JP2003212938A - 活性エネルギー線硬化性組成物、及び転写シート - Google Patents

活性エネルギー線硬化性組成物、及び転写シート

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JP2003212938A JP2002016036A JP2002016036A JP2003212938A JP 2003212938 A JP2003212938 A JP 2003212938A JP 2002016036 A JP2002016036 A JP 2002016036A JP 2002016036 A JP2002016036 A JP 2002016036A JP 2003212938 A JP2003212938 A JP 2003212938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未硬化時には粘着性がなく、硬化後には十分
な耐擦傷性を有すると共に、未硬化時、硬化後の双方に
おいて成形性に優れ、転写シートの転写層に用いて好適
な活性エネルギー線硬化性組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、(a1)分子内に水酸基を2個含有するエポキシ
(メタ)アクリレートと、(a2)ジイソシアネート化
合物とを反応させて得られるポリウレタン化合物
(A)、及び化合物(A)以外のエチレン性不飽和化合
物(B)を含有することを特徴とする。本発明の活性エ
ネルギー線硬化性組成物において、化合物(A)及び化
合物(B)の合計含有量100質量部に対して、化合物
(A)の含有量が90〜50質量部であることが好まし
い。また、化合物(A)の質量平均分子量が5千〜10
万であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線等の活性エ
ネルギー線照射により硬化する活性エネルギー線硬化性
組成物、及び該組成物を用いて形成された転写層を備え
た転写シートに係り、特に、携帯端末電子機器、家電機
器、家具、建築用内装材、自動車等車両用内装・外装部
品等の表面保護等を目的に使用されるハードコート転写
シート(以下、単に転写シートという。)として有用な
活性エネルギー線硬化性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記用途に用いられる転写シートは、離
型性を有する基材上に転写層を具備して概略構成される
が、転写層として各種架橋硬化材料を用いることが提案
されている。例えば、特公昭59−20464号公報に
は、水酸基を有する高分子とブロックイソシアネートと
を併用した熱硬化型の転写層が開示されている。しかし
ながら、熱硬化型の転写層を備えた転写シートでは、以
下のような問題があった。すなわち、熱硬化型の転写層
を備えた転写シートを用いて、転写成形を行う際には、
加熱により転写層の架橋硬化を行うが、転写層の架橋硬
化には、40〜60℃で、3〜5日程度の時間を要する
ため、作業効率が悪いという問題があった。また、架橋
硬化時の加熱により転写シートに変形が生じ、転写不良
が発生する恐れもあった。
【0003】そこで、かかる問題を解決するために、特
許第2779590号において、平均分子量が5万〜6
0万、ガラス転移温度が50〜130℃の非架橋型熱可
塑性アクリル樹脂と、1分子中に2個以上の(メタ)ア
クリロイル基を有するプレポリマーを含有する活性エネ
ルギー線硬化性組成物からなる転写層を備えた転写シー
トが提案されている。この転写シートによれば、転写成
形を行う際に、紫外線等の活性エネルギー線照射により
極めて短時間で転写層の架橋硬化を行うことができるの
で、作業効率を著しく向上することができると共に、転
写シートの変形を防止することができ、転写不良を防止
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特許第2779590
号に開示された転写層は、上述のように活性エネルギー
線照射により硬化するが、さらに、未硬化時には常温に
おいて固体で、熱可塑性を有するものである。そのた
め、成形性に優れ、転写成形時に転写層が大きく変形を
受ける射出成形同時転写法等の転写法を採用しても、転
写層に亀裂が入りにくいという利点を有している。しか
しながら、特許第2779590号に開示された転写層
では、成形性を重視するあまり、硬化後の架橋密度が低
くなるという欠点があった。そのため、転写成形により
被転写体の表面に形成される被膜(ハードコート層)の
表面硬度が低下し、十分な耐擦傷性が得られないという
恐れがあった。
【0005】硬化後の架橋密度を向上する手段として
は、活性エネルギー線硬化性モノマーである2官能以上
の(メタ)アクリレートモノマーを増量することが挙げ
られるが、このように(メタ)アクリレートモノマーを
増量すると、未硬化時の転写層が粘着性を有するものと
なるため、図柄等を印刷する際に、基材から転写層が剥
離し図柄印刷版に転写する、いわゆるバックトラップ現
象を生じやすくなる。そのため、転写成形を行う前にあ
らかじめ、転写層を硬化させ、粘着性を低減させておく
必要がある。しかしながら、(メタ)アクリレートモノ
マーを増量した転写層を硬化させると、成形性が低下す
るため、転写成形時に転写層が大きく変形を受ける射出
成形同時転写法等の転写法を採用した場合に、転写層に
亀裂が入りやすく、実用化が難しいという問題があっ
た。このように、活性エネルギー線硬化性組成物からな
る転写層では、「未硬化時には粘着性がないこと」、及
び「硬化後には優れた耐擦傷性を有すること」は、互い
に背反する特性となっており、両者を満たす転写層は開
発されていないのが現状である。
【0006】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、未硬化時には粘着性がなく、硬化後には
十分な耐擦傷性を有すると共に、未硬化時、硬化後の双
方において成形性に優れ、転写シートの転写層に用いて
好適な活性エネルギー線硬化性組成物を提供することを
目的とする。また、転写成形性に優れると共に、硬化後
に十分な耐擦傷性を有する転写層を備えた転写シートを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するべく鋭意検討した結果、特定の側鎖官能基型ポ
リウレタン化合物を配合することにより、未硬化時には
粘着性がないと共に、硬化後には優れた耐擦傷性を有す
る組成物を提供できることを見出した。また、この組成
物は、未硬化時、硬化後の双方において成形性に優れる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0008】本発明の第1の活性エネルギー線硬化性組
成物は、下記(a1)、(a2)成分を反応させて得ら
れるポリウレタン化合物(A)、及び化合物(A)以外
のエチレン性不飽和化合物(B)を含有することを特徴
とする。 (a1)分子内に2個の水酸基を有するエポキシ(メ
タ)アクリレート (a2)ジイソシアネート化合物
