JP6139201B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両の車体前部構造に関し、特に歩行者保護性能を確保しつつ軽衝突時の車体損傷を抑制したものに関する。
自動車の車体前端部に設けられるバンパは、車両外装の一部を構成する意匠部分であるバンパフェイスの内側に、歩行者等との衝突時にバンパフェイスからの圧縮荷重を受けて車体本体側に伝達するとともに、エネルギ吸収効果を有するエネルギ吸収(EA)部材を配置して構成されている。
このような車両用バンパ構造に関する従来技術として、例えば特許文献1には、バンパフェイスの下部(エアダム部)の内側に、水平に配置された上面部から下方に複数の前後方向リブ、車幅方向リブを下垂させたエネルギ吸収ブラケットを配置することが記載されている。
特開2008−265399号公報
上述したようなエネルギ吸収ブラケットは、歩行者脚部との衝突時においては、衝突後十分な荷重を発生させ、歩行者の脚部を跳ね上げて膝部の曲げを抑制するとともに、歩行者を衝撃吸収性を有するフード上に転ばせて傷害を抑制することが求められる。
しかし、他車両との軽衝突等においては、エネルギ吸収ブラケットが車体を押すことによる車体の損傷を防止する必要がある。
ここで、車体側を補強することも考えられるが、他車両との軽衝突時には歩行者との衝突よりもはるかに大きな荷重が車体に伝達されることになるため、これに耐えるよう車体を補強すると、重量増や構造の複雑化が問題となる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、歩行者保護性能を確保しつつ軽衝突時の車体損傷を抑制した車体前部構造を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、車両前端部における下部に設けられた外装部材と、前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットとを備える車体前部構造であって、前記衝撃吸収ブラケットの前端部における車幅方向両端部に、他部に対して車両前方側に突出した突出部が設けられ、前記突出部の後方側における前記衝撃吸収ブラケットの前記車体構造部材との結合箇所を、前記突出部の上端部及び他の部分における前記車体側構造部材との結合箇所に対して高い位置に配置したことを特徴とする車体前部構造である。
これによれば、歩行者脚部が突出部以外の領域に衝突した場合には、荷重を入力方向に沿ってストレートに伝達することで、歩行者脚部を跳ね上げて歩行者をフード上に転ばせるために十分な荷重を発生させ、歩行者保護性能を向上することができる。
一方、壁面等との軽衝突時においては、入力は突出部で受けることになり、車体構造部材との結合箇所が突出部よりも高い位置に配置されていることから、衝撃吸収ブラケットには先端部を下垂させる方向に回動するモーメントが発生する。
このモーメントによって衝撃吸収ブラケットを回動させ屈曲変形させることによって、車体構造部材に伝達される荷重を軽減し、車体の損傷を抑制することができる。
請求項2に係る発明は、車両前端部における下部に設けられた外装部材と、前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットとを備える車体前部構造であって、前記衝撃吸収ブラケットの前端部における一部に、他部に対して車両前方側に突出した突出部が設けられ、前記突出部の後方側における前記衝撃吸収ブラケットの前記車体構造部材との結合箇所を、前記突出部の上端部及び他の部分における前記車体側構造部材との結合箇所に対して高い位置に配置し、前記衝撃吸収ブラケットの前端部に、前記外装部材の後面部に対して対向するとともに前後方向に離間して配置され車幅方向にほぼ沿って延びた一対の車幅方向リブと、前記一対の車幅方向リブの下端部間を連結するとともに、前後方向における中間部に下方に凸となる屈曲部を有する底面部とを設けたことを特徴とする車体前部構造である。
これによれば、衝突時に底面部が屈曲部から座屈変形して下方へ張り出すように変形することによって、歩行者脚部からの荷重を上下方向における広い範囲で受けることが可能となり、荷重を分散して歩行者脚部の傷害を抑制することができる。
特に、荷重を受ける範囲を下方に拡大することによって、歩行者脚部のより低い位置を押すことが可能となり、歩行者をフード上へ転ばせて傷害を抑制する効果を高めることができる。

