JP5331542B2 - ステップフロア構造 - Google Patents

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Description

この発明は自動2輪車等のステップフロア構造、特にブレーキ等の足踏み式ペダルを設けたステップフロアを有するスクータ型自動2輪車等に有効なものに関する。
スクータ型自動2輪車のステップフロアに開口部を設け、この開口部からフットブレーキペダルを上方へ突出させた構造が公知である(特許文献1参照)。
特許第3515776号公報
上記開口部は、縁部が閉じた穴になっているため、ステップフロアをフットブレーキペダルが取付けられている車体へ取付ける際、フットブレーキペダルの踏面部を開口部にくぐらせる必要があり、取付作業が複雑であった。
また、前記開口部が踏面部よりも大きいため、フロアマットで隠すなどの外観上における配慮が必要になり、手間がかかることになった。
そこで本願は、このような点の解決を目的とする。
上記課題を解決するためステップフロア構造に係る請求項1に記載した発明はシートと、シートの前方に設けられたステップフロアと、このステップフロア上に設けられた足踏み式の操作ペダルとを備え、この操作ペダルは足で踏む踏面部と、この踏面部を上端に備え、下部はステップフロアに設けられたペダル挿通孔を通過して車体へ回動自在に支持されるアーム部とを備えたステップフロア構造において、
前記ステップフロアは第1フロア部と第2フロア部とに前後方向で分割され、
前記ペダル挿通孔は開口縁部が前記第1フロア部と第2フロア部にわたって形成されるとともに、
前記第1フロア部と第2フロア部を接続することにより、合わせラインを構成する一方の端部が前記開口縁部の後端部を構成して閉じた孔となり、
前記アーム部の断面積は、前記踏面部の踏面面積よりも小さく、かつ前記ペダル挿通孔の開口面積は、前記踏面部の踏面面積よりも小さいことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は上記請求項1において、前記ペダル挿通孔は第1フロア部又は第2フロア部のどちらか一方のみに、接続端へ開口する略U字状の切り欠きにより形成されることを特徴とする。
請求項に記載した発明は上記請求項1〜のいずれかにおいて、前記ペダル挿通孔の周囲には滑り止めが設けられていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は上記請求項1〜のいずれかにおいて、前記ステップフロアの前方にレッグシールドを備え、前記第1フロア部は前記レッグシールドと一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ステップフロアを第1フロア部と第2フロア部とに分割し、ペダル挿通孔をこれらにわたって形成したので、第1フロア部と第2フロア部を別々に取付ける際、これらは分離し、ペダル挿通孔は少なくとも一方側に接続端側が開放された略U字状に形成されるから、このペダル挿通孔へアーム部を踏面部下方にて前記一方側のU字の開口側より差し込むことにより取付できる。
したがって、取付作業が迅速かつ容易になり、作業性が向上する。
また、ペダル挿通孔の開口面積はアーム部の断面積程度で足りるため、踏面部の面積よりも小さくでき、開口面積を可及的に小さくできるとともに、踏面部の下方に隠れるようになるので、外観性が向上する。
請求項2に記載した発明によれば、ペダル挿通孔を第1フロア部又は第2フロア部のいずれか一方のみに設けるので、他方をペダル挿通孔のない(操作ペダルのない)車両と共用することができる。
請求項に記載した発明によれば、ペダル挿通孔の周囲に滑り止めを設けたので、滑り止め用のフロアマットを省略でき、しかもグリップが良好になる。
請求項に記載した発明によれば、通常ステップフロアと別体に形成する必要があるレッグシールドを、ステップフロアを前後分割することにより、第1フロア部とレッグシールドを一体化できるので、ステップフロアを分割構造にしても部品点数を削減できる。