【0009】本発明の第2の活性エネルギー線硬化性組
成物は、下記(a1)〜(a3)成分を反応させて得ら
れるポリウレタン化合物(A)、及び化合物(A)以外
のエチレン性不飽和化合物(B)を含有することを特徴
とする。 (a1)分子内に2個の水酸基を有するエポキシ(メ
タ)アクリレート (a2)ジイソシアネート化合物 (a3)モノアルコール化合物 ここで、(a3)成分としては、分子内に1個の水酸基
を有する(メタ)アクリル酸エステル類が特に好適であ
る。
【0010】本発明の第1、第2の活性エネルギー線硬
化性組成物において、化合物(A)及び化合物(B)の
合計含有量100質量部に対して、化合物(A)の含有
量が90〜50質量部であることが好ましい。また、化
合物(A)の質量平均分子量が5千〜10万であること
が好ましい。また、(a1)成分としては、ビスフェノ
ール型ジエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸誘導体と
から合成されたものが特に好適である。また、(a2)
成分としては、脂環式ジイソシアネート化合物が特に好
適である。また、化合物(B)としては、分子内に少な
くとも3個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物
(b1)が特に好適である。
【0011】なお、本明細書において、「(メタ)アク
リレート」とは、アクリレートとメタクリレートの総称
であり、「(メタ)アクリロイル」も同様に、アクリロ
イルとメタクリロイルの総称である。
【0012】本発明の転写シートは、以上の本発明の第
1又は第2の活性エネルギー線硬化性組成物を用いて形
成された転写層を備えたことを特徴とする。なお、本明
細書において、「活性エネルギー線硬化性組成物を用い
て形成された転写層」とは、「活性エネルギー線硬化性
組成物からなる転写層」、及び「活性エネルギー線硬化
性組成物の硬化物(半硬化物も含む)からなる転写層」
を含んでいるものとする。また、本発明の転写シートに
おいて、前記転写層の厚みが0.1〜10μmであるこ
とが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。 [活性エネルギー線硬化性組成物]本発明の活性エネル
ギー線硬化性組成物は、特定の側鎖官能基型ポリウレタ
ン化合物(A)、及び化合物(A)以外のエチレン性不
飽和化合物(B)を含有することを特徴としている。こ
の本発明の活性エネルギー線硬化性組成物において、エ
チレン性不飽和化合物(B)は、ポリウレタン化合物
(A)の架橋剤として機能する。すなわち、本発明の活
性エネルギー線硬化性組成物に活性エネルギー線を照射
すると、ポリウレタン化合物(A)がエチレン性不飽和
化合物(B)を介して架橋し、本発明の活性エネルギー
線硬化性組成物は架橋硬化するが、本発明者は、特定の
側鎖官能基型ポリウレタン化合物(A)を用いることに
より、「未硬化時には粘着性がないこと」、及び「硬化
後には優れた耐擦傷性を有すること」という互いに背反
する特性を満たすことを見出した。また、本発明の活性
エネルギー線硬化性組成物は、その分子内に凝集力の高
いウレタン結合を多数有し、靭性の優れる塗膜を得られ
ることから、未硬化時、硬化後の双方において成形性に
優れることを見出した。
【0014】以下、各成分について詳述する。 <ポリウレタン化合物(A)>ポリウレタン化合物
(A)は、分子内に2個の水酸基を有するエポキシ(メ
タ)アクリレート(a1)、及びジイソシアネート化合
物(a2)を反応させて得られる化合物である。
【0015】ここで、分子内に2個の水酸基を有するエ
ポキシ(メタ)アクリレート(a1)は、エポキシ化合
物と(メタ)アクリル酸誘導体とから合成することがで
きる。その合成法は特に限定されるものではなく、公知
の合成法を採用することができるが、例えば、エポキシ
化合物、(メタ)アクリル酸誘導体、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート等の触媒、ヒドロキノンモノメチル
エーテル等の重合禁止剤を混合し、この混合物を95℃
の条件下で反応させることにより合成することができ
る。また、分子内に2個の水酸基を有するものであれ
ば、市販のエポキシ(メタ)アクリレートを用いても良
い。なお、(a1)成分として用いるエポキシ(メタ)
アクリレートの純度は95%以上であることが好まし
い。すなわち、分子内に2個の水酸基を有する成分が9
5%以上含まれていることが好ましい。3個以上の水酸
基を有する成分が5%以上含まれると、ポリウレタン化
の際にゲル化するため、好ましくない。
【0016】(a1)成分を合成する際に用いるエポキ
シ化合物としては、ビスフェノールA型、水添ビスフェ
ノールA型、ビスフェノールF型、水添ビスフェノール
F型、レゾルシン、ヒドロキノン等の芳香族グリコール
のジエポキシ化合物、及びこれらのアルキレンオキサイ
ド付加物、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、テトラメチレンエーテル
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナ
ンジオール、3−メチルー1,5−ペンタンジオール等
の脂肪族グリコール類、及びこれらの重合物のジエポキ
シ化合物、シクロペンタンジオール、シクロペンタンジ
メタノール、シクロペンタンジエタノール、シクロヘキ
サンジオール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘ
キサンジエタノール、ノルボルナンジオール、ノルボル
ナンジメタノール、ノルボルナンジエタノール、デカリ
ンジオール、デカリンジメタノール、デカリンジエタノ
ール等の脂環型グリコールのジエポキシ化合物、アジピ
ン酸、フタル酸、テレフタル酸等のジエポキシ化合物、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチルカーボキシレー
ト、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−
スピロー3,4−エポキシ)シクロヘキサンーメタジオ
キサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジ
ペート等の脂環式エポキシ化合物、ジビニルエーテル、
ジメチルペンタン、ジビニルベンゼン、ブタジエン等の
オキサイド等を例示することができる。これらの中でも
特に、硬化後に高い耐擦傷性が得られることから、ビス
フェノール型ジエポキシ化合物が好ましく、その中でも
特に、ビスフェノールA型ジエポキシ化合物、水添ビス
フェノールA型ジエポキシ化合物、ビスフェノールF型
ジエポキシ化合物、水添ビスフェノールF型ジエポキシ
化合物が好適である。
【0017】また、(a1)成分を合成する際に用いる
(メタ)アクリル酸誘導体としては、(メタ)アクリル
酸、及びそのダイマー、無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフ
