JP5915380B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は、車体の前端に設置されるフロントバンパーを含む車体前部構造に関するものである。
車体前部構造としては、例えば、歩行者が車体に衝突した際に生じる車両前方からの衝撃荷重を衝撃吸収体で吸収し、歩行者の脚部を保護するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、フロントバンパーの外装となるバンパフェイス部材の裏面に、衝撃吸収用のリブをバンパフェイス部材に一体成形した車両用バンパ構造が記載されている。このリブは、バンパフェイス部材の車幅方向に所定間隔で並んで複数配置されている。
特許文献1の車両用バンパ構造では、車両前方から衝撃を受けると、バンパフェイス部材が後退してその裏面に形成されたリブがバンパレインフォース(本願発明のバンパーメンバに相当)に当接し、さらにリブが座屈することで、衝撃を吸収するとしている。
特開2009−35019号公報
ところで、フロントバンパーは、歩行者保護性能を考慮するだけでなく、例えば商品価値を高めるためにマイナーチェンジや仕様の設定を行うなど、意匠(デザイン)上の要請も考慮する必要がある。
特許文献1に記載の車両用バンパ構造において、デザイン上の要請から、例えばフロントバンパーの形状を変更し、リブとバンパレインフォースとの間に空間が形成された場合を想定する。この場合には、車両前方から衝撃を受けたフロントバンパーは、上記空間の車両前後方向に沿った距離(空走距離)だけ移動することになり、衝撃を十分に吸収できない可能性がある。このため、フロントバンパーは、形状を容易に変更できず、意匠上の自由度が損なわれる場合があり得る。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントバンパーの意匠上の自由度を損なうことなく、歩行者保護性能を向上できる車体前部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体前部構造の代表的な構成は、車体の前端に設置されるフロントバンパーと、フロントバンパーの車両後方に配置され車両前方からの衝撃を吸収するアブソーバーとを備えた車体前部構造において、フロントバンパーは、車幅方向の中央付近に形成された開口と、開口の縁から車幅方向の中央に向かってアブソーバーの車両前方に突出する突出部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、フロントバンパーとアブソーバーとの間には空間が存在する。フロントバンパーと一体成形された突出部は、この空間を埋めるように配置されている。このため、フロントバンパーが車両前方から衝撃を受けると、まず、突出部の前から後に衝撃が伝達され吸収される。突出部で吸収された後、衝撃はアブソーバーに伝達される。
仮に、上記空間に突出部が存在しないと、フロントバンパーが衝撃を受けたとき、上記空間の車両前後方向に沿った距離(空走距離)だけフロントバンパーが移動し、アブソーバーに直接衝突することになり、衝撃を十分に吸収することが困難となる。この場合には、一例としてアブソーバーの形状を変更することが考えられるが、新たな金型を製作する必要があるなど製造コストが増加してしまう。
また、空間が形成されないようにフロントバンパーの形状を変更することも考えられる。しかし、フロントバンパーの形状は、歩行者の脚部の保護性能だけでなく、商品価値を高めるため意匠(デザイン)上の要請も考慮する必要がある。このため、フロントバンパーの形状を上記空間が形成されないように変更することは、言い換えると、上記空間の存在によって、フロントバンパーの意匠上の自由度が損なわれることになる。
これに対して、上記構成では、上記空間に突出部が存在するので、空走距離が大きくならず、衝撃を十分に吸収でき、歩行者の脚部の保護性能を向上できる。このため、アブソーバーの形状を変更する必要がなく、製造コストも増加しない。また、突出部は、フロントバンパーと一体成形されていて、フロントバンパーの開口の縁から延長されたものであり、フロントパンバーの意匠上の自由度を損なうこともない。つまり、上記空間の存在によって、アブソーバーおよびフロントバンパーの形状が制約を受けることがない
