JP6044936B2 - 半導体素子搭載用基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電鋳フレームを用いた表面実装型の半導体素子搭載用基板の製造方法に関する。
従来、電鋳フレームを用いた表面実装型の半導体装置として、導電性基板上に半導体素子搭載用のアイランド部と外部導出用の電極部とを電鋳形成した半導体素子搭載用基板を用い、アイランド部上に半導体素子を搭載した後ワイヤーボンディングにより半導体素子と電極部を電気的接続し、導電性基板上で樹脂封止した後、導電性基板のみを除去し、樹脂封止体を切断して個片化する構成は公知である。
例えば、特許文献1には支持体の一表面の全面にCr層と(Ni−Co)層の二層から構成される剥離層を形成し剥離層の上に銅材料から成る所望形状の導体パターンを形成した半導体素子搭載用基板の製造方法が示されている。また、これを用いて、半導体チップを樹脂封止後にCr層と(Ni−Co)層の境界面に切れ込みを入れて支持体を封止樹脂から剥離し、残った(Ni−Co)層はエッチング除去し、露出した導体パターンの表面に他の半導体装置との接続端子として機能させるための金属層を形成するようにして半導体装置を製造することが示されている。
また、特許文献2には導電性基板の露出面についてマイクロエッチング等の表面活性化処理を実施した後、実装用金属層としてAuやAgをめっきし、実装用金属層の上にアイランド部と電極部となる電鋳層を電鋳形成して電鋳物とし、導電性基板よりレジストマスク層を除去して半導体装置搭載用基板を製造することが示されている。また、これを用いて、電鋳物のアイランド部に半導体素子を搭載し、半導体素子と電極部をワイヤーボンディングにより電気的に接続し、導電性基板上の半導体素子、アイランド部、電極部およびボンディングワイヤを樹脂封止して樹脂封止体とし、導電性基板を剥離して樹脂封止体を得、樹脂封止体を切断して半導体装置を製造することが示されている。
また、特許文献3には導電性基板として第1の金属層がCuから成り、第2の金属層がNiから成る場合、実装用金属層の形成で密着力が強過ぎるため、第2の金属層のNi表面を自然酸化または酸化処理して所望厚の酸化膜を形成しNi層と電鋳物との密着力を適度に設定することが示されている。
特開2005−26631 特開2009−055055号公報 特開2011−198977
しかし、特許文献1に示されるものにあっては、剥離層のうち一方(例えば(Ni−Co)層)はエッチングにより除去する必要があり、その上導体パターンには他の半導体装置との接合性を向上させるためにNiやAuなどの金属膜を再度形成する必要があるため製造工程が複雑化する。
また、特許文献2に示されるものにあっては、アイランド部及び電極部を電鋳形成するにあたり、導電性基板とアイランド部及び電極部との密着力を向上させるため、導電性基板表面を活性化処理した後に実装用金属層を形成する方法が採られているが、上記方法では、導電性基板としてステンレスを用いる場合、マイクロエッチングした面に凹凸が形成され易く、その後の電鋳において凹凸がノジュール発生を引き起こし、アイランド部や電極部の表面が平滑に形成されず、半導体素子搭載やボンディング工程において接続不具合が発生する虞がある。
その上、導電性基板をロール・ツー・ロールで取り扱って連続的に電鋳する場合、ステンレスは表面電気抵抗が大きく、給電用電極との接触不良によりめっきが異常析出したり、印加電圧を高くする必要があるためアノードで水素が発生し易く、ピット不良が発生し易い状況にあった。また、導電性基板としてCuを用いた場合、Cuと実装用金属層との密着力が強過ぎ、導電性基板を樹脂封止体から剥離する際に、アイランド部や電極部が変形したり、導電性基板側に残留するといった問題があった。
さらに、特許文献3に示されるものにあっては上記特許文献1や特許文献2のような問題はないが、工場で量産化工程にのせるためには所定厚の酸化膜を常に形成することが不可欠であるが、この点が実際には結構面倒なことである。
そこで、本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、上記不具合の発生は回避し、電鋳物とベース基板の密着力を適切に設定した表面実装型の半導体装置を量産性に優れ且つ安定的に生産できる半導体素子搭載用基板の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は、半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(7)の工程を順次経ることを特徴とする。
(1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
(2)前記ベース基板の前記第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
(3)前記レジストマスク層から露出した前記第2の金属層上に、再加工処理としてNi電解めっきまたはNiP電解めっきを施して再加工面を形成する工程、
(4)前記ベース基板の前記再加工面上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の前記再加工面に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
(5)前記ベース基板の前記再加工面上に、前記有機性被膜を介して前記実装用金属層を形成する工程、
(6)前記実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
(7)前記ベース基板の前記第2の金属層上の前記レジストマスクを除去する工程。
あるいは、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は、半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(7)の工程を順次経ることを特徴とする。
(1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
(2)前記ベース基板の前記第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
(3)前記レジストマスク層から露出した前記第2の金属層上に、再加工処理としてソフトエッチング,ソフトエッチング後にNi電解めっきまたはソフトエッチング後にNiP電解めっきのいずれかを施して再加工面を形成する工程、
(4)前記ベース基板の前記再加工面上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の前記再加工面に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
(5)前記ベース基板の前記再加工面上に、前記有機性被膜を介して前記実装用金属層を形成する工程、
(6)前記実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