本願発明の適用されたスクータ型自動2輪車の側面図 要部の拡大側面図 要部の平面図 フットブレーキペダル部分をステップフロアとともに示す斜視図 図5において第2フロア部を一部切り欠いて示した図 インナーカバーを後方視図 インナーカバーの側面図 第1フロア部部分の平面図 第2フロア部の平面図 同側面図
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。図1は本願発明の適用されたスクータ型自動2輪車の側面図である。この自動2輪車は、前輪1及び後輪2を支持する車体フレーム3は、前端部にヘッドパイプ4を備え、このヘッドパイプ4から後方斜め下がりに延びるメインパイプ5、メインパイプ5の下部から後方に略水平に延びるロアパイプ6と、前記ロアパイプ6から斜め上がりに後方へ一体的に延びるリヤパイプ7を備える。リヤパイプ7は上方に配置されるシート8を支持する。
ヘッドパイプ4には前輪1を下端に支持するフロントフォーク10と一体のステアリング軸(図示省略)が回動自在に支持される。
リヤパイプ7の下部には後輪2と一体のスイング式パワーユニット11が揺動自在に支持されている。
ロアパイプ6の上方には、低床式のステップフロア12が設けられ、後述するフロアステーを介してメインパイプ5及びロアパイプ6により支持される。ステップフロア12は第1フロア部13と第2フロア部14とに前後方向へ分離され、第1フロア部13はライダーの足前方を覆うためのレッグシールド15と一体に形成される。レッグシールド15はメインパイプ5の背面側を覆うインナーカバー16の左右に一体に形成されている。メインパイプ5の前方側はフロントカバー17で覆われている。フロントカバー17の下部は前輪1の上方を覆うフロントフェンダを兼ね、その左右後部はレッグシールド15の下方を後方へ延出するフロントフェンダ後部17aとなっている。
第2フロア部14の後部はステップフロア12よりも上方へ立ち上がり、シート8の下方を覆う後部車体カバーの一部をなす。後部車体カバーは、第2フロア部14の後部に加えて、リヤパイプ7の周囲を覆い、上端部は上方へ開放された開口部をなしてシート8により開閉自在に覆われるリヤカバー18と、側面下部を覆うサイドパネル19a及びシート8の前端下方部分を覆うセンターカバー19bを備える。センターカバー19bは左右に間隔をもって対向配置される第2フロア部14の後部前端間を覆うようになっている。
図2はステップフロアの支持構造及びフットブレーキペダル20とその関連部分を示す車体内部の側面図、図3はステップフロア12部分の平面図である。これらの図において、メインパイプ5はステップフロア12の下方で左右のロアパイプ6に枝分かれし、右側のロアパイプ6の外側にフットブレーキペダル20が配置される(図3)。
フットブレーキペダル20は図2に示すように、踏面部21と略L字状のアーム部22とを一体的に有する部材であって、本願発明の足踏み式操作ペダルの一具体例である。
アーム部22は、第1フロア部13から第2フロア部14にわたって形成された前後方向へ長い長穴状のペダル挿通孔23を上下に貫通し、上端部はペダル挿通孔23の上方に突出しているペダル部21と一体化している。ペダル部21は足で踏むための平坦面を有する板状部材であって本願の踏面部をなしている。
アーム部22はロアパイプ6に沿って後方へ延び、その後端部はフロアブラケット24の側面へペダル軸25で回動自在に連結されている。フロアブラケット24はロアパイプ6の上に溶接され、その長さ方向に沿って延びる前後方向へ長い部材である。
アーム部22のペダル軸25近傍部には下方へ突出するブレーキレバー26が形成され、リターンスプリング27にて反時計回り方向へ回動付勢してペダル部21を当初位置へ保持する。
ブレーキレバー26には後輪ブレーキのブレーキケーブル28の一端が連結されている。ブレーキケーブル28は前方へ延びてメインパイプ5の前方を反対側(車体左側)へ回り込んで曲がり返し、車体左側を後方へ延びて(図3)、端部は図示しない後輪のドラム式ブレーキに連結されている。図2において、リターンスプリング27に抗してペダル部21を踏み込み、ペダル部21を図の時計回り方向へ回動させると、ブレーキレバー26がペダル軸25の回りを時計回り方向へ回動し、ブレーキケーブル28を引くことにより後輪ブレーキをかけるようになっている。
