JP2001182839A - グランドパッキン - Google Patents
グランドパッキンInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/18—Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
- F16J15/20—Packing materials therefor
- F16J15/22—Packing materials therefor shaped as strands, ropes, threads, ribbons, or the like
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- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B1/00—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
- D04B1/22—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes specially adapted for knitting goods of particular configuration
- D04B1/225—Elongated tubular articles of small diameter, e.g. coverings or reinforcements for cables or hoses
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04C—BRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
- D04C1/00—Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof
- D04C1/06—Braid or lace serving particular purposes
- D04C1/12—Cords, lines, or tows
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2505/00—Industrial
- D10B2505/06—Packings, gaskets, seals
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グランドパッキン中における編み糸の膨張黒
鉛テープにおいて、その幅方向の端部に不本意に起こる
亀裂により、シ−ル性能が悪化するのを抑制すること。 【解決手段】 グランドパッキン１，２中における編み
糸において、膨張黒鉛テープ３０が幅方向に縮められる
ように折り曲げられかつこの折り曲げられた膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の両端部３１が折り返されている編み
糸１０Ａを備えさせるか、或いは、ひねり加工されれた
膨張黒鉛テープ３０の幅方向の少なくとも外側の端部３
１’が折り返されている編み糸２０Ａを備えさせるよう
にしたものえある。
鉛テープにおいて、その幅方向の端部に不本意に起こる
亀裂により、シ−ル性能が悪化するのを抑制すること。 【解決手段】 グランドパッキン１，２中における編み
糸において、膨張黒鉛テープ３０が幅方向に縮められる
ように折り曲げられかつこの折り曲げられた膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の両端部３１が折り返されている編み
糸１０Ａを備えさせるか、或いは、ひねり加工されれた
膨張黒鉛テープ３０の幅方向の少なくとも外側の端部３
１’が折り返されている編み糸２０Ａを備えさせるよう
にしたものえある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体機器の軸封部
などに用いるグランドパッキンに関する。
などに用いるグランドパッキンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、編組されたグランドパッキン中の
複数本の編み糸として、たとえば特公平６−２７５４６
号公報及び特開平６−７４３４６号公報に記載された編
み糸が知られている。この編み糸は、膨張黒鉛テープが
幅方向に縮まるように折り曲げられており、その折り曲
げられた膨張黒鉛テープの外周全体にニット編みまたは
編組体よりなる補強材が被覆されているものである。
複数本の編み糸として、たとえば特公平６−２７５４６
号公報及び特開平６−７４３４６号公報に記載された編
み糸が知られている。この編み糸は、膨張黒鉛テープが
幅方向に縮まるように折り曲げられており、その折り曲
げられた膨張黒鉛テープの外周全体にニット編みまたは
編組体よりなる補強材が被覆されているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、膨張黒鉛テ
ープは、引張りやねじりに弱いので、グランドパッキン
中の編み糸の中には、不本意にも、膨張黒鉛テープの幅
方向の端部に亀裂（割れ）が発生していることがある。
そして、この亀裂の数が多くなればなるほど、また、こ
の亀裂が大きければ大きいほど、さらに、この亀裂の発
生している編み糸の本数が増えれば増えるほど、グラン
ドパッキンのシ−ル性能に悪化をきたすことになる。
ープは、引張りやねじりに弱いので、グランドパッキン
中の編み糸の中には、不本意にも、膨張黒鉛テープの幅
方向の端部に亀裂（割れ）が発生していることがある。
そして、この亀裂の数が多くなればなるほど、また、こ
の亀裂が大きければ大きいほど、さらに、この亀裂の発
生している編み糸の本数が増えれば増えるほど、グラン
ドパッキンのシ−ル性能に悪化をきたすことになる。
【０００４】また、グランドパッキンの製造直後に上記
亀裂がなくても、製造後において、グランドパッキンを
所定寸法に圧縮成形したり、リング状に圧縮成形したり
した時に上記亀裂が発生することもあり、また、装置に
セットとしてシールする時に強い締め付け力を受けて上
記亀裂が発生することもある。勿論、グランドパッキン
の製造直後に上記亀裂が発生していれば、上記圧縮成形
や締め付け力によって、上記亀裂が拡大するという事態
になる。
亀裂がなくても、製造後において、グランドパッキンを
所定寸法に圧縮成形したり、リング状に圧縮成形したり
した時に上記亀裂が発生することもあり、また、装置に
セットとしてシールする時に強い締め付け力を受けて上
記亀裂が発生することもある。勿論、グランドパッキン
の製造直後に上記亀裂が発生していれば、上記圧縮成形
や締め付け力によって、上記亀裂が拡大するという事態
になる。
【０００５】そこで、本発明は、不本意に起こる上記亀
裂によるシ−ル性能の悪化を抑制することができるグラ
