ナットを係止する抜け止め爪と、を有している。
上記構成によると、フェンダー成形時に、ナットをフェンダーの壁内に鋳込む必要がなく、しかも、フェンダーの所定箇所に、容易に、取り付けることができる。
上記分割したフェンダーの取付構造において、好ましくは、前記取付ボスには、車軸方向の外面と内面とに、前記第1部材の被取付部と前記第2部材の被取付部とが、前記取付ボルトにより、共締めされている。
上記構成によると、取付ボスを、第1部材と第2部材との取付に共用しているので、取付ボスの数を減らし、車軸支持部材の構造を簡素化できる。
上記分割したフェンダーの取付構造において、好ましくは、前記車軸支持部材は、前記取付ボスとは別の取付ボスを備え、該別の取付ボスには、フェンダーと、フェンダーとは別の車輌用部品とが、共締めされている。
上記構成によると、前記車輌部品の取付部材が必要なくなり、部品点数を減らすことができる。
上記フェンダーの取付構造において、好ましくは、前記フェンダーには、車輌用部品を保持するための保持バンドと、該保持バンドの先端部に係合する係合部とが、一体成形されている。
上記構成によると、前記車輌用部品として、たとえばブレーキホースやハーネスを保持するブラケットを、別途製作する必要がなくなり、部品点数を減らすことができる。
上記分割されたフェンダーの取付構造において、好ましくは、第1部材及び第2部材の少なくともいずれか一方には、前記両部材を結合する結合用突起部が、前記一方の部材に一体成形されている。
上記構成によると、結合用のボルトあるいはタッピングねじ等の結合部材を使用することなく、第1部材と第2部材とを結合することができ、部品点数を減らすことができる。
要するに本発明によると、フェンダーを車軸支持部材間に挿入した状態で、フェンダーから手を離しても、仮置き状態に維持できるので、その後のボルト等による締結作業が容易になる。また、取付ボスカバーの側壁で取付ボスを覆うことにより、外観も向上し、さらに、その他、前述のような各種効果が得られるのである。
[第1の実施の形態]
図1乃至図15は、本発明の第1の実施の形態を示しており、自動二輪車のフロントフェンダー1の取付構造に適用した例である。図1は、自動二輪車の前部の左側面図、図2は分解状態のフロントフェンダー1とフロントフォーク2の斜視図、図3はフロントフェンダー1の分解左側面図、図4はフロントフェンダー1の分解平面図、図5はフロントフェンダー1の斜視図である。説明の都合上、搭乗したライダーから見た左右を、車両の「左右」として以下説明する。
図2において、前車軸支持部材である一対のフロントフォーク2は、ダンパー機構を内蔵すると共に、前車軸方向(左右方向)Sに間隔をおいて配置されており、両フロントフォーク2の上端部は、上下のブラケット4,5により相互に連結されると共に、操舵軸3に連結されている。
図1において、操舵軸3は、車体フレーム6の前端ヘッドパイプ7に回動自在に支持されている。上側のブラケット4には、操舵用のハンドル10及びスピードメータ11等の計器類が設けられ、ハンドル10には、ブレーキレバー(図示せず)及びクラッチレバー14などが取り付けられている。
前車輪12は、両フロントフォーク2間に配置されると共に前車軸13に回転自在に支持されており、前車軸13の両端部は前記両フロントフォーク2の下端部に取り付けられている。
前車輪12には、左右一対のブレーキディスク15が設けられており、各フロントフォーク2の下部には、各ブレーキディスク15を制動するための液圧式ブレーキキャリパ16がそれぞれ支持されている。図1に表れている左側のブレーキキャリパ16に接続されたブレーキホース17は、上方に延び、前車輪12を右側に乗り越え、図示しない右側のブレーキキャリパに接続されている。右側のブレーキキャリパに接続された別のブレーキホース18は、フロントフォーク2に沿って上方に延び、ハンドル10に設けられた前ブレーキ用のマスターシリンダ(又は車体フレームに配置されたブレーキ液圧制御ユニット)に、接続されている。また、左側のフロントフォーク2には、回転数センサー20が設けられ、該回転数センサー20に接続されたリード線21は、フロントフォーク2に沿って上方に延び、上側ブラケット4上のスピードメータ11に接続されている。
(フロントフェンダー1の構成)