(7)前記ベース基板の前記第2の金属層上の前記レジストマスクを除去する工程。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は前記発明に加えて、前記両性界面活性剤の物性を示す成分はベタイン型またはアミンオキシド型またはアミノ酸型であることを特徴としている。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は前記発明に加えて、前記第1の金属層は、Cu,SPCCまたは42材のいずれかであることを特徴としている。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は前記発明に加えて、前記第2の金属層は、NiまたはNiPであることを特徴としている。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は前記発明に加えて、前記実装用金属層はAu,PdまたはAu/Pdのいずれかであることを特徴としている。
本発明によれば、電鋳物とベース基板の密着力を適切に設定した実装表面型の半導体素子搭載用基板を、安定的に量産することができる。
(a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例1〜実施例9を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例10を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例11〜実施例12を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(f)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例13を工程順に示した図である。また、(f’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例14〜実施例16を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例17を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例18を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。 (a)〜(g)は本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法の実施例19を工程順に示した図である。また、(g’)は電極端子部と半導体素子搭載部の平面図である。
本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法は、半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(7)の工程を順次経ることを特徴とする。
(1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
(2)ベース基板の前記第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
(3)レジストマスク層から露出した第2の金属層上に、再加工処理を施して再加工面を形成する工程、
(4)ベース基板の再加工面上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の再加工面に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
(5)ベース基板の再加工面上に、有機性被膜を介して実装用金属層を形成する工程、
(6)実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
(7)ベース基板の第2の金属層上のレジストマスクを除去する工程。
電鋳工程前に第2の金属層表面上に再加工処理を施して再加工面を形成し、再加工面上に密着性を制御する有機性皮膜を施すことで、再加工面と電鋳物との密着力を適度に設定することができ、樹脂封止体からベース基板を剥離する際の電着物変形又は剥離不良を防止することができる。
両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液を用いて再加工面へ有機性被膜を吸着させることで有機性被膜が形成される。再加工面の有機性被膜の隙を通して実装用金属が密着することで実装用金属層が形成されることとなる。なお、本発明で使用する両性界面活性剤とはpHによって親水基の部分がプラスに帯電したりマイナスに帯電したりする界面活性剤であり、溶液のpHによってそのイオン性が変化するものをいう。そして、この有機性被膜の密度は有機性被膜液のpHに依存する。pHが高いと高密度の有機性被膜となり、その結果実装用金属層の再加工面に対する密着力は低くなる。反対に、pHが低いと低密度の有機性被膜となり、その結果実装用金属層の再加工面に対する密着力は高くなる。
また、実装用金属層が拡散し難い金属を第2の金属層(再加工面)に用いることで、半導体素子搭載時のボンディング工程において実装用金属層が第1の金属層へ拡散することを抑制でき、半導体装置の実装時におけるハンダ濡れ性低下等の不具合を防止することができる。更に、樹脂封止工程等の加熱処理によっても実装用金属層が第2の金属層の再加工面へ拡散し難いので、実装用金属層と第2の金属層の再加工面との密着力が適度な状態で保持され、ベース基板を剥離除去する際、実装用金属層と第2の金属層の再加工面との境で確実に剥離することができる。
したがって、本発明の製造方法により製造された半導体素子搭載用基板は、樹脂封止体からベース基板を剥離除去した後に実装用金属層をめっきする工程を省略でき、電鋳工程と連続した工程の中で実装用金属層を形成することができ、量産性に優れ、安価な生産を行うことが可能となる。
なお、再加工面の形成工程は後述するように必須ではないが、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程で第2の金属層表面が汚れる場合があるため、再加工面を形成することが好ましい。仮に再加工面の形成が行われないと、有機性被膜と実装用金属層の密着が不均一となり、密着性の異常やハガレなど問題が生じるおそれがある。なお、再加工面の形成に代え表面を洗浄する方法もあるが、十分に洗浄をすることが困難な場合もあり、再加工面を形成することの方が確実である。
また本発明に係る半導体素子搭載用基板の製造方法は、半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(6)の工程を順次経ることを特徴とする。
(1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
(2)ベース基板の第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
(3)ベース基板の前記第2の金属層上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の第2の金属層に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
(4)ベース基板の第2の金属層上に、有機性被膜を介して実装用金属層を形成する工程、
(5)実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
(6)ベース基板の第2の金属層上の前記レジストマスクを除去する工程。
電鋳工程前に第2の金属層表面上に密着性を制御する有機性皮膜を施すことで、第2の金属層と電鋳物(実装用金属層)との密着力を適度に設定することができ、樹脂封止体からベース基板を剥離する際の電着物変形又は剥離不良を防止することができる。