タル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、ヘキサヒド
ロフタル酸等の二塩基酸無水物と、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト等の水酸基を有するモノ(メタ)アクリレート類、ト
リメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールエタンジ(メタ)アクリレート、ビス((メ
タ)アクリロキシエチル)ヒドロキシエチルイソシアヌ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、シクロペ
ンタンジオールモノ(メタ)アクリレート、シクロペン
タンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロペ
ンタンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、シクロヘ
キサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキサンジエタノールモノ(メタ)アクリレート、ノル
ボルナンジオールモノ(メタ)アクリレート、ノルボル
ナンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、ノルボル
ナンジエタノールモノ(メタ)アクリレート、デカリン
ジオールモノ(メタ)アクリレート、デカリンジメタノ
ールモノ(メタ)アクリレート、デカリンジエタノール
モノ(メタ)アクリレート、水素化ビスフェノールAモ
ノ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸ジ(メタ)ア
クリレート等のモノヒドロキシ(メタ)アクリレート
類、及びこれらのアルキレンオキサイド付加物との付加
反応物、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート等の
モノエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸との付加反応
物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のモノ(メタ)アクリル酸との付加反応物、ポリカ
プロラクトンジオール(n=1〜5)のモノ(メタ)ア
クリル酸エステル等の付加物等を例示することができ
る。これらの中でも、特に、(a1)成分合成時におけ
る生産性向上の観点から、反応性に優れる(メタ)アク
リル酸が好ましい。
【0018】ジイソシアネート化合物(a2)として
は、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、メタ−テ
トラメチルキシレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボル
ナンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、
1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、
1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート等を例示することができる。
これらの中でも特に、硬化膜の着色が少ないことから、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネートが好ましい。
【0019】化合物(A)を合成する際しては、末端イ
ソシアネート基を封鎖するために、必要に応じてモノア
ルコール化合物(a3)を用いても良い。モノアルコー
ル化合物(a3)としては、1個の水酸基を有する化合
物であればいかなる化合物を用いても良いが、メチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、1−ブチルアルコール、2−メチル−1−プロピル
アルコール、4−メチル−2−ペンチルアルコール、4
−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、ヘキシル
アルコール、3−メチル−1−ヘキシルアルコール、5
−メチル−1−ヘキシルアルコール、2−エチル−1−
ヘキシルアルコール、3,5,5−トリメチル−1−ヘ
キシルアルコール、イソノニルアルコール、イソデカノ
ール、イソトリデカノール等のアルコール類、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエ
チレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリ
コールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレン
グリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエー
テル類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート等の水酸基を有するモノ(メ
タ)アクリレート類、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)ア
クリレート、ビス((メタ)アクリロキシエチル)ヒド
ロキシエチルイソシアヌレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)
アクリレート、シクロペンタンジオールモノ(メタ)ア
クリレート、シクロペンタンジメタノールモノ(メタ)
アクリレート、シクロペンタンジメタノールモノ(メ
タ)アクリレート、シクロヘキサンジオールモノ(メ
タ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールモノ
(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジエタノールモ
ノ(メタ)アクリレート、ノルボルナンジオールモノ
(メタ)アクリレート、ノルボルナンジメタノールモノ
(メタ)アクリレート、ノルボルナンジエタノールモノ
(メタ)アクリレート、デカリンジオールモノ(メタ)
アクリレート、デカリンジメタノールモノ(メタ)アク
リレート、デカリンジエタノールモノ(メタ)アクリレ
ート、水素化ビスフェノールAモノ(メタ)アクリレー
ト、イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート等のモノヒ
ドロキシ(メタ)アクリレート類、及びこれらのアルキ
レンオキサイド付加物、ブチルグリシジルエーテル、2
−エチルヘキシルグリシジルエーテル、グリシジルメタ
クリレート等のモノエポキシ化合物と(メタ)アクリル
酸との付加反応物、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のモノ(メタ)アクリル酸との付加
反応物、ポリカプロラクトンジオール(n=1〜5)の