図1において、フロントフェンダー1は、側方から見て概ね円弧状に形成されており、前車輪12の前上方部分から後端部近傍に亘り、前車輪12を所定の間隔をおいて覆っている。フロントフェンダー1は、両フロントフォーク2間に配置されており、フェンダー取付作業では、フロントフォーク2の前側から両フロントフォーク2間に挿入される。したがって、車両の後方(矢印R方向)が、フェンダー挿入方向となっている。
図2において、フロントフェンダー1は、フロントフォーク2の前側に配置された左右一対の第1の取付ボルト41と、フロントフォーク2の後側に配置された左右一対の第2の取付ボルト42により、フロントフォーク2の第1及び第2の取付ボス51,52に、取り付けられる。
各第1の取付ボス51は、各フロントフォーク2の前面に、略前方に突出するように形成され、各第2の取付ボス52は、各フロントフォーク2の後面に、略後方に突出するように形成されている。各取付ボス51,52にはそれぞれ取付孔51a,52aが形成されている。また、各フロントフォーク2の後面の下端部には、ブレーキキャリパ用の取付ボス53が形成されている。
フロントフェンダー1の車軸方向Sの両側(左右両側)には、前記第1の取付ボス51を覆うと共に後方Rに開口する取付ボスカバー31が一体に形成されている。
図5において、取付ボスカバー31は、車軸方向Sの外方に張り出しており、カバー上壁32と、カバー側壁33と、上下一対のカバー後壁34a、34bと、カバー底壁35と、カバー内側壁36と、を備えている。前記上下一対のカバー後壁34a、34b間が、後方Rに開口する窓口となっている。すなわち、取付ボスカバー31はフェンダー挿入方向に開口している。そして、該実施の形態では、上側のカバー後壁34aが、フェンダー取付作業時に、図2の第1の取付ボス51の上面に仮置きされる「仮置き壁」として利用される。
図3において、フロントフェンダー1は、前側の第1部材1aと、後側の第2部材1bとに二分割されており、前記取付ボスカバー31も、第1部材1aの後端に一体成形された上半部31aと、第2部材1bの前端に形成された下半部31bとに分割されている。以下、取付ボスカバー31の上半部31aを「カバー上半部」と称し、前記取付ボスカバー31の下半部31bを「カバー下半部」と称して説明する。
カバー上半部31aは、第1部材1aの後端部から前下方に延びており、カバー上半部31aの下端合わせ面37aは、前方に向かって下方に傾斜している。さらに、カバー上半部31aの後端部には、取付孔38aを有する被取付部38が形成されている。 カバー下半部31bは、第2部材1bの前端部から前下方に延びており、カバー下半部31bの上端合わせ面37bは、前方に向かって下方に傾斜している。
図8はカバー上半部31aの底面図(図6のVIII-VIII断面図)であり、カバー上半部31aは、前述の上側後壁(仮置き壁)34aと、カバー側壁上半部33aと、カバー上壁32とを備えている。
図7はカバー下半部31bの平面図(図6のVII-VII断面図)であり、カバー下半部31bは、前述の下側後壁34bと、カバー側壁下半部33bと、カバー底壁35と、カバー内側壁36と、備えている。
カバー下半部31bの内側壁36の上端部には、図2に示すように、第1の取付ボス51に取り付けられる被取付部55が形成されており、この被取付部55の裏面(内面)にナット45が取り付けられている。該ナット45は、矩形状の頭部を有している。
さらに、カバー下半部31bから後方に間隔をおいた第2部材1bの両側面には、前記第2の取付ボス52に取り付けられる被取付部56が形成され、この被取付部56の裏面(内面)には前記ナット45と同様に矩形状の頭部を有するナット46が取り付けられている。
図4において、フロントフェンダー1の第1部材1aの後端には、後方に突出する左右一対の結合用ボス57が形成され、第2部材1bの前端部には、左右一対のタッピング用ボス58が形成されている。
(第1部材1aの後端と第2部材1bの前端との結合構造)
図12は図4のXII-XII断面拡大図であり、第1部材1aと第2部材1bとの結合状態を示している。第1部材1aの結合用ボス57が、第2部材1bのタッピングボス58の上面に重ねられており、上方から結合用ボス57内にタッピングねじ44が挿入され、該タッピングねじ44をタッピングボス58の下孔にねじ込むことにより、前側の第1部材1aの後端と後側の第2部材1bの前端とが、結合されている。また、第1部材1aの内面(裏面)には、前記結合用ボス57よりも前方の位置に、下方に突出する泥除けリブ61,62が形成されている。さらに、第2部材1bの前端にも、上方に突出する泥除けリブ63が形成されている。前記泥除けリブ61,62,63は、第1部材1a及び第2部材1bの車軸方向の略全幅に亘って形成されている。