上記の車体前部構造は、開口の前側に突出部と正面視で重なるように突出部と間隔をおいて取付けられたバンパー組付部品をさらに備えるとよい。これにより、正面視でバンパー組付部品によって突出部が隠されるので、車体前部構造の外観が損なわれない。また、バンパー組付部品と突出部との隙間を調整すれば、歩行者がバンパー組付部品と衝突した際に、歩行者が受ける衝撃を吸収するタイミングを調整できる。よって、最適なエネルギー吸収性能を得ることができ、歩行者の脚部の保護性能を向上できる。
上記の突出部は、前面と、上面と、下面と、側壁部とを備える、車両後方が開放された箱型の形状を有するとよい。これにより、突出部が前方より衝撃を受けた際での、突出部の変形状態(潰れ方)や強度を調整でき、最適なエネルギー吸収性能を得られる。
上記の突出部は、後面と、上面と、下面と、側壁部とを備える、車両前方が開放された箱型の形状を有するとよい。このような形状であっても、突出部が前方より衝撃を受けた際での、突出部の変形状態や強度を調整でき、最適なエネルギー吸収性能を得られる。
上記の突出部は、箱型の形状の内部に形成されていて車両前後方向に延びるリブを備えるとよい。これにより、リブの長さや本数を変更することで、突出部が前方より衝撃を受けた際での、突出部の変形状態や強度を調整でき、最適なエネルギー吸収性能を得られる。
上記の突出部は、開口の縁との間に切欠部を有するとよい。これにより、フロントバンパーが前方より衝撃を受けた際に、フロントパンバーそのものではなく、フロントバンパーに一体に成形された突出部によって衝撃を吸収し易くなり、歩行者の脚部の保護性能を向上できる。
本発明によれば、フロントバンパーの意匠上の自由度を損なうことなく、歩行者保護性能を向上できる車体前部構造を提供することができる。
本実施形態における車体前部構造に含まれるフロントバンパーの概略構成を示す図である。 図1のフロントバンパーの一部を拡大して示す図である。 図1のフロントバンパーが取付けられる車体前部構造の概略構成を示す図である。 図3の車体前部構造にフロントバンパーを取付けた状態を示す図である。 図4の車体前部構造の一部を拡大して示す図である。 図5の車体前部構造のC−C断面図である。 図5の車体前部構造のD−D断面図である。 比較例の車両前部構造を説明する断面図である。 他の車体前部構造を説明する断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車体前部構造に含まれるフロントバンパーの概略構成を示す図である。図1(a)は、フロントバンパーを車両前方から見た状態を示す図である。図1(b)は、図1(a)のフロントバンパーからロアネット(グリルとも称される)およびスキッドプレートを取り外した状態を示す図である。以下、各図中に示す矢印Xは車両前方、矢印Yは車外側をそれぞれ示している。
フロントバンパー100は、車体の前端に設けられる部材であり、図1(a)に示すように、外装となるバンパーフェイシア102およびフォグランプベゼル104を有する。バンパーフェイシア102は、図1(b)に示すように、車幅方向に沿った中央付近に形成された開口106と、一対の突出部108、110とを有する。なお、突出部108、110は、車両の中心線を基準にして左右対称な構造を有し、機能など同一であるので、以下では突出部110について主に説明する。
突出部110は、フロントバンパー100と一体に成形されていて、開口106の縁112から車幅方向の中央付近に向けて延長されている。開口106には、図1(a)に示すように、バンパー組付部品であるロアネット114およびスキッドプレート116が取付けられている。
ロアネット114は、格子状に形成された部材であり、例えば不図示のラジエータに対する空気取入口として機能する。ロアネット114は、図1(a)に示すように突出部110と正面視で重なるように開口106に取付けられている。このため、突出部110は、正面視でロアネット114により隠されるので、フロントバンパー100の外観が損なわれない。
図2は、図1のフロントバンパー100の一部を拡大して示す図である。図2(a)は、図1(b)の点線で示すA領域を拡大して示す図である。図2(b)は、図2(a)のフロントバンパー100の一部を車両後方から見た状態を示す図である。
