JPH06129544A - グランドパッキン - Google Patents
グランドパッキンInfo
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- JPH06129544A JPH06129544A JP4280344A JP28034492A JPH06129544A JP H06129544 A JPH06129544 A JP H06129544A JP 4280344 A JP4280344 A JP 4280344A JP 28034492 A JP28034492 A JP 28034492A JP H06129544 A JPH06129544 A JP H06129544A
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- JP
- Japan
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- knitting yarn
- gland packing
- expanded graphite
- passing
- reinforcing
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 補強材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛
編糸1と、補強材が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛
編糸2とが、角形編組体に編組されてなり、前記外周補
強膨張黒鉛編糸1が前記角形編組体の角部を通過し、か
つ前記内部補強膨張黒鉛編糸2が前記角形編組体の側面
部を通過するように構成したグランドパッキン。 【効果】 耐熱性およびシール性に優れ、しかも高締め
付け時にグランドパッキンの角部が、スタフィングボッ
クスとステムとの隙間などから食み出すことがない。
編糸1と、補強材が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛
編糸2とが、角形編組体に編組されてなり、前記外周補
強膨張黒鉛編糸1が前記角形編組体の角部を通過し、か
つ前記内部補強膨張黒鉛編糸2が前記角形編組体の側面
部を通過するように構成したグランドパッキン。 【効果】 耐熱性およびシール性に優れ、しかも高締め
付け時にグランドパッキンの角部が、スタフィングボッ
クスとステムとの隙間などから食み出すことがない。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、膨張黒鉛を主成分とする
グランドパッキンに関するものである。
グランドパッキンに関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から、金属線などの芯材に膨
張黒鉛を巻き付けてなる膨張黒鉛糸を格子編、八ツ編、
撚り合せなどの編組方法で編組した膨張黒鉛製グランド
パッキン(内部補強形膨張黒鉛製グランドパッキン)が
知られている。このような膨張黒鉛製グランドパッキン
は、シール性が良好であるが、高締め付け時にスタフィ
ングボックスとステムとの隙間などからグランドパッキ
ンの角部が食み出すなど機械的強度に劣るという問題点
がある。
張黒鉛を巻き付けてなる膨張黒鉛糸を格子編、八ツ編、
撚り合せなどの編組方法で編組した膨張黒鉛製グランド
パッキン(内部補強形膨張黒鉛製グランドパッキン)が
知られている。このような膨張黒鉛製グランドパッキン
は、シール性が良好であるが、高締め付け時にスタフィ
ングボックスとステムとの隙間などからグランドパッキ
ンの角部が食み出すなど機械的強度に劣るという問題点
がある。
【0003】この問題点を解決するために、アラミッド
繊維などをニット編したもので膨張黒鉛を被覆してなる
膨張黒鉛編糸を編組した外部補強形膨張黒鉛製グランド
パッキンなどが用いられている。しかしながら外部補強
形膨張黒鉛製グランドパッキンは、食み出しを防止する
効果は充分であるが、シール性に劣るという問題点があ
る。このためグランドパッキンの食み出しを防止し、か
つ良好なシール性を得ようとすると、膨張黒鉛テープを
成形したグランドパッキンまたは内部補強形膨張黒鉛製
グランドパッキンと、外部補強形膨張黒鉛製グランドパ
ッキンとをそれぞれ組み合わせて使用する必要があっ
た。すなわち、グランドパッキンをステムに複数連設し
て装着するに際し、両端部のグランドパッキンとして外
周補強形膨張黒鉛製グランドパッキンを用い、他を膨張
黒鉛テープを成形したグランドパッキンまたは内部補強
形膨張黒鉛製グランドパッキンを用いることにより、食
み出しを防止し、かつシール性を得ていた。
繊維などをニット編したもので膨張黒鉛を被覆してなる
膨張黒鉛編糸を編組した外部補強形膨張黒鉛製グランド
パッキンなどが用いられている。しかしながら外部補強
形膨張黒鉛製グランドパッキンは、食み出しを防止する
効果は充分であるが、シール性に劣るという問題点があ
る。このためグランドパッキンの食み出しを防止し、か
つ良好なシール性を得ようとすると、膨張黒鉛テープを
成形したグランドパッキンまたは内部補強形膨張黒鉛製
グランドパッキンと、外部補強形膨張黒鉛製グランドパ
ッキンとをそれぞれ組み合わせて使用する必要があっ
た。すなわち、グランドパッキンをステムに複数連設し
て装着するに際し、両端部のグランドパッキンとして外
周補強形膨張黒鉛製グランドパッキンを用い、他を膨張
黒鉛テープを成形したグランドパッキンまたは内部補強
形膨張黒鉛製グランドパッキンを用いることにより、食