(取付ボスカバー31の結合構造)
図6は取付ボスカバー31の分解拡大左側面図であり、この図6において、カバー上半部31aの下端合わせ面37aには、前方から順に、前下方に突出する回り止め爪(突起)47と、下方に突出する車軸方向位置規制用の第1の爪48と、が形成されている。一方、カバー下半部31bの上端合わせ面37bには、前方から順に、前記回り止め爪47が係合可能で後上方に向いて開口する係合凹部49と、上方に突出する車軸方向位置規制用の第2の爪50と、が形成されている。軸方向位置規制用の第1及び第2の爪48,50は、前後方向に長く形成されている。
図9は図6のIX-IX断面図、図10は図6のX-X断面図、図11は図6の部分拡大縦断面図である。図11に示すように、前記回り止め爪47を前記係合凹部49に斜め後上方から差し込み、係合することにより、第1部材1aと第2部材1bとの相対的な回動、すなわち、図12に示す第1部材1aと第2部材1bとの結合部分を支点とする相対的な回動を阻止している。
図9に示すように、車軸方向位置規制用の第2の爪50は、カバー側壁上半部33aの車軸方向の内面に当接しており、図10に示すように、車軸方向位置規制用の第1の爪48は、カバー側壁下半部33bの車軸方向の内面に当接しており、これにより、第1部材1aと第2部材1bとの車軸方向の相対的な位置を合わせている。
(フロントフォーク2に対するフロントフェンダー1の取付構造)
図13は図3のXIII-XIII断面拡大図であり、第1部材1a及び第2部材1bのみを示している。この図13において、第2部材1bに設けられた前後の被取付部55,56には、ナット取付孔55a,56aが形成されると共に、回り止め兼抜け止め爪65、66が形成されている。抜け止め爪65,66、は、第2部材1bの裏面(内面)に、断面L字状に形成されており、各抜け止め爪65,66の先端部には、傾斜状の面取りが施されている。前記矩形状の頭部を有するナット45,46を、第2部材1bの車軸方向の内方から各ナット取付孔55a、56aに挿入する。この時、ナット頭部で抜け止め爪65,66の先端を撓ませながら挿入する。ナット取付後は、抜け止め爪65,66が元の状態に戻り、抜け止め爪65,66の先端部により、各ナット45,46を抜け止めする。また、矩形状の頭部が抜け止め爪65,66に当接することにより、ナット45,46が回り止めされる。すなわち、回り止め兼抜け止め爪65,66により、各ナット45,46を脱落不能に係止すると共に、回り止めしているのである。
また、第1部材1aのカバー側壁上半部33aに設けられた被取付部38には、ボルト挿通孔38aが形成されている。
図14は、右側のフロントフォーク2の第1の取付ボス51に、第1部材1aの被取付部38と、第2部材1bの前側の被取付部55とを、第1の取付ボルト41により共締めした状態を示している(図3のXIV-XIV断面相当図)。第2部材1bの被取付部55は、第1の取付ボス51の車軸方向の内面に押し当てられ、第1部材1aの被取付部38は、第1の取付ボス51の車軸方向の外面に押し当てられている。第1の取付ボルト41は、車軸方向の外方から、第1部材1aのボルト挿通孔38a及び第1の取付ボス51の取付孔51aに順に挿通され、第2部材1bの被取付部55のナット45に螺着されている。これにより、第1の取付ボス51の内外両面に、第1部材1aの被取付部38と第2部材1bの被取付部55とを共締めしているのである。
図15は、右側のフロントフォーク2の第2の取付ボス52に、第2部材1bの後側の被取付部56を取り付けた状態を示している(図3のXV-XV断面相当図)。フロントフォーク2の第2の取付ボス52の車軸方向Sの内面に、第2部材1bの後側の被取付部56を押し当て、車軸方向Sの外方から、第2の取付ボス52の取付孔52aに、第2の取付ボルト42を挿入し、前記第2部材1bの被取付部56のナット46に螺着している。該実施の形態では、板金製のブレーキホース保持用のクランプ67が、前記第2の取付ボルト42を利用して、第2の取付ボス52に取り付けられている。すなわち、ブレーキホース保持用のクランプ67の前端部に第2の取付ボルト42を挿通し、該第2の取付ボルト42の頭部により第2の取付ボス部52の車軸方向の外面に前記クランプ67の前端部を固定している。前記右側のブレーキホース保持用のクランプ67は、S字状に形成されており、二本の前記ブレーキホース17,18(図1)を保持できるようになっている。なお、前記第2の取付ボルト42を利用して、リフレクタ69も第2の取付ボス52の共締めされている。
