JP2017013591A - フロントバンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で、コストをかけずに、衝突時の歩行者保護を実現するフロントバンパの提供。
【解決手段】 車両が前方に位置する物体と衝突し、フロントバンパ100の第1部分101が外部から内部に向かう力Pを受けたとき、第1部分101は、変形しながら、車両後方に向かって移動する。取付部101aは、第1部分101の下縁から車両後方に向かって屈折し(角度α(0°<α<90°))、取付部101aは、フロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形する。これにより、衝突時の力を第1部分101で吸収し、第2部分103の形状の変化、及び、配置位置の移動を最小限にすることができる。フロントバンパ100では、衝突時に第2部分103が変形せず、また、配置位置も移動しないため、人体と衝突した際に、人体の脚部を払い、ボンネットで人体を受ける人体保護という予定されていた機能を発揮できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のフロントバンパに関し、特に、複数に分割できるものに関する。
従来の自動車のフロントバンパについて、図3に示すフロントバンパ1を用いて説明する。フロントバンパ1では、バンパフェイシャ2の上部と下部とを、車前部に設けられている上部フレーム4と下部フレーム6とに固設し、バンパフェイシャ2の車体後方へ開口する凹部7に、車幅方向へ延出する上段衝撃吸収体9と下段衝撃吸収体10とを内装すると共に、下段衝撃吸収体10の後部を下部フレーム6に固設する。歩行者の脚部Kがフロントバンパ1に衝突するとバンパフェイシャ2を介して上段衝撃吸収体9が大きく塑性変形して初期の衝撃荷重を吸収し、次いで下段衝撃吸収体10が脚部Kの下部をすくい上げることで、歩行者の膝部分を中心とした脚部Kを衝突時の衝撃から保護する。又、下段衝撃吸収体10はバンパフェイシャ2と別個独立に支持されているため、外観に影響を及ぼすことなく、下段衝撃吸収体10の設計変更を行なうことができると共に必要に応じて取り除くこともできる。
ここで、バンパフェイシャ2の内面に形成された車体後方へ開口する凹部7の上部に、車幅方向へ延出するバンパビーム8が配設されている。このバンパビーム8は車両のサイドメンバ等に固設されており、このバンパビーム8の前面に、上段衝撃吸収体9が固設されている。この上段衝撃吸収体9はポリウレタン発泡体、ポリプロピレン発泡体等の所定発泡率を有する発泡体で形成されており、その前部がバンパフェイシャ2の内面に近接或いは当接されている。
一方、凹部7の下部に下段衝撃吸収体10が配設されている。この下段衝撃吸収体10はポリプロピレン、PPO樹脂等の熱可塑性樹脂を用いた射出成型品であり、この下段衝撃吸収体10を構成するベースプレート11が、バンパフェイシャ2の延出面2aの内面に沿った形状に形成されて、車体前方へ延出する前端部が上方へ湾曲され、車体後方へ延出する後部に取付け部10aが突出形成されている。更に、このベースプレート11の上面に車体前後方向へ延出する縦リブ12が所定間隔を開けて複数垂立され、又、この各縦リブ12のほぼ中間部分が横リブ13を介して互いに連設されている。更に、縦リブ12の後端が、リム部14を介して一つおきに連結されている。
これにより、歩行者に伝達される衝突時の衝撃エネルギを効率よく吸収することができると共に剛体との衝突時の衝撃吸収性をも充分に保証することができるようにする(以上、特許文献1参照)。
特開2002−274298号公報
前述の従来のフロントバンパ1には、以下に示すような改善すべき点がある。フロントバンパ1では、上段衝撃吸収体9及び下段衝撃吸収体10を用いて、衝突時の衝撃吸収性を確保し、人体の保護を実現している。しかし、上段衝撃吸収体9及び下段衝撃吸収体10といった特別な部材を用意する必要があり、また、それらを車両に組み付ける必要があるため、構造が複雑となり、また、コストがかかる、という改善すべき点がある。
そこで、本発明は、簡易な構造で、コストもかけずに、衝突時の歩行者保護を実現するフロントバンパを提供することを目的とする。
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本発明に係るフロントバンパは、隣接して配置される第1部分及び第2部分を有する、複数の部分に分割できるフロントバンパであって、前記第1部分は、前記第2部分が配置される方向に突出し、前記第2部分を取り付ける取付部であって、前記フロントバンパの外部から内部に向かう力がかかると、前記外部から前記内部に向かって凹状に変形する取付部、を有する。
これにより、衝突時において、第2部分の形状の変化、及び、配置位置の移動を最小限にできるため、特に、車両が前方に位置する人体と衝突したときには、人体の脚部を払い、ボンネットで人体を受けるという予定されている人体保護を実現できる。
また、取付部をフロントバンパの外部から内部に向かう力がかかると、外部から内部に向かって凹状に変形するように形成すればいいので、簡易な構造となり、フロントバンパを、コストをかけずに製造できる。
本発明に係るフロントバンパの一実施例であるフロントバンパ100の斜視分解図である。 フロントバンパの断面を示す図であり、Aは図1におけるX−X断面を、BはAにおける領域Rの拡大図を、それぞれ示している。 従来のフロントバンパを示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
本発明に係るフロントバンパの一実施形態であるフロントバンパ100は、自動車の前面に取り付けられ、外部の物体との衝突時、車両の外部から内部に向かう力を吸収し、車両及び外部の物体、特に人体を保護する部材である。
