JP6107850B2 - 車両用フレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フレーム構造に関し、特に圧縮側壁部と引張側壁部が協働して略矩形状の主閉断面を構成する車両用フレーム構造に関する。
従来より、高張力鋼板製フロントサイドフレームの先端部分に軸圧縮変形可能なクラッシュカンを設け、フロントサイドフレームの途中部から後端部に亙って積極的に折れ変形可能な複数の衝撃吸収機構を採用することにより衝突時の衝突エネルギー吸収量を増加させて、前突時の乗員保護を図っている(特許文献1)。
このような衝撃吸収機構では、フロントサイドフレームの折れ変形によって吸収される衝撃荷重がエネルギー吸収量全体の大半を占めるため、折れ変形によるエネルギー吸収特性は圧縮変形によるエネルギー吸収特性よりもEA(Energy Absorption)性能に与える影響が大きい。
そこで、本出願人は、フレームの主閉断面と協働して上下方向に隣り合うように形成された複数の副閉断面の横比を縦比よりも大きくすることにより、曲げ強度に寄与するフレーム領域を拡大することができるフレーム構造、換言すれば、支持可能な荷重と変形ストロークとの相関関係(以下、FS特性という)における許容限界荷重を一定ストロークの間維持可能なフレーム構造を既に提案している。
特許文献2のフレーム構造は、フロントサイドフレームの主閉断面内に複数の副閉断面を形成する補強部材が、第1圧縮側接合部と、第2圧縮側接合部と、第1引張側接合部と、第2引張側接合部と、第1圧縮側接合部の下端部と第1引張側接合部の上端部とを連結する第1仕切壁部と、第1引張側接合部の下端部と第2圧縮側接合部の上端部とを連結する第2仕切壁部と、第2圧縮側接合部の下端部と第2引張側接合部の上端部とを連結する第3仕切壁部とを備え、第1〜第3仕切壁部に、前後方向に対向状に延びる第1〜第3圧縮側稜線部と第1〜第3引張側稜線部を夫々設けている。これにより、圧縮側壁部の座屈後、第2,第3仕切壁部の変形に伴う第2,第3圧縮側稜線部の当接によるトラス形状又は第1,第2仕切壁部の変形に伴う第1,第2引張側稜線部の当接によるトラス形状によって車両用フレームの断面崩れを抑制し、座屈後の後半荷重の落ち込みを防止している。
特許第5104272号公報 特願2014−254956号
特許文献2では、図13(a)〜(d)に示す閉断面状鋼板製フレームモデルM1〜M4を準備し、CAE(Computer Aided Engineering)によって各々のフレームモデルM1〜M4の支持可能な荷重と各モデルが変形するストロークとのFS特性を解析している。
図14に示すように、フレームモデルM1は、フレームモデルM2〜M4よりも低い許容限界荷重で座屈を生じ、座屈発生直後の後半荷重の落ち込みが大きいため、最もEA効率が低い。特許文献2のフレーム構造に相当するフレームモデルM3,M4は、フレームモデルM1,M2に比べて座屈発生直後の後半荷重の減少率が小さく、フレームモデルM2よりも二度目の荷重の落ち込みタイミングが遅いため、フレームモデルM1,M2よりもEA効率が高くなる。
しかし、フレームモデルM2〜M4では、構成上、EA効率の増加に伴ってモデルM2〜M4の許容限界荷重が必然的に増加する傾向がある。
許容限界荷重は座屈開始能力に関連する要素であるため、フロントサイドフレームのような車両用フレームの場合、乗員へ直接的に伝達される衝突時の衝突エネルギーに影響する。即ち、全体としてEA効率が高いフレームであっても、許容限界荷重が高いときは、乗員に伝達される衝突時の衝突エネルギーが高くなるため、乗員の安全性を考慮した場合、EA効率を増加しつつ許容限界荷重を低下させるという相反する要求を満たす必要がある。
本発明者が検討した結果、補強部材のうち、圧縮側接合部を含む圧縮側壁部側部分が許容限界荷重の増加性能に寄与し、引張側接合部を含む引張側壁部側部分が座屈直後の後半荷重の増加性能に寄与していることを知見するに至った。
上記知見を踏まえて、断面矩形状のフレームの主閉断面内に、引張側壁部と協働して長手方向に延びる補強部材であって、圧縮側壁部から離隔した1又は複数の矩形状副閉断面を形成する補強部材を備えた車両用フレーム構造を考えることができる。
しかし、このような車両用フレーム構造を構成したとしても、主閉断面を構成するフレーム側FS特性(図14のM1参照)に、このフレームの許容限界荷重よりも後半側に生じる許容限界荷重を備えた補強部材側FS特性を単に合成した二度のピーク荷重を備えたFS特性のフレーム構造が得られるに過ぎない。