図4はフットブレーキペダル20部分をステップフロア12とともに示す斜視図である。ペダル挿通孔23は第1フロア部13の右側後部に形成され、第1フロア部13と第2フロア部14の合わせライン30から前方へ向かって切り込まれた略U字状の切り欠き形状に形成され、アーム部22の上端側は、ペダル挿通孔23から第1フロア部13の上方へ長く延出し、その先端部にペダル部21が一体化されている。ペダル部21は傘状にペダル挿通孔23の溝幅(左右方向における幅)よりも左右へ大きく広がり、その踏面は第1フロア部13と略平行な平坦面をなし、ここをライダーの足が踏むことによりブレーキをかけるようになっている。アーム部22の第1フロア部13から上方へ突出する量(ストローク)は、ブレーキをかけるに十分な踏み込み量が得られるように設定されている。
ペダル挿通孔23は前後方向へ長い略長方形をなし、その開口縁部は、前縁部31、側縁部32及び後縁部33を有し、前縁部31と左右の側縁部32は第1フロア部13によって形成され、後縁部33は合わせライン30によって形成されている。すなわち、第2フロア部14の前端部が後縁部33を構成する。このようにペダル挿通孔23は長さ方向の一端部が開放された略U字状の切り欠き形状部を含むが、第1フロア部13と第2フロア部14を接続することにより閉じた孔となり、このように第1フロア部13と第2フロア部14が関与して一つの閉じた縁を形成することを、第1フロア部13と第2フロア部14にわたって形成すると表現する。
ペダル挿通孔23の前縁部31には第1フロア部13の上面に形成された溝34の後端が連通している。このようにすると、ステップフロア12上の水や泥が溝34へ入ると、この溝34を伝わって下方へ流れ、やがて連通するペダル挿通孔23から下方へ落下するので、速やかに水や泥をステップフロア12から車体外へ排出できるようになる。
また、ペダル挿通孔23の周囲には、多数の突起からなる滑り止め35(一部を格子模様で示す)が形成され、ペダル挿通孔23の周囲における滑りを止めるグリップとして機能する。従来は別体のフロアマットを用いて滑り止めをしていたが、このように滑り止め35を一体に形成することで、フロアマットを不要にできる。
図5は図4において、第2フロア部14の前部を一部切り欠いて示した図である。アーム部22はペダル挿通孔23から第2フロア部14の下へ入り、その後部がペダル軸25に連結されるとともに、駐車ブレーキ機構も設けられている。これらの詳細については後述する。
この図から明らかなように、合わせライン30は第1フロア部13の後端である30Aと第2フロア部14の前端である前端縁30Bの当接により閉じられた孔形状を形成する。このとき第2フロア部14の溝36もペダル挿通孔23へ連通し、第2フロア部14の水や泥もペダル挿通孔23を利用して速やかに排出できるようになっている。
前記したように、ペダル挿通孔23は第1フロア部13側に後端部30Aから前方へ略U字状に切り込まれた切り欠き部として形成され、第2フロア部14側には切り欠き部は存在しない。但し、第2フロア部14の前端縁30Bがペダル挿通孔23の開口縁部の後部側を形成するので、この意味ではペダル挿通孔23に関与しており、ペダル挿通孔23は第1フロア部13から第2フロア部14にわたって形成されていることになる。
次に、ステップフロアを詳細に説明する。図6はインナーカバーの後方視図、図7はその側面図、図8は第1フロア部の平面図である。
これらの図において、インナーカバー16はレッグシールド15及び第1フロア部13を一体に形成したカバー部材であり、ある程度剛性のある適宜な樹脂により形成され、中央が後方へ膨出してヘッドパイプ4及びメインパイプ5を収容するフレームカバー部40をなす。
フレームカバー部40の左右はフランジ状に側方へ張り出して側面視略くの字状をなし、上部がフロントカバー合わせ部41、下部が斜め下がりに後方へ延びるレッグシールド15になっている。
