JP6013222B2 - エレベーター - Google Patents

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Description

本発明は昇降路の壁面と乗りかごの間に給電用ケーブルを架け渡したエレベーターに係り、特に給電用ケーブルに制振機構を設けたエレベーターに関するものである。
一般にエレベーターは、昇降路内に配置した乗りかごが主ロープ(巻き上げロープ)によって懸架されており、この主ロープを巻上機で巻き上げることで乗りかごが昇降路内を上下に昇降するように構成されている。ここで、乗りかごには行先表示装置、ドア開閉装置、位置検出器などのセンサ類、空調機等の電力源を必要とする各種電気装置が搭載されている。このため、電力供給用の電力線を備えた給電用ケーブルが乗りかごと昇降路内の壁面に架け渡されている。尚、この給電用ケーブルには制御信号を相互に送る通信線も共に備えられているが、以下ではこれらを併せて給電用ケーブルとして記述する。
そして、この給電用ケーブルにおいては、一端側は乗りかごの下端に固定的に連結され、他端側は乗りかごの全移動行程(移動量)のおよそ半分の位置で昇降路の壁面に固定的に連結されている。上述したように、この給電用ケーブルは内部に銅線よりなる電力線と通信線を有しており、その周囲を樹脂等でコーティングされた断面形状が平たい長方形の長手方向に延びた形状に形成されており、1本もしくは複数本を組み合わせて給電用ケーブルとして使用されている。
このように給電用ケーブルは、乗りかごの下端と昇降路の壁面との間で、給電用ケーブル自身の重みで垂下(ぶら下がった)した状態であり、乗りかごの上下運行に従って給電用ケーブルは自由に変形しながら昇降路内を上下に移動するものである。
ところで、このようなエレベーターが設置された建築物においては、地震等の振動によって変形を与えられると元に戻ろうとして逆方向に変形し、これが繰り返し起こるために揺れ(振動)が発生する。この揺れの周期(振動周期)は建築物の剛性、重量、長さ等によってそれぞれ固有の周期(固有振動数)を有している。
このため、建築物が揺れると、昇降路内に自由に垂下している給電用ケーブルが共振して給電用ケーブルの振れが大きく増大するという挙動を呈するようになる。このように、共振現象によって給電用ケーブルの振れが大きくなると、給電用ケーブルが昇降路内の突起物、例えばガイドレールに取り付けた、乗りかごの位置を検出する位置検出用プレートに引っ掛かったり、釣り合い錘に衝突するといった好ましくない現象が発生する。
したがって、このような現象を回避することが必要であり、従来から種々の制振機構が提案されている。例えば、特開平2−8183号公報(特許文献1)においては、垂下した給電用ケーブルの折り返し部分(最下端の折り返し曲げ部)に空気撹拌式のダンパー装置を設けることで、給電用ケーブルの振れを空気抵抗によって抑制することが提案されている。この空気撹拌式のダンパー装置は、給電用ケーブルの折り返し部分に吊り輪を介して吊り下げられた流体(空気)抵抗の大きい平板を用いたものである。
これによれば、給電用ケーブルが振れると平板が空気の抵抗によって振れを抑制するように働き、これによって給電用ケーブルの振動を減衰する効果を得ることができるとしている。尚、この平板は吊り輪によって給電用ケーブルに吊り下げられているので、乗りかごが上下方向に移動しても吊り輪が給電ケーブルの折り返し部分に集まることで、平板は常に給電用ケーブルの折り返し部分に留まるようになっている。
特開平2−8183号公報
ところで、これまで国内では中低層の建築物が主体であることから、加速度レベルが大きな数ヘルツの直下型の地震を対象に耐震対策が行なわれてきた。しかしながら、近年の大地震では震源から遠い大都市の高層建築物で長周期地震動が生じることが指摘されている。一般に、長周期地震動は周期が数秒程度(例えば1秒から10秒程度)の低周波数領域であるが故に建物の加速度の値は低いものである。しかしながら、この長周期地震動は建物の揺れ加速度が小さくとも、長い時間に亘って継続するという特徴がある。このため、特に高層建築物の固有振動数と一致して高層建造物を共振させ急激に振幅が増大することがあり、高層建築物などでは高い階に行けばいくほど揺れが強くなる傾向にある。