モノ(メタ)アクリル酸エステル等を例示することがで
きる。これらの中でも特に、硬化後に高い耐擦傷性が得
られることから、分子内に1個の水酸基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル類が好ましく、その中でも特
に、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレートが好ましい。
【0020】ポリウレタン化合物(A)は、上述した
(a1)、(a2)成分から合成されたものであるが、
その合成法は特に限定されるものではなく、公知の各種
ポリウレタン合成法を採用することができる。例えば、
(a1)成分とジラウリン酸ジ−n−ブチル錫等の触媒
とを混合し、この混合物中に(a2)成分を50〜90
℃の条件下で滴下して反応させることによりポリウレタ
ン化合物(A)を得ることができる。また、必要に応じ
て、(a3)成分を用いてイソシアネート末端を封鎖
し、ポリウレタン化合物(A)としてもよい他、溶剤等
によって希釈してもよい。
【0021】ポリウレタン化合物(A)の質量平均分子
量は5千〜10万であることが好ましい。ポリウレタン
化合物(A)の質量平均分子量が5千未満では、未硬化
時に粘着性を有する場合があるため、アフターキュア式
転写シートの転写層用として用いることができなくな
る。また、ポリウレタン化合物(A)の質量平均分子量
が10万以上であると、ポリウレタン化合物(A)の安
定性が悪くなり、時間の経過と共にゲル化する恐れがあ
るため、好ましくない。
【0022】<エチレン性不飽和化合物(B)>エチレ
ン性不飽和化合物(B)としては、N−ビニルホルムア
ミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−2−ピロ
リドン、N−ビニルカプロラクタム、アジピン酸ジビニ
ル等のビニルエステルモノマー類;エチルビニルエーテ
ル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類;
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−
メトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチルア
クリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、アクリ
ロイルモルホリン、メチレンビスアクリルアミド等のア
クリルアミド類;(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブ
チル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸テ
トラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエ
チル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル
酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸トリシクロデカン、(メタ)ア
クリル酸アリル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリ
ル酸フェニル、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコー
ル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ
(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メ
タ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)
アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリ
ル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル
酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,
6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,9−
ノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸ネオペンチルグ
リコール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリル酸エステル、ジ(メタ)アクリル
酸プロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ジプロ
ピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレ
ングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラプロピレン
グリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリ
コール、ジ(メタ)アクリル酸ポリテトラメチレングリ
コール、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリル
酸エステル、エトキシレーテッドトリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリル酸エステル、プロポキシレーテ
ッドトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリル酸エ
ステル、グリセリントリ(メタ)アクリル酸エステル、
エトキシレーテッドグリセリントリ(メタ)アクリル酸
エステル、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレ
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リル酸エステル、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)
アクリル酸エステル、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリル酸エステル、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)アクリ
ル酸エステル類等を例示することができる。
【0023】また、エチレン性不飽和化合物(B)とし
ては、上記で例示した以外に、ポリエステル(メタ)ア
クリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレートを用いることができる。ここで、
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、フタル
