JP2002321576A - 自動車用バンパー - Google Patents
自動車用バンパーInfo
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Abstract
にレインフォースメント6を配設し、その前側に車体前
後方向の多数のエネルギ吸収リブ29,29,…が車幅
方向に並設されたエネルギ吸収部材7を設け、それらを
車体前方からバンパーフェース4(表皮部材)で覆った
バンパー1において、空力性能等を損なうことなく、前
方障害物に対する衝撃緩和性能を衝突箇所によらずに安
定的に確保できるようにする。 【解決手段】 エネルギ吸収部材7においてエネルギ吸
収リブ29,29,…を車体前後方向の長さが車幅方向
の略中央部から左右両端側に向かって徐々に短くなるよ
うにする。そのことによって個々のリブ29のエネルギ
吸収能力が低下する度合いに見合うように、隣り合うリ
ブ29,29同士の間隔を車幅方向の略中央部から左右
両端側に向かって徐々に小さくなるようにする。リブの
肉厚を左右両端側に向かって徐々に大きくするようにし
てもよい。
Description
ーレインフォースメントとの間にエネルギ吸収部材が配
設された自動車用バンパーに関し、特に、前方障害物へ
のダメージに配慮したエネルギ吸収部材の構造の技術分
野に属する。
バンパーとして、樹脂製のバンパーフェース(表皮部
材)の裏側にバンパーレインフォースメントまで延びる
ように多数のリブを形成したり、或いはウレタンフォー
ムを充填したりすることが行われており、衝突時にはそ
のリブの座屈変形やウレタンフォームの潰れ変形により
エネルギが吸収されるようになっている。すなわち、車
体の強度部材に固定したレインフォースメントにより障
害物の車室内への侵入を防いで、乗員を保護することが
できるとともに、リブ等の変形によって衝突初期の衝撃
を緩和することができる。
るのみならず、衝突相手への衝撃をも緩和できるよう
に、バンパーのエネルギ吸収特性を見直そうという提案
がなされている。例えば、特開平10−35377号公
報に開示された自動車の衝突安全構造では、自動車側に
自己安全用の第1バンパーを設けるとともに、その前側
にエネルギ吸収部材としてクッション性の良い第2バン
パーを追加して設け、比較的低速での衝突の場合には衝
突相手に対しても良好な衝撃緩和が図れるようにしてい
る。
ントバンパーのレインフォースメントは、前方からの衝
撃を確実に受け止めるように車幅方向に略直線的に延び
ていて、その両端部がフロントサイドフレームの前端部
に固定される構造になっている。一方、バンパーフェー
スの形状については空力性能や外観意匠からの要求が大
きく、特にフロントバンパーについては、良好な空力性
能を確保するために車幅方向の左右両端側が中央部に比
べて後退した湾曲形状とされることが多い。
バンパーフェースの形状とバンパーレインフォースメン
トの形状とが必ずしも対応しないことになり、結果的に
バンパーフェースとバンパーレインフォースメントとの
間の車体前後方向の間隔が左右両端側ほど小さなものに
なる。言い換えれば、エネルギ吸収部材の厚みが車幅方
向の略中央部に比べて左右両端側で薄くなってしまう。
を保護すると言う観点からは何ら問題にならないが、自
動車が衝突する前方障害物への衝撃についても考慮する
と、エネルギ吸収部材による該障害物への衝撃緩和性能
が車幅方向の衝突箇所によってばらつくことになり、特
に車幅方向の両端側においては十分な衝撃緩和性能を得
ることが極めて難しいという問題がある。
であり、その目的とするところは、自動車用バンパーの
表皮部材とレインフォースメントとの間に設けるエネル
ギ吸収部材の構造に工夫を凝らして、自動車の空力性能
等を損なうことなく、前方障害物に対する衝撃緩和性能
を衝突箇所によらずに安定的に確保することにある。
に、本発明の第1の解決手段では、エネルギ吸収部材の
車幅方向に並設される複数のエネルギ吸収リブを、隣り
