JP4710749B2 - Dc−dcコンバータの制御回路及び方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータの制御回路及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC−DCコンバータおよびその制御回路に関し、更に詳しくは、軽負荷時の効率を改善した同期整流方式のDC−DCコンバータおよびその制御回路に関する。
図19に一般的なDC−DCコンバータの構成を示すブロック図を示す。
図19のDC−DCコンバータは、変換部2と制御部3から構成されている。
変換部は、入力電圧VINを特定の大きさの出力電圧VOUTに変換するものである。また、制御部3は変換部2の出力VOUTを帰還信号として変換部の出力を制御する信号VCONTを出力するものであり、検出回路4、誤差増幅回路5、基準電圧源6、比較回路7及び発振回路8を有する。
検出回路4は、変換部2の出力電圧を検出するものである。誤差増幅回路5は、検出回路4による検出結果VOと、基準電圧源6から出力される予め定められた基準電圧VREFを比較し、その差分を増幅した電圧値VEを出力する。基準電圧源6は、誤差増幅回路5に基準電圧VREFを供給するもので、制御部3は、出力電圧VOUTを検出した電圧値VOがこの基準電圧VREFに等しくなるように変換部2を制御する。比較回路7は、誤差増幅回路5からの出力電圧VEと発振回路8の出力信号VOSCとを比較し、その比較結果に基づき変換部2に対する制御信号VCONTを生成・出力する。発振回路8は、特定の周波数の信号VOSC(三角波や鋸波など)を比較回路7に供給するものである。
図20乃至図23に変換部2の一般的な構成例を示す。
図20はDC−DCコンバータ1を降圧型コンバータとした場合の構成例を示すものである。降圧型のDC−DCコンバータ1は入力電圧VINに対し出力電圧VOUTを降圧し、入力電圧VINより低い電圧の出力電圧VOUTが得られるものである。
同図の回路例では、入力に対してインダクタ14a(L)が直列に設けられ、その後段にコンデンサ15a(C)が並列に設けられている。またスイッチ12a(S1)が入力とインダクタ14a(L)の間に設けられ、同期整流用のスイッチ13a(S2)がメインスイッチ12a(S1)とインダクタ14a(L)の間及びGNDとの間に設けられている。そして駆動回路11aがスイッチ12a(S1)及び13a(S2)に接続して設けられている。
駆動回路11aが制御部3からの制御信号VCONTに基づいてスイッチ12a(S1)をオン、スイッチ13a(S2)をオフにするとインダクタ14a(L)に流れる電流ILは増加し(すなわちインダクタ14a(L)にエネルギを蓄積する)、スイッチ12a(S1)がオフ、スイッチ13a(S2)がオンになると電流ILは減少する(すなわちインダクタ14a(L)のエネルギを放出する)。このスイッチ12a(S1)、13a(S2)のスイッチングを制御することにより出力電圧VOUTの大きさを制御できる。
図21はDC−DCコンバータ1を昇圧型コンバータとした場合の構成例を示すものである。図21の構成では入力電圧VINに対し出力電圧OUTを昇圧し、入力電圧VINより高い電圧の出力電圧VOUTが得られるものである。
同図の回路例では、入力に対してインダクタ14b(L)が直列に設けられ、その後段にコンデンサ15b(C)が並列に設けられている。またインダクタ14b(L)の後段とGNDの間にメインスイッチ12b(S1)が、そしてインダクタ14b(L)とコンデンサ15b(C)の間に同期整流用のスイッチ13b(S2)が、駆動回路11bと共に設けられる構成となっている。
図22はDC−DCコンバータ1を昇降圧型コンバータとした場合の構成例を示すものである。図22の構成では、入力電圧VINに対し出力電圧VOUTを昇圧または降圧し、入力電圧VINより高い電圧若しくは低い電圧の出力電圧VOUTが得られるものである。
同図の回路例では、入力に対してインダクタ14c(L)が並列に設けられ、その後段にコンデンサ15c(C)が並列に設けられている。また入力とインダクタ14c(L)との間にメインスイッチ12c(S1)が、そしてインダクタ14c(L)とコンデンサ15c(C)の間に同期整流用のスイッチ13c(S2)が、駆動回路11cと共に設けられている。
図23はDC−DCコンバータ1をフライバック型コンバータとした場合の構成例を示すものである。図23ではトランス16を用い、入力電圧VINに対し出力電圧VOUTを昇圧または降圧する構成である。
同図の回路例では、入力を1次側としてトランス16を設け、そのトランス16の2次側にコンデンサ15d(C)を設けている。そしてメインスイッチ12d(S1)をトランス16の1次側に、また同期整流用のスイッチ13d(S2)をトランス16の2次側とコンデンサ15d(C)の間に、駆動回路11dと共に設けている。
次に、上記した図20乃至図23の構成の場合のDC−DCコンバータ1の動作について図24を用いて簡単に説明する。
図20乃至図23中の駆動回路11(11a,11b,11c,11d)からスイッチS1及びS2の駆動信号VC1及びVC2を出力し、スイッチ素子S1およびS2を交互にオン/オフする。
なお図20乃至図23のメインスイッチS1及び同期整流用のスイッチS2は、MOS FETやパイポーラトランジスタで代表される半導体スイッチ素子若しくはリレー回路で代表される機械スイッチ素子である。
また各図中では、以下の説明では、駆動信号VC1(VC2)がHIGHのときスイッチS1(S2)がオン、駆動信号VC1(VC2)がLOWのときS1(S2)がオフとなるが、スイッチS1(S2)に使用する素子の特性により駆動信号VC1(VC2)がHIGHのときオフでLOWのときオンとしてもよい。
駆動信号VC1及びVC2が図24に示すように入力され、メインスイッチS1、同期整流用のスイッチS2が交互にオン/オフを繰り返すと、インダクタ(若しくはトランスを構成するコイル)Lの両端電圧VLは理論上図24中に示す波形となる。
図24(a)及び(b)では、インダクタLの両端電圧VLは、駆動電圧VC1及びVC2に同期した方形波となる。
ここで、DC−DCコンバータ1が図20の降圧型の場合、VL1=VIN−VOUT、VL2=−VOUTとなる。また図21の昇圧型の場合には、VL1=VIN、VL2=VIN−VOUTとなる。そして図22の昇降圧型、図23のフライバックの場合、VL1=VIN(1次側)、VL2=VOUT(2次側)となる。ただし、VINはDC−DCコンバータ1の入力電圧、VOUTはDC−DCコンバータ1の出力電圧である。
また、インダクタ電流ILはスイッチS1がオンでスイッチS2がオフの時に単調増加し、スイッチS1がオフでスイッチS2がオンの時に単調減少する。
インダクタ電流ILの平均値ILAVGは、図20の隆圧型の場合、ILAVG=IOUTとなる。また図21の昇圧型の場合には、ILAVG=IINAVGとなる。そして図22の昇圧型及び図23のフライバックの場合、ILAVG=IINAVG十IOUTとなる。ただし、IINはDC−DCコンバータ1の入力電流、IINAVGは入力電流IINの平均値、IOUTはDC−DCコンバータ1の出力電流である。
同期整流方式のコンバータには、インダクタ電流ILがマイナスになる期間を持つ場合と持たない場合の2つの動作状態がある。
図24(a)は常時インダクタ電流ILがプラスである場合の動作波形、同図(b)は、インダクタ電流ILがマイナスとなる期間を持つ場合の動作波形を示している。
同図(b)では、期間Tの間、インダクタ電流ILが負極性となっている。
図24(b)のILが負極性となる期間が存在する場合は、一般に出力電流IOUTが小さい場合であり、この場合は出力電力が小さいため、DC−DCコンバータ1を構成する素子による損失の割合が出力電力に対して大きくなり、効率が悪化する。
そこで一般にインダクタ電流ILが負極性となる期間が存存する場合は、図25に示すように、インダクタ電流ILの負電流を遮断することにより、図24(b)中のT期間の負電流により発生するスイッチやインダクタの損失を削減する方法が取られている。
図25では、VC1とVC2が両方ともオフとなる適宜な期間を設けることによって、インダクタ電流が負極性とならないようにしている。
図26は、インダクタの負電流遮断回路を設けたDC−DCコンバータの一般的な構成を示すブロック図である。