図5に示すように、第2部材1bの左側の後側の被取付部56は、前述の右側の被取付部56と同様に、板金製のブレーキホース保持用のクランプ67a等と共締めされるが、左側のブレーキホース保持用クランプ67aは、1本のブレーキホースを保持するためのものであり、C字状に形成されている。なお、左側のブレーキホース保持用クランプ67aには、図1の回転数センサー20用のリード線21を保持するブラケット67cも設けられている。
(取付作業)
(1)図1において、フロントフェンダー1を両フロントフォーク2間に挿入する前に、前側の第1部材1aと後側の第2部材1bとを結合する。まず、図6において、取付ボスカバー31のカバー上半部31aの下端合わせ面37aと、取付ボスカバー31のカバー下半部31bの上端合わせ面37bと、を合わせる。この時、カバー上半部31aの回り止め爪47はカバー下半部31bの係合凹部49に係合され、カバー上半部31aの位置規制用の第1の爪48はカバー側壁下半部33bの内面に差し込まれ、カバー下半部31bの位置規制用の第2の爪50は、カバー側壁上半部33aの内面に差し込まれる。
(2)次に、図12に示すように、タッピングねじ44により、第1部材1aの後端の結合用ボス57と、第2部材1bの前端部のタッピングボス58と、を結合する。これにより、第1部材1aと第2部材1bは、所定の位置関係で結合される。
(3)図2において、前車輪12をフロントフォーク2に装着する前、あるいは装着した後に、上記のように第1部材1aと第2部材1bとが結合されたフロントフェンダー1全体を、フロントフォーク2間に、フロントフォーク2の前側から矢印R方向に挿入する。この時、フロントフォーク2の第1の取付ボス51は、後方に向いて開口する取付ボスカバー31内に収納される。
(4)フロントフェンダー1をフロントフォーク2間に挿入した時点で、図15のように、取付ボスカバー31の上側後壁(仮置き壁)34aを第1の取付ボス51の上面に載せることにより、作業者がフロントフェンダー1から手を離しても、フロントフェンダー1はフロントフォーク2間で仮置き状態に保たれる。
(4)最後の工程として、図14のように、第1の取付ボルト41を、第1部材1aの被取付部38の取付孔38a及び第1の取付ボス51の取付孔51aに挿通して、第2部材1bの前側の被取付部55のナット45に螺着する。さらに、図15のように、第2の取付ボルト42を、第2の取付ボス52の取付孔52aに挿通して、第2部材1bの後側の被取付部56のナット46に螺着する。フロントフェンダー1の取付状態において、第1の取付ボス51は取付ボスカバー31内に収納されている。特に、カバー側壁33により、外部から隠された状態となっている。なお、第2の取付ボス52に被取付部56を固定する際には、前述のように、左右のホース保持用のクランプ67,67a等も共締めする。
(実施の形態の効果)
(1)図2において、フロントフェンダー1の左右両側に、フロントフォーク2の第1の取付ボス51の上面に係合可能な取付ボスカバー31の上側後壁(仮置き壁)34aを形成しているので、フロントフェンダー1の取付作業時、フロントフェンダー1を、フロントフォーク2間に挿入した状態で、図15のように、取付ボスカバー31の上側後壁34aを第1の取付ボス51の上面に載せることにより、フロントフェンダー1を仮置きすることができる。したがって、作業者は、フロントフェンダー1を手で支えなくとも、取付ボルト41,42等を準備し、締め付け作業を始めることができ、フロントフェンダー取付作業の作業性が向上する。
(2)図15において、フロントフェンダー1がフロントフォーク1に取り付けられた状態において、フロントフォーク2の第1の取付ボス51は、取付ボスカバー31内に収納され、外部から隠されているので、自動二輪車の外観が向上する。特に、カバー側壁33により車軸方向の外方から第1の取付ボス51を覆っているので、自動二輪車の側方から見た外観が向上する。
(3)図14において、取付ボスカバー31は、フェンダー挿入方向(R方向)に開口しているので、フロントフェンダー1をフロントフォーク2間に挿入すると同時に、取付ボスカバー31内に第1の取付ボス51を収納することができる。すなわち、フロントフェンダー1のフロントフォーク1間への挿入作業が容易である。
