JP5657705B2 - 自動車のフロントフード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フードフレームの上面にフードスキンを結合して構成したフロントフードの後端をヒンジを介して車体に上下揺動可能に枢支するとともに、前記フロントフードの前端から所定距離後方位置に設けたストライカを車体に設けたフードロックに係止する自動車のフロントフード構造に関する。
自動車のフロントフードが、アウターパネル11と、アウターパネル11の下面に結合されるインナーパネル12と、アウターパネル11およびインナーパネル12に挟まれた空間の前部に配置されたフードロックリインフォースメント13と、アウターパネル11およびフードロックリインフォースメント13に挟まれた空間に配置された補助リインフォースメント14とを備え、フードロックリインフォースメント13の前端はフロントフードの前端から所定距離後方に位置するように配置されるとともに、補助リインフォースメント14はフロントフードの前端からフードロックリインフォースメント13の後端付近まで延びるように配置されるものが、下記特許文献1により公知である。
このフロントフードによれば、自動車の前面衝突時に、フードロックリインフォースメント13の前端よりも前方のアウターパネル11およびインナーパネル12が補助リインフォースメント14と共に圧壊して衝突エネルギーを吸収することができる。
またアウターパネル1およびインナーパネル2を結合した自動車のフロントフードの前部空間に断面が三角形状のレインフォース4を配置し、そのレインフォース4の後端の固定部3をインナーパネル2に固定し、前端の第2屈曲部44をインナーパネル2の係止部21に係止し、中央の第1屈曲部41をアウターパネル1の下面に向かって上向きに突出させたものが、下記特許文献2により公知である。
このフロントフードによれば、前方から衝突荷重が加わると第2屈曲部44が係止部21から外れてレインフォース4が前後方向に座屈することで衝突エネルギーを吸収し、上方から衝突荷重が加わるとアウターパネル1の下面により第1屈曲部41が下向きに押されてレインフォース4が上下方向に座屈することで衝突エネルギーを吸収することができる。
日本特開2006−44544号公報 日本特開2001−278120号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、衝突荷重が上方から入力した場合に、補助リインフォースメント14が衝突エネルギーを有効に吸収するための考慮がなされていない問題があった。
また上記特許文献2に記載されたものは、上方から強い衝突荷重が入力した場合に、レインフォース4の第2屈曲部44がインナーパネル2の係止部21から外れてしまい、レインフォース4が上下方向に簡単に座屈して衝突エネルギーを有効に吸収できない可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、前方ないし上方からの衝突に対して衝突エネルギーを有効に吸収できるフロントフード構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、フードフレームの上面にフードスキンを結合して構成したフロントフードの後端をヒンジを介して車体に上下揺動可能に枢支するとともに、前記フロントフードの前端から所定距離後方位置に設けたストライカを車体に設けたフードロックに係止する自動車のフロントフード構造において、前記フードフレーム前記ストライカの近傍よりも前方部分は、略平坦なフレーム本体部と、前記フレーム本体部から前記フードスキンの下面に向かって上向きに突出するボックス構造の衝撃吸収部とを備え、前記衝撃吸収部は、前後方向に延びる左右の側壁部と、前記左右の側壁部の上部間を接続して上方に凸に湾曲する上壁部とを備え、前記上壁部は左右方向に延びる複数の稜線を介して前後方向に並ぶ複数の面で構成され、それら面のうち最前端の稜線とその後方に隣接する稜線とで挟まれた特定面が、前記複数の面のうち前後方向に最も広幅に且つ前記フードスキンの下面に沿うよう形成され、前記特定面は、前記衝撃吸収部の前後方向中央位置の前後に跨るようにして後上がりに延びていて、その特定面前記フレーム本体部から上方への突出高さは前記前後中央位置より後部側が前部側よりも高くなっており、前記特定面上には、前後方向に延び且つ左右方向に相互に間隔をおいて延びる複数の接着剤塗布溝が形成されていて、それらの接着剤塗布溝に塗布した接着剤で前記フードスキンの下面に前記特定面が接着され、前記複数の面のうち前記特定面より後側の面は、前記フードスキンの下面に空隙を存して対面していることを第1の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1の構成に加えて、前記上壁部の前記稜線の数は、前記衝撃吸収部の前後方向中央位置より後部側が前部側よりも多いことを第2の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1または第2の構成に加えて、前記衝撃吸収部には、その強度を局部的に低下させる脆弱部が形成されることを第3の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第3の何れか1つの構成に加えて、前記フロントフードは左右方向に並置された複数の前記衝撃吸収部を備えることを第4の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第3の構成に加えて、前記脆弱部は前記稜線上に形成されることを第5の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第4の何れか1つの構成に加えて、前記フードフレームに前記ストライカを固定するブラケットは、前記ストライカの前側を支持する薄板よりなる前部ブラケットと、前記ストライカの後側を支持する厚板よりなる後部ブラケットとからなり、前記前部ブラケットは、前記ストライカに接続される後部接続部と、前記後部接続部から折れ線を介して上方に立ち上がる縦壁部と、前記縦壁部の上部から前方に延びて前記フードフレームに接続される前部接続部とを備え、前記後部ブラケットは、前記ストライカとの接続部および前記フードフレームとの接続部間に複数の折れ線を有することを第6の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第6の構成に加えて、前記フードフレームは、前記後部ブラケットとの接続部および前記前部ブラケットとの接続部間に複数の折れ線を有することを第7の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第6または第7の構成に加えて、前記前部接続部に固定した補強部材を前記縦壁部の前面に当接可能に対向させたことを第8の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第4の何れか1つの構成に加えて、前記フレーム本体部は前記ストライカ近傍よりも後方に延びていて、この後方部分から前記フードスキンの下面に向かって上向きに突出するボックス構造の後部衝撃吸収部を備えることを第9の特徴とする自動車のフロントフード構造が提案される
