JP5735732B2 - Dc/dcコンバータ制御回路、およびdc/dcコンバータ制御方法 - Google Patents

Dc/dcコンバータ制御回路、およびdc/dcコンバータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC/DCコンバータの負荷急変時などの過渡応答に関するものであり、特に、過渡状態におけるDC/DCコンバータの出力電圧の変動が抑制されるDC/DCコンバータ制御回路、およびDC/DCコンバータ制御方法に関するものである。
特許文献1に開示されているスイッチングレギュレータは、基準電圧と出力電圧を分圧して得られる観測電圧とを入力して差電圧を増幅するエラーアンプを備えている。エラーアンプの出力と発振信号とが比較されPWMによるスイッチング動作が行われる。負荷の大小に応じて発振周波数を変化させることにより、負荷が軽いときの効率改善を図るものである。
特開平11−155281号公報
特許文献1では、負荷の大小に応じて発振信号の発振周波数を可変とするものの、これは定常状態における動作である。すわなち、軽負荷では、高負荷時の場合に比して発振周波数を低減することにより、単位時間当たりのスイッチング回数を低減して、電力消費の低減を図る。これにより、効率向上を図る構成である。従って、負荷が急変した際の過渡状態における出力電圧の変動については、何ら開示・示唆はされていない。
特許文献1に図示されているように、DC/DCコンバータでは、エラーアンプを備えて基準電圧と観測電圧との差電圧を増幅し、その結果に応じてスイッチングデューティを可変する。これにより、負荷急変等に伴う過渡的な出力電圧の変動に応答して、出力電圧の変動を回復させるように動作する。
図示はされていないが、エラーアンプには、入出力端子間に位相補償用の回路が備えられていることが一般的である。位相補償用回路は抵抗素子や容量素子などで構成されている。位相補償用回路により、エラーアンプは、入力信号の急峻な変動に対して有限の時間遅れを経て出力信号が応答する。これにより、系の安定動作を確保するものである。
したがって、出力電圧の変動に伴う観測電圧の変動がエラーアンプに入力されてから、基準電圧との差電圧が増幅され出力されるまでには一定の時間がかかる。エラーアンプの出力信号と発振信号との比較に応じてスイッチングデューティが決定されスイッチング動作が行なわれるまでの時間が短時間であるとしても、エラーアンプにおける応答遅れにより、出力電圧の過渡的な変動を十分に抑制することはできない。負荷急変等の過渡状態においては、一時的に出力電圧が変動してしまう場合があり問題である。
この場合、出力電圧の変動を抑制するためには、充分な容量値を有する出力コンデンサを備えなければならない。実装部品のサイズや実装個数の増大、実装面積の増大を招来するおそれがあり問題である。
本発明は、上記の課題に鑑み提案されたものであり、負荷変動等の過渡状態におけるDC/DCコンバータの出力電圧の変動を検出することに応じてDC/DCコンバータのスイッチング動作を制御して、高速な応答特性を有して出力電圧の変動を抑止することが可能なDC/DCコンバータ制御回路、およびDC/DCコンバータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の態様のDC/DCコンバータ制御回路は、入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧と設定電圧とに応じた誤差電圧を出力する誤差増幅器と、インダクタンス素子と入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、誤差電圧に応じてスイッチング制御する第1制御部と、スイッチ素子のスイッチング制御の周期を制御する発振信号を出力する発振器と、出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、分圧電圧が基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力する比較器とを備え、発振器は、比較器の出力信号が第1電圧レベルの出力信号である場合に、発振信号の周期を短くするものである。
また、本発明に係る第1の態様のDC/DCコンバータ制御方法は、入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧と設定電圧とに応じて誤差電圧を出力し、インダクタンス素子と入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、誤差電圧に応じてスイッチング制御し、スイッチ素子のスイッチング制御の周期を制御する発振信号を出力し、出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、分圧電圧が基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力し、第1電圧レベルの出力信号が出力されている場合に、発振信号の周期を短くするものである。
本発明に係る第1の態様は、インダクタンス素子と入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子をスイッチング制御することにより、インダクタンス素子への入力電圧の給電を周期信号の周期で行ない、インダクタンス素子から出力される出力電圧を設定電圧に制御するDC/DCコンバータの制御回路および制御方法に係るものである。出力電圧と設定電圧とに応じて誤差電圧を増幅し、この増幅結果に応じて、スイッチ素子をスイッチング制御する。比較器より出力電圧に基づく分圧電圧が基準電圧より低い場合に出力される第1電圧レベルの出力信号にに応じて、周期信号を短くする。
これにより、過渡状態において、DC/DCコンバータの出力電圧に基づく分圧電圧が基準電圧より低いことに応じて、通常より短周期の周期信号でスイッチ素子のスイッチング制御が行われ、インダクタンス素子を介して出力電圧への給電を増大させることができる。出力電圧の低下に伴う設定電圧からの誤差電圧を増幅してスイッチング動作による給電の時間割合を増大させる制御に先立って出力電圧への給電を行なうことができる。出力電圧の過渡的な落ち込みを抑制することができる。
また、本発明に係る第2の態様のDC/DCコンバータ制御回路は、入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧設定電圧とに応じた誤差電圧を出力する誤差増幅器と、インダクタンス素子と入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、第1周期で誤差電圧に応じてスイッチング制御する第1制御部と、出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、分圧電圧が基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力する比較器と、比較器の出力信号が第1電圧レベルの出力信号である場合に、スイッチ素子を導通する第2制御部とを備えるものである。
本発明に係る第2の態様では、インダクタンス素子と入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、第1周期でスイッチング制御することにより、インダクタンス素子への入力電圧の給電を第1周期で行ない、インダクタンス素子を介して出力される出力電圧を設定電圧に制御するDC/DCコンバータの制御回路に係るものである。出力電圧設定電圧とに応じた誤差電圧を出力し、この増幅結果に応じて、スイッチ素子を第1周期でスイッチング制御する比較器より出力電圧に基づく分圧電圧が基準電圧より低い場合に出力される第1電圧レベルの出力信号に応じて、スイッチ素子が導通する。