請求項に係る発明は、前記衝撃吸収ブラケットの前後方向における中間部に、車幅方向にほぼ沿って延在し車幅方向に対する傾斜角が順次反転する波板状の面部によって前記衝撃吸収ブラケットの後端部と他の部分とを連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造である。
これによれば、歩行者脚部との衝突時には、波板状の面部が軸方向の圧縮荷重を受けることによって、歩行者保護に必要な高い荷重を発生させることができる。
一方、軽衝突時には、衝撃吸収ブラケットに曲げモーメントが発生した際に、波板状の面部が屈曲変形を誘発する弱部として機能するため、衝撃吸収ブラケットを確実に屈曲させて車体構造部材に入力される荷重を軽減することができる。
求項4に係る発明は、車両前端部における下部に設けられた外装部材と、前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットとを備える車体前部構造であって、前記衝撃吸収ブラケットの前端部に、前記外装部材の後面部に対して対向するとともに前後方向に離間して配置され車幅方向にほぼ沿って延びた一対の車幅方向リブと、前記一対の車幅方向リブの下端部間を連結するとともに、前後方向における中間部に下方に凸となる屈曲部を有する底面部とを設けたことを特徴とする車体前部構造である。
れによれば、衝突時に底面部が屈曲部から座屈変形して下方へ張り出すように変形することによって、歩行者脚部からの荷重を上下方向における広い範囲で受けることが可能となり、荷重を分散して歩行者脚部の傷害を抑制することができる。
特に、荷重を受ける範囲を下方に拡大することによって、歩行者脚部のより低い位置を押すことが可能となり、歩行者をフード上へ転ばせて傷害を抑制する効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、歩行者保護性能を確保しつつ軽衝突時の車体損傷を抑制した車体前部構造を提供することができる。
本発明を適用した車体前部構造の実施例1を車幅方向中央部で切って見た模式的断面図である。 実施例1の車体前部構造における衝撃吸収ブラケットの模式的外観斜視図である。 図2のIII−III部矢視断面図である。 図2のIV−IV部矢視断面図である。 本発明を適用した車体前部構造の実施例2における衝撃吸収ブラケットを車幅方向中央部で切って見た断面図である。
本発明は、歩行者保護性能を確保しつつ軽衝突時の車体損傷を抑制した車体前部構造を提供する課題を、EAブラケットの車幅方向両端部に前方に突出した突出部を設けるとともに、その後方の車体との取付箇所を突出部に対して高い位置に配置し、突出部が後向き荷重を受けた際にはEAブラケットを先端部が下垂する方向に回動させることによって解決した。
以下、本発明を適用した車体前部構造の実施例1について説明する。
実施例1の車両前部構造は、例えば乗用車等の自動車に設けられるものである。
図1は、実施例1の車両前部構造を車幅方向中央部で切って見た断面図である。
車体前部構造は、ラジエータパネルロワ10、バンパビーム20、バンパフェイス100、衝撃吸収(EA)ブラケット200等を備えて構成されている。
ラジエータパネルロワ10は、車体前部における下部に設けられ、車幅方向にほぼ沿って延びた梁状の部材である。
ラジエータパネルロワ10は、図示しないラジエータコア、エアコンディショナのコンデンサの下端部を保持するものである。
ラジエータパネルロワ10は、例えば鋼板をプレス成型した複数のパネルを集成し、スポット溶接して構成されており、閉断面を有し、バンパフェイス100、EAブラケット200に対して比較的強固に形成されている。
ラジエータパネルロワ10は、ホワイトボディ(未艤装車体)の一部を構成している。
バンパビーム20は、図示しない車体のフロントサイドフレームの前側に設けられ、車幅方向にほぼ沿って延びた梁状の部材である。
バンパビーム20は、ラジエータパネルロワ10よりも高くかつ車両前方側へ突き出した位置に配置されている。
バンパビーム20は、正面衝突時に衝突対象物からの荷重を受けて車体後方側へ伝達する部材である。
バンパビーム20は、例えば、鋼板をロール成形するなどして形成され、閉断面形状となっている。
バンパビーム20の前方側には、EAフォーム21が取り付けられている。