、実施の形態の前部ブラケット21および後部ブラケット22は本発明のブラケットに対応し、実施の形態の前部衝撃吸収部29Fは本発明の衝撃吸収部に対応し、実施の形態の側壁部29a、薄肉部29cおよびスリット29e,29fは本発明の脆弱部に対応し、実施の形態の面Bは本発明の特定面Bに対応する。
本発明の第1の構成によれば、自動車のフロントフードは、フードフレームの上面にフードスキンを結合して構成されており、フロントフードの後端がヒンジを介して車体に上下揺動可能に枢支され、フロントフードの前端から所定距離後方位置に設けたストライカが車体に設けたフードロックに係止される。フードフレームストライカの近傍よりも前方部分は、略平坦なフレーム本体部と、フレーム本体部からフードスキンの下面に向かって上向きに突出するボックス構造の衝撃吸収部とを備えるので、前方からの衝突の衝突エネルギーをフレーム本体部全体の前後方向の座屈により吸収し、上方からの衝突の衝突エネルギーを衝撃吸収部の圧壊により吸収することが可能となり、前方からの衝突および上方から衝突の何れの場合にも効果的なエネルギー吸収効果を得ることができる。また衝撃吸収部は、前後方向に延びる左右の側壁部と、左右の側壁部の上部間を接続して上方に凸に湾曲する上壁部とを備えるボックス構造であるため、その潰れ代を充分に確保してエネルギー吸収量を増加させることができる。また上壁部は左右方向に延びる複数の稜線を介して前後方向に並ぶ複数の面で構成され、それら面のうち最前端の稜線とその後方に隣接する稜線とで挟まれた特定面の、フレーム本体部から上方への突出高さは、衝撃吸収部の前後方向中央位置より後部側が前部側よりも高いので、稜線を折れ線として上壁部の変形を促進することができるだけでなく、衝突荷重が前上方から入力された場合に上壁部を効果的に変形させることができる。
また本発明の第2の構成によれば、上壁部の稜線の数が、衝撃吸収部の前後方向中央位置より後部側が前部側よりも多いので、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合においても衝撃吸収部を適切に変形させることができる。
また本発明の第3の構成によれば、衝撃吸収部にその強度を局部的に低下させる脆弱部を形成したので、脆弱部を起点として衝撃吸収部の変形を促すことでエネルギー吸収量のコントロールを可能にすることができる。
また本発明の第4の構成によれば、フロントフードは左右方向に並置された複数の衝撃吸収部を備えるので、フロントフードの前部の車幅方向の任意の位置で衝撃吸収性能を高めることができる。
また本発明の第5の構成によれば、脆弱部を稜線上に形成したので、稜線を起点とする衝撃吸収部の変形を更に促進することができる。
また本発明の第6の構成によれば、ストライカの前側を支持する薄板よりなる前部ブラケットは、ストライカに接続される後部接続部と、後部接続部から折れ線を介して上方に立ち上がる縦壁部と、縦壁部の上部から前方に延びてフードフレームに接続される前部接続部とを備えるので、フードフレームの前端に前方からの衝突荷重が入力すると、前部接続部によって後方に押された縦壁部が後部接続部との間の折れ線を支点として後方に倒れることで、ストライカよりも前方のフードフレームが前後方向に座屈するストロークを確保して衝突エネルギーを吸収することができる。またストライカの後側を支持する厚板よりなる後部ブラケットは、ストライカとの接続部およびフードフレームとの接続部間に複数の折れ線を有するので、フードフレームの前部に上方からの衝突荷重が入力すると、後部ブラケットが複数の折れ線で折れ曲がって上下方向に座屈することで衝突エネルギーを吸収することができる。このように、フロントフードへの前方からの衝突時および上方からの衝突時の何れの場合にも衝突エネルギーを効果的に吸収しながら、フロントフードの通常の開閉時等に要求されるブラケットの強度を確保することができる。
また本発明の第7の構成によれば、フードフレームは、後部ブラケットとの接続部および前部ブラケットとの接続部間に複数の折れ線を有するので、フードフレームの前部に上方からの衝突荷重が入力すると、フードフレームが複数の折れ線で折れ曲がって上下方向に座屈することで衝突エネルギーを吸収することができる。
また本発明の第8の構成によれば、前部接続部に固定した補強部材を縦壁部の前面に当接可能に対向させたので、補強部材で前部ブラケットを補強してフロントフードの通常の開閉時等に要求されるブラケットの強度を確保しながら、前方からの衝突時に衝突荷重を前部接続部から補強部材を介して縦壁部に効率よく伝達し、縦壁部を確実に後方に倒すことができる。
また本発明の第9の構成によれば、フレーム本体部はストライカ近傍よりも後方に延びていて、この後方部分からフードスキンの下面に向かって上向きに突出するボックス構造の後部衝撃吸収部を備えるので、前方からの衝突の衝突エネルギーをフードフレーム全体の前後方向の座屈により吸収し、上方からの衝突の衝突エネルギーをフードフレームの前方部分の衝撃吸収部および後方部分後部衝撃吸収部の圧壊により吸収することが可能となり、前方からの衝突および上方から衝突の何れの場合にも効果的なエネルギー吸収効果を得ることができる
