JP6165738B2 - 編組された両面圧縮パッキンシールおよびその製造方法ならびにその使用方法 - Google Patents

編組された両面圧縮パッキンシールおよびその製造方法ならびにその使用方法 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、「Method and Apparatus for Producing a Braided Dual−Sided Compression Packing Seal and Methods of Using the Same」と題する2011年9月26日出願の米国特許仮出願第61/539,183号に基づく優先権を主張する。上記出願の内容は、本願中に引用をもって援用されている。
発明の背景
幾つかの機械分野においては、機器の複数の部品間にシールを設けなければならない。例えば、シーリング技術の一般的な一用途は、一方の端部に流体15を有するスピニングシャフトに関する。このような場合、図1Aおよび1Bに図示するように、流体15がシャフト10の周囲に漏出しないようにすることが望ましい。
従って、スタフィングボックス20がシャフト10を包囲していてもよい。スタフィングボックス20が、回転シャフトの周囲に巻き付けられて、回転シャフト10とスタフィングボックス20との間の境界面およびシーリング表面をなす、本願中で圧縮パッキンシール30として言及されるパッキン材を有してもよい。圧縮パッキンシール30を、軸方向に当接した一連のパッキンリングから構成してもよい。ランタンリング40が一般的に用いられ、複数のパッキンリング30が装着されている。ランタンリング40は、シャフトおよびスタフィングボックス20内に形成された流体供給流路42と連通している。ランタンリングが、水または潤滑油などの流体を流路42から回転シャフト10に供給するための孔を有してもよい。
圧縮パッキンシール30が、断面から見て通常は四角形または円形の編組材料の形状であってもよいが、圧縮パッキンシール30が様々な断面形状を有してもよい。圧縮パッキンシール30を、適切な大きさに切断し、シャフト10の周囲に巻き付けて、リングを形成してもよい。シャフト10の周囲にシールを施すために、複数のリングをシャフト10の長さに沿って設けてもよい。圧縮パッキンシール30をスタフィングボックス20内に固定するために、パッキン押え50を用いてもよい。
通常の場合、圧縮パッキンシール30を形成するために、1つまたは複数の材料を互いに編組して、四角形のパターンまたは角部を補強したパターンなどの編組パターンとする。編組パターンは、2本またはそれ以上の糸をx−y平面内で一連の材料経路に沿って動かして、z−平面内でサイズが大きくなる編組構造を構築することによって実現される。図2A−2Dは、従来の圧縮パッキンシールにおいて用いられる一般的な編組パターンを図示している。
例えば、図2Aは、典型的には同種の材料の2本の糸を、(上述のx−y平面内に描かれる)2軌道の材料経路60に沿って編組することで形成される四角形のブレードとして知られているブレードを図示したものである。この結果、図2Bに示す、2本の糸が四角形の各角部で交差する編組構造70が得られる。
図2Cは、3本の糸が3軌道の材料経路80に沿って編組された、3軌道のインターブレードされた(interbraided)四角形の構造を図示したものである。この結果、図2Dに示す、3本の糸が四角形の各辺上で交差する編組構造90が得られる。図2Eは、図2Dの編組構造の三次元斜視図を図示したものである。
同様に、図2Fは、4本の糸が4軌道の材料経路100に沿って編組された、4軌道のインターブレードされた(interbraided)四角形の構造を図示したものである。この結果、図2Gに示す、4本の材料が四角形の各辺上で交差する編組構造110が得られる。
図2Hは、図2Fの4軌道のインターブレードされた(interbraided)四角形の構造の特別な場合を図示したものである。図2Hでは、4軌道の材料経路120が設けられている。しかし、この4軌道の材料経路の糸には、2つの異なる種類の材料が用いられている。即ち、同一の材料が2本の「内部」材料経路上で反復され、これとは異なる材料が2本の「外部」材料経路上で反復されている。従って、図2Iに示すように、第1の材料は圧縮パッキンシールの側部に沿って存在し、第2の材料は圧縮パッキンシールの角部に存在する。この構造は、例えば圧縮パッキンシールの角部が側部と比較して摩耗の度合いが高いと予想される場合に有用であろう。従って、より丈夫な材料を使用して角部を補強し、側部にはより安価な材料を使用してもよい。
様々な材料を使用して圧縮パッキンシールを形成してもよく、また、スタフィングボックス/シャフト/流体システムの特性がパッキンシールの要件、ひいては圧縮パッキンシールに用いられる材料に影響を及ぼしてもよい。
但し、スタフィングボックス/シャフト/流体システムの特性が、質的にまたは量的に、システム全体にわたって均一に分散していなくてもよい。例えば、パッキンシールのシャフトに面している側が、前記シャフトの回転によって著しく摩耗する一方で、(スタフィングボックスに面している)反対の側が受ける負荷がこれよりも大幅に少ない場合があろう。更に、シール対象の流体に最も近いスタフィングボックスの角部のシール側面は、この位置ではシールがスタフィングボックスの底部とシャフトとの間の隙間を密閉しなければならないことから、より高い押出抵抗を有する必要があろう。シールの中間リングについては、そのような隙間を密閉する必要はないので、押出に関する懸念はない。
上述の従来の編組パターンには、それぞれ、上記の問題を解決するに当たっての欠点がある。具体的には、編組構造の異なる複数の材料が、編組構造全体にわたって均一に配分されてしまいやすい。例えば、図2Cの4軌道の構造に示されるように、4軌道の四角形の編組構造では、各側面に全ての材料が表出する。このため、この4軌道の編組構造で、特定の材料のみが特定の状態に曝されるようにすることは困難である。例えば、この4軌道の編組構造で、耐久性の高さから選択された1つの材料を、シャフト10に面する側に表出させ、別の安価な材料をスタフィングボックス20に面する側に表出させることは不可能であり、4つの材料全てが各方向に面して表出することになる。