両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液を用いて第2の金属層へ有機性被膜を吸着させることで有機性被膜が形成される。有機性被膜の隙を起点に第2の金属層に対して実装用金属が密着することで実装用金属層が形成されることとなる。なお、本発明で使用する両性界面活性剤とはpHによって親水基の部分がプラスに帯電したりマイナスに帯電したりする界面活性剤であり、溶液のpHによってそのイオン性が変化するものをいう。そして、この有機性被膜の密度は有機性被膜液のpHに依存する。pHが高いと高密度の有機性被膜となり、その結果実装用金属層の第2の金属層に対する密着力は低くなる。反対に、pHが低いと低密度の有機性被膜となり、その結果実装用金属層の第2の金属層に対する密着力は高くなる。
なお、前記したように、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程で第2の金属層表面が汚れる場合があるため、再加工面を形成することが好ましいが、開口部の第2の金属層表面が有機性被膜を介しての実装用金属層に影響の出ない程度に清浄性が保たれている場合は、再加工面を形成する必要はない。この場合は、再加工面の形成工程が不要となるので、製造工程が一番簡略化できることとなる。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、両性界面活性剤の物性を示す成分はベタイン型またはアミンオキシド型またはアミノ酸型である。
両性界面活性剤の物性を示す成分が含まれた薬液により、これが金属表面を覆うように吸着することにより有機性被膜が形成される。ベタイン型の両性界面活性剤の例としてはカルボキシベタインがある。アミンオキシド型の両性界面活性剤の例としてはラウリルジメチルアミンN−オキシドがある。また、アミノ酸型の両性界面活性剤の例としてはラウロイルグルタミン酸ナトリウムがある。なお、ベタイン型やアミンオキシド型やアミノ酸型以外でも、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液であれば有機性被膜を形成することは可能である。
また、第2の金属層や再加工面を形成する材料は特に規制はなく、本発明に示すNiだけでなく、一般的に使用されているリードフレーム金属に対しても有効である。
また本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、再加工面を形成するための再加工処理は、Ni電解めっきまたはNiP電解めっきを施すことである。
基本的には、第2の金属層がNi電解めっきで形成されている場合は、再加工面もNi電解めっきで形成する。また、第2の金属層がNiP電解めっきで形成されている場合は、再加工面もNiP電解めっきで形成する。
なお、Ni単体であると加熱後の端子結合強度が上がってしまうが、それを最少化するためにはNiP層とすればよい。これはNiP層のもつ非晶質がその上に形成され実装用金属層となるAuの熱拡散を下げることができるためである。なお、NiPは、本発明の目的である適度な引き剥がし強度の管理の面、及び端子側への実装上の悪影響を最小化できる材料として、さらには経済的であることから本発明においては最適であるといえる。
なお、本願発明の目的を達成するためには再加工面と第2の金属層は必ずしも同一の素材にする必要はないが、再加工面金属の実装用金属層への拡散によりワイヤーボンディング性やアセンブリ後の引きはがしへの影響が懸念されるため、同一の素材とすることが好ましい。
また本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、再加工面を形成するための再加工処理は、ソフトエッチング,ソフトエッチング後にNi電解めっきまたはソフトエッチング後にNiP電解めっきのいずれかを施すことである。
前記したように、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程で第2の金属層表面が汚れる場合があるため、再加工面を形成することが好ましい。汚れが軽微の場合はソフトエッチングのみを行えばよい。これにより、常に同じ状態の面に仕上げることができます。
また、完全に新しい加工面を形成したい場合は、ソフトエッチング後にNi電解めっきまたはソフトエッチング後にNiP電解めっきのいずれかを施す。このようにすることにより新しい再加工面が形成され、さらにスタンドオフまで形成することが可能となる。
また本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、第1の金属層は、Cu,SPCC(冷間圧延鋼板)または42材(57%Fe42%Ni合金)のいずれかである。
また本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、第2の金属層は、NiまたはNiPである。
第2の金属層は、その後に再加工処理の有無に関わらず、基本的にはNi電解めっきまたはNiP電解めっきで形成する。なお、Ni単体であると加熱後の端子結合強度が上がってしまうが、それを最少化するためにはNiP層とすればよい。これはNiP層のもつ非晶質がその上に形成され実装用金属層となるAuの熱拡散を下げることができるためである。
また、本発明の半導体素子搭載用基板の製造方法は好ましくは、前記実装用金属層はAu単独,Pd単独またはAu/Pdのいずれかである。また、実装用金属層としてはその他のものであってもよく、例えばNi/Pd/Auでもよい。
以下、図1〜図8を参照して、本発明の実施例について説明する。なお、以下の各実施例の説明においては最上層が半導体素子搭載層であり半導体素子搭載部となる電鋳物の形成方法についてのみ説明するが、電極端子部となる電鋳物の形成方法についても同様であり、基本的には図示するように半導体素子搭載部と電極端子部の形成は同時に行われる。
以下の実施例では、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液としては、商品名ベストガードAgS−4(株式会社ケミテック製)を使用した。なお、この薬液の具体的成分等は下記の通りである。
成分; カルボキシベタイン 10.0wt%
テトラメチルチウラムモノスルフィッド 4.5wt%
メルカプトベンズイミダゾール 3.0wt%
純水 82.5wt%
pH; 10
なお、pHの調整は、pHを上げる場合は水酸化カリウムにより、下げる場合は乳酸を添加することにより調整した。