これにより、過渡状態において、DC/DCコンバータの出力電圧が設定電圧に基づく分圧電圧が基準電圧より低いことに応じて、スイッチ素子を導通状態として、インダクタンス素子を介して出力電圧に給電することができる。第1周期でスイッチング制御を行なうことにより出力電圧への給電制御を行なう場合には、スイッチ素子の導通は1周期の中の所定の時間帯の中で行われる。スイッチ素子の非導通後に出力電圧が低下した場合には、次の周期でのスイッチ素子の導通まで出力電圧への給電を待たなければならないところ、本発明では、出力電圧の低下に応じてスイッチ素子を導通させることができる。出力電圧の過渡的な落ち込みを抑制することができる。
本発明のDC/DCコンバータ制御回路、およびDC/DCコンバータ制御方法によれば、負荷変動等の過渡状態におけるDC/DCコンバータの出力電圧の変動を検出することに応じて、DC/DCコンバータが備えるスイッチ素子のスイッチング動作を制御して、誤差増幅器による応答特性より高速に出力電圧への給電を変動させることにより、出力電圧の変動を抑止することができる。
第1実施形態の回路ブロック図である。 第1実施形態の発振器の第1の回路例である。 第1の回路例による過渡状態の動作を示す動作波形図である。 第1実施形態の発振器の第2の回路例である。 第2の回路例による過渡状態の動作を示す動作波形図である。 第1実施形態の遅延回路の回路例である。 遅延回路の回路例の動作を示す動作波形図である。 第2実施形態の回路ブロック図である。 第3実施形態の回路ブロック図である。 第3実施形態において、発振器を第1の回路例とする場合の動作波形図である。
図1は、第1実施形態の回路ブロック図である。ここでは、電流モードで制御される降圧型のDC−DCコンバータ1を一例として説明する。
先ず、回路構成について説明する。降圧型のDC−DCコンバータ1であるため、入力電圧VINと接地電圧との間に、メインスイッチS1および同期整流スイッチS2が直列に接続されている。メインスイッチS1および同期整流スイッチS2の接続点LXは、チョークコイルL1の一端に接続されており、チョークコイルL1の他端は、出力容量素子COの一端に接続されると共に、出力端子VOに接続されている。出力容量素子COの他端は、接地電圧に接続されている。
DC−DCコンバータ1において、出力端子VOは、抵抗素子R11の一端に接続されている。抵抗素子R11は抵抗素子R12に接続され、抵抗素子R12は接地電位に接続されている。また、出力端子VOと抵抗素子R11、R12の接続点FB1の間には、抵抗素子と容量素子とが直列接続されてなる微分回路D1が接続されている。また、出力端子VOは、抵抗素子R21の一端に接続されている。抵抗素子R21は抵抗素子R22に接続され、抵抗素子R22は接地電位に接続されている。
抵抗素子R11、R12の接続点FB1は、電圧比較器CMP1、CMP2の一方の反転入力端子に接続されると共に、誤差増幅器ERの反転入力端子に接続されている。誤差増幅器ERの非反転入力端子は基準電圧源VRFに接続されている。誤差増幅器ERは、出力端子と反転入力端子との間に抵抗素子と容量素子とが直列接続されてなる位相補償回路PCが接続されている。
誤差増幅器ERの出力端子は、電圧比較器CMPの非反転入力端子に接続されている。また、電圧比較器CMPの反転入力端子は、電流センス回路CSの出力端子が接続されている。電圧比較器CMPの出力端子CMOは、オアゲートO1の一方の入力端子に接続されている。オアゲートO1の一方の入力端子には、遅延回路DLの出力端子が接続されている。オアゲートO1の出力端子は、アンドゲートA1の一方の入力端子に接続されている。アンドゲートA1の他方の入力端子は、電圧比較器CMP2の出力端子CMO2に接続されている。
フリップフロップFFのセット端子(S)には、発振器OSCの出力端子が接続され、リセット端子(/R)には、アンドゲートA1の出力端子が接続されている。フリップフロップFFの出力端子FFOは、遅延回路DLの入力端子に接続されると共に、駆動制御回路DVCに接続されている。また、後述する第2の回路例においては発振器OSCに接続されている。駆動制御回路DVCは、ハイ側ドライバDVH、ロー側ドライバDVLを介して、メインスイッチS1、同期整流スイッチS2の各々のゲート端子に接続されている。
抵抗素子R21、R22の接続点FB2は、電圧比較器CMP1、CMP2の他方の反転入力端子に接続されている。電圧比較器CMP1、CMP2の非反転入力端子は、基準電圧源VRFに接続されている。電圧比較器CMP1、CMP2は、図1に概念的に示すように、各々、比較電圧におけるオフセット電圧VOF1、VOF2を有している。電圧比較器CMP1については、接続点FB1、FB2の各々に出力される出力電圧VOの分圧電圧VFB1、VFB2に対して負電圧側にオフセット電圧VOF1を有している。電圧比較器CMP2については、接続点FB1、FB2に出力される出力電圧VOの分圧電圧VFB1、VFB2に対して正電圧側にオフセット電圧VOF2を有している。電圧比較器CMP1の出力端子CMO1は、遅延回路DLおよび発振器OSCに接続され、電圧比較器CMP2の出力端子CMO2は、発振器OSCに接続されている。
次に、回路動作について説明する。DC−DCコンバータ1は電流モードで制御される。先ず、定常状態について説明する。出力端子VOから出力される出力電圧VOは、抵抗素子R11、R12により抵抗分圧されて、接続点FB1から分圧電圧VFB1が誤差増幅器ERに入力される。誤差増幅器ERでは、基準電圧VRFから分圧電圧VFB1を減じた差電圧が増幅される。ここで、基準電圧VRFは、基準電圧源VRFから出力される。また、出力端子VOと接続点FB1との間に接続されている微分回路D1により、出力電圧VOの変動は微分され、分圧電圧VFB1に重畳される。出力電圧VOの変動を迅速に検出することができる。
誤差増幅器ERで増幅された誤差増幅電圧は、電圧比較器CMPに入力される。電圧比較器CMPには電流センス回路CSにより検出されるメインスイッチS1のコイル電流IL1に応じたセンス電圧VSが入力されており、誤差増幅電圧とセンス電圧VSとが電圧比較される。ここで、コイル電流IL1はメインスイッチS1がオン状態の場合にメインスイッチを介して流れる電流である。また、同期整流スイッチS2がオン状態にある場合には、同期整流スイッチS2にコイル電流IL2が流れる。コイル電流IL1およびIL2により、チョークコイルL1にコイル電流ILが流れる。
センス電圧VSに比して誤差増幅電圧が大きい場合には、電圧比較器CMPからはハイレベルの出力信号CMOが出力され、電圧の大小関係が逆転することにより、ローレベルが出力される。
発振器OSCは、所定の発振周波数で発振信号を出力する。定常状態においては、抵抗素子R11、R12による分圧電圧VFB1、および抵抗素子R21、R22による分圧電圧VFB2は、共に、基準電圧VRFに対してオフセット電圧VOF1以上に低い電圧ではなく、オフセット電圧VOF2以上に高い電圧ではない。これにより、電圧比較器CMP1からはローレベル電圧が出力され、電圧比較器CMP2からはハイレベル電圧が出力される。発振器OSCは、この状態で基準となる発振周波数で動作する。
発振器OSCから出力される発振信号OSCOは、フリップフロップFFのセット端子(S)に入力される。フリップフロップFFは、発振信号OSCOの周期ごとにセットされ、ハイ側ドライバDVHおよびロー側ドライバDVLに対してハイレベル信号を出力する。これにより、メインスイッチS1がオンし同期整流スイッチS2がオフする。これにより、入力電圧VINからメインスイッチS1を介してチョークコイルL1にコイル電流IL1が流れる。メインスイッチS1がオン状態にある場合にはチョークコイルL1の両端にコイル電流IL1の流れる方向に正の電圧(VIN−VO)が印加されるので、コイル電流IL1は、時間比例して増大する電流となる。