発明の概要
本発明は、機器/シールシステム全体にわたる負荷の不均一な配分に関する既存の圧縮パッキンシールの上述の欠点を克服するものである。
以下により詳細に記載するように、両面圧縮パッキンシールを提供する。前記圧縮パッキンシールは、表面領域を有する単一の編組構造である。前記表面領域のうちの第1の連続した概ね半分の部分は第1の材料からなり、前記表面領域のうちの第2の連続した概ね半分の部分は、前記第1の材料とは異なる第2の材料からなる。即ち、前記パッキンシールは非対称であり、それぞれの側に異なる材料を表出している。
従って、1つの圧縮パッキンシールを様々に異なる場合において使用することが可能であり、第1および第2の材料の構成に基づいて、様々に異なる利点を発揮しうる。例えば、比較的高価かつ丈夫な第1の材料を使用する一方で、比較的安価で弱い第2の材料も使用することが可能である。使用に際しては、圧縮パッキンシールをより著しく摩耗させる、例えば回転するシャフトなどの表面に、より丈夫な第1の材料が面するように、圧縮パッキンシールを配置してもよい。より弱い第2の材料がこれとは逆の側に面していてもよく、このことは多くの場合、第2の材料がスタフィングボックスの内側の静的な表面に面することを意味している。従って、第2の材料は、第1の材料ほどには摩耗しない。このような構成では、より丈夫な第1の材料がシールの寿命の長期化に役立つ一方で、より弱い第2の材料を用いることで、圧縮パッキンシールの製造コストが抑えられる。
前記圧縮パッキンシールを、第1及び第2の材料を単一の機械を用いて単一の経路で編組することによって製造すると有利であろう。この場合、製造コストは、例えばパッキンの異なる複数の部分を異なる複数の機械で別々に形成した後に、これらの部分を接着剤で接合する方法で製造された圧縮パッキンシールと比較すると、より低くなる。更に、インターブレードされた(interbraided)圧縮パッキンシールの構造は、複数の材料を別々に編組して接着剤で接合した場合よりも頑丈である。
前記圧縮パッキンシールは、少なくとも第1の材料と、前記第1の材料とは異なる第2の材料とから形成されている。前記第1の材料は、前記第2の材料と編組されて、前記圧縮パッキンシールを形成している。前記第1の材料および前記第2の材料は、前記圧縮パッキンシールが、断面から見て、長手方向の軸に実質的に垂直かつ前記圧縮パッキンシールの一側面に実質的に垂直な第1の軸に対して非対称な構成となるように、相互に対して配置されている。
複数の実施例に、編組された両面圧縮パッキンシールの製造方法を示す。少なくとも第1の材料および第2の材料が、少なくとも4本の材料経路を辿る複数のキャリヤに供給されてもよい。前記複数の材料経路が、実質的に三角形状の第1の材料経路と、実質的に四角形状の第2および第3の材料経路と、実質的に三角形状の第4の材料経路とを含んでもよい。前記第1の材料と前記第2の材料とが、前記4本の材料経路に沿って編組されて、圧縮パッキンシールを形成してもよい。圧縮パッキンシールが、断面から見て、前記長手方向の軸に垂直な第1の軸に対して非対称な構成となるように、前記第1の材料および前記第2の材料が相互に対して配置されるような方法で、前記編組が行われてもよい。
複数の実施例に、両面圧縮パッキンシールを製造するための装置を更に記載する。前記装置が、前記第1および第2の材料を動かすための第1のホーンギヤ行、前記第1および第2の材料を動かすための第2のホーンギヤ行および、前記第1および第2の材料を動かすための第3のホーンギヤ行を有してもよい。前記第1の材料または前記第2の材料を、第1のホーンギヤから同じ行の第2のホーンギヤへ、または第1のホーンギヤから隣接する行の第2のホーンギヤへ動かすための1つまたは複数のキャリヤが設けられていてもよい。前記第1、第2および第3のホーンギヤ行を連結させて、1つまたは複数の材料軌道に沿った少なくとも4本の材料経路を形成してもよい。前記複数の材料経路が、実質的に三角形状の第1の材料経路と、実質的に四角形状の第2および第3の材料経路と、実質的に三角形状の第4の材料経路とを含んでもよい。
幾つかの実施例においては、編組された両面圧縮パッキンシールが、前記圧縮パッキンシールをスタフィングボックス内に配置することによって使用されてもよい。前記シールをシャフトの周囲に設けてもよい。異なる種類の複数の圧縮パッキンシールを単一のスタフィングボックスと組み合わせて用いてもよいし、同一の種類の圧縮パッキンシールを、同じまたは異なる構成で繰り返し使用してもよい。
図1Aは、回転シャフトに対して固定するために用いられる従来のスタフィングボックスおよび圧縮パッキンシールの一例を図示したものである。 図1Bは、図1Aのスタフィングボックスおよび回転シャフトの断面図である。 図2Aは、従来の2軌道の四角形のブレードのための編組パターンの一例を図示したものである。 図2Bは、図2Aに図示するパターンに従って編組された四角形のブレードの一側面の一例を図示したものである。 図2Cは、従来の3軌道の四角形のインターブレード(interbraid)の編組パターンの一例を図示したものである。 図2Dは、図2Cに図示されたパターンに従って編組された四角形のインターブレード(interbraid)の一側面の一例の二次元斜視図である。 図2Eは、図2Cに図示されたパターンに従って編組された四角形のインターブレード(interbraid)の一側面の一例の三次元斜視図である。 図2Fは、従来の4軌道の四角形のブレードの編組パターンの一例を図示したものである。 図2Gは、図2Fに図示されたパターンに従って編組された四角形のインターブレード(interbraid)の一側面の一例を図示したものである。 図2Hは、角部を補強した従来の4軌道の四角形のインターブレード(interbraid)の編組パターンの一例を図示したものである。 図2Iは、図2Hに図示されたパターンに従って編組された、角部を補強した四角形のインターブレード(interbraid)の2つの側面の一例を図示したものである。 