バンパフェイス100は、車両の前端部において車外に露出して配置された外装部品であって、例えばPP等の樹脂系材料によって一体に形成されている。
バンパフェイス100は、バンパビーム20の前方側に配置された本体部110、及び、本体部110の下方に配置されたエアダム部120等を備えて構成されている。
本体部110とエアダム部120との間には、ラジエータコア等に走行風を導入するための開口Oが設けられている。
本体部110の上方には、グリル130が設けられ、グリル130の上端部は、フードHの前端部と隣接して配置されている。
エアダム部120は、車幅方向から見た横断面形状が、車両前方側が凸となるように湾曲して形成されている。
EAブラケット200は、エアダム部120の後方側でありかつラジエータパネルロワ10の前方側に配置され、衝突時に変形することによってエアダム部120から入力されるエネルギを吸収するとともに、荷重をラジエータパネルロワ10に伝達するものである。
EAブラケット200の前端部は、エアダム部120の内部に車両後方側から挿入されている。
EAブラケット200の後端部は、ラジエータパネルロワ10に固定されている。
図2は、EAブラケット200の模式的外観斜視図であって、斜め前方かつ斜め上方から見た図である。
図3は、図2のIII−III部矢視断面図(車幅方向両端部)である。
図4は、図2のIV−IV部矢視断面図(車幅方向中央部)である。
EAブラケット200は、本体部210、基部220、連結部230等を、例えばPP等の樹脂系材料をインジェクション成形することによって一体に形成したものである。
本体部210は、EAブラケット200の前端部から前後方向における中間部までを構成する部分である。
図3、図4に示すように、本体部210は、第1車幅方向リブ211、第2車幅方向リブ212、第3車幅方向リブ213、第4車幅方向リブ214、第5車幅方向リブ215、前後方向リブ216、天面部217、突出部218等を有して構成されている。
第1車幅方向リブ211〜第5車幅方向リブ215は、バンパフェイス100のエアダム部120の後面部に対向して配置されるとともに、車幅方向にほぼ沿って延在している。
第1車幅方向リブ211〜第5車幅方向リブ215は、車両前方側から間隔を隔てて順次配列されている。
第1車幅方向リブ211〜第5車幅方向リブ215は、天面部217の下面部から下方に突き出して形成されている。
前後方向リブ216は、第1車幅方向リブ211の後面部から第5車幅方向リブ215の前面部にかけて、車両の前後方向に延びて配置されている。
前後方向リブ216は、車幅方向に離間して複数設けられ、第2前後方向リブ212〜第4前後方向リブ214と格子状に交差して配置されている。
前後方向リブ216は、天面部217の下面部から下方に突き出して形成されている。
天面部217は、本体部210の上面部を構成する部分であって、水平方向にほぼ沿って延びた平板状に形成されている。
天面部217の前端部は、第1車幅方向リブ211の上端部と接続されている。
天面部217の後端部は、第5車幅方向リブ215の上端部と接続されている。
突出部218は、第1車幅方向リブ211の他の部分に対して、車両前方側に突出した部分である。
突出部218は、図2に示すように、EAブラケット200における車幅方向の両端部に設けられている。
突出部218の前端部は、EAブラケット200の最前端部に配置されている。
基部220は、EAブラケット200の後端部に設けられラジエータパネルロワ10に締結される部分である。
基部220は、本体部210に対して実質的に車両後方側の同じ高さに設けられ、例えばボックス状に形成されている。
基部220の後端部からは、ラジエータパネルロワ10への締結に用いられるブラケット220aが突出している。
ブラケット220aは、本体部210の天面部217と実質的に同じ高さに配置されている。
また、基部220の車幅方向両端部には、上方へ突出した突出部221が形成されている。
基部220は、図3に示す車幅方向両端部においては、突出部221の上端部をラジエータパネルロワ10に締結されている。
また、基部220の車両後方側(背面側)に設けられるリブ222は、上下方向から見た形状が車両前方側が凸となるアーチ状に形成され、衝突時に車体側に設けられる他部品と干渉することを防止している。
連結部230は、本体部210の後端部と基部220の前端部とを連結する部分である。