酸、アジピン酸等の多塩基酸、エチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ポ
リエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
等の多価アルコールおよび(メタ)アクリル酸またはそ
の誘導体との反応で得られるポリエステル(メタ)アク
リレート類を例示することができる。
【0024】また、ウレタン(メタ)アクリレートとし
ては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、ノルボルナンジイソシアネート等のイソシアネート
化合物類と、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノール
Aのプロピレンオキサイド付加物、ポリエステルポリオ
ール、ポリカーボネートジオール等のポリオール化合物
と、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メ
タ)アクリレート類とを反応させたウレタンジ(メタ)
アクリレート類;ヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ナフタレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソ
シアネート等のイソシアネート化合物の多量体に、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、4―ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレートやそれらのカプロラクトン付加
体等の水酸基を有する(メタ)アクリレートを付加した
ウレタンポリ(メタ)アクリレート類等を例示すること
ができる。
【0025】また、エポキシ(メタ)アクリレートとし
ては、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のグリシ
ジルエーテル化合物に(メタ)アクリル酸またはその誘
導体を反応させたエポキシポリ(メタ)アクリレート類
等を例示することができる。
【0026】エチレン性不飽和化合物(B)としては、
硬化後に高い耐擦傷性が得られることから、特に、分子
内に少なくとも3個の(メタ)アクリロイル基を有する
化合物(b1)を用いることが好ましい。その好適な具
体例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリル酸エステル、エトキシレーテッドトリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリル酸エステル、プロポキシ
レーテッドトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
ル酸エステル、グリセリントリ(メタ)アクリル酸エス
テル、エトキシレーテッドグリセリントリ(メタ)アク
リル酸エステル、トリス(アクリロキシエチル)イソシ
アヌレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリル酸エステル、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリル酸エステル、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)
アクリル酸エステル類等が挙げられる。中でも特に、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリル酸エステル、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリル酸
エステルが好適である。
【0027】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物に
おいて、ポリウレタン化合物(A)とエチレン性不飽和
化合物(B)の合計含有量100質量部に対して、ポリ
ウレタン化合物(A)を90〜50質量部、エチレン性
不飽和化合物(B)を10〜50質量部配合することが
好ましく、ポリウレタン化合物(A)を80〜60質量
部、エチレン性不飽和化合物(B)を20〜40質量部
配合することがより好ましい。ポリウレタン化合物
(A)が90質量部超(エチレン性不飽和化合物(B)
が10質量部未満)では、架橋剤として機能するエチレ
ン性不飽和化合物(B)が少なくなりすぎ、硬化後の耐
擦傷性が不十分となる恐れがあるため、好ましくない。
また、ポリウレタン化合物(A)が50質量部未満(エ
チレン性不飽和化合物(B)が50質量部超)では、エ
チレン性不飽和化合物(B)が多くなりすぎ、未硬化時
に粘着性を有するものとなる恐れがあるため、好ましく
ない。
【0028】<その他の成分>本発明の活性エネルギー
線硬化性組成物には、必要に応じて光重合開始剤を添加
しても良い。光重合開始剤は硬化時に用いる活性エネル
ギー線の種類により適宜選択すれば良い。活性エネルギ
ー線としては、X線、電子線、可視光線、放射線等を例
示することができるが、これらの中でも、装置コストや
生産性の観点から、波長200〜400nmの紫外線を
用いることが好ましい。紫外線光源としては、ケミカル
ランプ、キセノンランプ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メ
タルハライドランプ等が挙げられる。
【0029】活性エネルギー線として波長200〜40
0nmの紫外線を用いる場合、光重合開始剤としては、
主として波長200〜400nmの紫外線に感応してラ
ジカル源を発生するものを用いれば良い。このような光
重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインモノメチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセト
イン、ベンジル、ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾ
フェノン、ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチ
ルケタール、2,2−ジエトキシアセトフェノン、1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メチルフェ
ニルグリオキシレ−ト、エチルフェニルグリオキシレ−
ト、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオ
メチルフェニル)プロパン−1−オン等のカルボニル化
合物、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメ
チルチウラムジスルフィド等の硫黄化合物、2,4,6
−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサ
イド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,