即ち、上記フレーム構造のFS特性では、衝突直後の許容限界荷重を抑えつつ後半荷重の増加を図ることができるものの、衝突直後の最初の荷重ピーク値(フレーム側許容限界荷重に対応)と、この許容限界荷重の後に発生する二度目の荷重ピーク値(補強部材側許容限界荷重に対応)との間に一時的に荷重が減少する荷重減少領域(圧縮側壁部の座屈部分が補強部材に当接するまでの期間に相当)が生じる虞があり、EA効率向上と許容限界荷重低下との両立が十分とは言えない。
本発明の目的は、軽量化を図りつつ、EA効率向上と許容限界荷重低下とを両立可能な車両用フレーム構造等を提供することである。
請求項1の車両用フレーム構造は、フレームに曲げ荷重が作用した場合、圧縮荷重が作用する縦向きの圧縮側壁部と、この圧縮側壁部に対向状に配設され且つ引張荷重が作用する縦向きの引張側壁部とを備え、前記圧縮側壁部と引張側壁部の上下端部を夫々接合してフレーム長手方向に直交する断面が略矩形状の主閉断面を構成する車両用フレーム構造において、前記圧縮側壁部から主閉断面内に突出するビード部と、前記主閉断面内に前記引張側壁部と協働してフレーム長手方向に延びると共に前記圧縮側壁部から離隔した第1副閉断面を形成する第1補強部材と、前記主閉断面内に前記圧縮側壁部と協働して縦方向に延びる第2副閉断面を形成すると共に前記ビード部の少なくとも一部と対向状に配設された第2補強部材とを備え、前記第2補強部材が第1補強部材から離隔していることを特徴としている。
この車両用フレーム構造では、圧縮側壁部から主閉断面内に突出するビード部を備えるため、座屈位置を規定しつつ衝突直後の座屈開始を迅速化することで乗員に伝達される衝突時の衝突エネルギーを低減している。前記主閉断面内に前記引張側壁部と協働してフレーム長手方向に延びると共に前記圧縮側壁部から離隔した第1副閉断面を形成する第1補強部材を備えるため、許容限界荷重の増加に寄与する圧縮側接合部を含む第1補強部材の圧縮側部分を減少させて、軽量化を図りつつ、衝突直後の許容限界荷重の増加を抑制することができる。前記主閉断面内に前記圧縮側壁部と協働して縦方向に延びる第2副閉断面を形成すると共に前記ビード部の少なくとも一部と対向状に配設された第2補強部材が第1補強部材から離隔しているため、衝突直後のビード部と第1補強部材との当接を最小限の第2補強部材で抑制することができることから、軽量化を図りつつ、EA効率を向上することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ビード部がフレーム長手方向に直交するように形成され、前記第2補強部材が前記ビード部と離隔するように設けられたことを特徴としている。
この構成によれば、圧縮側壁部における衝突直後の座屈開始を一層迅速化しつつ、ビード部と第1補強部材との当接を更に抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1補強部材が前記引張側壁部と協働してフレーム長手方向に延びると共に縦方向に離隔した複数の第1副閉断面を形成することを特徴としている。
この構成によれば、座屈後の後半荷重を増加することができ、EA効率を一層向上することができる。
本発明の車両用フレーム構造によれば、軽量化を図りつつ、EA効率向上と許容限界荷重低下とを両立することができる。
実施例1に係るフロントサイドフレームをエンジンルーム内側から視た側面図である。 右側フロントサイドフレームの平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 右側フロントサイドフレームの分解斜視図である。 前面衝撃荷重の入力前の車両の状態を示す模式図である。 前面衝撃荷重の入力後の車両の状態を示す模式図である。 フロントサイドフレームの前側領域の横断面図であって、(a)は荷重入力初期、(b)は荷重入力中期、(c)は荷重入力後期を示している。 解析用フレームモデルの説明図であって、(a)は第1,第2補強部材を省略したフレームモデルMaの斜視図、(b)は第2補強部材を省略したフレームモデルM2の斜視図、(c)は実施例1に相当するフレームモデルMcの斜視図を示している。 各フレームモデルのFS特性を示すグラフである。 フレームモデルMcであって、(a)は変形初期の斜視図、(b)は変形後期の斜視図を示している。 従来技術のフレームモデルの斜視図である。 従来技術のFS特性を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明は、本発明を車両のフロントサイドフレームに適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