連結部230は、車幅方向を長手方向(長辺方向)とし、車両前後方向を幅方向(短辺方向)とする帯状の領域である。
連結部230は、車幅方向(水平方向)に対する傾斜角が順次反転するように配列された複数の平面部を車幅方向に接続することによって、波板状(車両前方から見てジグザグ状)に形成されている。
連結部230の前端部は、第5車幅方向リブ215の後面部から突出し、後端部は、基部220の前面部から突出している。
連結部230の上端部及び下端部の高さ方向における位置は、第1車幅方向リブ211〜第5車幅方向リブ215の上端部と下端部との間の範囲内に設定されている。
以上説明した車体前部構造において、例えば歩行者脚部を模したインパクタI(図2参照)との衝突時には、インパクタIは、EAブラケット200の前端部のうち、突出部218以外の領域に衝突する可能性が高い。
この場合、図4に示すように、EAブラケット200の本体部210から連結部230、基部220、ラジエータパネルロワ10へと、入力Fの入力方向(実質的に水平方向)にほぼ沿ってストレートに荷重が伝達される。
このため、連結部230は、荷重を各平面部の延在方向に沿って軸として受けるモードとなるため、座屈変形は生じにくくなっている。
このため、EAブラケット200は、歩行者脚部を跳ね上げて歩行者をフードHの上に転ばせるのに十分な荷重を発生させ、歩行者保護性能を向上することができる。
一方、例えば壁面や他車両を模した平面壁状のバリアBと衝突する場合、EAブラケット200は、車両前方側に突出した突出部218のみによって入力Fを受けることになる。
この場合、EAブラケット200の突出部218と、基部220の突出部221の上端部に設けられた車体側取付箇所との高さ方向における差に起因して、EAブラケット200には、図3に示すように先端部を下垂させる方向に回動させようとするモーメントMが発生する。
このモーメントMを受けた場合、波板状に形成された連結部230は、他の部分よりも屈曲変形が生じやすい弱部として機能し、EAブラケット200の本体部は、連結部230回りに先端部が降下する方向に回動する。
このように変形した後のEAブラケット200を、図3及び図4に破線で示す。
図4に示す車幅方向中央部においては、バリアBは第1車幅方向リブ211等には(実際には図示しないエアダム部120を介して)、実質的に当接していないことがわかる。
なお、歩行者脚部が突出部218に衝突した場合にも、EAブラケット200はこのような下折れモードの変形を示す。
以上説明した実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)歩行者脚部が突出部218以外の領域に衝突した場合には、荷重を入力方向に沿ってストレートに伝達することで、歩行者脚部を跳ね上げて歩行者をフード上に転ばせるために十分な荷重を発生させ、歩行者保護性能を向上することができる。
一方、壁面等との軽衝突時においては、入力は突出部218で受けることになり、ラジエータパネルロワ10との結合箇所が突出部218よりも高い位置に配置されていることから、EAブラケット200には先端部を下垂させる方向に回動するモーメントMが発生する。
このモーメントMによってEAブラケット200を回動させ屈曲変形させることによって、ラジエータパネルロワ10に伝達される荷重を所定の許容値以下に軽減し、車体の損傷を抑制することができる。
(2)歩行者脚部との衝突時には、波板状の面部を有する連結部230が軸方向の圧縮荷重を受けることによって、歩行者保護に必要な高い荷重を発生させることができる。
一方、軽衝突時には、EAブラケット200に曲げモーメントMが発生した際に、波板状の面部が屈曲変形を誘発する弱部として機能するため、EAブラケット200を確実に屈曲させてラジエータパネルロワ10に入力される荷重を軽減することができる。
次に、本発明を適用した車体前部構造の実施例2について説明する。
なお、上述した実施例1と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
実施例2の車体前部構造は、実施例1の車体前部構造のエネルギ吸収ブラケット200に代えて、以下説明するエネルギ吸収ブラケット(EAブラケット)200Aを備えている。
図5は、実施例2のEAブラケットを車幅方向中央部で切って見た断面図であって、実施例1における図4に相当する断面を示している。
