JP2002274298A - 車両用バンパ構造 - Google Patents
車両用バンパ構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】歩行者に伝達される衝突時の衝撃エネルギを効
率よく吸収することができると共に剛体との衝突時の衝
撃吸収性をも充分に保証することができるようにする。 【解決手段】バンパフェイシャ2の上部と下部とを、車
体前部に設けられている上部フレーム4と下部フレーム
6とに固設し、バンパフェイシャ2の車体後方へ開口す
る凹部7に、車幅方向へ延出する上段衝撃吸収体9と下
段衝撃吸収体10とを内装すると共に、下段衝撃吸収体
10の後部を下部フレーム6に固設する。歩行者の脚部
Kがフロントバンパ1に衝突するとバンパフェイシャ2
を介して上段衝撃吸収体9が大きく塑性変形して初期の
衝撃荷重を吸収し、次いで下段衝撃吸収体10が脚部K
の下部をすくい上げることで、歩行者の膝部分を中心と
した脚部Kを衝突時の衝撃から保護する。又下段衝撃吸
収体10はバンパフェイシャ2と別個独立に支持されて
いるため、外観に影響を及ぼすことなく、下段衝撃吸収
体10の設計変更を行なうことができると共に必要に応
じて取り除くこともできる。
率よく吸収することができると共に剛体との衝突時の衝
撃吸収性をも充分に保証することができるようにする。 【解決手段】バンパフェイシャ2の上部と下部とを、車
体前部に設けられている上部フレーム4と下部フレーム
6とに固設し、バンパフェイシャ2の車体後方へ開口す
る凹部7に、車幅方向へ延出する上段衝撃吸収体9と下
段衝撃吸収体10とを内装すると共に、下段衝撃吸収体
10の後部を下部フレーム6に固設する。歩行者の脚部
Kがフロントバンパ1に衝突するとバンパフェイシャ2
を介して上段衝撃吸収体9が大きく塑性変形して初期の
衝撃荷重を吸収し、次いで下段衝撃吸収体10が脚部K
の下部をすくい上げることで、歩行者の膝部分を中心と
した脚部Kを衝突時の衝撃から保護する。又下段衝撃吸
収体10はバンパフェイシャ2と別個独立に支持されて
いるため、外観に影響を及ぼすことなく、下段衝撃吸収
体10の設計変更を行なうことができると共に必要に応
じて取り除くこともできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンパフェイシャ
に衝撃吸収体を内装した車両用バンパ構造に関する。
に衝撃吸収体を内装した車両用バンパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用車等の車両用バンパーは、
車体の表面に露出するバンパフェイシャと、このバンパ
フェイシャを背面から支持するバンパビームとを備え、
このバンパビームが車両のサイドメンバ等に固設されて
いると共に、バンパフェイシャには車体に固設するため
の取付け部が設けられている。
車体の表面に露出するバンパフェイシャと、このバンパ
フェイシャを背面から支持するバンパビームとを備え、
このバンパビームが車両のサイドメンバ等に固設されて
いると共に、バンパフェイシャには車体に固設するため
の取付け部が設けられている。
【0003】この場合、走行車両のバンパが歩行者の脚
部に衝突したとき、脚部に与える衝撃を干渉するため
に、バンパフェイシャを合成樹脂製等の弾性体で形成
し、更に、バンパフェイシャとバンパビームとの間に、
ポリウレタン、ポリプロピレン等の発泡体からなる衝撃
吸収体を介装する技術も知られている。
部に衝突したとき、脚部に与える衝撃を干渉するため
に、バンパフェイシャを合成樹脂製等の弾性体で形成
し、更に、バンパフェイシャとバンパビームとの間に、
ポリウレタン、ポリプロピレン等の発泡体からなる衝撃
吸収体を介装する技術も知られている。
【0004】ところで、衝撃吸収体を用いて歩行者の脚
部を保護するためには、この衝撃吸収体の剛性をある程
度低くし、衝突の際の反力が歩行者に印加され難くする
ことが好ましいが、剛性を低くすると、壁面、車両等の
剛体に対する衝突エネルギ吸収量が不足してしまう。一
方、衝撃吸収体の剛性を高めて、衝突エネルギ吸収量を
