JP6183136B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体前部構造に関するものであり、車両前部に加えられる衝撃荷重を効率よく吸収し、歩行者を保護するための車体前部構造に関する。
自動車には外部から加えられる荷重を吸収することが求められている。特に、車体前部には、歩行者と衝突した場合の歩行者保護の観点から、その衝撃を効率よく吸収する構成を備えることが要求される。例えば特許文献1には、フードクッション部材を設け、上方からの荷重を吸収する構成が開示されている。また、特許文献2には、車両の前方から衝突荷重が入力された場合に、一部の部材が変形し、フロントフードの前部を後方にストロークさせることにより衝撃を吸収する構成が開示されている。
特開2009−248809号公報 特開2012−153297号公報
特許文献1及び特許文献2に開示されている衝撃吸収の構造は、フロントバンパーの上部やヘッドランプの上部がフードで覆われるタイプの車種であれば、車体前方で歩行者と衝突した場合、衝撃荷重を分散・吸収することができる。しかし、異なるタイプの車種、例えばヘッドランプの周囲をフロントバンパーで囲むような車種のように、ヘッドランプの上部がフードで覆われないタイプの車種の場合、特許文献1及び特許文献2の構成では、車体前方における衝撃荷重の分散・吸収は十分に行われない。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、歩行者等と衝突した場合の衝撃を効率よく吸収することができる車体前部構造を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車両側部に配置されるサイドフェンダーの前端部に車両前方向に延びるエプロンサイドメンバーが設けられ、前記エプロンサイドメンバーの前端部側で上方に延びるランプサポートブラケットが設けられ、前記サイドフェンダー及び前記ランプサポートブラケットにヘッドランプが固定され、前記ヘッドランプの周縁部はフロントバンパーで囲まれている車体前部構造において、前記フロントバンパーの上縁部側に設けられ車幅方向に延在するアッパーアブソーバーと、前記ヘッドランプの上方で前記ヘッドランプに固定されるサイドアブソーバーを備え、前記サイドアブソーバーは、前記アッパーアブソーバーの側端部に取り付けられる前方取付部と、前記サイドフェンダーの前端部に取り付けられる後方取付部と、前記前方取付部と前記後方取付部との間に延在し車両の上側に臨む平面部とを有し、樹脂成形部品から成ることを特徴としている。
前記サイドアブソーバーは、前記ヘッドランプに固定するための第1の固定部を有し、該第1の固定部は、上下方向に延び、上方側及び車両内側に向かって開口し、側面部と底面部とを有する筒状部材であり、前記ヘッドランプは、本体と該本体の後端部側で上方に突出するステーとを有し、該ステーは、車両前方側の前側面部と、車幅方向において車両外側を向く外側面部と、上面部とを有し、前記第1の固定部の前記底面部と前記ステーの前記上面部が当接した状態で固定され、前記第1の固定部の前記側面部には周方向に延びる段差が形成されている。
前記固定部の前記側面部において前記段差に隣接する少なくとも1つの孔が穿設されている。
前記サイドアブソーバーはさらに前記ヘッドランプに固定するための第2の固定部と第3の固定部とを有し、前記第1の固定部は車両内側に配置され、前記第2の固定部は前記後方取付部の近傍において車両外側に配置され、前記第3の固定部は前記前方取付部の近傍において車両外側に配置されている。
前記ステーは前記本体から車両内側にオフセットした位置に設けられ、前記前側面部と前記外側面部は横断面形状がL字型となるよう交差しており、前記ステーの前記上面部の対角線の寸法が前記底面部の径よりも小さい。
上述のように、本発明に係る車体前部構造は、ヘッドランプの周縁部がフロントバンパーで囲まれている車体前部構造において、フロントバンパーの上縁部側に設けられ車幅方向に延在するアッパーアブソーバーとヘッドランプの上方でヘッドランプに固定されるサイドアブソーバーとを設け、サイドアブソーバーに車両の上側に臨む平面部を形成しており、この平面部は、アッパーアブソーバーの側端部に取り付けられる前方取付部とサイドフェンダーの前端部に取り付けられる後方取付部との間に延在している。従って、衝突時に車両前部に加わる衝撃荷重をこの平面部で受けることができ、衝撃荷重が分散、吸収される。その結果、歩行者の保護が図られる。また、サイドアブソーバーを樹脂製とすることにより車両全体の軽量化が図られる。