合うもの同士の間隔が車幅方向の中央部から左右両端側
に向かって徐々に小さくなるように配置した。
車体前部に車幅方向に延びるように配設されたバンパー
レインフォースメントと、このバンパーレインフォース
メントの前側に設けられ、少なくとも車体前後方向に延
びる複数のエネルギ吸収リブが車幅方向に並設されてな
るエネルギ吸収部材と、該バンパーレインフォースメン
ト及びエネルギ吸収部材を車体前方から覆う樹脂製の表
皮部材とを備えた自動車用バンパーを対象とする。そし
て、前記バンパーレインフォースメントと表皮部材との
間の車体前後方向の間隔が車幅方向の略中央部から左右
両端側に向かって徐々に小さくなっており、前記エネル
ギ吸収部材は、隣り合うエネルギ吸収リブ同士の間隔が
車幅方向の略中央部から左右両端側に向かって徐々に小
さくなるように構成する。
は、バンパーレインフォースメントが車幅方向に延びる
ように配設されるとともに、それを車体前方から覆うよ
うに樹脂製の表皮部材が配置され、それらの車体前後方
向の間隔が車幅方向の略中央部から左右両端側に向かっ
て徐々に小さくなっている。言い換えると、フロントバ
ンパーの外形状は、車幅方向の左右両端側が中央部に比
べて後退した空力性能の良好なものとなる。
バンパーレインフォースメントとの間の間隔が車幅方向
の略中央から左右両端側に向かって徐々に小さくなって
いると、車幅方向に並ぶエネルギ吸収リブの車体前後方
向の長さが車体の左右両端側に向かって徐々に短くな
り、個々のリブによるエネルギ吸収能力が徐々に低下す
ることになるが、この発明では、隣り合うリブ同士の間
隔が車幅方向の略中央部から左右両端側に向かって徐々
に小さくされていて、エネルギ吸収リブが車体の左右両
端側ほど密に配置されているので、それらのリブによる
エネルギ吸収性能が車体の左右両端側においても十分に
得られる。
形状を空力性能に優れかつ見栄えの良いものとしなが
ら、前方障害物に対する衝撃緩和性能のばらつきを軽減
して、車幅方向の衝突箇所によらず、衝撃緩和性能を安
定的に確保することができる。
ルギ吸収部材の車幅方向に並設される複数のエネルギ吸
収リブを、その肉厚が車幅方向の略中央部から左右両端
側に向かって徐々に大きくなるようにした。
車体前部に車幅方向に延びるように配設されたバンパー
レインフォースメントと、このバンパーレインフォース
メントの前側に設けられ、少なくとも車体前後方向に延
びる複数のエネルギ吸収リブが車幅方向に並設されてな
るエネルギ吸収部材と、該バンパーレインフォースメン
ト及びエネルギ吸収部材を車体前方から覆う樹脂製の表
皮部材とを備えた自動車用バンパーを対象とする。そし
て、前記バンパーレインフォースメントと表皮部材との
間の車体前後方向の間隔が車幅方向の略中央部から左右
両端側に向かって徐々に小さくなっており、前記エネル
ギ吸収部材は、エネルギ吸収リブの肉厚が車幅方向の略
中央部から左右両端側に向かって徐々に大きくなるよう
に構成されているものとする。
に、自動車前部のバンパーの表皮部材とバンパーレイン
フォースメントとの間の間隔が車幅方向の略中央部から
左右両端側に向かって徐々に小さくなっていて、個々の
エネルギ吸収リブによるエネルギ吸収能力が徐々に低下
していても、それらのリブの肉厚が左右両端側に向かっ
て徐々に大きくされているので、エネルギ吸収性能は車
体の左右両端側においてもあまり低下しない。つまり、
前記請求項1の発明と同じく、バンパーの外形状を空力
性能に優れかつ見栄えの良いものとしながら、前方障害
物に対する衝撃緩和性能のばらつきを軽減して、車幅方
向の衝突箇所によらず、衝撃緩和性能を安定的に確保で
きる。
を、エネルギ吸収リブの前端部と表皮部材との間の車体
前後方向の間隔が車幅方向の略中央部から左右両端側に
向かって徐々に小さくなるように構成する。
レインフォースメントとの間の車体前後方向の間隔が車
体中央から左右両端側に向かって徐々に小さくなってい