図3は、本発明の一実施例に基づく編組された両面圧縮パッキンの側面図である。 図4Aは、スタフィングボックスの内側に配置された本発明の圧縮パッキンシールの構成の第1の例を図示したものである。 図4Bは、スタフィングボックスの内側に配置された本発明の圧縮パッキンシールの構成の第2の例を図示したものである。 図4Cは、スタフィングボックスの内側に配置された本発明の圧縮パッキンシールの構成の第3の例を図示したものである。 図4Dは、スタフィングボックスの内側に配置された本発明の圧縮パッキンシールの構成の第4の例を図示したものである。 図5Aは、本発明の教示に基づく編組された両面圧縮パッキンを製造するための、本発明の複数の実施例での使用に適した編組経路レイアウトの一例を図示したものである。 図5Bは、図5Aの編組経路レイアウトのうちの第1の材料経路の一例を図示したものである。 図5Cは、図5Aの編組経路レイアウトのうちの第2の材料経路の一例を図示したものである。 図5Dは、図5Aの編組経路レイアウトのうちの第3の材料経路の一例を図示したものである。 図5Eは、図5Aの編組経路レイアウトのうちの第4の材料経路の一例を図示したものである。 図5Fは、図5Aの編組経路レイアウトの別の一実施例を図示したものである。 図6は、図5A−5Eの編組レイアウトを用いた、本発明の両面圧縮パッキンを形成するための装置の一例を図示したものである。
発明の詳細な説明
既存の圧縮パッキンシールは、負荷の不均一な分布およびその他の機械設備に一般に付随する要素への対処に適していない。従来の編組技術では、異なる種類の材料を組み合わせることは、通常は対象的な編組パターンにおいてのみ可能である。従って、従来の編組技術は、第1の材料が(例えばシールの表面領域のうちの連続した約50%などの)一側面の実質的に全体にわたって配置され、第2の材料が(前記第1の面とは反対側の前記シールの表面領域のうちの連続した約50%などの)別の面の実質的に全体にわたって配置された編組圧縮パッキンシールを製造することが通常は不可能であり、これに適していない。本願中で用いる「実質的に」という用語は、ブレードの側面の約半分(50%)以上、好適にはブレードの側面の大部分、最も好適にはブレードの側面全体にわたって材料が連続的に配置されていることを意味することを意図されている。
一解決方法として、2つの異なる圧縮パッキンシールを別々に編組した後に、これら2つの異なる圧縮パッキンシールを(例えば接着剤を用いて)互いに接合することが可能である。しかし、そのような解決方法には、多くの問題が伴う。例えば、この解決方法では、2つの編組材料を形成することが必要である。従って、材料を編組するのに要する時間および、編組機上での摩耗は、ブレードが単一の材料からなる場合と比較して倍増する。更に、異なる複数のパッキンシールが接着剤で互いに接合されているだけなので、形成されたパッキン材料は、複数の構成材料が互いに編組されたパッキンほどには丈夫でない。
従って、複数の構成材料が、接着剤を用いずに、単一の編組機上で単一の経路を用いて編組された、非対称な特性を有する編組圧縮パッキンシールを製造可能であることが望ましく、有利である。以下により詳細に説明する技術を用いて製造された、そのような編組された圧縮パッキンシールの一例を、図3に示す。
図3に示すように、複数の実施例に、編組された両面圧縮パッキンシール130を記載する。前記編組が数多くの形態をとってもよく、例えば、圧縮パッキンシール130が、インターブレード(interbraid)パターンで編組されてもよい。
長手方向軸「L」が、圧縮パッキンシール130の中心を通り、その長さに沿って延伸している。第1の軸「A」が、前記長手方向軸Lに対して実質的に垂直であり、かつ圧縮パッキンシール130の一側面に対して実質的に垂直である。本願の圧縮パッキンシール130は、圧縮パッキンシール130が、断面形状で見たときに、前記第1の軸Aに対して非対称な構成となるように互いに編組された、少なくとも第1の材料および第2の材料150から構成されていてもよい。即ち、第1の材料140は、圧縮パッキンシール130の一外部側面の実質的に全体にわたって配置されており、第2の材料150は、これと対向する圧縮パッキンシール130の一外部側面の実質的に全体にわたって配置されている。一方、前記第1の軸に対して垂直な第2の軸Aを、圧縮パッキンシール130が断面から見て第2の軸Aに対して対称な構成となるように規定してもよい。
換言すれば、圧縮パッキンシール130が複数の側面を有してもよく、また、圧縮パッキンシール130は、前記複数の側面に対して垂直な面で見たときに、非対称な構成を呈する。
断面形状で見たときに、第1および第2の材料140、150のうちの1つまたは複数が、圧縮パッキンシール130内において実質的に三角形の形状に形成されていてもよい。さらに、第1および第2の材料140、150のうちの1つまたは複数が、圧縮パッキンシール130内において実質的に四角形の形状に形成されていてもよい。
図3は、断面が実質的に長方形であり、両側面の長さの比が実質的に4:3である圧縮パッキンシール130を図示したものである。圧縮パッキンシール130の断面が長方形であることは、長方形の圧縮パッキンシール130が設置の際にねじれにくいか、または圧縮パッキンシール130から形成される、1個のスタフィングボックス20を充填するのに要するリングの数が比較的少ない(従って迅速に設置可能な)、断面の小さいパッキンの場合に、特に有利であろう。
但し、材料、材料の厚さまたは密度、および/あるいは使用する編組パターンを変化させることで、様々に異なる圧縮パッキンシール130の形状を実現可能であることは、当業者に理解されよう。
図3は、前記シールの一点のみに沿った断面を図示していることに留意すべきである。前記材料内を長手方向軸Lに沿って移動した、別の複数の内部位置では、2つの材料が入れ替わっていることを、当業者は容易に理解するであろう。そのような互い違いの構成が、図4Aに最も適切に図示されている。
