JP4617170B2 - ニーガード構造 - Google Patents

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本発明は、ステアリングサポートビームとインストルメントパネルの間に配され、車両衝突時に乗員の膝を保護するニーガード部材を有するニーガード構造に関する。
自動車車両においては、インストルメントパネルの裏側に、車両衝突時に前方へ移動する乗員の膝を受け止めるニーガード部材が配置される。この種のニーガード部材として、乗員の両膝に対応するようステアリングサポートビームに左右一対に設置される板金製のものが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の各ニーガード部材は、複数の閉断面部が略前後に連続的に形成され、車両衝突時に乗員の両膝が前方へ移動すると、後側の閉断面部から順次圧潰していくようになっている。各ニーガード部材は、車両衝突時に前上がりに移動する膝を受け止めるため、膝の移動軌跡に対応してステアリングサポートビームからインストルメントパネル1側へ後下がりに突設されている。
特開2003−127814号公報
ところで、前記ニーガード構造では、各ニーガード部材が膝の移動軌跡に対応するよう設置されるため、各ニーガード部材がインストルメントパネルのグローブボックスと高さ方向で重なってしまう。そこで、各ニーガード部材を両膝に対応して左右に離隔して配置し、グローブボックスを各ニーガード部材間に配して、グローブボックスと各ニーガード部材が干渉しないよう構成することとなる。このように、グローブボックスの容積がニーガード部材により制限されるという問題点があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インストルメントパネルのグローブボックスの容積を拡大することのできるニーガード構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ステアリングサポートビームとインストルメントパネルの間に配され、車両衝突時に略前後に圧潰して乗員の膝からの衝撃を吸収するニーガード部材を有し、前記ニーガード部材は、グローブボックスの上側に設置され、側面視にて車両衝突時の乗員の膝の移動軌跡に対して上方に逸れるように前記インストルメントパネルに向かって略水平に延びる略矩形状の閉断面を形成し、前記閉断面の上部及び下部に屈曲部を有し、前記閉断面の上部において前記ステアリングサポートビーム側から前記インストルメントパネル側に辿って初めの屈曲部は、谷折に形成され、前記閉断面の下部において前記ステアリングサポートビーム側から前記インストルメントパネル側に辿って初めの屈曲部は、前記上部の谷折の屈曲部より後側で谷折に形成され、
前記ニーガード部材を圧潰時に、前記上部の谷折の屈曲部を谷折のまま内側に折り畳むとともに、前記下部の谷折の屈曲部を谷折のまま内側に折り畳んで上方へ向かって変形するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両衝突時にニーガード部材で乗員の膝を受け止め、ステアリングサポートビームと膝に挟まれてニーガード部材が圧潰することにより衝突エネルギが吸収されることとなる。このとき、ニーガード部材が上方へ向かって変形するようにしたので、ニーガード部材の圧縮方向で膝を受け止める必要がなく、ニーガード部材が単純に圧縮変形する従来のもののようにステアリングサポートビームから膝の移動軌跡に向かってニーガード部材を設置する必要はない。すなわち、ニーガード部材を膝の移動軌跡に対して上方にずらした状態で配置することができる。
これにより、従来のものより上方にニーガード部材を設置することができ、インストルメントパネルのグローブボックスよりも上側に設置することが可能となる。従って、グローブボックスを左右方向に大きく形成してもニーガード部材と干渉することはなく、グローブボックスの容積を拡大することができる。ニーガード部材は側面視にて閉断面を形成していることから剛性、強度が比較的高く、車両衝突時のエネルギ吸収性能は確保される。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は、ほぼ同じ断面形状で略左右方向へ延び、左端側にて車両衝突時における乗員の左膝の衝撃を吸収し、右端側にて車両衝突時における乗員の右膝の衝撃を吸収することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、ニーガード部材を同じ断面形状で略左右方向へ延びるようにしたので、ニーガード部材を略左右方向の押出成形で製造することができる。