ても、そのバンパーレインフォースメントの前側におい
て車幅方向に並ぶエネルギ吸収リブの前端部と表皮部材
との間の間隔も左右両端側に向かって徐々に小さくなっ
ているので、その分、リブの車体前後方向長さの変化が
少なくなり、このことによっても、前方障害物に対する
衝撃緩和性能のばらつきが軽減される。
吸収部材とを樹脂により一体成形するものとする。こう
することで、表皮部材とエネルギ吸収部材とを一体成形
により容易に製造することができるとともに、部品点数
や組み付け工数を削減して、製造コストの低減が図られ
る。
基いて説明する。
1に係るバンパー1が配設された自動車Vの前部を示
す。このバンパー1は、自動車Vのボンネットフード2
や左右のフロントフェンダ3,3の前端に連なるように
設けられていて、該ボンネットフード2及び各フロント
フェンダ3と共に自動車Vのフロントノーズ部分を構成
している。そして、該バンパー1は、ボンネットフード
2および各フロントフェンダ3と略連続する形状となる
ように射出成形された樹脂製のバンパーフェース4(表
皮部材)と、車幅方向に延びるように配設され、左右両
端部がそれぞれフロントサイドフレーム5,5の前端部
に固定された鋼製バンパーレインフォースメント6(以
下、単にレインフォースメントという)と、該レインフ
ォースメント6の前側に取り付けられた樹脂製のエネル
ギ吸収部材7とを備えてなる。
示すように、車幅方向の略中央部分から左右両端側に向
かって徐々に後退するように全体として大きく湾曲形成
された正面部分と、その左右両端側からそれぞれ車体後
方に向かって延びてフロントフェンダ3に連続する側面
部分とからなる。また、それらの下端縁には、図4にの
み示すが、バンパーフェース4の内方に向かうように湾
曲して延びる湾曲縁部4aが略全周に亘って設けられ、
さらに、車幅方向について中央部分を含む略6割ぐらい
の範囲においては該湾曲縁部4aに連続するように車体
後方に延びる底板部4bが設けられている。
下方向の略中央部分において車幅方向の略全体に亘る帯
状の範囲がバンパー本来の機能を有するバンパー機能部
4cとされており、このバンパー機能部4cよりも上側
には、車幅方向略中央位置においてボンネットフード2
の先端縁との間に略五角形状のフロントグリルを構成す
る中央切欠部8が形成されるとともに、その左右両側に
それぞれヘッドランプ9,9の取り付けられる左右一対
のヘッドランプ取付部10,10が形成されている。
のバンパーフェース4には、図2、3に示すように、車
幅方向の略全体に亘って空気取入口が開口していて、前
記底板部4bに対応する車幅方向の略中央部分において
車体前方へ開口するように中央開口部12が形成される
とともに、その左右両側においてバンパーフェース4の
正面部分から側面部分に回り込むように側方開口部1
3,13がそれぞれ形成されている。この各側方開口部
13は、図示しない前輪のブレーキ用ロータに向けて走
行風を導くためのものである。
にのみ示すが、中央切欠部8と各ヘッドランプ取付部1
0との間の中間部分の上端にそれぞれ上側取付フランジ
部14,14が設けられていて、この左右一対の上側取
付フランジ部14,14がそれぞれ図示しないシュラウ
ドアッパパネルに対してボルトにより固定される。ま
た、該バンパーフェース4の底板部4bの後端側が図示
しないシュラウドロワパネルに対してボルトにより固定
され、さらに、湾曲縁部4bの左右両側に各々3つずつ
設けられた下側取付フランジ部15,15,…がそれぞ
れ図示しないペリメータフレームのフロントメンバに対
してボルトにより固定されて、これにより、バンパーフ
ェース4が車体に取り付けられる。
フェース4におけるバンパー機能部4cの背後に所定間
隔を空けて配置され、図4に示すように車体平面視で緩
やかな円弧形状をなすクロスメンバ16と、そのクロス
メンバ16の左右両端部からそれぞれ車体後方に延びる
ように設けられて、該クロスメンバ16をフロントサイ