第1の材料140および第2の材料150を、ブレードの所望の特性と、ブレードが曝される環境とに基づいて、容易に選択可能である。例えば、当業者は、前記第1および第2の材料を、任意の数の異なる所望の特性に基づいて容易に選択可能であろう。第1の材料140の選択に際して配慮する事項の例には、第1の材料140を、第2の材料140よりも高い潤滑性を有するように選択可能であること、第1の材料140を、第2の材料150よりも高いシール性を有するように選択可能であること、第1の材料140を、第2の材料150とは異なる構造(長繊維構造対短繊維構造など)を有するように選択可能であること、第1の材料140を、第2の材料150よりも高い押出抵抗を有するように選択可能であることおよび、第1の材料140を、第2の材料150よりも高い熱伝導性を有するように選択可能であることが含まれるが、これらに限定されることはない。第1の材料140が、例えば、炭素、PTFE、パラアラミド合成繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維(PBI)または95%+炭素アッセイあるいはその他の、意図された目的に適した材料から構成されていてもよい。
同様に、第2の材料150が、第1の材料140よりも低いコスト、第1の材料140よりも高い可鍛性または第1の材料140よりも高い弾性率を有するか、あるいは第1の材料140よりも少量のPTFEを含有するように選択されてもよい。第2の材料150が、例えば、アクリル、レーヨン、炭素、グラファイトまたはガラス繊維から構成されていてもよい。
図3に図示するように、1つまたは複数の経糸142が、圧縮パッキンシール100の強化のために、圧縮パッキンシール100内で長手方向に延伸していてもよい。前記経糸が、例えば、高品位炭素、金属線またはパラアラミド合成繊維および/または圧縮パッキンシール100の編組部分の形成に使用されているのと同じ材料から構成されていてもよい。本願の教示に照らして当業者が容易に定めることのできるその他の材料も、使用可能である。
第1および第2の材料140、150を、圧縮パッキンシール130の異なる複数の用途に基づいて選択および配備してもよい。第1及び第2の材料140、150の双方の特性を、単一の機械を用いて単一の工程で編組することの可能な単一の単体圧縮パッキンシール130において活用すると有利であろう。
一例においては、第1の材料140を、スタフィングボックス20の内壁に接して配置してもよい。第2の材料150を、回転シャフト10に接して配置してもよい。従って、第1の材料140よりも高価な強靭な材料を、第2の材料150として選択することが望ましいであろう。この構成では、第1の材料140は第2の材料150よりも摩耗の度合いが少ないであろうことから、より安価な材料1を第1の材料140として用いて、圧縮パッキンシール130の全体的なコストを抑えることが望ましいであろう。
例えば、そのような材料の組み合わせを、図4Aに図示したのと同様の構成において使用してもよい。図4Aに示すように、第1の材料140を、第2の材料150よりも低コストとなるように選択してもよい。加えてまたは代わりに、第1の材料140が、回転していないかまたは静止しているスタフィングボックス20に対してより良好な静的シールを施すために、第2の材料150よりも高い可鍛性を有してもよい。また、第1の材料140を、圧縮制御のために比較的高い弾性率を有するように選択してもよいし、または、最小限のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含有するように選択することにより、圧縮パッキンシール130の構造全体におけるPTFE含有量を抑えてもよい。
圧縮パッキンシール130の第2の材料150を、圧縮パッキンシール130のシャフト10に面している側に設けてもよい。この場合、第2の材料150を、第1の材料140よりも高い潤滑性および/または熱伝導性を有するように選択してもよい。
図4Bに図示する別の一例においては、異なる複数の材料を選択してもよく、また、圧縮パッキンシールを、圧縮パッキンシールがランタンリング40のいずれの側に使用されるのかに基づいて、様々に異なる構成で配置してもよい。圧縮パッキンシール130が、例えば第2の材料150よりも高い潤滑性、高い熱伝導性または高いシール性を有するように選択された第1の材料140を含んでもよい。これに対し、第2の材料150が、第1の材料140よりも高い強度または耐摩耗性を有するように選択されてもよい。ランタンリング40の流体15に最も近い側において、流体15に対してより良好なシールを施すために、第1の材料140がシャフト10に面していてもよい。ランタンリング40のパッキン押え50に最も近い側において、材料の全体的な摩耗を軽減するために、第2の材料150がシャフトに面していてもよい。圧縮パッキンシール130がスラリーに対してシールを施す、図4Bに図示する構成を用いた別の一例においては、第1の材料140が摩耗に耐える比較的強い材料であるのに対し、第2の材料150が、漏出を軽減する比較的高いシール性、比較的高い潤滑性および比較的高い耐熱性を発揮してもよい。
更なる複数の例が、図4Cおよび図4Dに図示されている。図4Cでは、スタフィングボックス20の両端で第1の材料140がシャフトに面していることにより、角部の隙間におけるより高い強度が材料に付与され、押出が防止される。第2の材料150が、優れたシーリング特性を有することにより、押出が重要な要因ではない各位置において、強力なシーリング表面を供するように選択されてもよい。図4Dは、回転しているシャフトの両端の圧縮パッキンシール130が、他方の圧縮パッキンシール130から90度回転している、同様な押出防止構成を図示している。このような方法で、これらの特定の圧縮パッキンシール130の第1の材料140の押出防止特性を、この特性が非常に有用である場合には的確に活用する一方で、第2の材料150のシーリング特性の幾つかも活用してもよい。
上述の特性、材料および構成は、例示的なものに過ぎず、他の種類の材料、特性および構成を、用途に応じて選択可能であることは、当業者に理解されよう。