突出部110は、図2(a)および図2(b)に示すように、車両後方が開放された箱型の形状を有している。また、突出部110は、車両前方に位置する前面120aと、前面120aよりも車両後方に位置する後120bとを備える。さらに、突出部110は、上面となる上側壁部122と、下面となる下側壁部124と、上側壁部122および下側壁部124を連結する側壁部126、128とを備える。
また、突出部110は、図2(b)に示すように、箱型の形状の内部に形成されていて、車両前後方向に延びるリブ130、132を有する。このような突出部110は、例えばリブ130、132の長さや本数あるいは厚み、前面120a、後120bまたは各壁部122、124、126、128の長さや厚みを変更することで、箱型の形状の剛性(強度)を調整できる。
ここで、突出部110は、フロントバンパー100に歩行者が衝突した際に、例えば後退するロアネット114を介して車両前方からの衝撃を受ける部材であり、剛性を調整することで、変形状態(潰れ方)を調整できる。つまり、突出部110は、衝撃荷重を吸収する性能を調整できる。
さらに、突出部110は、開口106の縁112付近となる根元に形成された切欠部134を有し、フロントバンパー100側の剛性の影響を低減できる。すなわち、突出部110は、衝撃を受けた際、フロントバンパー100の開口106の縁112付近の剛性に依存せず、箱型の形状そのものの剛性に応じて変形する。
図3は、図1のフロントバンパー100が取付けられる車体前部構造の概略構成を示す図である。図4は、図3の車体前部構造にフロントバンパー100を取付けた状態を示す図である。車体前部構造の一部としては、図3に示すように、アブソーバー140と、バンパーメンバ142とを備える。アブソーバー140は、例えば樹脂製であり、図3に示すように車幅方向に延びる部材であり、バンパーメンバ142の車両前側に配置されていて、車両前方からの衝撃を吸収する。
バンパーメンバ142は、例えば金属製の部材であり、図3に示すように車幅方向に延びている。また、バンパーメンバ142の上方には、車幅方向に延びるアッパーメンバ144が配置されている。さらに、アッパーメンバ144の車両上側には、車幅方向に延びていて不図示のフードを支持するフードメンバ146が配置されている。これらの各部材により、車体前部構造の一部が構成されている。そして、車体前部構造の一部にフロントバンパー100が取付けられることで、図4に示す車体前部構造150が形成される。
以下、図5〜図7を参照して、フロントバンパー100の突出部110と他の部材との配置関係について説明する。図5は、図4の車体前部構造150の一部を拡大して示す図である。図中では、図4に点線で示すB領域を拡大して示している。図6は、図5の車体前部構造150のC−C断面図である。図7は、図5の車体前部構造150のD−D断面図である。ただし、図6および図7では、図5では図示を省略したフロントバンパー100の開口106に取付けられたロアネット114を示している。
車体前部構造150では、図5に示すように、フロントバンパー100の突出部110の車両後方に上記アブソーバー140が配置され、さらにアブソーバー140の後側にバンパーメンバ142が配置されている。箱型の形状を有する突出部110は、図6および図7に示すように、前面120aが隙間152aを介して車両前方に位置するロアネット114に平行に形成されている。
また、突出部110の前面120aは、図6に示すように、フロントバンパー100の開口106の縁112と車両前後方向での位置がほぼ同じとなるように形成されている。つまり、突出部110は、開口106の縁112から開口106の中央付近に向かってほぼ直線状に延びている。
さらに、突出部110の後120bは、図6および図7に示すようにアブソーバー140よりも車両前方に位置していて、隙間152bを介してアブソーバー140に平行に形成されている。このように、突出部110は、ロアネット114とアブソーバー140との間に位置する空間を埋めるように存在している。
このため、車両前方からの衝撃は、ロアネット114を介して、突出部110の前面120aから後120bに伝達され吸収される。突出部110で吸収された後、衝撃は、アブソーバー140に吸収され、さらにバンパーメンバ142に伝達される。
