JP5942350B2 - スイッチング電源装置およびその制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はスイッチング電源装置およびその制御装置に関し、特に起動時または負荷急変時におけるハードスイッチングまたは貫通電流の発生を抑制したスイッチング電源装置およびその制御装置に関する。
高効率・低ノイズを実現するスイッチング電源装置として、インダクタンスおよびコンデンサによる直列共振動作を利用してソフトスイッチングを行わせる電流共振タイプのものが知られている。
図12は一般的な電流共振タイプのスイッチング電源装置の構成例を示す図である。
このスイッチング電源装置は、直列に接続してスイッチング回路を形成するハイサイドのスイッチQaおよびローサイドのスイッチQbを備え、このスイッチング回路は、直流電源Edに並列に接続されている。スイッチQa,Qbは、それぞれ逆並列接続のボディダイオードDa,Dbを内蔵している。ローサイドのスイッチQbは、トランスTの一次側の巻線P1と共振コンデンサCrとの直列回路が並列に接続されている。ここで、トランスTのリーケージインダクタンスおよび共振コンデンサCrが、直列共振回路を形成する。
トランスTの二次側の巻線S1,S2は、ダイオードD1,D2および平滑コンデンサCoを有する全波整流平滑回路が接続され、この全波整流平滑回路の出力には、負荷Roが接続される。全波整流平滑回路の出力は、スイッチQa,Qbのオン・オフ制御を行う回路、すなわち、誤差増幅回路1、電圧制御発振回路(VCO)2、制御回路3および駆動回路4に接続されている。
このスイッチング電源装置では、スイッチQa,Qbがともにオフとなるデッドタイムを設け、約50%のデューティ比で交互にオン・オフを繰り返す。これにより、トランスTの一次側の巻線P1と二次側の巻線S1,S2との間のリーケージインダクタンスおよび共振コンデンサCrが電流共振動作を行い、トランスTの一次側から二次側へ電力を送ることになる。トランスTの二次側の出力は、ダイオードD1,D2で整流され、平滑コンデンサCoで平滑にされて直流の出力電圧となる。この出力電圧は、誤差増幅回路1によって検出され、この出力電圧を基にして電圧制御発振回路2がその発振周波数を制御し、制御回路3および駆動回路4が二つのスイッチQa,Qbを交互にオン・オフ制御することで、出力電圧を安定化している。
この電流共振タイプのメリットの1つは、スイッチQa,QbのボディダイオードDa,Dbを利用してソフトスイッチングを実現していることである。すなわち、ハイサイドのスイッチQaがオフ、ローサイドのスイッチQbがオンして電流I_Qbが図に示す向きに流れているときに、ローサイドのスイッチQbがオフすると、その電流I_Qbは、ハイサイドのスイッチQaのボディダイオードDaを流れるようになる。ボディダイオードDaに電流が流れているとき、スイッチQaとQbの間の電圧Vsは、直流電源Edの電圧Viとほぼ等しくなっているので、この間にスイッチQaをオンしても、スイッチQaの両端電圧が急変することはなく、ゼロ電圧スイッチング(ZVS:Zero Voltage Switching)を実現している。同様に、ハイサイドのスイッチQaに流れていた電流I_QaがローサイドのスイッチQbのボディダイオードDbに転流したとき、スイッチQaとQbの間の電圧Vsは、グランド電圧とほぼ等しくなる。したがって、ボディダイオードDbに電流が流れている間にスイッチQbをオンしても、スイッチQbの両端電圧が急変することはないので、ゼロ電圧スイッチングとなる。
しかし、スイッチQaとQbの間の電圧Vsが直流電源Edの電圧Viとグランド電圧との間の電圧であるときにスイッチQaまたはスイッチQbがターンオンしてしまうと、ハードスイッチングとなる。この場合、スイッチQa,Qbを流れる電流およびスイッチQa,Qbの両端電圧が急変するため、それに起因するノイズが出たり、スイッチQa,Qbの電力損失が増えたりすることになる。さらに、スイッチQaのボディダイオードDaに電流が流れているときに、ローサイドのスイッチQbがターンオンしてしまうと、ボディダイオードDaの逆回復時間の間、直流電源EdからボディダイオードDaを介してスイッチQbの方向に貫通電流が流れる。この貫通電流は、瞬間的に大電流となることがあるので、スイッチQa,Qbを破壊してしまう虞がある。
以上のハードスイッチングおよび貫通電流に対する対策として、幾つか提案されている。たとえば、共振回路を流れる電流を検出することでボディダイオードに電流が流れている状態を検出し、この状態を検出している間は、二つのスイッチをターンオンまたはオフさせるような駆動信号を生成しないようにしたものがある(たとえば、特許文献1参照)。また、起動直後にローサイドのスイッチをターンオンする信号のオン幅を長くし、ローサイドのスイッチを流れる電流がマイナスの期間は、ハイサイドのスイッチをターンオンしないことで、貫通電流の発生を防止するものがある(たとえば、特許文献2参照)。または、起動直後にはハイサイドのスイッチのみをオン・オフさせて通常の共振動作ができる程度に共振コンデンサを充電してから二つのスイッチによるスイッチングを行うようにしたものがある(たとえば、特許文献3参照)。さらに、二つのスイッチの間の点の電圧を直接検出して、ハードスイッチングおよび貫通電流の両方に対して対策したものがある(たとえば、特許文献4参照)。または、二つのスイッチの間の点の電圧を直接検出して、貫通電流に対して対策したものがある(たとえば、特許文献5参照)。
特開2005−51918号公報 特開2010−4596号公報 特開2009−27803号公報 特表2007−527190号公報 特開2007−6614号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、共振回路の中に電流検出用の抵抗を入れる必要があるため、その抵抗による電力損失が問題となる。また、特許文献2に記載の構成では、起動直後のターンオン信号のオン幅を調整する構成なので、動作開始時しか対応できず、対応範囲が限定される。特許文献3に記載の構成でも、共振コンデンサを充電した後、共振動作をさせるものであるので、対応範囲は、動作開始直後に限定される。特許文献4および特許文献5に記載の構成では、スイッチ間の高い電圧を検出する必要があるので、高耐圧素子を含む制御系の回路を構成するとなると、回路規模が大きくなってしまう、制御回路を半導体集積回路(IC)で構成する場合は端子の構成に悪影響を与える、などの問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、動作開始直後に限定されることがなく、回路規模が大きくならずにハードスイッチングおよび/または貫通電流の発生を抑制することができるスイッチング電源装置およびその制御装置を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、直流電源の両端に接続されそれぞれ逆並列接続のボディダイオードを有した直列接続の第1のスイッチおよび第2のスイッチと、これら第1のスイッチまたは第2のスイッチの両端に接続され、共振コンデンサとトランスの一次側の巻線を含む共振インダクタンスとを直列に接続した直列共振回路とを備えたスイッチング電源装置およびその制御装置が提供される。