そして、高層建築物の揺れと共振して揺れるエレベーターの構成部材としては主ロープ、調速機ロープ、重量補償ロープ、給電用ケーブル等があるが、特に給電用ケーブルは昇降路内に自重で垂下している自由状態なので揺れる割合が特に大きいものである。つまり、主ロープ、調速機ロープ、重量補償ロープ等はその構造から比較的強い力で張力が与えられているが、給電用ケーブルは自重で垂下しているだけなので固有振動数が低く、長周期地震動によって高層建築物が揺れると、この高層建築物の固有振動数と共振して低周期で大振幅の振れを発生する傾向にある。特に、乗りかごが特定の高層階で運行される短い移動行程のエレベーターにおいては、高層階の振れが大きくなる傾向にあるので、給電用ケーブルもこれに共振して大きく振れるようになる。
このため、給電用ケーブルが昇降路内で大きく振れ回ることで昇降路内の位置検出用プレートのような突起物に絡まる等の不具合が生じ、この状態で乗りかごを運行すると給電ケーブルが損傷する、甚だしい時は給電用ケーブルが切断するといった恐れや、位置検出用プレートが破損するといった恐れがある。
このような給電用ケーブルの大きな振れを抑制するために、特許文献1にあるような空気撹拌式のダンパー装置を使用することが考えられるが、上述したように給電用ケーブルは長い周期の大振幅の振れであるので、このような振れを抑制するためには大きな減衰力を与えることが必要である。したがって、空気撹拌式のダンパー装置で大きな減衰力を得るためには平板の形状を大きくするといった手法が必要となるためバンパー装置が大型化するといった課題が発生する。
更に、最上階から最下階までの全移動行程を運行するエレベーターにおいては、乗りかごが最下階にあるときに上述したような大型化したダンパー装置を収納するために、最下階の下に形成されるピットを深く掘り下げなければならないといった課題も新たに生じるようになる。
本発明の目的は、小型で簡単な構成であっても給電用ケーブルの振れを効果的に抑制することができる制振機構を備えたエレベーターを提供することにある。
本発明の特徴は、給電用ケーブルの長手方向の一部に可撓性のある剛性強化部材を設けて給電用ケーブルの固有周期を建築物の固有周期より短くする制振機構か、或いは給電用ケーブルの長手方向の一部に錘を設けて給電用ケーブルの固有周期を建築物の固有周期より長くする制振機構を設けた、ところにある。
本発明によれば、建築物の固有周期に対して給電用ケーブル固有周期を短くするか、或いは長くして給電用ケーブルの振れを大幅に縮小できる。更に、剛性強化部材や錘からなる制振機構は給電用ケーブルに部分的に固定されるため小型化できて、据付作業も容易となることが期待できる。
本発明が適用されるエレベーターの構成を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態になる給電用ケーブルの制振機構を説明するための構成図である。 図2に示す剛性強化部材の構成を示す部分斜視図である。 本発明の第2の実施形態になる給電用ケーブルの制振機構を説明するための構成図である。 図4に示す錘部材の構成を示す部分斜視図である。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
以下に説明する本発明においては、2つの考え方によって給電用ケーブルの振れを抑制する制振機構を提案している。一つは給電用ケーブルの固有周期を高層建築物の固有周期より短くする制振機構であり、もう一つは給電用ケーブルの固有周期を高層建築物の固有周期より長くする制振機構である。
高層建築物と給電用ケーブルの共振をなくすためには、夫々の固有周期をずらすことによって実現することができる。このためには、高層建築物の固有周期に対して給電用ケーブルの固有周期を短くするか、或いは長くするかのいずれかのアプローチが必要となる。給電用ケーブルの固有周期は、エレベーターの移動行程等の仕様によって様々であり、乗りかごの停止時間が長く共振が起こりやすい乗りかごの位置と、その位置からの運行方向との関係から適切な固有周期を決定することが必要であるが、特に乗りかごの停止位置によって給電用ケーブルの振れの大きさが支配される傾向にある。
一般的には高層建築物では高層階の方で停止時間が長くなることが多い。これは、高層建築物では高層階に展望階やレストラン等の店舗階が比較的多く割り当て配置されており、これらの高層階に乗客が多く集まるからである。このため、乗客の乗降に必要な時間も長くなり、結果的に高層階で乗りかごが停止する停止時間が長くなるものである。したがって、この時に長周期地震動が発生すると、高層階では揺れが大きくなって給電用ケーブルも大きく振れるようになる。
ここで、給電用ケーブルの固有周期を変えるには、材料の密度を一律に変更することも考えられる。しかしながら、自重のみで昇降路と乗りかごの間で垂下している給電用ケーブルの場合には、その固有周期が給電用ケーブルの長さによってほぼ決定される。すなわち、材料の密度などを一律に変更しても固有周期がほとんど変わらないことがわかった。したがって、本発明では乗りかごの位置と給電用ケーブルの振動モードを考慮して、給電用ケーブルの振れの大きい部分に制振機構を設けるようにしている。