4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等
のアシルフォスフィンオキサイド等を例示することがで
きる。これらは単独であるいは2種以上を混合して用い
ることができる。これらの中でも特に、活性エネルギー
線照射時の反応性の観点から、ベンゾフェノン、メチル
フェニルグリオキシレ−ト、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、ベンジルジメチルケタ−ル、2−
ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−
オン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフ
ェニル)プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドを用いる
ことが好ましい。
【0030】光重合開始剤の添加量は、硬化性、硬化後
の機械特性の観点からポリウレタン化合物(A)とエチ
レン性不飽和化合物(B)の合計100質量部に対し
て、0.01〜15質量部とすることが好ましく、0.
05〜10質量部とすることがより好ましい。光重合開
始剤の添加量が0.01質量部未満では、光硬化性が著
しく低下するため、実質的に工業生産に適さない。ま
た、光重合開始剤の添加量が15質量部超では、照射光
量が小さい場合に、硬化後に臭気が残る傾向がある他、
着色する恐れがあるので、好ましくない。
【0031】また、本発明の活性エネルギー線硬化性組
成物には、必要に応じて、エタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4
−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ
安息香酸アミル、4−ジメチルアミノアセトフェノン等
の光増感剤を添加しても良い。
【0032】また、本発明の活性エネルギー線硬化性組
成物には、その他、離型剤、滑剤、可塑剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、難
燃助剤、重合禁止剤、充填剤、顔料、染料、沈降防止
剤、消泡剤、シランカップリング剤、ブルーイング剤等
の添加剤を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で添加し
ても良い。
【0033】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、ポリウレタン化合物(A)、及びエチレン性不飽和
化合物(B)を常法により調合攪拌し、更に必要に応じ
て希釈溶剤や各種添加剤を配合して製造することができ
る。
【0034】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、以上の構成を有するものであるので、未硬化時には
粘着性がなく、硬化後には高い表面硬度及び優れた耐擦
傷性を有すると共に、未硬化時、硬化後の双方におい
て、成形性に優れたものとなる。したがって、本発明の
活性エネルギー線硬化性組成物は、転写シートの転写層
用として好適である。
【0035】[転写シート]本発明の転写シートは、以
上の本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を用いて形
成された転写層を備えたものである。基材への本発明の
活性エネルギー線硬化性組成物の塗布方法としては、公
知の塗布方法を採用することができるが、例えば、グラ
ビアコート法、グラビアリバースコート法、グラビアオ
フセットコート法、ロールコート法、リバースロールコ
ート法、ナイフコート法、ワイヤーバーコート法、フロ
ーコート法、コンマコート法、ディップコート法、ホイ
ラーコート法、スピンナーコート法、スプレーコート
法、シルクスクリーン法、かけ流しコート法、刷毛塗り
法等が挙げられる。なお、乾燥後の膜厚が0.1〜10
μmとなるように塗布を行うことが好ましい。転写層の
膜厚が0.1μm以下では、転写成形により被転写体に
形成される被膜のハードコート層としての機能が不十分
となる恐れがあり、転写層の膜厚が10μm超では成形
性が低下し、転写不良が発生する恐れがあるため好まし
くない。
【0036】本発明の転写シートは、本発明の活性エネ
ルギー線硬化性組成物を用いて形成された転写層を備え
たものである。したがって、本発明の転写シートの転写
層は未硬化時に粘着性を有しないから、転写成形を行う
前に、あらかじめ転写層を硬化させておく必要がない。
すなわち、本発明の転写シートを用いて転写成形を行う
際には、硬化後に転写成形するプレキュア式射出成形同
時転写法のみならず、転写成形後に硬化させるアフター
キュア式射出成形同時転写法の双方を採用することがで
きる。
【0037】また、本発明の転写シートの転写層は硬化
後においても優れた成形性を有するので、プレキュア式
射出成形同時転写法を採用しても、転写成形時に転写層
に亀裂が入る恐れがない。すなわち、本発明の転写シー
トを用いれば、転写成形時に転写層が大きく変形を受け
る、プレキュア式射出成形同時転写法、アフターキュア
式射出成形同時転写法のいずれの転写法を採用しても、
転写層に亀裂が入る恐れがない。このように、本発明の
転写シートは、プレキュア式射出成形同時転写法、アフ
ターキュア式射出成形同時転写法の双方を採用すること
ができ、転写成形性に優れたものである。なお、本発明
の転写シートは、射出成形同時転写法に限らず、いかな
る転写法で転写成形を行う場合にも用いることができ
る。
【0038】また、本発明の転写シートの転写層は、硬
化後に高い表面硬度及び優れた耐擦傷性を有するので、
本発明の転写シートを用い、転写成形により被転写体の
表面に形成される被膜が高い表面硬度及び優れた耐擦傷
性を有するものとなり、ハードコート層としての特性に
優れたものとなる。
【0039】
【実施例】次に、本発明に係る実施例及び比較例につい
て、詳細に説明する。 (合成例1:ポリウレタン化合物EP1の合成)5リッ
トルの4つ口フラスコに、エポキシ化合物としてビスフ
ェノールA型ジエポキシ樹脂346質量部、(メタ)ア
クリル酸誘導体としてアクリル酸144質量部、重合禁
止剤としてヒドロキノンモノメチルエーテル0.5質量
部、第1の合成触媒(合成触媒1という。)としてジメ
チルアミノエチルメタアクリレート2.5質量部を入
れ、攪拌しながら95℃まで昇温させ、95℃に保持し
た状態で14時間反応を続けた。酸価が1mgKOH/
g以下になったところで一段目の反応を終了し、2個の
水酸基を有するエポキシアクリレート(a1)を得た。
得られたエポキシアクリレートを分析したところ、分子
内に2個の水酸基を有する成分が97.1%、3個以上
の水酸基を有する成分が2.9%含まれていることが判
明した。次に、60℃まで降温した後、希釈溶剤として
酢酸エチル705質量部を添加し、第2の合成触媒(合
成触媒2という。)としてジラウリン酸ジ−n−ブチル
錫0.11質量部を添加し、攪拌しながら、ジイソシア