トランスは、その一次側の巻線の両端の電圧の変化を検出する補助巻線を備え、この一次側の巻線の両端の電圧変化を検出する部分に高耐圧素子を必要としない構成にしている。補助巻線が検出した電圧は、微分検出回路に入力され、ここで、補助巻線が検出した検出電圧を微分して、その検出電圧の反転開始タイミングまたは反転終了タイミングを検出する。これにより、ボディダイオードの転流を確認し、その後、検出されたタイミングを表す信号がデッドタイム調整回路に入力される。デッドタイム調整回路は、第1のスイッチまたは第2のスイッチをターンオフするタイミングの第1のトリガ信号を受けた後に検出されたタイミングの信号に対して、所定時間遅延してデッドタイムを調整する。遅延された信号は、第1のスイッチまたは第2のスイッチをターンオンするタイミングの第2のトリガ信号となる。
スイッチング電源装置が微分検出回路およびデッドタイム調整回路を有する制御装置を備えたことで、補助巻線が検出した検出電圧の反転開始タイミングまたは反転終了タイミングの検出によってボディダイオードの転流を確認できる。また、反転のタイミングの検出から所定時間待つことによって、デッドタイムが調整される。
上記構成のスイッチング電源装置およびその制御装置は、ボディダイオードに電流が流れていないことを検出してから所定時間待つようデッドタイムを調整した。これにより、ハードスイッチングおよび/または貫通電流の発生が確実に抑制できるという利点がある。
本実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 誤差増幅回路の構成例を示す回路図である。 誤差増幅回路の出力特性を示す図である。 電圧制御発振回路の周波数特性を示す図である。 制御回路の構成例を示す回路図である。 微分検出回路の構成例を示す回路図である。 デッドタイム調整回路の構成例を示す回路図である。 最大発振周波数近傍のときのノーマルモードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。 最大発振周波数近傍のときの貫通電流モードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。 変形例での最大発振周波数近傍のときのノーマルモードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。 変形例での最大発振周波数近傍のときの貫通電流モードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。 一般的な電流共振タイプのスイッチング電源装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。
このスイッチング電源装置は、ここでは、NチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)とした二つのスイッチQa,Qbを備え、スイッチQa,Qbは、それぞれ逆並列接続のボディダイオードDa,Dbを内蔵している。ハイサイドのスイッチQaのドレイン端子は、直流電源Edの正極端子に接続され、スイッチQaのソース端子は、ローサイドのスイッチQbのドレイン端子に接続され、スイッチQbのソース端子は、直流電源Edの負極端子に接続されている。ハイサイドのスイッチQaおよびローサイドのスイッチQbは、このように直列に接続してスイッチング回路を形成している。直流電源Edは、たとえば商用交流電源を整流して平滑することによって生成することができる。
ハイサイドのスイッチQaとローサイドのスイッチQbとの接続点は、トランスT1の一次側における巻線P1の一方の端子に接続され、巻線P1の他方の端子は、共振コンデンサCrの一方の端子に接続されている。共振コンデンサCrの他方の端子は、スイッチQbのソース端子および直流電源Edの負極端子に接続されている。ここで、トランスT1における一次側のリーケージインダクタンスおよび共振コンデンサCrは、直列共振回路を形成する。トランスT1は、また、その一次側に補助巻線P2を有している。
トランスT1は、その二次側に直列接続された二つの巻線S1,S2を有している。巻線S1の一方の端子は、ダイオードD1のカソード端子に接続され、巻線S2の一方の端子は、ダイオードD2のカソード端子に接続され、ダイオードD1,D2のアノード端子は、ともに接続され、接地されている。巻線S1とS2との接続点である二次側巻線のセンタータップは、平滑コンデンサCoの正極端子に接続され、平滑コンデンサCoの負極端子は、接地されている。ダイオードD1,D2および平滑コンデンサCoは、全波整流平滑回路を形成し、出力電圧Voを出力するスイッチング電源装置の出力回路を形成し、これには、負荷Roが接続される。
スイッチング電源装置は、さらに、出力電圧Voを基にスイッチQa,Qbのオン・オフ制御を行う回路、すなわち、誤差増幅回路1、電圧制御発振回路2、制御回路3および駆動回路4を備えている。スイッチング電源装置は、また、補助巻線P2の信号Vp2を基にスイッチQa,Qbのデッドタイムを調整するための微分検出回路5およびデッドタイム調整回路6を備えている。
この構成のスイッチング電源装置によれば、スイッチQaとQbとの接続点の電圧Vs(以下、スイッチQa,Qb間の電圧Vsともいう。)の変化をトランスT1に設けた補助巻線P2を使用してモニタする。なお、厳密にいえば、トランスT1の一次側巻線P1の両端電圧である(Vs−(P1とCrとの接続点の電位))をモニタするのであるが、共振電流が2つのボディダイオードDa,Db間で転流するときは、Vsの変化が急激であるのに対し、P1とCrとの接続点の電位の変化は無視できるので、まさに電圧Vsの変化をモニタすることができる。