図1は自動車の車体前部の斜視図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2−2線断面図である。(第1の実施の形態) 図3は図1の3部拡大図である。(第1の実施の形態) 図4は図3の4−4線断面図である。(第1の実施の形態) 図5は図2の5方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図6は前方からの衝突時の作用説明図である。(第1の実施の形態) 図7は前上方からの衝突時の作用説明図である。(第1の実施の形態) 図8は上方前寄りからの衝突時の作用説明図である。(第1の実施の形態) 図9は図2に対応する図である。(第2の実施の形態) 図10は図3に対応する図である。(第2の実施の形態) 図11は図10の11−11線断面図である。(第2の実施の形態) 図12は前方からの衝突時の作用説明図である。(第2の実施の形態) 図13は前上方からの衝突時の作用説明図である。(第2の実施の形態) 図14は上方前寄りからの衝突時の作用説明図である。(第2の実施の形態) 図15は図2に対応する図である。(第3の実施の形態) 図16は図3に対応する図である。(第3の実施の形態) 図17は図15の17方向矢視図である。(第3の実施の形態) 図18は前方からの衝突時の作用説明図である。(第3の実施の形態) 図19は前上方からの衝突時の作用説明図である。(第3の実施の形態) 図20は上方前寄りからの衝突時の作用説明図である。(第3の実施の形態) 図21は図1に対応する図である。(第4の実施の形態) 図22は図21の22−22線断面図である。(第4の実施の形態) 図23は図21の23部拡大図である。(第4の実施の形態) 図24は図21の24部拡大図である。(第4の実施の形態) 図25は図24の25−25線断面図である。(第4の実施の形態) 図26は前方からの衝突時の作用説明図である。(第4の実施の形態) 図27は前上方からの衝突時の作用説明図である。(第4の実施の形態) 図28は上方前寄りからの衝突時の作用説明図である。(第4の実施の形態) 図29は上方からの衝突時の作用説明図である。(第4の実施の形態)
15 フロントフード
16 フードフレーム
17 フードスキン
19 前部フレーム
21 前部ブラケット(ブラケット)
21a 後部接続部
21b 縦壁部
21c 前部接続部
22 後部ブラケット(ブラケット)
24 ストライカ
27 フードロック
28 フレーム本体部
29 衝撃吸収部
29F 前部衝撃吸収部(衝撃吸収部)
29R 後部衝撃吸収
29a 側壁部(脆弱部)
29b 上壁部
29c 薄肉部(脆弱部)
29d 接着剤塗布溝
29e スリット(脆弱部)
29f スリット(脆弱部)
30 接着剤
31 補強部材
,C,D 面
面(特定面)
d,e,f 稜線
i,j,k 折れ線
以下、図1〜図8に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。尚、本明細書における前方、後方、右方および左方は、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
第1の実施の形態
図1および図2に示すように、自動車のフロントバンパー11、左右のフロントフェンダー12,12およびフロントガラス13に挟まれた位置に配置されてエンジンルーム14の上方を覆うフロントフード(ボンネットフード)15は、その骨格を構成するフードフレーム16と、フードフレーム16の上面に重ね合わされるフードスキン17とを備える。フードフレーム16は鋼板をプレス成型した後部フレーム18と合成樹脂を金型成型した前部フレーム19とから成り、後部フレーム18はフードフレーム16のバルクヘッド20よりも後方部分を構成し、前部フレーム19はフードフレーム16のバルクヘッド20よりも前方部分を構成する。フードスキン17は滑らかに湾曲する1枚の鋼板で構成されるが、後部フレーム18は剛性の向上および軽量化を図るために複数の補強リブ18a…および複数の開口部18b…を備える。
図2および図5に示すように、後端を車体にヒンジ結合されたフードフレーム16の前部を閉位置でバルクヘッド20の上部に係止すべく、後部フレーム18の前端に前部ブラケット21、後部ブラケット22およびストライカブラケット23を介してストライカ24が支持される。前部ブラケット21は矩形状の鋼板を左右方向に延びる複数の折れ線で折り曲げたもので、その前部が後部フレーム18の前縁に3本のリベット25…および溶接w1の併用で固定される。
また後部ブラケット22は矩形状の鋼板を左右方向に延びる複数の折れ線で折り曲げたもので、その後縁が後部フレーム18の前部下面に溶接w2される。そして上方に開口する「コ」字状のストライカ24が溶接w3された矩形状のストライカブラケット23が、前部ブラケット21の後縁および後部ブラケット22の前縁に溶接w4,w5される。一方、バルクヘッド20の上部後面に溶接w6された支持ブラケット26にフードロック27が支持されており、フードロック27のロック爪27aがストライカ24に係合することでフロントフード15が閉位置に係止される。
フロントフード15のストライカ24がフードロック27に係止された状態において、フードフレーム16の前部フレーム19はバルクヘッド20から所定距離前方に張り出している。
図2〜図4に示すように、左右方向に細長い形状の前部フレーム19は、その前縁および左右両側縁がフードスキン17の周縁部にカシメにより固定され、その後縁が前記3本のリベット25…を含む多数のリベット25…で後部フレーム18の前縁に固定される。前部フレーム19は概ね平坦なフレーム本体部28と、フレーム本体部28から上方にボックス状に隆起する3個の同一形状の衝撃吸収部29…とを備える。
各衝撃吸収部29は、フレーム本体部28から側部折れ線a,aを介して立ち上がる左右一対の五角形状の側壁部29a,29aと、両側壁部29a,29aの上縁間を接続する上壁部29bとを備える。上壁部29bの前縁および後縁は前部折れ線bおよび後部折れ線cを介してフレーム本体部28に接続するとともに、左右方向に延びる3本の稜線d,e,fによって四つの面A,B,C,Dに分割されている。四つの面A,B,C,Dが3本の折れ線d,e,fにおいて成す角度は、衝撃吸収部29の外側(上側)に向かって凸である。両側壁部29a,29aの厚さは上壁部29bの厚さおよびフレーム本体部28の厚さよりも薄くなっており、その側壁部29a,29a自体が上壁部29bおよびフレーム本体部28よりも脆弱な脆弱部を構成している。
後側の2本の稜線e,fの下面と、衝撃吸収部29の後方に左右方向に形成された稜線g,hの下面とに、その肉厚を減少させる溝状の薄肉部29c…(図2の円内参照)が形成されており、これらの薄肉部29c…によって前部フレーム19の強度が局部的に低くなっている。
衝撃吸収部29の上壁部29bの四つの面A,B,C,Dのうち、最前端の稜線dとその後方に隣接する稜線とで挟まれた最も大きい面Bは、それら四つの面A,B,C,Dのうち前後方向に最も広幅に且つフードスキン17の下面に沿うよう形成されている。面Bには前後方向に延び且つ左右方向に相互に間隔をおいて延びる3本の接着剤塗布溝29d…が形成されており、これらの接着剤塗布溝29d…に塗布された接着剤30(図2参照)で面Bがフードスキン17の下面に接着される。一方、それら四つの面A,B,C,Dのうち、面Bより後側の面C,Dは、フードスキン17の下面に空隙を存して対向している