そして、上述したように給電用ケーブルの固有周期を高層建築物の固有周期より短くする制振機構としては、給電用ケーブルの剛性を強化すればよく、望ましくは乗りかごが高層階の位置にある状態下で、給電用ケーブルの昇降路壁面に近い部分から給電用ケーブルが湾曲して折り返される部位までの間の剛性を強化すれば固有周期を効果的に短くでき、更により固有周期を短くするには、給電用ケーブルの振動の節となる乗りかごの下端部分の剛性を強化すれば良いことが知見として得られた。
また、上述したように給電用ケーブルの固有周期を高層建築物の固有周期より長くする制振機構としては、給電用ケーブルの振れの大きい近傍に錘を固定すれば良く、望ましくは乗りかごが高層階の位置にある状態下で、給電用ケーブルの振れの大きい下端部分近傍に錘を固定すれば良いことが知見として得られた。特に、乗りかごが最上階或いはその近傍階にある場合には、給電用ケーブルの振れの大きい最下端部分近傍に錘を固定すれば良いものである。
以下、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明するが、その前にエレベーターの概略の構成を図1に基づいて説明する。
図1において、エレベーターは昇降路12内を乗りかご2や釣合錘3がガイドレール(図示せず)に沿って昇降するものである。乗りかご2と釣合錘3は昇降路12の上部に設けられた機械室22の巻上機5を介して主ロープ1でつるべ式に懸垂されており、巻上機5が一方向に回転駆動されるとシーブ6によって主ロープ1が巻上げられて乗りかご2が上昇し、巻上機5が逆方向に回転駆動されるとシーブ6によって釣合錘3が巻上げられて乗りかご2が下降するように運行される。
また、機械室22内には、制御盤(図示せず)、調速機7及び振動感知器8等が配置されており、調速機7には調速機ロープ15が巻き掛けられている。更に、乗りかご2の下端部とつり合錘3の下端部は主ロープ1の重量差を補償する重量補償ロープ10が補償プーリ11を介して連結されている。また、乗りかご2に搭載された電気装置(図示せず)へ給電や制御信号の授受を行うために給電用ケーブル4が昇降路12の壁面と乗りかご2の下端部との間に架け渡されている。このように、昇降路12内には、主ロープ1、調速機ロープ15、重量補償ロープ10及び給電用ケーブル4等の、いわゆる長尺物と呼ばれる構成部品が設けられている。尚、昇降路12内にはこの長尺物以外にもガイドレール(図示せず)や昇降路12内のその他の機器等を支持するブラケット13a、13bが設置されている。更に、昇降路12の突起物として、図示していないが、ガイドレールに乗りかご2の位置検出用プレート類が階床間隔毎に設置されている。
ここで、給電用ケーブル4は昇降路12の外部から昇降路12内に誘引され、この部分で昇降路12内に固定的に設置されるが、この設置位置は昇降路12の全移動行程の約半分の位置に決められている。つまり、昇降路12の半分の高さ付近に給電用ケーブル4が固定されていることになる。尚、給電用ケーブル4は上述したように、その断面が平たい長方形の長手方向に延びた形状を備えている。そして、この平たい面が乗りかご2の昇降に応じて湾曲するもので、この湾曲する部分が給電用ケーブル4の折り返し曲げ部となるものである。
以上に説明したエレベーターの構成は良く知られたものであるので、これ以上の説明は省略する。
次に本発明の第1の実施形態について図2及び図3に基づき説明する。この実施形態は給電用ケーブル4の固有周期を高層建築物の固有周期より短くする制振機構を示したものである。具体的には乗りかご2が高層階の位置にある状態下で、給電用ケーブル4の昇降路12壁面に近い部分から給電用ケーブル4が湾曲して折り返される折り返し曲げ部までの間の剛性を強化して固有周期を効果的に短くする構成を提案している。
図2においては、乗りかご2が高層建築物の高層階、例えば最上階、或いはその数階だけ下の階に停止した場合を示しているが、以下では、乗りかご2が最上階に停止したものとして説明する。
一般に、乗りかご2が昇降路12内を移動している場合には、主ロープ1の乗りかご2から巻上機5までの長さは乗りかご1と共に変化する。また、給電用ケーブル4は一端が昇降路12の壁面に固定され、他端が乗りかご2の下端部に固定されているので、乗りかご2の移動に伴って給電用ケーブル4の形状は乗りかご2の移動に応じて変化する。つまり、乗りかご2の移動によって給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cが順次移動していくようになる。