すなわち、共振電流の向きが、ボディダイオードDaオン、ボディダイオードDbオフとなる向きのときは、ボディダイオードDaがオンしているため電圧Vsは直流電源Edの電圧Viにほぼ等しい。ここで共振電流の向きが逆転すると、ボディダイオードDaがオフし、共振電流がスイッチQaとQbとの間に接続されている浮遊容量を放電して電圧Vsが急速に低下し、電圧Vsが接地電位よりダイオードの順方向電圧だけ低い電圧になるとボディダイオードDbがオンし、その後は電圧Vsがほぼ接地電位となる状態が継続する。この後、共振電流の向きが再度逆転すると、ボディダイオードDbがオフし、共振電流が浮遊容量を充電して、電圧VsがボディダイオードDaをオンさせる電圧まで急速に上昇する。
微分検出回路5は、補助巻線P2の出力である信号Vp2の反転開始タイミングまたは反転終了タイミングを検出する。デッドタイム調整回路6は、信号Vp2の反転開始タイミングまたは反転終了タイミングから一定の遅延をした後、スイッチQaまたはスイッチQbをターンオンさせる信号On_trgを生成する。これにより、スイッチQaおよびスイッチQbの一方がターンオフしてから他方がターンオンするまで、必要なデッドタイムが確保されるため、ハードスイッチングおよび/または貫通電流の発生を抑制することができる。以下、このスイッチング電源装置の構成について詳細に説明する。
図2は誤差増幅回路の構成例を示す回路図、図3は誤差増幅回路の出力特性を示す図、図4は電圧制御発振回路の周波数特性を示す図である。
誤差増幅回路1は、図2に示したように、差動入力を有し、差動入力電圧を電流に変換するオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ(OTA:Operational Transconductance Amplifier)11を備えている。このOTA11の反転入力には、出力電圧Voまたはその分圧が入力され、非反転入力には、基準電圧源12が出力する基準電圧Vrefが入力されている。OTA11の出力は、コンデンサCerrの一方の端子が接続され、コンデンサCerrの他方の端子は、接地されている。OTA11の出力は、また、NチャネルMOSトランジスタNMrstのドレイン端子が接続されている。このトランジスタNMrstのソース端子は、接地され、ゲート端子は、図示しない初期リセット信号生成回路の出力に接続されている。
誤差増幅回路1では、OTA11が出力電圧Voまたはその分圧であるK・Vo(Kは、1以下の定数)を基準電圧Vrefと比較し、その電圧差(Vref−K・Vo)に応じた電流を出力し、コンデンサCerrを充電する。なお、電圧差(Vref−K・Vo)が負となる場合は、電流は負となり、コンデンサCerrを放電させる形となる。スイッチング電源装置の起動初期には、トランジスタNMrstのゲート端子に初期リセット信号が供給され、トランジスタNMrstをオンにする。これにより、コンデンサCerrの両端電圧、すなわち誤差増幅回路1の出力電圧Verrの初期値は、0となっている。
この出力電圧Verrは、図3に示したように、その初期値の0から上昇していって、OTA11の入力電圧K・Voが基準電圧Vrefと等しくなるところで飽和し、一定の値に落ち着く。
また、電圧制御発振回路2は、誤差増幅回路1の出力電圧Verrを入力とし、出力電圧Verrの変化に対して発振周波数が図4に示すように最大値fmaxと最小値fminとの間で変化する周波数特性を有している。この電圧制御発振回路2は、出力電圧Verrが小さいとき、直列共振回路の共振周波数foより遙かに高い周波数で発振し、出力電圧Verrが大きくなるに連れて発振周波数が低くなる。電圧制御発振回路2は、また、デッドタイム調整回路6から発振するときの基準のタイミングである信号On_trgが入力され、発振された信号は、信号Off_trgとして出力される。
ここで、電圧制御発振回路2の立ち上がりの動作を説明すると、起動直後は電圧差(Vref−K・Vo)の値が大きく、OTA11からコンデンサCerrに大きな電流が流れようとする。しかし、OTA11の出力電圧Verrの初期値は0なので、電圧制御発振回路2の発振周波数は、最大値fmaxとなる。その後、コンデンサCerrへの充電が進んで出力電圧Verrが上昇すると、発振周波数が減少していく。
そして、Vref=K・Voとなった時点で、OTA11の出力電圧Verrは、安定して一定となり、電圧制御発振回路2の発振周波数も、安定して一定となる。すなわち、この後、スイッチング電源装置の出力電圧Voが低下してVref>K・Voとなると、OTA11の出力電圧Verrが増加し、電圧制御発振回路2の発振周波数が低下する。これにより、トランスT1の一次側から二次側に移送されるエネルギが増大し、スイッチング電源装置の出力電圧Voが上昇する。逆に、スイッチング電源装置の出力電圧Voが増加してVref<K・Voとなると、OTA11の出力電圧Verrが減少し、電圧制御発振回路2の発振周波数が増加する。これにより、トランスT1の一次側から二次側に移送されるエネルギが低下し、スイッチング電源装置の出力電圧Voが低下する。このようにして、スイッチング電源装置の出力電圧Voが変動すると、電圧制御発振回路2の発振周波数は、Vref=K・Voとなるようフィードバック制御されることになる。
なお、スイッチング電源装置の起動時は、OTA11の出力電圧Verrが小さく、電圧制御発振回路2の発振周波数が高いため、トランスT1の一次側から二次側に移送されるエネルギが小さく、スイッチング電源装置の出力電圧Voが徐々に上がる形となる。すなわち、これでソフトスタート動作が機能していることになり、そのためこのスイッチング電源装置は、ソフトスタート専用の回路を不要にしている。
図5は制御回路の構成例を示す回路図、図6は微分検出回路の構成例を示す回路図、図7はデッドタイム調整回路の構成例を示す回路図である。
制御回路3は、図5に示したように、二つの入力端子31,32と、T型フリップフロップ33と、二つのANDゲート34,35と、二つのリセット優先のRS型フリップフロップ36,37と、二つの出力端子38,39とを備えている。T型フリップフロップ33は、その入力端子に信号Off_trgを入力する入力端子32が接続され、出力端子は、ANDゲート34の一方の入力に接続され、反転出力端子は、ANDゲート35の一方の入力に接続されている。ANDゲート34,35の他方の入力は、それぞれ信号On_trgを入力する入力端子31に接続されている。ANDゲート34の出力は、RS型フリップフロップ36のセット入力に接続され、ANDゲート35の出力は、RS型フリップフロップ37のセット入力に接続されている。RS型フリップフロップ36,37のリセット入力は、それぞれ入力端子32に接続されている。RS型フリップフロップ36の出力は、出力端子38に接続されて信号Hoを出力し、RS型フリップフロップ37の出力は、出力端子39に接続されて信号Loを出力する。