み出しを防止し、かつシール性を得ていた。
【0004】また、特開昭64−26069号公報に
は、多数本の編糸を角形編組構造体に編組させてなり、
当該編組構造体の角部を通過する編糸がアラミッド繊維
などの高強度繊維からなり且つ角部を通過しない編糸が
膨張黒鉛を主体としてなるグランドパッキンが示されて
いる。しかしながら、このようなグランドパッキンであ
っても使用条件によっては、耐熱性、耐薬品性が劣る
か、あるいはシール性が充分に得られないことがある。
は、多数本の編糸を角形編組構造体に編組させてなり、
当該編組構造体の角部を通過する編糸がアラミッド繊維
などの高強度繊維からなり且つ角部を通過しない編糸が
膨張黒鉛を主体としてなるグランドパッキンが示されて
いる。しかしながら、このようなグランドパッキンであ
っても使用条件によっては、耐熱性、耐薬品性が劣る
か、あるいはシール性が充分に得られないことがある。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記のような状況に鑑みてなさ
れたものであって、耐熱性およびシール性に優れ、しか
も高締め付け時にスタフィングボックスとステムとの隙
間などからグランドパッキンの角部が食み出すことがな
いような膨張黒鉛製グランドパッキンを提供することを
目的としている。
れたものであって、耐熱性およびシール性に優れ、しか
も高締め付け時にスタフィングボックスとステムとの隙
間などからグランドパッキンの角部が食み出すことがな
いような膨張黒鉛製グランドパッキンを提供することを
目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係るグランドパッキンは、補強
材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸と、補強材
が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸とが、角形編
組体に編組されてなり、前記外周補強膨張黒鉛編糸が前
記角形編組体の角部を通過し、かつ前記内部補強膨張黒
鉛編糸が前記角形編組体の側面部を通過するように構成
されていることを特徴としている。
材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸と、補強材
が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸とが、角形編
組体に編組されてなり、前記外周補強膨張黒鉛編糸が前
記角形編組体の角部を通過し、かつ前記内部補強膨張黒
鉛編糸が前記角形編組体の側面部を通過するように構成
されていることを特徴としている。
【0007】このようなグランドパッキンは、角部が補
強材が外周に設けられ補強された編糸からなっているの
で、高締め付け時にグランドパッキンの角部がスタフィ
ングボックスとステムとの隙間から食み出すことがな
く、また膨張黒鉛を主体として形成されているので耐熱
性およびシール性に優れている。
強材が外周に設けられ補強された編糸からなっているの
で、高締め付け時にグランドパッキンの角部がスタフィ
ングボックスとステムとの隙間から食み出すことがな
く、また膨張黒鉛を主体として形成されているので耐熱
性およびシール性に優れている。
【0008】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るグランドパッ
キンについて具体的に説明する。図1(A)は、本発明
に係るグランドパッキンの一実施例を示す部分側面図で
あり、図1(B)は、(A)に示すグランドパッキンを
構成する編糸の通過経路を示す説明図である。図2
(A)は、本発明に係るグランドパッキンの他の実施例
を示す部分側面図であり、図2(B)は、(A)に示す
グランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す説明
図である。図3(A)は、本発明に係るグランドパッキ
ンの他の実施例を示す部分側面図であり、図3(B)
は、(A)に示すグランドパッキンを構成する編糸の通
過経路を示す説明図である。図4(A)は、本発明に係
るグランドパッキンの他の実施例を示す部分側面図であ
り、図4(B)は、(A)に示すグランドパッキンを構
成する編糸の通過経路を示す説明図である。
キンについて具体的に説明する。図1(A)は、本発明
に係るグランドパッキンの一実施例を示す部分側面図で
あり、図1(B)は、(A)に示すグランドパッキンを
構成する編糸の通過経路を示す説明図である。図2
(A)は、本発明に係るグランドパッキンの他の実施例
を示す部分側面図であり、図2(B)は、(A)に示す
グランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す説明
図である。図3(A)は、本発明に係るグランドパッキ
ンの他の実施例を示す部分側面図であり、図3(B)
は、(A)に示すグランドパッキンを構成する編糸の通
過経路を示す説明図である。図4(A)は、本発明に係
るグランドパッキンの他の実施例を示す部分側面図であ
り、図4(B)は、(A)に示すグランドパッキンを構
成する編糸の通過経路を示す説明図である。
【0009】図1(A)に示すグランドパッキン10
は、補強材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸1
と補強材が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸2と
が格子編により角形編組体に編組されている。
