JP6013222B2 - エレベーター - Google Patents
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Description
給電用ケーブル4の長手方向の両側端部に給電用ケーブル4の全体に亘ってチェーン21、22を設け、給電用ケーブル4の全領域の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約7.2秒となり、比較給電用ケーブル4に対して周期は67%となった。つまり、33%の周期の短周期化が図れるものである。しかしながら、このように給電用ケーブル4の全体に亘って長いチェーン21、22を設けることは、その取り付け作業の困難性や重量の増加を招き、実際的ではないという課題がある。
建屋固定部近傍の『h2』が3.4m、『h3』が4.1mの長さのチェーン22だけを設け、この部分の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約9.4秒となり、比較給電用ケーブル4に対して周期は87%となった。つまり、13%の周期の短周期化が図れるものである。
建屋固定部近傍の『h2』が10.4m、『h3』が4.1mの長さのチェーン22だけを設け、この部分の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約9.2秒となり、基準給電用ケーブル4に対して周期は86%となった。つまり、14%の周期の短周期化が図れるものである。
条件3に加えて乗りかご2の下端部に位置する給電用ケーブル4に『h1』が10mの長さのチェーン21を設けこれらの部分の剛性を5倍に設定した。この場合では、固有周期は約8.3秒となり、基準給電用ケーブル4に対して周期は77%となった。つまり、23%の周期の短周期化が図れるものである。
チェーン22a、22bは固定プレート24によって給電用ケーブル4に強固に固定されている。この固定プレート24は二枚から構成されており、給電用ケーブル4の長手方向に対して直交する方向で、給電用ケーブル4の両側端部を越えて横切るようにして給電用ケーブル4を挟み込むように固定されている。給電用ケーブル4と二枚の固定プレート24は周知のボルトによる固定方法や接着材による固定方法で相互に固定されるものである。
Claims (9)
- 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルを備えたエレベーターにおいて、
前記給電用ケーブルの長手方向の一部に可撓性のある剛性強化部材を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より短くする制振機構が設けられ、
前記制振機構の前記剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの前記昇降路の壁面付近から前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていると共に、
更に、前記制振機構は前記剛性強化部材とは別の剛性強化部材を備えており、前記別の剛性強化部材は、前記乗りかごの下端部から前記給電用ケーブルに沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていることを特徴とするエレベーター。 - 請求項1に記載のエレベーターにおいて、
前記給電用ケーブルの一端は前記昇降路の約半分の高さ位置で前記昇降路に固定され、前記給電用ケーブルの他端は前記乗りかごの下端部に固定され、前記給電用ケーブルは前記昇降路と前記乗りかごの間で自由に変形しながら前記昇降路を移動することを特徴とするエレベーター。 - 請求項1或いは請求項2に記載のエレベーターにおいて、
前記昇降路は前記建築物の高層階に設けられ、この高層階に設けられた前記昇降路内で前記乗りかごが運行されることを特徴とするエレベーター。 - 請求項3に記載のエレベーターにおいて、
前記剛性強化部材は、前記乗りかごが前記昇降路の上層に位置している状態下で、前記給電用ケーブルの前記折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていることを特徴とするエレベーター。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベーターにおいて、
前記給電用ケーブルは断面が平たい長方形の長手方向に延びた形状を備え、前記給電用ケーブルの長手方向の両側端部に前記剛性強化部材が固定されていることを特徴とするエレベーター。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエレベーターにおいて、
前記剛性強化部材及び前記別の剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの移動に基づく形状変化に追従することができるチェーンによって構成されていることを特徴とするエレベーター。 - 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルを備えたエレベーターにおいて、
前記給電用ケーブルの長手方向の一部に可撓性のある剛性強化部材を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より短くする制振機構が設けられ、
前記制振機構の前記剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの前記昇降路の壁面付近から前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていると共に、前記乗りかごの下端部から延びる前記給電用ケーブルには前記剛性強化部材が固定されていないことを特徴とするエレベーター。 - 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルとを備えたエレベーターにおいて、
前記給電用ケーブルの長手方向の一部に錘を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より長くする制振機構が設けられ、
前記錘は、前記乗りかごが前記昇降路の上層に位置している状態下で、前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部と前記乗りかごの下端部に固定されている直線部に繋がる領域に固定されていることを特徴とするエレベーター。 - 請求項8に記載のエレベーターにおいて、
前記錘は、少なくとも2個以上固定されていることを特徴とするエレベーター。
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