尚、図において、矢印F方向を前方とし、矢印L方向を左方とし、矢印U方向を上方として説明する。
以下、本発明の実施例1について図1〜図9に基づいて説明する。
まず、フロントサイドフレームが設置された前部車体構造について簡潔に説明する。
図1に示すように、車両Vは、エンジンルームと車室とを上下方向および車幅方向に延びて仕切るダッシュパネル1と、このダッシュパネル1の前方位置で車体前後方向に延びるフロントサイドフレーム2と、フロントサイドフレーム2の側方位置でタワー形状に立設されるサスタワー部3と、このサスタワー部3と前述のダッシュパネル1とを上下方向及び車体前後方向に延びて連結するエプロン部4と、エプロン部4上端で車体前後方向に延びるエプロンレインメンバ5等を備えている。尚、左右対象構造であるため、主に車体右側構造について説明し、車体左側構造については説明を省略する。
フロントサイドフレーム2の前端部には、前面衝撃荷重を受けた際、圧縮変形(軸圧縮)して、衝突エネルギーの一部を吸収するためのクラッシュカン6を設置している。
フロントサイドフレーム2の前後方向中央部には、略円柱形状のエンジンマウント7を設置して、このエンジンマウント7によってパワーユニット(図示略)を弾性支持している。また、このエンジンマウント7よりも下方のフロントサイドフレーム2内には、エンジンマウント7の取り付け剛性を高めるために、マウントレイン8を設置している。フロントサイドフレーム2の後部下面には、サスペンションサブフレーム(図示略)を取り付けるサブフレームブラケット9を接合固定している。
次に、フロントサイドフレーム2について詳細に説明する。
図2〜図6に示すように、フロントサイドフレーム2は、高張力鋼板をプレス成形することにより形成され、上下方向(縦方向)に長い、所謂縦比が横比よりも大きな略矩形状の主閉断面Cを構成している。このフロントサイドフレーム2は、前後方向(フレーム長手方向)における各々の領域の機能に応じて、第1補強材30が配設された前側領域2aと、この前側領域2aの後端に連なりマウントレイン8が配設されたマウント領域2bと、このマウント領域2bの後端に連なり第2補強材40が配設された途中領域2cと、この途中領域2cの後端に連なり第3補強材50が配設された後側領域2dとを備えている。
前側領域2aは、前突時、クラッシュカン6によって吸収されない衝撃荷重によって前半部分が軸圧縮変形すると共に後半部分が上下に延びる第1ビード部11fにより右(車幅方向外)側へ曲げ変形するように形成されている。マウント領域2bは、その主閉断面C内にマウントレイン8を収容した状態で支持するように形成され、途中領域2cは、前突時、後端側部分が上下に延びる第2ビード部23fにより左(車幅方向内)側へ曲げ変形すると共に後端部分がサブフレームブラケット9を支持するように形成されている。
そして、後側領域2dは、前突時、後端側部分が上下に延びる第3ビード部14fにより右側へ曲げ変形すると共に後端部分がダッシュパネル1に固着されるように形成されている。
図2〜図6に示すように、フロントサイドフレーム2は、断面略ハッド状のアウタ部材10と、略パネル状のインナ部材20とにより左右2分割形成されている。
まず、アウタ部材10について説明する。
アウタ部材10は、前側領域2aの右側部分を構成する第1アウタ部分11と、マウント領域2bの右側部分を構成する第2アウタ部分12と、途中領域2cの右側部分を構成する第3アウタ部分13と、後側領域2dの右側部分を構成する第4アウタ部分14とによって一体形成されている。
第1アウタ部分11は、左右方向に略直交する面に沿った圧縮側壁部11aと、この圧縮側壁部11aの上端部から左方に延びる上端壁部11bと、圧縮側壁部11aの下端部から左方に延びる下端壁部11cと等を一体的に備えている。
圧縮側壁部11aは、後端部分に主閉断面C側に凹入した第1ビード部11fを備えている。この第1ビード部11fは、圧縮側壁部11aの上下方向に亙って前後方向に略直交するように形成されている。上端壁部11bと下端壁部11cは、左端部から上方に延びる上フランジ部11dと左端部から下方に延びる下フランジ部11eを夫々備えている。