この状態は、フリップフロップFFがリセットされるまで継続する。フリップフロップFFは、リセット端子(/R)に入力されるアンドゲートA1の出力信号がローレベルになることによりリセットする。アンドゲートA1の入力端子は、電圧比較器CMP2の出力端子CMO2およびオアゲートO1の出力端子が接続されている。定常状態では、電圧比較器CMP2の出力信号CMO2はハイレベルに維持されているので、オアゲートO1の出力信号がローレベルになることが、フリップフロップFFがリセットする条件である。
また、オアゲートO1は、遅延回路DLの出力端子DLOおよび電圧比較器CMPの出力端子CMOが接続されている。定常状態では、後述するように遅延回路DLの出力信号DLOはローレベルに維持されているので、電圧比較器CMPの出力信号CMOがローレベルになることが、フリップフロップFFがリセットする条件である。電圧比較器CMPの出力信号CMOがローレベルになるのは、センス電圧VSが誤差増幅電圧を上回ることが条件である。
すなわち、センス電圧VSが誤差増幅電圧を上回ることにより、メインスイッチS1がオフしてコイル電流IL1が遮断される制御が行われる。センス電圧VSはコイル電流IL1に比例した電圧であり、コイル電流IL1は時間比例して増加する電流である。このため、電圧比較器CMPは、誤差増幅電圧に応じてコイル電流IL1のピーク値を制御する。誤差増幅器ERにおいて、基準電圧VRFに対して分圧電圧VFB1が低い場合、基準電圧VRFからの分圧電圧VFB1の差電圧が大きなほど、誤差増幅電圧は高い電圧値となる。より高いセンス電圧VSにおいて電圧比較器CMPが反転することとなり、コイル電流IL1のピーク電流値が大きくなるように制御される。分圧電圧VFB1として検出される出力電圧VOが、基準電圧VRFに基づいた設定値に比して低い電圧値であるほど、コイル電流IL1のピーク値が大きく制御され、出力電圧VOを設定値に近づける制御が行われる。
尚、基準電圧VRFに対して分圧電圧VFB1が高い場合には、誤差増幅電圧は最低の電圧レベルになる。電圧比較器CMPでは、最低電圧レベルのセンス電圧VSにおいても出力信号CMOがローレベルになる条件である。フリップフロップFFがセットされた後、直ちにリセットされる動作が行われるため、メインスイッチS1は実質的にオンせず、出力端子VOへの電力供給は実質的に停止する状態となる。
ここで、駆動制御回路DVCは、フリップフロップFFの出力信号に対して、ハイ側ドライバDVH、およびロー側ドライバDVLへの駆動信号を出力する回路である。同期整流型のDC−DCコンバータ1では、メインスイッチS1と同期整流スイッチS2とが同時にオンして貫通電流が流れることを防止するために、各々のスイッチS1、S2の導通状態が切り替わる際、両スイッチS1、S2が共にオフ状態の状態を経て切り替わる。いわゆるデッドタイム動作を行なうことが一般的である。駆動制御回路DVCは、こういった回路動作上の制御を行なう回路である。
次に、出力電圧VOが過渡的に設定電圧から変動する過渡状態での回路動作について説明する。こうした過渡状態においても、上記に説明した定常状態における出力電圧VOの制御動作により、出力電圧VOの設定電圧に対する過不足は解消されるように制御が行われる。
すなわち、出力電圧VOが過渡的に増減すると、これに応じて分圧電圧VFB1が増減する。分圧電圧VFB1の増減は、誤差増幅器ERにより誤差増幅電圧に反映されて出力される。出力電圧VOが増加し分圧電圧VFB1が増加すると、誤差増幅電圧は減少し、コイル電流IL1のピーク電流が減少する方向に制御が行われる。また、出力電圧VOが減少し分圧電圧VFB1が減少すると、誤差増幅電圧は増加し、コイル電流IL1のピーク電流が増加する方向に制御が行われる。これにより、出力電圧VOの過渡的な増減は、解消されていくものである。
しかしながら、この応答は回路構成により決定される所定の応答時間を要する。この応答時間は、フィードバック系の回路動作の安定性を確保するために誤差増幅器ERに備えられている位相補償回路PCを初めとする回路構成上の応答遅れがあるためである。出力電圧VOの過渡的な変動が負荷電流の急激な増減によるものである場合、負荷電流の増減後もメインスイッチS1および同期整流スイッチS2のオン・オフ制御は、応答遅れの期間、負荷電流の増減前の状態で動作が継続する。これが出力電圧VOの過渡的な変動の主たる要因である。従って、応答遅れの時間が長いほど、出力電圧VOの過渡的な電圧変動幅は大きなものとなってしまう。
本第1実施形態で開示するDC−DCコンバータ1は、上記した通常の制御動作による出力電圧VOの制御動作に先立って動作し、応答遅れに伴う出力電圧VOの変動幅を低減する制御を行なう。すなわち、電圧比較器CMP1、CMP2を備えて、出力電圧VOが所定の電圧レベルを越えて増減したことを迅速に検出し、出力電圧VOの変動を高速に解消する制御を行なうものである。
電圧比較器CMP1、CMP2は、電圧比較に際して、各々オフセット電圧VOF1、VOF2が付与されている。電圧比較器CMP1は、分圧電圧VFB1、VFB2が、基準電圧VRFからオフセット電圧VOF1以上下回った場合に、出力信号CMO1がハイレベルに反転して出力電圧VOが過渡的に減少したことを検出する。また、電圧比較器CMP2は、分圧電圧VFB1、VFB2が、基準電圧VRFからオフセット電圧VOF2以上上回った場合に、出力信号CMO2がローレベルに反転して出力電圧VOが過渡的に上昇したことを検出する。
電圧比較器CMP1の出力信号CMO1がハイレベルに反転して出力電圧VOが過渡的に減少したことが検出されると、以下の3種類の制御が行われる。第1の制御は、発振器OSCから出力される発振信号OSCOの発振周波数を増大させる制御である。これにより、単位時間当たりスイッチング回数が増大し、出力端子VOへの電力供給が促進される。第2の制御は、検出に応じてメインスイッチS1をオンする制御である。出力端子VOへの電力供給が行われ出力電圧VOの減少が抑制される。第3の制御は、1周期においてメインスイッチS1がオンする最小時間を拡大する制御である。これにより、定常状態における出力電圧VOの制御により決定されるオン時間を越えてメインスイッチS1をオン状態に維持することができ、応答遅れ期間もメインスイッチS1のオン時間を拡張して出力端子VOへの電力供給が促進される。
電圧比較器CMP2の出力信号CMO2がローレベルに反転して出力電圧VOが過渡的に上昇したことが検出されると、メインスイッチS1のオン動作を抑止する制御が行われる。例えば、発振器OSCの発振動作を停止、あるいは発振信号OSCOの出力を抑止する。これにより、出力端子VOへの電力供給が停止され、過度な電力供給が行われることが防止される。
次に、個々の制御について説明する。
出力電圧VOが過渡的に減少した場合の第1の制御は、電圧比較器CMP1のハイレベルの出力信号CMO1に応じて、発振器OSCの発振周波数が定常状態での基準となる周波数に比して高周波数に切り替わる制御(第1具体例として図2、3に例示する。)、あるいは発振信号OSCOのオフ時間を制御することにより発振周期を短縮する制御(第2具体例として図4、5に例示する。)である。
出力電圧VOが過渡的に減少する場合の第2の制御は、電圧比較器CMP1のハイレベルの出力信号CMO1に応じて、発振器OSCから発信信号OSCOが出力される制御である。電圧比較器CMP1による出力電圧VOの過渡的な減少の検出に遅れることなく、出力端子VOへの電力供給を行なうことができる。図2乃至5に具体例を例示する。
出力電圧VOが過渡的に上昇した場合の制御は、電圧比較器CMP2のローレベルの出力信号CMO2に応じて、発振器OSCからの発信信号OSCOが停止する制御である。発振信号OSCOの停止によりフリップフロップFFのセットが行われず、メインスイッチS1がオフ状態を維持することとなる。図2乃至5に具体例を例示する。