同図のDC−DCコンバータでは、負電流遮断回路として負電流検出回路21を設け、この負電流検出回路でILが0A以下となったことを検出し、駆動回路に信号を出力してスイッチS2をオフにする。
図27には、図26中の負電流検出回路21の一例を示す。
図27の回路は、比較器22よりなり、インダクタ電流ILの大きさを示す信号ILと基準信号IREFを比較し、信号ILが信号IREF以下となった場合に信号VCOMPをHIGHにして出力し、この出力信号を受けて駆動回路がスイッチS2をオフにする。
なお同図において、信号ILを比較器22の反転入力に入力し、信号IREFを非反転入力に入力しているが、これらを逆に入力する構成としてもよい。この場合には信号ILが信号IREF以下となると信号VCOMPとしてLOW信号を出力し、この出力信号を受けて駆動回路がスイッチS2をオフにする。
この図27の回路においてIREF=0Aとすることにより、インダクタ電流ILと0Aが比較され、インダクタ電流が0A以下になると信号VCOMPがHIGHとなって、スイッチS2がオフになる。
しかしこの方法では、図27の負電流検出回路21や駆動回路11とスイッチS2の応答に生じる遅延によりインダクタ電流ILが0Aに至ってからS2がオフするまでに遅延時間が生じる。このため、実際にスイッチS2がオフする時点のインダクタ電流ILは0Aを大きく下回ってしまう。
図28はその様子を示したものである。
同図において、負電流検出回路21や駆動回路11やスイッチS2によって生じる遅延時間をtdとすると、インダクタ電流ILが0A以下になってから遅延時間td経過後、スイッチS2がオフとなるので、インダクタ電流ILは、−ILovまで下がる。
この負電流の低減するためには遅延時間tdを短縮する必要があるが、そのためには負電流検出回路21や駆動回路11の動作を高速にすることが必要となる。しかしこれらの動作速度を高速化すると、負電流検出回路21や駆動回路11の消費電流が増加する。特に、動作周波数がMHz帯におよぶ小型のDC−DCコンバータでは、遅延時間tdを数ナノ秒まで短縮化することが求められ、この大きさの遅延時間tdの実現するためには負電流検出回路や駆動回路の消費電力が数mW〜数10mWに達してしまう。従って、インダクタ電流ILが負極性となる期間が存在するような動作状態では、DC−DCコンバータの出力電力よりもこれらの消費電力の方が大きくなり、効率改善のためにインダクタ電流ILの負電流を遮断した効果が打ち消されてしまう。
また、遅延期間tdの間にインダクタ電流ILがマイナスになる大きさを予め見越して、スイッチS2がオフする時点でIL=0Aになるように図27中のIREFをIREF>0Aに設定することも考えられる。しかし、DC−DCコンバータの動作状態、例えば入力電圧や出力電圧に応じてインダクタ電流ILが減少する傾きが変化するため、傾きが緩やかな場合に合せてIREFを設定すると、傾きが急峻な場合に負電流が流れてしまう。また、傾きが急峻な場合に合せてIREFを設定すると、傾きが緩やかな場合にIL=0に至る前にスイッチS2がオフし、スイッチS2がオフしてからIL=0Aに至るまでの時間が増加し、その間のS2の寄生ダイオードに電流が流れる時間が増加し、効率が悪化する。
以上のように、負電流検出回路を図27のような構成とした場合、DC−DCコンバータの動作状態に応じてスイッチS2がオフするときのインダクタ電流ILの値が変化してしまい、負電流遮断の精度が損なわれる。
DC−DCコンバータの出力に軽負荷を与えた時の効率改善の方法を示しているものとしては特許文献1がある。特許文献1の構成では、軽負荷の時にはスイッチ素子のスイッチング動作を一定期間停止する間欠スイッチングをするものである。しかし、この方法では出力電圧のリプルが増加してしまう。またインダクタの負電流を精度良く遮断するものではない。また特許文献1にはインダクタの負電流を遮断する方法も示されているが、これは図27に示すものと同様であり、上記したものと同様の問題を有する。
特許第3501491号公報
本発明は、同期整流方式のDC−DCコンバータにおいて、軽負荷の時の効率を改善するためにインダクタの負電流を遮断する場合に、負電流の検出、遮断を簡単な構成で低消費電力かつ高精度に行うことが出来るDC−DCコンバータ、その制御回路および方法を提供することを課題とする。
本発明に基づく制御回路は、インダクタまたはトランスを有する同期整流方式のDC−DCコンバータに用いられる制御回路であって、S2オン時間判定部、S2オン時間調整部及びS2遅延部を備える。
S2オン時間判定部は、前記DC−DCコンバータの同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを判定する。
S2オン時間調整部は、前記S2オン時間判定部の判定結果に基づいて、前記同期整流用のスイッチをオンにする期間を調整するための調整信号を生成する。
S2遅延部は、前記調整信号に基づいて、前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号が前記同期整流用スイッチをオンとするものになってから前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせるまでの遅延量を調整する。
前記S2オン時間判定部は、前記同期整流用のスイッチがオフに切り換わったとき、前記インダクタまたはトランスに流れるインダクタ電流が負のとき前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎると判定し、またインダクタ電流が正のとき前記同期整流用のスイッチのオン時間が短すぎると判定する。
この構成により、同期整流用のスイッチがオフになったときのインダクタ電流の正負によって、同期整流用のスイッチのオンである時間が調整される。
前記S2オン時間判定部は、前記インダクタまたはトランスに流れるインダクタ電流と基準値とを比較する比較器と、当該比較器からの出力と前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号から前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを示す信号を生成する第1のロジック部とを有するようにしてもよい。
また前記S2オン時間調整部は、第1の電流源と、前記S2オン時間判定部からの出力に基づいて前記第1の電流源のオン/オフを切り換える第1のスイッチと、前記第1の電流源とグランドの間に直列に接続する第2の電流源と、前記S2オン時間判定部からの出力に基づいて前記第2の電流源のオン/オフを切り換える第2のスイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの接続点とグランドとの間に設けられた第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサの両端電圧を出力とする第1の出力部とを有するようにしてもよい。
また前記S2遅延部は、前記調整信号に基づいて出力値を変化させる第3の電流源と、第1の切換信号に基づいて前記第3の電流源のオン/オフを切り換える第3のスイッチと、前記第3のスイッチとグランドとの間に設けられる第2のコンデンサと、第2の切換信号に基づいて前記第3のスイッチと前記第2のコンデンサとの接続点をグランドに接地する第4のスイッチと、前記同期整流用のスイッチの駆動回路への入力信号を入力として前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチのオン/オフを切り換える前記第1の切換信号及び第2の切換信号を生成する第4のロジック部と、前記第2のコンデンサの両端電圧に基づいて前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせる出力信号を生成する第5のロジック部とを有するようにしてもよい。
また本発明は、前記制御回路を有することを特徴とするDC−DCコンバータもその範囲に含む。
本発明によるDC−DCコンバータは、降圧型、昇圧型、昇降圧型、フライバック型のいずれのタイプのDC−DCコンバータでも適用できる。
本発明によれば、DC−DCコンバータにおいて、特に同期整流方式における軽負荷時の効率を改善するためにインダクタの負電流を遮断する場合に、負電流の検出、遮断を簡単な構成で低消費電力かつ高精度に行うことができる。
