JP6103480B2 - 多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、これを含有する活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とこれを硬化して得られた硬化膜、硬化膜が積層されたプラスチックフィルム、プラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品及び加工製品。 - Google Patents

多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、これを含有する活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とこれを硬化して得られた硬化膜、硬化膜が積層されたプラスチックフィルム、プラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品及び加工製品。 Download PDF

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Description

本発明は、多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、これを含有する活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とその硬化膜、硬化膜が積層されたプラスチックフィルム、プラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品及び加工製品に関する。
プラスチック製品の表面に絵柄や風合いなどの装飾や傷付き難さの付与を施す製造工法として、(1)PET(ポリエチレンテレフタレート)等のプラスチックフィルムに接着層や絵柄層、ハードコート層を積層した加飾用ハードコートフィルムを金型内に挿入し、射出成型と同時にプラスチック成型品に貼り付けるインモールド射出成型工法(In Molding Laminationや、In Molding Film等と言われる。)や、(2)射出成型したプラスチック製品表面、及び、鋼板、建材に加飾用ハードコートフィルムを張り合わせるフィルム貼り合せ加飾工法が注目されている。
上記工法では、加飾用ハードコートフィルムが金型内面または成型品の製品形状に沿うように延伸される。しかしながら、一般的にハードコート性を優先するほど硬くて脆い性状となるため、上記工法に使用される加飾用ハードコートフィルムは、延伸時の応力でクラックが生じ易く加工性が低下してしまう。具体的には、曲面のきつい加工や箱型の加工(深絞り加工という)でクラックが生じ易く、ハードコート性を低下させる代わりに柔軟性を付与させ加工性を向上させるか、もしくは、デザイン性が制限されるものであった。
近年、製品の差別化を図るためにデザインの複雑化や、表面の傷付き難さが要求されており、ハードコートフィルムにおける柔軟性とハードコート性の両立は必要不可欠である。これに対しては、種々の方法が提案されている。例えば、三官能以上の(メタ)アクリルオリゴマーと一〜二官能(メタ)アクリルモノマーとの配合組成による架橋密度のコントロールする方法が挙げられる(特許文献1参照)。この方法によれば、高い表面硬度と成型時の変形に追従できる柔軟性を兼ね備えたハードコートフィルムが得られるが、表面硬度と柔軟性がトレードオフの関係となっており、ある程度のバランスで妥協せざるを得ないという問題があった。
また、他の例として、分子量が5,000〜50,000の(メタ)アクリロイル当量が200g/eq以上800g/eq以下のポリマー(メタ)アクリレートと、分子量1,000〜10,000の(メタ)アクリロイル当量100g/eq以上200g/eq未満の多官能ウレタン(メタ)アクリレート配合する方法が提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、これについても、ハードコート性と柔軟性のトレードオフのバランスを(メタ)アクリロイル当量で規定したものであり、ある程度のバランスで妥協せざるを得ない。
更に、ラジカル重合性二重結合を有しない非反応性樹脂を(メタ)アクリルモノマーに配合することで加工性を付与する手法も提案されている(特許文献3参照)。しかしながら、このような非反応性樹脂や可塑性樹脂を配合する場合には、柔軟になり加工性は向上するものの、近年求められる高いハードコート性を達するには困難であった。
特開2011−148964号公報 特開2004−123780号公報 特開2008−208154号公報
本発明は、ハードコート性を有し、かつ、柔軟性が高く加工性の優れた硬化膜を形成することができる多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂を提供することを目的とする。
すなわち、本発明1は、式1で算出されるxが100〜500である多官能チオール化合物(A)(以下、(A)成分ともいう)のチオール末端と、ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和化合物(B)(以下、(B)成分ともいう)が、エン−チオール反応して得られた中間化合物(C)(以下、(C)成分ともいう)にイソシアネート基含有(メタ)アクリレート化合物(D)(以下、(D)成分ともいう)を付加させて得られる一般式(1)で表わされる末端構造を有する多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂である。
式中、Rは一般式(1−a)、(1−b)、(1−c)より選ばれる構造を示す。 Rは炭素数1〜2のアルキレン基を示す。Rはそれぞれ水素またはメチル基を示す。

一般式(1−a)、(1−b)、(1−c)の式中、Rは水素またはメチル基を示す。Rは炭素数1〜20の直鎖状又は分岐状のアルキレン基、脂環構造または芳香族環構造を有する炭化水素基、−(C2mO)nC2m−、−CO[CO(CHO]CO(CH−であり、mは1〜4の整数、nは正の整数、pは1から10の整数、qは1から2の整数を示す。