サイドアブソーバーをヘッドランプに固定する第1の固定部を上方側及び車両内側に向かって開口する筒状部材とすることにより外力に対し脆弱となり、車両前部で衝撃を受けた場合、この第1の固定部が変形し折損し易くなる。また、筒状部材の側面部に周方向に延びる段差を形成することにより、車両前部で衝撃を受けた場合、段差部分で上下に分離し易くなる。従って、衝撃荷重が加わると第1の固定部が上下に分離し、サイドアブソーバーが下方向にストロークするため、衝撃荷重を確実に吸収することができる。
さらに、第1の固定部の側面部に段差に隣接する孔を少なくとも1つ穿設することにより、衝撃荷重が加えられた時に固定部が段差部でより分離し易くなる。
さらに、第1の固定部に加えて、サイドアブソーバーがヘッドランプに固定するための第2の固定部と第3の固定部とを有する構成とすることにより、サイドアブソーバーがヘッドランプに複数個所で固定されるため、安定的にサイドアブソーバーを固定することができる。また、第1の固定部を車両内側に配置し、第2の固定部を後方取付部の近傍において車両外側に配置し、第3の固定部を前方取付部の近傍において車両外側に配置する構成とすることにより、衝撃荷重が加えられたときには、車両内側に位置する第1の固定部に荷重が集中し易くなる。従って、サイドアブソーバーをより確実に下方向へストロークさせることができる。
さらに、ヘッドランプのステーを、ヘッドランプの本体から車両内側にオフセットした位置に設けることにより、サイドアブソーバーの第1の固定部が破損し平面部が下方向にストロークするとき、車両内側に導くことができる。また、ステーの前側面部と外側面部を横断面形状がL字型となるよう交差して構成することにより、衝撃荷重が加えられた場合に車両内側に変形させることができる。このように、衝撃荷重が加えられる際、サイドアブソーバーの平面部をスペースに余裕のある車両内側にストロークさせることができるため、サイドアブソーバーの変位が規制されることがなく、衝撃荷重の吸収・分散をより確実にすることができる。
また、ステーの上面部の対角線の寸法を底面部の径よりも小さくすることにより、サイドアブソーバーの平面部の下方向への変位を妨げてしまうことが回避され、衝撃荷重の吸収・分散がより確実に行われる。
本発明の実施形態に係る車体前部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部を示す斜視図である。 フロントバンパーサイドアブソーバーとヘッドランプを上方から拡大して示す図である。 フロントバンパーサイドアブソーバーとヘッドランプの取付構造を拡大して示す図である。 車体前部構造を図4の線A−Aの位置で切断して、車両前方から示す図である。 ヘッドランプを車両の下方から示す図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。尚、本明細書で車両の左右とは車室の乗員から見た場合の方向である。
図1はフードを取り外した状態の車体前部を示す斜視図である。車両1の左右側部にはそれぞれ左サイドフェンダー10、右サイドフェンダー11が配設されている。車両前部において車幅方向に延在するフロントバンパー20は、左右の端部がそれぞれ車両前部の角部を経て側部の左サイドフェンダー10、右サイドフェンダー11の前端部まで延びている。左右の角部にはそれぞれ左ヘッドライト30、右ヘッドライト31が配置されている。左ヘッドライト30、右ヘッドライト31は周縁部を全周にわたってフロントバンパー20により囲まれている。
図2は、フロントバンパー20を取り外した状態の車体前部を示す斜視図である。フロントバンパー20の内側には、フロントバンパー20の上縁部側に設けられ車幅方向に延在するフロントバンパーアッパーアブソーバー(以下、アッパーアブソーバー)21が設けられている。図3は、アッパーアブソーバー21と左ヘッドランプ30、右ヘッドランプ31、及び後述するフロントバンパーサイドアブソーバーを取り外した状態の車体前部を示す斜視図である。左サイドフェンダー10、右サイドフェンダー11の前端部には、それぞれ車両前方向に延びる左エプロンサイドメンバー12、右エプロンサイドメンバー13が設けられている。左エプロンサイドメンバー12、右エプロンサイドメンバー13の前端部側には、それぞれ上方に延びる左ランプサポートブラケット14、右ランプサポートブラケット15が設けられている。フードロックメンバ22はアッパーアブソーバー21の内側で車幅方向に延在し、左右の端部が左ランプサポートブラケット14、右ランプサポートブラケット15にそれぞれ固定されている。