ネート化合物(a2)としてジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート212質量部を2時間に渡って滴下し
た。滴下終了後5時間反応を続行し、化合物(A)とし
て、質量平均分子量1.5万のポリウレタン化合物EP
1(固形分50質量%)を得た。用いた原料及びその添
加量を表1に示す。なお、表1には、エポキシ(メタ)
アクリレート(a1)において、分子内に2個の水酸基
を有する成分、3個以上の水酸基を有する成分の含有量
をそれぞれ示している。また、得られたポリウレタン化
合物について、以下の外観評価を行い、得られた結果及
び質量平均分子量を表2に示す。 <生成物の外観評価>得られたポリウレタン化合物の外
観を目視により観察し、濁りや結晶化、ゲル化等の異常
が無いものを良好とした。なお、ゲル化については、合
成中及び合成終了後に発生したものを対象とした。
【0040】(合成例2〜7:ポリウレタン化合物EP
2〜7の合成)表1に示す原料及び添加量とした以外
は、合成例1と同様にして、ポリウレタン化合物EP2
〜7を合成した。また、得られたポリウレタン化合物の
外観評価の結果、質量平均分子量を表2に示す。なお、
合成例1、6、7では、(a1)成分と(a2)成分を
反応させて、ポリウレタン化合物を合成したのに対し、
合成例2〜5では、(a1)〜(a3)成分を反応させ
て、ポリウレタン化合物を合成した。また、合成例6に
おいて、得られた(a1)成分には、水酸基が3個以上
のものが20%以上と多量に含まれていた。
【0041】表1において、各原料の添加量の単位は
「質量部」を示す。また、表1中の各略号は、以下の化
合物を示す。 BP1:ビスフェノールA型ジエポキシ樹脂(東都化成
(株)製、商品名エポトートYD−8125) BP2:ビスフェノールF型ジエポキシ樹脂(東都化成
(株)製、商品名エポトートYDF−8170) BP3:ビスフェノールA型ジエポキシ樹脂(旭電化
(株)製、商品名アデカレジンEP−4100) AA:アクリル酸(三菱化学(株)製、商品名アクリル
酸) HMDI:ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
(住友バイエル(株)製、商品名デスモジュールW) HEA:2−ヒドロキシエチルアクリレート(大阪有機
(株)製、商品名HEA) PE3A:ペンタエリスリトールトリアクリレート(東
亜合成(株)製、商品名アロニックスM−306) DM:ジメチルアミノエチルメタアクリレート(三菱レ
イヨン(株)製、商品名アクリエステルDM) DBT:ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫
【0042】表1、表2に示すように、本発明の活性エ
ネルギー線硬化性組成物に用いるポリウレタン化合物
(A)EP1〜EP5を合成した合成例1〜5では、得
られたポリウレタン化合物は、外観が良好で、質量平均
分子量が1.5万〜7.9万であった。これに対して、
合成例6において得られたポリウレタン化合物EP6
は、合成終了後3日後にゲル化した。また、合成例7に
おいて得られたポリウレタン化合物EP7は、合成中に
ゲル化した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】(実施例1)ポリウレタン化合物(A)と
して、合成例1で合成したポリウレタン化合物EP1を
45質量部、エチレン性不飽和化合物(B)として、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレートを7.5質量
部、光重合開始剤として、2−メチル−2−モルホリノ
(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オンを1.
5質量部、溶剤として酢酸エチルを46質量部を混合
し、固形分30質量%の本発明の活性エネルギー線硬化
性組成物を得た。実施例1において、調製した硬化性組
成物の組成を表3に示す。
【0046】(実施例2〜6、及び比較例1〜3)合成
例1〜7において得られたポリウレタン化合物のうち、
ゲル化を起こさなかったポリウレタン化合物(A)EP
1〜EP5を用い、実施例1と同様に、表3に示す組成
の活性エネルギー線硬化性組成物を得た。表3に示すよ
うに、実施例1〜6では、ポリウレタン化合物(A)と
エチレン性不飽和化合物(B)を配合し、本発明の活性
エネルギー線硬化性化合物を調製したのに対し、比較例
1では、エチレン性不飽和化合物(B)を配合せず、比
較例2では、ポリウレタン化合物(A)を配合せず、比
較例3では、ポリウレタン化合物(A)の代わりに、非
架橋型熱可塑性アクリル樹脂を用い、活性エネルギー線
硬化性化合物を調製した。
【0047】なお、表3において、各原料の添加量の単
位は「質量部」を示す。また、表3中の各略号は、以下
の化合物を示す。 PP1:非架橋型熱可塑性アクリル樹脂(三菱レイヨン
(株)製、ダイアナールBR−80、平均分子量950
00、ガラス転移温度105℃) DP6A:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(日本化薬(株)製、商品名カヤラッドDPHA) PE4A:ペンタエリスリトールテトラアクリレート
(東亜合成(株)製、商品名アロニックスM−305) BPA:ビスフェノールA型エポキシアクリレート(三
菱レイヨン(株)製、商品名ダイヤビームUK−610
5) PI1:2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチル
フェニル)プロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ
・ケミカルズ(株)製、商品名イルガキュア907) PI2:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名
イルガキュア184)
【0048】(評価方法)実施例1〜6、比較例1〜3
において得られた活性エネルギー線硬化性組成物を、離
型性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムと、
三菱レイヨン(株)社製アクリペットVH成形板に、そ
れぞれバーコーター#4にて塗布した後、80℃で3分
間乾燥し、活性エネルギー線硬化性組成物からなる紫外
線硬化性塗膜を備えた試験片を得た。実施例1〜6、比
較例1〜3において形成した塗膜の膜厚を表3に示す。
得られた試験片を用いて以下に示す物性評価を行った。
【0049】<評価項目> 1.成形性 基材として離型性ポリエチレンテレフタレートフィルム
を用いた試験片に、ランプ高さ20cmの高圧水銀灯3
本(80W/cm)を用い、積算光量1000mj/c
2 のエネルギー量で硬化させ、転写シートを得た。得
られた転写シートを射出成形用金型内に載置し、三菱レ
イヨン(株)社製アクリペットVHを射出成形し、冷却
した後、離型性フィルムを剥離し、ハードコート層とし
て機能する被膜を有する成形体を得た。得られた成形体