また本発明2は、本発明1において上記一般式(1)で示される末端構造を2〜22個有する多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂である。
また本発明3は、本発明1又は2において、(A)成分が下記一般式(2)〜(6)で表わされる多官能チオール化合物のいずれかである多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂である。
(式中、Rは水素またはメチル基、nは1〜12の整数を示す。)
(式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
(式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
(式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
(式中、R10は、水素またはメチル基を示す。)
また本発明4は、本発明1〜3のいずれかの多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する多官能(メタ)アクリレート樹脂及び光重合開始剤を含有する活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物である。
また本発明5は、本発明4の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物に活性エネルギー線を照射することにより硬化させて得られる硬化膜である。
また本発明6は、本発明5の硬化膜が積層されたプラスチックフィルムである。
また本発明7は、本発明6のプラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品である。
また本発明8は、本発明6のプラスチックフィルムを積層した加工製品である。
本発明のチオエーテル結合含有の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂を使用すれば、柔軟性と、高い鉛筆硬度と耐擦傷性を有する優れたハードコート性(優れた表面傷付き難さ)とを両立した硬化膜を形成することができる。これにより、従来の技術では困難だった加工性が高いだけでなく、硬化膜表面の傷付き難さを付与することができるハードコートフィルムを形成することができる。
本発明の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂は、上述したように、上記(A)成分の末端チオール基(−SH)と、(B)成分のエチレン性不飽和結合が、エン−チオール反応して得られた(C)成分のヒドロキシル基にさらに(D)成分を付加させて得られる生成物であり、一般式(1)で表わされる末端構造を2個以上有するものである。
本発明における(A)成分は、式1で算出されるxが100以上、500以下であり、且つ、単官能チオール化合物ではなく、チオール基(−SH)が末端に2個以上有する多官能チオール化合物であれば特に限定されない。(A)成分を多官能チオール化合物とすることで、本発明の樹脂は、末端に(メタ)アクリロイル基を2個以上有した多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂とすることができ、活性エネルギー線を照射して得られる硬化物は密な三次元架橋構造を取り易くなることから、優れたハードコート性を有するものとすることができる。本明細書における(A)成分とは、2個以上のチオエーテル結合を含有する多官能(メタ)アクリレートを意味する。具体例としては、一般式(2)〜(6)で表わされるテトラエチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラキス−3−メルカプトプロピオネート、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)等の多官能チオール化合物が挙げられ、これらは1種又は2種以上を混合して使用することができる。入手容易性の点から、一般式(2)〜(6)で表わされる多官能チオール化合物がより好ましい。
また、上記(A)成分は、密な三次元架橋構造になり優れたハードコート性の硬化膜を形成する多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂とするために、式1より算出されるxが100〜500とする必要がある。より優れたハードコート性を付与できる点で、好ましくは、xが100〜200である。
上記(B)成分は、ヒドロキシル基を有するエチレン性不飽和化合物であれば特に限定されず、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール-プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール-テトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール−ポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル等が挙げられる。これらはそれぞれを単独で、または2種以上を併用して配合してもよい。より好ましくは、ハードコート性の点から、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニルエーテルである。2種以上使用する場合の使用割合は、特に制限されない。
上記エン−チオール反応とは、本発明では、ヒドロキシル基を有するエチレン性不飽和化合物のエチレン性不飽和結合とチオール化合物のチオール基との付加反応をいう。本発明の多官能チオ(メタ)アクリレートは、上記(A)成分と(B)成分のラジカル共重合反応によるラジカル共重合体は含まれない。ラジカル共重合体とすると、本発明が有する一般式(1)で表わされる末端構造が含まれず、(B)成分のみの長鎖重合物が(A)成分のチオール末端と結合した構造となり、ハードコート性は向上するものの加工性が低下する傾向となる。