図8は、比較例の車両前部構造200を説明する断面図である。なお、図中では、上記実施形態の車体構造150に示す部材と同一部材には同一符号を付し、説明を適宜省略する。図8(a)は、図中鎖線で示す形状のフロントバンパー202とともに、マイナーチェンジや仕様の設定により形状を変更した図中実線で示すフロントバンパー204を示す図である。図8(b)は、図8(a)のフロントバンパー204を配置した状態を示す図である。なお、図8(a)および図8(b)は、図6のC−C断面図に対応させて示している。
比較例の車体前部構造200は、フロントバンパー204に上記の突出部110が形成されていない点で、上記の車体前部構造150と異なる。図8(a)に示す車体前部構造200では、フロントバンパー202の裏側にアブソーバー140が位置しているので、車両前方からの衝撃をアブソーバー140によって吸収できる。
ところが、一般にフロントバンパーは、歩行者保護性能を考慮するだけでなく、商品価値を高めるためにマイナーチェンジや仕様の設定を行う場合もある。図8(b)に示すフロントバンパー204では、例えば意匠(デザイン)上の要請などから、フロントバンパー202に比べて意匠面を車両前方に変更した形状となっている。
図8(b)に示す車体前部構造200では、形状を変更したフロントバンパー204を配置しながら、アブソーバー140およびバンパーメンバ142の形状を変更していない。つまり、車体前部構造200では、図8(a)および図8(b)に示すように、アブソーバー140およびバンパーメンバ142を共通使用している。その結果、車体前部構造200には、ロアネット114とアブソーバー140との間に図中鎖線で示す空間206が形成される。
車体後部構造200では、フロントバンパー204に突出部110が存在しないので、フロントバンパー204が衝撃を受けたとき、上記空間206の車両前後方向に沿った距離(空走距離)だけフロントバンパー204が移動し、アブソーバー140に直接衝突することになる。このため、車体後部構造200では、衝撃を十分に吸収することが困難である。
このような状況を回避するためには、アブソーバー140の形状を変更することや、空間206が形成されないようにフロントバンパー204の形状を変更することが考えられる。しかし、アブソーバー140の形状を変更すると、アブソーバー140の金型を新たに製作する必要があり、製造コストが増加してしまう。また、上記空間206が形成されないようにフロントバンパー204の形状を変更することは、言い換えると、上記空間206の存在によって、フロントバンパー204の意匠上の自由度が損なわれることになる。
これに対して、本実施形態の車体前部構造150では、上記空間206に突出部110が存在するので、空走距離が大きくならず、衝撃を十分に吸収でき、歩行者の脚部の保護性能を向上できる。このため、アブソーバー140の形状を変更する必要がなく、製造コストも増加しない。
また、突出部110は、フロントバンパー100と一体成形されていて、フロントバンパー100の開口106の縁112から延長されたものである。このため、フロントバンパー100の形状は、上記空間206により制約を受けることがなく、意匠上の自由度を損なうこともない。
また、車体前部構造150は、突出部110の前面120aとロアネット114との隙間152aや、突出部110の後120bとアブソーバー140との隙間152bを調整できる。このため、車体前部構造150は、歩行者がロアネット114と衝突した際に、歩行者が受ける衝撃を吸収するタイミングを調整でき、歩行者への衝撃を分散できる。つまり、これらの隙間152a、152bを調整すれば、最適なエネルギー吸収性能を得ることができ、歩行者の脚部の保護性能を向上できる。
また、突出部110は、切欠部134を有するので、フロントパンバー100の剛性に影響され難くなる。よって、突出部110は、車両前方からの衝撃を受けた際、突出部110の剛性に応じて変形できる。このため、車体前部構造150は、箱型の形状を形成する前面120a、後120b、各壁部122、124、126、128やリブ130、132を調整することで、突出部110の変形状態や強度を調整でき、最適なエネルギー吸収性能を得られる。
さらに、突出部110は、前面120aがロアネット114に平行に形成され、後120bがアブソーバー140に平行に形成されているので、前面120aがロアネット114に広い範囲で衝突し、後120bがアブソーバー140に広い範囲で衝突する。したがって、突出部110は、前方からの衝撃を広い範囲でアブソーバー140に伝達でき、衝撃を十分に安定して吸収できる。