の表面状態を目視により観察し、下記基準に基づいて、
活性エネルギー線硬化性組成物の成形性を評価した。 評価基準 ○:成形体角部の被膜に異常がなく、成形性に優れてい
る。 △:成形体角部の被膜にやや細かなクラックが形成さ
れ、成形性がやや劣っている。 ×:成形体角部の被膜に完全に割れが生じており、成形
性が著しく悪い。
【0050】2.耐擦傷性 基材としてアクリペットVH成形板を用いた試験片に、
ランプ高さ20cmの高圧水銀灯3本(80w/cm)
により、積算光量1000mj/cm2 のエネルギー量
で硬化させて、ハードコート層を形成した。その膜表面
をスチールウール#0000を用いて往復10回手で軽
く擦り、表面に傷が付くか否かを目視により観察し、下
記基準に基づいて、活性エネルギー線硬化性組成物の硬
化後の耐擦傷性を評価した。 判定基準 ○:傷が付かず、耐擦傷性に優れている。 △:微細な傷が少し付いており、耐擦傷性がやや劣って
いる。 ×:多数の傷が付いており、耐擦傷性が著しく悪い。
【0051】3.鉛筆硬度(表面硬度) 基材としてアクリペットVH成形板を用いた試験片に、
ランプ高さ20cmの高圧水銀灯3本(80w/cm)
により、積算光量1000mj/cm2 のエネルギー量
で硬化させて、ハードコート層を形成した。その膜表面
の鉛筆硬度(表面硬度)をJIS K−5400記載の
方法により測定し、下記基準に基づいて、活性エネルギ
ー線硬化性組成物の硬化後の表面硬度を評価した。 判定基準 ○:鉛筆硬度が2H以上であり、十分な表面硬度を有し
ている。 ×:鉛筆硬度が2H未満であり、十分な表面硬度を有し
ていない。
【0052】4.指触乾燥性 活性エネルギー線硬化性組成物からなる塗膜の未硬化時
の乾燥性を、指触にて、下記基準に基づいて評価した。 判定基準: ○:塗膜表面が全く粘着性を有しない。 △:塗膜表面がやや粘着性を有する。 ×:塗膜表面が著しく粘着性を有する。
【0053】(評価結果)実施例1〜6、比較例1〜3
において、得られた結果を表3に示す。表3に示すよう
に、ポリウレタン化合物(A)とエチレン性不飽和化合
物(B)を配合した実施例1〜6において得られた活性
エネルギー線硬化性組成物は、未硬化時に粘着性を有し
ないものであった。また、硬化後においても成形性に優
れると共に、硬化後の耐擦傷性、表面硬度に優れてい
た。これに対して、エチレン性不飽和化合物(B)を配
合しなかった比較例1において得られた活性エネルギー
線硬化性組成物は、硬化後の表面硬度が不十分であり、
耐擦傷性がやや劣っていた。また、ポリウレタン化合物
(A)を配合しなかった比較例2において得られた活性
エネルギー線硬化性組成物は、未硬化時に粘着性があ
り、硬化後の成形性が著しく悪く、得られた成形体の被
膜(ハードコート層)に割れが生じた。また、ポリウレ
タン化合物(A)の代わりに非架橋型熱可塑性アクリル
樹脂を配合した比較例3において得られた活性エネルギ
ー線硬化性組成物は、硬化後の表面硬度が不十分であ
り、耐擦傷性が著しく悪かった。
【0054】
【表3】
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
未硬化時には粘着性がなく、硬化後には十分な耐擦傷性
を有すると共に、未硬化時、硬化後の双方において成形
性に優れ、転写シートの転写層に用いて好適な活性エネ
ルギー線硬化性組成物を提供することができる。また、
転写成形性に優れると共に、硬化後に十分な耐擦傷性を
有する転写層を備えた転写シートを提供することができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 石居 太郎 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 4J027 AB03 AC02 AC06 AG07 AG09 AG23 AG24 BA04 BA07 BA08 BA13 BA14 BA15 BA19 BA20 BA26 BA28 CC03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a1)、(a2)成分を反応させ
    て得られるポリウレタン化合物(A)、及び化合物
    (A)以外のエチレン性不飽和化合物(B)を含有する
    ことを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物。 (a1)分子内に2個の水酸基を有するエポキシ(メ
    タ)アクリレート (a2)ジイソシアネート化合物
  2. 【請求項2】 下記(a1)〜(a3)成分を反応させ
    て得られるポリウレタン化合物(A)、及び化合物
    (A)以外のエチレン性不飽和化合物(B)を含有する
    ことを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物。 (a1)分子内に2個の水酸基を有するエポキシ(メ
    タ)アクリレート (a2)ジイソシアネート化合物 (a3)モノアルコール化合物
  3. 【請求項3】 (a3)成分が、分子内に1個の水酸基
    を有する(メタ)アクリル酸エステル類であることを特
    徴とする請求項2に記載の活性エネルギー線硬化性組成
    物。
  4. 【請求項4】 化合物(A)及び化合物(B)の合計含
    有量100質量部に対して、化合物(A)の含有量が9
    0〜50質量部であることを特徴とする請求項1から請
    求項3までのいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬
    化性組成物。
  5. 【請求項5】 化合物(A)の質量平均分子量が5千〜
    10万であることを特徴とする請求項1から請求項4ま
    でのいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成
    物。
  6. 【請求項6】 (a1)成分が、ビスフェノール型ジエ
    ポキシ化合物と(メタ)アクリル酸誘導体とから合成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1から請求項5
    までのいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組
    成物。
  7. 【請求項7】 化合物(B)が、分子内に少なくとも3
    個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(b1)で
    あることを特徴とする請求項1から請求項6までのいず
    れか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物を用いて形成
    された転写層を備えたことを特徴とする転写シート。
  9. 【請求項9】 前記転写層の厚みが0.1〜10μmで
    あることを特徴とする請求項8に記載の転写シート。
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