また面Bは、衝撃吸収部29の前後方向中央位置の前後に跨るようにして後上がりに延びていて、その面Bフレーム本体部28から上方への突出高さは、前記前後方向中央位置より後部側が前部側よりも高くなっている。即ち、上壁部29bの後部側にある前から2本目の稜線eが最も高くなっている。また3本の稜線d,e,fのうちの前から1本目の稜線dが衝撃吸収部29の前後方向中央位置より前部側にあり、前から2本目および3本目の稜線e,fが衝撃吸収部29の前後方向中央位置より後部側にある。即ち、本の稜線e,fは衝撃吸収部29の後半部に密に配置される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
自動車が歩行者等の障害物に前面衝突したとき、剛性の高いバルクヘッド20から前方に張り出すフードフレーム16の前部、つまりフードフレーム16が前部フレーム19で構成された部分が変形して衝突エネルギーを吸収する。
図6に示すように、フロントフード15の前端に例えば歩行者の腰部が接触して前方からの衝突荷重F1が入力すると、フードフレーム16の前部フレーム19の各衝撃吸収部29が前後方向に圧縮され、その上壁部29bの前部折れ線b、稜線d,e,fおよび後部折れ線cならびに衝撃吸収部29の後方の稜線g,hが押し潰されて強く屈曲することで前部フレーム19が前後方向に座屈し、これと同時にフードスキン17の前部が下向きに折れ曲がることで、フロントフード15の前縁が大きなストロークS1で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
このとき、衝撃吸収部29の側壁部29a,29aは薄肉に形成されていて容易に破断するため、上壁部29bの座屈を促進してエネルギー吸収効果を高めることができる。また稜線e,f,g,hの下面に溝状の薄肉部29c…が形成されているため、稜線e,f,g,hにおける前部フレーム19の折れ曲がりが促進されてエネルギー吸収効果が更に高められる。
図7に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の大腿部が接触して前上方からの衝突荷重F2が入力すると、フードロック27に係止されたストライカ24の位置を支点にしてバルクヘッド20よりも前方の前部フレーム19に下向きの曲げモーメントが作用し、フードフレーム16の前部が下向きに撓み変形する。このとき、前部フレーム19の各衝撃吸収部29の薄肉に形成された側壁部29a,29aが容易に破断することで、上壁部29bの稜線d,e,fおよび後部折れ線cならびに衝撃吸収部29の後方の稜線g,hが引き伸ばされながら下向きに変形するため、フロントフード15の前縁が後下方に大きなストロークS2で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
この場合にも、衝撃吸収部29の側壁部29a,29aの破断と、稜線e,f,g,hの下面の薄肉部29c…の拡開とによって衝撃吸収部29の潰れ変形が促進されるため、エネルギー吸収効果が高められる。
図8に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の頭部が接触して上方前寄りからの衝突荷重F3が入力した場合には、比較的に硬い頭部から前部フレーム19の衝撃吸収部29に局部的な荷重が作用するため、衝撃吸収部29の薄肉に形成された側壁部29a,29aや、衝撃吸収部29の周囲の側部折れ線a,a、前部折れ線bおよび後部折れ線cが破断して上壁部29bが押し潰されるように圧壊することで、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
以上のように、フロントフード15に対する前方からの衝突の場合には、衝突エネルギーを前部フレーム19全体の前後方向の座屈により吸収し、前上方ないし上方前寄りからの衝突エネルギーを前部フレーム19の衝撃吸収部29の圧壊により吸収することが可能となり、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合にも効果的なエネルギー吸収効果を得ることができる。しかも衝突時以外の通常時には、衝撃吸収部29…が補強リブとして機能して前部フレーム19の剛性が高められるため、フロントフード15の開閉に伴う衝撃等には充分に耐えることができる。
また前部フレーム19の衝撃吸収部29は、左右の側壁部29a,29aと、それらの上部間を接続して上方に凸に湾曲する上壁部29bとを備えるボックス構造であるため、その潰れ代を充分に確保してエネルギー吸収量を増加させることができる。また上壁部29bは左右方向に延びる複数の稜線d,e,fを介して前後方向に並ぶ四つの面A,B,C,Dで構成され、それら面A,B,C,Dのうち面Bの、フレーム本体部28からの上方への突出高さは、衝撃吸収部29の前後方向中央位置より後部側が前部側よりも高いので、稜線d,e,fを折れ線として上壁部29bの変形を促進することができるだけでなく、衝突荷重が前上方から入力された場合に上壁部29bを効果的に変形させることができる。しかも上壁部29bの稜線d,e,fの数が、衝撃吸収部29の前部側よりも後部側において多いので、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合にも衝撃吸収部29を適切に変形させることができる。
また衝撃吸収部29の薄肉に形成した側壁部29a,29aあるいは薄肉部29cを形成した稜線e,fが起点となって衝撃吸収部29の変形を促すことで、エネルギー吸収量のコントロールを可能にすることができる。しかも前部フレーム19は左右方向に並置された3個の衝撃吸収部29…を備えるので、フロントフード15の前部の車幅方向の任意の位置で衝撃吸収性能を高めることができる。
次に、図9〜図14に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態は前部フレーム19は合成樹脂製であるが、第2の実施の形態の前部フレーム19は金属製である。
第2の実施の形態