そして、乗りかご2が最上階に停止している場合には、給電用ケーブル4は一端が昇降路12の壁面に固定され、他端が乗りかご2の下端部に固定されていることから、アルファベット文字の『J』に近似した形状となる。また、乗りかご2が昇降路2の途中階にあるときはアルファベット文字の『U』に近似した形状となり、更に、乗りかご2が最下階にあるときにはアルファベット文字の『J』を左右方向に反転させた形状となる。このように、最上階と最下階の場合には、給電用ケーブル4の固定端を乗りかご2と昇降路12の壁面の間で変えただけで、給電用ケーブル4の垂下した時の形状はほぼ同一と考えて良いものである。
尚、上述した長尺物が建築物の揺れに共振する時の乗りかご2の位置は、一般的な低中層建築物の最下階から最上階までを運行するエレベーターでは、乗りかご2を懸垂する側の主ロープ1は建築物の下層階附近に乗りかご2が存在している時に共振し易く、また、主ロープ1より張力が小さい調速機ロープ15や重量補償ロープ10の場合には建築物の中層階付近に乗りかご2が存在している時に共振し易い。これはエレベーターのロープ類の断面積と張力が法律等で規定された安全率からほぼ決まるためであり、無暗にこれを変更することができないので、上述したような階層付近で共振が生じるものである。ただ、これらは固有周期が短いので、高層建築物で問題となる長周期地震動に対してそれほど大きな問題とはならない。
一方、本発明が対象とする給電用ケーブル4においては、給電用ケーブル4に加わる張力が給電用ケーブル4自身の重みであるため、その固有周期は上述したロープ類に比べて長いものである。例えば、一般に主ロープ1ではその周期は2秒程度、重量補償ロープ10では1秒程度であるのに対して、給電用ケーブル4では4秒程度の時間がかかり、固有周期が長いことがわかる。
したがって、例えば、乗りかご2が特定の高層階で運行される短い移動行程のエレベーターにおいては、高層建築物の固有周期と給電用ケーブル4の固有周期が近くなると共振状態が生じて給電用ケーブル4が大きく振れるという問題が発生する。しかも、乗りかご2が昇降路12の上部に存在している場合は特にその傾向が強まるようになる。尚、高層建築物に限らず、免震構造を採用した建築物においても長周期地震動と共振することがあり、上述したことと同様のことがいえる。ここで、給電用ケーブル4が共振しやすい位置は建物の高さやエレベーターの仕様によって異なっているので、以下に示す給電用ケーブル4に施す制振機構の仕様はこれに合わせて適切に決められるものである。
図2は給電用ケーブル4の固有周期を高層建築物の固有周期より短くする制振機構として給電用ケーブルの剛性を強化した実施例を示している。
図2において、乗りかご2は最上階(昇降路12の最上部)に位置しており、給電用ケーブル4がアルファベット文字の『J』に近似した形状をとっている場合を示している。
本実施例においては、第1に、乗りかご2の下部に固定された給電用ケーブル4の紙面垂直方向の剛性を上げるための剛性強化部材、例えば、乗りかご2の下部に固定された給電ケーブル4にチェーン21が固定配置されている。このチェーン21が固定される部位は振動モードの節の部位に相当する。
また、第2に、昇降路12の壁面の固定部23近傍の給電用ケーブル4の紙面垂直方向の剛性を上げるための剛性強化部材、例えば、固定部23近傍の給電用ケーブル4にチェーン22が固定配置されている。このチェーン22が固定される部位は振動モードの腹に相当し、振幅が大きくなる領域である。
乗りかご2の下部に固定された給電ケーブル4に固定されたチェーン21は『h1』の長さを有し、昇降路12の壁面に固定された給電用ケーブル4に固定されたチェーン22は『(h2+h3)』以上の長さを有している。そして、少なくとも昇降路12の壁面付近に固定された給電用ケーブル4に固定されたチェーン22は、乗りかご2が最上階にある状態下で、給電用ケーブル4が湾曲した折り返し曲げ部Cに沿った形状をとるようにその長さを決められている。したがって、チェーン22は給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cを境にして両側の給電用ケーブル4に『h2』の長さと、『h3』の長さに亘って存在している。この『h2』、『h3』という長さも制振性能が高くなる値に夫々適切に決められるものである。