第2アウタ部分12は、左右方向に略直交する面に沿った右側壁部12aと、この右側壁部12aの上端部から左方に延びる上端壁部12bと、右側壁部12aの下端部から左方に延びる下端壁部12cと、上端壁部12bの左端部から上方に延びる上フランジ部12dと、下端壁部12cの左端部から下方に延びる下フランジ部12eとを備えている。
第3アウタ部分13は、左右方向に略直交する面に沿った引張側壁部13aと、この引張側壁部13aの上端部から左方に延びる上端壁部13bと、引張側壁部13aの下端部から左方に延びる下端壁部13cと、上端壁部13bの左端部から上方に延びる上フランジ部13dと、下端壁部13cの左端部から下方に延びる下フランジ部13eとを備えている。また、第4アウタ部分14は、圧縮側壁部14aと、上端壁部14bと、下端壁部14cと、上フランジ部14dと、下フランジ部14eと、第3ビード部14fを備え、第1アウタ部分11と略同様に構成されている。
次に、インナ部材20について説明する。
図2〜図6に示すように、インナ部材20は、前側領域2aの左側部分を構成する第1インナ部分21と、マウント領域2bの左側部分を構成する第2インナ部分22と、途中領域2cの左側部分を構成する第3インナ部分23と、後側領域2dの左側部分を構成する第4インナ部分24とによって一体形成されている。
第1インナ部分21は、左右方向に略直交する面に沿った引張側壁部21aと、この引張側壁部21aの上端部から上方に延びる上フランジ部21dと、引張側壁部21aの下端部から下方に延びる下フランジ部21eを一体的に備えている。
また、第2インナ部分22は、左右方向に略直交する面に沿った左側壁部22aと、この左側壁部22aの上端部から上方に延びる上フランジ部22dと、左側壁部22aの下端部から下方に延びる下フランジ部22eを一体的に備えている。
第3インナ部分23は、左右方向に略直交する面に沿った圧縮側壁部23aと、この左側壁部23aの上端部から上方に延びる上フランジ部23dと、左側壁部23aの下端部から下方に延びる下フランジ部23eを一体的に備えている。圧縮側壁部23aは、主閉断面C側に凹入した第2ビード部23fを備えている。この第2ビード部23fは、圧縮側壁部23aの上下方向に亙って前後方向に略直交するように形成されている。
第4インナ部分24は、引張側壁部24aと、上フランジ部24dと、下フランジ部24eを一体的に備え、第1インナ部分21と略同様に構成されている。
上フランジ部11d〜14dが上フランジ部21d〜24dに接合され、下フランジ部11e〜14eが下フランジ部21e〜24eに接合されることにより、前後方向に延びる主閉断面Cが構成されている。
次に、第1補強材30について説明する。
図3〜図6に示すように、第1補強材30は、前側領域2aに対応した主閉断面C内に配設され、第1補強部材31と、第2補強部材32とを備えている。
第1補強部材31は、単一の鋼板材料をプレス成形することにより前後方向に延びる長尺状に形成されている。この第1補強部材31は、上下1対の断面略コ字状本体部31aと、上側本体部31aの上端部から上方に延びる上フランジ部31bと、下側本体部31aの下端部から下方に延びる下フランジ部31cと、上側本体部31aの下端部と下側本体部31aの上端部とを連結する連結部31dとを備えている。
第1補強部材31は、上フランジ部31bと下フランジ部31cと連結部31dとが引張側壁部21aに接合されて上下1対の第1副閉断面c1を構成している。
図3〜図5に示すように、1対の第1副閉断面c1は、その左右幅が主閉断面Cの左右幅の略半分に夫々設定され、圧縮側壁部11aから左右方向に離隔するように形成されている。これら副閉断面c1同士の上下方向の離隔距離は、副閉断面c1の上下幅よりも大きく設定されている。
これにより、第1補強部材31の高さ(左右幅)を主閉断面Cの左右幅の略半分にすることができるため、主閉断面Cの左右幅を高さとした補強部材に比べて大幅な軽量化を図ることができる。
第2補強部材32は、単一の鋼板材料をプレス成形することにより上下方向に延びる長尺状に形成されている。この第2補強部材32は、断面略コ字状本体部32aと、この本体部32aの前端部から前方に延びる前フランジ部32bと、本体部32aの後端部から後方に延びる後フランジ部32cとを備えている。