図9〜図11に示すように、フレーム本体部28から左右の側壁部29a,29aが立ち上がる側部折れ線a,a上にスリット29e,29eが形成される。また衝撃吸収部29の上壁部29bの四つの面A,B,C,Dのうちの最も大きい面Bの前後縁(稜線d,e)上および左右側縁上にスリット29f…が形成される。これらのスリット29e,29e,29f…は衝撃吸収部29の脆弱部を構成している。更に、衝撃吸収部29の後方に左右方向に延びる稜線g,hが形成される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図12に示すように、フロントフード15の前端に例えば歩行者の腰部が接触して前方からの衝突荷重F1が入力すると、衝撃吸収部材29が前後方向に圧縮され、その上壁部29bの前部折れ線、稜線d,e,fおよび後部折れ線ならびに衝撃吸収部29の後方の稜線g,hが押し潰されて強く屈曲することで前部フレーム19が前後方向に座屈し、これと同時にフードスキン17の前部が下向きに折れ曲がることで、フロントフード15の前縁が大きなストロークS1で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
このとき、衝撃吸収部29の側壁部29a,29aは側部折れ線a,aのスリット29e,29eで脆弱化されていて容易に変形し、かつ上壁部29bは面Bを囲むスリット29f…で脆弱化されていて容易に変形するため、衝撃吸収部29の座屈を促進してエネルギー吸収効果を高めることができる。
図13に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の大腿部が接触して前上方からの衝突荷重F2が入力すると、フードロック27に係止されたストライカ24の位置を支点にしてバルクヘッド20よりも前方の前部フレーム19に下向きの曲げモーメントが作用し、フードフレーム16の前部が下向きに撓み変形する。このとき、前部フレーム19の各衝撃吸収部29のスリット29e,29eで脆弱化された側壁部29a,29aが容易に変形することで、上壁部29bの稜線d,e,fおよび後部折れ線ならびに衝撃吸収部29の後方の稜線g,hが引き伸ばされながら下向きに変形するため、フロントフード15の前縁が後下方に大きなストロークS2で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
この場合にも、スリット29e,29e,29f…によって衝撃吸収部29の潰れ変形が促進されるため、エネルギー吸収効果が高められる。
図14に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の頭部が接触して上方前寄りからの衝突荷重F3が入力した場合には、比較的に硬い頭部から前部フレーム19の衝撃吸収部29に局部的な荷重が作用するため、衝撃吸収部29の側壁部29a,29aや、衝撃吸収部29の周囲を囲む側部折れ線a,a、前部折れ線bおよび後部折れ線cや、衝撃吸収部29の上壁部29bの稜線等が変形あるいは破断して衝撃吸収部29が押し潰されるように圧壊することで、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
この場合にも、スリット29e,29e,29f…によって衝撃吸収部29の潰れ変形が促進されるため、エネルギー吸収効果が高められる。
以上のように、衝撃吸収部29を脆弱化するスリット29e,29e,29f…が起点となって衝撃吸収部29の変形を促すことで、エネルギー吸収量のコントロールを可能にすることができる。
以下、図15〜図20に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。尚、第3の実施の形態は前部フレーム19は第1の実施の形態と同じく合成樹脂製であるが、金属製であっても良い。
第3の実施の形態
図15〜図17に示すように、後端を車体にヒンジ結合されたフードフレーム16の前部を閉位置でバルクヘッド20の上部に係止すべく、後部フレーム18の前端に前部ブラケット21、後部ブラケット22およびストライカブラケット23を介してストライカ24が支持される。前部ブラケット21は比較的に板厚が薄い矩形状の鋼板を左右方向に延びる複数の折れ線で折り曲げたもので、略水平方向に延びる後部接続部21aと、後部接続部21aの前端の折れ線iから上方に逆「J」字状に立ち上がる縦壁部21bと、縦壁部21bの前端から略水平方向に延びる前部接続部21cとを備え、前部接続部21cが後部フレーム18の前縁に3本のリベット25…および溶接w1の併用で固定される。
また後部ブラケット22は比較的に板厚が厚い矩形状の鋼板を左右方向に延びる複数の折れ線j…で折り曲げたもので、その後縁が後部フレーム18の前部下面に溶接w2される。後部フレーム18の前記溶接w1および前記溶接w2に挟まれた部分は、左右方向に延びる複数の折れ線k…で折り曲げられる。そして上方に開口する「コ」字状のストライカ24が溶接w3された矩形状のストライカブラケット23が、前部ブラケット21の後縁および後部ブラケット22の前縁に溶接w4,w5される。一方、バルクヘッド20の上部後面に溶接w6された支持ブラケット26にフードロック27が支持されており、フードロック27のロック爪27aがストライカ24に係合することでフロントフード15が閉位置に係止される。
フロントフード15のストライカ24がフードロック27に係止された状態において、フードフレーム16の前部フレーム19はバルクヘッド20から所定距離前方に張り出している。また前部フレーム19の後端には左右方向に延びる棒状の補強部材31が固定されており、この補強部材31は前部ブラケット21の折れ線iから上方に立ち上がる縦壁部21bの前面に当接可能に対向する。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図18に示すように、自動車が歩行者等の障害物に前面衝突したとき、前部フレーム19の後端から前部ブラケット21の前部接続部21cに後向きの荷重が加わると、前部ブラケット21は後部ブラケット22よりも板厚が薄いために変形し易く、しかも前部接続部21cは後部接続部21aよりも高い位置にあるため、後部接続部21aと縦壁部21bとの間の折れ線iに大きな曲げモーメントが作用し、縦壁部21bが折れ線iにおいて屈曲して後方に倒れるように変形する。このようにして前部ブラケット21が後方に倒れると、その分だけ前部フレーム19の後端が後方に余分にストロークすることが可能となってエネルギー吸収効果が更に高められる。
図19に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の大腿部が接触して前上方からの衝突荷重F2が入力すると、フードロック27に係止されたストライカ24の位置を支点にしてバルクヘッド20よりも前方の前部フレーム19に下向きの曲げモーメントが作用し、フードフレーム16の前部が下向きに撓み変形する。このとき、前部フレーム19の各衝撃吸収部29の薄肉に形成された側壁部29a,29aが容易に破断することで、上壁部29bの稜線d,e,fおよび後部折れ線cならびに衝撃吸収部29の後方の稜線g,hが引き伸ばされながら下向きに変形するため、フロントフード15の前縁が後下方に大きなストロークS2で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