図5A−5Eを参照しながら以下により詳細に示すように、圧縮パッキンシール130の編組に用いられる編組パターンは、2つの材料に限定されない。代わりに、圧縮パッキンシール130が、さらに第3または第4の材料から形成されていてもよく、またこれらが、第1および第2の材料とは異なり、相互にも異なっていてもよい。あるいは、1つ、2つまたは3つの異なる材料を用いてもよい。
図5Aは、圧縮パッキンシール130の第1のおよび第2の材料140、150の編組に用いることの可能な全体的な編組経路レイアウトおよびその中に形成される材料経路を図示したものである。当業者は、図5Aに図示される材料経路が、例えば図6に図示される装置のような編組装置で用いられる複数の材料軌道によって規定されてもよいことを容易に理解するであろう。以下により詳細に記載するように、第1および第2の材料140、150を相互に編組するために、1つまたは複数のキャリヤが、これらの軌道を使用した材料経路に沿って第1および第2の材料140、150を動かしてもよい。
図5Aに図示する材料を用いて編組された圧縮パッキンシール130が、長手方向軸Lに実質的に垂直かつ圧縮パッキンシールの一側面に実質的に垂直な第1の軸Aに対して、圧縮パッキンシール130が断面形状で見たときに非対称な構成となるように相互に対して配置された第1の材料140および第2の材料150を有してもよい。
前記複数の材料経路が、実質的に三角形状の第1の材料経路160と、実質的に四角形状の第2の第2の材料経路170および第3の材料経路180と、実質的に三角形状の第4の材料経路190とを含んでもよい。第1の材料140および第2の材料150が、前記複数の材料経路に沿って編組されるかまたは噛み合わせられて、圧縮パッキンシール130を形成してもよい。
図5Aは、編組装置上に描かれる4つの材料経路全てを図示したものである。図5B−5Eは、さらなる明瞭化および理解のために、前記第1、第2、第3および第4の材料経路を個別に図示したものである。
材料経路160、170、180および190を、第1の材料140および第2の材料150を互いに編組する編組装置200中に実現または具現してもよい。編組装置が、第1の材料140および第2の材料150を、前記複数の材料経路の周りで複数のキャリヤ220を動かす複数のホーンギヤ210の助けによって動かしてもよい。
各ホーンギヤ210が、キャリヤ220を差し込むための1つまたは複数のスロット230を有してもよい。スロット230が、キャリヤ220をその中に固定可能であるように、キャリヤ220の対応する嵌合部が差し込まれる形状および大きさを有してもよい。また、スロット230を、(例えば図5Aに図示された点232における例のように)キャリヤが第1のスロット内に存在すると同時に第2のスロットが前記第1のスロットと隣接している場合に、前記キャリヤを前記第1のスロットから前記第2のスロットへと動かすことが可能である大きさおよび配置としてもよい。即ち、複数のホーンギヤ210のスロット230が適切な時点において整列している場合には、隣接するホーンギヤ210間でキャリヤ220を移動させることが可能であってもよい。
ホーンギヤ220が、キャリヤ220を、これらのキャリヤ間で衝突を起こさせることなく前記材料経路に沿って動かすような大きさおよび構成の、1つまたは複数の大きさの一連のギヤであってもよい。より詳細には、ホーンギヤ210の回転に伴い、キャリヤ220が、前記材料経路に沿って新たな位置へと移動する。キャリヤ220は、隣接する複数のホーンギヤの複数のスロット230が適切な時点において整列している場合に、1つのホーンギヤ210から隣接するホーンギヤ210へと移動する。即ち、ホーンギヤ210およびスロット230は、キャリヤ220が特定の時点でのみ1つのギヤから別のギヤへと移動することにより、特定のキャリヤ220に、前記キャリヤ220によって搬送される材料用に指定された材料経路に対応する特定の経路のみを辿らせるように構成されている。このように、あるキャリヤ220が、当該キャリヤ220によって搬送される材料専用の経路に沿って移動するように形成されていてもよい。
適切な大きさのホーンギヤ210を選択することにより、材料経路160、170、180、190を実現する一方で、キャリヤ220同士の衝突を回避することが可能である。例えば、複数のホーンギヤ210を、3つの行202、204、206に配列してもよい。第1の行202のホーンギヤ210の大きさが、第3の行206のホーンギヤ210の大きさと同じであってもよい。第2の行204のホーンギヤ210の大きさが、第1の行202および第3の行206のホーンギヤの大きさとは異なっていてもよい。
例えば、図5Aに図示するように、第1のホーンギヤ行202のホーンギヤ210と第3のホーンギヤ行206のホーンギヤ210とが実質的に同じ大きさであってもよく、さらに、第2のホーンギヤ行204のホーンギヤ210よりも大きくてもよい。大きさを、例えばホーンギヤ210の直径または円周によって規定してもよい。より詳細には、第2のホーンギヤ行204のホーンギヤ210の大きさに対する第1および第3のホーンギヤ行202、206のホーンギヤ210の大きさの比が、6:4、6:5または4:3であってもよい。
ホーンギヤ210の大きさを、ホーンギヤ210の直径または円周によって規定する代わりに、ホーンギヤ内のスロット230の数によって規定してもよい。例えば、第1のホーンギヤ210の大きさが「6」であり、第2のホーンギヤ210の大きさが「4」である場合には、このことが、第1のホーンギヤ210が、キャリヤ220が差し込まれるスロットを6つ有し、第2のホーンギヤ210が、キャリヤ220が差し込まれるスロットを4つ有することを示してもよい。この場合のホーンギヤ210の大きさの比が、6:4、6:5または4:3であってもよい。
スロット230が、ホーンギヤ210の周囲に均等に分散していてもよい。例えば、一つのホーンギヤ210が6つのスロット230を有している場合に、これらのスロット230が、ホーンギヤ210の円周に沿って互いに60度の間隔で離間していてもよい。