増加させた場合には、衝突時の初期荷重の立ち上がりが
大きくなってしまい、歩行者の脚部を十分に保護するこ
とが困難となる。
部を保護するためには、この衝撃吸収体の剛性をある程
度低くし、衝突の際の反力が歩行者に印加され難くする
ことが好ましいが、剛性を低くすると、壁面、車両等の
剛体に対する衝突エネルギ吸収量が不足してしまう。一
方、衝撃吸収体の剛性を高めて、衝突エネルギ吸収量を
増加させた場合には、衝突時の初期荷重の立ち上がりが
大きくなってしまい、歩行者の脚部を十分に保護するこ
とが困難となる。
【0005】この対策として、例えば特開2000−2
64143号公報には、バンパフェイシャとバンパビー
ムとの間に、上段衝撃吸収体を介装すると共に、バンパ
フェイシャの下面を合成樹脂製の下段衝撃吸収体(ブラ
ケット)を介して車体に固定することで、バンパ下部の
反力を高め、剛体に対する衝撃吸収性を高めるようにし
た技術が開示されている。
64143号公報には、バンパフェイシャとバンパビー
ムとの間に、上段衝撃吸収体を介装すると共に、バンパ
フェイシャの下面を合成樹脂製の下段衝撃吸収体(ブラ
ケット)を介して車体に固定することで、バンパ下部の
反力を高め、剛体に対する衝撃吸収性を高めるようにし
た技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に開示さ
れている技術では、下段衝撃吸収体(ブラケット)を介
してバンパフェイシャ下面と車体とを連結する構造であ
るため、この下段衝撃吸収体(ブラケット)がバンパフ
ェイシャの一部を構成する部品となっている。
れている技術では、下段衝撃吸収体(ブラケット)を介
してバンパフェイシャ下面と車体とを連結する構造であ
るため、この下段衝撃吸収体(ブラケット)がバンパフ
ェイシャの一部を構成する部品となっている。
【0007】しかし、車種によってはバンパフェイシャ
の下部に衝撃吸収体を必ずしも必要としない場合もあ
る。このような場合であっても、下段衝撃吸収体がバン
パフェイシャの一部をなす構造では、下段衝撃吸収体自
体、或いは、それに代えた部品を用いて、バンパフェイ
シャと車体とを連結する必要がある。
の下部に衝撃吸収体を必ずしも必要としない場合もあ
る。このような場合であっても、下段衝撃吸収体がバン
パフェイシャの一部をなす構造では、下段衝撃吸収体自
体、或いは、それに代えた部品を用いて、バンパフェイ
シャと車体とを連結する必要がある。
【0008】その結果、下段衝撃吸収体を必要としない
車種では、下段衝撃吸収体自体、或いはその代替え部品
が必ず必要となり、部品点数を低減することができず、
汎用性に欠け、相対的に、製品のコストが高くなってし
まう問題がある。
車種では、下段衝撃吸収体自体、或いはその代替え部品
が必ず必要となり、部品点数を低減することができず、
汎用性に欠け、相対的に、製品のコストが高くなってし
まう問題がある。
【0009】更に、下段衝撃吸収体がバンパフェイシャ
の一部を構成しているため、この下段衝撃吸収体の設計
に際しては、衝撃吸収性を考慮する以外に、バンパフェ
イシャを支持するための強度をも配慮しなければなら
ず、理想的な衝撃吸収性を得るための剛性に設定するこ
とが困難となってしまい、設計の自由度がある程度、拘
束されてしまう不都合がある。
の一部を構成しているため、この下段衝撃吸収体の設計
に際しては、衝撃吸収性を考慮する以外に、バンパフェ
イシャを支持するための強度をも配慮しなければなら
ず、理想的な衝撃吸収性を得るための剛性に設定するこ
とが困難となってしまい、設計の自由度がある程度、拘
束されてしまう不都合がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構造
で、設計変更が比較的自由で、歩行者に伝達される衝突
時の衝撃エネルギを効率よく吸収することができると共
に、剛体との衝突時の衝撃吸収性も十分に保証すること
ができ、汎用性に優れた車両用バンパ構造を提供するこ
とを目的とする。
で、設計変更が比較的自由で、歩行者に伝達される衝突
時の衝撃エネルギを効率よく吸収することができると共
に、剛体との衝突時の衝撃吸収性も十分に保証すること