この場合にも、衝撃吸収部29の側壁部29a,29aの破断と、稜線e,f,g,hの下面の薄肉部29c…の拡開とによって衝撃吸収部29の潰れ変形が促進されるため、エネルギー吸収効果が高められる。
図20に示すように、フロントフード15の前部(バルクヘッド20の上方位置)に例えば歩行者の頭部が接触して上方前寄りからの衝突荷重F3が入力した場合には、後部フレーム18の前部の折れ線k…および後部ブラケット22の折れ線j…が折れ曲がって下向きに押し潰されるように圧壊し、上方からの衝突エネルギーが効果的に吸収される。
尚、バルクヘッド20よりも前方位置に例えば歩行者の頭部が接触して上方前寄りからの衝突荷重F3が入力した場合には、比較的に硬い頭部から前部フレーム19の衝撃吸収部29に局部的な荷重が作用するため、衝撃吸収部29の薄肉に形成された側壁部29a,29aや、衝撃吸収部29の周囲の側部折れ線a,a、前部折れ線bおよび後部折れ線cが破断して上壁部29bが押し潰されるように圧壊することで、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
以上のように、フロントフード15に対する前方からの衝突の場合には、衝突エネルギーを前部フレーム19全体の前後方向の座屈により吸収し、上方からの衝突エネルギーを後部フレーム18および後部ブラケット22の折れ線k…,j…での圧壊、あるいは前部フレーム19の衝撃吸収部29の圧壊により吸収することが可能となり、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合にも効果的なエネルギー吸収効果を得ることができる。しかも衝突時以外の通常時には、衝撃吸収部29…が補強リブとして機能して前部フレーム19の剛性が高められ、かつ補強部材31で前部ブラケット21の剛性が高められるため、フロントフード15の開閉に伴う衝撃等には充分に耐えることができる。
以下、図21〜図29に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態
図21〜図23に示すように、自動車のフロントバンパー11、左右のフロントフェンダー12,12およびフロントガラス13に挟まれた位置に配置されてエンジンルーム14の上方を覆うフロントフード(ボンネットフード)15は、その骨格を構成するフードフレーム16と、フードフレーム16の上面に重ね合わされるフードスキン17とを備える。フードスキン17は滑らかに湾曲する1枚の鋼板で構成されるが、合成樹脂を金型成型したフードフレーム16は複雑な凹凸を有する形状に構成される。
フードスキン17の周縁部にカシメにより固定されるフードフレーム16は、ストライカ24の前方および後方に延びる概ね平坦なフレーム本体部28と、フレーム本体部28のストライカ24よりも前方部分から上方にボックス状に隆起する複数個の前部衝撃吸収部29F…と、フレーム本体部28のストライカ24よりも後方部分から上方にボックス状に隆起する複数個の後部衝撃吸収部29R…とを備える。これら前部衝撃吸収部29F…および後部衝撃吸収部29R…は左右方向に沿って延びる合計で5列の線に沿って配置され、前側の2列の前部衝撃吸収部29F…と、後側の3列の後部衝撃吸収部29R…とで形状が異なっている。
前から1列目の前部衝撃吸収部29Fは、フレーム本体部28から側部折れ線a,aを介して立ち上がる左右一対の五角形状の側壁部29a,29aと、両側壁部29a,29aの上縁間を接続する上壁部29bとを備える。上壁部29bの前縁および後縁は前部折れ線bおよび後部折れ線cを介してフレーム本体部28に接続するとともに、左右方向に延びる3本の稜線d,e,fによって四つの面A,B,C,Dに分割されている。四つの面A,B,C,Dが3本の折れ線d,e,fにおいて成す角度は、前部衝撃吸収部29Fの外側(上側)に向かって凸である。両側壁部29a,29aの厚さは上壁部29bの厚さおよびフレーム本体部28の厚さよりも薄くなっており、その側壁部29a,29a自体が上壁部29bおよびフレーム本体部28よりも脆弱な脆弱部を構成している。
後側の2本の稜線e,fの下面と、前部衝撃吸収部29Fの後方に左右方向に形成された稜線g,hの下面とに、その肉厚を減少させる溝状の薄肉部29c…(図22の円内参照)が形成されており、これらの薄肉部29c…によって前部衝撃吸収部29Fの強度が局部的に低くなっている。
前部衝撃吸収部29Fの上壁部29bの四つの面A,B,C,Dのうち、最前端の稜線dとその後方に隣接する稜線とで挟まれた最も大きい面Bは、それら四つの面A,B,C,Dのうち前後方向に最も広幅に且つフードスキン17の下面に沿うよう形成されている。面Bには前後方向に延び且つ左右方向に相互に間隔をおいて延びる3本の接着剤塗布溝29d…が形成されており、これらの接着剤塗布溝29d…に塗布された接着剤30(図22参照)で面Bがフードスキン17の下面に接着される。一方、それら四つの面A,B,C,Dのうち、面Bより後側の面C,Dは、フードスキン17の下面に空隙を存して対向している
また面Bは、衝撃吸収部29の前後方向中央位置の前後に跨るようにして後上がりに延びていて、その面Bフレーム本体部28から上方への突出高さは、前記前後方向中央位置より後部側が前部側よりも高くなっている。即ち、上壁部29bの後部側にある前から2本目の稜線eが最も高くなっている。また3本の稜線d,e,fのうちの前から1本目の稜線dが前部衝撃吸収部29Fの前後方向中央位置より前部側にあり、前から2本目および3本目の稜線e,fが前部衝撃吸収部29Fの前後方向中央位置より後部側にある。即ち、本の稜線e,fは前部衝撃吸収部29Fの後半部に密に配置される。
2列目の前衝撃吸収部29Fの形状は上述した1列目の前衝撃吸収部29Fの形状と類似しているが、若干の差異がある。即ち、2列目の前衝撃吸収部29Fは、接着剤塗布溝29d…が形成された面Bがフレーム本体部28と平行に延びている点で1列目の前衝撃吸収部29Fと異なっており、その他の形状は一致している。