フレームカバー部40の下方を含むインナーカバー16の下部は、後方へ略水平に張り出し、この部分が第1フロア部13をなす(図8参照)。この第1フロア部13は、フレームカバー部40の下部左右部分であるレッグシールド15と連続している。
フロントカバー合わせ部41には上下方向に適当間隔でフロントカバーとの結合部(ボス)42が設けられる。
第1フロア部13の後端部30Aには、左右に係合爪43が後方へ突出し(図6・8)、第2フロア部14と係合する。中央にも第2フロア部14との結合部44が設けられている。また、最も外側の係合爪43の内側には連結部45が後方へ突出形成される。この部分は、第2フロア部14の下部へ入って第2フロア部14と車体フレーム側へ共締めされる。
図7に明らかなように、レッグシールド15はフレームカバー部40の側面下部に沿ってフロントカバー合わせ部41近傍まで延びている。第1フロア部13はレッグシールド15に連続し、フレームカバー部40の下部後方側面へ入り込んでいる。第1フロア部13の後端部からは後方突出部46が一体に形成され、その先端に連結部45が設けられている。
図8に示すように、後端部30Aは合わせライン30の第1フロア部13側部分であり、中央が後方へ凸に湾曲する。但し、後方突出部46はこの後端部30Aよりもさらに後方へ突出し、その後端左右に形成される連結部45には、長穴状の取付穴47が形成されている。図中の拡大部はペダル挿通孔23を拡大し、併せてペダル部21とアーム部22を示したものである。この図に明らかなように、第1フロア部13側に設けられたペダル挿通孔23に相当するものは後端部30Aから前方へ形成された略U字状の切り欠き部であり、後縁部33に相当する部分は開放されている。
したがって、予め車体側へフットブレーキペダル20が設けられている状態でステップフロアを取付けるとき、第1フロア部13はアーム部22が開放されている後縁部33に相当する部分から略U字状の切り欠き部内へ入るように前方から後方へずらすだけでよく、ペダル部21をくぐらせる必要がないのいで、取付が容易かつ迅速になり作業性が向上する。第2フロア部はアーム部22をはめ合わせる必要がなく、ただ前端部30Bを後端部30Aへ当接するだけであるからさらに作業性が向上する。
なお、ペダル挿通孔23の溝幅(左右方向における幅)aはアーム部22のさb(略長方形断面をなすアーム部22の短辺側の寸法)よりも大きい。但し、ペダル部21の左右方向幅のうち最大部cと比べればかなり小さくなっている。すなわち、c>a>bとなる。ペダル挿通孔23の溝幅aをアーム部22の厚さbより若干大きい程度とすることができるので、ライダーの背線方向であるペダル部21の回りに大きな間隙が形成されず、外観性を向上でき、別体のフロアマットを敷いて隠すような必要がなく、部品点数の削減を可能にする。また、ペダル部21の踏面における表面積をS1、アーム部22の断面積をS2、ペダル挿通孔23の開口面積をS3とすれば、S1>S3>S2であり、あまり面積を大きくする必要がない。
図9は第2フロア部14の平面図、図10は同側面図である。図9において、第2フロア部14は第1フロア部13同様の適宜材料よりなるカバー部材であり、前部50は第1フロア部13と接続する左右方向に広がった略平坦部であり、その前端縁30Bは第1フロア部13の後端部30Aと当接し、後端部30Aと前端縁30Bで合わせライン30を構成する。前部50は後方突出部46と重なる幅を有する。
前端縁30Bは中央が後方へ凸に湾曲し、左右に係合部52が形成され、第1フロア部13の係合爪43と差し込み式で係合する。中央にも係合部53が形成され、同様に第1フロア部13の結合部44と係合する。
第2フロア部14の前部50より後方部分は左右に分離して後方へ延びる側部54をなす。前部50の後方で左右の側部54の前部に挟まれた部分は下方へ突出するボックス部55をなす。
前部50の左右側部には取付ボス56が形成され、前部50を後方突出部46の上に重ねたとき、連結部45の取付穴47と重なるので、ここでボルト等により車体フレームへ共締めする。側部54にも取付ボス57が形成され、車体フレームへ取付けられる。これらの取付については後から詳細に説明する。