(実施例1)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて説明する。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例2)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例はバリア金属層5をNiP面としたものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNiP電解めっき0.3μm (P含有率20%)をおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNiP面(バリア金属層5)をベストガードAgS−4で浸漬処理し、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例3)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてPd電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって剥離すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例4)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっき0.005μm およびPd電解めっきを0.01μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、ドライフィルムレジストを苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例5)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNiP電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(f)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例6)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらに接合金属層9となるPd電解めっき0.01μm および半導体素子搭載層10となるAu電解めっきを0.005μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例7)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1の電鋳物11について、電鋳層8にNi粗化めっきを行う例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNi面にNi粗化めっきを0.5μmおこなった。次にNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例8)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1で第1の金属層1としてSPCC材を用いた例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのSPCC材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、ドライフィルムレジストを苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例9)
以下、図1の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例1で第1の金属層1として42材を用いた例を示したものである。
先ず、図1(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmの42材を用いた。そして、図1(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図1(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図1(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図1(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図1(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、ドライフィルムレジストを苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図1(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例10)
以下、図2の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は再加工をソフトエッチング処理としたものである。
先ず、図2(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図2(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを2.0μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図2(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図2(d)に示すように露出した第2の金属層2をエッチング処理1.5μmおこないクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面にベストガードAgS−4をスプレーし、図2(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図2(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図2(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例11)
以下、図3の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は再加工をソフトエッチング処理後にNi面を形成したものである。
先ず、図3(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図3(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図3(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図3(d)に示すように露出した第2の金属層2をエッチング処理1.5μmと、図3(e)に示すNi電解めっき0.5μmをおこないバリア金属層5を形成したスタンドオフを有するクリーンなベース基板3を形成した。
ついで、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図3(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図3(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図3(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例12)
以下、図3の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は再加工をソフトエッチング処理後にNiP面としたものである。
先ず、図3(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図3(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図3(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図3(d)に示すように露出した第2の金属層2をエッチング処理1.5μmと、図3(e)に示すNiP電解めっき0.5μm(P含有率20%)をおこないバリア金属層5を形成したスタンドオフを有するクリーンなベース基板3を形成した。