夫々のチェーン21、22は乗りかご2の移動による給電用ケーブル4の変形に合わせて折り曲るように構成され、給電用ケーブル4の形状変化を妨げないような柔軟性を備えている。このように剛性強化部材をチェーン21、22のような構成にすれば、一定のピッチでチェーン同士がリンクで回転自由に固定されるので、給電用ケーブル4の平面に沿って自由に屈曲することができるようになる。その自由度はチェーンの取り付けピッチが短いほど屈曲の自由度が高いものであり、このピッチは給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cの湾曲状態に合わせて適宜設定されるものである。
これらのチェーン21、22の具体的な構成については図3を用いて詳細に説明するが、チェーン21、22は給電用ケーブル4の長手方向の両側端部に強固に固定され、給電用ケーブル4の長手方向に移動することはない。
このような構成によって、給電用ケーブル4が図2において紙面垂直方向に振れる振動モードの固有周期を短くすることができる。尚、給電用ケーブル4は図2において紙面垂直方向に振れる振動だけではなく、紙面と平行方向に振れる振動もあるが、この場合は給電用ケーブル4の平面部の全体が空気の抵抗となって給電用ケーブル4の振れをかなり抑制することができるようになっている。
また、本実施例では、チェーン21を乗りかご2の下端部に連結される給電用ケーブル4の部分に固定し、更に、チェーン22を昇降路12の壁面に近い給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cを跨ぐように取り付けているが、高層建築物の固有周期と共振するのを避けることができる範囲であれば、チェーン21を設置することなく、昇降路12の壁面に近い給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cを跨ぐチェーン22だけ設置しても良いものである。
次に、実施例1に示した制振機構に関する具体的な解析結果を説明する。この解析は有限要素法を用いて給電用ケーブル4を梁要素でモデル化して行った。チェーン21、22による剛性の増加分をヤング率で5倍だけ向上すると仮定すると、以下のような効果が得られることがわかった。比較する基準を、給電用ケーブル4にチェーン21、22を固定せずに剛性強化の手法を施さない比較給電用ケーブル4とした。この時の比較給電用ケーブル4の固有周期は約10.8秒であり、この状態を100%とした。これを基準にしてどの程度の固有周期の短縮が図れたかを求めた。ここで、昇降路12の高さを約100mと設定している。
≪条件1≫
給電用ケーブル4の長手方向の両側端部に給電用ケーブル4の全体に亘ってチェーン21、22を設け、給電用ケーブル4の全領域の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約7.2秒となり、比較給電用ケーブル4に対して周期は67%となった。つまり、33%の周期の短周期化が図れるものである。しかしながら、このように給電用ケーブル4の全体に亘って長いチェーン21、22を設けることは、その取り付け作業の困難性や重量の増加を招き、実際的ではないという課題がある。
≪条件2≫
建屋固定部近傍の『h2』が3.4m、『h3』が4.1mの長さのチェーン22だけを設け、この部分の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約9.4秒となり、比較給電用ケーブル4に対して周期は87%となった。つまり、13%の周期の短周期化が図れるものである。
≪条件3≫
建屋固定部近傍の『h2』が10.4m、『h3』が4.1mの長さのチェーン22だけを設け、この部分の剛性を5倍に設定した。この場合では固有周期は約9.2秒となり、基準給電用ケーブル4に対して周期は86%となった。つまり、14%の周期の短周期化が図れるものである。
≪条件4≫
条件3に加えて乗りかご2の下端部に位置する給電用ケーブル4に『h1』が10mの長さのチェーン21を設けこれらの部分の剛性を5倍に設定した。この場合では、固有周期は約8.3秒となり、基準給電用ケーブル4に対して周期は77%となった。つまり、23%の周期の短周期化が図れるものである。
このように、チェーン21を乗りかご2の下端部に連結される給電用ケーブル4の部分に固定し、更に、チェーン22を昇降路12の壁面に近い給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cを跨ぐように取り付けるだけで、給電用ケーブル4の固有周期を短くすることができ、更にチェーン21、或いはチェーン22も短くできるので取り付け作業も簡単となり、重量の増加もそれほど問題にならないものである。