図10に示すように、ボックス部55は前部50及びその後方部分から下方へ突出している。前部50の前端部には下方へ突出する取付片58aが設けられ、フロントカバー17から後方へ延びるフロントフェンダ後部17aの(図1)後端と締結される。中央部にも取付片58bが下方へ突出して設けられ、ここで車体フレームへ取付けられ、かつ外方をサイドカバー19a(図1)で覆われるようになっている。
後部にも下方へ突出する取付片58cが設けられ、ここでリヤカバー18(図1)と締結され、かつ締結部を外側からサイドカバー19aで覆われるようになっている。
次に、ステップフロアを支持するステー構造について説明する。図2,3において、ロアパイプ6上に設けられたフロアブラケット24の前後には突出部60,61が外側方へ突出して設けられている。フロアブラケット24の前端部及び突出部61の上面にウエルドナット62が設けられ、ここにステップフロア12を強固に支持できるようになっている。なお、フロアブラケット24は車体左側のロアパイプ6上にも同様に設けられ、かつフロアブラケット24を取付けるウエルドナット62も同様に設けられている。
図2に示すように、前側のナット62には、第1フロア部13に設けられている連結部45の取付穴47及び取付ボス56を重ねて一致させボルト64を取付ボス56へ差し込んでウエルドナット62へ締結することにより共締めで取付けられる。このとき取付穴47が長穴状になっているので製造公差を吸収して取付容易になる。
後ろ側の取付ボス57は突出部61の上に重ねられ、ボルト64でウエルドナット62へ締結する。
図2及び図5に示すように、アーム部22の後端部はペダル軸25よりもさらに後方へ延出する後方突出部29をなしている。後方突出部29の後方にはロックレバー70がフロアブラケット24の側面へ回動自在に支持され、リターンスプリング71にて時計回り方向へ回動付勢されている。ロックレバー70の先端には後方突出部29を係止するための係止部72が設けられ、さらに駐車ブレーキケーブル73の後端が接続されている。
駐車ブレーキケーブル73の前端は前方へ延びてハンドルの駐車ブレーキレバー(図示省略)へ取付けられ、ハンドルの駐車ブレーキレバーを握ると、ロックレバー70をリターンスプリング71に抗して図の時計回り方向へ回動させるようになっている。
駐車ブレーキをかけるには、まずペダル部21を足で踏んで後輪ブレーキを作動させてブレーキをかけ、この状態でハンドルの駐車ブレーキレバーを引いてロックレバー70をリターンスプリング71に抗して図の反時計回り方向へ回動させると、後方突出部29がロックレバー70の係止部72に係止されてロックされ、後方突出部29の戻りを阻止する。
そこでペダル部21から足を離し、かつハンドルのブレーキレバーから手を離しても、アーム部22は戻り方向へ回動できず制動状態を維持する。したがって後輪ブレーキを駐車ブレーキとして使用可能になる。
駐車ブレーキを解除するには、再びペダル部21を踏み、後方突出部29をロックレバー70の係止部72から強制的に離す。するとロックレバー70がリターンスプリング71により図の時計回り方向へ回動して後方突出部29から分離し、アーム部22はリターンスプリング27によって反時計回り方向へ復帰回動してペダル部21が当初位置へ戻る。
次に、本実施形態の作用を説明する。ステップフロア12を第1フロア部13と第2フロア部14とに前後分割し、ペダル挿通孔23をこれらにわたって形成したので、第1フロア部13と第2フロア部14を別々に取付ける際、これらは分離し、ペダル挿通孔23は少なくとも一方側に接続端側が開放された略U字状に形成されるから、このペダル挿通孔23へアーム部22をペダル部21の下方にて側方より差し込むことにより取付できる。
したがって、取付作業が迅速かつ容易になり、作業性が向上する。