また、ニーガード部材の左端側にて乗員の左膝の衝撃を吸収し、右端側にて乗員の右膝の衝撃を吸収するようにしたので、1つの部材で乗員の両方の膝に対応することができる。これにより、乗員の両膝の保護のためのニーガード部材を従来の2つから1つとすることができ、車両の部品点数及び重量の低減を図ることができる。また、1つの部材で構成されていることから、車両製造時に左膝用と右膝用のニーガード部材が取り違えて組み付けられるおそれもなくなる。
請求項に記載の発明では、請求項2に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は、前記閉断面の内部を仕切る後下がりに傾斜する仕切部を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、車両衝突時に仕切部が閉断面の圧潰を阻止しようとするので、仕切部の設け方により容易に圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。
請求項に記載の発明では、請求項2又は3に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は、前記閉断面からインストルメントパネル側へ突出する突出部を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、請求項2又は3の作用に加え、車両衝突時には、まず突出部が圧潰してエネルギ吸収が図られた後、閉断面部分が圧潰してエネルギ吸収が図られる。これにより、突出部が圧潰するまでの乗員の膝のストローク量に対するエネルギ吸収量と、突出部が圧潰した後のストローク量に対するエネルギ吸収量とを別個に調整することができる。すなわち、突出部の形状や大きさを変更することにより、容易にニーガード部材の圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。
請求項に記載の発明では、請求項2に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は、前記閉断面の内部に後上がりに傾斜する仕切り部を有するとともに、後部に下方に凹む段部が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、請求項2に記載の作用に加え、車両衝突時に仕切り部が閉断面の圧潰を阻止しようとするとともに、後部に設けられた段部を形成する各屈曲部が起点としてニーガード部材が変形するようにしたので、各屈曲部の位置を前後に移動させることにより、容易に圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。
請求項に記載の発明では、請求項1からのいずれか一項に記載のニーガード構造において、前記インストルメントパネルの裏側の上部にはエアバック装置が設けられているとともに、前記インストルメントパネルの下方と前記エアバック装置の間には前記ニーガード部材が突入する空間が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、インストルメントパネル下方とエアバック装置の間にはニーガード部材が突入する空間が形成されているので、確実にニーガード部材にエネルギを吸収させながら変形させることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のニーガード構造において、前記空間は、前記エアバック装置の後方に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、請求項と同様の作用を得ることができる。
請求項に記載の発明では、請求項6又は7に記載のニーガード構造において、前記空間は、前記インストルメントパネルに乗員の頭部が衝突した際の衝撃吸収空間としての役割をも有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、車両が衝突してインストルメントパネルに乗員の頭部が衝突した際に、前記空間に乗員の頭部に生じる衝撃を逃がすことができる。
請求項に記載の発明では、請求項1からのいずれか一項に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は金属の板により形成されているとともに、前記ニーガード部材の左端部と右端部の金属の板の厚みが異なることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、車両衝突時においては左右の膝にかかる荷重が異なるので、その違いに対応して荷重の大きい膝の側の端部の金属の板を厚くすることができる。