ができ、汎用性に優れた車両用バンパ構造を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第1の車両用バンパ構造は、バンパフェイ
シャの上下部を車体フレームに各々固設し、上記パンパ
フェイシャの車体後方に開口する凹部に対し衝撃吸収体
を上下2段に横設し、下段側の上記衝撃吸収体を上記車
体側フレームに固設したことを特徴とする。
本発明による第1の車両用バンパ構造は、バンパフェイ
シャの上下部を車体フレームに各々固設し、上記パンパ
フェイシャの車体後方に開口する凹部に対し衝撃吸収体
を上下2段に横設し、下段側の上記衝撃吸収体を上記車
体側フレームに固設したことを特徴とする。
【0012】このような構成では、バンパフェイシャ内
に衝撃吸収体を上下2段に車幅方向へ横設すると共に、
下段側の衝撃吸収体を車体側フレームに支持させたの
で、バンパフェイシャの外観に変更を加えることなく、
下段側の衝撃吸収体の剛性を適宜変更し、或いは取り除
くことができるため取扱性がよい。
に衝撃吸収体を上下2段に車幅方向へ横設すると共に、
下段側の衝撃吸収体を車体側フレームに支持させたの
で、バンパフェイシャの外観に変更を加えることなく、
下段側の衝撃吸収体の剛性を適宜変更し、或いは取り除
くことができるため取扱性がよい。
【0013】この場合、好ましくは、1)下段側の上記
衝撃吸収体の剛性を上段側の上記衝撃吸収体の剛性より
も高く設定したことを特徴とする。
衝撃吸収体の剛性を上段側の上記衝撃吸収体の剛性より
も高く設定したことを特徴とする。
【0014】2)下段側の上記衝撃吸収体を複数のリブ
を格子状に配設して形成すると共に、該衝撃吸収体を車
幅方向へ延出するリブを介して前部と後部とに区分し、
前部側の衝撃吸収部位の剛性を後部側の衝撃吸収部位の
剛性よりも低く設定したことを特徴とする。
を格子状に配設して形成すると共に、該衝撃吸収体を車
幅方向へ延出するリブを介して前部と後部とに区分し、
前部側の衝撃吸収部位の剛性を後部側の衝撃吸収部位の
剛性よりも低く設定したことを特徴とする。
【0015】3)前部側の上記衝撃吸収部位と後部側の
上記衝撃吸収部位との剛性は上記リブの肉厚、形状、或
いは配列により調整することを特徴とする。
上記衝撃吸収部位との剛性は上記リブの肉厚、形状、或
いは配列により調整することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1〜図3に本発明の第1実施
の形態を示す。ここで、図1は車両用バンパの図3のI
−I断面に相当する位置からの断面図、図2はバンパフ
ェイシャの図1のII-II断面斜視図、図3は下段衝撃吸
収体の部分斜視図である。
実施の形態を説明する。図1〜図3に本発明の第1実施
の形態を示す。ここで、図1は車両用バンパの図3のI
−I断面に相当する位置からの断面図、図2はバンパフ
ェイシャの図1のII-II断面斜視図、図3は下段衝撃吸
収体の部分斜視図である。
【0017】図1の符号1は車両用パンパの一例である
フロントバンパで、車体前面に取付けられている。この
フロントバンパ1を構成するバンパフェイシャ2は合成
樹脂等の弾性材を素材に形成されており、車体前面の造
形の一部として機能している。このバンパフェイシャ2
の上面が湾曲した状態で後方へ延出され、一方、下部に
は後方へ延出する延出面2aが一体形成されていると共
に、それらの上端縁と下端縁とに、後方へ延出する上面
取付け部2bと下面取付け部2cとが各々形成されてい
る。
フロントバンパで、車体前面に取付けられている。この
フロントバンパ1を構成するバンパフェイシャ2は合成
樹脂等の弾性材を素材に形成されており、車体前面の造
形の一部として機能している。このバンパフェイシャ2
の上面が湾曲した状態で後方へ延出され、一方、下部に
は後方へ延出する延出面2aが一体形成されていると共
に、それらの上端縁と下端縁とに、後方へ延出する上面
取付け部2bと下面取付け部2cとが各々形成されてい
る。
【0018】又、車体前面にはラジエータパネル(図示
せず)が設けられており、このラジエータパネルの上下