また、ペダル挿通孔23を第1フロア部13又は第2フロア部14のいずれか一方に設けると、このペダル挿通孔23へアーム部22を容易に挿し込むことができることは上記の通りであるが、これに加えてペダル挿通孔23の設けられた第1フロア部13又は第2フロア部14へ、他方の第2フロア部14又は第1フロア部13の接続端80A及び80Bを互いに接続すると、他方の接続端部によりペダル挿通孔23を閉じることができる。
したがって、ペダル挿通孔23を一方側だけに形成すれば足りることになる。
さらに、ペダル挿通孔23の開口面積S3はアーム部22の断面積S2程度で足りるため、ペダル部21の面積S1よりも小さくでき、開口面積S3を可及的に小さくできるとともに、ペダル部21の下方に隠れるようになるので、外観上特別な配慮を施す必要もない。
そのうえ、ペダル挿通孔23の周囲に滑り止め35を設けたので、滑り止め用のフロアマットを特別に設ける必要がなく、フロアマットを省略でき、しかもグリップが良好になる。
また、本来ステップフロアと別体に形成する必要があるレッグシールド15を、ステップフロア12の前後分割により、第1フロア部13とレッグシールド15を一体化できるので、ステップフロア12を分割構造にしても部品点数を削減できる。
なお、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、ペダル挿通孔23は第1フロア部13と第2フロア部14にわたって形成されるが、この場合、ペダル挿通孔23を第1フロア部13と第2フロア部14で構成すれば足り、実施形態のように切り欠き部は第1フロア部13側のみに形成してもよい。逆に第2フロア部14側のみに形成してもよい。
さらに第1フロア部13と第2フロア部14の双方に後端部30A及び前端縁30Bを開放する切り欠き部を設け、第1フロア部13と第2フロア部14を接続したとき、一つの係合爪43を形成するようにしてもよい。
4:ヘッドパイプ、5:メインパイプ、6:ロアパイプ、12:ステップフロア、13:第1フロア部、14:第2フロア部、15:レッグシールド、20:フットブレーキペダル、21:ペダル部、22:アーム部、30:合わせライン

Claims (4)

  1. シート(8)と、シートの前方に設けられたステップフロア(12)と、このステップフロア上に設けられた足踏み式の操作ペダル(20)とを備え、この操作ペダルは足で踏む踏面部(21)と、この踏面部を上端に備え、下部はステップフロアに設けられたペダル挿通孔(23)を通過して車体へ回動自在に支持されるアーム部(22)とを備えたステップフロア構造において、
    前記ステップフロア(12)は第1フロア部(13)と第2フロア部(14)とに前後方向で分割され、
    前記ペダル挿通孔(23)は開口縁部(31・32・33)が前記第1フロア部と第2フロア部にわたって形成されるとともに、
    前記第1フロア部(13)と第2フロア部(14)を接続することにより、合わせライン(30)を構成する一方の端部が前記開口縁部の前後いずれか端部(33)を構成して閉じた孔となり、
    前記アーム部(22)の断面積は、前記踏面部(21)の踏面面積よりも小さく、かつ前記ペダル挿通孔(23)の開口面積は、前記踏面部の踏面面積よりも小さいことを特徴とするステップフロア構造。
  2. 前記ペダル挿通孔(23)は前記第1フロア部(13)又は第2フロア部(14)のどちらか一方のみに、接続端(30A)へ開口する略U字状の切り欠きにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載したステップフロア構造。
  3. 前記ペダル挿通孔(23)の周囲には滑り止め(35)が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載したステップフロア構造。
  4. 前記ステップフロア(12)の前方にレッグシールド(15)を備え、前記第1フロア部は前記レッグシールドと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載したステップフロア構造。
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