ンドパッキンを提供することを目的としている。
裂によるシ−ル性能の悪化を抑制することができるグラ
ンドパッキンを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明に係るグランドパッキンは、
編組グランドパッキン中の編み糸において、膨張黒鉛テ
ープが幅方向に縮まるように折り曲げられており、かつ
この折り曲げられた膨張黒鉛テープの幅方向の両端部が
折り返されている編み糸が備えられていることを特徴と
する。
め、請求項１に記載の発明に係るグランドパッキンは、
編組グランドパッキン中の編み糸において、膨張黒鉛テ
ープが幅方向に縮まるように折り曲げられており、かつ
この折り曲げられた膨張黒鉛テープの幅方向の両端部が
折り返されている編み糸が備えられていることを特徴と
する。
【０００７】また、請求項２に記載の発明に係るグラン
ドパッキンは、ひねり加工されたグランドパッキン中の
編み糸において、膨張黒鉛テープが幅方向に縮まるよう
に折り曲げられており、かつこの折り曲げられた膨張黒
鉛テープの幅方向の少なくとも外側の端部が折り返され
ている編み糸が備えられていることを特徴とする。
ドパッキンは、ひねり加工されたグランドパッキン中の
編み糸において、膨張黒鉛テープが幅方向に縮まるよう
に折り曲げられており、かつこの折り曲げられた膨張黒
鉛テープの幅方向の少なくとも外側の端部が折り返され
ている編み糸が備えられていることを特徴とする。
【０００８】請求項３に記載の発明に係るグランドパッ
キンは、編組グランドパッキン中の編み糸において、膨
張黒鉛テープがひねり加工されており、かつそのひねり
加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なくとも外側の
端部が折り返されている編み糸が備えられていることを
特徴とする。
キンは、編組グランドパッキン中の編み糸において、膨
張黒鉛テープがひねり加工されており、かつそのひねり
加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なくとも外側の
端部が折り返されている編み糸が備えられていることを
特徴とする。
【０００９】請求項４に記載の発明に係るグランドパッ
キンは、ひねり加工したグランドパッキン中の編み糸に
おいて、膨張黒鉛テープがひねり加工されており、かつ
このひねり加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なく
とも外側の端部が折り返されている編み糸が備えられて
いることを特徴とする。
キンは、ひねり加工したグランドパッキン中の編み糸に
おいて、膨張黒鉛テープがひねり加工されており、かつ
このひねり加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なく
とも外側の端部が折り返されている編み糸が備えられて
いることを特徴とする。
【００１０】請求項１，２に記載の発明に係るグランド
パッキンによれば、そのグランドパッキン中の編み糸に
おいて、幅方向に縮まるように折り曲げられた張黒鉛テ
ープがさらにその幅方向の両端部において折り返された
編み糸が備えられていることにより、仮にその膨張黒鉛
テープの幅方向の端部に亀裂が発生していても、その亀
裂が大きい場合には、折られて縮小される状態となり、
また、小さい亀裂の場合には、折り曲げられた膨張黒鉛
テープの外側片部に向かい合う状態になり、亀裂がその
まま真っ直ぐに外へ伸ばされた状態で露出しないので、
グランドパッキンのシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。また、上記請求項１，２に記載のグランドパッ
キンは、製造後に所定寸法に圧縮成形したり、リング状
にするために圧縮成形したりする場合があり、また、装
置にセットとしてシールする時には、強い締め付け力を
受けるが、このようなときにも、上記のような編み糸を
備えていれば、膨張黒鉛テープの幅方向の端部が折り返
されているため、亀裂が発生し難くなり、また、亀裂が
発生している場合は、亀裂の拡大を抑制することができ
る。さらに、上記のような編み糸をグランドパッキン中
に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テープの幅方向の端部
の亀裂の影響は少なくなり、この亀裂によるグランドパ
ッキンのシ−ル性能の悪化をより効果的に抑制すること
ができる。
パッキンによれば、そのグランドパッキン中の編み糸に
おいて、幅方向に縮まるように折り曲げられた張黒鉛テ
ープがさらにその幅方向の両端部において折り返された
編み糸が備えられていることにより、仮にその膨張黒鉛
テープの幅方向の端部に亀裂が発生していても、その亀
裂が大きい場合には、折られて縮小される状態となり、
また、小さい亀裂の場合には、折り曲げられた膨張黒鉛
テープの外側片部に向かい合う状態になり、亀裂がその
まま真っ直ぐに外へ伸ばされた状態で露出しないので、
グランドパッキンのシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。また、上記請求項１，２に記載のグランドパッ
キンは、製造後に所定寸法に圧縮成形したり、リング状
にするために圧縮成形したりする場合があり、また、装
置にセットとしてシールする時には、強い締め付け力を
受けるが、このようなときにも、上記のような編み糸を
備えていれば、膨張黒鉛テープの幅方向の端部が折り返
されているため、亀裂が発生し難くなり、また、亀裂が
発生している場合は、亀裂の拡大を抑制することができ
る。さらに、上記のような編み糸をグランドパッキン中
に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テープの幅方向の端部
の亀裂の影響は少なくなり、この亀裂によるグランドパ
ッキンのシ−ル性能の悪化をより効果的に抑制すること
ができる。
【００１１】また、請求項３，４に記載の発明に係るグ
ランドパッキンにおいても、その複数本の編み糸の中
に、ひねり加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なく
とも外側の端部が折り返された編み糸が備えられている
ので、上記請求項１，２に記載の発明に係るグランドパ
ッキンと同様、仮にその膨張黒鉛テープの幅方向の外側
の端部に亀裂が発生していても、大きな亀裂の場合は折
られて縮小される状態になり、また、小さい亀裂の場合
は膨張黒鉛テープの外側片部に向かい合う状態になり、
グランドパッキンのシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。また、製造後においても、上記請求項１，２に
記載の発明に係るグランドパッキンと同様、膨張黒鉛テ
ープの幅方向の外側の端部に亀裂が発生し難くなる利点
がある。さらに、上記のような編み糸をグランドパッキ