部に、車体側フレームの一例である上部フレーム4と、
方形閉断面状に形成された下部フレーム6とが設けられ
ている。この上部フレーム4にバンパフェイシャ2の上
端縁に形成した上面取付け部2bが当接され、又、下部
フレーム5の底面にバンパフェイシャ2の下端縁に形成
した下面取付け部2cが当接され、この両者がクリップ
等の取付け具5を介して各々固定されている。
せず)が設けられており、このラジエータパネルの上下
部に、車体側フレームの一例である上部フレーム4と、
方形閉断面状に形成された下部フレーム6とが設けられ
ている。この上部フレーム4にバンパフェイシャ2の上
端縁に形成した上面取付け部2bが当接され、又、下部
フレーム5の底面にバンパフェイシャ2の下端縁に形成
した下面取付け部2cが当接され、この両者がクリップ
等の取付け具5を介して各々固定されている。
【0019】又、バンパフェイシャ2の内面に形成され
た車体後方へ開口する凹部7の上部に、車幅方向へ延出
するバンパビーム8が配設されている。このバンパビー
ム8は車両のサイドメンバ等に固設されており、このバ
ンパビーム8の前面に、上段衝撃吸収体9が固設されて
いる。この上段衝撃吸収体9はポリウレタン発泡体、ポ
リプロピレン発泡体等の所定発泡率を有する発泡体で形
成されており、その前部がバンパフェイシャ2の内面に
近接或いは当接されている。
た車体後方へ開口する凹部7の上部に、車幅方向へ延出
するバンパビーム8が配設されている。このバンパビー
ム8は車両のサイドメンバ等に固設されており、このバ
ンパビーム8の前面に、上段衝撃吸収体9が固設されて
いる。この上段衝撃吸収体9はポリウレタン発泡体、ポ
リプロピレン発泡体等の所定発泡率を有する発泡体で形
成されており、その前部がバンパフェイシャ2の内面に
近接或いは当接されている。
【0020】一方、凹部7の下部に下段衝撃吸収体10
が配設されている。この下段衝撃吸収体10はポリプロ
ピレン、PPO樹脂等の熱可塑性樹脂を用いた射出成型
品であり、この下段衝撃吸収体10を構成するベースプ
レート11が、バンパフェイシャ2の延出面2aの内面
に沿った形状に形成されて、車体前方へ延出する前端部
が上方へ湾曲され、車体後方へ延出する後部に取付け部
10aが突出形成されている。更に、このベースプレー
ト11の上面に車体前後方向へ延出する縦リブ12が所
定間隔を開けて複数垂立され、又、この各縦リブ12の
ほぼ中間部分が横リブ13を介して互いに連設されてい
る。更に、縦リブ12の後端が、リム部14を介して一
つおきに連結されている。
が配設されている。この下段衝撃吸収体10はポリプロ
ピレン、PPO樹脂等の熱可塑性樹脂を用いた射出成型
品であり、この下段衝撃吸収体10を構成するベースプ
レート11が、バンパフェイシャ2の延出面2aの内面
に沿った形状に形成されて、車体前方へ延出する前端部
が上方へ湾曲され、車体後方へ延出する後部に取付け部
10aが突出形成されている。更に、このベースプレー
ト11の上面に車体前後方向へ延出する縦リブ12が所
定間隔を開けて複数垂立され、又、この各縦リブ12の
ほぼ中間部分が横リブ13を介して互いに連設されてい
る。更に、縦リブ12の後端が、リム部14を介して一
つおきに連結されている。
【0021】図1に示すように、このリム部14は下方
が開口された凹状に形成されており、その上面が、ラジ
エータパネルに形成された下部フレーム6の立設面から
前方へ突出されたフレーム側フランジ部6aの下面に当
接され、ねじ等の取付け具5を介して固設されている。
更に、取付け部10aが下部フレーム6の底面に当接さ
れ、所定間隔おきにクリップ等の取付け具5を介して固
設されている。従って、下段衝撃吸収体10は後部を下
部フレーム6に片持ち支持され、バンパフェイシャ2と
は別個独立した状態で車体前方へ延出されている。尚、
図3に示すように、この取付け部10aには、バンパフ
ェイシャ2の下端縁に形成された下面取付け部2cとの
干渉を回避する切欠き部10bが形成されている。
が開口された凹状に形成されており、その上面が、ラジ
エータパネルに形成された下部フレーム6の立設面から
前方へ突出されたフレーム側フランジ部6aの下面に当