図4は、左ヘッドランプ30とその周囲の構造を上方から拡大して示す図である。左ヘッドランプ30は、車両側部側は左サイドフェンダー10に取り付けられ、車両前部側は左ランプサポートブラケット14に取り付けられている。左ヘッドランプ30の外周面は、左サイドフェンダー10との取り付け部分と左ランプサポートブラケット14との取り付け部分との間で車体外方に突出する凸曲面を構成している。左ヘッドランプ30の上方には左フロントバンパーサイドアブソーバー(以下、左サイドアブソーバー)40が配設されている。左サイドアブソーバー40は、樹脂を成形した部材であり、車両外方側に膨らむように全体としてフロントバンパー20の角部の形状に沿って略円弧状を呈している。
左サイドアブソーバー40の車両側部側であって車両後部側の端部40Lは左サイドフェンダー10の前端部に取り付けられ、車両前部側の端部40Fはアッパーアブソーバー21の左側端部に取り付けられている。また、左サイドアブソーバー40は、端部40Lの近傍で第1の固定部50及び第2の固定部60により左ヘッドランプ30に取り付けられ、端部40Fの近傍で第3の固定部70により左ヘッドランプ30に取り付けられている。左サイドアブソーバー40は、車両の上側に臨む平面部40Aと、左ヘッドランプ30側へ傾斜する傾斜部40Bとを有する。平面部40Aは、端部40Lと左サイドフェンダー10の取付部と、端部40Fとアッパーアブソーバー21の取付部との間に延在している。平面部40A及び傾斜部40Bには、それぞれ左サイドアブソーバー40の円弧に沿って複数の孔が刻設されている。すなわち、左サイドアブソーバー40には円弧に沿って孔が2列刻設されている。また、左サイドアブソーバー40の裏面(左ヘッドランプ30と対向する面)には所定の位置にリブ42が形成されている(図6参照)。さらに、フロントバンパー20は、左サイドアブソーバー40の平面部40Aに固定され、傾斜部40Bに近接して位置するよう配設されている。
第1の固定部50は、端部40Lの近傍において平面部40Aに配置されている。換言すると、第1の固定部50は、左サイドアブソーバー40と左サイドフェンダー10の前端部との取付部の近傍において、左サイドアブソーバー40の幅方向の中央(平面部40Aと傾斜部Bの境界)より車両の内側に配置されている。第2の固定部60は、端部40Lの近傍において傾斜部40Bに配置されている。換言すると、第2の固定部60は、左サイドアブソーバー40と左サイドフェンダー10の前端部との取付部の近傍において、左サイドアブソーバー40の幅方向の中央より車両の外側に配置されている。第3の固定部70は、端部40Fにおいて傾斜部40Bに配置されている。換言すると、第3の固定部70は、左サイドアブソーバー40とアッバーアブソーバー21との取付部の近傍において、左サイドアブソーバー40の幅方向の中央より車両の外側に配置されている。このように、第1〜第3の固定部50、60、70は一直線上に並ぶことなく、これらの固定部を結ぶ直線が上面視で三角形を形成するよう配置され、かつ第1の固定部50のみが他の固定部に比べて車両の内側に位置している。
図5は左サイドアブソーバー40の第1の固定部50の近傍を車両の内側から示す斜視図、図6は図4の線A−Aの位置で車体前部を切断して車両前方から示す断面図である。第1の固定部50は、上下方向に延びる筒状部材であり、上方側及び車両内側に向かって開口しており、上面視で略U字型を呈する(図4参照)。より詳しくは、第1の固定部50は、下方に突出し、車両内側に臨んで開口する開口部が形成された突出部51と、左サイドアブソーバー40の車両内側の側面41において車両内側に臨んで開口するよう形成された凹部52とを有する。突出部51と凹部52は連続し、かつその境界で段差53が形成されている。換言すると、第1の固定部50の突出部51と凹部52で構成される側面部には、上下方向の略中央部で周方向に延びる段差53が形成されている。第1の固定部50の側面部には孔54、55が穿設されている。孔54、55はその下縁部が段差53に隣接するよう凹部52に形成されている。