ン中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テープの外側端部
の亀裂によるグランドパッキンのシ−ル性能の悪化をよ
り効果的に抑制することができる。
ランドパッキンにおいても、その複数本の編み糸の中
に、ひねり加工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なく
とも外側の端部が折り返された編み糸が備えられている
ので、上記請求項１，２に記載の発明に係るグランドパ
ッキンと同様、仮にその膨張黒鉛テープの幅方向の外側
の端部に亀裂が発生していても、大きな亀裂の場合は折
られて縮小される状態になり、また、小さい亀裂の場合
は膨張黒鉛テープの外側片部に向かい合う状態になり、
グランドパッキンのシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。また、製造後においても、上記請求項１，２に
記載の発明に係るグランドパッキンと同様、膨張黒鉛テ
ープの幅方向の外側の端部に亀裂が発生し難くなる利点
がある。さらに、上記のような編み糸をグランドパッキ
ン中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テープの外側端部
の亀裂によるグランドパッキンのシ−ル性能の悪化をよ
り効果的に抑制することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。図１は請求項１に記載の発
明に係る編組グランドパッキンの一例の概略外観斜視図
であり、また、図２は請求項２に記載の発明に係るひね
り加工されたグランドパッキンの一例の概略外観斜視図
である。
を図面に基づいて説明する。図１は請求項１に記載の発
明に係る編組グランドパッキンの一例の概略外観斜視図
であり、また、図２は請求項２に記載の発明に係るひね
り加工されたグランドパッキンの一例の概略外観斜視図
である。
【００１３】これら編組グランドパッキン１及びひねり
加工されたグランドパッキン２において、それらを構成
する編み糸１０の中の少なくとも１本、好ましくは半数
以上、さらに好ましくは全部について、図３に示すよう
に、所定幅の膨張黒鉛テープ３０が幅方向に縮まるよう
に長手方向に谷折り状に折り曲げられ、この折り曲げら
れた膨張黒鉛テープ３０の幅方向の両端部３１，３１
が、その膨張黒鉛テープ３０の中に向くように折り返さ
れ、その外周全体がニット編み又は編組体よりなる補強
線材４０で被覆された編み糸１０Ａが備えられている。
加工されたグランドパッキン２において、それらを構成
する編み糸１０の中の少なくとも１本、好ましくは半数
以上、さらに好ましくは全部について、図３に示すよう
に、所定幅の膨張黒鉛テープ３０が幅方向に縮まるよう
に長手方向に谷折り状に折り曲げられ、この折り曲げら
れた膨張黒鉛テープ３０の幅方向の両端部３１，３１
が、その膨張黒鉛テープ３０の中に向くように折り返さ
れ、その外周全体がニット編み又は編組体よりなる補強
線材４０で被覆された編み糸１０Ａが備えられている。
【００１４】この編み糸１０Ａの補強線材４０として
は、ステンレス、インコネル，モネルなどの金属線、木
綿，レーヨン，フエノール，アラミド，ＰＢＯ，ＰＢ
Ｉ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなどの有機繊維、炭素
繊維，セラミック繊維などの無機繊維などが適宜使用で
きる。
は、ステンレス、インコネル，モネルなどの金属線、木
綿，レーヨン，フエノール，アラミド，ＰＢＯ，ＰＢ
Ｉ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなどの有機繊維、炭素
繊維，セラミック繊維などの無機繊維などが適宜使用で
きる。
【００１５】また、上記グランドパッキン１，２中にお
いて、上記編み糸１０Ａとしなかった編み糸について
は、膨張黒鉛または膨張黒鉛テープを用いた適宜の編み
糸を使用することができるが、例えば、図７（Ａ）
（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）に示すように、所定幅の膨張
黒鉛テープ３０を幅方向に縮まるように折り曲げ、この
折り曲げた膨張黒鉛テープ３０の外周全体をニット編み
又は編組体よりなる補強線材４０で被覆したものなどが
同タイプとなるので好ましい。
いて、上記編み糸１０Ａとしなかった編み糸について
は、膨張黒鉛または膨張黒鉛テープを用いた適宜の編み
糸を使用することができるが、例えば、図７（Ａ）
（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）に示すように、所定幅の膨張
黒鉛テープ３０を幅方向に縮まるように折り曲げ、この
折り曲げた膨張黒鉛テープ３０の外周全体をニット編み
又は編組体よりなる補強線材４０で被覆したものなどが
同タイプとなるので好ましい。
【００１６】このような編み糸１０Ａが編組グランドパ
ッキン１中に又はひねり加工されたグランドパッキン２
中に備えられていれば、図４に示すように、その膨張黒
鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３１に亀裂３２，３
２が発生していても、その亀裂３２，３２は、折り曲げ
られた膨張黒鉛テープ３０の外側片部３３の中（内側）
にありかつ外側片部３３と向かい合う状態になり、図５
のように、亀裂３２，３２がそのまま真っ直ぐに外へ露
出する場合に比べて、グランドパッキン１，２のシ−ル
性能の悪化を抑制することができる。
ッキン１中に又はひねり加工されたグランドパッキン２
中に備えられていれば、図４に示すように、その膨張黒
鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３１に亀裂３２，３
２が発生していても、その亀裂３２，３２は、折り曲げ
られた膨張黒鉛テープ３０の外側片部３３の中（内側）
にありかつ外側片部３３と向かい合う状態になり、図５
のように、亀裂３２，３２がそのまま真っ直ぐに外へ露
出する場合に比べて、グランドパッキン１，２のシ−ル
性能の悪化を抑制することができる。
【００１７】また、膨張黒鉛テープ３０の端部３１，３
１の亀裂３２，３２が、その端部３１，３１を乗り越え
て外側片部３３に至るかなり大きい場合にも、端部３
１，３１の折り返しによって、その亀裂３２，３２が例
えば２つに折られて縮小される状態になるので、グラン
ドパッキン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。
１の亀裂３２，３２が、その端部３１，３１を乗り越え
て外側片部３３に至るかなり大きい場合にも、端部３
１，３１の折り返しによって、その亀裂３２，３２が例
えば２つに折られて縮小される状態になるので、グラン