この制御回路3では、電圧制御発振回路2から信号Off_trgを入力し、デッドタイム調整回路6から信号On_trgを入力して、信号Ho,Loを生成し、駆動回路4に入力する。駆動回路4は、その出力がスイッチQa,Qbの各ゲート端子に接続されており、入力された信号HoからスイッチQaの駆動信号を生成し、信号LoからスイッチQbの駆動信号を生成して、スイッチQa,Qbをスイッチング駆動する。
微分検出回路5は、図6に示したように、電源端子51と、トランスT1の補助巻線P2に接続される入力端子52と、抵抗R1〜R4およびコンデンサC1を有する微分回路とを備えている。ここで、コンデンサC1および抵抗R3,R4が入力端子52に入力された信号Vp2を微分する機能を有し、他の抵抗R1,R2は、負電圧ともなる信号Vp2を常に正の電圧となる信号にレベルシフトする機能を有する。入力端子52は、抵抗値の等しい抵抗R1,R2の直列回路を介して電源端子51に接続され、抵抗R1,R2の共通の接続点はコンデンサC1の一方の端子に接続されている。これにより、接地電位を中心に変動する信号Vp2は、VDD/2の電位を中心に変動する信号にレベルシフトされてコンデンサC1の一方の端子に印加される。これは、コンデンサC1を含む制御回路を負電源を有さない半導体集積回路で構成する場合、半導体集積回路内では負電圧の信号を扱えないためである。電源端子51は、また、抵抗値の等しい抵抗R4および抵抗R3の直列回路を介してグランドに接続され、抵抗R3,R4の共通の接続点は、コンデンサC1の他方の端子に接続されている。抵抗R3,R4の共通の接続点は、この微分回路の出力を形成し、検出した信号Vp2を微分した信号Vp2_dvdtを出力する。また、抵抗値の等しい抵抗R3,R4により、この信号Vp2_dvdtはVDD/2の電位を中心に変動する信号となる。
微分検出回路5は、また、二つの比較器Comp1,Comp2と、入力端子53,54と、ワンショット回路55,56と、出力端子57,58とを備えている。比較器Comp1は、その反転入力に閾値Ref_lが入力される入力端子53が接続され、非反転入力には、微分回路の出力、すなわちコンデンサC1と抵抗R3,R4との接続点が接続されている。比較器Comp1の出力は、ワンショット回路55を介して出力端子57に接続され、ワンショット回路55は、微分回路の出力信号が閾値Ref_lより大きいことを示す比較器Comp1の出力信号の前縁(立ち上がり)を検出して所定のパルス幅(たとえば約50ns(ナノ秒))の信号P2_lを出力する。比較器Comp2は、その反転入力に微分回路の出力、すなわちコンデンサC1と抵抗R3,R4との接続点が接続され、非反転入力には、閾値Ref_hが入力される入力端子54が接続されている。比較器Comp2の出力は、ワンショット回路56を介して出力端子58に接続され、ワンショット回路56は、微分回路の出力信号が閾値Ref_hより小さいことを示す比較器Comp2の出力信号の前縁(立ち上がり)を検出して所定のパルス幅(たとえば約50ns)の信号P2_hを出力する。閾値Ref_lは、電圧VDDとその半分の値との中間に設定され、閾値Ref_hは、電圧VDDの半分の値とグランド電位との中間に設定されている。
微分検出回路5は、トランスT1の補助巻線P2によって生成された信号Vp2を入力している。トランスT1の一次側の巻線P1および補助巻線P2は、巻線比を、たとえば100前後にしているため、信号Vp2を入力する微分検出回路5は、高耐圧素子を必要としない低電圧回路で構成できる。
デッドタイム調整回路6は、制御回路3が生成した信号Ho,Loをそれぞれ入力する入力端子61,62と、微分検出回路5によって検出された信号P2_l,P2_hを入力する入力端子63,64とを備えている。デッドタイム調整回路6は、信号Ho,Loを保持し、その信号と信号P2_l,P2_hとを合成して遅延した共有の信号P2_hlを出力する回路を備えている。この回路は、リセット優先のRS型フリップフロップ65,66と、ANDゲート67,68と、ORゲート69と、遅延回路70とを備えている。入力端子61は、RS型フリップフロップ65のセット入力およびRS型フリップフロップ66のリセット入力に接続され、入力端子62は、RS型フリップフロップ65のリセット入力およびRS型フリップフロップ66のセット入力に接続されている。RS型フリップフロップ66の出力は、ANDゲート67の一方の入力に接続され、ANDゲート67の他方の入力には、入力端子63が接続されている。RS型フリップフロップ65の出力は、ANDゲート68の一方の入力に接続され、ANDゲート68の他方の入力には、入力端子64が接続されている。ANDゲート67,68の出力は、ORゲート69の入力に接続され、ORゲート69の出力は、遅延時間Delay1を有する遅延回路70の入力に接続されている。遅延時間Delay1は、たとえば約200nsに設定してある。
デッドタイム調整回路6は、また、電圧制御発振回路2から信号Off_trgを入力する入力端子71と、電圧制御発振回路2および制御回路3に信号On_trgを出力する出力端子72と、デッドタイムを調整する回路とを備えている。この回路は、タイマ73と、ORゲート74と、信号保持回路とするリセット優先のRS型フリップフロップ75,76と、ワンショット回路77,78と、遅延回路79とを備えている。入力端子71は、タイマ73のセット入力に接続され、タイマ73のリセット入力は、出力端子72に接続され、タイマ73の出力は、ORゲート74の一方の入力に接続されている。このタイマ73は、セット入力が入力されると約20μs(マイクロ秒)のカウントを行い、カウント中にリセット入力がなければ、タイムアウト後にハイレベルの出力信号を出力するもので、約20μsの長さの最大デッドタイムを設定している。ORゲート74の他方の入力は、遅延回路70の出力が接続され、ORゲート74の出力は、RS型フリップフロップ75のセット入力に接続されている。RS型フリップフロップ75のリセット入力は、出力端子72に接続され、RS型フリップフロップ75の出力は、RS型フリップフロップ76のセット入力に接続されている。入力端子71は、また、最小デッドタイム設定回路であるワンショット回路77の入力に接続され、ワンショット回路77の出力は、RS型フリップフロップ76のリセット入力に接続されている。このワンショット回路77では、信号Off_trgを入力してから信号On_trgを出すまでに少なくとも待たなければならない最小デッドタイム信号Tdead(たとえば約300ns)を設定している。RS型フリップフロップ76の出力は、信号変換回路であるワンショット回路78の入力に接続され、ワンショット回路78の出力は、遅延時間Delay2を有する遅延回路79の入力に接続されている。遅延時間Delay2は、たとえば約50nsに設定してある。