ここで、チェーン21、22等の剛性強化部材の配置位置は、建築物と給電用ケーブル4が共振しない範囲、或いは応答変位の低減効果に応じて変化させればよい。一般的には、給電用ケーブル4の減衰はその被覆樹脂材料の粘性に基づく減衰や構成材料に基づく減衰が主であり、1%以下で十分小さいことを考えれば、上述したように固有周期を10%程度短くするだけでも応答変位の低減効果を有するものと考えられる。
尚、図2に示すものは乗りかご2が最上階に停止している場合を示しているが、同様に乗りかご2が中間階床に停止している場合であってもケーブル4の最下端近傍が振動モードの腹になる場合はこの部分の剛性強化を行なえばよい。
更に、乗りかご2が最下階に停止している場合には、給電用ケーブル4の昇降路12側が長い「J」の字の形状となる。このため、対称性を考えれば、乗りかご2下に剛性強化を行なえばよいことになる。しかしながら、昇降路12側の給電用ケーブル4は本来昇降路壁面に近く、この壁面に緩衝材や保護線を設置すれば、ある程度ケーブルの振れを抑制しやすい。このため、乗りかご2が上方にあるときの方がより共振現象が問題となりやすく、図2に示すような構成による剛性強化の効果は大きいものである。
次に、図2に示すチェーン22の具体的な構成について図3を用いて詳細に説明する。図3において、給電用ケーブル4は断面が平たい長方形の長手方向に延びた形状に形成されており、自由に垂下した状態で最下端付近において折り返し曲げ部Cで湾曲しながら折り返されている。この折り返し曲げ部Cの曲率半径を小さくすると、給電用ケーブル4を構成する銅線や被覆樹脂への曲げ応力が増大するため、ある程度の曲率半径を確保するように形成されている。
図示しない乗りかご2が移動すると、給電用ケーブル4は上述した曲率半径を保ったままに上下に移動する。そして、上述したように、給電用ケーブル4の固有周期を短く変化させるために、給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cの近傍に剛性強化用の右側チェーン22a、左側チェーン22bを固定、配置する。(以下、右側、左側を省略して単にチェーンと表記する)
チェーン22a、22bは固定プレート24によって給電用ケーブル4に強固に固定されている。この固定プレート24は二枚から構成されており、給電用ケーブル4の長手方向に対して直交する方向で、給電用ケーブル4の両側端部を越えて横切るようにして給電用ケーブル4を挟み込むように固定されている。給電用ケーブル4と二枚の固定プレート24は周知のボルトによる固定方法や接着材による固定方法で相互に固定されるものである。
更に、固定プレート24とチェーン22a、22bの一端側はボルトや係止ピン等によって機械的に係合されており、この部分でチェーン22a、22bは固定プレート24に対して回転可能となっている。よって、チェーン22a、22bは給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cに沿って変化可能である。もちろん、チェーン22a、22bの他端側も同じ構成となっている。チェーン22a、22bはピッチが短いほど、屈曲しやすくなり曲げの自由度が高い。一方、ピッチが長い方が紙面垂直方向(ケーブルの長辺方向)の剛性を高めることができる。よって、共振を避けたい範囲と給電用ケーブル4の仕様等に応じて適切なピッチを選定すればよいものである。尚、乗りかご2の下端部に固定したチェーン21も同様の構成となっている。ここで、チェーン21、22は両端側で固定されているが、これに限らず、一箇所或いは三箇所以上の固定部によってチェーン21、22を固定することも可能である。
また、剛性強化部材として本実施例では鋼製(鉄やステンレス)のチェーンを使用しているが、これに限定されず、合成樹脂製のチェーン、カーボンファイバー等の可撓性に優れた軽量材を用いたチェーンであっても同様の効果が得られるものである。更に、剛性強化部材は軽量であるほど良く、これによって取り付け作業等も楽になるものである。
このように、本実施例によれば、小型で簡単な構成で給電用ケーブルの振れを効果的に抑制することができる制振機構を提供することができるものである。
次に本発明の第2の実施形態について図4及び図5に基づき説明する。この実施形態は給電用ケーブル4の固有周期を高層建築物の固有周期より長くする制振機構を示したものである。具体的には乗りかご2が高層階の位置にある状態下で、給電用ケーブル4が湾曲して折り返される折り返し曲げ部付近に錘を固定して固有周期を効果的に長くする構成を提案している。
図4においては、乗りかご2が高層建築物の高層階、例えば最上階、或いはその数階だけ下の階に停止した場合を示しているが、以下では、実施例1と同様に乗りかご2が最上階に停止したものとして説明する。