請求項10に記載の発明では、請求項2からのいずれか一項に記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材は、左右一対の別部材からなることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、請求項2からに記載のいずれか一項の作用と同様の作用を得ることができる。
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載のニーガード構造において、前記左側のニーガード部材と前記右側のニーガード部材を構成するそれぞれの金属の板の厚みは異なることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の作用と同様の作用を得ることができる。
請求項12に記載の発明では、請求項から11のいずれか一項に記載の記載のニーガード構造において、前記ニーガード部材が変形して突入する空間にはベントダクトが設けられていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、ニーガード部材が突入する空間を有効活用することができる。
このように、本発明のニーガード構造によれば、従来のものより上方にニーガード部材を設置することができ、インストルメントパネル内のグローブボックスよりも上側に設置することが可能となる。従って、グローブボックスを左右方向に大きく形成してもニーガード部材と干渉することはなく、グローブボックスの容積を拡大することができる。
図1から図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1はインストルメントパネルの外観斜視図、図2は図1のA−A断面を示すニーガード構造の側面断面図、図3及び図4は車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。
図1に示すように、インストルメントパネル1(以下、インパネ1という。)は、車両室内の前部に配され、空調用の吐出口2が形成される。この吐出口2は、インパネ1の左右両端側と左右中央側に形成される。インパネ1の助手席側の裏側の上部には、助手席用のエアバッグ装置3が設けられる。また、インパネ1の助手席側の後面には、開閉自在のグローブボックス4が配設される。
図2に示すように、インパネ1の裏側には、車体の左右のフロントピラーを接続し、ステアリングコラムを支持するステアリングサポートビーム5が設置される。本実施形態においては、ステアリングサポートビーム5は金属製であり、左右にわたって略円形の断面形状を呈する。このステアリングサポートビーム5とインパネ1の間には、車両衝突時における乗員の膝を保護するためのニーガード部材6が配される。本実施形態においては、助手席側のニーガード部材6は、一の部材で乗員の両膝に対応するよう構成されている。また、インパネ1の裏側には、空調装置のクーリングユニットやヒータユニットで熱交換された空気を各吐出口2へ案内する空調ダクトが配設される。
また、図2に示すように、インストルメントパネル1の下方とエアバック装置3の間、すなわち、エアバック装置3の略後面部付近には、ニーガード部材6が変形しやすいように変形したニーガード部材6が突入するための空間Sが形成されている。このことは、本実施形態のニーガード構造において共通する。空間Sは、車両が衝突して、インストルメントパネル1に乗員の頭部が衝突した際に、乗員の頭部に生じる衝撃を逃がす衝撃吸収空間としても用いることができる。
また、ニーガード部材6は、例えばアルミニウム等の金属の板からなり、図2に示すように、ステアリングサポートビーム5の後方で側面視にて閉断面7を形成する。具体的には、閉断面7は、略矩形状に形成され、インパネ1に向かってほぼ水平に延びる。本実施形態においては、閉断面7は僅かに後上がりとなっている。このように、ニーガード部材6は側面視にて閉断面7を形成していることから剛性、強度が比較的高く、車両衝突時のエネルギ吸収性能が確保されている。
また、ニーガード部材6は、ステアリングサポートビーム5に沿って、ほぼ同じ断面形状で略左右方向へ延びる。これにより、ニーガード部材6を略左右方向の押出成形で製造することができるようになっている。また、このニーガード部材6は、乗員の両膝に対応するよう構成され、左端側にて車両衝突時における乗員の左膝の衝撃を吸収し、右端側にて車両衝突時における乗員の右膝の衝撃を吸収する。
また、図2に示すように、ニーガード部材6は、複数の屈曲部8,9,10,11を有する。
具体的には、第1屈曲部8は閉断面7の下部後側に形成され、第1屈曲部8を境界にして閉断面7の下部の傾斜角度が変化する。本実施形態においては、第1屈曲部8の前側は後上がりに、後側は後下がりに傾斜する。