図9は、他の車体前部構造150Aを説明する断面図である。車体前部構造150Aでは、突出部110Aが車両前方が開放された箱型の形状を有している点で、上記の車体前部構造150と異なる。なお、突出部110Aは、図示のように前121aおよび後面121bと、図2(b)に示す上記各壁部122、124、126、128と、リブ130、132とを含む。
突出部150Aは、前121aが隙間152aを介してロアネット114に平行に形成され、後面121bが隙間152bを介してアブソーバー140に平行に形成されている。このような車体前部構造150Aであっても、上記の前121a、後面121b、各壁部122、124、126、128やリブ130、132の長さや厚みを調整できる。よって、車体前部構造150Aでは、車両前方より衝撃を受けた際での突出部110Aの変形状態や強度を調整でき、最適なエネルギー吸収性能を得られる。
また、上記実施形態では、図1に示すように、正面視でロアネット114が突出部110に重なるようにして、フロントバンパー100の外観を損なわないようにしたが、これに限定されない。すなわち、突出部110は、後120bがアブソーバー140の車両前方に位置し、前面120aの車両前後方向での位置が例えばフロントバンパー100の開口106の縁112付近とほぼ同一となり、フロントバンパー100の意匠上の自由度が損なわれなければ、ロアネット114が突出部110に重ならず、車両前方から視認されてもよい。
さらに、上記実施形態では、フロントバンパー100の開口106の縁112に一対の突出部108、110を形成したが、これに限らず、開口106に向けてさらに延長したり、双方の突出部108、110を連続させ車幅方向に延びるようにしてもよい。このようにすれば、突出部108、110は、車両前方からの衝撃を車幅方向にわたるより広い範囲でアブソーバー140に伝達でき、衝撃をより安定して吸収できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体の前端に設置されるフロントバンパーを含む車体前部構造に利用することができる。
100…フロントバンパー、102…バンパーフェイシア、104…フォグランプベゼル、106…開口、108、110…突出部、112…縁、114…ロアネット、116…スキッドプレート、120a…前面、121a…前、120b…後端、121b…後面、122…上側壁部、124…下側壁部、126、128…側壁部、130、132…リブ、134…切欠部、140…アブソーバー、142…バンパーメンバ、144…アッパーメンバ、146…フードメンバ、150、150A…車体前部構造、152a、152b…隙間、206…空間

Claims (6)

  1. 車体の前端に設置されるフロントバンパーと、該フロントバンパーの車両後方に配置され車両前方からの衝撃を吸収するアブソーバーとを備えた車体前部構造において、
    前記フロントバンパーは、
    車幅方向の中央付近に形成された開口と、
    前記開口の縁から車幅方向の中央に向かって前記アブソーバーの車両前方に突出する突出部とを備えることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記開口の前側に前記突出部と正面視で重なるように該突出部と間隔をおいて取付けられたバンパー組付部品をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記突出部は、前面と、上面と、下面と、側壁部とを備える、車両後方が開放された箱型の形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。
  4. 前記突出部は、後面と、上面と、下面と、側壁部とを備える、車両前方が開放された箱型の形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。
  5. 前記突出部は、前記箱型の形状の内部に形成されていて車両前後方向に延びるリブを備えることを特徴とする請求項3または4に記載の車体前部構造。
  6. 前記突出部は、前記開口の縁との間に切欠部を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車体前部構造。
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