上記(C)成分における(B)成分の使用割合は(A)成分のチオール基1個に対して、(B)成分のエチレン性不飽和結合が1〜2個となる比率が好ましい。(B)成分の割合をこの割合とすることで、チオール基がすべてエチレン性不飽和結合とエンーチオール反応するようになり、未反応のチオール基が残存しない。未反応のチオール基が残存すれば、(D)成分との反応時にゲル化するようになり、製造が困難になる。硬化物の加工性とハードコート性の両立を優れたものとする点で、(A)成分のチオール基1個に対して、エチレン性不飽和結合が1個になるよう(B)成分を使用することが、より好ましい。
上記エン−チオール反応は、反応性が高く無触媒でも反応が進行するものの、酸、または、アミン触媒を使用することでより効率的に反応が進む点で好ましい。具体的には、例えば、酸触媒としてはオクチル酸第一錫、ジブチル錫ジラウレート等に挙げられる錫化合物、アミン触媒としては、トリエチルアミン、イミダゾリジン、プロリン、キナアルカロイド、トリアザビシクロデセン、ジアザビシクロウンデセン、ヘキサヒドロメチルピリミドピリジン、ジアザビシクロノナン、テトラメチルグアニジン、ジアザビシクロオクタン、ジイソプロピルエチルアミン、テトラメチルピペリジンが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。なお、上記触媒の使用量は、全重合成分100重量部に対し、0.001〜0.01重量部程度とすることが好ましい。
また上記エン−チオール反応においては、メトキノン、ハイドロキノン、トリメチルハイドロキノン、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン等の重合禁止剤を使用することができる。重合禁止剤の使用量は特に限定されないが、得られる樹脂の反応硬化性に悪影響を与えることがないようにするため生成物の合計重量100重量部に対して、通常、1重量部程度以下とすることが好ましい。また、重合を防止するために、反応系中に空気を吹き込む等してもよい。
上記エン−チオール反応には、有機溶剤を用いず無溶剤で生成物を得ることができる。また、各成分が溶解可能な有機溶剤を用い溶剤中での合成も可能で有り、その場合、有機溶剤の希釈効果により生成物を低粘度で得ることができるメリットがある。好ましい有機溶剤としては、メチルエチルケトンやメチルイソブチルケトン等に挙げられるケトン類以外の有機溶剤であれば、特に限定することなく公知のものを使用することができる。ケトン類を使用した場合は、(A)成分のチオール基と(B)成分の(メタ)アクリロイル基とのエン−チオール反応が阻害されてしまう。好適な有機溶剤として具体的には、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸ブチル、酢酸エチル等が挙げられる、これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。各反応工程において、反応温度を高く設定すると反応を効率よく短時間で進行させることができるため、沸点が高いものが好ましいものの、活性エネルギー線硬化型ハードコート剤としては乾燥性がよいものが好ましい点を考慮すると、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエンが好ましい。
上記(D)成分は、イソシアネート基を含有する(メタ)アクリレート化合物であれば、特に限定されない。具体的には、2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
本発明の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂において上記(C)成分と(D)成分の使用量は、(C)成分のヒドロキシル基1個に対して、(D)成分のイソシアネート基が1個になるように(D)成分を使用する。(D)成分の使用量がそれ以下であれば、硬化物のハードコート性が低下する。(D)成分をそれ以上に使用すれば、未反応の(D)成分が生成物中に含有するようになり、保存安定性の悪化やハードコート性の低下する傾向がある。
上記(C)成分と(D)成分の反応は、上記(C)成分のヒドロキシル基に(D)成分のイソシアネート基が付加することによってウレタン結合を形成するウレタン化反応である。ウレタン化反応は、従来既知の方法で行うことができる。50〜120℃、より好ましくは、60〜100℃に加温することによって反応させることができる。50℃未満であれば、十分な反応速度が得られず、120℃を超えると熱によるラジカル重合によって(メタ)アクリロイル基が架橋反応しゲル化する可能性がある。
上記ウレタン化反応では、反応速度を上げ合成時間を短縮させるために、触媒を用いてもよい。触媒としては、ジブチルスズラウレート、オクチル酸スズ、塩化スズ、ジアザビシクロノナン、ジアザビシクロオクタン等を用いることができ、通常、(A)、(B)、(D)成分の合計重量100重量部に対して、1重量部程度以下で十分な効果が得られる。また、ラジカル重合を抑制し高品質で安定な製造をするために、重合禁止剤を用いることができる。重合禁止剤としては、メトキノン、ハイドロキノン、トリメチルハイドロキノン、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン等が挙げられ、使用量は特に限定されないが、得られる樹脂の反応硬化性に悪影響を与えることがないようにするため(A)、(B)、(D)成分の合計重量100重量部に対して、通常、1重量部程度以下とすることが好ましい。また、重合を防止するために、反応系中に空気を吹き込む等してもよい。