第2補強部材32は、本体部32aがビード部11fに左右方向に対向した状態で所定間隔離隔するように前フランジ部32bと後フランジ部32cとが圧縮側壁部11aに接合されて第2副閉断面c2を構成している。
図3〜図5に示すように、第2副閉断面c2は、その左右幅が主閉断面Cの左右幅の略半分よりも小さく設定され、第1補強部材31から左右方向に離隔するように形成されている。
次に、第2補強材40について説明する。
図6に示すように、第2補強材40は、途中領域2cに対応した主閉断面C内に配設され、第1補強材30と同様に、第1補強部材41と、第2補強部材42とを備えている。
第1補強部材41は、単一の鋼板材料をプレス成形することにより前後方向に延びる長尺状に形成されている。この第1補強部材41は、上下1対の断面略コ字状本体部41aと、上側本体部41aの上端部から上方に延びる上フランジ部41bと、下側本体部41aの下端部から下方に延びる下フランジ部41cと、上側本体部41aの下端部と下側本体部41aの上端部とを連結する連結部41dとを備えている。
第1補強部材41は、上フランジ部41bと下フランジ部41cと連結部41dとが引張側壁部13aに接合されて上下1対の第1副閉断面を構成している。
第2補強部材42は、単一の鋼板材料をプレス成形することにより上下方向に延びる長尺状に形成されている。この第2補強部材42は、断面略コ字状本体部42aと、この本体部42aの前端部から前方に延びる前フランジ部42bと、本体部42aの後端部から後方に延びる後フランジ部42cとを備えている。
第2補強部材42は、本体部42aがビード部23fに左右方向に対向した状態で所定間隔離隔するように前フランジ部42bと後フランジ部42cとが圧縮側壁部13aに接合されて第2副閉断面を構成している。
次に、第3補強材50について説明する。
図6に示すように、第3補強材50は、後側領域2dに対応した主閉断面C内に配設され、第1補強材30と同様に、第1補強部材51と、第2補強部材52とを備えている。
第1補強部材51は、第1補強部材31と同様に、上下1対の断面略コ字状本体部51aと、上フランジ部51bと、下フランジ部51cと、連結部51dとを備えている。
第1補強部材51は、上フランジ部51bと下フランジ部51cと連結部51dとが引張側壁部24aに接合されて上下1対の第1副閉断面を構成している。
第2補強部材52は、断面略コ字状本体部52aと、前フランジ部52bと、後フランジ部52cとを備えている。
第2補強部材42は、本体部52aがビード部14fに左右方向に対向した状態で所定間隔離隔するように前フランジ部52bと後フランジ部52cとが圧縮側壁部14aに接合されて第2副閉断面を構成している。
次に、本実施例の車両用フレーム構造における作用、効果を説明する。
図7〜図9に基づき、車両Vが前面衝撃荷重を受けたときの変形挙動について説明する。
図7に示すように、フロントサイドフレーム2には、変形後の位置関係が容易に分かるように、説明の便宜上、前後方向に略直線状に延びる複数のポイントを設定している。
第1ポイントP1は前側領域2aの前端位置、第2ポイントP2は前側領域2aの第1ビード部11fの形成位置、第3ポイントP3はマウント領域2bの前端位置、第4ポイントP4はマウント領域2bの後端位置、第5ポイントP5は途中領域2cの第2ビード部23fの形成位置、第6ポイントP6は途中領域2cと後側領域2dとの境界位置、第7ポイントP7は後側領域2dの第3ビード部14fの形成位置を夫々示している。
前方からクラッシュカン6の軸圧縮変形によって吸収されない荷重が作用した場合、フロントサイドフレーム2は、圧縮変形と車幅方向の曲げ変形を積極的に生じさせて衝撃エネルギーを吸収する。
図8に示すように、衝突体がフロントサイドフレーム2に衝突すると、前側領域2aの前端に軸心に沿った荷重が入力する。
第1ポイントP1には、入力した荷重が軸圧縮荷重として作用する。
前側領域2aの前端部分では、前後(軸心)方向に均一な軸圧縮変形を発生させ、軸圧縮変形におけるEA(Energy Absorption)効率を増加する。軸圧縮変形によって吸収されない荷重は、第2ポイントP2に伝達される。
第2ポイントP2には、曲げ変形の起点となる第1ビード部11fがアウタ部材10に形成されているため、伝達された荷重が外曲げ荷重として作用する。