図1は、本実施形態におけるDC−DCコンバータ概略構成を示す図である。
同図において本実施形態のDC−DCコンバータ30は、変換部31、制御回路32及び負電流遮断回路33を有している。
なお変換部31及び制御回路32は、図26の変換部2及び制御回路3と基本的に同一のものである。また図1では、主に説明上の理由で負電流遮断回路33は制御回路32とは独立した構成としているが、負電流遮断回路33を制御回路32の一部として構成してもよい。
図1の負電流遮断回路33はS2オン時間判定回路34、S2オン時間調整回路35、S2遅延回路36により構成されている。
S2オン時間判定回路34には、インダクタ電流ILの極性を示す信号と同期整流用のスイッチS2のオン/オフを切り換える信号VC2が入力されており、スイッチS2がオフになる時にインダクタ電流ILが正極性か負極性かを判別する。S2オン時間判定回路34は、正極性の場合にはスイッチS2のオンの期間が短いと判定し、負極性の場合には逆にスイッチS2のオン期間が長いと判定する。そしてその判定結果をVCa(VCa1,VCa2)として次段のS2オン時間調整回路35に出力する。
なお出力信号VCa(VCa1,VCa2)は、後述するS2オン時間調整回路35内のスイッチS3,S4(図7参照)をスイッチングするものであり、信号VCa1はスイッチS3のオン/オフを、信号VCa2はスイッチS4のオン/オフをそれぞれ切り換えるものであり、スイッチS3がオンのときはスイッチS4はオフ、スイッチS3がオフのときはスイッチS4はオンに切り換える。なおS2オン時間判定回路34からは信号VCa1(若しくはVCa2)のみを出力し、S2オン時間調整回路35では、この信号VCa1(若しくはVCa2)のみによってスイッチS3,S4を切り換えるように構成してもよい。
S2オン時間調整回路35は、スイッチS2のオン期間が短い場合にはオン期間を長くするために、次段のS2遅延回路36の遅延時間を長くするための信号VCbを生成し、またS2のオン期間が長い場合には、オン期間を短くするために、次段のS2遅延回路の遅延時間を短くするための信号VCbを生成してS2遅延回路36に出力する。すなわち、信号VCbはS2遅延回路36の遅延時間を調整(制御)して最適なものとする調整信号の機能を果たす。
S2遅延回路36は、変換部31のスイッチS2のオン/オフを駆動するS2駆動回路38の入力信号VC2a、若しくはスイッチS2をオン/オフするための信号VC2が入力され、スイッチS2をオンする信号の発生後一定期間遅延してから発生する信号VCcが出力される。この遅延信号は信号VCbにより制御されており、S2駆動回路38に入力される。S2駆動回路38にこの遅延信号VCcが入力されるとS2駆動路はスイッチS2をオフする信号を出力し、スイッチS2はオフ状態になる。
図2は本実施形態におけるDC−DCコンバータの動作を説明するための動作波形の概略を示す図である。
なお図2では、変換部31のスイッチS1のオン/オフを駆動するS1駆動回路37及びS2駆動回路38の入力信号と出力信号の関係を同相としているが、論理の整合をとれば逆相としても良い。またスイッチS1は信号VC1がHIGHの時にオン、VC1信号がLOWの時にオフとしているが、この関係は使用するスイッチ素子の特性により変化するため、上記と逆特性のスイッチを用いる場合にはS1は信号VC1がLOWの時にオン、信号VC1がHIGHの時にオフとして信号VC1を図2の場合と逆相にして扱うことができる。この点は、スイッチS2と信号VC2についても同じである。
図2(a)はスイッチS2のオン期間が長すぎるためにインダクタ電流が負極性となるときが生じる場合の動作を示すものである。同図では、スイッチS2のオン期間TS2on2が長すぎるため、インダクタILに負電流が生じている。
この場合、S2オン時間判定回路34が信号VC2がLOWになりスイッチS2がオフとなった時間t22でのILの極性が負極性であるためS2のオン期間が長いと判定し、判定結果をVCaとして出力する。S2オン時間調整回路35はその判定結果に応じて次段のS2遅延回路36の遅延時間を短くするための制御信号をVCbとして出力する。
S2遅延回路36では、図2に示す信号VC2a若しくは信号VC2の立ち上がりから一定期間遅延したタイミングで極性が遷移する信号をVCcとして出力するが、その遅延時間を信号VCbに基づいて短縮し、遅延時間=TS2on3とした信号を次の周期のVCcとして出力する。
時間t32に図示しない遅延信号VCcが出力されると、S2駆動回路38は信号VC2をLOWに遷移し、負電流を遮断するために強制的にスイッチS2をオフする。この場合、t32の時点で負電流が発生しているため、上記動作が繰り返されて次のスイッチング周期でさらに遅延時間を短縮して負電流を削減するように動作し、定常状態では負電流が遮断される。
同図ではt21〜t31の期間より、t31〜t41の期間においてインダクタ電流ILが負極性となる期間が短くなっており、t41以降の期間では定常状態となり負電流は遮断されている。
図2(b)はスイッチS2のオン期間が短すぎる場合の動作を示すものである。同図では、スイッチS2のオン期間TS2on5が短すぎるため、インダクタ電流ILが大きな正電流である段階でスイッチS2がオフとなっている。
この場合、S2オン時間判定回路34が信号VC2がLOWになりスイッチS2がオフした時間t52でのインダクタ電流ILの極性が正極性であるため、スイッチS2のオン期間が短いと判定し、判定結果をVCaとして出力する。S2オン時間調整回路35は、その判定結果に応じて次段のS2遅延回路36の遅延時間を長くするための制御信号をVCbとして出力する。
S2遅延回路36では、図2に示す信号VC2a若しくは信号VC2の立ち上がりから一定期間遅延したタイミングで極性が遷移する信号をVCcとして出力するが、その遅延時間を信号VCbに基づいて延長し、遅延時間=TS2on6として信号を次の周期のVCcとして出力する。
時間t62に図示しない遅延信号VCcが出力されると、S2駆動回路38は信号VC2をLOWに遷移し、スイッチS2はオフにする。この場合、t62の時点でILが正極性であるため、以上の動作を繰り返し、次のスイッチング周期でS2がオフする時点のILが0Aに近づくように動作し、定常状態ではスイッチS2がオフとなる時点が最適状態(インダクタ電流ILが0A若しくはほぼ0A)になるように制御される。
同図ではt51〜t61の期間より、t61〜t71の期間においてインダクタ電流ILが0Aに近づいており、t71以降の期間では定常状態となりインダクタ電流ILがほぼ0Aとなるように調整されている。
このように本実施形態のDC−DCコンバータ30では、図2に示したフイードバック動作により、定常状態では回路の動作遅延の影響を回避することができるため、高精度の遮断特性を得ることができる。よって、負電流遮断回路33の動作速度を過度に高速化する必要がなく、低消費電流の負電流断回路を構成できる。
次にS2オン時間判定回路33の詳細について説明する。
図3は、S2オン時間判定回路33の概念図である。
図3では、基準電流IREFに相当する信号IREFとインダクタンス電流ILに相当する信号ILを比較器41によって比較し、比較結果V1をロジック部42に出力する構成となっている。ロジック部42には信号VC2も入力されていて、いつ信号VC2がLOWになりスイッチS2がオフとなったかが分かるようになっている。なおここでインダクタ電流ILに相当する信号は、インダクタ電流ILの電流信号でも良いし、インダクタ電流ILの電流の変化を把握するための他の信号でも良い。
図4に比較器41の入力に他の信号を用いた場合の構成例を示す。
図4(a)はDC−DCコンバータ30の変換部31内のインダクタ43(L)(DC−DCコンバータ31がフライバック型コンバータの場合、トランス16の2次側のコイル14d−2)に抵抗44(R)を直列に接続してその抵抗44(R)の両端の電圧を用いる場合の実施例である。