上述の制御に関する具体例について説明する。図2は発振器OSCの第1の回路例である。同一の回路構成を有し異なる発振周波数で動作する2つの発振部(第1発振部11、第2発振部12)を備えている。第1発振部11は以下のように構成されている。
ナンドゲート21の出力端子は、ノアゲート25の一方の入力端子、およびインバータ22の入力端子に接続されている。インバータ22は、抵抗素子26を介して直列接続された2つのインバータ23、24に接続され、インバータ24の出力端子はノアゲート25の他方の入力端子に接続されている。奇数段に直列接続されたインバータ22乃至24、抵抗素子26、および容量素子27で遅延回路を構成している。また、抵抗素子26とインバータ23との接続点には、接地電圧との間に容量素子27およびNMOSトランジスタ28が接続されている。NMOSトランジスタ28のゲート端子は、アンドゲート33の出力端子が接続されている。
また、ノアゲート25の出力端子は、インバータ29の入力端子に接続されている。インバータ29の出力端子は、アンドゲート33の一方の入力端子、および抵抗素子34の一端に接続されている。抵抗素子34の他端は、容量素子35およびNMOSトランジスタ36に接続されると共に、直列接続されているインバータ30乃至32に接続されている。抵抗素子34、容量素子35、および奇数段に直列接続されているインバータ30乃至32で遅延回路を構成している。アンドゲート33の出力端子は、インバータ37を介してナンドゲート21に接続されている。また、容量素子35およびNMOSトランジスタ36の他端は、接地電圧に接続されている。NMOSトランジスタ36のゲート端子は、ノアゲート25の出力端子に接続されている。
第2発振部12のナンドゲート41、インバータ42乃至44、49、50乃至52、57、ノアゲート45、アンドゲート53、抵抗素子46、54、容量素子47、55、およびNMOSトランジスタ48、56は、それぞれ、第1発振部11のナンドゲート21、インバータ22乃至24、29、30乃至32、37、ノアゲート25、アンドゲート33、抵抗素子26、34、容量素子27、35、およびNMOSトランジスタ28、36に対応し、同一の回路構成を有している。
第1の回路例では、発振器OSCの入力端子は、第1発振部11のナンドゲート21および第2発振部12のナンドゲート41の入力端子に接続されている。イネーブル信号EN(図1において不図示)および電圧比較器CMP2の出力端子CMO2については、ナンドゲート21および41に共通に接続されている。電圧比較器CMP2の出力端子CMO1については、第1発振部11にはインバータ13を介して、第2発振部12にはそのまま接続されている。
第1発振部11のノアゲート25の出力端子、および第2発振部12のノアゲート45の出力端子は、オアゲート14の入力端子に接続されており、オアゲート14の出力端子はアンドゲート15の入力端子に接続されている。アンドゲート15の他の入力端子には、イネーブル信号ENが入力されている。アンドゲート15から発信信号OSCOが出力される。
図3を参照して、出力電圧VOが過渡的な変動に対する動作を説明する。先ず、制御の開始に当たってイネーブル信号ENがハイレベルに遷移する。これにより、発振器OSCが発振動作を開始する。定常状態では、電圧比較器CMP1の出力信号CMO1がローレベル、電圧比較器CMP2の出力信号CMO2がハイレベルである。従って、ナンドゲート41の出力信号はハイレベルに固定され、第2発振部12は発振動作を行なわない。これに対して第1発振部11は発振動作を行なう。
イネーブル信号ENがハイレベルに遷移することに応じて、ナンドゲート21の出力信号がローレベルに遷移する。これにより、ノアゲート25からは、インバータ22乃至24、抵抗素子26、および容量素子27で構成される遅延回路により計時される遅延時間をパルス幅とするハイパルス信号Vb1が出力される。ハイパルス信号Vb1は、NMOSトランジスタ36のゲート端子に入力されてインバータ30の入力端子をローレベルにリセットする。また、インバータ29からローパルス信号が出力される。これにより、アンドゲート33からは、インバータ30の入力端子をローレベルにリセットした後であって、インバータ22乃至24、抵抗素子26、および容量素子27で構成される遅延回路、および抵抗素子34、容量素子35、およびインバータ30乃至32で構成される遅延回路のうち計時時間が長い遅延時間の後、ハイパルス信号が出力される。このハイパルス信号は、NMOSトランジスタ28のゲート端子に入力されてインバータ23の入力端子をローレベルにリセットする。また、インバータ37で反転されてローパルス信号Vd1が出力される。ローパルス信号Vd1のハイレベル遷移に応じてナンドゲート21の出力信号がローレベルに遷移する。以下、同様の動作を繰り返し、ハイパルス信号Vb1が発振する。このときの発振周期は、インバータ22乃至24、抵抗素子26、および容量素子27で構成される遅延回路、および抵抗素子34、容量素子35、およびインバータ30乃至32で構成される遅延回路の計時時間を加算した時間に略等しい時間である。なお、この場合、後者の遅延回路での遅延時間が前者の遅延回路での遅延時間より短時間でないことが条件である。
ハイパルス信号Vb1は、オアゲート14を介してアンドゲート15に伝搬する。イネーブル信号ENがハイレベルであるので、発振信号OSCOとして出力される。
負荷電流が急増すると、出力電圧VOが過渡的に減少する。この状態を電圧比較器CMP1が検出し、ハイレベルの出力信号CMO1が出力されると、第1発振部11に代えて第2発振部12が発振動作を開始する。
この場合、第2発振部12では、ハイレベルの出力信号CMO1をナンドゲート41が受け出力信号は直ちにローレベルに遷移する。ローレベル信号は、ノアゲート45を介してハイパルス信号Va1が出力される。
これにより、発振信号OSCOがハイレベルに遷移する。電圧比較器CMP1より、ナンドゲート41、ノアゲート45、オアゲート14、およびアンドゲート15を介して、出力電圧VOが過渡的に減少する場合の第2の制御が行われる。出力電圧VOが過渡的に減少することに応じて、発信信号OSCOが出力され、出力電圧VOの過渡的な減少に遅れることなく、出力端子VOへの電力供給を行なうことができる。
第2発振部12の回路動作は第1発振部11の回路動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。第2発振部12での発振周波数は、インバータ42乃至44、抵抗素子46、および容量素子47で構成される遅延回路、および抵抗素子54、容量素子55、およびインバータ50乃至52で構成される遅延回路の計時時間を加算した時間に略等しい時間であるところ、各遅延回路の遅延時間は、第1発振部11に備えられている遅延回路の遅延時間に比して短時間に設定されている。このため、第2発振部12による発振周波数は、第1発振部11による発振周波数に比して高周波数である。
これにより、出力電圧VOが過渡的に減少した場合の第1の制御が行われる。この場合、発振周波数は、定常状態の場合に比して高周波数に設定されて発振器OSCが動作する。これにより、単位時間当たりスイッチング回数が増大し、出力端子VOへの電力供給が促進される。
尚、この間、第1発振部11は、ナンドゲート21の出力信号がハイレベルに固定される。この結果、ノアゲート25から出力されるハイパルス信号Vb1がローレベルに固定される。更に、インバータ29を介して、アンドゲート33の出力信号がローレベルに固定され、インバータ37を介して出力されるローパルス信号Vd1はハイレベルに固定される。