図21、図24および図25に示すように、3列目〜5列目の後部衝撃吸収部29Rの形状は上述した2列目の前衝撃吸収部29Fの形状と類似しているが、若干の差異がある。即ち、前部衝撃吸収部29Fは面A〜Dが全ての稜線d,e,fで上側に凸に折れ曲がっているが、後部衝撃吸収部29Rは面A〜Cが前から1番目および2番目の稜線d,eで上側に凸に折れ曲がるとともに、面C,Dが前から3番目の稜線fで下側に凸に折れ曲がっており、その他の形状は一致している。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図26に示すように、フロントフード15の前端に例えば歩行者の腰部が接触して前方からの衝突荷重F1が入力すると、フードフレーム16の1列目の前部衝撃吸収部29Fが前後方向に圧縮され、その上壁部29bの前部折れ線b、稜線d,e,fおよび後部折れ線cならびに前部衝撃吸収部29Fの後方の稜線g,hが押し潰されて強く屈曲することでフードフレーム16が前後方向に座屈し、これと同時にフードスキン17の前部が下向きに折れ曲がることで、フロントフード15の前縁が大きなストロークS1で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
このとき、前部衝撃吸収部29Fの側壁部29a,29aは薄肉に形成されていて容易に破断するため、上壁部29bの座屈を促進してエネルギー吸収効果を高めることができる。また稜線e,f,g,hの下面に溝状の薄肉部29c…が形成されているため、稜線e,f,g,hにおけるフードフレーム16の折れ曲がりが促進されてエネルギー吸収効果が更に高められる。
図27に示すように、フロントフード15の前部に例えば歩行者の大腿部が接触して前上方からの衝突荷重F2が入力すると、フードロック27に係止されたストライカ24の位置を支点にしてバルクヘッド20よりも前方のフードフレーム16に下向きの曲げモーメントが作用し、フードフレーム16の前部が下向きに撓み変形する。このとき、フードフレーム16の1列目の前部衝撃吸収部29Fの薄肉に形成された側壁部29a,29aが容易に破断することで、上壁部29bの稜線d,e,fおよび後部折れ線cならびに前部衝撃吸収部29Fの後方の稜線g,hが引き伸ばされながら下向きに変形するため、フロントフード15の前縁が後下方に大きなストロークS2で後退して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
更に、フードフレーム16の2列目の前部衝撃吸収部29Fにも衝突荷重が作用するため、前部衝撃吸収部29Fは後方に倒れるように圧壊して衝突エネルギーが効果的に吸収される。
これらの場合にも、前部衝撃吸収部29Fの側壁部29a,29aの破断と、稜線e,fの下面の薄肉部29c…の拡開とによって前部衝撃吸収部29Fの潰れ変形が促進されるため、エネルギー吸収効果が高められる。
図28に示すように、フロントフード15のバルクヘッド20の上方位置に、例えば歩行者の頭部が接触して上方前寄りからの衝突荷重F3が入力した場合には、比較的に硬い頭部からフードフレーム16の前から2列目の前部衝撃吸収部29Fに局部的な荷重が作用するため、その前部衝撃吸収部29Fの薄肉に形成された側壁部29a,29aや、衝撃吸収部29の周囲の側部折れ線a,a、前部折れ線bおよび後部折れ線cが破断して上壁部29bが押し潰されるように圧壊することで、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
図29に示すように、フロントフード15の後部位置に、例えば歩行者の頭部が接触して上方からの衝突荷重F4が入力した場合には、比較的に硬い頭部からフードフレーム16の3列目ないし5列目の後部衝撃吸収部29Rに局部的な荷重が作用するため、後部衝撃吸収部29Rの薄肉に形成された側壁部29a,29aや、後部衝撃吸収部29Rの周囲の側部折れ線a,a、前部折れ線bおよび後部折れ線cが破断して上壁部29bが押し潰されるように圧壊することで、衝突エネルギーが効果的に吸収される。
フロントフード15の前部に歩行者の腰部や大腿部から入力される衝突荷重の方向は前方寄りであるという特徴があるが、この場合に圧壊する前部衝撃吸収部29Fは稜線fが上向きに凸に折れ曲がっているため、衝突荷重が前方寄りから入力したときに前部衝撃吸収部29Fを確実に圧壊することができる。一方、フロントフード15の後部に歩行者の頭部から入力される衝突荷重の方向は上方寄りであるという特徴があるが、この場合に圧壊する後部衝撃吸収部29Rは稜線fが下向きに凸に折れ曲がっているため、衝突荷重が上方寄りから入力したときに後部衝撃吸収部29Rを確実に圧壊することができる。
以上のように、フロントフード15に対する前方からの衝突の場合には、衝突エネルギーをフードフレーム16全体の前後方向の座屈により吸収し、前上方ないし上方からの衝突エネルギーをフードフレーム16の前部あるいは後部衝撃吸収部29F,29Rの圧壊により吸収することが可能となり、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合にも効果的なエネルギー吸収効果を得ることができる。しかも衝突時以外の通常時には、前部および後部衝撃吸収部29F…,29R…が補強リブとして機能してフードフレーム16の剛性が高められるため、フロントフード15の開閉に伴う衝撃等には充分に耐えることができる。
またフードフレーム16の前部および後部衝撃吸収部29F,29Rは、左右の側壁部29a,29aと、それらの上部間を接続して上方に凸に湾曲する上壁部29bとを備えるボックス構造であるため、その潰れ代を充分に確保してエネルギー吸収量を増加させることができる。また上壁部29bは左右方向に延びる複数の稜線d,e,fを介して前後方向に連なる四つの面A,B,C,Dで構成されるので、稜線d,e,fを折れ線として上壁部29bの変形を促進することができる。その上、前から1列目の上部衝撃吸収部29では、面Bのフレーム本体部28からの上方への突出高さが、部衝撃吸収部29Fの前後方向中央位置より後部側が前部側よりも高いので、衝突荷重が前上方から入力された場合に上壁部29bを効果的に変形させることができる。しかも上壁部29bの稜線d,e,fの数が、前部および後部衝撃吸収部29F,29Rの前後方向中央位置より後部側が前部側よりも多いので、前方からの衝突および上方からの衝突の何れの場合にも前部および後部衝撃吸収部29F,29Rを適切に変形させることができる。
また前部および後部衝撃吸収部29F,29Rの薄肉に形成した側壁部29a,29aあるいは薄肉部29cを形成した稜線e,fが起点となって前部および後部衝撃吸収部29F,29Rの変形を促すことで、エネルギー吸収量のコントロールを可能にすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、第1〜第3の実施の形態では前部フレーム19が3個の衝撃吸収部29…を備えているが、衝撃吸収部29の数は任意である。