接され、ねじ等の取付け具5を介して固設されている。
更に、取付け部10aが下部フレーム6の底面に当接さ
れ、所定間隔おきにクリップ等の取付け具5を介して固
設されている。従って、下段衝撃吸収体10は後部を下
部フレーム6に片持ち支持され、バンパフェイシャ2と
は別個独立した状態で車体前方へ延出されている。尚、
図3に示すように、この取付け部10aには、バンパフ
ェイシャ2の下端縁に形成された下面取付け部2cとの
干渉を回避する切欠き部10bが形成されている。
【0022】上段衝撃吸収体9は、歩行者の脚部Kにほ
ぼ対応した位置に配置されていると共に、車体前部が歩
行者の脚部Kに衝突したとき、この上段衝撃吸収体9が
変形して、脚部Kに与える衝撃を干渉するに十分な剛性
に設定されている。一方、下段衝撃吸収体10は、壁
面、車両等の剛体に対する衝突エネルギを吸収するた
め、及び歩行者の脚部Kを、衝突時の反力で下からすく
い上げることが出来るように、上段衝撃吸収体9よりも
高い剛性に設定されている。尚、下段衝撃吸収体10に
作用する反力は、ベースプレート11、各リブ12,1
3の肉厚、配設位置、配設数等で調整する。
ぼ対応した位置に配置されていると共に、車体前部が歩
行者の脚部Kに衝突したとき、この上段衝撃吸収体9が
変形して、脚部Kに与える衝撃を干渉するに十分な剛性
に設定されている。一方、下段衝撃吸収体10は、壁
面、車両等の剛体に対する衝突エネルギを吸収するた
め、及び歩行者の脚部Kを、衝突時の反力で下からすく
い上げることが出来るように、上段衝撃吸収体9よりも
高い剛性に設定されている。尚、下段衝撃吸収体10に
作用する反力は、ベースプレート11、各リブ12,1
3の肉厚、配設位置、配設数等で調整する。
【0023】このような構成によれば、例えば、フロン
トバンパ1に歩行者の脚部Kが衝突すると、このバンパ
フェイシャ2を介し、バンパフェイシャ2内の上部に配
設されている上段衝撃吸収体9が塑性変形して、衝突時
の衝撃エネルギを吸収し、歩行者の脚部Kを保護する。
一方、バンパフェイシャ2内の下部に配設されている下
段衝撃吸収体10は、高い剛性で設定されているため、
大きく変形せず、その反力が脚部Kの下部に印加され
る。
トバンパ1に歩行者の脚部Kが衝突すると、このバンパ
フェイシャ2を介し、バンパフェイシャ2内の上部に配
設されている上段衝撃吸収体9が塑性変形して、衝突時
の衝撃エネルギを吸収し、歩行者の脚部Kを保護する。
一方、バンパフェイシャ2内の下部に配設されている下
段衝撃吸収体10は、高い剛性で設定されているため、
大きく変形せず、その反力が脚部Kの下部に印加され
る。
【0024】その結果、図1に矢印で示すように、歩行
者の脚部Kは、その上部が上段衝撃吸収体9の変形によ
り、車体のフロントフードパネル(図示せず)側へ傾斜
すると共に、下部が下段衝撃吸収体10の反力によって
すくい上げられるため、歩行者の膝部分を中心とした脚
部Kを衝突から安全に保護することでがきる。
者の脚部Kは、その上部が上段衝撃吸収体9の変形によ
り、車体のフロントフードパネル(図示せず)側へ傾斜
すると共に、下部が下段衝撃吸収体10の反力によって
すくい上げられるため、歩行者の膝部分を中心とした脚
部Kを衝突から安全に保護することでがきる。
【0025】一方、フロントバンパ1が、壁面、車両等
の剛体に衝突した場合は、下段衝撃吸収体10が後方へ
塑性変形し、衝撃荷重を吸収する。この場合、下段衝撃
吸収体10を構成するベースプレート11、各リブ1
2,13の肉厚、配設位置、配設数等を調整すること
で、この下段衝撃吸収体10の反力を適正に設定するこ
とができる。
の剛体に衝突した場合は、下段衝撃吸収体10が後方へ
塑性変形し、衝撃荷重を吸収する。この場合、下段衝撃
吸収体10を構成するベースプレート11、各リブ1
2,13の肉厚、配設位置、配設数等を調整すること
で、この下段衝撃吸収体10の反力を適正に設定するこ
とができる。
【0026】又、本実施の形態による下段衝撃吸収体1
0は、バンパフェイシャ2に対して独立した状態で内装
されているため、車種毎に、この下段衝撃吸収体10を