左ヘッドランプ30は、本体31と上方に向かって突設されたステー32とを備える。図7は左ヘッドランプ30を車両の下側から示す図である。ステー32は、車両前方側の側面32Aと、車両左側の側面32Bと、上面32Cとを有する。側面32Aと側面32Bは略直角に交差しており、ステー32は横断面形状が車両内側に開口するL字型を呈している。また、上面32Cは略矩形を呈している。ステー32は本体31から車両内方にオフセットした位置に設けられている。
第1の固定部50の底面、すなわち突起部51の底面51Bは、左ヘッドランプ30のステー32の上面32Cに上側から当接している。ステー32の上面32Cの対角線の寸法は、第1の固定部50の突起部51の底面51Bの径の寸法よりも小さい。底面51Bと上面32Cは、底面51Bの孔(図示せず)と上面32Cの孔32Dを挿通するビス80により固定されている。
本実施形態では、車両の前方左側に配設される左サイドアブソーバー40を例にとって説明したが、前方右側に右ヘッドランプ31の上方にも左サイドアブソーバー40と同様の構成を有するサイドアブソーバーが同様の態様で配設されており、後述する効果と同様の効果を奏する。
本実施形態によれば、左ヘッドランプ30の上方に平面部40Aを有する左サイドアブソーバー40を固定している。従って、衝突時に車両前部に加わる衝撃荷重を平面部40Aで受けることができため、衝撃荷重を分散・吸収でき、歩行者の保護が図られる。また、左サイドアブソーバー40は樹脂製なので車両全体の軽量化が図られる。
本実施形態では、左ヘッドランプ30の車両後方側の端部で左サイドアブソーバー40を取り付ける第1の固定部50の突出部51及び凹部52は、車両内側に臨んで開口している。従って、車両前部から衝撃荷重が加わった際、第1の固定部50に応力が集中することになる。すなわち、左サイドアブソーバー40の他の箇所に比べ、第1の固定部50は衝撃荷重に対し脆弱に構成されている。また、突出部51と凹部52の境界に段差53を設けており、衝撃を受けた際、第1の固定部50は段差53で上下に分離し易く構成されている。従って、車両前部から衝撃荷重が加わり、第1の固定部50が破損すると、左サイドアブソーバー40の平面部40Aは車両下方向にストロークするので、衝撃荷重を確実に分散・吸収することができる。
本実施形態では、左ヘッドランプ30のステー32は横断面形状が車両内側に開口するL字型を呈しており、車両前部で衝撃を受けた際、車両内側に変形し易く構成されている。従って、上述のように左サイドアブソーバー40の平面部40Aが車両下方向にストロークするとき、その変位を阻害することがない。
また、ステー32の上面32Cの対角線の寸法を第1の固定部50の突起部51の底面51Bの径の寸法よりも小さくすることにより、第1の固定部50の突起部51の落下の妨害が回避される。
以上のように、本実施形態によれば、車両前部に衝撃荷重が入力された場合、左サイドアブソーバー40の平面部40Aで受け、第1の固定部50が破損すると、平面部40Aが、スペースに余裕のある車両内側に導かれて下方にストロークする。従って、衝撃荷重の分散・吸収が確実に行われ、例えば、歩行者が車両前部に衝突した場合の歩行者頭部保護が図られ、安全性がより向上する。
左サイドアブソーバー40は、アッパーアブソーバー21との取付部と左サイドフェンダー10との取付部との間で、左ヘッドランプ30の上方において左ヘッドランプ30に固定されている。また、上述のように、フロントバンパー20は、左サイドアブソーバー40の平面部40Aに固定され、傾斜部40Bに近接して位置するよう配設されている。従って、左ヘッドランプ30の周縁部を囲むフロントバンパー20のべかつきに対する剛性を補完するができ、フロントバンパー20の板厚を抑えることができる。
本実施形態では、左サイドアブソーバー40を形状自由度の高い樹脂成形部品としている。さらに、第1〜第3の固定部50、60、70で左ヘッドランプ30に直接取り付けることにより、左サイドアブソーバー40を左ヘッドランプ30の一部として構成している。従って、左サイドアブソーバー40の周縁部をフロントバンパー20で囲む構成において、左サイドアブソーバー40とフロントバンパー20との位置関係を適切に調整することが可能となる。その結果、左ヘッドランプ30周りの見切り精度、及びフードとの見切り精度を上げることができる。