(4)図1において、フロントフェンダー1は、組付状態において外部から見えやすい前側の第1部材1aと、車輌のカウリング等で隠される後側の第2部材1bとに分割されているので、第1部材1aと第2部材1bとで、材質及び色を異ならせることができる。たとえば、外部から見え易い第1部材1aを、綺麗に着色し、外部から隠れやすい第2部材1bを、黒等で着色したり、第1部材1aの材質を着色し易い樹脂材料で使用し、第2部材1bを、たとえば耐久性の高い樹脂材料を使用したり、することができる。
(4)図6に示すように、第1部材1aのカバー上半部31aに回り止め爪47を形成し、第2部材1bのカバー下半部31bに上記回り止め爪47が係合する係合凹部49を形成し、前記回り止め爪47と係合凹部49とを係合しているので、第1部材1aと第2部材1bとが、前記図12の結合部回りにがたつくのを防ぐことができる。すなわち、新たにボルト止めをしなくとも、回り止め爪47と係合凹部49との係合により、所定の相対的回動位置で結合することができる。
(5)図6乃至図11に示すように、第1部材1aのカバー上半部31aと第2部材1bのカバー下半部31bとには、フロントフェンダー1の組立時に、相手側の部材の内面に差し込まれる車軸方向位置規制用の爪48,50が形成されているので、第1部材1aと第2部材1bとを組み立てる時、車軸方向の所定の相対位置関係で、精度良く、簡単に組み立てることができる。
(6)図13に示すように、第2部材1bの被取付部55,56の構造は、ナット取付孔55a、56aに、矩形状の頭部を有するナット45,46を嵌合し、抜け止め爪65,66により、ナット45,46が脱落しないように係止すると共に、ナット45,46の回動を阻止している。これにより、たとえば、ナットをフェンダー部材に鋳込んだ従来構造と比べ、フロントフェンダー1の製造が容易である。
(7)図14に示すように、第1の取付ボス51の車軸方向の内外両面に、第1部材1aの被取付部38と第2部材1bの被取付部55とを、共通の第1の取付ボルト41により共締めしているので、フロントフェンダー取付用の部品点数を減らすことができると共に、第1の取付ボス51へのフロントフェンダー1の取付強度が向上する。
(8)図15に示すように、第2の取付ボス52には、第2の取付ボルト42により、第2部材1bの被取付部55と共に、ブレーキホース保持用クランプ65等を共締めしているので、上記ブレーキホース保持用クランプ65等を取り付けるための取付ボルト等を省略することができる。
(9)図12において、第1部材1aと第2部材1bとの結合部の前方には、第1部材1aの裏面(下面)から下方に突出するリブ61,62及び第2部材1bの前端から上方の突出するリブ63を形成しているので、フロントフェンダー1の内面を後方に流れる水或いは泥が、結合部に侵入するのを防ぐことができる。これにより、雨水等がフェンダー外部に漏れるのを防ぐことができると共に、タッピングねじの腐食等を防ぐこともできる。
[第2の実施の形態]
図16乃至図19は、本発明の第2の実施の形態を示しており、前記第1の実施の形態と異なる点は、前側の第1部材1aと後側の第2部材1bとの結合部が、凹凸係合により構成されている点と、第2部材1bに、ブレーキホース保持用バンド70を一体成形している点である。その他の構造は第1の実施形態と同様であり、同部品には同じ符号(番号)を付してある。
図16は、フロントフェンダー1の全体の斜視図であり、後側の第2部材1bの左右両側には、ブレーキホース保持用のバンド70が、第2部材1bの成形時に、成形型により第2部材1bと一体に成形されている。第2部材1bの成形時の抜き方向(型抜き方向)は、概ね上下方向である。
図17はフロントフェンダー成形時のバンド70の平面図であり、第2部材1bの側面には、車軸方向の外方に張り出すステップ部71が一体成形されており、該ステップ部71の後端に前記バンド70が一体に連結されている。バンド70の根元部分(ステップ部71の近傍部分)には、薄肉のヒンジ部70aが湾曲状に形成されている。バンド70の先端部(前端部)70bはU字状に形成されており、該U字状先端部70bの一方の脚部分には、抜け止め用の反り爪73と係合溝74とが形成され、U字状先端部70bの他方の脚部分には係合深さ規制用の突起75が一体に形成されている。一方、前記ステップ部71の前端部は、バンド先端部70bが挿入可能な係合孔77を有すると共に、先端部70bの係合溝74が係合可能な係合突起78が形成されている。