上記ウレタン化反応は、有機溶剤中で合成することができる。有機溶剤としては、ケトン類、水酸基を有する有機溶剤以外であれば、使用することができる。メチルエチルケトンやメチルイソブチルケトン等に挙げられるケトン類は、エン−チオール反応を阻害する可能性があり、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールに挙げられる水酸基を有する有機溶剤では、ウレタン化反応の際に反応してしまうために、好ましくは、トルエン、キシレン、1,4−ジオキサン、2−メトキシ−2−メチルプロパン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ−ト、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルが好適に用いることができる。各反応工程において、反応温度を高く設定すると反応を効率よく短時間で進行させることができるため、沸点が高いものが好ましいものの、活性エネルギー線硬化型ハードコート剤としては乾燥性がよいものが好ましい点を考慮すると、トルエン、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルが反応温度を高く設定でき、且つ、乾燥性が良いことから好ましい。
本発明の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂における(A)成分と(B)成分、これらから得られる(C)成分、(C)成分と付加反応させる(D)成分、これらの割合、製造方法は上述したとおりである。
このようにして、本発明の一般式(1)の末端構造を有する多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂は得られる。この末端構造は、1分子中に2〜22個有することが好ましい。末端構造が1個のみであれば、硬化膜のハードコート性が低下する。末端構造が2〜22個であると、密な三次元架橋構造を構築することからハードコート性が向上する。末端構造が22個を超えると、エン−チオール反応の制御が困難になりゲル化し易くなる。より好ましくは、末端構造を2〜6個有するものである。
上記多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する多官能(メタ)アクリレート樹脂及び光重合開始剤を含有する活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物もまた本発明の一つである。本発明の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物の硬化物は、架橋密度が高いことからハードコート性に優れ、かつ、柔軟性に優れている。そのため、従来検討されていた架橋密度の調整や、未反応樹脂等の配合などの手法では困難であった硬化膜のハードコート性と柔軟性の両立が達成でき、加飾用ハードコートフィルム用の部材に好適に使用することができる。
上記(メタ)アクリロイル基を3個以上有する多官能(メタ)アクリレート樹脂は、1分子中に(メタ)アクリロイル基の末端を3個以上有する(メタ)アクリレート樹脂であれば特に限定されず、具体的には、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アクリレート、グリセリンエトキシトリ(メタ)アクリレート、グリセリンプロポキシトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性トリス−(2−(メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールトリ/テトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールエトキシトリ/テトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールプロポキシトリ/テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートが挙げられる。これらはそれぞれを単独で、または2種以上を併用して配合してもよい。ハードコート性及び硬化性の点から好ましくは、ペンタエリスリトールトリ/テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンプロポキシトリ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性トリス−(2−(メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートである。より好ましくは、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートである。2種以上使用する場合の各多官能(メタ)アクリレート成分の使用割合は、特に制限されない。
上記ウレタン(メタ)アクリレートとしては、多価のイソシアネート化合物と2個以上の水酸基含有化合物を反応させて得られる末端イソシアネート基含有化合物に、水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得られる分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリレート、多価イソシアネート化合物と1つの水酸基を含有する(メタ)アクリレート化合物を反応させて得られる分子中に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記水酸基含有化合物としては、2個以上の水酸基を有するものであれば特に限定されず、例えば(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、ビスフェノ−ルA、S、F等が挙げられる。また、ポリ(エチレン−プロピレン)グリコール等の2種以上のアルキレンオキシド骨格を有する2価アルコールであってもよい。