同図の構成の場合、抵抗44(R)の両端の電圧を比較器41で比較し、抵抗44(R)の両端電圧の極性が反転しているかを判別する。比較器41の2入力のうちのどちらかの電位を固定電位にしたい場合には、降圧型コンバータでは、抵抗44(R)を図20においてインダクタ14a(L)の右側に挿入する。また、昇圧型コンバータでは図21において抵抗44(R)をインダクタ14b(L)の左側に挿入する。また、昇降圧型コンバータ、フライバック型コンバータの場合は、図22、図23中のインダクタ14c(L)(図23のフライバック型の場合、2次側(出力側)のコイル14d−2)の下側に抵抗44(R)を挿入する。
このように構成することにより、図4(a)の電位VR2が、降圧型コンバータではVOUTに、昇圧型コンバータではVINに、昇降圧型、フライバック型コンバータではグランド電位に固定される。
図4(b)はスイッチ45(S2)に抵抗46(R)を直列に接続してその抵抗46(R)の両端の電圧を比較器41の入力信号に用いる場合の例である。同図の構成は抵抗46(R)の両端の電圧を比較器41で比較し、抵抗46(R)の両端電圧の極性が反転しているかを判別する。
なお図4(b)の構成においては、抵抗46(R)をスイッチ45(S2)に接続する代わりにスイッチ45(S2)のオン抵抗を抵抗46(R)の代わりに用いても良い。この場合、比較器41の入力端子はスイッチ45(S2)の両端に接続することになる。
またスイッチS2の両端電位の代わりに、スイッチS1の両端電位を用いても良い。スイッチS1は1端子がスイッチS2に接続されており、他の端子はVIN若しくはグランド電位の固定電位に接続されている。よって、スイッチS1の両端電圧を比較器41の入力に用いることはスイッチS2の両端電圧を用いることと等価に扱うことができる。
比較器41に入力する信号としては、上記したもの以外でも、インダクタ電流ILの極性を判定するものであれば他のものでも同様に使用できることは明白である。
次に、ロジック部42について説明する。
ロジック部42では、信号VC2がスイッチS2をオフに切り換える状態になった時点での比較器41による出力V1に応じてHIGHまたはLOWの信号VCa1と信号VCa2をS2オン時間調整回路35に出力する。
なお信号VCa1と信号VCa2のHIGHとLOWは、次段のS2オン時間調整回路35との論理の整合を取れば逆にしても良い。
信号VCa1と信号VCa2を出力する期間は、ロジック部42にクロックを内蔵するか外部からクロック信号を入力する、または内部にワンショット回路を備える構成にする等により、一定時間に固定しても良い。この場合、スイッチS2のオン時間が長すぎる場合あるいは短すぎる場合に次の周期にスイッチS2のオン時間を縮小または延長する量は一定となる。
また、ロジック部42はタイマー機能を有し、このタイマー機能でスイッチS2のオン時間が長すぎる場合にはインダクタ電流ILの極性が反転してからスイッチS2がオフとなるまでの時間を検出し、その時間信号(T1)を信号VCa1と信号VCa2に論理的に重畳して生成される信号を新たなVCa1とVCa2とするようにしても良い。またスイッチS2のオン時間が短すぎる場合にも同様に、タイマー機能でスイッチS2がオフしてからILがゼロになるまでの時間を検出し、その時間信号(T2)を信号VCa1と信号VCa2に論理的に重畳して生成される信号を新たな信号VCa1及び信号VCa2とするようにしても良い。
時間信号を重畳することにより、検出時間が長い場合には次の周期にS2のオン時間を縮小または延長する量を大きく、また検出時間が短い場合には縮小または延長する量を小さくし、検出時間に応じて調節する量を変化することができる。よってワンショット回路を用いた場合等、時間信号を用いない場合には調整量が一定であったのが、スイッチS2のオン期間調節の量を変化させられるので、整定時間を短期化できる。
ロジック部42に持たせるタイマー機能の回路構成例を図5に示す。
図5(a)はスイッチS2のオン時間が長すぎる場合に、インダクタ電流ILの極性が反転してからS2がオフするまでの時間を検出する回路であり、図5(b)はスイッチS2のオン時間が短すぎる場合にスイッチS2がオフしてからインダクタ電流ILがゼロになるまでの時間を検出する回路である。
同図(a)の回路は、スイッチS2のオン/オフ切換信号VC2と比較器41の出力信号V1とのANDを取るものであり、また同図(b)は信号VC2と信号V1とのNORを取るものである。
図6に図5のタイマー回路の動作波形の概略を示す。同図(a)は図5(a)のスイッチS2のオン期間が長すぎる場合のタイマー回路の動作波形、同図(b)は図5(b)のスイッチS2のオン期間が短すぎる場合のタイマー回路の動作波形を示している。
なおここでは比較器41の出力信号V1は、インダクタ電流ILが0A以下の場合にHIGHとなるものとしている。
スイッチS2のオン時間が長すぎる場合、図5(a)の回路は図6(a)に示すようにインダクタ電流ILが0A以下になってからスイッチS2がオフとなるまでの時間T1の期間、VT1=HIGHを出力する。またS2のオン時間が短すぎる場合、図5(b)の回路は、図6(b)に示すようにS2がオフしてからILが0A以下になるまでの時間T2の期間、VT2=HIGHを出力する。このようにして時間信号T1,T2を生成できる。
なお図5の回路では、時間を検出する期間出力信号VT1およびVT2をHIGHとする構成であるが、他のロジック回路と整合を取ることにより、時間を検出する期間出力信号VT1および/またはVT2をLOWとする構成としてもよい。また同様に、比較器41の出力信号V1は、インダクタ電流ILが0A以下の場合にHIGHとなるものとしているが、LOWとなるようにしてもよい。
このようにロジック部42に搭載するタイマー回路は、図5に示すように簡単なロジックで構成することが出来るが、ロジック部42にクロック信号をカウントするカウンタ回路またはその他のタイマー機能を搭載してT1またはT2を計測する構成としても良い。この場合、図5の回路によらずに信号VC2とV1から直接T1またはT2を計測することも可能である。
次に図1のS2オン時間調整回路35の詳細について説明する。
図7は、S2オン時間調整回路35の具体的な構成例を示す図である。図7の回路は、電流源51(I1)及び54(I2)、電流源51(I1)及び54(I2)をオン/オフするためのスイッチ52(S3)、53(S4)、及びコンデンサ55(C1)により構成されている。
なお同図中スイッチ52(S3)、53(S4)は便宜上、各々電流源51(I1)及び54(I2)と直列接続する構成となっているが、スイッチ52(S3)、53(S4)は電流源51(I1)及び54(I2)を作動/停止することが目的であるので、電流源51(I1)及び54(I2)に内蔵する構成としても良い。また電流源51(I1)及び54(I2)の出力を作動/停止できる構成であれば図7のスイッチ52(S3)、53(S4)の代わりに他の構成を用いても良い。
図7では、S2オン時間判定回路34の出力信号VCa1、VCa2のHIGH/LOWの変化によりS2オン時間調整回路35の出力信号VCbの大きさが変化する。
なおここで、信号VCbの出力電圧の高低関係とスイッチS2のオン期間の長短の関係は、論理の整合を取ることにより、逆転させても良い。
今、仮に出力信号VCbが高くなるとスイッチS2のオン期間が長くなるとする。スイッチS2のオン期間が短すぎる場合には、信号VCa1がスイッチ52(S3)をオンにすると共に信号VCa2がスイッチ53(S4)をオフにし、信号VCa1、VCa2が出力されている間コンデンサ55(C1)が電流源51(I1)により充電され、出力信号VCbの電圧値が上昇する。逆にスイッチS2のオン期間が長すぎる場合には、信号VCa1がスイッチ52(S3)をオフにすると共に信号VCa2がスイッチ53(S4)をオンにし、信号VCa1、信号VCa2が出力されている間コンデンサ55(C1)が電流源54(I2)により放電され、出力信号VCbの電圧値が低下する。
次に図1のS2遅延回路55の詳細について説明する。
図8はS2遅延回路36の具体的構成例を示す図である。
図8の回路は、S2駆動回路38に入力される信号VC2aからスイッチ63(S5)及び64(S6)のオン/オフを切り換える信号を生成するロジック回路61、S2オン時間調整回路35からの出力信号VCbにより出力電流が変化する電圧制御電流源62(I3)、電流源62(I3)を作動/停止するスイッチ63(S5)、コンデンサ65(C2)を放電するスイッチ64(S6)、コンデンサ65(C2)、及びS2駆動回路38への出力信号VCcを生成するロジック回路66により構成される。