ドフレーム5、5に対し連結支持するクラッシュ管1
7,17とからなる。詳しくは、図5、図6に示すよう
に、前記クロスメンバ16は、略矩形の中空断面を有
し、高張力鋼板をロール成形してなる断面略コ字状のア
ウタパネル18と平板状のインナパネル19とを溶接に
より組み合わせたものである。
Vの前面衝突の際に前後方向に圧壊させて衝突初期の衝
撃を吸収するためのものであり、各々車体前方ほど幅の
広い略台形板状の上壁部20及び下壁部21と、それら
両壁部20,21の前端を繋ぐように設けられた前壁部
22と、左右一対の矩形板状の側壁部23,23とを備
え、それら壁部20〜23が車体後方に開口する箱状に
なるように組み合わされていて、その開口部が矩形板部
材24により閉止されてなる。また、その板部材24の
外周側にはフランジ部が形成されていて、フロントサイ
ドフレーム5の前端部に設けられた剛性強度の高い締結
固定部にボルトにより固定される。
2は1枚の鋼板部材からなり、上壁部20及び下壁部2
1が互いに略平行な略コ字状となるようにプレス成形さ
れたものである。一方、前記左右一対の側壁部23,2
3は個別にプレス成形され、相互の間隔が車体前側ほど
大きくなるように前記上壁部20及び下壁部21の間に
配置されて、上下両端縁部がそれぞれ該上壁部20及び
下壁部21に溶接されている。従って、クラッシュ管1
7は、車体後側から前側に向かって閉断面積が徐々に大
きくなっている。また、前記上下両壁部20,21及び
左右両側壁部23,23には、それぞれ長円形状のビー
ドが車体前後方向に並ぶように形成されていて、車体前
後方向の圧縮荷重を受けたクラッシュ管17を全体とし
て確実に潰れ変形させるようになっている。
特徴であるエネルギ吸収部材7の構造について詳細に説
明する。この実施形態1のエネルギ吸収部材7は、ポリ
プロピレン等の成形性に優れた樹脂材料からなり、レイ
ンフォースメント6の前側にクロスメンバ16の車幅方
向全体に亘って設けられていて、車幅方向の略中央部に
おいて車体前後方向の厚みが最大となり、そこから左右
両端側に向かって徐々に厚みが減少する薄い三日月形状
とされている。尚、図7にのみ示す符号31は、フロン
トグリルの樹脂製ルーバーであり、また、符号32は、
中央開口部12に嵌め込まれる金属製メッシュである。
うに、車幅方向に緩やかな円弧状をなし、レインフォー
スメント6の前面にファスナや接着剤により取り付けら
れる後壁部27と、この後壁部27よりもややきつく湾
曲する円弧状の前壁部28と、それらの両壁部27,2
8の間に車幅方向の全体に亘って並設された多数のエネ
ルギ吸収リブ29,29,…とからなり、それら前壁部
28、リブ29,29,…及び後壁部27が一体として
射出成形により形成されてなる。
それぞれ、車体前後方向に延びるように設けられた同じ
肉厚のもので、前端部が前壁部28の後面に連繋する一
方、後端部が後壁部27の前面に連繋しており、自動車
Vの前面衝突時に前方から衝撃荷重が加わったときには
その衝突箇所とその周辺においてリブ29,29,…が
座屈変形することにより、エネルギを吸収して衝突初期
の衝撃を緩和するようになっている。このように、予め
設定した厚みや形状のリブ29,29,…を変形させて
エネルギを吸収するようにしているので、ウレタンフォ
ーム等に比較して設計通りのエネルギ吸収特性を安定的
に得ることができる。
記エネルギ吸収リブ29,29,…は、各リブ29の車
体前後方向の長さが車幅方向の略中央部において最も長
く、そこから左右両端側に向かって徐々に短くなるとと
もに、車幅方向に隣り合うリブ29,29,…同士の間
隔が車幅方向の略中央部から左右両端側に向かって、徐
々に小さくなっている。すなわち、上述したように、自
動車Vの車幅方向略中央部から左右両端側に向かって後
退する形状のバンパーフェース4に対して、レインフォ
ースメント6は緩やかに湾曲しつつも概ね車幅方向に延
びているので、それらの間の車体前後方向の間隔は車体