ドパッキン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。
【００１８】さらに、グランドパッキン１，２の製造後
に、これを所定寸法に圧縮成形したり、リングに圧縮成
形したり、或いは、シールの時に大きな締め付け力を受
けたりした場合にも、上記のような編み糸１０Ａを備え
ていれば、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３
１が折り返されているため、亀裂の発生や亀裂の拡大を
抑制することができる。
に、これを所定寸法に圧縮成形したり、リングに圧縮成
形したり、或いは、シールの時に大きな締め付け力を受
けたりした場合にも、上記のような編み糸１０Ａを備え
ていれば、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３
１が折り返されているため、亀裂の発生や亀裂の拡大を
抑制することができる。
【００１９】なお、上記のような編み糸１０Ａをグラン
ドパッキン１，２中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の端部３１，３１の亀裂の影響は少な
くなり、この亀裂によるグランドパッキン１、２のシ−
ル性能の悪化をより効果的に抑制することができるのは
勿論である。
ドパッキン１，２中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の端部３１，３１の亀裂の影響は少な
くなり、この亀裂によるグランドパッキン１、２のシ−
ル性能の悪化をより効果的に抑制することができるのは
勿論である。
【００２０】上記実施の形態では、グランドパッキン
１，２中に少なくとも１本以上、上記編み糸１０Ａとす
る場合を示したが、勿論、上記編み糸１０Ａの形態に限
らず、例えば図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すような編み
糸１０Ａの形態であってもよく、また、膨張黒鉛テープ
３０を幅方向に縮まるように折り曲げる折り曲げ方、補
強線材４０で膨張黒鉛テープ３０を被覆する被覆のさせ
方、及び膨張黒鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３１
を折り返す折り返し方は、それ以外の形態であってもよ
い。要は、それらの折り曲げ方、被覆のさせ方、及び折
り返し方は、本発明を逸脱しない範囲で種々設計変更が
可能である。なお、図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の各編み糸
１０Ａに対しては、上記実施の形態の編み糸１０Ａと対
応する部分に同一符号を付すことによって説明を省略す
る。
１，２中に少なくとも１本以上、上記編み糸１０Ａとす
る場合を示したが、勿論、上記編み糸１０Ａの形態に限
らず、例えば図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）に示すような編み
糸１０Ａの形態であってもよく、また、膨張黒鉛テープ
３０を幅方向に縮まるように折り曲げる折り曲げ方、補
強線材４０で膨張黒鉛テープ３０を被覆する被覆のさせ
方、及び膨張黒鉛テープ３０の幅方向の端部３１，３１
を折り返す折り返し方は、それ以外の形態であってもよ
い。要は、それらの折り曲げ方、被覆のさせ方、及び折
り返し方は、本発明を逸脱しない範囲で種々設計変更が
可能である。なお、図６（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の各編み糸
１０Ａに対しては、上記実施の形態の編み糸１０Ａと対
応する部分に同一符号を付すことによって説明を省略す
る。
【００２１】また、上記折り返す方向も、膨張黒鉛テー
プ３０の幅方向の両端部３１，３１を、その膨張黒鉛テ
ープ３０の中（内側）に向くように折り返す場合に限ら
ず、例えば、代表例として示す図８のように両端部３
１，３１を膨張黒鉛テープ３０の外側に向くように折り
返してもよいし、一方の端部３１は膨張黒鉛テープ３０
の外側で、他方の端部３１は膨張黒鉛テープ３０の内側
に向くように折り返してもよい。つまり、これらの折り
返す方向も、本発明を逸脱しない範囲で種々設計変更が
可能である。
プ３０の幅方向の両端部３１，３１を、その膨張黒鉛テ
ープ３０の中（内側）に向くように折り返す場合に限ら
ず、例えば、代表例として示す図８のように両端部３
１，３１を膨張黒鉛テープ３０の外側に向くように折り
返してもよいし、一方の端部３１は膨張黒鉛テープ３０
の外側で、他方の端部３１は膨張黒鉛テープ３０の内側
に向くように折り返してもよい。つまり、これらの折り
返す方向も、本発明を逸脱しない範囲で種々設計変更が
可能である。
【００２２】さらに、上記図４、図６、図７、及び図８
に例示の各実施の形態では、ニット編み又は編組体より
なる被覆の補強線材４０を使用する場合を示したが、こ
れに限らず、この補強線材４０に代えて、例えば代表例
として示す図９（Ａ）（Ｂ）のように膨張黒鉛テープ３
０の内部に所定間隔をあけて長手方向に向け複数本を埋
設した補強線材４１及び折り曲げた膨張黒鉛テープ３０
の間に長手方向に向け配置させた補強線材４２の少なく
ともいずれか一方を採用した編み糸１０Ａ、或いは、上
記補強線材４０及び上記補強線材４１、４２の全部を組
み合わせた編み糸１０Ａ、或いは補強線材４０といずれ
かの補強線材４１、４２とを組み合わせた編み糸１０Ａ
であってもよい。
に例示の各実施の形態では、ニット編み又は編組体より
なる被覆の補強線材４０を使用する場合を示したが、こ
れに限らず、この補強線材４０に代えて、例えば代表例
として示す図９（Ａ）（Ｂ）のように膨張黒鉛テープ３
０の内部に所定間隔をあけて長手方向に向け複数本を埋
設した補強線材４１及び折り曲げた膨張黒鉛テープ３０
の間に長手方向に向け配置させた補強線材４２の少なく
ともいずれか一方を採用した編み糸１０Ａ、或いは、上
記補強線材４０及び上記補強線材４１、４２の全部を組
み合わせた編み糸１０Ａ、或いは補強線材４０といずれ
かの補強線材４１、４２とを組み合わせた編み糸１０Ａ
であってもよい。
【００２３】なお、上記補強線材４１，４２の材質とし
ては、補強線材４０と同様、ステンレス、インコネル，
モネルなどの金属線、木綿，レーヨン，フエノール，ア
ラミド，ＰＢＯ，ＰＢＩ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫ
などの有機繊維、炭素繊維，セラミック繊維などの無機
繊維などが使用でき、また、場合によっては、それら補
強線材４１，４２と膨張黒鉛テープ３０とを接着剤を介
在させて互いに固定させてもよい。
ては、補強線材４０と同様、ステンレス、インコネル，
モネルなどの金属線、木綿，レーヨン，フエノール，ア
ラミド，ＰＢＯ，ＰＢＩ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫ
などの有機繊維、炭素繊維，セラミック繊維などの無機
繊維などが使用でき、また、場合によっては、それら補
強線材４１，４２と膨張黒鉛テープ３０とを接着剤を介
在させて互いに固定させてもよい。
【００２４】また、上記図４、図６、図７、図８、及び
図９に例示の各実施の形態では、膨張黒鉛テープ３０が
一枚の場合を示したが、勿論、一枚に限らず、膨張黒鉛
テープ３０を複数枚重ねて本発明を適用することもでき
るものである。
図９に例示の各実施の形態では、膨張黒鉛テープ３０が
一枚の場合を示したが、勿論、一枚に限らず、膨張黒鉛
テープ３０を複数枚重ねて本発明を適用することもでき
るものである。
【００２５】次に、図１，２に示す前述の編組グランド
パッキン１及びひねり加工されたグランドパッキン２中
において、それらを構成する編み糸が、ひねり加工され
た編み糸２０である場合について説明する。このひねり
加工された編み糸２０うち、少なくとも１本、好ましく
は半数以上、さらに好ましくは全部について、図１０に
示すように、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の少なくとも
外側の端部３１’が中（内側）に折り返され、その外周
全体がニット編み又は編組体よりなる補強線材４０で被
覆された編み糸２０Ａが備えられている。このグランド
パッキン１，２中の編み糸２０Ａをほどいた状態を示す
と、図１１のようなものである。
パッキン１及びひねり加工されたグランドパッキン２中
において、それらを構成する編み糸が、ひねり加工され
た編み糸２０である場合について説明する。このひねり
加工された編み糸２０うち、少なくとも１本、好ましく
は半数以上、さらに好ましくは全部について、図１０に
示すように、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の少なくとも
外側の端部３１’が中（内側）に折り返され、その外周
全体がニット編み又は編組体よりなる補強線材４０で被
覆された編み糸２０Ａが備えられている。このグランド
パッキン１，２中の編み糸２０Ａをほどいた状態を示す
と、図１１のようなものである。
【００２６】この編み糸２０Ａの補強線材４０について
も、ステンレス、インコネル，モネルなどの金属線、木
綿，レーヨン，フエノール，アラミド，ＰＢＯ，ＰＢ
Ｉ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなどの有機繊維、炭素
繊維，セラミック繊維などの無機繊維などが適宜使用で
きる。
も、ステンレス、インコネル，モネルなどの金属線、木
綿，レーヨン，フエノール，アラミド，ＰＢＯ，ＰＢ
Ｉ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなどの有機繊維、炭素
繊維，セラミック繊維などの無機繊維などが適宜使用で
きる。
【００２７】また、上記グランドパッキン１，２中にお
いて、上記編み糸２０Ａとしなかった編み糸としては、
これも膨張黒鉛または膨張黒鉛テープを用いた適宜の編
み糸を使用することができるが、例えば図１２に示すよ
うな所定幅の膨張黒鉛テープ３０をひねり加工して、そ
の外周全体をニット編み又は編組体よりなる補強線材４
０で被覆した編み糸などが同タイプとなるので好まし
い。
いて、上記編み糸２０Ａとしなかった編み糸としては、
これも膨張黒鉛または膨張黒鉛テープを用いた適宜の編
み糸を使用することができるが、例えば図１２に示すよ
うな所定幅の膨張黒鉛テープ３０をひねり加工して、そ
の外周全体をニット編み又は編組体よりなる補強線材４
０で被覆した編み糸などが同タイプとなるので好まし
い。
【００２８】このような編み糸２０Ａが編組グランドパ
ッキン１中に又はひねり加工されたグランドパッキン２
中に備えられていれば、図１０に示すように、膨張黒鉛
テープ３０の幅方向の両端部３１’，３１”に亀裂３
２，３２が発生していても、その亀裂３２，３２は、ひ
ねり加工された膨張黒鉛テープ３０の中（内側）にあり
かつ外側片部３３と向かい合う状態になり、亀裂３２，
３２がそのまま全て外に露出する場合に比べて、グラン
ドパッキン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。
ッキン１中に又はひねり加工されたグランドパッキン２
中に備えられていれば、図１０に示すように、膨張黒鉛
テープ３０の幅方向の両端部３１’，３１”に亀裂３
２，３２が発生していても、その亀裂３２，３２は、ひ
ねり加工された膨張黒鉛テープ３０の中（内側）にあり
かつ外側片部３３と向かい合う状態になり、亀裂３２，
３２がそのまま全て外に露出する場合に比べて、グラン
ドパッキン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することが
できる。
【００２９】また、膨張黒鉛テープ３０の外側の端部３
１’の亀裂３２が、その外側端部３１’を乗り越えて外
側片部３３に至るかなり大きい場合にも、外側の端部３
１’の折り返しによって、その亀裂３２，が例えば２つ
に折られて縮小される状態になるので、グランドパッキ
ン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することができる。
１’の亀裂３２が、その外側端部３１’を乗り越えて外
側片部３３に至るかなり大きい場合にも、外側の端部３
１’の折り返しによって、その亀裂３２，が例えば２つ
に折られて縮小される状態になるので、グランドパッキ
ン１，２のシ−ル性能の悪化を抑制することができる。
【００３０】さらに、グランドパッキン１，２の製造後
に、これを所定寸法に圧縮成形したり、リングに圧縮成
形したり、或いは、シールの時に大きな締め付け力を受
けたりした場合にも、上記のような編み糸２０Ａを備え
ていれば、膨張黒鉛テープ３０の外側の端部３１’が折
り返されているため、亀裂の発生や亀裂の拡大を抑制す
ることができる。
に、これを所定寸法に圧縮成形したり、リングに圧縮成
形したり、或いは、シールの時に大きな締め付け力を受
けたりした場合にも、上記のような編み糸２０Ａを備え
ていれば、膨張黒鉛テープ３０の外側の端部３１’が折
り返されているため、亀裂の発生や亀裂の拡大を抑制す
ることができる。
【００３１】なお、上記のような編み糸２０Ａをグラン
ドパッキン１，２中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の外側の端部３１’の亀裂による影響
は少なくなり、この亀裂によるグランドパッキン１、２
のシ−ル性能の悪化をより効果的に抑制することができ
るのは勿論である。
ドパッキン１，２中に増やせば増やすほど、膨張黒鉛テ
ープ３０の幅方向の外側の端部３１’の亀裂による影響
は少なくなり、この亀裂によるグランドパッキン１、２
のシ−ル性能の悪化をより効果的に抑制することができ
るのは勿論である。