次に、以上のようにして構成されたスイッチング電源装置において、電圧制御発振回路2の発振周波数が最大値fmax近傍のとき、すなわち、軽負荷時、電源起動時、または目標電圧を変化させた直後などで発振周波数が非常に高くなっているときの動作について説明する。この場合、共振回路の共振周波数よりスイッチング周波数の方がはるかに高いため、1スイッチング周期内でのコンデンサCrの両端電圧の変化は無視することができ、電圧Vsの変化は補助巻線P2の信号Vp2により直接検出することができる。また、ここでは、安定な共振状態にある(共振コンデンサCrの両端電圧の1周期の平均が直流電源Edの電圧Viの半分になる)場合をノーマルモード、安定な共振状態から外れていてハードスイッチングまたは貫通電流の生じる可能性のある場合を電流貫通モードと呼ぶ。
図8は最大発振周波数近傍のときのノーマルモードで見られる要部波形を示すタイミングチャートであり、図9は最大発振周波数近傍のときの貫通電流モードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。図8および図9では、上から、信号On_trg,Off_trg、信号Ho,Lo、信号Vp2、信号Vp2_dvdt、信号P2_l,P2_h、信号P2_hl、および最小デッドタイム信号Tdeadを示している。
ノーマルモードでは、図8に示したように、スイッチQa,Qbをオン・オフ駆動する信号Ho,Loは、信号On_trg,Off_trgに基づいて生成され、スイッチQa,Qbのスイッチングによって信号Vp2が生成されている。信号Vp2は、スイッチQa,Qb間の電圧Vsにほぼ比例した値を有し、デッドタイム中の共振動作により電流の向きが変化し、共振電流がボディダイオードDa,Db間で転流するときに大きく変化している。図8において、微分検出回路5は、その信号Vp2の変化のうち、まず立ち上がりの時の変化を検出し、次に立ち下りの時の変化を検出している。すなわち、微分検出回路5では、まず、その微分回路が信号Vp2を微分して信号Vp2_dvdtを生成する。次に、比較器Comp1は、信号Vp2_dvdtを閾値Ref_lと比較し、信号Vp2_dvdtが閾値Ref_lより高くなると、高レベルの信号を出力する。ワンショット回路55は、このときの信号Vp2_dvdtの前縁(立ち上がり)のタイミングを比較器Comp2の出力の前縁(立ち上がり)により検出し、所定のパルス幅の信号P2_lを出力する。その後、比較器Comp2は、信号Vp2_dvdtを閾値Ref_hと比較して信号Vp2_dvdtが閾値Ref_hより低くなると、高レベルの信号を出力する。ワンショット回路56は、このときの信号Vp2_dvdtの前縁(立ち下がり)のタイミングを比較器Comp2の出力の前縁(立ち上がり)により検出し、所定のパルス幅の信号P2_hを出力する。このようにして、この微分検出回路5は、信号Vp2の反転開始のタイミングである信号Vp2_dvdtの前縁のタイミングを検出する。
デッドタイム調整回路6では、スイッチQa,Qbをターンオフするためのトリガ信号である信号Off_trgを受けて、たとえば、ローサイドのスイッチQbを駆動する信号Loがオンからターンオフ(スイッチをオンさせる信号からオフさせる信号に変化すること。以下同様。)したとする。このとき、信号LoがオンのときにセットされていたRS型フリップフロップ66の状態はそのままである。このため、入力端子63に受けた信号P2_lは、ANDゲート67およびORゲート69を介して遅延回路70に入力され、遅延時間Delay1だけ遅れた信号P2_hlが出力される。この信号P2_hlは、ORゲート74、RS型フリップフロップ75,76および所定のパルス幅の信号に変換するワンショット回路78を介して遅延回路79に入力され、ここで遅延時間Delay2だけ遅延される。その後、スイッチQa,Qbをターンオンするためのトリガ信号である信号On_trgが出力される。この信号On_trgが制御回路3に入力されると、そのタイミングで、信号Hoが出力され、ハイサイドのスイッチQaがターンオンするとともに、RS型フリップフロップ66がリセットされる。
同様に、スイッチQa,Qbのオン・オフ状態が切り換わって信号Off_trgが出力されてハイサイドのスイッチQaがターンオフされると、これにより、スイッチQa,Qb間の電圧Vsに対応する信号Vp2がデッドタイム中に立ち下がる。この信号Vp2の立ち下がりは、微分検出回路5の比較器Comp2によって検出され、信号P2_hが出力される。この信号P2_hは、デッドタイム調整回路6に入力され、遅延回路70で遅延されて信号P2_hlとなり、さらに、遅延回路79で遅延されて信号On_trgとなり、これがローサイドのスイッチQbをターンオンさせる。
このようにして、信号On_trgは、電圧制御発振回路2から信号Off_trgが出され、信号Vp2の変化の開始を検出してから一定時間経過後に出力される。ノーマルモードでは、信号Off_trgのタイミングと信号Vp2が変化するタイミングとがほぼ同時なので、信号On_trgは、遅延時間Delay1および遅延時間Delay2の和であるデッドタイムTdを経過した後に出力される。
デッドタイム調整回路6では、信号Off_trgに応答してワンショット回路77が最小デッドタイム信号Tdeadを出してRS型フリップフロップ76をリセットしている。このため、RS型フリップフロップ76は、最小デッドタイム信号Tdeadの期間、そのリセットが優先していて、信号P2_hlを読み取って保持することはなく、したがって、信号On_trgが出力されることもない。これにより、十分なデッドタイムを確保することができるので、ハードスイッチングおよび貫通電流の発生を完全に阻止することができる。
次に、貫通電流モードでは、図9に示したように、トランスT1の補助巻線P2によって検出された信号Vp2の立ち上がりのタイミングが遅くなっている。これは、たとえば、起動時では共振コンデンサCrが0ボルトから充電されなければならないなどの理由により、ローサイドのスイッチQbがターンオフしたとき、共振コンデンサCrが十分な電圧まで充電されていないため、ボディダイオードDa,Db間の転流に時間がかるためである。また、起動時は、発振周波数が共振周波数foよりも遙かに高く設定されるので、共振コンデンサCrに充電される電流が小さく、充電に時間がかかることによる。このような現象は、スイッチング電源装置の起動時のみならず、負荷が急変したり、目標電圧を変更した直後に発生したりする傾向がある。このときも、共振コンデンサCrの電圧が適切ではないため、ボディダイオードDa,Db間の転流に時間がかる。