上記ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、分子中にエポキシ基を3個以上含有する化合物に(メタ)アクリル酸を反応させて得られる(メタ)アクリロイル基を3個以上有するエポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記光重合開始剤としては、紫外線により分解してラジカルを発生して重合を開始させることができるものであれば、特に限定されず公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−シクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、4−メチルベンゾフェノン等が挙げられBASF社などから容易に入手することができる。これらは1種を単独で、あるいは2種以上を組合せて用いることができる。光重合開始剤の使用量は、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物100重量部に対して、0.1〜10重量部程度とすることが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物は、耐摩耗性向上やブロッキング性向上を目的に無機フィラーと配合しても良い。無機フィラーとしては、シリカや金属酸化物微粒子などの公知のものを限定なく使用することができる。例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化インジウム等があげられる。これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうち、商業的に製品群が充実しており入手容易で、安価であることから、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムおよび酸化亜鉛が好ましい。
上記無機フィラーの平均粒子径200nm(レーザー回折・散乱法による)以下に制御されたものを使用することが好ましい。平均粒子径が200nmを超えると硬化膜に白化が生じ易くヘイズや透過効率などの光学特性を損ねる恐れがある。
本発明の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物は、更に必要に応じて添加剤を配合することもできる。上記添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡剤、表面調整剤、防汚染剤、顔料、帯電防止剤、金属酸化物微粒子分散体が挙げられる。
また、上記活性エネルギー線硬化型ハードコート剤に活性エネルギー線を照射することにより硬化させて得られる硬化膜も本発明の一つである。本発明の硬化膜を使用すれば、加工性とハードコート性を両立した加飾ハードコートフィルムとして、使用することができる。
上記活性エネルギー線としては、光(紫外線などの光線)、電子線、X線、α線、β線、γ線、中性子線等)が挙げられる。一般に広く普及しているという点で、光と電子線が好ましい。
上記硬化膜が積層されたプラスチックフィルムも本発明の一つである。これまでハードコート層のクラックから適応できなかったような曲面の曲率の大きい加工や深絞り加工においても対応することができ、従来と同等の傷付き難いハードコート性を成型品の表面に付与することができる。具体的には、インモールド射出成型工法やフィルム貼り合せ加飾に好適に使用することができる。
上記プラスチックフィルムの基材としては、特に制限はなく、例えば、プラスチック(ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ノルボルネン系樹脂等)が挙げられる。
上記プラスチックフィルムに硬化膜を積層させる方法としては、公知の方法によればよく、通常、活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物を塗布して乾燥させた後に、活性エネルギー線を照射して硬化させることにより行う。樹脂組成物の塗布方法としては、例えばバーコーター塗工、メイヤーバー塗工、エアナイフ塗工、グラビア塗工、リバースグラビア塗工、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷法等が挙げられる。なお、塗布量は特に限定されないが、通常は、乾燥後の重量が0.1〜20g/m、好ましくは0.5〜10g/mになる範囲である。
本発明はまた、上記プラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品でもある。従来ではハードコート層のクラックの問題から、プラスチック射出成型品のハードコート性に妥協を強いるか、もしくは、デザイン性に制限があったが、本発明のプラスチックフィルムを用いれば、複雑なデザイン性に対応し、且つ、表面に傷が付き難いプラスチック射出成型品を得ることができ、携帯電話端末やパソコンといった電気機器の筐体や、車内内装トリムや外装カバーの一部に使用可能である。
本発明は更に、上記プラスチックフィルムを積層した加工製品でもある。プラスチックフィルムの積層方法は、金型内に挿入し射出成型と同時にプラスチック成型品に貼り付ける工法とは異なり、熱可塑性樹脂を射出成形または押出成形したプラスチック加工品や木材の表面に、プラスチックフィルムを張合せるものである。また、加工製品としては、携帯電話端末やパソコンといった電気機器の筐体や、車内内装トリムや外装カバーの一部、プラスチック容器、家具や建材の表面部材に使用可能である。
以下に、実施例および比較例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら各例に限定されるものではない。なお、各例中、部および%は特記しない限りすべて重量基準である。
<合成例1>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてテトラエチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)(以下、EGMP、上記一般式(2)に相当;式1が算出するx=186)29.4部、(B)成分として2−ヒドロキシエチルアクリレート(以下、HEA)18.3部、トルエン 30部、トリエチルアミン(以下、TEA)0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分として2−イソシアネートエチルアクリラート(以下、IOA)22.3部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(1)の末端構造を2個有するチオエーテル結合含有の二官能アクリレート(樹脂1)を得た。