【００３２】上記実施の形態では、グランドパッキン
１，２中に少なくとも１本以上、上記編み糸２０Ａとす
る場合を示したが、勿論、上記編み糸２０Ａの形態に限
らず、例えばグランドパッキン１，２中の編み糸２０Ａ
をほどいた状態で示す図１３のように、膨張黒鉛テープ
３０の幅方向の外側端部３１’及び内側端部３１”の双
方を内側に折り返すようにしてもよいし、或いは、図示
しないが双方を外側に折り返えしたり、双方の折り返す
方向を互いに逆にしたりしてもよい。
１，２中に少なくとも１本以上、上記編み糸２０Ａとす
る場合を示したが、勿論、上記編み糸２０Ａの形態に限
らず、例えばグランドパッキン１，２中の編み糸２０Ａ
をほどいた状態で示す図１３のように、膨張黒鉛テープ
３０の幅方向の外側端部３１’及び内側端部３１”の双
方を内側に折り返すようにしてもよいし、或いは、図示
しないが双方を外側に折り返えしたり、双方の折り返す
方向を互いに逆にしたりしてもよい。
【００３３】また、膨張黒鉛テープ３０の幅を広く設定
した場合には、グランドパッキン１，２中の編み糸２０
Ａをほどいた状態で示す図１４のように、膨張黒鉛テー
プ３０の幅方向の少なくとも外側の端部３１’を折り返
すと共に幅方向を屈曲または折り畳んで縮めるようにし
たり、或いは図１５のように、膨張黒鉛テープ３０の幅
方向の両端部３１’３１”の折り返す方向を互いに逆に
して幅方向を屈曲または折り畳んで縮めるようにしたり
してもよい。
した場合には、グランドパッキン１，２中の編み糸２０
Ａをほどいた状態で示す図１４のように、膨張黒鉛テー
プ３０の幅方向の少なくとも外側の端部３１’を折り返
すと共に幅方向を屈曲または折り畳んで縮めるようにし
たり、或いは図１５のように、膨張黒鉛テープ３０の幅
方向の両端部３１’３１”の折り返す方向を互いに逆に
して幅方向を屈曲または折り畳んで縮めるようにしたり
してもよい。
【００３４】さらに、グランドパッキン１，２中の編み
糸２０Ａの断面状態で示す図１６のような折り畳み形態
であってもよく、また、膨張黒鉛テープ３０の補強線材
４０による被覆のさせ方として、補強線材４０が膨張黒
鉛テープ３０の折り畳み面に介在するような被覆形態で
あってもよい。
糸２０Ａの断面状態で示す図１６のような折り畳み形態
であってもよく、また、膨張黒鉛テープ３０の補強線材
４０による被覆のさせ方として、補強線材４０が膨張黒
鉛テープ３０の折り畳み面に介在するような被覆形態で
あってもよい。
【００３５】つまり、補強線材４０による膨張黒鉛テー
プ３０の被覆形態、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の両端
部３１’３１”の折り返し形態、及びその折り返す方向
は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を
逸脱しない範囲で種々設計変更が可能である。
プ３０の被覆形態、膨張黒鉛テープ３０の幅方向の両端
部３１’３１”の折り返し形態、及びその折り返す方向
は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を
逸脱しない範囲で種々設計変更が可能である。
【００３６】また、上記図１０、図１３、図１４、図１
５、図１６、及び図１７に例示の各実施の形態では、ニ
ット編み又は編組体よりなる被覆の補強線材４０を使用
する場合を示したが、これに限らず、この補強線材４０
に代えて、例えば代表例として示す図１８のように膨張
黒鉛テープ３０の内部に所定間隔あけて長手方向に向け
複数本を埋設した補強線材４１及び折り曲げられた膨張
黒鉛テープ３０の間に長手方向に向け配置させた補強線
材４２の少なくともいずれか一方を採用した編み糸２０
Ａ、或いは、上記補強線材４０及び上記補強線材４１、
４２の全部を組み合わせた編み糸２０Ａ、或いは補強線
材４０といずれかの補強線材４１、４２とを組み合わせ
た編み糸２０Ａであってもよい。
５、図１６、及び図１７に例示の各実施の形態では、ニ
ット編み又は編組体よりなる被覆の補強線材４０を使用
する場合を示したが、これに限らず、この補強線材４０
に代えて、例えば代表例として示す図１８のように膨張
黒鉛テープ３０の内部に所定間隔あけて長手方向に向け
複数本を埋設した補強線材４１及び折り曲げられた膨張
黒鉛テープ３０の間に長手方向に向け配置させた補強線
材４２の少なくともいずれか一方を採用した編み糸２０
Ａ、或いは、上記補強線材４０及び上記補強線材４１、
４２の全部を組み合わせた編み糸２０Ａ、或いは補強線
材４０といずれかの補強線材４１、４２とを組み合わせ
た編み糸２０Ａであってもよい。
【００３７】なお、上記補強線材４１，４２の材質とし
ても、前述のとおり、ステンレス、インコネル，モネル
などの金属線、木綿，レーヨン，フエノール，アラミ
ド，ＰＢＯ，ＰＢＩ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなど
の有機繊維、炭素繊維，セラミック繊維などの無機繊維
などが適宜使用できることはいうまでもなく、また、場
合によって、それら補強線材４１，４２と膨張黒鉛テー
プ３０とを接着剤を介在させて互いに固定させるように
してもよいことはいうまでもないことである。
ても、前述のとおり、ステンレス、インコネル，モネル
などの金属線、木綿，レーヨン，フエノール，アラミ
ド，ＰＢＯ，ＰＢＩ，ＰＴＦＥ，ＰＰＳ，ＰＥＥＫなど
の有機繊維、炭素繊維，セラミック繊維などの無機繊維
などが適宜使用できることはいうまでもなく、また、場
合によって、それら補強線材４１，４２と膨張黒鉛テー
プ３０とを接着剤を介在させて互いに固定させるように
してもよいことはいうまでもないことである。
【００３８】また、上記図１０、図１３、図１４、図１
５、図１６、及び図１７に例示の各実施の形態において
は、膨張黒鉛テープ３０を一枚使用する場合を示した
が、勿論、膨張黒鉛テープ３０を複数枚重ねて本発明を
実施することができることはいうまでもないことであ
る。
５、図１６、及び図１７に例示の各実施の形態において
は、膨張黒鉛テープ３０を一枚使用する場合を示した
が、勿論、膨張黒鉛テープ３０を複数枚重ねて本発明を
実施することができることはいうまでもないことであ
る。
【００３９】さらに、上記全実施形態に共通していえる
ことであるが、図１，２に例示した編組グランドパッキ
ン１及びひねり加工のグランドパッキン２に限定される
ものではなく、中芯なし或いは中芯入りの種々の編組グ
ランドパッキン及びひねり加工のグランドパッキンに適
用することができ、また、本発明の特徴的なグランドパ
ッキン中の編み糸の形成時期としては、編組前またはひ
ねり加工前に限らず、編組またはひねり加工時であって
もよく、さらに、グランドパッキンが後に所定寸法に圧
縮成形されたり、リング状に成形されたり、或いは装置
にセットされた時に強い締め付け力を受けたりして、膨
張黒鉛テープ３０の幅方向の端部に亀裂の発生や亀裂の
拡大が起こることを抑制したい場合は、その圧縮力が作