次に、負荷電流が急減すると、出力電圧VOが過渡的に上昇する。この状態を電圧比較器CMP2が検出し、ローレベルの出力信号CMO2が出力される。これにより、第1発振部11のナンドゲート21、および第2発振部12のナンドゲート41の出力信号は、共にハイレベルに固定される。ノアゲート25、45から出力されるハイパルス信号Vb1、Va1は、何れもローレベルに固定され、発振信号OSCOは、ローレベルに固定される。
これにより、出力電圧VOが過渡的に上昇した場合の制御が行われる。出力電圧VOが過渡的に上昇することに応じて、発振信号OSCOの出力が停止する。出力電圧VOの過渡的な上昇に遅れることなく、出力端子VOへの電力供給を停止することができる。
図4は発振器OSCの第2の回路例である。第1の回路例(図2)で示した第1発振部11と、発振信号OSCOのローレベル時間が固定される第3発振部16とを備えている。第1発振部11の構成、作用効果は第1の回路例(図2)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
また、第3発振部16において、ナンドゲート61、インバータ62乃至64、69、70乃至72、77、ノアゲート65、アンドゲート73、抵抗素子66、74、容量素子67、75、およびNMOSトランジスタ68、76は、それぞれ、第1発振部11(図2)のナンドゲート21、インバータ22乃至24、29、30乃至32、37、ノアゲート25、アンドゲート33、抵抗素子26、34、容量素子27、35、およびNMOSトランジスタ28、36に対応する。第1発振部11(図2)では、ノアゲート25の出力信号であるハイパルス信号Vb1がインバータ29およびNMOSトランジスタ36に入力されているが、第3発振部16では、これに代えて、インバータ69およびNMOSトランジスタ76に、フリップフロップFFの出力信号FFOが入力されている。また、ラッチ回路17と、その出力端子が接続されるインバータ18が追加して備えられている。
ラッチ回路17には、インバータ18に接続されているナンドゲートに電圧比較器CMP1の出力信号CMO1が入力され、他方のナンドゲートにはフリップフロップFFの出力信号FFOが入力されている。また、インバータ18の出力端子は、第1発振部11(図2)において入力されている電圧比較器CMP1の出力信号CMO1に代えて、ナンドゲート61、およびインバータ13に入力されている。
なお、図4においてラッチ回路を設けず、出力信号CMO1をナンドゲート61及びインバータ13に入力し、出力信号FFOをインバータ69及びNMOSトランジスタ76に入力してもよい。
図5を参照して、出力電圧VOが過渡的な変動に対する動作を説明する。尚、第2の回路例では、出力電圧VOが過渡的に減少する場合の第2の制御、出力電圧VOが過渡的に上昇した場合の制御、および定常状態での制御については、第1の回路例の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
負荷電流が急増して出力電圧VOが過渡的に減少すると、電圧比較器CMP1がハイレベルの出力信号CMO1を出力する。この状態の時に、フリップフロップFFがリセット状態であると、ラッチ回路17にはローレベルの出力信号がラッチされ、インバータ18を介してハイレベル信号が供給される。これにより、第1発振器11は発振動作を停止し第3発振部16が発振動作を開始する。
第3発振部16は、ナンドゲート61の出力信号がローレベルに遷移する。ローレベル信号は、ノアゲート65を介してハイパルス信号Va2を出力する。ハイパルス信号Va2は、発振信号OSCOとして出力される。
ハイレベルの発振信号OSCOはフリップフロップFFをセットし、出力信号FFOをハイレベルとする。その後、フリップフロップFFはリセットされて出力信号FFOはローレベルに戻る。出力信号FFOはインバータ69にも入力される。出力信号FFOがローレベルに遷移することを起点として、アンドゲート73は、抵抗素子74、容量素子75、およびインバータ70乃至72で構成される遅延回路で計時される時間のハイパルス信号を出力する。このハイパルス信号は、インバータ77により反転されてナンドゲート61に入力される。アンドゲート73から出力されるハイレベル信号が終了することに応じて、インバータ77の出力信号はハイレベルに遷移する。この間、出力電圧VOが減少した状態が継続していれば、電圧比較器CMP1の出力信号CMO1がハイレベルに維持されており、ラッチ回路17を経てインバータ18の出力信号はハイレベルを出力している。これにより、インバータ77のハイレベル遷移に応じて、発振信号OSCOとしてハイパルス信号が出力される。発振信号OSCOを自励発振により出力することができる。
これにより、発振信号OSCOは、ローレベルの時間が、抵抗素子74、容量素子75、およびインバータ70乃至72で構成される遅延回路で計時される時間であり、ハイレベルの時間が、インバータ62乃至64、抵抗素子66、および容量素子67で構成される遅延回路で計時される時間である周期信号となる。この場合、前者の遅延時間を後者の遅延時間に比して短時間に設定しておけば、ローレベル時間の短い周期信号を得ることができる。
これにより、出力電圧VOが過渡的に減少した場合の第1の制御が行われる。この場合、発振周波数は、定常状態の場合に比して高周波数で動作する自励発振動作により発振信号OSCOが出力される。発振信号OSCOがローレベルの時間を制限しているので、単位時間当たりスイッチング回数が増大し、出力端子VOへの電力供給が促進される。
次に、出力電圧VOが過渡的に減少する場合の第3の制御について説明する。電圧比較器CMP1のハイレベルの出力信号CMO1に応じて、メインスイッチS1がオンする最小時間を拡大する制御である。図1において、遅延回路DLは、フリップフロップFFからの出力信号FFOのハイレベル遷移に対して遅延時間を付与する回路である。フリップフロップFFがセットされて出力信号FFOがハイレベルに遷移すると、遅延時間を計時する。その間は、遅延回路DLの出力信号DLOはハイレベルに維持される。出力信号DLOは、電圧比較器CMPの出力信号CMOと共に、オアゲートO1に入力されている。これらの信号が共にローレベルになることに応じてフリップフロップFFをリセットする。
誤差増幅電圧が低い電圧レベルである場合、低い電圧レベルのセンス電圧VSで電圧比較器CMPの出力信号CMOがローレベルに遷移する。定常状態であれば遅延回路DLの出力信号DLOはローレベルに固定されているので、出力信号CMOのローレベル遷移の時点でフリップフロップFFがリセットされる。コイル電流IL1のピーク値は低レベルに維持される。
これに対して、出力電圧VOが過渡的に減少する場合の第3の制御では、出力信号FFOのハイレベル遷移から遅延回路DLにより計時される遅延時間の間は、出力信号DLOはハイレベルに維持される。この間は、フリップフロップFFがリセットされることはない。誤差増幅電圧の電圧レベルに関わらず、メインスイッチS1の最少オン時間を拡張することができる。
図6は、遅延回路DLの具体例である。図7に動作波形を示す。図6では、説明の簡略化を図るため、アンドゲートA1は省略して記載している。
遅延回路DLでは、インバータ81に電圧比較器CMP1の出力信号CMO1が入力される。また、インバータ82にフリップフロップFFの出力信号FFOが入力される。インバータ81の出力端子は、ノアゲート83、89の入力端子に接続されている。インバータ82の出力端子は、ノアゲート83の他方の入力端子、およびNMOSトランジスタ87のゲート端子に接続されている。ノアゲート83の出力端子は、抵抗素子84に接続され、抵抗素子84は、ノアゲート89の他方の入力端子に接続されると共に、NMOSトランジスタ86、87のドレイン端子、および容量素子85に接続されている。ノアゲート89の出力端子から出力信号DLOが出力される。NMOSトランジスタ86、87のソース端子、および容量素子85は接地電圧に接続されている。