好適には、第1および第3のホーンギヤ行202、206のホーンギヤ210のそれぞれが、キャリヤ220を差し込むための6つのスロット230を有し、第2のホーンギヤ行204のホーンギヤ210のそれぞれが、キャリヤ220を差し込むための4つまたは5つのアクティブなスロットを有してもよい。幾つかの実施例においては、装置200の各ホーンギヤ210が、同じ数のスロット230を有する。例えば、各ギヤ210に6つのスロット230が設けられていてもよい。ただし、各ギヤに6つのスロットが設けられているにもかかわらず、第2の行204のギヤ210が、編組プロセスの間、4つまたは5つのスロット230のみを利用してもよい。即ち、ギヤ210の大きさおよび形状が、キャリヤ220が第2の行204のギヤ210の6つのスロットのうちの4つまたは5つのスロットのみによって搬送されるような大きさおよび形状であってもよい。編組プロセスの間に、第2の行204のホーンギヤ210のスロット210のうちの1つまたは2つにキャリヤが差し込まれなくてもよい。従って、第2の行204のギヤ210の4つまたは5つのスロット230のみが、編組プロセスの間にキャリヤ220が差し込まれるという点で「アクティブ」である。編組プロセスの間にキャリヤ220がパッシブなスロット内に移動しないように、ホーンギヤ210の相対的な大きさおよびホーンギヤ210の回転速度によって、1つまたは2つの「パッシブ」なスロットが隣接するホーンギヤと概ね整列しないようにすることが可能である。
複数のホーンギヤ210を行202、204および206に分割することに加えて、複数のホーンギヤ210を複数の列に分割してもよい。例えば、第1、第2および第3のホーンギヤ列のそれぞれが、第1のホーンギヤ、第2のホーンギヤ、第3のホーンギヤおよび第4のホーンギヤを有してもよい。従って、装置が、ホーンギヤ210の第1の列212、第2の列214、第3の列216および第4の列218を有してもよい。各列が、第1の比較的大きなホーンギヤ、第2の比較的小さなホーンギヤおよび、前記第1の比較的大きなホーンギヤと同じ大きさの第3のホーンギヤを有してもよい。列内の第2のホーンギヤが、前記列内の第1のホーンギヤおよび第3のホーンギヤの間に配置されていてもよい。
回転方向の一例が、各ホーンギヤ210について5Aに図示されている。図5Aに示す例では、各ホーンギヤ210が、隣接するホーンギヤ210とは反対の方向に回転する。言い換えれば、各行202、204、206の第1のホーンギヤおよび第3のホーンギヤが同じ方向に回転し、各行202、204、206の第2のホーンギヤおよび第4のホーンギヤが、前記第1のホーンギヤおよび前記第3のホーンギヤとは反対の方向に回転してもよい。その他の回転の仕方を採用してもよいことは、当業者に容易に理解されよう。
図5A−6が、特定の構成のホーンギヤ210およびキャリヤ220を図示していることに留意すべきである。この構成は、編組サイクル中の特定の一時点におけるホーンギヤ210およびキャリヤ220の位置を表している。従って、編組サイクル中の別の時点では、ホーンギヤ210およびキャリヤ220は、図5A−6に図示する構成とは異なる構成となりうる。
編組プロセスにおいて、第1の材料経路160(図5Bを参照)および第2の材料経路170(図5Cを参照)が第1の材料140を搬送し、第3の材料経路180(図5Dを参照)および第4の材料経路190(図5Eを参照)が第2の材料150を搬送してもよい。このようにして、完成した圧縮パッキンシール100が、第1の材料140の第1の外側面および第2の材料150の第2の外側面を表出する。
言い換えれば(図5Aに関し)、装置200が4つのホーンギヤ列212、214、216および218に分割されている場合に、ホーンギヤ210の第1の列212が第1の材料140のみを動かし、第1の材料140が第1の材料経路160および第2の材料経路170に沿って搬送されてもよい。ホーンギヤ210の第2の列214が、第1の材料140および第2の材料150の双方を動かし、第1の材料140が第1及び第2の材料経路160、170に沿って、第2の材料150が第3の材料経路180に沿って動いてもよい。ホーンギヤ210の第3の列216が、第1の材料140および第2の材料150の双方を動かし、第1の材料140が第1及び第2の材料経路170に沿って、第2の材料150を第3の材料経路180および第4の材料経路190に沿って動いてもよい。ホーンギヤ210の第4の列210が、第2の材料150のみを動かし、第2の材料150が、第3の材料経路180および第4の材料経路190に沿って動いてもよい。
材料を別の構成に配置することによって、圧縮パッキンシール130のその他の構造を達成してもよい。例えば、第1の材料140を第1および第4の経路160、190で使用し、第2の材料150を第2および第3の経路170、180で使用することにより、角部に第1の材料140、中間部に第2の材料150を有する圧縮パッキンシール100を作成できることが分かる。このことは、例えば強度の高い第1の材料140および安価な第2の材料150を用いて角部を強化した圧縮パッキンシール100を提供するのに有用であろう。
さらなる編組経路レイアウトを図5Fに示す。図5Fの編組経路のレイアウトは、中間行204の軌道が、図5Aの円形の経路ではなく楕円形または長円形の経路を形成するという点を除いては、図5Aに図示されたレイアウトと同様である。このことが、例えば、中間行204内に材料経路を規定するための楕円形の溝209(図6を参照)によって達成されてもよい。
装置200を、図6により詳細に示す。図6に図示するように、ホーンギヤ210をプレート208上に載置してもよい。プレート208には、キャリヤ220が1つのホーンギヤ210から所定の材料経路に沿って隣接するホーンギヤ210へと移動することを可能にする複数の材料軌道または溝209が設けられている。
図6に図示するように、ホーンギヤ210および溝209が円形であってもよい。別の複数の実施例においては、溝209が互いに異なる形状であってもよい。例えば、第1および第3の行202、206の溝209が円形である一方で、第2の行204の溝209が楕円形または長円形であってもよい。キャリヤ210の内側の経路を溝209の楕円形の部分と適合させるために、中間行204のホーンギヤ210のスロット230が、最上行202及び最下行206のホーンギヤ210のスロット230よりも深くてもよい。各行202、204および206のホーンギヤ210が同じ大きさであってもよいし、互いに異なる大きさであってもよい。