用する時に折り返しを完成させるようして亀裂の発生や
亀裂の拡大を抑制するようにしてもよい。
ことであるが、図１，２に例示した編組グランドパッキ
ン１及びひねり加工のグランドパッキン２に限定される
ものではなく、中芯なし或いは中芯入りの種々の編組グ
ランドパッキン及びひねり加工のグランドパッキンに適
用することができ、また、本発明の特徴的なグランドパ
ッキン中の編み糸の形成時期としては、編組前またはひ
ねり加工前に限らず、編組またはひねり加工時であって
もよく、さらに、グランドパッキンが後に所定寸法に圧
縮成形されたり、リング状に成形されたり、或いは装置
にセットされた時に強い締め付け力を受けたりして、膨
張黒鉛テープ３０の幅方向の端部に亀裂の発生や亀裂の
拡大が起こることを抑制したい場合は、その圧縮力が作
用する時に折り返しを完成させるようして亀裂の発生や
亀裂の拡大を抑制するようにしてもよい。
【００４０】
【発明の効果】以上のように、本発明のグランドパッキ
ンによれば、膨張黒鉛テープの幅方向の端部に発生して
いる或いはこれから発生する亀裂により、グランドパッ
キンのシ−ル性能が悪化するという事態を抑制すること
ができ、信頼性の高い安定したシ−ル性能を発揮するグ
ランドパッキンを提供できるものである。
ンによれば、膨張黒鉛テープの幅方向の端部に発生して
いる或いはこれから発生する亀裂により、グランドパッ
キンのシ−ル性能が悪化するという事態を抑制すること
ができ、信頼性の高い安定したシ−ル性能を発揮するグ
ランドパッキンを提供できるものである。
【図１】請求項１，３に記載の発明に係る編組グランド
パッキンの形態の一例を示す概略外観斜視図である。
パッキンの形態の一例を示す概略外観斜視図である。
【図２】請求項２，４に記載の発明に係るひねり加工さ
れたグランドパッキンの形態の一例を示す概略外観斜視
図である。
れたグランドパッキンの形態の一例を示す概略外観斜視
図である。
【図３】請求項１，２に記載の発明に係るグランドパッ
キン中の編み糸を示す部分拡大斜視図である。
キン中の編み糸を示す部分拡大斜視図である。
【図４】図３の編み糸の断面図である。
【図５】比較例の編み糸の断面図である。
【図６】（Ａ）〜（Ｃ）は請求項１，２に記載の発明に
係るグランドパッキン中の編み糸の他の実施形態を示す
断面図である。請求項３に記載の発明の実施の形態を示
す斜視図である。
係るグランドパッキン中の編み糸の他の実施形態を示す
断面図である。請求項３に記載の発明の実施の形態を示
す斜視図である。
【図７】（Ａ）〜（Ｅ）は請求項１，２に記載の発明に
係るグランドパッキン中の編み糸と組み合わせる編み糸
を示す断面図である。
係るグランドパッキン中の編み糸と組み合わせる編み糸
を示す断面図である。
【図８】請求項１，２に記載の発明に係るグランドパッ
キン中の編み糸の他の実施形態を示す断面図である。
キン中の編み糸の他の実施形態を示す断面図である。
【図９】請求項１，２に記載の発明に係るグランドパッ
キン中の編み糸のさらに他の実施形態を示す断面図であ
る。
キン中の編み糸のさらに他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図１０】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸を示す断面図である。
ッキン中の編み糸を示す断面図である。
【図１１】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸をほどいた状態で示す斜視図である。
ッキン中の編み糸をほどいた状態で示す斜視図である。
【図１２】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸と組み合わせる編み糸を示す断面図で
ある。
ッキン中の編み糸と組み合わせる編み糸を示す断面図で
ある。
【図１３】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸の他の実施形態をほどいた状態で示す
斜視図である。
ッキン中の編み糸の他の実施形態をほどいた状態で示す
斜視図である。
【図１４】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸のさらに他の実施形態をほどいた状態
で示す斜視図である。
ッキン中の編み糸のさらに他の実施形態をほどいた状態
で示す斜視図である。
【図１５】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸のさらなる他の実施形態をほどいた状
態で示す斜視図である。
ッキン中の編み糸のさらなる他の実施形態をほどいた状
態で示す斜視図である。
【図１６】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸の他の変形形態を示す断面図である。
ッキン中の編み糸の他の変形形態を示す断面図である。
【図１７】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸のさらに他の変形形態を示す断面図で
ある。
ッキン中の編み糸のさらに他の変形形態を示す断面図で
ある。
【図１８】請求項３，４に記載の発明に係るグランドパ
ッキン中の編み糸のさらなる他の変形形態を示す断面図
である。
ッキン中の編み糸のさらなる他の変形形態を示す断面図
である。
１ 編組グランドパッキン ２ ひねり加工されたグランドパッキン １０ グランドパッキン中の編み糸 １０Ａ 膨張黒鉛テープの両端部が折り返された編み糸 ２０ グランドパッキン中の編み糸 ２０Ａ 膨張黒鉛テープの外側の端部が折り返された編
み糸 ３０ 膨張黒鉛テープ ３１ 膨張黒鉛テープの幅方向の端部 ３１’ 膨張黒鉛テープの幅方向の外側の端部 ３１” 膨張黒鉛テープの幅方向の内側の端部 ３２ 亀裂 ３３ 膨張黒鉛テープの外側片部 ４０ 補強線材 ４１ 補強線材 ４２ 補強線材
み糸 ３０ 膨張黒鉛テープ ３１ 膨張黒鉛テープの幅方向の端部 ３１’ 膨張黒鉛テープの幅方向の外側の端部 ３１” 膨張黒鉛テープの幅方向の内側の端部 ３２ 亀裂 ３３ 膨張黒鉛テープの外側片部 ４０ 補強線材 ４１ 補強線材 ４２ 補強線材
Claims (4)
- 【請求項１】 編組グランドパッキン中の複数本の編み
糸において、それらの編み糸の中には、膨張黒鉛テープ
が幅方向に縮まるように折り曲げられており、かつこの
折り曲げられた膨張黒鉛テープの幅方向の両端部が折り
返されている編み糸が備えられていることを特徴とする
グランドパッキン。 - 【請求項２】 ひねり加工したグランドパッキン中の複
数本の編み糸において、それらの編み糸の中には、膨張
黒鉛テープが幅方向に縮まるように折り曲げられてお
り、かつこの折り曲げられた膨張黒鉛テープの幅方向の
両端部が折り返されている編み糸が備えられていること