この貫通電流モードの動作は、信号Off_trgが出されてから信号Vp2が立ち上がるまでに遅延時間Delay3が存在する。このため、デッドタイムTdは、遅延時間Delay1と遅延時間Delay2と遅延時間Delay3との和になり、ノーマルモードの場合よりも長くなる。
以上のように、このスイッチング電源装置は、電圧制御発振回路2の発振周波数が最大値fmaxまたはこれに準ずる周波数のとき、有効に作用する。すなわち、微分検出回路5では、スイッチQaおよびスイッチQbの一方がターンオフした後に信号Vp2の反転開始タイミングを検出し、スイッチQaおよびスイッチQbの他方のボディダイオードに電流が流れていないことを確認する。次に、デッドタイム調整回路6は、検出したそのタイミングから一定の遅延後にスイッチQaおよびスイッチQbの他方をターンオンしている。これにより、ボディダイオードDa,Db間の転流に必要なデッドタイムが確保されるため、ハードスイッチングおよび/または貫通電流の発生を確実に抑制できることになる。
なお、電圧制御発振回路2の発振周波数が最大値fmaxまたはこれに準ずる周波数より低い場合でも、信号Vp2_dvdtが共振回路の共振動作によっても生成され、その結果、デッドタイム以外でも信号On_trgが生成されるが、既にオンしているスイッチにさらにオンを指示することになるので、悪影響はない。この場合、信号Off_trgによりデッドタイムが開始すると、信号Off_trgによりトリガされたワンショット回路77の最小デッドタイム信号TdeadによりRS型フリップフロップ76がリセットされる。そして、最小デッドタイム信号Tdeadによるリセットが外れた瞬間にRS型フリップフロップ75の出力によりRS型フリップフロップ76がセットされることで、有効な信号On_trgが生成されることになる。
次に、上記構成の変形例について説明する。この変形例では、微分検出回路5のワンショット回路55,56およびデッドタイム調整回路6の遅延回路70の設定を変更している。すなわち、微分検出回路5のワンショット回路55,56は、上記の動作例では、比較器Comp1,Comp2の出力の前縁(立ち上がり)に応答しているのに対し、この変形例では、比較器Comp1,Comp2の出力の後縁(立ち下がり)に応答して信号P2_l,P2_hを出力している。つまり、微分検出回路5は、信号Vp2の反転終了タイミングを検出して、信号P2_l,P2_hを出力するようにしている。また、デッドタイム調整回路6の遅延回路70は、上記の動作例では、遅延時間Delay1を約200nsに設定してあるのに対し、この変形例では、約50nsに設定してある。以下、この変形例での動作について説明する。
図10は変形例での最大発振周波数近傍のときのノーマルモードで見られる要部波形を示すタイミングチャートであり、図11は変形例での最大発振周波数近傍のときの貫通電流モードで見られる要部波形を示すタイミングチャートである。図10および図11では、上から、信号On_trg,Off_trg、信号Ho,Lo、信号Vp2、信号Vp2_dvdt、信号P2_l,P2_h、信号P2_hl、および最小デッドタイム信号Tdeadを示している。
ノーマルモードでは、図10に示したように、スイッチQa,Qbをオン・オフ駆動する信号Ho,Loは、信号On_trg,Off_trgに基づいて生成され、スイッチQa,Qbのスイッチングによって信号Vp2が生成されている。信号Vp2は、微分検出回路5で微分され、その信号Vp2_dvdtの立ち下がりの後縁が検出されて信号P2_lが出力され、信号Vp2_dvdtの立ち上がりの後縁が検出されて信号P2_hが出力される。
信号P2_lおよび信号P2_hは、デッドタイム調整回路6にてそれぞれ遅延時間Delay1だけ遅延されて信号P2_hlが生成され、さらに遅延時間Delay2の遅延後に信号On_trgが生成される。
このようにして、ノーマルモードでは、信号Off_trgのタイミングから信号P2_hlが生成されるまでの遅延時間Delay3に遅延時間Delay1および遅延時間Delay2を加えた時間がデッドタイムTdとなる。このデッドタイムTdは、共振動作による共振電流が反転することによって生じる信号Vp2の反転時間を越える時間に設定されるので、ハードスイッチングおよび/または貫通電流が発生することはない。
次に、貫通電流モードでは、図11に示したように、信号Vp2の立ち上がりのタイミングが遅くなっている分、信号Off_trgのタイミングから信号P2_hlが生成されるまでの遅延時間Delay3がノーマルモードの場合よりも長くなっている。このため、デッドタイムTdは、ノーマルモードの場合よりも長く調整されたことになり、ハードスイッチングおよび/または貫通電流の発生を確実に抑制できることになる。
なお、上記のスイッチング電源装置において、微分検出回路5およびデッドタイム調整回路6は、好ましくは、集積回路によって制御装置として形成される。この集積回路には、制御回路3を備えることができ、さらに、電圧制御発振回路2および駆動回路4を備えてもよく、もちろん、誤差増幅回路1を一体に備えることもできる。また、共振回路は、図示の例では、トランスT1の一次側のリーケージインダクタンスと共振コンデンサCrとで構成しているが、トランスT1の一次側の巻線に直列に接続した共振インダクタンスを備えていてもよい。さらに、共振回路は、図示の例では、ローサイドのスイッチQbに並列に設けているが、ハイサイドのスイッチQaに並列に設けてもよい。
また、遅延回路79は、ワンショット回路78が入力が低レベルになると出力も低レベルとなる回路であっても信号On_trgの時間幅が所定値以上になるようにするためのものであるが、ワンショット回路78の構成によっては省略してもよい。
1 誤差増幅回路
2 電圧制御発振回路
3 制御回路
4 駆動回路
5 微分検出回路
6 デッドタイム調整回路
11 OTA(オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ)
12 基準電圧源
31,32 入力端子
33 T型フリップフロップ
34,35 ANDゲート
36,37 RS型フリップフロップ
38,39 出力端子
51 電源端子
52 入力端子
53,54 入力端子
55,56 ワンショット回路
57,58 出力端子
61,62,63,64 入力端子
65,66 RS型フリップフロップ
67,68 ANDゲート
69 ORゲート
70 遅延回路
71 入力端子
72 出力端子
73 タイマ
74 ORゲート
75,76 RS型フリップフロップ
77,78 ワンショット回路
79 遅延回路
Cr 共振コンデンサ
Da,Db ボディダイオード
Ed 直流電源