給電用ケーブル4の固有周期を長くするための錘25は給電用ケーブル4のどこの位置でも良いというものではなく、給電用ケーブル4が大きく振れる位置が好ましい。このため、上述したように高層建築物の高層階に乗りかご2が停止している状態を想定してその位置を決めるのが重要である。
このような観点から、図4にあるように本実施例においては、乗りかご2が最上階に停止した状態下で、給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cの両端領域、つまり、給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cと給電用ケーブル4の直線部Sが繋がる領域JL、JRが形成される。
そして、給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cから見て乗りかご2に連結される領域JR側に錘25が固定、配置されている。この乗りかご2に連結される給電用ケーブル4の領域JR側は乗りかご2が最上階に停止した状態下で振れ量が大きい部位に相当する。このため、この領域JRに錘25を配置すると効果的に給電用ケーブル4の固有周期を長くして振れを少なくすることができるようになる。
このように構成した制振機構を実施例1と同様に有限要素法を用いた解析を行なった。錘25は重いほど固有周期は長くなる方向に変化し、約50kgの錘25を取り付けた場合には固有周期を8.5%程度だけ長くすることが可能である。また、約100kgの錘25を取り付ければ、11.9%程度だけ固有周期を長くすることが可能である。
尚、給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cと給電用ケーブル4の直線部Sが繋がる領域JL、JRの両方に錘25を固定することも可能である。このように、振動モードの振れが大きい腹の位置に錘25を設置することで振れ量を効果的に低減することができるものである。
次に、図4に示す錘25の具体的な構成について図5を用いて詳細に説明する。図5において、実施例1と同様に給電用ケーブル4は断面が平たい長方形の長手方向に延びた形状に形成されており、自由に垂下した状態で最下端付近において折り返し曲げ部Cで湾曲しながら折り返されている。
そして、図4に示す錘25は一個でも良いが、本実施例では二個の錘25aと錘25bからなっている。錘25aは2枚の固定プレート26aと、これの両端に固定された錘27a、28aによって構成されている。固定プレート26aは給電用ケーブル4の長手方向に対して直交する方向で、給電用ケーブル4の両側端部を越えて横切るようにして給電用ケーブル4を挟み込むように固定されている。給電用ケーブル4と二枚の固定プレート26aは周知のボルトによる固定方法や接着材による固定方法で相互に固定されるものである。同様に錘25bも同じ構成によって給電用ケーブル4に固定されている。ここで、固定プレート26a、26bの両端には錘本体27a、28a、27b、28bが設けられており、質量が大きい錘本体27a、28a、27b、28bを左右に振り分けて効率良く設置できるようにしている。
ここで、本実施例では錘25a、25bは給電用ケーブル4の折り返し曲げ部Cと給電用ケーブル4の直線部Sが繋がる領域JRに2個の錘を分割して固定したが、3個以上に分割して設置するようにしても良い。複数に分割することで、個別の固定プレート26a、26bや錘本体27a、28a、27b、28b等を小型で軽量にすることができる。これによって、給電用ケーブル4に取り付ける作業が楽になるものである。
尚、二個の錘25aと錘25bと給電用ケーブル4の固定方法として、給電用ケーブル4の銅線と干渉しない位置に貫通孔を開け、更に固定プレート26a(二枚)、26b(2枚)にも貫通孔空け、これらの貫通孔にボルトを通して締め付け固定する方法を用いることもできる。
また、錘25aと錘25bは昇降路12の壁面などに衝突した場合の損傷を軽減するために、錘25aと錘25bの周囲全体を緩衝材などで覆うと良いものである。
このように、本実施例によれば、小型で簡単な構成で給電用ケーブルの振れを効果的に抑制することができる制振機構を提供することができるものである。
1…主ロープ、2…乗りかご、3…つり合錘、4…給電ケーブル、5…巻上機、6…シーブ、7…ガバナ、8…振動感知器、10…コンペンロープ、11…コンペンプーリ、12…昇降路、13…レールブラケット、21、22…剛性強化部材、23…ケーブル固定部(建屋側)、24…固定プレート、25…錘、26…固定プレート、27、28…錘。

Claims (9)