ホーンギヤ210の第1、第2および第3の行が互いに連結して、1つまたは複数の材料軌道に沿った少なくとも4つの材料経路を形成してもよい。図4Aと関連させながら上述したように、前記複数の材料経路が、実質的に三角形状の第1の材料経路と、実質的に四角形状の第2および第3の材料経路と、実質的に三角形状の第4の材料経路とを含んでもよい。各材料経路用の材料軌道を形成するために、装置200がホーンギヤを支持するためのプレートを有してもよく、また前記材料軌道が、例えば前記プレートに溝または貫通孔を形成することによって形成されてもよい。
複数の実施例においては、装置200が、3つの行ではなく、4つのホーンギヤ列を有することも考えられる。第1のホーンギヤ列が第1の材料のみを動かし、第2および第3の列が第1および第2の材料を動かし、第4の列が第2の材料のみを動かしてもよい。
動作に際しては、第1の材料140または第2の材料150が装着されたスプールを、キャリヤ220上の支持要素222に取り付けてもよい。第1の材料140または第2の材料150を、前記スプールからキャリヤ220の適切な支持位置へと供給してもよい。従って、キャリヤ220が、材料経路160、170、180、190のうちの1つの周りで動くのに伴って、支持要素222上に取り付けられた前記材料のスプールを搬送してもよい。このようにして、キャリヤ220が材料経路に沿って互いにすれ違うのに伴い、材料がx−y平面に沿って編組されてもよい。さらに、プレート208を貫通するパッセージ224が設けられていてもよい。編組方向に対して垂直な方向(即ち図6のz−平面内)で経糸142がプレート208を貫通することを、パッセージ224が可能にしてもよい。編組プロセスの間、キャリヤ220が経糸142の周りで動く一方で、経糸142が静止したままであってもよい。
図5Aおよび図6に図示された装置200および材料経路160、170、180、190を用いて、編組された両面圧縮パッキンシール130を実現してもよい。
上記に鑑み、本発明が、上述の記載から明らかとされるものの中でも、上記の目的を効率的に達成することが理解されよう。上記の構成において、本発明の範囲を逸脱することなく幾つかの変更を加えることが可能であることから、上述の記載に含まれるかまたは添付の図面に図示される全ての事項が例示的なものであり、限定的なものではないことが意図されている。
特別に指定がない限り、単数形で用いられる用語は複数形を包含し、逆も同様である。「または」という用語は、非排他的であることを意味し、特別に指定がない限り、排他的ではない。
また、以下の請求項は、本願に記載の発明の全ての包括的なおよび具体的な特徴ならびに、言語上これに含まれると言うことのできる請求の範囲の全ての記載を包含することが理解されるべきである。

Claims (21)

  1. 編組された両面圧縮パッキンシールであって、長手方向軸が前記両面圧縮パッキンシールの中心を通って前記両面圧縮パッキンシールの長さに沿って延伸し、前記両面圧縮パッキンシールが少なくとも第1の材料および前記第1の材料とは異なる第2の材料を備え、
    前記第1の材料がインターブレード(interbraid)パターンを用いて前記第2の材料と編組されることによって、前記両面圧縮パッキンシールが、断面形状で見たときに、長手方向軸に実質的に垂直かつ前記圧縮パッキンシールの一側面に実質的に垂直な第1の軸に対して非対称な構成となるように、前記第1の材料および前記第2の材料が相互に対して配置されており、
    前記両面圧縮パッキンシールが相互に対向する第1および第2の外側面を備え、前記第1の外側面が実質的に前記第1の材料から構成され、前記第2の外側面が実質的に前記第2の材料から構成され、
    前記編組の結果として、前記第1の材料が前記両面圧縮パッキンシールの実質的に半分を形成し、前記第2の材料が前記両面圧縮パッキンシールの実質的に残り半分を形成している、両面圧縮パッキンシール。
  2. 前記両面圧縮パッキンシールが複数の側面を有し、前記両面圧縮パッキンシールが、前記複数の側面に垂直な平面で見たときに非対称な構成を呈する、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  3. 前記両面圧縮パッキンシールが、断面形状で見たときに、前記第1の軸に垂直な第2の軸に対して対称な構成となるように、前記第1の材料および前記第2の材料が相互に対してさらに配置されている、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  4. 前記第1の材料が、炭素、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パラアラミド合成繊維またはポリベンゾイミダゾール繊維(PBI)を含有する、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  5. 前記第2の材料が、アクリル、レーヨン、炭素、グラファイトまたはガラス繊維を含有する、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  6. 前記第1の材料および前記第2の材料が互いに異なる特性を有する、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  7. 前記第1の材料が、前記第2の材料よりも高い潤滑性、前記第2の材料よりも高いシール性、前記第2の材料とは異なる構造、前記第2の材料よりも高い押出抵抗または、前記第2の材料よりも高い熱伝導性を有する、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  8. 前記パッキン材料を長手方向に貫通する、前記両面圧縮パッキンシールを強化するための1つまたは複数の経糸をさらに備えた、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  9. 前記第1の材料および前記第2の材料とは異なる第3の材料をさらに備えた、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  10. 前記第1の材料、前記第2の材料および前記第3の材料とは異なる第4の材料をさらに備えた、請求項9に記載の両面圧縮パッキンシール。