P1 巻線
P2 補助巻線
Qa,Qb スイッチ
S1,S2 二次側の巻線
T1 トランス

Claims (8)

  1. 直流電源の両端に接続されそれぞれ逆並列接続のボディダイオードを有した直列接続の第1のスイッチおよび第2のスイッチと、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチの両端に接続され、共振コンデンサと共振インダクタンスおよびトランスのリーケージインダクタンスの少なくとも一方のインダクタンスと前記トランスの一次側の巻線とを直列に接続した直列共振回路とを備えたスイッチング電源装置において、
    前記トランスの一次側に設けられ、前記トランスの一次側の巻線の両端の電圧の変化を検出する補助巻線と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの一方をターンオフするタイミングの第1のトリガ信号を受けた後、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの他方の前記ボディダイオードに電流が流れていないことを確認するために前記補助巻線が検出した検出電圧を微分して、前記検出電圧の反転開始タイミングを検出する微分検出回路と、
    前記微分検出回路によって検出された前記タイミングから所定時間遅延して前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチをターンオンするタイミングの第2のトリガ信号を生成するデッドタイム調整回路と、
    を備え、
    前記微分検出回路は、前記検出電圧を微分した微分信号を出力する微分回路と、前記微分信号を第1の閾値と比較する第1の比較器と、前記微分信号を前記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較する第2の比較器と、前記微分信号が前記第1の閾値より大きいことを示す前記第1の比較器の出力信号の前縁を検出して第1の反転開始信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第1のワンショット回路と、前記微分信号が前記第2の閾値より小さいことを示す前記第2の比較器の出力信号の前縁を検出して第2の反転開始信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第2のワンショット回路とを有し、
    前記デッドタイム調整回路は、前記第1の反転開始信号および前記第2の反転開始信号を遅延する遅延回路と、前記第1のトリガ信号を受けて最小デッドタイム信号を出力する最小デッドタイム設定回路と、前記最小デッドタイム信号が出力されている間はリセットされ、前記最小デッドタイム信号が解除されるとともに前記遅延回路による遅延が終了しているとセットされてその状態を保持する信号保持回路と、前記信号保持回路によって保持された信号を所定のパルス幅の信号に変換して前記第2のトリガ信号にする信号変換回路とを有していることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 直流電源の両端に接続されそれぞれ逆並列接続のボディダイオードを有した直列接続の第1のスイッチおよび第2のスイッチと、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチの両端に接続され、共振コンデンサと共振インダクタンスおよびトランスのリーケージインダクタンスの少なくとも一方のインダクタンスと前記トランスの一次側の巻線とを直列に接続した直列共振回路とを備えたスイッチング電源装置において、
    前記トランスの一次側に設けられ、前記トランスの一次側の巻線の両端の電圧の変化を検出する補助巻線と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの一方をターンオフするタイミングの第1のトリガ信号を受けた後、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの他方の前記ボディダイオードに電流が流れていないことを確認するために前記補助巻線が検出した検出電圧を微分して、前記検出電圧の反転終了タイミングを検出する微分検出回路と、
    前記微分検出回路によって検出された前記タイミングから所定時間遅延して前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチをターンオンするタイミングの第2のトリガ信号を生成するデッドタイム調整回路と、
    を備え、
    前記微分検出回路は、前記検出電圧を微分した微分信号を出力する微分回路と、前記微分信号を第1の閾値と比較する第1の比較器と、前記微分信号を前記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較する第2の比較器と、前記微分信号が前記第1の閾値より大きいことを示す前記第1の比較器の出力信号の後縁を検出して第1の反転終了信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第1のワンショット回路と、前記微分信号が前記第2の閾値より小さいことを示す前記第2の比較器の出力信号の後縁を検出して第2の反転終了信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第2のワンショット回路とを有し、
    前記デッドタイム調整回路は、前記第1の反転終了信号および前記第2の反転終了信号を遅延する遅延回路と、前記第1のトリガ信号を受けて最小デッドタイム信号を出力する最小デッドタイム設定回路と、前記最小デッドタイム信号が出力されている間はリセットされ、前記最小デッドタイム信号が解除されるとともに前記遅延回路による遅延が終了しているとセットされてその状態を保持する信号保持回路と、前記信号保持回路によって保持された信号を所定のパルス幅の信号に変換して前記第2のトリガ信号にする信号変換回路とを有していることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記デッドタイム調整回路は、前記第1のトリガ信号を受けてカウントを開始し、前記第2のトリガ信号を受けてカウントを停止し、カウント開始から最大デッドタイムに相当する時間が経過した時には前記信号保持回路をセットする信号を出力するタイマ回路を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  4. 直流電源の両端に接続されそれぞれ逆並列接続のボディダイオードを有した直列接続の第1のスイッチおよび第2のスイッチと、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチの両端に接続され、共振コンデンサと共振インダクタンスおよびトランスのリーケージインダクタンスの少なくとも一方のインダクタンスと前記トランスの一次側の巻線とを直列に接続した直列共振回路とを備えたスイッチング電源装置の制御装置において、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの一方をターンオフするタイミングの第1のトリガ信号を受けた後、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの他方の前記ボディダイオードに電流が流れていないことを確認するために前記トランスの一次側に設けられた補助巻線が検出した検出電圧を微分して、前記検出電圧の反転開始タイミングを検出する微分検出回路と、