また、第2屈曲部9は閉断面7の上部前側に形成され、第3屈曲部10は閉断面7の上部前後中央に形成され、各屈曲部9,10を境界にして閉断面7の上部の傾斜角度が変化する。本実施形態においては、第2屈曲部9と第3屈曲部10の間が後上がりに傾斜し、第2屈曲部9より前側と第3屈曲部10より後側は略水平となっている。
また、第4屈曲部11は閉断面7の後部に形成され、閉断面7の後部は第4屈曲部11がインパネ1側に突出する。すなわち、閉断面7の後部は、第4屈曲部11を頂点とした角形状に形成されている。
このニーガード部材6は、図3及び図4に示すように、略前後方向の圧潰時に上方へ変形するようになっている。図3に示すように、圧潰開始直後は、閉断面7の後部は殆ど変形することなく、閉断面7の前部角部及び第1〜第3屈曲部8,9,10が折れ曲がる。すなわち、閉断面7の前側が上下内側に折り畳まれつつ、乗員の膝からの入力によりニーガード部材6が上方へ移動する。ここで、乗員の膝からの入力は閉断面7の後方下側から前方上側に向かう方向であるので、閉断面7の下側の第1屈曲部8が上側の第2屈曲部9より後側に形成されていることと相俟って、ニーガード部材6の後部が全体として上方へ移動する。この後、図4に示すように、閉断面7の前部が折り畳まれた後、閉断面7の後部が変形してニーガード部材6が完全に略前後に圧潰する。
このように、本実施形態のニーガード構造によれば、車両衝突時にニーガード部材6で乗員の膝を受け止め、ステアリングサポートビーム5と膝に挟まれてニーガード部材6が圧潰することにより衝突エネルギが吸収されることとなる。このとき、ニーガード部材6が上方へ向かって変形するようにしたので、ニーガード部材6の圧縮方向で膝を受け止める必要がなく、ニーガード部材6が単純に圧縮変形する従来のもののようにステアリングサポートビーム5から膝の移動軌跡に向かってニーガード部材を設置する必要はない。すなわち、ニーガード部材6を膝の移動軌跡に対して上方にずらした状態で配置することができる。
これにより、従来のものより上方にニーガード部材6を設置することができ、インストルメントパネル1内のグローブボックス4よりも上側に設置することが可能となる。従って、グローブボックス4を左右方向に大きく形成してもニーガード部材6と干渉することはなく、グローブボックス4の容積を拡大することができる。
また、本実施形態のニーガード構造によれば、ニーガード部材6の左端側にて乗員の左膝の衝撃を吸収し、右端側にて乗員の右膝の衝撃を吸収するようにしたので、1つのニーガード部材6で乗員の両方の膝に対応することができる。これにより、乗員の膝の保護のためのニーガード部材6を従来の2つから1つとすることができ、車両の部品点数及び重量の低減を図ることができる。また、1つの部材で構成されていることから、車両製造時に左膝用と右膝用のニーガード部材が取り違えて組み付けられるおそれもなくなる。
また、本実施形態のニーガード構造によれば、ニーガード部材6の閉断面7の上部及び下部に第1〜第3屈曲部8,9,10を形成し、車両衝突時に各屈曲部8,9,10を起点としてニーガード部材6が変形するようにしたので、各屈曲部8,9,10の位置を前後に移動させることにより、容易に圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。すなわち、各屈曲部8,9,10の位置が異なるニーガード部材6を複数種類用意しておくことにより、車両の仕向地の乗員体格、法規、使用状態に応じたエネルギ吸収状態の変更が可能となる。
尚、前記実施形態においては、閉断面7の下部に1つの屈曲部8を形成し、上部に2つの屈曲部9,10を形成したものを示したが、例えば図5に示すように、閉断面107の下部と上部にそれぞれ1つずつ屈曲部108,109を形成してもよい。図5には、各屈曲部108,109は前後方向についてほぼ同じ位置に形成され、閉断面107における各屈曲部108,109の前側が後上がりに傾斜し、後側が後下がりに傾斜するニーガード部材106を示す。このニーガード部材106の車両衝突時における挙動を図6に示す。
図6に示すように、このニーガード部材106も、略前後方向の圧潰時に上方へ変形するようになっている。このニーガード構造においては、ニーガード部材106は各屈曲部108,109を起点として変形し、主に閉断面107の前部が潰れて、閉断面107の後部が上方に押し上げられるようになっている。
また、ニーガード部材が上方へ変形するものであれば、例えば図7に示すように閉断面207の内部に仕切部208を設けてもよい。このニーガード部材206では、閉断面207は後下がりの矩形状に形成され、仕切部208が閉断面207の前部上側の角部と下部の前側とを接続する。
このニーガード構造によれば、図8に示すように、車両衝突時に仕切部208が閉断面207の圧潰を阻止しようとするので、仕切部208の設け方により容易に圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。ここで、仕切部208に加えて、閉断面207の上部と下部に前記実施形態のような屈曲部を形成してもよい。