  11. 前記第1および第2の材料の1つまたは複数が、断面形状で見たときに、前記両面圧縮パッキンシール内で実質的に三角形状に形成されており;
    前記第1および第2の材料の1つまたは複数が、断面形状で見たときに、前記両面圧縮パッキンシール内で実質的に四角形状に形成されている;
    請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  12. 前記両面圧縮パッキンシールが、断面形状で見たときに、前記両面圧縮パッキンシールの一辺と前記両面圧縮パッキンシールの別の辺との比が実質的に4:3の長方形である、請求項1に記載の両面圧縮パッキンシール。
  13. シャフトを実質的に包囲してシーリングシステムを形成するスタフィングボックスを充填する方法であって:
    請求項1に従って両面圧縮パッキンシールを設けることと;
    前記両面圧縮パッキンシールを前記スタフィングボックス内に配置することと;
    を含む方法。
  14. 前記第1の材料が前記シャフトに面し、前記第2の材料が、外側に面して前記スタフィングボックスの半径方向内壁に接するように、前記両面圧縮パッキンシールが前記スタフィングボックス内で配置される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の材料が、前記シーリングシステムの以下の複数の特性:シール対象の流体の種類、使用中の前記シャフトの表示速度、前記シャフトまたはスタフィングボックスと組み合わせてシールされる研磨剤の種類、使用中のパッキン材料に対する表示圧力のうちの1つに基づいて選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1の材料が、以下の複数の特性:前記第2の材料よりも高い潤滑性、前記第2の材料よりも高いシール性、前記第2の材料よりも高い押出抵抗または前記第2の材料よりも高い熱伝導性のうちの少なくとも1つを発揮する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記スタフィングボックスがランタンリングをさらに備え、前記両面圧縮パッキンシールが、前記ランタンリングとシール対象の流体との間に設けられた第1の両面圧縮パッキンシールである、請求項14に記載の方法であって:
    請求項1に基づく第2の両面圧縮パッキンシールを、前記ランタンリングの前記第1の両面圧縮パッキンシールと対向する側に設けることをさらに含み、
    前記第1の両面圧縮パッキンシールが、以下の複数の特性:前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高い潤滑性、前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高い熱伝導性または前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高いシール性のうちの少なくとも1つを発揮するか、あるいは;
    前記第2の両面圧縮パッキンシールが、以下の複数の特性:前記第1の両面圧縮パッキンシールよりも高い強度または前記第1の両面圧縮パッキンシールよりも高い耐摩耗性のうちの少なくとも1つを有する;
    方法。
  18. 前記両面圧縮パッキンシールが第1の両面圧縮パッキンシールである、請求項13に記載の方法であって:
    請求項1に基づく第2の両面圧縮パッキンシールを設けることをさらに含み:
    前記第1の両面圧縮パッキンシールが、前記スタフィングボックスの長手方向の少なくとも一端に設けられ、前記第1の両面圧縮パッキンシールが、以下の複数の特性:前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高い強度、前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高いシール表面速度能力または前記第2の両面圧縮パッキンシールよりも高いシール性のうちの少なくとも1つを発揮する、
    方法。
  19. 前記両面圧縮パッキンシールが、シャフトの周囲の複数の層内に設けられ、前記スタフィングボックス内の長手方向に外側の位置に最も近い層が、前記スタフィングボックス内の長手方向に内側の位置にある層とは異なる構成で設けられる、請求項13に記載の方法。
  20. 編組された両面圧縮パッキンシールであって、長手方向軸が前記両面圧縮パッキンシールの中心を通って前記両面圧縮パッキンシールの長さに沿って延伸する前記両面圧縮パッキンシールの製造方法において:
    第1の材料および、前記第1の材料とは異なる第2の材料を設け、
    前記両面圧縮パッキンシールが、断面形状で見たときに前記長手方向軸に実質的に垂直かつ前記両面圧縮パッキンシールの一側面に実質的に垂直な第1の軸に対して非対称な構成を有するように、前記第1の材料と前記第2の材料とを相互に対して配置し、
    前記第1の材料をインターブレード(interbraid)パターンを用いて前記第2の材料と編組し、前記両面圧縮パッキンシールの相互に対向する第1および第2の外側面のうち、前記第1の外側面を実質的に前記第1の材料で構成するとともに、前記第2の外側面を実質的に前記第2の材料で構成し、
    前記編組の結果として、前記第1の材料により前記両面圧縮パッキンシールの実質的に半分を形成し、前記第2の材料により前記両面圧縮パッキンシールの実質的に残り半分を形成する、方法。
  21. 前記両面圧縮パッキンシールが、断面形状で見たときに前記第1の軸に垂直な第2の軸に対して対称な構成を有するように、前記第1の材料および前記第2の材料が相互に網組される、請求項20に記載の方法。
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