なお図8の構成においてスイッチ63(S5)は便宜上、電流源62(I3)と直列に接続配置しているが、スイッチ63(S5)は電流源62(I3)を作動/停止することが目的であるため、電流源62(I3)に内蔵する構成としても良い。または電流源62(I3)の出力を作動/停止できる構成であればその他の構成でも良い。
ロジック61には信号VC2aまたはVC2が入力され、スイッチS2がオフの期間あるいはスイッチS1がオンの期間にスイッチ63(S5)をオフ及びスイッチ64(S6)をオンにする。この間コンデンサ65(C2)の両端電圧はロジック66の入力の閾値電圧より低い値である。
信号VC2a若しくはVC2がスイッチS2をオンに切り換える信号状態に遷移すると、ロジック61はスイッチ63(S5)をオンにすると共にスイッチ64(S6)をオフにし、コンデンサ65(C2)は電流源62(I3)により充電される。逆に信号VC2a若しくはVC2がスイッチS2をオフに切り換える信号状態に遷移すると、ロジック61はスイッチ63(S5)をオフにすると共にスイッチ64(S6)をオンにし、コンデンサ65(C2)は放電される。
コンデンサ65(C2)の両端電圧は電流源62(I3)により充電されることにより上昇し、ロジック66の入力の閾値に達すると、ロジック66は信号VCcを出力する。この信号VCcが入力されたS2駆動回路38はスイッチS2をオフにする。スイッチ63(S5)がオンになってからコンデンサ65(C2)の両端電圧がロジック66の入力の閾値に達するまでの時間(遅延時間)がスイッチS2がオンとなっている期間となる。またこの遅延時間はコンデンサ65(C2)を充電する電流源62(I3)の電流値により変化し、この電流値は信号VCbによって変化するので、信号VCbの値により遅延時間つまりS2のオン時間が制御されることとなる。信号VCbによって電流源62(I3)の出力電流が大きくなれば、それだけコンデンサ65(C2)の両端電圧が上がる速度が上昇し、遅延は小さくなる。逆に信号VCbによって電流源62(I3)の出力電流が小さくなれば、それだけコンデンサ65(C2)の両端電圧が上がる速度が下降し、遅延は大きくなる。
図9及び図10に図8の電圧制御電流源62(I3)の構成例を示す。図9には電圧制御電流源62(I3)の相互コンダクタンスが負の場合の構成例を、また図10には電圧制御電流源の相互コンダクタンスが正の場合の構成例を示す。
まず、図9の構成について説明する。
図9(a)はゲートに信号VCbが入力されたPチャネルトランジスタにより電圧制御電流源を構成したものである。
相互コンダクタンスが負の電圧制御電流源62(I3)は同図(a)に示すようにPチャネルトランジスタのみで構成できる。この場合の電圧制御電流源62(I3)の相互コンダクタンスGmは、図9(a)中のトランジスタP1の相互コンダクタンスをgm>0とすると、
Gm=−gm ・・・(1)
となる。一般にトランジスタの相互コンダクタンスgmはドレイン電流やゲート・ソース間電位により変化する。そこで電圧制御電流源62(I3)の相互コンダクタンスGmを一定に保ちたい場合には同図(b)図の構成にする。この場合の相互コンダクタンスGmは、
Gm=−1/{R1+(1/gm)}≒−1/R1 ・・・(2)
となり、トランジスタP1の相互コンダクタンスgmが十分大きい場合には電圧制御電流源62(I3)の相互コンダクタンスGmは抵抗R1の大きさで定まり、抵抗R1の値を調節することにより相互コンダクタンスGmを任意に設定することができる。
トランジスタP1の相互コンダクタンスgmはドレイン電流が0A近傍で急激に変化する。そこでトランジスタP1の相互コンダクタンスgmの変化による電圧制御電流源62(I3)の相互コンダクタンスGmの変化を低減するには同図(c)、(d)図の構成にすると良い。
図9(c)、(d)図の構成により、電圧制御電流源62(I3)の出力電流が0Aの場合にも、トランジスタP1にはドレインにIBの電流が流れるため、ドレイン電流が0A近傍になることを回避できる。
図9(d)の構成では、入力信号VCbとトランジスタP1の出力電流との間にDCオフセットが生じる。これは出力電流が0Aの場合、抵抗R1にIBの電流が流れるため、R1・IBのオフセット電圧が生じるためである。よって、この電圧分を入力電圧VCbに余分に印加する必要がある。
このオフセットは、図9(e)の構成にすることにより回避することが出来る。図9(e)の構成では、出力電流が0Aの場合、トランジスタP1にはIBの電流が流れるが、R1には電流源IBによる電流が流れないため、抵抗R1によるオフセットが生じない。
図10についても、図9のトランジスタP1をNチャネルのトランジスタN1に置き換えてグランドを基準としたものであるので、上記した図9の場合と同様に説明できる。ただし図10では電圧制御電流源62(I3)の出力にカレントミラー回路を設けて信号の向きを変えている。
なお図9、図10の構成ではMOSトランジスタを用いているが、MOSトランジスタの代わりにパイポーラトランジスタを用いても実現可能である。また、図9、図10の回路構成において、出力インピーダンスを大きくしたい場合には、トランジスタをカスコード接続しても良い。
なお上述した説明では、図3の回路において、信号VCa1と信号VCa2に時間信号を重畳することにより、スイッチS2のオン時間を縮小または延長する調節量を変化することができると示したが、図3において時間信号を用いず、代わりに図8中の電圧制御電流源62(I3)の出力電流と入力電圧VCbの関係を非線形にすることにより、スイッチS2のオン時間を縮小または延長する調節量を変化するようにしても良い。
次にS2オン時間判定回路34の別構成例について説明する。
図11は、S2オン時間判定回路34の別構成例を示す図である。
図11の回路はインダクタ電流ILの極性を検出するために、インダクタ電流ILの代わりにインダクタの両端電圧VLを用いる場合の構成例である。
同図のS2オン時間判定回路34は、信号VC2を入力とし、信号VC2がHIGHからLOWに変化するタイミングをTS2Dずらした信号VC2Dを出力するVC2遅延回路71、インダクタ電圧VLの大きさを示す信号VLからインダクタ電圧VLが負ではないときHIGHとなる信号V1を生成するロジック72及び信号VC2Dと信号V1からS2オン時間調整回路35への出力信号VCa1及びVCa2を生成するロジック73より構成されている。
ロジック72の入力端子の閾値電圧VTHは、昇圧型コンバータの場合にはVIN−VOUT<VTH<0Vに、昇圧型コンバータ以外のDC−DCコンバータでは−VOUT(GND(0V)−VOUT)<VTH<0に設定する。
図12に図11のS2オン時間判定回路34を用いた場合のDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す。同図(a)はスイッチS2のオン期間が長すぎる場合、同図(b)はS2のオン期間が短すぎる場合、同図(c)はスイッチS2がオンである期間が適正に制御されている定常時の各信号の波形の概略を示している。
以下に図12を用いて図11の回路の動作を説明する。
図11のVC2遅延回路71はスイッチS2をスイッチングする信号VC2がHIGHからLOWに遷移する時間を時間TS2Dだけ遅延させた信号VC2Dを出力する。
図12(a)に示すように、スイッチS2のオン期間が長すぎる場合には、スイッチS2がオフとなった瞬間t82にインダクタ電圧VLが0Vになる。ロジック73は、信号VC2DがHIGHからLOWに切り換わった瞬間t83に信号VLが既に0V(信号V1がHIGH)である場合にスイッチS2のオン期間が長すぎるという判定を行ない、その結果を示す信号VCa1、VCa2を出力する。あるいは、信号VLが0Vになってから信号VC2DがHIGHからLOWに切り換わるまでの(t83−t82)=TS2D期間中、スイッチS2のオン期間が長すぎるという判定結果を信号VCa1とVCa2として出力し続けても良い。
スイッチS2のオン期間が短すぎる場合には、図12(b)に示すように、インダクタ電流ILが0Aに達する時点t94までインダクタ電圧VLは負の値を示す(スイッチS2にこの方向のインダクタ電流ILを流すダイオードが並列に接続されていることを前提としている。スイッチS2がMOSトランジスタである場合は、このダイオードとして当該MOSトランジスタのボディダイオードを用いてもよい)。ロジック73は、信号VC2DがHIGHからLOWに切り換わった瞬間(t93)に信号VLが負電圧である場合には、スイッチS2のオン期間が短すぎると判定し、その結果を信号VCa1とVCa2に出力する。あるいは、信号VC2DがHIGHからLOWに切り換わってから信号VLが0Vになるまでの(t94−t93)=T2期間中、スイッチS2がオンの期間が短すぎるという判定結果を信号VCa1、VCa2に出力し続けても良い。