さらに、ニーガード部材が上方へ変形するものであれば、例えば図9に示すように閉断面307からインストルメントパネル1側へ突出する突出部308を有するものであってもよい。このニーガード部材306では、閉断面307は下部が後下がりで上部が後上がりに概略形成され、閉断面307の後部下側からインパネ1側にフランジ状の突出部308が設けられている。突出部308はインパネ1側に延び、後端側で上方へ向かって延びる。
このニーガード構造によれば、図10に示すように、車両衝突時には、まず突出部308が圧潰してエネルギ吸収が図られた後、閉断面7部分が圧潰してエネルギ吸収が図られる。これにより、突出部308が圧潰するまでの乗員の膝のストローク量に対するエネルギ吸収量と、突出部308が圧潰した後のストローク量に対するエネルギ吸収量とを別個に調整することができる。すなわち、突出部308の形状や大きさを変更することにより、容易に圧潰時のエネルギ吸収状態を調整することができる。ここで、突出部308に加えて、閉断面307を仕切る仕切部や、閉断面307の上部と下部に前記実施形態のような屈曲部を形成してもよい。
また、ニーガード部材が上方へ変形するものであれば、例えば図11に示すようにインパネ1側に向かって閉断面407が上下に拡がる形状であってもよい。このニーガード部材406には、屈曲部、仕切部、突出部等が形成されていない。このニーガード構造では、図12に示すように、車両衝突時に閉断面407の後部が押し上げられ、閉断面407の前部はさほど変形しない。
さらにまた、ニーガード部材が上方へ変形するものであれば、例えば図13に示すように閉断面507の内部に後上がりに傾斜する仕切部508を設けてよい。また、図13に示すように、ニーガード部材506は、複数の屈曲部509、510及び511を有しており、下方に凹む段部が設けられている。
具体的には、屈曲部509は閉断面507の上部後側に形成され、閉断面507の後部は、屈曲部509を境界にして閉断面507の下部に向かって傾斜する。
また、屈曲部510は屈曲部509から傾斜している閉断面507の後部に形成され、閉断面507の後部は、屈曲部510を境界にして後上がりに傾斜する。また、屈曲部511は、屈曲部510の後方に形成され、閉断面507の後部は、下部に向かって傾斜する。
このニーガード構造によれば、図14に示すように、車両衝突時に仕切り部508が閉断面507の空間の圧潰を阻止しようとするので、閉断面は屈曲部510、屈曲部511、屈曲部509の順に屈曲し、閉断面507は略前後に圧潰する。
また、前記実施形態においては、助手席側について本発明を適用したものを示したが、車両室内におけるレイアウト上の問題がなければ、運転席側についても適用可能であることは勿論である。この場合、グローブボックスの容積でなく、他の部品の設置スペース等が拡大することとなる。
また、前記実施形態においては、各屈曲部8,9,10,11が折れ曲がることによりエネルギ吸収が図られるものを示したが、エネルギ吸収部分は蛇腹状に形成されたりビードが形成されたものであってもよい。また、ニーガード部材6は、金属製の板部材により形成されておらずとも、例えばウレタン材等の樹脂により形成されていてもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
また、前記実施形態のニーガード部材の左端部と右端部の金属の板の厚みは異なるものとしてもよく、例えば右端部の板厚を左端部の板の厚みよりも厚くすることとしてもよい。
また、前記実施形態においては、ニーガード部材が単一であるものについて、示したが、図15に示すように、ニーガード部材は、第1ニーガード部材601及び第2ニーガード部材602のように左右一対の略同形状の別部材からなるものを用いることとしてもよい。この場合においても第1ニーガード部材601と第2ニーガード部材602の板厚を異なるものとしてもよく、例えば、第2ニーガード部材602の板厚を第1ニーガード部材601の板の厚みよりも厚くすることとしてもよい。
また、インストルメントパネル1の下方であって、エアバック装置3の後方の空間には図16に示すようにベントダクト701を設けることとしてもよい。このようにベントダクト701を設けた場合における略前後方向の圧潰時には上方に向かって変形するようになっている。すなわち、図16に示すように、ニーガード部材は閉断面7の前部が折り畳まれたながら上方へ変形するがベントダクト701に衝突した時点で変形が停止するようになっている。