取り外しても、或いは設計変更を行なっても、外観上何
ら支障を生じることはなく経済的である。更に、下段衝
撃吸収体10のみを容易に設計変更することができるた
め、設計の自由度を増すことができる。
0は、バンパフェイシャ2に対して独立した状態で内装
されているため、車種毎に、この下段衝撃吸収体10を
取り外しても、或いは設計変更を行なっても、外観上何
ら支障を生じることはなく経済的である。更に、下段衝
撃吸収体10のみを容易に設計変更することができるた
め、設計の自由度を増すことができる。
【0027】又、図4に本発明の第2実施の形態による
下段衝撃吸収体10の部分斜視図を示す。本実施の形態
では、下段衝撃吸収体10の剛性を、横リブ13を境に
前部位と後部位とで異なる値としたものである。具体的
には、縦リブ12の間隔を、横リブ13を境に、前部は
後部よりも、同図に示すように、例えば1つ置きに間引
くことで、反力を調整するようにしている。
下段衝撃吸収体10の部分斜視図を示す。本実施の形態
では、下段衝撃吸収体10の剛性を、横リブ13を境に
前部位と後部位とで異なる値としたものである。具体的
には、縦リブ12の間隔を、横リブ13を境に、前部は
後部よりも、同図に示すように、例えば1つ置きに間引
くことで、反力を調整するようにしている。
【0028】前部側衝撃吸収部位の縦リブ12の間隔を
間引くことで、衝突を受けたとき、先ず下段衝撃吸収体
10の前部側衝撃吸収部位が大きく塑性変形して初期衝
撃が吸収され、次いで後部側衝撃吸収部位に衝撃が伝達
されると、比較的大きな反力により荷重の落ち込みが抑
制される。その結果、衝突荷重を受けて乗員が前のめり
に動き出す前の初期段階の衝撃エネルギが効率よく吸収
され、乗員の安全性をサポートすることができる。
間引くことで、衝突を受けたとき、先ず下段衝撃吸収体
10の前部側衝撃吸収部位が大きく塑性変形して初期衝
撃が吸収され、次いで後部側衝撃吸収部位に衝撃が伝達
されると、比較的大きな反力により荷重の落ち込みが抑
制される。その結果、衝突荷重を受けて乗員が前のめり
に動き出す前の初期段階の衝撃エネルギが効率よく吸収
され、乗員の安全性をサポートすることができる。
【0029】又、図5に本発明の第3実施の形態による
下段衝撃吸収体10の部分斜視図を示す。本実施の形態
では下段衝撃吸収体10の前部の剛性を調整する手段と
して、前部側衝撃吸収部位に配設されている縦リブ12
の上段に切欠き部12aを形成したもので、第2実施の
形態と同様の作用効果を得ることができる。
下段衝撃吸収体10の部分斜視図を示す。本実施の形態
では下段衝撃吸収体10の前部の剛性を調整する手段と
して、前部側衝撃吸収部位に配設されている縦リブ12
の上段に切欠き部12aを形成したもので、第2実施の
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】尚、この場合、前部側衝撃吸収部位に並列
されている複数の縦リブ12に対して、切欠き部12a
を1つ置き等、所定間隔毎に形成するようにしても良
い。
されている複数の縦リブ12に対して、切欠き部12a
を1つ置き等、所定間隔毎に形成するようにしても良
い。
【0031】又、本発明は上述した各実施の形態に限る
ものではなく、例えば下段衝撃吸収体10のベースプレ
ート11に、丸孔、長孔等の孔を所定に穿設すること
で、下段衝撃吸収体10の剛性、すなわち、下段衝撃吸
収体10の反力を調整するようにしても良い。ベースプ
レート11に孔を穿設することで、縦リブ12間の空隙
部に滞留する水分を排出させることができるという副次
的効果を得ることが出来る。更に、ベースプレート11
を各リブ12,13の上面側に形成するようにしてもよ
い。
ものではなく、例えば下段衝撃吸収体10のベースプレ
ート11に、丸孔、長孔等の孔を所定に穿設すること
で、下段衝撃吸収体10の剛性、すなわち、下段衝撃吸
収体10の反力を調整するようにしても良い。ベースプ
レート11に孔を穿設することで、縦リブ12間の空隙
部に滞留する水分を排出させることができるという副次
的効果を得ることが出来る。更に、ベースプレート11