定常時では、図12(c)に示すように、インダクタ電流ILが0Aに至る前にスイッチS2がオフとなる(t102)が、このスイッチS2がオフになってからインダクタ電流ILが0Aになるまでの期間はVC2遅延回路71による遅延時間(TS2D)に相当するため、この遅延時間(TS2D)を調節することにより、容易にスイッチS2がオフになってからインダクタ電流ILが0Aになるまでの時間差を小さく設定できる。
なお図12の各論理信号は論理整合を取ることにより、HIGHとLOWを反転することができることは明白である。
また、ここではインダクタ電圧VLを用いてインダクタ電流ILの極性の判定を行っているが、信号VLは回路方式によって動作の基準となる電位が異なり、必ずしもグランド基準で用いることはできない。そこで、信号VLの動作と同様の動作をするグランド基準の電圧信号を用いることにより、複雑な回路を使用することなくS2オン時間判定回路34を簡単に構成することができる。例えば降圧型コンバータの場合にはスイッチS2の両端電圧、昇圧型コンバータの場合にはスイッチS1の両端電圧、フライバック型コンバータにおいては、図23の回路のトランス16の2次側コイル14d−2とスイッチ13d(S2)の配置を入れ替えた場合のスイッチ13d(S2)の両端電圧を用いることで可能となる。この場合、図11の回路のロジック72の信号VL入力端子に、降圧型コンバータの場合にはスイッチS2の両端電圧、昇圧型コンバータの場合にはスイッチS1の両端電圧、フライバック型コンバータにおいては、図23の回路のトランス16の2次側コイル14d−2とスイッチ13d(S2)の配置を入れ替えた場合のスイッチ13d(S2)の両端電圧を入力すると良い。
さらに、図11のロジック72の入力端子の閥値電圧VTHを、降圧型コンバータの場合には0<VTH<VOUTに、昇圧型コンバータの場合にはVIN<VTH<VOUTに、フライバック型コンバータにおいて、図23の回路のトランス16の2次側コイル14d−2とスイッチ13d(S2)の配置を入れ替えた場合には0<VTH<VOUTに設定することで図12に示した動作が可能となる。
このように入力端子の閾値を設定することで、ロジック72は図13に示すような簡単なインバータ回路で構成することができる。
図13(a)は非反転型であり、信号V1に非反転信号を用いる場合である。図13(a)の回路は2つのインバータを直列に接続して構成されている。
また図13(b)は反転型であり、信号V1に反転信号を用いる場合である。図13(b)の回路は、1つのインバータより構成されている。
また一般に、スイッチS1、S2の2つのスイッチが共にオフの期間では、図14(a)に示すようにロジック72の入力信号は振動波形を示す。
同図(a)では、入力信号が振動波形になっているため、出力V1も振動波形となってしまっている。
この場合、図13の回路では、ロジック72の出力信号V1も振動してしまう。この振動は、VC2遅延回路71による遅延時間TS2Dによって吸収することが出来るが、このためには遅延時間TS2Dを大きくとらなければならない。
この振動波形はロジック72の入力端子に、図15に示すようにラッチ回路84を用いることによって回避することが出来る。
図15ではロジック72をSRフリップフロップ84で構成している。なおSRフリップフロップ84のリセット信号は、信号VC1a、信号VC2aあるいは信号VC1の論理を調節することで生成することができる。
図14(b)にラッチ回路を用いた場合の動作を示す。
同図(b)に示すように、入力の閥値を上記の値にしたラッチを用いることで、出力信号V1の出力の振動を回避することができる。
次に、S2オン時間調整回路35の別構成について説明する。
図16は、別構成のS2オン時間調整回路35及びS2遅延回路36の具体的な構成例を示す図である。
S2オン時間調整回路35はロジック91がS2オン時間判定回路34の出力信号VCaから生成する信号ICONTにより電流源92(I4)の出力電流を変化させ、抵抗93(R2)の両端電圧VCbを変化させる。S2遅延回路36では、信号VC2aに基づいてロジック94が、スイッチS2がオフまたはスイッチS1がオンの期間にスイッチ97(S7)をオフにすると共にスイッチ95(S8)をオンにし、コンデンサ98(C3)を放電させその両端電圧を0Vにしている。
信号VC2aあるいはVC2がスイッチS2をオンに切り換える状態に遷移すると、ロジック94は、スイッチ97(S7)をオンにすると共にスイッチ95(S8)をオフにし、コンデンサ98(C3)を電流源96(I5)の出力電流により充電する。
コンデンサ98(C3)の両端電圧は、コンデンサ98(C3)が電流源96(I5)により充電されることにより上昇し、信号VCbのレベルに達すると比較器99の出力信号がLOWからHIGHに遷移し、ロジック100はこれを受けて信号VCcを出力する。信号VCcを入力したS2駆動回路38はスイッチS2をオフにする。
このコンデンサ98(C3)の充電によって生じる遅延時間(スイッチS2をオフからオンに切り換える信号が発生してから信号VCcが発生するまでの遅延時間)が、スイッチS2がオンしている期間となる。この遅延時間は、信号VCbの値により変化し、信号VCbは電流源92(I4)の出力電流が信号ICONTで制御されることにより調整される。
例えばスイッチS2のオン期間が長すぎる場合には、電流源92(I4)の出力電流を小さくすることにより、信号VCbが低下する。これにより、比較器99の出力信号がLOWからHIGHに遷移するためのコンデンサ98(C3)の電圧(=VCb)が低下し、遅延時間が短くなる。そしてこれにより次の周期のスイッチS2のオン期間が短縮される。
またスイッチS2のオン期間が短すぎる場合には、電流源92(I4)の出力電流を大きくすることにより、信号VCbの電圧レベルが上昇する。これにより、比較器99の出力信号が遷移するためのコンデンサ98(C3)の電圧(=VCb)が上昇し、遅延時間が長くなる。これにより次の周期のスイッチS2のオン期間が延長される。
図16のS2オン時間調整回路35は、ロジック91から出力される信号ICONTに多段あるいは連続の電圧信号を用い、また電流源92(I4)を電圧制御電流源とする構成とすることができる。
図17にその場合の構成例を示す。
同図の構成例では、図16のロジック91を双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ111及びデジタル・アナログ変換器112から構成している。
この構成では信号VCaがインダクタ電流が正であることを表す信号であると、双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ111が値を所定量カウントアップ(左シフト、すなわち双方向シフトレジスタ111中のデータが大きくなる動作)していき、逆に負を表す信号であると双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ111が値を所定量カウントダウン(右シフト、すなわち双方向シフトレジスタ111中のデータが小さくなる動作)してゆく。そしてこの双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ111からの出力をデジタル・アナログ変換器112に変換して電圧制御電流源113(I4)に入力して、その出力電流値を制御している。
図17の電圧制御電流源113(I4)の具体的な構成としては、図9や図10に示す構成で実現できる。
この場合、図9、図10ではMOSトランジスタを用いているが、パイポーラトランジスタを用いる構成としてもよい。
また、電圧制御電流源113(I4)を図9、図10の回路とした場合には、出力インピーダンスを大きくしたい場合にはトランジスタをカスコード接続しても良い。
なおここで信号ICONTの高低関係と電圧制御電流源113(I4)の出力電流の大小関係は他の部分との整合をとることにより、逆転させても良い。