は、補強材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸1
と補強材が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸2と
が格子編により角形編組体に編組されている。
【0010】本実施例のグランドパッキン10では、図
1(B)に示すように、グランドパッキン10の一方の
対向する角部および内部を通る経路1a、または他の対
向する角部および内部を通る経路1bを通過する編糸に
は、外周補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グラン
ドパッキン10の4側面部および内部を通る経路2aを
通過する編糸には、内部補強膨張黒鉛編糸2が使用され
ている。このグランドパッキン10を構成する編糸の数
は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2
との合計で通常16本、18本または20本である。
1(B)に示すように、グランドパッキン10の一方の
対向する角部および内部を通る経路1a、または他の対
向する角部および内部を通る経路1bを通過する編糸に
は、外周補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グラン
ドパッキン10の4側面部および内部を通る経路2aを
通過する編糸には、内部補強膨張黒鉛編糸2が使用され
ている。このグランドパッキン10を構成する編糸の数
は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2
との合計で通常16本、18本または20本である。
【0011】外周補強膨張黒鉛編糸1は、膨張黒鉛の外
周に補強材が設けられている、このような外周補強膨張
黒鉛編糸1としては、厚さ0.2〜1.0mm、幅2.0
〜10.0mm程度の帯状の膨張黒鉛シートを複数枚積
層し、その表面を後述するような高強度繊維でニット編
または袋編して被覆したもの、あるいは金属線などで膨
張黒鉛の外周を螺旋状に巻回したものなどが用いられ
る。外周補強膨張黒鉛編糸1に用いられる膨張黒鉛とし
ては、炭素含有率が96.5以上、密度が0.5g/cm
3 以上のものが好ましい。また、高強度繊維としては5
0MPa以上の強度を有する繊維が用いられ、具体的に
は、炭素繊維、金属繊維、アラミッド繊維、ガラス繊
維、セラミック繊維などが挙げられる。このような高強
度繊維の繊維径は、通常0.1〜10μmである。金属
線としては、ステンレス、銅合金、アルミ合金、モネ
ル、インコネルなどからなり、直径が0.1〜0.3mm
の金属線が挙げられる。
周に補強材が設けられている、このような外周補強膨張
黒鉛編糸1としては、厚さ0.2〜1.0mm、幅2.0
〜10.0mm程度の帯状の膨張黒鉛シートを複数枚積
層し、その表面を後述するような高強度繊維でニット編
または袋編して被覆したもの、あるいは金属線などで膨
張黒鉛の外周を螺旋状に巻回したものなどが用いられ
る。外周補強膨張黒鉛編糸1に用いられる膨張黒鉛とし
ては、炭素含有率が96.5以上、密度が0.5g/cm
3 以上のものが好ましい。また、高強度繊維としては5
0MPa以上の強度を有する繊維が用いられ、具体的に
は、炭素繊維、金属繊維、アラミッド繊維、ガラス繊
維、セラミック繊維などが挙げられる。このような高強
度繊維の繊維径は、通常0.1〜10μmである。金属
線としては、ステンレス、銅合金、アルミ合金、モネ
ル、インコネルなどからなり、直径が0.1〜0.3mm
の金属線が挙げられる。
【0012】外周補強膨張黒鉛編糸1においては、膨張
黒鉛と補強材との重量比(膨張黒鉛/補強材)は、使用
する補強材の種類により異なるが、たとえば補強材が金
属繊維である場合には通常70/30〜30/70であ
り、補強材がアラミッド繊維である場合には通常90/
10〜60/40である。
黒鉛と補強材との重量比(膨張黒鉛/補強材)は、使用
する補強材の種類により異なるが、たとえば補強材が金
属繊維である場合には通常70/30〜30/70であ
り、補強材がアラミッド繊維である場合には通常90/
10〜60/40である。
【0013】内部補強膨張黒鉛編糸2は、帯状の膨張黒
鉛シートを折り畳んだ編糸であってもよく、厚さ0.0
05〜0.2mm程度の金属箔などに帯状の膨張黒鉛製
シートを積層被覆してなる編糸であってもよく、あるい
は太さ0.1〜0.3mm程度の金属線、アラミッド繊維
などの高強度繊維に帯状の膨張黒鉛を螺旋状に巻き付
け、あるいは撚った編糸であってもよい。内部補強膨張
黒鉛編糸2に用いられる膨張黒鉛としては、炭素含有率
が96.5以上、密度が0.5g/cm3 以上のものが好
ましい。
鉛シートを折り畳んだ編糸であってもよく、厚さ0.0
05〜0.2mm程度の金属箔などに帯状の膨張黒鉛製
シートを積層被覆してなる編糸であってもよく、あるい
は太さ0.1〜0.3mm程度の金属線、アラミッド繊維
などの高強度繊維に帯状の膨張黒鉛を螺旋状に巻き付
け、あるいは撚った編糸であってもよい。内部補強膨張
黒鉛編糸2に用いられる膨張黒鉛としては、炭素含有率
が96.5以上、密度が0.5g/cm3 以上のものが好
ましい。
【0014】本発明に係るグランドパッキン10は、角
部を通過する編糸が補強材が外周に補強材が設けられ補
強された外周補強膨張黒鉛編糸1であるため角部の剛性
が高く形状保持性に優れている。このため、このグラン
ドパッキン10をステムに装着すると、外周補強膨張黒
鉛編糸1が通過する角部が、スタフィングボックスとス