の左右両端側ほど小さくなり、このことに対応するよう
に、エネルギ吸収部材7も車幅方向略中央部において最
も厚く、左右両端側ほど薄い三日月形状になっている。
29,…の車体前後方向の長さは、車幅方向の略中央部
において最も長くなる一方、そこから左右両端側に向か
って徐々に短くなっており、このことから、1枚のリブ
29によるエネルギ吸収量も車幅方向の略中央部におい
て最も大きく、そこから左右両端側に向かって徐々に小
さくなってしまう。
ンパー1においては、前記のようなリブ29,29,…
の個々のエネルギ吸収量の低下に対応して、そのエネル
ギ吸収量の低下の度合いに見合うように、隣り合うリブ
29,29同士の間隔を小さくなるようにしている。す
なわち、エネルギ吸収部材7のリブ29,29,…は、
車幅方向の略中央部から左右両端側に向かうほど、個々
の長さが短くなる一方、車幅方向に互いに近接して密に
なるように配置されており、このことで、車体正面から
見たときにはエネルギ吸収部材7の単位面積当たりのエ
ネルギ吸収特性は車幅方向について略均一なものとなっ
ている。
用バンパー1によれば、自動車Vのフロントノーズ部分
を構成するフロントバンパー1の外形状を空力性能に優
れかつ見栄えの良いものとしながら、言い換えると、デ
ザインにおいて不当な制約を受けることなく、レインフ
ォースメント6の前側に配設したエネルギ吸収部材7に
よる前方障害物への衝撃緩和性能を車幅方向についてば
らつきなく、左右両端側においても十分にかつ安定的に
確保することができる。
の実施形態2に係る自動車用バンパー1を示す。この実
施形態2のバンパー1の構成は、エネルギー吸収部材の
構造以外は前記実施形態1のものと同じなので、以下、
同一部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
そして、この実施形態2のエネルギ吸収部材では、前記
実施形態1のように車幅方向の位置に応じてエネルギ吸
収リブ29,29同士の間隔を変更するのではなく、そ
の代わりに、リブ35,35,…の肉厚を変更するよう
にしている。
形態2のエネルギ吸収部材36は、実施形態1のものか
ら前壁部28を取り除いたような構造を有し、レインフ
ォースメント6の前面に取り付けられる後壁部27の前
面からそれぞれ車体前方に向かって延びるエネルギ吸収
リブ35,35,…が車幅方向の全体に亘って並設され
てなる。そして、それらのエネルギ吸収リブ35,3
5,…は、前記実施形態1のものと同様に各リブ35の
車体前後方向の長さが車幅方向の略中央部において最も
長く、そこから左右両端側に向かって徐々に短くなると
ともに、そのことによる各リブ35のエネルギ吸収量の
低下を補完するように、該各リブ35の肉厚が車幅方向
の略中央部から左右両端側に向かって徐々に大きくなっ
ている。このことで、エネルギ吸収部材36の単位面積
当たりのエネルギ吸収特性は車幅方向について略均一な
ものとなる。
用バンパー1によれば、実施形態1のものと同様にバン
パー外形状を空力性能に優れかつ見栄えの良いものとし
ながら、自動車Vと前方障害物との衝突の際にはその衝
突箇所が車幅方向についてどの部分であっても、十分な
衝撃緩和性能を安定的に確保することができる。
発明の実施形態3に係る自動車用バンパー1を示す。こ
のバンパー1の特徴は、エネルギ吸収部材をバンパーフ
ェース4と一体に形成したことにあり、それ以外の構造
は前記実施形態1のものと略同様なので、以下、同一部
材には同一の符号を付してその説明は省略する。そし
て、この実施形態3のバンパー1の場合、エネルギ吸収
部材は、前記実施形態1のような車幅方向の壁部を有さ
ず、多数のエネルギ吸収リブ40,40,…がそれぞれ
上下両端部をバンパーフェース4の裏側に連繋して、車
幅方向に並設されたものである。
記バンパーフェース4の裏側には、バンパー機能部4c
の上縁及び下縁にそれぞれ相当する位置から車体後方に