<合成例2>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてトリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)(以下、TMMP、上記一般式(3)に相当;x=133)23.9部、(B)成分としてHEA 20.8部、酢酸ブチル 30部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分としてIOA 25.3部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(1)の末端構造を3個有するチオエーテル結合含有の三官能メタクリレート(樹脂2)を得た。
<合成例3>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、TMMP 25.6部に2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート(商品名「NKエステル701A」新中村化学工業株式会社)6.9部、酢酸ブチル 30部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させることによって、(A)成分が平均x=253となるTMMP変性物を得た後に、(B)成分としてHEA 14.9部、TEA 0.02部を加え、さらに80℃3時間反応させた後、(D)成分としてIOA 22.6部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(1)の末端構造を有するチオエーテル結合含有多官能アクリレート(樹脂3)を得た。
<合成例4>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてトリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート(以下、TIMP、上記一般式(4)に相当;x=176)26.7部、(B)成分には4−ヒドロキシブチルアクリレート(以下、HBA)21.9部、酢酸ブチル 30部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分としてIOA 21.4部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(1)の末端構造を3個有するチオエーテル結合含有の三官能アクリレート(樹脂4)を得た。
<合成例5>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてペンタエリスリトール テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)以下、PTMP、上記一般式(5)に相当;x=123)21.8部、(B)成分には2−ヒドロキシプロピルアクリレート(以下、HPA)23.1部、酢酸ブチル 30部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分としてIOA 25.1部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(1)の末端構造を4個有するチオエーテル結合含有の四官能アクリレート(樹脂5)を得た。
<合成例6>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)(以下、DPMP、上記一般式(6)に相当;x=131)17.3部、(B)成分には商品名「プラクセルFM1D」株式会社ダイセルを32.3部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分として2−イソシアナトエチルメタクリレート(以下、IOM) 20.5部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(2)の末端構造を6個有するチオエーテル結合含有の六官能アクリレート(樹脂6)を得た。
<合成例7>
撹拌機、温度計、還流冷却機を取り付けた三つ口フラスコに、(A)成分としてPTMP 23.4部、(B)成分にはジエチレングリコールモノビニルエーテル(以下、DEGV)16.9部、TEA 0.02部を入れ、80℃で3時間反応させた後、(D)成分としてIOM 29.7部、オクチル酸スズ 0.02部、メトキノン 0.35部を加え、80℃で2時間反応させ、樹脂分が70重量%の一般式(3)の末端構造を4個有するチオエーテル結合含有の4官能アクリレート(樹脂7)を得た。
表1中、(A)成分は以下の意味である。
EGMP:テトラエチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)
TMMP:トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)
TIMP:トリス−[(3−メルカプトプロピオニルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート
PTMP:ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)
DPMP:ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)
<実施例1>