実施例2のEAブラケット200Aは、第1前後方向リブ211と第2前後方向リブ212との間には、天面部217を設けず、第1前後方向リブ211の下端部と第2前後方向リブ212の下端部との間に、底面部219を設けたものである。
底面部219の前後方向における中央部には、下方に凸となる屈曲部219aが形成されている。
底面部219は、屈曲部219aの前方では車両前方が上がり、屈曲部219aの後方では車両後方が上がる斜面として形成されている。
以上説明した実施例2においては、歩行者脚部との衝突時に第1前後方向リブ211の前面部に荷重を受けると、図5に破線で示すように底面部219が座屈変形し、EAブラケット200Aの下方に張り出すようになる。
このため、歩行者脚部からの荷重を上下方向における広い範囲で受けることが可能となり、荷重を分散して歩行者脚部の傷害を抑制することができる。
特に、荷重を受ける範囲を下方に拡大することによって、歩行者をフード上へ転ばせて傷害を抑制する効果を高めることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
例えば、衝撃吸収ブラケットを構成する各部の形状、構造、材質、製法、個数、配置等は、適宜変更することができる。
10 ラジエータパネルロワ 20 バンパビーム
21 EAフォーム 100 バンパフェイス
110 本体部 120 エアダム部
O 開口 130 グリル
H フード 200 衝撃吸収(EA)ブラケット
200A 衝撃吸収(EA)ブラケット 210 本体部
211〜215 第1〜第5車幅方向リブ
216 前後方向リブ 217 天面部
218 突出部 219 底面部
219a 屈曲部 220 基部
220a ブラケット 221 突出部
222 リブ
B バリア I インパクタ

Claims (4)

  1. 車両前端部における下部に設けられた外装部材と、
    前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットと
    を備える車体前部構造であって、
    前記衝撃吸収ブラケットの前端部における車幅方向両端部に、他部に対して車両前方側に突出した突出部が設けられ、
    前記突出部の後方側における前記衝撃吸収ブラケットの前記車体構造部材との結合箇所を、前記突出部の上端部及び他の部分における前記車体側構造部材との結合箇所に対して高い位置に配置したこと
    を特徴とする車体前部構造。
  2. 車両前端部における下部に設けられた外装部材と、
    前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットと
    を備える車体前部構造であって、
    前記衝撃吸収ブラケットの前端部における一部に、他部に対して車両前方側に突出した突出部が設けられ、
    前記突出部の後方側における前記衝撃吸収ブラケットの前記車体構造部材との結合箇所を、前記突出部の上端部及び他の部分における前記車体側構造部材との結合箇所に対して高い位置に配置し、
    前記衝撃吸収ブラケットの前端部に、前記外装部材の後面部に対して対向するとともに前後方向に離間して配置され車幅方向にほぼ沿って延びた一対の車幅方向リブと、前記一対の車幅方向リブの下端部間を連結するとともに、前後方向における中間部に下方に凸となる屈曲部を有する底面部とを設けたこと
    を特徴とする車体前部構造。
  3. 前記衝撃吸収ブラケットの前後方向における中間部に、車幅方向にほぼ沿って延在し車幅方向に対する傾斜角が順次反転する波板状の面部によって前記衝撃吸収ブラケットの後端部と他の部分とを連結する連結部を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 車両前端部における下部に設けられた外装部材と、
    前端部が前記外装部材の後面部に対向して配置され、後端部が車体構造部材に取付けられた衝撃吸収ブラケットと
    を備える車体前部構造であって、
    前記衝撃吸収ブラケットの前端部に、前記外装部材の後面部に対して対向するとともに前後方向に離間して配置され車幅方向にほぼ沿って延びた一対の車幅方向リブと、前記一対の車幅方向リブの下端部間を連結するとともに、前後方向における中間部に下方に凸となる屈曲部を有する底面部とを設けたこと
    を特徴とする車体前部構造。
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