テムとで形成される隙間の端部、またはパッキン押えと
ステムとで形成される隙間の端部に当接することにな
り、高締め付け時に、グランドパッキンの角部がスタフ
ィングボックスとステムとの隙間などから食み出すこと
がない。また、膨張黒鉛を主体として構成され、側面部
を通過する編糸が外周部が膨張黒鉛からなる内部補強膨
張黒鉛編糸2であるため、耐熱性およびシール性に優れ
ている。さらに、長期間にわたって使用した後にグラン
ドパッキン10を交換する場合にも、このグランドパッ
キン10の角部を通過する外周補強膨張黒鉛編糸1がグ
ランドパッキン10全体を補強することになるため、使
用中にほとんど型崩れが起こらないのでグランドパッキ
ン10を容易に取り出すことができ、グランドパッキン
10の取替作業が迅速容易なものとなる。
部を通過する編糸が補強材が外周に補強材が設けられ補
強された外周補強膨張黒鉛編糸1であるため角部の剛性
が高く形状保持性に優れている。このため、このグラン
ドパッキン10をステムに装着すると、外周補強膨張黒
鉛編糸1が通過する角部が、スタフィングボックスとス
テムとで形成される隙間の端部、またはパッキン押えと
ステムとで形成される隙間の端部に当接することにな
り、高締め付け時に、グランドパッキンの角部がスタフ
ィングボックスとステムとの隙間などから食み出すこと
がない。また、膨張黒鉛を主体として構成され、側面部
を通過する編糸が外周部が膨張黒鉛からなる内部補強膨
張黒鉛編糸2であるため、耐熱性およびシール性に優れ
ている。さらに、長期間にわたって使用した後にグラン
ドパッキン10を交換する場合にも、このグランドパッ
キン10の角部を通過する外周補強膨張黒鉛編糸1がグ
ランドパッキン10全体を補強することになるため、使
用中にほとんど型崩れが起こらないのでグランドパッキ
ン10を容易に取り出すことができ、グランドパッキン
10の取替作業が迅速容易なものとなる。
【0015】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明では上記実施例に限定されず種々変形可能で
あり、例えば後述するような構成であってもよい。図2
(A)に示すグランドパッキン10は、外周補強膨張黒
鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2とが格子編により角
形編組体に編組されている。
が、本発明では上記実施例に限定されず種々変形可能で
あり、例えば後述するような構成であってもよい。図2
(A)に示すグランドパッキン10は、外周補強膨張黒
鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2とが格子編により角
形編組体に編組されている。
【0016】本実施例のグランドパッキン10では、図
2(B)に示すように、グランドパッキン10の一方の
対向する角部および内部を通る経路1a、または他の対
向する角部および内部を通る経路1bを通過する編糸に
は、外周補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グラン
ドパッキン10の4側面部および内部を通る経路2aま
たは2bを通過する編糸には、内部補強膨張黒鉛編糸2
が用いられている。このグランドパッキン10を構成す
る編糸の数は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨張
黒鉛編糸2との合計で通常32本、36本または40本
である。
2(B)に示すように、グランドパッキン10の一方の
対向する角部および内部を通る経路1a、または他の対
向する角部および内部を通る経路1bを通過する編糸に
は、外周補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グラン
ドパッキン10の4側面部および内部を通る経路2aま
たは2bを通過する編糸には、内部補強膨張黒鉛編糸2
が用いられている。このグランドパッキン10を構成す
る編糸の数は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨張
黒鉛編糸2との合計で通常32本、36本または40本
である。
【0017】本実施例のグランドパッキン10は、膨張
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
【0018】図3(A)に示すグランドパッキン10
は、中芯3を被覆するように外周補強膨張黒鉛編糸1と
内部補強膨張黒鉛編糸2とが袋編により角形編組体に編
組されている。
は、中芯3を被覆するように外周補強膨張黒鉛編糸1と
内部補強膨張黒鉛編糸2とが袋編により角形編組体に編
組されている。
【0019】本実施例のグランドパッキン10では、図
3(B)に示すように、グランドパッキン10の4角部
を通る経路1aを通過する編糸には、外周補強膨張黒鉛
編糸1が使用されている。グランドパッキン10の4側
面部を通る経路2aを通過する編糸には、内部補強膨張
黒鉛編糸2が使用されている。中芯3としては、帯状の
膨張黒鉛を集束させたもの、膨張黒鉛糸を八ッ編したも
のなどが挙げられる。このグランドパッキン10を構成
する編糸の数は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨
張黒鉛編糸2との合計で通常16本である。
3(B)に示すように、グランドパッキン10の4角部
を通る経路1aを通過する編糸には、外周補強膨張黒鉛
編糸1が使用されている。グランドパッキン10の4側
面部を通る経路2aを通過する編糸には、内部補強膨張
黒鉛編糸2が使用されている。中芯3としては、帯状の