合成例1により得られたチオエーテル結合含有の二官能アクリレート(樹脂1)27.2部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(以下、PE3A)19部、光重合開始剤(商品名「イルガキュア184」BASF社)1.9部、メチルエチルケトン(以下、MEK)51.8部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例2>
撹拌機、温度計、還流冷却機、窒素流入口及び滴下ロートを取り付けた四つ口フラスコに、メチルイソブチルケトン 32.5部を入れ、窒素気流化で110℃まで昇温させた後、グリシジルメタクリレート(以下、GMA) 32.5部、アゾビスイソブチロニトリル 1.3部の混合液を仕込んだ滴下ロートから2時間掛けて全量滴下し、5時間反応させることで、GMA重合体を得た。その後、常温まで冷却した後、アクリル酸を16.5部、トリフェニルフォスフィン 0.4部、メトキノン 0.1部を仕込み、滴下ロートを外して窒素流入口をエアーバブリング装置に取り換えて空気をバブリングしながら攪拌し、110℃6時間反応させ、重量平均分子量17,000のポリエステルアクリレートの樹脂分50重量%の樹脂液(樹脂8)を得た。このポリエステルアクリレート 38.1部に対して、合成例2により得られたチオエーテル結合含有の三官能メタアクリレート(樹脂2)を27.2部、イルガキュア184 1.9部、MEK 32.8部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例3>
合成例3により得られたチオエーテル結合含有の五官能アクリレート(樹脂3)27.2部に対して、六官能ウレタンアクリレート(商品名「UA−306H」;共栄社化学株式会社)19部、イルガキュア184 1.9部、MEK 51.8部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例4>
合成例4により得られたチオエーテル結合含有の三官能アクリレート(樹脂4)27.2部に対して、PE3A 19部、イルガキュア184 1.9部、MEK 51.8部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例5>
合成例5により得られたチオエーテル結合含有の四官能アクリレート(樹脂5)27.2部に対して、ε−カプロラクトン変性トリス−(2−(メタ)アクリロキシエチル)イソシアヌレート(商品名「NKエステルA−9300−1CL」;新中村化学工業株式会社)19部、イルガキュア184 1.9部、MEK 51.8部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例6>
合成例6により得られたチオエーテル結合含有の六官能アクリレート(樹脂6)27.2部に対して、グリセリントリアクリレート(商品名「デナコールDA−314」;ナガセ化成工業株式会社)19部、イルガキュア184 1.9部、MEK 51.8部を配合し、固形分40%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<実施例7>
合成例7により得られたチオエーテル結合含有の4官能アクリレート(樹脂7)27.2部に対して、UA−306H 19部、イルガキュア184 1.9部、MEK 51.8部を配合し、固形分40%の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物とした。
<比較例1>
一般的なハードコート剤の構成成分としてPE3Aは使用されている。PE3Aを38.1部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合したものを、樹脂分40重量%の汎用ハードコート剤とし、比較例1とした。
<比較例2>
架橋密度低減による柔軟性付与を目的とし、比較例1の樹脂組成の一部を、単官能アクリルモノマー;イソボルニルアクリレート(以下、IBXA)に置換した。PE3A 9.5部、IBXA 28.6部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例3>
柔軟性付与の目的から、比較例1の樹脂組成にラジカル重合性基を有しない未反応樹脂を配合した。PE3A 30.5部、飽和ポリエステル樹脂 商品名「KA−2056」(荒川化学工業株式会社) 12.7部、イルガキュア184 1.9部、MEK 54.9部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例4>
UA−306H 38.1部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例5>
デナコールDA−314 38.1部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例6>
樹脂7を76.2部、イルガキュア184 1.9部、MEK 21.9部を配合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例7>
NKエステルA−9300−1CL 38.1部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例8>
柔軟性を有する多官能アクリレートとして、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート;商品名「DPCA−120」(日本化薬株式会社)を38.1部、イルガキュア184 1.9部、MEK 60部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
<比較例9>