図9(a)に示すように、第1補強部材31の圧縮側部分を減少させているため、第1ビード部11fを起点とした座屈は、荷重入力直後に迅速に開始される。図9(b)に示すように、第1補強部材31と第2補強部材32が当接した後でも、ビード部11fの左端側部分が第1,第2補強部材31,32を介して引張側壁部21aにより左方への移行を制限されるまで外曲げ変形が進行する。図9(c)に示すように、第1補強部材31と第2補強部材32が当接し且つビード部11fと第2補強部材32が当接した後、ビード部11fの左方への移行が引張側壁部21aにより抑制される。
これにより、前側領域2aでは、許容限界荷重を増加させることなく、曲げ変形によるEA効率を増加している。
マウント領域2bでは、マウントレイン8の構造を利用して前側領域2aから入力した荷重を他所に分散させることなく途中領域2cに伝達している。
マウントレイン8は高剛性であるため、前側領域2aで吸収されずに第3ポイントP3に入力された荷重を第4ポイントP4から効率良く第2補強材40に伝達している。
第5ポイントP5には、曲げ変形の起点となる第2ビード部23fがインナ部材20に形成されているため、伝達された荷重が内曲げ荷重として作用する。
途中領域2cでも前側領域2aと同様に、第2ビード部23fを起点とした内曲げ変形によってEA効率を増加している。
途中領域2cで吸収されない荷重が第6ポイントP6を介して後側領域2dに伝達される。第7ポイントP7には、曲げ変形の起点となる第3ビード部14fがアウタ部材10に形成されているため、伝達された荷重が外曲げ荷重として作用する。後側領域2dでは、第3ビード部14fと第3補強材50が協働することにより、前側領域2aと同様の作用で外曲げ変形によるEA効率を増加している。
次に、図10(a)〜図10(c)に示すように、座屈起点であるビード部付きフレームモデルMa〜Mcを準備し、CAEによって各々のフレームモデルMa〜McのFS特性を解析した。
フレームモデルMaは、実施例1の第1,第2補強部材31,32を省略し且つ前後両端部分に節部材を備えたモデルである。フレームモデルMbは、実施例1の補強材30の第1補強部材31と、この第1補強部材31の前後両端部分に配設された節部材とを備えたモデルである。フレームモデルMcは、実施例1の第1,第2補強部材31,32と、第1補強部材31の前後両端部分に配設された節部材とを備えたモデルである。
これらのフレームモデルMa〜Mcの両端部を挟み込んだ状態でフレームモデルMa〜Mcの軸心を曲げるための荷重を付与して、荷重点の変位と荷重点の反力とを解析した。
図11,図12に、CAEによる解析結果を示す。
尚、FS特性の縦軸は荷重(kN)、横軸はストローク(mm)を示している。
図11に示すように、フレームモデルMaは、荷重付与直後、許容限界荷重で座屈を生じ、座屈発生直後の後半荷重の落ち込みが大きいため、最もEA効率が低い。
フレームモデルMbは、フレームモデルMaと略同様の許容限界荷重であり、座屈後の後半荷重が増加しているものの、最初の許容限界荷重の後に二回目のピーク荷重が発生し、これらの間には急激な荷重の落ち込み期間が発生している。これは、座屈開始からビード部と第1補強部材31が当接するまでの間に相当するものと推測される。
フレームモデルMcは、フレームモデルMaと略同様の許容限界荷重であり、座屈後の後半荷重が増加し、最初の許容限界荷重の後に急激な荷重の落ち込み期間が発生していない。これは、図12(a)に示すように、フレームモデルMcでは、座屈開始を阻害しないものの、座屈開始からの変形速度を第1,第2補強部材31,32の当接タイミング及びビード部と第2補強部材32との当節タイミング等によって積極的に遅延していることによる。しかも、図12(b)に示すように、座屈後の後半荷重も十分に増加している。
本車両用フレーム構造によれば、圧縮側壁部11a(23a,14a)から主閉断面C内に突出するビード部11f(23f,14f)を備えるため、座屈位置を規定しつつ衝突直後の座屈開始を迅速化することで乗員に伝達される衝突時の衝突エネルギーを低減している。主閉断面C内に引張側壁部21a(13a,24a)と協働して前後方向に延びると共に圧縮側壁部11a(23a,14a)から離隔した第1副閉断面c1を形成する第1補強部材31(41,51)を備えるため、許容限界荷重の増加に寄与する圧縮側接合部を含む第1補強部材31(41,51)の圧縮側部分を減少させて、軽量化を図りつつ、衝突直後の許容限界荷重の増加を抑制することができる。