ついで、ベース基板3のNiP面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図3(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図3(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図3(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例13)
以下、図4の(a)〜(f)に基づいて説明する。本実施例は再加工工程がない例を示したものである。
先ず、図4(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図4(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.5μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図4(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、露出した第2の金属層2にベストガードAgS−4をスプレーし、図4(d)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図4(e)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図4(f)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例14)
以下、図5の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は電鋳物11で接合金属層9を設けない例を示したものである。
先ず、図5(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図5(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図5(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図5(d)に示すように露出した第2の金属層にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図5(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図5(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてCu電解めっきを20μmおこない、さらに半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図5(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例15)
以下、図5の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例14の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図5(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図5(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図5(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図5(d)に示すように露出した第2の金属層にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図5(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図5(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらに半導体素子搭載層10となるAu電解めっきを0.01μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、ドライフィルムレジストを苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図5(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例16)
以下、図5の(a)〜(g)に基づいて他例を説明する。本実施例は実施例14の電鋳物11を他の構成とした例を示したものである。
先ず、図5(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図5(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図5(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図5(d)に示すように露出した第2の金属層にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図5(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図5(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにAgストライクめっきを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図5(g)に示すように逆テーパー形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例17)
以下、図6の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は電鋳物11を逆テーパー状でかつ平面視ギザギザ形状に形成した例を示したものである。
先ず、図6(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図6(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図6(c)に示すようにベース基板3にテーパー形状かつ図6(g’)に示すようにギザギザ形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図6(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図6(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図6(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図6(g)に示すように逆テーパー形状かつ図6(g’)に示すように平面視ギザギザ形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例18)
以下、図7の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は電鋳物11をキノコ型に形成した例を示したものである。