図18はバンド70を閉じた状態で示す平面図であり、バンド70のU字状先端部70bはステップ部71の係合孔77に挿通され、前記係合溝74が係合突起78に係合し、係合孔深さ規制用の突75起がステップ部71の外壁面に当接あるいは隙間を置いて対向している。
図19は、第1部材1aの後端と第2部材1bの前端との結合部分の縦断面であり、第1部材1aの後端には、下方に延びる結合用突起80が一体に形成され、該突起の下端には後方に突出する返しが形成されている。一方、第2部材1bの前端部には、前記突起80が係合可能な係合溝(又は係合凹部)81が形成されている。
第1部材1aの結合用突起80を第2部材1bの係合溝81に上方から差し込み、係合用突起80の先端返し80aを第2部材1bの内面に係合することにより、第1部材1aと第2部材1bとを結合している。
また、第1の実施形態と同様に、第2部材1bの前端には上方に突出する泥除け用のリブ63が第2部材1bと一体に形成され、第1部材1aの内面(裏面)には、前記第2部材1bのリブ63の前面に沿って下方に突出する泥除け用のリブ61が第1部材1aと一体に形成されている。
第2の実施の形態によると、ブレーキホース保持用クランプ70を第2部材1bに一体成形しているので、ブレーキホース保持用クランプを別途製作する必要がなく、また、上記クランプを取り付ける手間も省ける。
また、結合用突起80と係合溝81とで、第1部材1aと第2部材1bを結合しているので、この点でも、タッピングねじなどの結合用部品の点数を減らすことができると共に、結合作業にも時間がかからず、作業能率が向上する。
なお、第2の実施の形態において、第1部材に係合凹部を形成し、第2部材に結合用爪を形成することも可能である。
[その他の実施の形態]
(1)自動二輪車の後車輪を覆うリヤフェンダーの取付構造に、本発明を適用することができる。その場合、後車輪の車軸方向の両側に配置される車軸支持部材に対応する部材としては、車体フレームの後部の一対のパイプ、一対のリヤショックアブソーバ、又はスイングアーム等があり、それら左右の部材間に後フェンダーが挿入される。
リヤフェンダーに本発明を適用する場合、フェンダー挿入方向は、前記第1の実施の形態とは異なり、前方がフェンダー挿入方向となる。
(2)前記各実施の形態は、フェンダーが前後に分割された構造であるが、前後が一体成形されたフェンダーの取付構造にも適用可能である。
(3)第1部材と第2部材との相対的な回動を阻止する機構として、前記実施の形態では、図11のように第1部材1aに回り止め爪47を設け、第2部材1bに回り止め用の係合凹部49を設けているが、本発明では、たとえば、第1部材1a及び第2部材1bの少なくともいずれか一方に、回り止め爪を形成し、該回り止め爪を、他方の適当な箇所に係合して、回り止めとすることも可能である。
(4)本発明は、自動二輪車のフェンダーに限定されるものではなく、一つの車輪の車軸が、左右一対の軸支持部材で支持されており、該両軸支持部材間にフェンダーを挿入する構造であれば、四輪走行車或いは三輪車の車輪のフェンダーの取付構造としても適用することができる。
(5)特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明は、各種車輌の各種フェンダーに利用可能である。
本発明の第1の実施の形態にかかるフロントフェンダーを備えた自動二輪車の前部の左側面図である。 図1の自動二輪車のフロントフォーク及びフロントフェンダーの分解斜視図である。 図2のフロントフェンダーの分解左側面図である。 図2のフロントフェンダーの分解平面図である。 図2のフロントフェンダーの斜視図である。 図2のフロントフェンダーの取付ボスカバーの分解拡大左側面図である。 図6のVII-VII断面図である。 図6のVIII-VIII断面図である。 取付ボスカバーの組立状態での図6のIX-IX断面図である。 取付ボスカバーの組立状態での図6のX-X断面図である。 取付ボスカバーの組立状態での部分拡大縦断面図である。 第1部材と第2部材とを結合した状態での図4のXII-XII断面図である。 第1部材と第2部材のみを示す図3のXIII-XIII断面図である。 右側のフロントフォークにフロントフェンダーを取り付けた状態で示す図3のXIV-XIV断面拡大図である。 右側のフロントフォークにフロントフェンダーを取り付けた状態で示す図3のXV-XV断面拡大図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるフロントフェンダーの斜視図である。 図16のフロントフェンダーのバンドの拡大平面図である。 図16のフロントフェンダーの図17と同じ部分の拡大平面図であって、バンドを閉じた状態で示している。 図16の矢印XIX部分の縦断面拡大図である。 従来のフェンダーの分解斜視図である。