撹拌機、温度計、還流冷却機、窒素流入口を取り付けた四つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート15.9部、ポリカーボネートジオール(数平均分子量1000、商品名「デュラノールT6001」旭化成ケミカルズ)35.8部、メチルイソブチルケトン40部を入れ、攪拌しながら60℃まで加温し1時間保温した後、ジブチル錫ジアセテート0.05部添加し80℃で2時間反応させ、ポリカーボネートジオールのOH基両末端にそれぞれイソホロンジイソシアネートを付加させ、ポリカーボネートの両末端にイソシアネート基を導入した。その後、40℃まで冷却し、2−ヒドロキシエチルアクリレート 8.3部と、ジブチル錫ジアセテート 0.05部を入れ、80℃まで加温し5時間反応させ、末端のイソシアネート基に、2−ヒドロキシエチルアクリレートのOH基を付加させ、樹脂分60重量%のポリカーボネートウレタンジアクリレート溶液(樹脂8)が得られた。この樹脂8を44.4部、PE3A 11.4イルガキュア184を1.9部、MEK 42.2部を混合し、樹脂分40重量%の活性エネルギー線樹脂組成物とした。
各実施例および比較例のハードコーティング剤を厚さ188μmの片面易接着処理ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名「コスモシャインA4100」東洋紡績株式会社)の易接着面にバーコーターNo.12で塗布し、80℃1分間乾燥させた後、紫外線光を300mJ/cm照射し、膜厚5μmの硬化膜を得た。
各実施例および比較例のハードコーティング剤を用い作成された硬化膜は、ハードコート性の評価として、鉛筆硬度試験と耐擦傷性試験にて評価した。加工性の評価は、硬化フィルムを一方向に延伸させる引張り試験にて算出される伸度、屈曲性にて評価した。それらの評価結果は表3に示す。
(鉛筆硬度試験)
JIS−K−5600に準じて、鉛筆硬度を評価した。鉛筆硬度F以上のものを優れた硬度としてハードコート性を十分に満たすものとし、鉛筆硬度B以下のものはハードコート性が劣るものであると評価した。
(耐擦傷性の評価)
#0000スチールウールを使用し、100g/cm荷重をかけて、硬化膜表面を10往復擦傷し、目視にて傷の有無を確認した。傷が無ければ優れたハードコート性を有し、傷数本であればハードコーティング剤として使用可能、傷多数でハードコーティング剤として不適な結果であると評価した。
(伸度)
伸度は、硬化膜を長さ100mm、幅7mmの短冊状に切り出した試験片を引張試験機(型番「RTC−1250A」株式会社オリエンテック)にチャック間距離50mmでセットし、室温25℃、湿度45%RHの環境の下、引張り速度10mm/minで実施し、チャック間距離をそれぞれ60mm(伸度20%)、65mm(伸度30%)、70mm(伸度40%)になった点で停止し、硬化膜のクラックの有無を目視で観察し。クラックがなければ○、クラックが発生していれば×と評価した。硬化膜の伸度の測定により、硬化膜の柔軟性を評価することができる。伸度が大きければ柔軟な硬化膜といえ、例えば塗工フィルムの成型加工工程において、延伸の応力に対して柔軟に追従できることから、硬化膜のクラックを抑制することができ、加工性に寄与することができる。
(屈曲性の評価)
硬化膜表面を外向きにし、φ2mmの円柱に巻き付け、クラックの有無を目視で確認した。クラック無ければ○とし、クラックがあれば×とした。

Claims (8)

  1. 式1で算出されるxが100以上、500以下である多官能チオール化合物(A)のチオール末端と、ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和化合物(B)が、エン−チオール反応して得られた中間化合物(C)にイソシアネート基含有(メタ)アクリレート化合物(D)を付加させて得られる一般式(1)で表わされる末端構造を有する多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂。
    式中、Rは一般式(1−a)、(1−b)及び(1−c)で表わされる構造のうちいずれかの構造を示す。 Rは炭素数1〜2のアルキレン基を示す。R は水素またはメチル基を示す。
    一般式(1−a)、(1−b)及び(1−c)の式中、Rは水素またはメチル基を示す。Rは炭素数1〜20の直鎖状又は分岐状のアルキレン基、脂環構造または芳香族環構造を有する炭化水素基、−(C2mO)2m−、−CO[CO(CHO]CO(CH−であり、mは1〜4の整数、nは正の整数、pは1から10の整数、qは1から2の整数を示す。
  2. 上記一般式(1)で示される末端構造を2〜22個有することを特徴とする請求項1記載の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂。
  3. 多官能チオール化合物(A)が、一般式(2)〜(6)で表わされる多官能チオール化合物のいずれか一種以上を含むものであることを特徴とする請求項1又は2記載の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂。
    (式中、Rは水素またはメチル基、nは1〜12の整数を示す。)
    (式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
    (式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
    (式中、Rは水素またはメチル基を示す。)
    (式中、R10は、水素またはメチル基を示す。)
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の多官能チオ(メタ)アクリレート樹脂、(メタ)アクリロイル基を3個以上有する多官能(メタ)アクリレート樹脂及び光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物。
  5. 請求項4記載の活性エネルギー線硬化型ハードコート樹脂組成物に活性エネルギー線を照射することにより硬化させて得られることを特徴とする硬化膜。
  6. 請求項5記載の硬化膜が積層されたプラスチックフィルム。
  7. 請求項6記載のプラスチックフィルムを用いたプラスチック射出成型品。
  8. 請求項6記載のプラスチックフィルムを積層した加工製品。
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