を特徴とするグランドパッキン。 - 【請求項３】 編組グランドパッキン中の複数本の編み
糸において、それらの編み糸の中には、膨張黒鉛テープ
がひねり加工されており、かつこのひねり加工された膨
張黒鉛テープの幅方向の少なくとも外側の端部が折り返
されている編み糸が備えられていることを特徴とするグ
ランドパッキン。 - 【請求項４】 ひねり加工したグランドパッキン中の複
数本の編み糸において、それらの編み糸の中には、膨張
黒鉛テープがひねり加工されており、かつこのひねり加
工された膨張黒鉛テープの幅方向の少なくとも外側の端
部が折り返されている編み糸が備えられていることを特
徴とするグランドパッキン。
Priority Applications (8)
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|---|---|---|---|
| JP36991199A JP2001182839A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | グランドパッキン |
| KR10-2001-7010653A KR100448588B1 (ko) | 1999-12-27 | 2000-12-25 | 글랜드패킹 |
| US09/926,014 US6568689B1 (en) | 1999-12-27 | 2000-12-25 | Gland packing |
| EP00987726A EP1193428B1 (en) | 1999-12-27 | 2000-12-25 | Gland packing |
| PCT/JP2000/009177 WO2001048403A1 (fr) | 1999-12-27 | 2000-12-25 | Garniture d'étanchéité |
| DE60037421T DE60037421T2 (de) | 1999-12-27 | 2000-12-25 | Stopfbuchspackung |
| TW089127886A TW546448B (en) | 1999-12-27 | 2000-12-26 | Gland packing |
| US10/401,573 US7086650B2 (en) | 1999-12-27 | 2003-03-31 | Gland packing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36991199A JP2001182839A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | グランドパッキン |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007061999A Division JP4759530B2 (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | グランドパッキン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001182839A true JP2001182839A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18495620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36991199A Pending JP2001182839A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | グランドパッキン |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6568689B1 (ja) |
| EP (1) | EP1193428B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001182839A (ja) |
| KR (1) | KR100448588B1 (ja) |
| DE (1) | DE60037421T2 (ja) |
| TW (1) | TW546448B (ja) |
| WO (1) | WO2001048403A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011144929A (ja) * | 2011-02-09 | 2011-07-28 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | グランドパッキン |
| JP2013100903A (ja) * | 2012-12-26 | 2013-05-23 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | グランドパッキン |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7353645B2 (en) | 2002-09-11 | 2008-04-08 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | Material for gland packing and the gland packing |
| EP1541911B1 (en) * | 2002-09-11 | 2007-08-01 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | Material for gland packing and the gland packing |
| KR100681887B1 (ko) * | 2002-09-11 | 2007-02-12 | 니폰 필라고교 가부시키가이샤 | 글랜드패킹재료 및 글랜드패킹 |
| JP4252814B2 (ja) * | 2003-01-31 | 2009-04-08 | ジャパンマテックス株式会社 | パッキン材料及びこの材料を用いたグランドパッキン |
| JP4551396B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-09-29 | 株式会社湯山製作所 | 薬品払出装置 |
| JP4601386B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2010-12-22 | 株式会社湯山製作所 | 薬剤カート |
| US8468777B2 (en) * | 2005-02-16 | 2013-06-25 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | Tablet filling device |
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