向かって略水平に延びるように車幅方向に長い水平リブ
41、42が形成されている。そして、それら2つの水
平リブ41,42の間に上下方向に長いエネルギ吸収リ
ブ40,40,…がそれぞれ上端部及び下端部を水平リ
ブ41,42により保持された状態で、車幅方向に並設
されている。すなわち、前記各エネルギ吸収リブ40
は、矩形板状の本体部40aと、その後端縁から車幅方
向について車体内方に屈曲して延びるフランジ部40b
とからなり、このフランジ部40bの上端部が本体部4
0aの上縁よりも上方に突出して、上側の水平リブ41
の下面に連繋される一方、該フランジ部40bの下端部
と本体部40aの下縁部とが一体となって下方に延び
て、下側の水平リブ42の上面に連繋されている。
後端にフランジ部40bが設けられているので、自動車
Vの前面衝突時にエネルギ吸収リブ40,40,…に車
体前方から衝撃荷重が入力したときに、該リブ40はそ
の後端のフランジ部40bがレインフォースメント6の
前面に当接して、確実に車体前方への反力を受けるよう
になり、これにより、各リブ40が所期の狙い通りに座
屈変形して、それぞれ衝突のエネルギを吸収するように
なる。
…は、実施形態1のものと同様に各リブ40の車体前後
方向の長さが車幅方向の略中央部において最も長く、そ
こから左右両端側に向かって徐々に短くなっているが、
その長さの変化の度合いは実施形態1のものとは異なっ
ている。すなわち、図10に示すように、前記各エネル
ギ吸収リブ10の前端部からバンパーフェース4の背面
までの車体前後方向の間隔dは、車幅方向の略中央部か
ら左右両端側に向かって徐々に小さくなるように設定さ
れており、その分、リブ40,40,…の車体前後方向
長さの変化が少なくなっている。
0,…は、車幅方向に隣り合うもの同士の間隔が車幅方
向の略中央部から左右両端側に向かって徐々に小さくな
っており、このことで、実施形態1のものと同様に、リ
ブ40,40,…の長さの変化によるエネルギ吸収量の
変動を相殺して、車体正面から見たときの単位面積当た
りのエネルギ吸収特性を車幅方向について略均一なもの
とすることができる。尚、前記したように、車幅方向位
置によるリブ40,40,…の長さの変化が実施形態1
に比べて少ないので、隣り合うリブ40,40同士の間
隔の変化も相対的に少なくなっている。
用バンパー1によれば、自動車Vの空力特性やデザイン
上の要請等によって、実施形態1、2と同じく、バンパ
ーフェース4とレインフォースメント6との間の間隔が
車幅方向の略中央部から左右両端側に向かって徐々に小
さくなっていても、そのことに伴うエネルギ吸収リブ4
0,40,…の車体前後方向の長さの変化を抑制し、か
つ該リブ40,40,…の間隔を徐々に狭めることによ
って、前記各実施形態と同様の作用効果が得られ、バン
パー外形状を空力性能に優れかつ見栄えの良いものとし
ながら、前方障害物に対する衝撃緩和性能をばらつきな
く安定的に確保できる。
は、バンパーフェース4とエネルギ吸収リブ40,40
…とを樹脂により一体成形するようにしていて、それら
の製造が容易になり、部品点数や組み付け工数も削減で
きるので、製造コストの低減も図られる。
記実施形態1〜3のものに限られず、それ以外の種々の
構成をも包含するものである。すなわち、例えば、エネ
ルギ吸収部材の構造については、前記実施形態1の如く
多数のリブ29,29,…を前後の壁部27,28によ
り挟んだ構造としても、或いは前記実施形態2の如くリ
ブ35,35,…を後壁部27の前面に形成するように
してもよい。また、前記実施形態3のようにエネルギ吸
収リブ40,40,…をバンパーフェース4と一体成形
するのであれば、後壁部17も省略することができる。
7では、リブ29,29,…の車体前後方向長さの変化
によるエネルギ吸収量の低下を、該リブ同士の間隔を変
えることで相殺するようにしており、一方、前記実施形
態2では、リブ36,36,…の肉厚を変えることで相