図7に動作波形を示す。出力電圧VOが過渡的に減少して、電圧比較器CMP1の出力信号CMO1がハイレベルに反転すると、遅延回路DLにおいて、ノアゲート83、89がインバータとして機能し遅延回路として活性化される。この状態で、フリップフロップFFの出力信号FFOのハイレベル状態を検知すると、ハイレベル信号は、インバータ82およびノアゲート83を介して、抵抗素子84および容量素子85で構成される遅延回路に入力される。ここで遅延時間が付与される。抵抗素子84からの信号は遅延してハイレベルに遷移しノアゲート89により反転される。遅延回路DLからはローレベルに反転した出力信号DLOが出力される。
これにより、電圧比較器CMPからの出力信号CMOが、フリップフロップFFの出力信号FFOのハイレベル遷移を起点として短時間でローレベルに遷移するとしても、そのタイミングが、遅延回路DLで計時される遅延時間内であれば、フリップフロップFFがリセットされることはなく、フリップフロップFFの出力信号FFOのハイレベル期間が拡張される。図7における拡張期間EXが拡張される期間である。
1周期においてメインスイッチS1がオン状態に維持される最小時間が確保される。メインスイッチS1のオン時間を拡張して出力端子VOへの電力供給を促進することができる。
図8を参照し、第2実施形態の構成について説明する。図8は、第2実施形態の回路ブロック図である。図8に示す2が、昇圧型のDC―DCコンバータである。図2、図4、及び図6で示した回路は、第2実施形態でも適用できる。また、第1実施形態と同一の構成要素は同符号で表し、説明を省略する。
昇圧型であるため、降圧型とは異なる位置に、入力電圧VIN、メインスイッチS1、同期整流スイッチS2、チョークコイルL1、出力容量素子CO、及び出力端子VOが接続されている。また、昇圧型の実施形態では、同期整流スイッチS2にPMOSトランジスタを使用している。
ハイ側ドライバDVHの出力端子は、同期整流スイッチS2のゲート端子に接続されている。ロー側ドライバDVLの出力端子は、メインスイッチS1のゲート端子に接続されている。同期整流スイッチS2のソース端子は、抵抗素子R11の一端、抵抗素子R21の一端、出力端子VO、及び出力容量素子COの一端にそれぞれ接続されている。出力容量素子COの他端は接地されている。
メインスイッチS1のソース端子は接地されている。メインスイッチS1のドレイン端子、同期整流スイッチS2のドレイン端子、及びチュークコイルL1の一端はそれぞれ接続されている。チョークコイルL1の他端には、入力電圧VINが入力されている。
降圧型と昇圧型とが有する特有の差異以外、昇圧型のDC−DCコンバータ2とDC−DCコンバータ1との差異はない。図3及び図5に示す、発振器を第1及び第2の回路例とした時の動作波形にも変化はない。よって、作用及び効果についての記載は省略する。
図9を参照し、第3実施形態の構成について説明する。図9は、第3実施形態の回路ブロック図である。図9に示す3が、昇圧型のDC―DCコンバータを改良したDC−DCコンバータである(以下、単に「改良したDC−DCコンバータ」と記す。)。第2実施形態と同一の構成要素は同符号で表し、説明を省略する。また、図2、図4、及び図6で示した回路は、第3実施形態でも適用できる。
第2実施形態とは異なり、同期整流スイッチS2のソース端子には、抵抗素子R11及びR21の一端、出力容量素子COの一端、及び出力端子VOが接続されていない。代わりに、同期整流スイッチS2のソース端子には、容量素子C1の一端、スイッチ素子SW1の第1端子、及び第2同期整流スイッチS3のソース端子がそれぞれ接続されている。
容量素子C1の他端は接地されている。スイッチ素子SW1の第2端子は、接地されている。スイッチ素子SW1の第3端子は、第2同期整流スイッチS2のゲート端子に接続されている。スイッチ素子SW1の制御端子は、電圧比較器CMP2の出力端子に接続されている。
スイッチ素子SW1は、制御端子に入力される論理レベルにより、接続先を変更する素子である。制御端子にハイレベルが入力されると、スイッチ素子SW1は、第2同期整流スイッチS3のゲート端子と接地電圧とを接続する。制御端子にローレベルが入力されると、スイッチ素子SW1は、第2同期整流スイッチS3のゲート端子と同期整流スイッチS2のソース端子とを接続する。
第2同期整流スイッチS3のドレイン端子には、抵抗素子R11及びR21の一端、出力端子VO、及び出力容量素子Oの一端が接続されている。出力容量素子Oの他端は接地されている。また、第3実施形態では、第2同期整流スイッチS3にPMOSトランジスタを使用している。
図10を参照し、第3実施形態の作用及び効果について説明する。なお、ここでは第3実施形態特有の作用及び効果のみを説明する。それ以外の作用及び効果は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
負荷電流が重負荷から軽負荷へと遷移する時の定常状態を想定する。この時において、出力電圧VOは過渡的に増加する。また、比較器CMP2の出力端子CMO2からローレベルが出力される。出力端子CMO2から出力されるローレベルがスイッチ素子SW1の制御端子に入力されると、スイッチ素子SW1は、第2同期整流スイッチS3のゲート端子とソース端子とを接続する。これにより、第2同期整流スイッチS3はオフするため、スイッチS3のソース―ドレイン間は遮断され、電気的に非導通状態となり、出力電圧VOの上昇を抑制することができる。図10の点線で記した波形が第2実施形態における出力電圧VOであり、実線で記した波形が第3実施形態における出力電圧VOである。
ここで、電圧比較器CMP、フリップフロップFF、駆動制御回路DVC、ハイ側ドライバDVH、ロー側ドライバDVL、電流センス回路CS、およびこれらの回路間を結ぶ論理ゲートが、第1制御部の一例である。また、発振器OSCの第1の回路例における第1発振部11、第2発振部12が第1計時部の一例である。また、発振器OSCの第2の回路例における第3発振部16が第2計時部の一例である。また、発振器OSCの第1の回路例におけるナンドゲート41、ノアゲート45、オアゲート14、およびアンドゲート15が第2制御部の一例である。更に、発振器OSCの第2の回路例におけるナンドゲート61、ノアゲート65、オアゲート14、およびアンドゲート15が第2制御部の一例である。また、遅延回路DLが第3制御部の一例である。また、抵抗素子R11、R12、および微分回路D1が第1分圧部の一例であり、抵抗素子R21、R22が第2分圧部の一例である。また、チョークコイルL1はインダクタンス素子の一例である。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、出力電圧VOが過渡的に減少する際の第1の制御として、出力電圧VOが、基準電圧VRFからオフセット電圧VOF1以上低下した電圧値に対応する電圧値まで減少したことを検出して、発振信号OSCOの発信周期を、それ以前の周期に比して短周期とする。
これにより、出力電圧VOが減少する過渡状態において、通常の動作より短周期の発振信号OSCOでスイッチング動作が行われる。チョークコイルL1を介して出力端子VOに送られる単位時間当たりの電力量を増大させることができる。出力電圧VOが減少する過渡状態において、誤差増幅器ERによる制御に先立って出力電圧VOへの給電を行なうことができる。出力電圧VOの過渡的な減少に迅速に応答することができる。
また、出力電圧VOが過渡的に減少する際の第1の制御として、出力電圧VOが、基準電圧VRFからオフセット電圧VOF1以上低下した電圧値に対応する電圧値まで減少したことを検出して、メインスイッチS1をオンする。