    前記微分検出回路によって検出された前記タイミングから所定時間遅延して前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチをターンオンするタイミングの第2のトリガ信号を生成するデッドタイム調整回路と、
    を備え、
    前記微分検出回路は、前記検出電圧を微分した微分信号を出力する微分回路と、前記微分信号を第1の閾値と比較する第1の比較器と、前記微分信号を前記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較する第2の比較器と、前記微分信号が前記第1の閾値より大きいことを示す前記第1の比較器の出力信号の前縁を検出して第1の反転開始信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第1のワンショット回路と、前記微分信号が前記第2の閾値より小さいことを示す前記第2の比較器の出力信号の前縁を検出して第2の反転開始信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第2のワンショット回路とを有し、
    前記デッドタイム調整回路は、前記第1の反転開始信号および前記第2の反転開始信号を遅延する遅延回路と、前記第1のトリガ信号を受けて最小デッドタイム信号を出力する最小デッドタイム設定回路と、前記最小デッドタイム信号が出力されている間はリセットされ、前記最小デッドタイム信号が解除されるとともに前記遅延回路による遅延が終了しているとセットされてその状態を保持する信号保持回路と、前記信号保持回路によって保持された信号を所定のパルス幅の信号に変換して前記第2のトリガ信号にする信号変換回路とを有していることを特徴とするスイッチング電源装置の制御装置。
  5. 直流電源の両端に接続されそれぞれ逆並列接続のボディダイオードを有した直列接続の第1のスイッチおよび第2のスイッチと、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチの両端に接続され、共振コンデンサと共振インダクタンスおよびトランスのリーケージインダクタンスの少なくとも一方のインダクタンスと前記トランスの一次側の巻線とを直列に接続した直列共振回路とを備えたスイッチング電源装置の制御装置において、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの一方をターンオフするタイミングの第1のトリガ信号を受けた後、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの他方の前記ボディダイオードに電流が流れていないことを確認するために前記トランスの一次側に設けられた補助巻線が検出した検出電圧を微分して、前記検出電圧の反転終了タイミングを検出する微分検出回路と、
    前記微分検出回路によって検出された前記タイミングから所定時間遅延して前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチをターンオンするタイミングの第2のトリガ信号を生成するデッドタイム調整回路と、
    を備え、
    前記微分検出回路は、前記検出電圧を微分した微分信号を出力する微分回路と、前記微分信号を第1の閾値と比較する第1の比較器と、前記微分信号を前記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較する第2の比較器と、前記微分信号が前記第1の閾値より大きいことを示す前記第1の比較器の出力信号の後縁を検出して第1の反転終了信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第1のワンショット回路と、前記微分信号が前記第2の閾値より小さいことを示す前記第2の比較器の出力信号の後縁を検出して第2の反転終了信号を前記デッドタイム調整回路に出力する第2のワンショット回路とを有し、
    前記デッドタイム調整回路は、前記第1の反転終了信号および前記第2の反転終了信号を遅延する遅延回路と、前記第1のトリガ信号を受けて最小デッドタイム信号を出力する最小デッドタイム設定回路と、前記最小デッドタイム信号が出力されている間はリセットされ、前記最小デッドタイム信号が解除されるとともに前記遅延回路による遅延が終了しているとセットされてその状態を保持する信号保持回路と、前記信号保持回路によって保持された信号を所定のパルス幅の信号に変換して前記第2のトリガ信号にする信号変換回路とを備えていることを特徴とするスイッチング電源装置の制御装置。
  6. 前記第1のトリガ信号と前記デッドタイム調整回路が生成した前記第2のトリガ信号とを受けて前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを駆動する信号を生成する制御回路を備えていることを特徴とする請求項4または5記載のスイッチング電源装置の制御装置。
  7. 前記第1のトリガ信号を生成して前記デッドタイム調整回路および前記制御回路に出力する電圧制御発振回路と、前記制御回路が生成した信号によって前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチを駆動する駆動回路を備えていることを特徴とする請求項6記載のスイッチング電源装置の制御装置。
  8. 前記トランスの二次側にて整流平滑した出力電圧と基準電圧との差を検出して前記電圧制御発振回路に出力する誤差増幅回路を備えていることを特徴とする請求項7記載のスイッチング電源装置の制御装置。
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