を各リブ12,13の上面側に形成するようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
下段衝撃吸収体をバンパフェイシャとは独立した状態
で、このバンパフェイシャに内装したので、外観に変更
を加えることなく、下段衝撃吸収体のみの設計変更を容
易に行なうことができ、設計の自由度が増すばかりでな
く、上下2段に横設した衝撃吸収体により、歩行者に伝
達される衝突時の衝撃エネルギを効率よく吸収すること
ができると共に、剛体との衝突時における衝撃吸収性も
充分に保証することができる。
下段衝撃吸収体をバンパフェイシャとは独立した状態
で、このバンパフェイシャに内装したので、外観に変更
を加えることなく、下段衝撃吸収体のみの設計変更を容
易に行なうことができ、設計の自由度が増すばかりでな
く、上下2段に横設した衝撃吸収体により、歩行者に伝
達される衝突時の衝撃エネルギを効率よく吸収すること
ができると共に、剛体との衝突時における衝撃吸収性も
充分に保証することができる。
【0033】更に、下段衝撃吸収体はバンパフェイシャ
とは別個独立に支持されているため、取り除いても外観
に影響を及ぼすことがなく、優れた汎用性を得ることが
できる。
とは別個独立に支持されているため、取り除いても外観
に影響を及ぼすことがなく、優れた汎用性を得ることが
できる。
【図1】第1実施の形態による車両用バンパの縦断面図
【図2】同、バンパフェイシャの部分斜視図
【図3】同、下段衝撃吸収体の部分斜視図
【図4】第2実施の形態による下段衝撃吸収体の部分斜
視図
視図
【図5】第3実施の形態による下段衝撃吸収体の部分斜
視図
視図
2 バンパフェイシャ 4 上部フレーム(車体側フレーム) 6 下部フレーム(車体側フレーム) 7 凹部 9 上段衝撃吸収体 10 下段衝撃吸収体 12 縦リブ 13 横リブ
Claims (4)
- 【請求項1】バンパフェイシャの上下部を車体側フレー
ムに各々固設し、 上記パンパフェイシャの車体後方に開口する凹部に対し
衝撃吸収体を上下2段に横設し、 下段側の上記衝撃吸収体を上記車体側フレームに固設し
たことを特徴とする車両用バンパ構造。 - 【請求項2】下段側の上記衝撃吸収体の剛性を上段側の
上記衝撃吸収体の剛性よりも高く設定したことを特徴と
する請求項1記載の車両用バンパ構造。 - 【請求項3】下段側の上記衝撃吸収体を複数のリブを格
子状に配設して形成すると共に、該衝撃吸収体を車幅方
向へ延出するリブを介して前部と後部とに区分し、前部
側の衝撃吸収部位の剛性を後部側の衝撃吸収部位の剛性
よりも低く設定したことを特徴とする請求項2記載の車
両のパンパ構造。 - 【請求項4】前部側の上記衝撃吸収部位と後部側の上記
衝撃吸収部位との剛性は上記リブの肉厚、形状、或いは
配列により調整することを特徴とする請求項2或いは3
記載の車両用バンパ構造。
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---|---|---|---|
JP2001074427A JP2002274298A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 車両用バンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074427A JP2002274298A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 車両用バンパ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002274298A true JP2002274298A (ja) | 2002-09-25 |
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ID=18931694
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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