符号の説明
1 フロントフェンダー
1a 第1部材
1b 第2部材
2 フロントフォーク(車軸支持部材の一例)
3 操舵軸
31 取付ボスカバー
31a 取付ボスカバーの上半部
31b 取付ボスカバーの下半部
38 第1部材の被取付部
41 第1の取付ボルト
42 第2の取付ボルト
44 タッピングねじ
45,46 ナット
47 回り止め爪(突起)
48、50 車軸方向規制用の爪
51 フロントフォークの第1の取付ボス
52 フロントフォークの第2の取付ボス
55、56 第2部材の被取付部
55a、56a ナット取付孔
57 結合用ボス
58 タッピングボス
61,62,73 リブ
65 抜け止め爪
67 ブレーキホース用クランプ
70 ブレーキホース保持用バンド
77 係合孔
80 結合用突起
81 係合溝

Claims (10)

  1. 車軸方向に間隔をおいて配置された一対の車軸支持部材間に、車輪用のフェンダーを挿入して固定する車輌のフェンダー取付構造において、
    前記各車軸支持部材には、フェンダー挿入方向と略反対方向に突出する取付ボスが設けられ、
    前記フェンダーの車軸方向両側には、前記取付ボスに上方から係合可能な仮置き壁が形成されると共に被取付部が形成され、
    前記被取付部は、車軸方向の外方から挿通される取付ボルトにより、前記取付ボスに固定されていることを特徴とする、車輌のフェンダー取付構造。
  2. 請求項1に記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記フェンダーの車軸方向両側には、前記仮置き壁と、前記取付ボスを車軸方向の外方から覆うカバー側壁と、を有する取付ボスカバーが形成され、
    該取付ボスカバーはフェンダー挿入方向に開口している、車輌のフェンダー取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記フェンダーは、フェンダー挿入方向と反対側の第1部材と、フェンダー挿入方向側の第2部材とに、分割されている、車輌のフェンダー取付構造。
  4. 請求項3に記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方には、他方と係合して前記両部材の相対的な回動を阻止する回止め用係合部が形成されている、車輌のフェンダー取付構造。
  5. 請求項3に記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方には、他方と係合して前記両部材相互の車軸方向の位置を規制する爪が形成されている、車輌のフェンダー取付構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記フェンダーの前記被取付部は、ナット取付孔と、該ナット取付孔に保持されたナットと、該ナットを係止する抜け止め爪と、を有している、車輌のフェンダー取付構造。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記取付ボスには、車軸方向の外面と内面とに、前記第1部材の被取付部と前記第2部材の被取付部とが、前記取付ボルトにより、共締めされている、車両のフェンダー取付構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記車軸支持部材は、前記取付ボスとは別の取付ボスを備え、該別の取付ボスには、フェンダーと、フェンダーとは別の車輌用部品とが、共締めされている、車輌のフェンダー取付構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    前記フェンダーには、車輌用部品を保持するための保持バンドと、該保持バンドの先端部に係合する係合部とが、一体成形されている、車輌のフェンダー取付構造。
  10. 請求項3乃至9のいずれかに記載の車輌のフェンダー取付構造において、
    第1部材及び第2部材の少なくともいずれか一方には、前記両部材を結合する結合用突起部が、前記一方の部材に一体成形されている、車輌のフェンダー取付構造。
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