本発明の一実施形態を示すインストルメントパネルの外観斜視図である。 図1のA−A断面を示すニーガード構造の側面断面図である。 車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。 ニーガード部材を、左右一対の別部材として構成した場合のインストルメントパネルの外観斜視図である。 変形例を示すニーガード構造の側面断面図である。 変形例を示す車両衝突時のニーガード部材の変形状態を示す説明図である。
符号の説明
1 インストルメントパネル
4 グローブボックス
5 ステアリングサポートビーム
6 ニーガード部材
7 閉断面
8 第1屈曲部
9 第2屈曲部
10 第3屈曲部
11 第4屈曲部
106 ニーガード部材
107 閉断面
108 屈曲部
109 屈曲部
206 ニーガード部材
207 閉断面
208 仕切部
306 ニーガード部材
307 閉断面
308 突出部
406 ニーガード部材
407 閉断面
506 ニーガード部材
507 閉断面
508 仕切部
509 第1屈曲部
510 屈曲部
511 屈曲部
601 第1ニーガード部材
602 第2ニーガード部材
701 ベントダクト

Claims (12)

  1. ステアリングサポートビームとインストルメントパネルの間に配され、車両衝突時に略前後に圧潰して乗員の膝からの衝撃を吸収するニーガード部材を有し、
    前記ニーガード部材は、グローブボックスの上側に設置され、側面視にて車両衝突時の乗員の膝の移動軌跡に対して上方に逸れるように前記インストルメントパネルに向かって略水平に延びる略矩形状の閉断面を形成し、前記閉断面の上部及び下部に屈曲部を有し、
    前記閉断面の上部において前記ステアリングサポートビーム側から前記インストルメントパネル側に辿って初めの屈曲部は、谷折に形成され、
    前記閉断面の下部において前記ステアリングサポートビーム側から前記インストルメントパネル側に辿って初めの屈曲部は、前記上部の谷折の屈曲部より後側で谷折に形成され、
    前記ニーガード部材を圧潰時に、前記上部の谷折の屈曲部を谷折のまま内側に折り畳むとともに、前記下部の谷折の屈曲部を谷折のまま内側に折り畳んで上方へ向かって変形するよう構成したことを特徴とするニーガード構造。
  2. 前記ニーガード部材は
    ぼ同じ断面形状で略左右方向へ延び、
    左端側にて車両衝突時における乗員の左膝の衝撃を吸収し、
    右端側にて車両衝突時における乗員の右膝の衝撃を吸収することを特徴とする請求項1に記載のニーガード構造。
  3. 前記ニーガード部材は、前記閉断面の内部を仕切る後下がりに傾斜する仕切部を有することを特徴とする請求項2に記載のニーガード構造。
  4. 前記ニーガード部材は、前記閉断面からインストルメントパネル側へ突出する突出部を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のニーガード構造。
  5. 前記ニーガード部材は、前記閉断面の内部に後上がりに傾斜する仕切り部を有するとともに、後部に下方に凹む段部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のニーガード構造。
  6. 前記インストルメントパネルの裏側の上部にはエアバック装置が設けられているともに、前記インストルメントパネルの下方と前記エアバック装置の間には前記ニーガード部材が突入する空間が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のニーガード構造。
  7. 前記空間は、前記エアバック装置の後方に形成されていることを特徴とする請求項に記載のニーガード構造。
  8. 前記空間は、前記インストルメントパネルに乗員の頭部が衝突した際の衝撃吸収空間としての役割をも有することを特徴とする請求項6又は7に記載のニーガード構造。
  9. 前記ニーガード部材は金属の板により形成されているとともに、前記ニーガード部材の左端部と右端部の前記金属の板の厚みは異なることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のニーガード構造。
  10. 前記ニーガード部材は、左右一対の別部材からなることを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載のニーガード構造。
  11. 前記左側のニーガード部材と前記右側のニーガード部材を構成するそれぞれの金属の板の厚みは異なることを特徴とする請求項10に記載のニーガード構造。
  12. 前記ニーガード部材が変形して突入する空間にはベントダクトが設けられていることを特徴とする請求項から11のいずれか一項に記載のニーガード構造。
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