また図16のS2オン時間調整回路35は、電流源92(I4)を作動/停止スイッチを有する複数の電流源を並列接続した構成とし、また信号ICONTを複数ビットの論理信号で構成し、信号ICONTで複数の電流源のうち作動させる電流源の個数を制御することにより、出力電流を調節する構成としてもよい。
図18にその場合の構成例を示す。
同図の構成では、並列接続された複数の電流源121−1〜121−n、各電流源121−1〜121−nをスイッチングするスイッチ122−1〜122−n、信号VCaがインダクタ電流が正を表す信号であると、値を所定量カウントアップ(左シフト)してゆき、逆に負を表す信号であると、値を所定量カウントダウン(右シフト)する双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ124及び双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ124の出力値に基づいてスイッチ122−1〜122−nのオン/オフを切り換えるロジック123より構成されている。
同図の構成において、信号VCaに基づいて双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタ124が出力値を変化させると、その値に基づいた数の電流源121−1〜121−nがスイッチ122−1〜122−nによって接続されて電流I4が変化し、電流I4に基づいた抵抗R2の両端電圧VCbがS2遅延回路36に出力される。
この図17、図18の構成のように、S2オン時間調整回路35の構成を一部デジタル化すると、アナログ回路に必要な動作点やバイアスの調整等種々の調整が不要となるので、回路設計や回路構成が容易になる。ただアナログのみの構成のほうが回路が小さくすみ、また速度も速いので、使用する環境等により両者を使い分けることで、適切なDC−DCコンバータを実現することが出来る。
本実施形態におけるDC−DCコンバータ概略構成を示す図である。 (a)はスイッチS2のオン周期が長すぎる場合、(b)はスイッチS2のオン周期が短い場合のDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す図である。 S2オン時間判定回路の概念図である。 比較器の入力に信号IL以外の信号を用いた場合の構成例を示す図である。 (a)はスイッチS2のオン時間が長すぎる場合、(b)はスイッチS2のオン時間が短すぎる場合のタイマー回路の構成の一例を示す図である。 (a)はスイッチS2のオン時間が長すぎる場合、(b)はスイッチS2のオン時間が短すぎる場合のタイマー回路の動作波形の概略を示す図である。 S2オン時間調整回路の具体的な構成例を示す図である。 S2遅延回路の具体的構成例を示す図である。 電圧制御電流源の相互コンダクタンスが負の場合の電圧制御電流源の構成例を示す図である。 電圧制御電流源の相互コンダクタンスが正の場合の電圧制御電流源の構成例を示す図である。 S2オン時間判定回路の別構成例を示す図である。 図11のS2オン時間判定回路を用いた場合のDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す図である。 (a)は非反転型の場合の、(b)は反転型の場合のロジック72の構成例を示す図である。 (a)はスイッチS1,S2がオフのときに振動する場合、(b)はロジック72のラッチ回路にした場合の波形を示す図である。 ラッチ回路によるロジック72の構成例を示す図である。 別構成のS2オン時間調整回路35及びS2遅延回路36の具体的な構成例を示す図である。 デジタル化したS2オン時間調整回路の例(その1)を示す図である。 デジタル化したS2オン時間調整回路の例(その2)を示す図である。 一般的なDC−DCコンバータの構成を示すブロック図である。 DC−DCコンバータを降圧型コンバータとした場合の構成例を示す図である。 DC−DCコンバータを昇圧型コンバータとした場合の構成例を示す図である。 DC−DCコンバータを昇降圧型コンバータとした場合の構成例を示す図である。 DC−DCコンバータをフライバック型コンバータとした場合の構成例を示す図である。 一般的なDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す図である。 インダクタの負電流を遮断した場合のDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す図である。 インダクタの負電流遮断回路を設けたDC−DCコンバータの一般的な構成を示すブロック図である。 負電流検出回路の一例を示す図である。 インダクタの負電流遮断回路を設けたDC−DCコンバータの動作波形の概略を示す図である。
符号の説明
1、30 DC−DCコンバータ
2、31 変換部
3、32 制御回路
4 検出回路
5 誤差増幅回路
6 基準電圧回路
7 比較回路
8 発振回路
11a、11b、11c、11d 駆動回路
12a、12b、12c、12d メインスイッチ
13a、13b、13c、13d 同期整流用スイッチ
14a、14b、14c、14d インダクタ(コイル)
15a、15b、15c、15d コンデンサ
33 負電流遮断回路
34 S2オン判定回路
35 S2オン時間調整回路
36 S2遅延回路

Claims (26)

  1. インダクタまたはトランスを有する同期整流方式のDC−DCコンバータに用いられる制御回路であって
    前記DC−DCコンバータの同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを判定するS2オン時間判定部と、
    前記S2オン時間判定部の判定結果に基づいて、前記同期整流用のスイッチをオンにする期間を調整するための調整信号を生成するS2オン時間調整部と、
    前記調整信号に基づいて、前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号が前記同期整流用スイッチをオンとするものになってから前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせるまでの遅延量を調整するS2遅延部と
    を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記S2オン時間判定部は、前記同期整流用のスイッチがオフに切り換わったとき、前記インダクタまたはトランスに流れるインダクタ電流が負のとき前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎると判定することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記S2オン時間判定部は、前記同期整流用のスイッチがオフに切り換わったとき、前記インダクタまたはトランスに流れるインダクタ電流が正のとき前記同期整流用のスイッチのオン時間が短すぎると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御回路。
  4. 前記S2オン時間判定部は、前記インダクタまたはトランスに流れるインダクタ電流と基準値とを比較する比較器と、該比較器からの出力と前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号から前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを示す信号を生成する第1のロジック部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の制御回路。
  5. 前記S2オン時間判定部は、前記インダクタまたはトランスの出力側コイルに直列に設けた抵抗の両端の電圧値を比較する比較器と、該比較器からの出力と前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号から前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを示す信号を生成する第1のロジック部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の制御回路。