さらに、第1の固定部50のみを車両の内側に配置し、第2の固定部60及び第3の固定部70を車両の外側に配置することにより、車両前部に衝撃荷重が入力された場合、第1の固定部50に荷重が集中し易くなる。従って、平面部40Aの下方へのストロークがより確実に行われる。
本実施形態では、第1の固定部50の孔54、55はその下縁部が段差53に隣接するよう凹部52に形成されているがこれに限るものでなく、上縁部が段差53に隣接するよう突出部51に形成されてもよい。
本実施形態では、第1の固定部50の側面部には2つの孔54、55が刻設されているが孔の数はこれに限るものではない。第1の固定部50の側面部に刻設される孔は1つ、又は3つ以上であってもよい。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車両
10 左サイドフェンダー
11 右サイドフェンダー
12 左エプロンサイドメンバー
13 右エプロンサイドメンバー
14 左ランプサポートブラケット
15 右ランプサポートブラケット
21 フロントバンパーアッパーアブソーバー
40 左フロントバンパーサイドアブソーバー
20 フロントバンパー
30 左ヘッドランプ
31 右ヘッドランプ
32 ステー
50 第1の固定部
60 第2の固定部
70 第3の固定部

Claims (5)

  1. 車両側部に配置されるサイドフェンダーの前端部に車両前方向に延びるエプロンサイドメンバーが設けられ、前記エプロンサイドメンバーの前端部側で上方に延びるランプサポートブラケットが設けられ、前記サイドフェンダー及び前記ランプサポートブラケットにヘッドランプが固定され、前記ヘッドランプの周縁部はフロントバンパーで囲まれている車体前部構造において、
    前記フロントバンパーの上縁部側に設けられ車幅方向に延在するアッパーアブソーバーと、前記ヘッドランプの上方で前記ヘッドランプに固定されるサイドアブソーバーとを備え、
    前記サイドアブソーバーは、前記アッパーアブソーバーの側端部に取り付けられる前方取付部と、前記サイドフェンダーの前端部に取り付けられる後方取付部と、前記前方取付部と前記後方取付部との間に延在し車両の上側に臨む平面部とを有し、樹脂成形部品から成ることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記サイドアブソーバーは、前記ヘッドランプに固定するための第1の固定部を有し、該第1の固定部は、上下方向に延び、上方側及び車両内側に向かって開口し、側面部と底面部とを有する筒状部材であり、
    前記ヘッドランプは、本体と該本体の後端部側で上方に突出するステーとを有し、該ステーは、車両前方側の前側面部と、車幅方向において車両外側を向く外側面部と、上面部とを有し、
    前記第1の固定部の前記底面部と前記ステーの前記上面部が当接した状態で固定され、
    前記第1の固定部の前記側面部には周方向に延びる段差が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記第1の固定部の前記側面部において前記段差に隣接する少なくとも1つの孔が穿設されていることを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記サイドアブソーバーはさらに前記ヘッドランプに固定するための第2の固定部と第3の固定部とを有し、
    前記第1の固定部は車両内側に配置され、前記第2の固定部は前記後方取付部の近傍において車両外側に配置され、前記第3の固定部は前記前方取付部の近傍において車両外側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  5. 前記ステーは前記本体から車両内側にオフセットした位置に設けられ、
    前記前側面部と前記外側面部は横断面形状がL字型となるよう交差しており、
    前記ステーの前記上面部の対角線の寸法が前記底面部の径よりも小さいことを特徴とする請求項2または3に記載の車体前部構造。
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