  1. 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルを備えたエレベーターにおいて、
    前記給電用ケーブルの長手方向の一部に可撓性のある剛性強化部材を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より短くする制振機構が設けられ、
    前記制振機構の前記剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの前記昇降路の壁面付近から前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていると共に、
    更に、前記制振機構は前記剛性強化部材とは別の剛性強化部材を備えており、前記別の剛性強化部材は、前記乗りかごの下端部から前記給電用ケーブルに沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていることを特徴とするエレベーター。
  2. 請求項1に記載のエレベーターにおいて、
    前記給電用ケーブルの一端は前記昇降路の約半分の高さ位置で前記昇降路に固定され、前記給電用ケーブルの他端は前記乗りかごの下端部に固定され、前記給電用ケーブルは前記昇降路と前記乗りかごの間で自由に変形しながら前記昇降を移動することを特徴とするエレベーター。
  3. 請求項1或いは請求項2に記載のエレベーターにおいて、
    前記昇降路は前記建築物の高層階に設けられ、この高層階に設けられた前記昇降路内で前記乗りかごが運行されることを特徴とするエレベーター。
  4. 請求項3に記載のエレベーターにおいて、
    前記剛性強化部材は、前記乗りかごが前記昇降路の上層に位置している状態下で、前記給電用ケーブルの前記折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていることを特徴とするエレベーター。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベーターにおいて、
    前記給電用ケーブルは断面が平たい長方形の長手方向に延びた形状を備え、前記給電用ケーブルの長手方向の両側端部に前記剛性強化部材が固定されていることを特徴とするエレベーター。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエレベーターにおいて、
    前記剛性強化部材及び前記別の剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの移動に基づく形状変化に追従することができるチェーンによって構成されていることを特徴とするエレベーター。
  7. 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルを備えたエレベーターにおいて、
    前記給電用ケーブルの長手方向の一部に可撓性のある剛性強化部材を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より短くする制振機構が設けられ、
    前記制振機構の前記剛性強化部材は、前記給電用ケーブルの前記昇降路の壁面付近から前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部に沿って所定の長さに亘って前記給電用ケーブルに固定されていると共に、前記乗りかごの下端部から延びる前記給電用ケーブルには前記剛性強化部材が固定されていないことを特徴とするエレベーター。
  8. 建築物の内部に設けられた昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに搭載された電気装置に電力を供給するため、前記昇降路の壁面から前記乗りかごの間に架け渡され自重によって自由に垂下させた給電用ケーブルとを備えたエレベーターにおいて、
    前記給電用ケーブルの長手方向の一部に錘を設けて前記給電用ケーブルの固有周期を前記建築物の固有周期より長くする制振機構が設けられ、
    前記錘は、前記乗りかごが前記昇降路の上層に位置している状態下で、前記給電用ケーブルの折り返し曲げ部と前記乗りかごの下端部に固定されている直線部に繋がる領域に固定されていることを特徴とするエレベーター。
  9. 請求項8に記載のエレベーターにおいて、
    前記錘は、少なくとも2個以上固定されていることを特徴とするエレベーター。
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