  6. 前記S2オン時間判定部は、前記同期整流用のスイッチに直列に設けた抵抗の両端の電圧値を比較する比較器と、該比較器からの出力と前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号から前記同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを示す信号を生成する第1のロジック部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の制御回路。
  7. 前記S2オン時間判定部は、前記インダクタのインダクタ電流が負になってから前記同期整流用スイッチがオフになるまでの期間若しくは前記同期整流用スイッチがオフになってから前記インダクタのインダクタ電流がゼロになるまでの期間を検出するタイマー回路を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1つに記載の制御回路。
  8. 前記タイマー回路は、前記比較器の出力及び前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号を入力とするAND回路と、前記比較器の出力及び前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号を入力とするNOR回路であることを特徴とする請求項7に記載の制御回路。
  9. 前記S2オン時間判定部は、前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号が前記同期整流用スイッチをオフに切り換えるタイミングを特定時間遅延させた信号を出力するVC2遅延部と、インダクタ電圧の大きさを示す信号からインダクタ電圧が負電圧から0Vになると変化する信号を出力する第2のロジック部と、前記VC2遅延部及び前記第1のロジック部の出力から前記S2オン時間調整回路への出力信号を生成する第3のロジック部とを有することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  10. 前記第2のロジック部は、インバータにより構成されることを特徴とする請求項9に記載の制御回路。
  11. 前記第2のロジック部は、ラッチにより構成されることを特徴とする請求項9に記載の制御回路。
  12. 前記ラッチは、SRフリップフロップであることを特徴とする請求項11に記載の制御回路。
  13. 前記S2オン時間調整部は、第1の電流源と、前記S2オン時間判定部からの出力に基づいて前記第1の電流源のオン/オフを切り換える第1のスイッチと、前記第1の電流源とグランドの間に直列に接続する第2の電流源と、前記S2オン時間判定部からの出力に基づいて前記第2の電流源のオン/オフを切り換える第2のスイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの接続点とグランドとの間に設けられた第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサの両端電圧を出力とする第1の出力部とを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の制御回路。
  14. 前記S2遅延部は、前記調整信号に基づいて出力値を変化させる第3の電流源と、第1の切換信号に基づいて前記第3の電流源のオン/オフを切り換える第3のスイッチと、前記第3のスイッチとグランドとの間に設けられる第2のコンデンサと、第2の切換信号に基づいて前記第3のスイッチと前記第2のコンデンサとの接続点をグランドに接地する第4のスイッチと、前記同期整流用のスイッチの駆動回路への入力信号を入力として前記第3のスイッチ及び前記第4のスイッチのオン/オフを切り換える前記第1の切換信号及び第2の切換信号を生成する第4のロジック部と、前記第2のコンデンサの両端電圧に基づいて前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせる出力信号を生成する第5のロジック部とを有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載の制御回路。
  15. 前記第3の電流源は、前記調整信号をゲート入力とするPチャネルFETを有することを特徴とする請求項14に記載の制御回路。
  16. 前記第3の電流源は、前記調整信号をゲート入力とし、ソース側にカレントミラー回路を接続したNチャネルFETを有することを特徴とする請求項14に記載の制御回路。
  17. 前記S2オン時間調整部は、電流制御信号に基づいて出力電流を変化させる第4の電流源と、前記S2オン時間判定部の出力から前記電流制御信号を生成する第6のロジック部と、前記第4電流源の出力電流を電圧値に変換して前記調整信号として出力する第2の出力部とを備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の制御回路。
  18. 前記第6のロジック部は、前記S2オン時間判定部の出力を入力とする双方向カウンタまたは双方向レジスタと、当該双方向カウンタまたは双方向レジスタの出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換部とを備えることを特徴とする請求項17に記載の制御回路。
  19. 前記S2遅延部は、第5の電流源と、第3の切換信号に基づいて前記第5の電流源のオン/オフを切り換える第5のスイッチと、前記第5のスイッチとグランドとの間に設けられる第3のコンデンサと、第4の切換信号に基づいて前記第5のスイッチと前記第3のコンデンサとの接続点をグランドに接地する第6のスイッチと、前記同期整流用のスイッチの駆動回路への入力信号に基づいて前記第3の切換信号及び前記第4の切換信号を生成する第7のロジック部と、前記第3のコンデンサの両端電圧と前記調整信号を比較する第2の比較器と、前記第2の比較器の出力に基づいて前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせる出力信号を生成する第8のロジック部とを有することを特徴とする請求項17または18に記載の制御回路。
  20. 前記S2オン時間調整部は、並列に設けられた複数の第6の電流源と、第5の切換信号に基づいて前記第6の電流源それぞれのオン/オフを切り換える複数の第7のスイッチと、S2オン時間判定部の出力を入力とする双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタと、前記双方向カウンタまたは双方向シフトレジスタの出力から前記第5の切換信号を生成する第9のロジック部と、前記第6の電流源からの出力電流を電圧値に変換して出力する出力部とを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の制御回路。
  21. 請求項1の制御回路を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  22. 前記DC−DCコンバータは降圧型のコンバータであることを特徴とする請求項21のDC−DCコンバータ。
  23. 前記DC−DCコンバータは昇圧型のコンバータであることを特徴とする請求項21のDC−DCコンバータ。
  24. 前記DC−DCコンバータは昇降圧型のコンバータであることを特徴とする請求項21のDC−DCコンバータ。
  25. 前記DC−DCコンバータはフライバック型のコンバータであることを特徴とする請求項21のDC−DCコンバータ。
  26. 同期整流方式のDC−DCコンバータの制御方法であって
    前記DC−DCコンバータの同期整流用のスイッチのオン時間が長すぎるか若しくは短すぎるかを判定し、
    前記判定の結果に基づいて前記同期整流用のスイッチをオンにする期間を決定し、
    前記同期整流用のスイッチをオンにする期間に基づいて、前記同期整流用スイッチのオン/オフを切り換える信号が前記同期整流用スイッチをオンとするものになってから前記同期整流用スイッチを強制的にオフさせるまでの遅延量を調整することを特徴とする制御方法。
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