殺するようにしているが、これらの手法は何れか一方の
みに限られるものではなく、両者を組み合わせて用いる
ようにしてもよい。これに加えて、前記実施形態3の如
く、リブの前端部からバンパーフェース4背面までの間
隔を変えるようにすることもできる。
に係る自動車用バンパーによると、車幅方向に延びるバ
ンパーレインフォースメントと、その前側に設けられ、
少なくとも車体前後方向に延びる複数のエネルギ吸収リ
ブが車幅方向に並設されてなるエネルギ吸収部材と、そ
れらを車体前方から覆う樹脂製の表皮部材とを備える場
合に、前記エネルギ吸収リブの間隔が車幅方向の略中央
部から左右両端側に向かって徐々に小さくなるように配
置することで、バンパーの外形状を空力性能の良好な見
栄えの良いものとしながら、前方障害物に対する衝撃緩
和性能のばらつきを軽減して、車幅方向の衝突箇所によ
らず、衝撃緩和性能を安定的に確保することができる。
パーによると、請求項1の発明と同じ前提構成を有する
バンパーにおいて、エネルギ吸収リブの肉厚を車幅方向
の略中央部から左右両端側に向かって徐々に大きくなる
ようにすることで、前記請求項1の発明と同様の効果が
得られる。
ブの前端部と表皮部材との間の車体前後方向の間隔を、
車幅方向の略中央部から左右両端側に向かって徐々に小
さくなるように設定することで、前方障害物に対する衝
撃緩和性能のばらつきを軽減できる。
ルギ吸収部材とを樹脂により一体成形することで、製造
の容易化が図られるとともに、部品点数や組み付け工数
を削減して、製造コストを低減できる。
斜視図である。
る。
構成を示す上面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車の車体前部に車幅方向に延びるよ
うに配設されたバンパーレインフォースメントと、 前記バンパーレインフォースメントの前側に設けられ、
少なくとも車体前後方向に延びる複数のエネルギ吸収リ
ブが車幅方向に並設されてなるエネルギ吸収部材と、 前記バンパーレインフォースメント及びエネルギ吸収部
材を車体前方から覆う樹脂製の表皮部材とを備えた自動
車用バンパーにおいて、 前記バンパーレインフォースメントと表皮部材との間の
車体前後方向の間隔が車幅方向の略中央部から左右両端
側に向かって徐々に小さくなっており、 前記エネルギ吸収部材は、隣り合うエネルギ吸収リブ同
士の間隔が車幅方向の略中央部から左右両端側に向かっ
て徐々に小さくなるように構成されていることを特徴と
する自動車用バンパー。 - 【請求項2】 自動車の車体前部に車幅方向に延びるよ
うに配設されたバンパーレインフォースメントと、 前記バンパーレインフォースメントの前側に設けられ、
少なくとも車体前後方向に延びる複数のエネルギ吸収リ
ブが車幅方向に並設されてなるエネルギ吸収部材と、 前記バンパーレインフォースメント及びエネルギ吸収部
材を車体前方から覆う樹脂製の表皮部材とを備えた自動
車用バンパーにおいて、 前記バンパーレインフォースメントと表皮部材との間の
車体前後方向の間隔が車幅方向の略中央部から左右両端
側に向かって徐々に小さくなっており、 前記エネルギ吸収部材は、エネルギ吸収リブの肉厚が車
幅方向の略中央部から左右両端側に向かって徐々に大き
くなるように構成されていることを特徴とする自動車用
バンパー。 - 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 エネルギ吸収部材は、エネルギ吸収リブの前端部と表皮
部材との間の車体前後方向の間隔が車幅方向の略中央部
から左右両端側に向かって徐々に小さくなるように構成
されていることを特徴とする自動車用バンパー。 - 【請求項4】 請求項1又は2のいずれかにおいて、表
皮部材とエネルギ吸収部材とが樹脂により一体成形され
てなることを特徴とする自動車用バンパー。
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