フロントバンパ100の分解斜視図を図1に示す。フロントバンパ100は、2つの部分に分割可能であり、第1部分101及び第2部分103を有している。第1部分101と第2部分103とは、車両の上下方向に隣接して位置する。なお、第1部分101は、第2部分103に対して上方に位置する。
第1部分101は、下縁に沿って位置する複数の取付部101aを有している。また、各取付部101aは、所定形状の開口(図示せず)を有している。なお、取付部101aは、フロントバンパ100を車両に取り付けた際に、後方に位置するリインフォースRFが配置されない領域、つまり、主として車両の左右の側方側の領域に配置される。
取付部101aは、第2部分103が配置される方向、つまり車両の下向きの方向に突出して形成される。なお、取付部101aは、第2部分103を第1部分101に取り付けるための部材である。
第2部分103は、係合突出部(図示せず)を有している。係合突出部は、第1部分101の取付部101aに形成されている開口に挿入された後、取付部101aと係合する。これにより、第1部分101と第2部分103とが一体的に固定され、第2部分103は、第1部分101に取り付けられる。
フロントバンパ100が外部から内部に向かう力を受けたとき、具体的には、車両が前方に位置する物体と衝突したときにおける、フロントバンパ100の変化について、図2を用いて説明する。図2Aは、図1のX−X断面を示し、図2Bは、図2Aにおける領域Rを拡大表示している。なお、図2A、図2Bにおいて、点線は物体と衝突する前のフロントバンパ100の断面を示している。
図2Aに示すように、車両が前方に位置する物体と衝突し、フロントバンパ100の第1部分101が外部から内部に向かう力Pを受けたとき、第1部分101は、変形しながら、車両後方に向かって移動する。このとき、取付部101aは、第1部分101の下縁から車両後方に向かって屈折する。図2Bに示すように、取付部101aは、車両前方水平方向に対して角度α(0°<α<90°)に傾く。つまり、取付部101aは、フロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形する。これにより、衝突時の力を第1部分101で吸収し、第2部分103の形状の変化、及び、配置位置の移動を最小限にすることができる。
なお、衝突時に取付部101aをフロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形させるために、例えば、フロントバンパ100の下縁と取付部101aとの車両前方側の境界に、フロントバンパ100の下縁に沿って溝を形成するようにする。
このような衝突時の第2部分103における最小限の形状の変化、及び、最小限の配置位置の移動は、特に、車両が前方に位置する人体と衝突したときに有効である。第2部分103では、人体と衝突した際に、人体の脚部を払い、結果としてボンネットで人体を受けることによって、人体を保護できるように、形状及び配置位置が決定されている。フロントバンパ100では、衝突時に第2部分103が変形せず、また、配置位置も移動しないため、予定されていた人体の保護を実現できる。
また、取付部101aを第1部分101の一部であり、また、第1部分101と第2部分103との取り付けは、係合突出部を係合させるだけであるため、簡易な構造で、両者の取付作業も容易にできる。よって、フロントバンパ100をコストもかけず製造できる。
[他の実施例]
(1)取付部101a:前述の実施例1においては、取付部101aは、第2部分103の上方に位置する第1部分101の下縁に沿って配置されるとしたが、例示のものに限定されない。例えば、第2部分103の上縁に沿って配置するようにしてもよい。この場合、第1部分101に、下縁に沿って位置する係合突出部を形成するようにすればよい。
(2)取付部101aの凹状の変形:前述の実施例1においては、衝突時、取付部101aは、第1部分101の下縁から車両後方に向かって屈折することによって、フロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形するとしたが、凹状に変形するものであれば、例示のものに限定されない。例えば、取付部101aの途中から車両後方に向かって屈折することによって、フロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形するようにしてもよい。また、取付部101a自体が車両後方に向かって湾曲することによって、フロントバンパ100の外部から内部に向かって凹状に変形するようにしてもよい。
(3)フロントバンパ100の分割:前述の実施例1においては、フロントバンパ100は、上下に隣接して位置する第1部分101、第2部分103に分割できるとしたが、複数に分割できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、上下方向に、3つ以上に分割できるものであってもよい。この場合、隣接して位置する分割部分の全てについて、取付部101aを配置するようにしてもよいし、特定の分割部分についてのみ、取付部101aを配置するようにしてもよい。また、車両の水平方向に複数に分割できるものであってもよい。
本発明に係るフロントバンパは、例えば、乗用車のフロントバンパに用いることができる。
100 フロントバンパ
101 第1部分
101a 取付部
103 第2部分
103a 係合突出部
RF リインフォース

Claims (1)

  1. 隣接して配置される第1部分及び第2部分を有する、複数の部分に分割できるフロントバンパであって、
    前記第1部分は、前記第2部分が配置される方向に突出し、前記第2部分を取り付ける取付部であって、前記フロントバンパの外部から内部に向かう力がかかると、前記外部から前記内部に向かって凹状に変形する取付部、
    を有するフロントバンパ。
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