これにより、出力電圧VOが減少する過渡状態において、出力電圧VOの過渡的な減少に即応してメインスイッチS1をオンすることができる。予め定められた周期でのスイッチング動作では、1周期の中でのメインスイッチS1のオンタイミングは定まっているところ、第2の制御では、出力電圧VOの減少に迅速に応答してメインスイッチS1をオンさせることができる。出力電圧VOの過渡的な減少に迅速に応答することができる。
また、出力電圧VOが過渡的に減少する際の第3の制御として、出力電圧VOが、基準電圧VRFからオフセット電圧VOF1以上低下した電圧値に対応する電圧値まで減少したことを検出して、フリップフロップFFの出力信号FFOの最小オン期間(ハイレベル期間)を拡張する。
これにより、出力電圧VOが減少する過渡状態において、メインスイッチS1のオン期間を長くして、チョークコイルL1への電力供給時間を長くすることができる。出力電圧VOの過渡的な減少に迅速に応答することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、出力電圧VOの過渡的な減少に対して、第1乃至第3の制御をすべて実施する実施形態について説明したが、個々の制御は、単独でも出力電圧VOの過渡的な減少に対して迅速に応答することができるものである。第1乃至第3の制御のすべてを組み合わせる他、いずれか2つの制御の組み合わせ、また個々の制御を単独で使用しても、出力電圧Voの過渡的な減少を抑制する高速応答を実現することができる。
また、本実施形態では、抵抗素子R11、R12で構成される分圧回路に対してのみ微分回路D1を備える構成を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。抵抗素子R21、R22で構成される分圧回路に対しても、同様の微分回路を備える構成とすることもできる。
また、本実施形態では、2組の分圧回路(抵抗素子R11、R12で構成される分圧回路、および抵抗素子R21、R22で構成される分圧回路)を備える構成としたが、いずれか1つの分圧回路で構成することもできる。また、誤差増幅器ERに接続される分圧回路と、電圧比較器CMP1、CMP2に接続される分圧回路との間には、特に制約はない。誤差増幅器ERと電圧比較器CMP1、CMP2とで、分圧回路を共用する構成、個々に別個に分圧回路を備える構成など、適宜に組み合わせることができる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめる。
(付記1) インダクタンス素子への入力電圧の給電に基づいて前記インダクタンス素子から出力される出力電圧と基準電圧により定められる設定電圧とに応じた誤差電圧を増幅する誤差増幅器と、
前記インダクタンス素子への前記入力電圧の給電の経路に含まれるスイッチ素子を、前記誤差増幅器の出力に応じてスイッチング動作させることにより、前記出力電圧を前記設定電圧に制御する第1制御部と、
前記スイッチ素子の前記スイッチング動作の周期を指定する周期信号を発する発振器とを備え、
前記発振器は、前記出力電圧が前記設定電圧から第1電圧値以上低下した場合に、前記周期信号の周期を短くすることを特徴とするDC/DCコンバータ制御回路。
(付記2) 前記発振器は、前記周期信号の前記周期を計時する第1計時部を備え、
前記周期信号の前記周期が短くされた場合に、前記第1計時部で計時する時間を短縮することを特徴とする付記1に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記3) 前記発振器は、前記スイッチ素子の非導通時間を計時する第2計時部を備え、
前記周期信号の前記周期が短くされた場合に、前記第2計時部で計時する時間を短縮することを特徴とする付記1に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記4) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第1電圧値以上低下した場合に、前記スイッチ素子を導通する第2制御部を備えることを特徴とする付記1乃至3の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記5) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第1電圧値以上低下した場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くする第3制御部を備えることを特徴とする付記1乃至4の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記6) インダクタンス素子への入力電圧の給電を予め定められた周期で行なうことにより前記インダクタンス素子から出力される出力電圧の、基準電圧により定められる設定電圧からの誤差電圧を増幅する誤差増幅器と、
前記インダクタンス素子への前記入力電圧の給電経路を形成するスイッチ素子を、前記予め定められた周期で前記誤差増幅器の出力に応じてスイッチング動作させることにより、前記出力電圧を前記設定電圧に制御する第1制御部と、
前記出力電圧が前記設定電圧から第1電圧値以上低下したことに応じて、前記スイッチ素子を導通する第2制御部とを備えることを特徴とするDC/DCコンバータ制御回路。
(付記7) 前記出力電圧が前記設定電圧から第1電圧値以上低下した場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くする第3制御部
をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記8) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第1電圧値以上低下したことを検出する第1電圧検出器を備えることを特徴とする付記1乃至7の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記9) 前記第1電圧検出器は、前記第1電圧値に対応するオフセット電圧が付与されており、前記出力電圧あるいは該出力電圧に基づく電圧、および前記基準電圧が入力されることを特徴とする付記8に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記10) 前記出力電圧が前記設定電圧から第2電圧値以上上昇した場合に、前記スイッチ素子の非導通状態とすることを特徴とする付記1乃至9の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記11) 前記発振器は、前記出力電圧が、前記設定電圧から前記第2電圧値以上上昇した場合に、前記周期信号の出力を停止することを特徴とする付記10に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記12) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第2電圧値以上上昇したことを検出する第2電圧検出器を備えることを特徴とする付記10または11に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記13) 前記第2電圧検出器は、前記第2電圧値に対応するオフセット電圧が付与されており、前記出力電圧あるいは該出力電圧に基づく電圧、および前記基準電圧が入力されることを特徴とする付記12に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記14) 前記出力電圧が入力され該出力電圧を分圧した第1分圧電圧を出力すると共に、前記出力電圧と前記第1分圧電圧との間に微分回路を有する第1分圧部を備え、