先ず、図7(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図7(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、厚さ20μmのドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで図7(c)に示すようにベース基板3にレジストマスク層4を形成した。
次に、図7(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図7(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図7(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてレジストマスク層4を超えるようにNi電解めっきを35μmおこない電鋳が放射状に広がりキノコ型形状となるように形成した。さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、レジストマスク層4を苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図7(g)に示すようにキノコ型形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
(実施例19)
以下、図8の(a)〜(g)に基づいて説明する。本実施例は電鋳物11を平面視ギザギザ形状とした例を示したものである。
先ず、図8(a)に示すように第1の金属層1として、板厚0.15mmのCu材を用いた。そして、図8(b)に示すようにこれに第2の金属層2としてNi電解めっきを0.3μmおこないベース基板3を形成した。
次に、ドライフィルムレジストをラミネートした。そして、パターンが形成されたガラスマスクを用いて露光・現像を行うことで、図8(c)と(g’)に示すようにベース基板3にギザギザ形状の電鋳物が形成可能なレジストマスク層4を形成した。
次に、図8(d)に示すように露出した第2の金属層2にNi電解めっき0.3μmをおこないバリア金属層5を形成したクリーンなベース基板3を形成した。
次に、ベース基板3のNi面(バリア金属層5)にベストガードAgS−4をスプレーし、図8(e)に示すように表面に有機性被膜6を吸着させた。
次に、図8(f)に示すように実装用金属層7としてAu電解めっきを0.03μmおこない、次に電鋳層8としてNi電解めっきを20μmおこない、さらにNiとAgの密着性をあげる接合金属層9となるPd電解めっき0.01μmを介して半導体素子搭載層10となるAg電解めっきを2μmおこない電鋳物11を形成した。
次に、ドライフィルムレジストを苛性ソーダのアルカリ溶液によって除去すると、図8(g)と(g’)に示すように平面視ギザギザ形状の電鋳物11がベース基板3上に形成された半導体素子搭載用基板となる。
なお、本発明の方法により製造された半導体素子搭載用基板を用いて半導体装置を製造する場合は、半導体素子搭載部に半導体素子を搭載し、半導体素子と電極端子部とを電気的に接続し、半導体素子搭載部、半導体素子及び電極端子部を樹脂封止し、樹脂封止体を形成する。そして、第2の金属層または再加工面(バリア金属層)を含むベース基板を剥離除去する。実装用金属層は有機性被膜を介して第2の金属層又は再加工面(バリア金属層)上に形成されているため、第2の金属層または再加工面(バリア金属層)を含むベース基板は実装用金属層から容易に剥離することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることはなく、本発明範囲を逸脱しない範囲で、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
1・・・第1の金属層
2・・・第2の金属層
3・・・ベース基板
4・・・レジストマスク層
5・・・バリア金属層
6・・・有機性被膜
7・・・実装用金属層
8・・・電鋳層
9・・・接合金属層
10・・・半導体素子搭載層
11・・・電鋳物
12・・・電極端子部

Claims (6)

  1. 半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(7)の工程を順次経ることを特徴とする半導体素子搭載用基板の製造方法。
    (1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
    (2)前記ベース基板の前記第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
    (3)前記レジストマスク層から露出した前記第2の金属層上に、再加工処理としてNi電解めっきまたはNiP電解めっきを施して再加工面を形成する工程、
    (4)前記ベース基板の前記再加工面上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の前記再加工面に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
    (5)前記ベース基板の前記再加工面上に、前記有機性被膜を介して前記実装用金属層を形成する工程、
    (6)前記実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
    (7)前記ベース基板の前記第2の金属層上の前記レジストマスクを除去する工程。
  2. 半導体素子搭載用基板の製造方法において、次の(1)〜(7)の工程を順次経ることを特徴とする半導体素子搭載用基板の製造方法。
    (1)第1の金属層上に実装用金属が拡散しにくい第2の金属層が形成されたベース基板を準備する工程、
    (2)前記ベース基板の前記第2の金属層上に、パターニングされたレジストマスク層を形成する工程、
    (3)前記レジストマスク層から露出した前記第2の金属層上に、再加工処理としてソフトエッチング,ソフトエッチング後にNi電解めっきまたはソフトエッチング後にNiP電解めっきのいずれかを施して再加工面を形成する工程、
    (4)前記ベース基板の前記再加工面上に、両性界面活性剤の物性を示す成分を含む薬液により実装用金属層の前記再加工面に対する密着性を制御する有機性被膜を施す工程、
    (5)前記ベース基板の前記再加工面上に、前記有機性被膜を介して前記実装用金属層を形成する工程、
    (6)前記実装用金属層上に、電鋳により半導体素子搭載部および電極端子部を形成する工程、
    (7)前記ベース基板の前記第2の金属層上の前記レジストマスクを除去する工程。
  3. 前記両性界面活性剤の物性を示す成分はベタイン型またはアミンオキシド型またはアミノ酸型であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子搭載用基板の製造方法。
  4. 前記第1の金属層は、Cu,SPCCまたは42材のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体素子搭載用基板の製造方法。
  5. 前記第2の金属層は、NiまたはNiPであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体素子搭載用基板の製造方法。
  6. 前記実装用金属層はAu,PdまたはAu/Pdのいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体素子搭載用基板の製造方法。
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