膨張黒鉛を集束させたもの、膨張黒鉛糸を八ッ編したも
のなどが挙げられる。このグランドパッキン10を構成
する編糸の数は、外周補強膨張黒鉛編糸1と内部補強膨
張黒鉛編糸2との合計で通常16本である。
【0020】本実施例のグランドパッキン10は、膨張
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
【0021】図4(A)に示すグランドパッキン10
は、中芯3を被覆するように外周補強膨張黒鉛編糸1と
内部補強膨張黒鉛編糸2とが袋編により角形編組体に編
組されている。
は、中芯3を被覆するように外周補強膨張黒鉛編糸1と
内部補強膨張黒鉛編糸2とが袋編により角形編組体に編
組されている。
【0022】本実施例のグランドパッキン10では、図
4(B)に示すように、グランドパッキン10の4角部
および側面部を通る経路1aを通過する編糸には、外周
補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グランドパッキ
ン10の4側面部を通る経路2aを通過する編糸には、
内部補強膨張黒鉛編糸2が使用されている。このグラン
ドパッキン10を構成する編糸の数は、外周補強膨張黒
鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2との合計で通常32
本である。
4(B)に示すように、グランドパッキン10の4角部
および側面部を通る経路1aを通過する編糸には、外周
補強膨張黒鉛編糸1が使用されている。グランドパッキ
ン10の4側面部を通る経路2aを通過する編糸には、
内部補強膨張黒鉛編糸2が使用されている。このグラン
ドパッキン10を構成する編糸の数は、外周補強膨張黒
鉛編糸1と内部補強膨張黒鉛編糸2との合計で通常32
本である。
【0023】本実施例のグランドパッキン10は、膨張
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
黒鉛を主体として構成され、角部を通過する編糸が外周
補強膨張黒鉛編糸1であり、側面部を通過する編糸が内
部補強膨張黒鉛編糸2であるため、上記第1実施例と同
様の作用効果を奏する。
【0024】以上、本発明のグランドパッキンについて
実施例を挙げて説明したが、本発明は上記実施例に限定
されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変形可能で
ある。
実施例を挙げて説明したが、本発明は上記実施例に限定
されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変形可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るグランドパッキンは、補強
材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸と、補強材
が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸とが、角形編
組体に編組されてなり、前記外周補強膨張黒鉛編糸が前
記角形編組体の角部を通過し、かつ前記内部補強膨張黒
鉛編糸が前記角形編組体の側面部を通過するように構成
している。このようなグランドパッキンは、角部が外周
補強膨張黒鉛からなる編糸よりなり、かつ側面部が内部
補強膨張黒鉛編糸よりなっているので、高締め付け時
に、グランドパッキンの角部がスタフィングボックスと
ステムとの隙間などから食み出すことがなく、しかもシ
ール性に優れている。また、本発明のグランドパッキン
によれば、他のグランドパッキンと組み合わせることな
く優れたシール性と角部の食み出し防止を実現すること
ができる。
材が外周に設けられた外周補強膨張黒鉛編糸と、補強材
が内部に設けられた内部補強膨張黒鉛編糸とが、角形編
組体に編組されてなり、前記外周補強膨張黒鉛編糸が前
記角形編組体の角部を通過し、かつ前記内部補強膨張黒
鉛編糸が前記角形編組体の側面部を通過するように構成
している。このようなグランドパッキンは、角部が外周
補強膨張黒鉛からなる編糸よりなり、かつ側面部が内部
補強膨張黒鉛編糸よりなっているので、高締め付け時
に、グランドパッキンの角部がスタフィングボックスと
ステムとの隙間などから食み出すことがなく、しかもシ
ール性に優れている。また、本発明のグランドパッキン
によれば、他のグランドパッキンと組み合わせることな
く優れたシール性と角部の食み出し防止を実現すること
ができる。
【図1】(A)は、本発明に係るグランドパッキンの一
実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に示
すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す説
明図である。
実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に示
すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す説
明図である。
【図2】(A)は、本発明に係るグランドパッキンの他
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
【図3】(A)は、本発明に係るグランドパッキンの他
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
【図4】(A)は、本発明に係るグランドパッキンの他