また実施の形態では衝撃吸収部29,29F,29Rの上壁部29bが3本の稜線d,e,fを備えているが、稜線の数は任意である。
また第1、第3、第4の実施の形態では衝撃吸収部29,29F,29Rの脆弱部を稜線e,f上に形成した薄肉部29c,29cで構成し、あるいは薄肉の側壁部29a,29a自体で構成しているが、衝撃吸収部29に形成した開口や切欠きで脆弱部を構成することができる。
また第2の実施の形態では衝撃吸収部29の脆弱部をスリット29e,29e,29f…で構成しているが、それを開口、切欠き等で構成することができる。
また第1〜第3の実施の形態では後部フレーム18および前部フレーム19を別部材で構成しているが、それらを一部材で構成することができる。
また第4の実施の形態では、前側の2列の前部衝撃吸収部29F…は、1列目および2列目にそれぞれ5個が配置され、後側の3列の後部衝撃吸収部29R…は、3列目に4個、4列目に3個および5列目に4個が配置されているが、これらの列数および配置個数は任意である。但し、1列目および2列目では、硬いバルクヘッド20およびフードロック27の上方に位置するように、左右方向中央部に少なくとも1個の前部衝撃吸収部29Fを配置することが望ましく、また3列目〜5列目では、エンジンルームの中央部に配置された硬いエンジンの上方、エンジンルームの左右側縁に沿って配置された硬いアッパメンバの上方、エンジンルームの後縁に沿って配置された硬いダッシュボードアッパの上方に位置するように、複数の後部衝撃吸収部29R…を分散して配置することが望ましい。

Claims (9)

  1. フードフレーム(16)の上面にフードスキン(17)を結合して構成したフロントフード(15)の後端をヒンジを介して車体に上下揺動可能に枢支するとともに、前記フロントフード(15)の前端から所定距離後方位置に設けたストライカ(24)を車体に設けたフードロック(27)に係止する自動車のフロントフード構造において、
    前記フードフレーム(16)前記ストライカ(24)の近傍よりも前方部分は、略平坦なフレーム本体部(28)と、前記フレーム本体部(28)から前記フードスキン(17)の下面に向かって上向きに突出するボックス構造の衝撃吸収部(29,29F)とを備え、前記衝撃吸収部(29,29F)は、前後方向に延びる左右の側壁部(29a)と、前記左右の側壁部(29a)の上部間を接続して上方に凸に湾曲する上壁部(29b)とを備え、前記上壁部(29b)は左右方向に延びる複数の稜線(d,e,f)を介して前後方向に並ぶ複数の面(A,B,C,D)で構成され、それら面(A,B,C,D)のうち最前端の稜線(d)とその後方に隣接する稜線(e)とで挟まれた特定面(B)が、前記複数の面(A,B,C,D)のうち前後方向に最も広幅に且つ前記フードスキン(17)の下面に沿うよう形成され、
    前記特定面(B)は、前記衝撃吸収部(29,29F)の前後方向中央位置の前後に跨るようにして後上がりに延びていて、その特定面(B)前記フレーム本体部(28)から上方への突出高さは前記前後中央位置より後部側が前部側よりも高くなっており、
    前記特定面(B)上には、前後方向に延び且つ左右方向に相互に間隔をおいて延びる複数の接着剤塗布溝(29d)が形成されていて、それらの接着剤塗布溝(29d)に塗布した接着剤(30)で前記フードスキン(17)の下面に前記特定面(B)が接着され、前記複数の面(A,B,C,D)のうち前記特定面(B)より後側の面(C,D)は、前記フードスキン(17)の下面に空隙を存して対面していることを特徴とする自動車のフロントフード構造。
  2. 前記上壁部(29b)の前記稜線(d,e,f)の数は、前記衝撃吸収部(29,29F)前後方向中央位置より後部側が前部側よりも多いことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のフロントフード構造。
  3. 前記衝撃吸収部(29,29F)には、その強度を局部的に低下させる脆弱部(29a,29c,29,29)が形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車のフロントフード構造。
  4. 前記フロントフード(15)は左右方向に並置された複数の前記衝撃吸収部(29,29F)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動車のフロントフード構造。
  5. 前記脆弱部(29c,29f)は前記稜線(d,e,f)上に形成されることを特徴とする、請求項3に記載の自動車のフロントフード構造。
  6. 前記フードフレーム(16)に前記ストライカ(24)を固定するブラケット(21,22)は、前記ストライカ(24)の前側を支持する薄板よりなる前部ブラケット(21)と、前記ストライカ(24)の後側を支持する厚板よりなる後部ブラケット(22)とからなり、
    前記前部ブラケット(21)は、前記ストライカ(24)に接続される後部接続部(21a)と、前記後部接続部(21a)から折れ線(i)を介して上方に立ち上がる縦壁部(21b)と、前記縦壁部(21b)の上部から前方に延びて前記フードフレーム(16)に接続される前部接続部(21c)とを備え、
    前記後部ブラケット(22)は、前記ストライカ(24)との接続部および前記フードフレーム(16)との接続部間に複数の折れ線(j)を有することを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車のフロントフード構造。
  7. 前記フードフレーム(16)は、前記後部ブラケット(21)との接続部および前記前部ブラケット(22)との接続部間に複数の折れ線(k)を有することを特徴とする、請求項6に記載の自動車のフロントフード構造。
  8. 前記前部接続部(21c)に固定した補強部材(31)を前記縦壁部(21b)の前面に当接可能に対向させたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の自動車のフロントフード構造。
  9. 記フレーム本体部(28)は前記ストライカ(24)近傍よりも後方に延びていて、この後方部分から前記フードスキン(17)の下面に向かって上向きに突出するボックス構造の後部衝撃吸収部(29R)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車のフロントフード構造
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