前記第1分圧電圧が前記出力電圧に基づく電圧として、前記第1および第2電圧検出器の少なくとも何れか一方に入力されることを特徴とする付記8、9、12、および13の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記15) 前記出力電圧が入力され該出力電圧を分圧した第2分圧電圧を出力する第2分圧部を備え、
前記第2分圧電圧が前記出力電圧に基づく電圧として、前記第1および第2電圧検出器の少なくとも何れか一方に入力されることを特徴とする付記8、9、12、および13の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記16) 前記出力電圧が入力され該出力電圧を分圧した第1分圧電圧を出力すると共に、前記出力電圧と前記第1分圧電圧との間に微分回路を有する第1分圧部と、
前記出力電圧が入力され該出力電圧を分圧した第2分圧電圧を出力する第2分圧部とを備え、
前記第1および第2分圧電圧が共に、前記出力電圧に基づく電圧として、前記第1および第2電圧検出器の少なくとも何れか一方に入力されることを特徴とする付記8、9、12、および13の少なくとも何れか1項に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
(付記17) インダクタンス素子への入力電圧の給電に基づいて前記インダクタンス素子から出力される出力電圧と基準電圧により定められる設定電圧とに応じて誤差電圧を増幅し、
前記インダクタンス素子への前記入力電圧の給電の経路に含まれるスイッチ素子を、前記誤差電圧に応じてスイッチング動作させることにより、前記出力電圧を前記設定電圧に制御し、
前記スイッチ素子の前記スイッチング動作の周期を指定する周期信号を発し、
前記出力電圧が前記設定電圧から第1電圧値以上低下した場合に、前記周期信号の周期を短くすることを特徴とするDC/DCコンバータ制御方法。
(付記18) 前記周期信号の前記周期が短くされた場合に、前記スイッチ素子の非導通時間を短縮することを特徴とする付記18に記載のDC/DCコンバータ制御方法。
(付記19) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第1電圧値以上低下した場合に、前記スイッチ素子を導通することを特徴とする付記17に記載のDC/DCコンバータ制御方法。
(付記20) 前記出力電圧が前記設定電圧から前記第1電圧値以上低下した場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くする
ことを特徴とする付記17に記載のDC/DCコンバータ制御方法。
1 DC−DCコンバータ
2 昇圧型のDC−DCコンバータ
3 昇圧型のDC−DCコンバータを改良したDC−DCコンバータ
11 第1発振部
12 第2発振部
16 第3発振部
CMP、CMP1、CMP2 電圧比較器
CO 出力容量素子
CS 電流センス回路
DL 遅延回路
DVC 駆動制御回路
DVH ハイ側ドライバ
DVL ロー側ドライバ
ER 誤差増幅器
FF フリップフロップ
L1 チョークコイル
OSC 発振器
PC 位相補償回路
S1 メインスイッチ
S2 同期整流スイッチS2
VRF 基準電圧源
IL、IL1、IL2 コイル電流
OSCO 発振信号
VFB1、VFB2 分圧電圧
VIN 入力電圧
VOF1、VOF2 オフセット電圧
VS センス電圧

Claims (5)

  1. 入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧と設定電圧とに応じた誤差電圧を出力する誤差増幅器と、
    前記インダクタンス素子と前記入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、前記誤差電圧に応じてスイッチング制御する第1制御部と、
    前記スイッチ素子の前記スイッチング制御の周期を制御する発振信号を出力する発振器と、
    前記出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、前記分圧電圧が前記基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力する比較器と
    前記比較器の出力信号が前記第1電圧レベルの出力信号である場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くする第2制御部を備え、
    前記発振器は、前記比較器の出力信号が前記第1電圧レベルの出力信号である場合に、前記発振信号の周期を短くし、
    前記基準電圧は、前記設定電圧よりも所定値以上低い電圧であることを特徴とするDC/DCコンバータ制御回路。
  2. 前記発振器は、第1の周期を有する第1発振信号を生成する第1発振器と、前記第1の周期より短い第2の周期を有する第2発振信号を生成する第2発振器とを備え、
    前記発振器は、前記比較器の出力信号が前記第1電圧レベルの出力信号である場合に、前記第2発振信号を前記発振信号として出力するとともに、前記第1発振の動作を停止することを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
  3. 前記発振器は、第1の周期を有する第1発振信号を生成する第1発振と、前記第1の周期より短い第2の周期を有する第2発振信号を生成する第2発振器とを備え、
    前記発振器は、前記比較器の出力信号が前記第1電圧レベルの出力信号である場合に、前記スイッチ素子の導通/非導通を制御する信号に応じて前記第2発振信号を前記発振信号として出力することを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ制御回路。
  4. 入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧と設定電圧とに応じた誤差電圧を出力する誤差増幅器と、
    前記インダクタンス素子と前記入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、第1周期で前記誤差電圧に応じてスイッチング制御する第1制御部と、
    前記出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、前記分圧電圧が前記基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力する比較器と、
    前記比較器の出力信号が前記第1電圧レベルの出力信号である場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くする第2制御部と
    を備え
    前記基準電圧は、前記設定電圧よりも所定値以上低い電圧であることを特徴とするDC/DCコンバータ制御回路。
  5. 入力電圧が入力されるインダクタンス素子を介して出力される出力電圧と設定電圧とに応じて誤差電圧を出力し、
    前記インダクタンス素子と前記入力電圧が入力される入力端子との間に接続されるスイッチ素子を、前記誤差電圧に応じてスイッチング制御し、
    前記スイッチ素子の前記スイッチング制御の周期を制御する発振信号を出力し、
    前記出力電圧に基づく分圧電圧と基準電圧とを比較し、
    前記分圧電圧が前記基準電圧より低い場合に、第1電圧レベルの出力信号を出力し、
    前記第1電圧レベルの出力信号が出力されている場合に、前記発振信号の周期を短くし、
    前記第1電圧レベルの出力信号が出力されている場合に、前記スイッチ素子の導通時間を長くし、
    前記基準電圧は、前記設定電圧よりも所定値以上低い電圧であることを特徴とするDC/DCコンバータ制御方法。
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