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
の実施例を示す部分側面図であり、(B)は、(A)に
示すグランドパッキンを構成する編糸の通過経路を示す
説明図である。
10 … グランドパッキン 1 … 編糸(外周補強膨張黒鉛編糸) 2 … 編糸(内部補強膨張黒鉛編糸) 3 … 中芯 1a、1b … 編糸1が通る経路 2a、2b … 編糸2が通る経路
Claims (3)
- 【請求項1】 補強材が外周に設けられた外周補強膨張
黒鉛編糸と、補強材が内部に設けられた内部補強膨張黒
鉛編糸とが、角形編組体に編組されてなり、前記外周補
強膨張黒鉛編糸が前記角形編組体の角部を通過し、かつ
前記内部補強膨張黒鉛編糸が前記角形編組体の側面部を
通過するように構成されていることを特徴とするグラン
ドパッキン。 - 【請求項2】 前記角形編組体は、格子編による編組体
である請求項1に記載のグランドパッキン。 - 【請求項3】 前記角形構造体は、袋編による編組体で
ある請求項1に記載のグランドパッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280344A JPH06129544A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | グランドパッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280344A JPH06129544A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | グランドパッキン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129544A true JPH06129544A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17623703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280344A Pending JPH06129544A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | グランドパッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129544A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140084546A1 (en) * | 2012-09-26 | 2014-03-27 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a compression packing seal including a dual-sided braided jacket and methods of using the same |
US9810324B2 (en) | 2011-09-26 | 2017-11-07 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a braided dual-sided compression packing seal and methods of using the same |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP4280344A patent/JPH06129544A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9810324B2 (en) | 2011-09-26 | 2017-11-07 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a braided dual-sided compression packing seal and methods of using the same |
US10711898B2 (en) | 2011-09-26 | 2020-07-14 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a braided dual-sided compression packing seal and methods of using the same |
US20140084546A1 (en) * | 2012-09-26 | 2014-03-27 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a compression packing seal including a dual-sided braided jacket and methods of using the same |
US9388903B2 (en) * | 2012-09-26 | 2016-07-12 | A.W. Chesterton Company | Methods and apparatuses for producing a compression packing seal including a dual-sided braided jacket and methods of using the same |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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