主閉断面C内に圧縮側壁部11a(23a,14a)と協働して上下方向に延びる第2副閉断面c2を形成すると共にビード部11f(23f,14f)の少なくとも一部と対向状に配設された第2補強部材32(42,52)が第1補強部材31(41,51)から離隔しているため、衝突直後のビード部11f(23f,14f)と第1補強部材31(41,51)との当接を最小限の第2補強部材32(42,52)で抑制することができることから、軽量化を図りつつ、EA効率を向上することができる。
ビード部11f(23f,14f)が前後方向に直交するように形成され、第2補強部材32(42,52)がビード部11f(23f,14f)と離隔するように設けられているため、圧縮側壁部11a(23a,14a)における衝突直後の座屈開始を一層迅速化しつつ、ビード部11f(23f,14f)と第1補強部材31(41,51)との当接を更に抑制することができる。
第1補強部材31(41,51)が引張側壁部21a(13a,24a)と協働して前後方向に延びると共に上下方向に離隔した複数の第1副閉断面c1を形成するため、座屈後の後半荷重を増加することができ、EA効率を一層向上することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、フロントサイドフレームの例を説明したが、リヤサイドフレーム、サスクロスメンバ、バンパビーム、センタピラー、インパクトバー等、少なくとも、圧縮荷重と引張荷重とが作用する車両用フレームであれば何れにも適用することができる。
2〕前記実施形態においては、2ヶ所の外折れ変形部分と1ヶ所の内折れ変形部分が形成され、これら変形部分全てに補強材を設けた車両用フレームの例を説明したが、少なくとも何れか1つの変形部分に補強材を設けても良い。また、車両用フレームに1つの外折れ変形部分又は内折れ変形部分を形成しても良い。
3〕前記実施形態においては、第1補強部材に前後方向に延びる2つの本体部を形成した例を説明したが、少なくとも1つの本体部を形成すれば良く、3つ以上形成しても良い。
また、ビード部に上下に亙って対向する単一の第2補強部材を設けた例を説明したが、少なくともビード部の一部分に対向すれば良く、部分的に対向する複数の第2補強部材を設けることも可能である。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
V 車両
C 主閉断面
c1 第1副閉断面
c2 第2副閉断面
2 フロントサイドフレーム
11a,23a,14a 圧縮側壁部
21a,13a,24a 引張側壁部
11f,23f,14f ビード部
31,41,51 第1補強部材
32,42,52 第2補強部材

Claims (3)

  1. フレームに曲げ荷重が作用した場合、圧縮荷重が作用する縦向きの圧縮側壁部と、この圧縮側壁部に対向状に配設され且つ引張荷重が作用する縦向きの引張側壁部とを備え、前記圧縮側壁部と引張側壁部の上下端部を夫々接合してフレーム長手方向に直交する断面が略矩形状の主閉断面を構成する車両用フレーム構造において、
    前記圧縮側壁部から主閉断面内に突出するビード部と、
    前記主閉断面内に前記引張側壁部と協働してフレーム長手方向に延びると共に前記圧縮側壁部から離隔した第1副閉断面を形成する第1補強部材と、
    前記主閉断面内に前記圧縮側壁部と協働して縦方向に延びる第2副閉断面を形成すると共に前記ビード部の少なくとも一部と対向状に配設された第2補強部材とを備え、
    前記第2補強部材が第1補強部材から離隔していることを特徴とする車両用フレーム構造。
  2. 前記ビード部がフレーム長手方向に直交するように形成され、
    前記第2補強部材が前記ビード部と離隔するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用フレーム構造。
  3. 前記第1補強部材が前記引張側壁部と協働してフレーム長手方向に延びると共に縦方向に離隔した複数の第1副閉断面を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用フレーム構造。

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