JP5843156B2 - ステータユニットおよびモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータユニットおよびモータに関する。
従来のモータにおいて、中心軸に対して放射状に延びる複数のティースに、樹脂製のインシュレータを装着し、当該インシュレータに導線を巻き付けて、コイルを形成する構造が、知られている。インシュレータは、ティースとコイルとの間に介在することで、両部材を電気的に絶縁する。インシュレータを有する従来のモータについては、例えば、特開2007−267492号公報に記載されている。
特開2007−267492号公報
モータの設計においては、トルク等の特性を高めるために、コイルの巻数を増加させたい場合がある。しかしながら、コイルの巻数を増加させると、周方向に隣り合うコイルの間に、隙間を確保することが困難となる。特に、インシュレータを有するモータでは、コイルの膨らみが大きくなる。このため、コイルの内周部付近において、隣り合うコイル同士の接触が、生じやすくなる。
本発明の目的は、インシュレータを有するモータにおいて、コイルの巻数を増加させつつ、隣り合うコイルの間に隙間を確保できる技術を、提供することである。
本願の例示的な第1発明は、中心軸に対して径方向に延びる複数のティースと、前記複数のティースのそれぞれを覆うインシュレータと、前記インシュレータの周囲に巻かれた導線により構成されるコイルと、を備え、mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数として、前記コイルは、1巻目からm巻目で構成される第1層と、m+1巻目からn巻目で構成される第2層と、を有し、1巻目からm巻目は、径方向外側から径方向内側へ向けて、前記インシュレータに順次に巻かれ、m+1巻目からn巻目は、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれ、m−1巻目とm巻目との間隔は、1巻目からm−1巻目までのそれぞれの間隔より広く、前記インシュレータは、m−1巻目とm巻目との間において、前記ティースから離れる方向へ突出した壁部を有し、m+1巻目が、前記壁部に接触しているステータユニットである。
本願の例示的な第2発明は、中心軸に対して径方向に延びる複数のティースと、前記複数のティースのそれぞれを覆うインシュレータと、前記インシュレータの周囲に巻かれた導線により構成されるコイルと、を備え、mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数として、前記コイルは、1巻目からm巻目で構成される第1層と、m+1巻目からn巻目で構成される第2層と、を有し、1巻目からm巻目は、径方向外側から径方向内側へ向けて、前記インシュレータに順次に巻かれ、m+1巻目からn巻目は、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれ、m−1巻目とm巻目との間隔は、1巻目からm−1巻目までのそれぞれの間隔より広く、m+1巻目は、m−1巻目とm巻目との間に沿って配置され、中心軸に直交しかつ前記ティースを通る断面において、m+1巻目とm−1巻目の各中心を結ぶ線分と、m+1巻目とm巻目の各中心を結ぶ線分とのなす角度が、120°以上であるステータユニットである。
本願の例示的な第1発明および第2発明によれば、ティースの内周部付近において、中心軸を囲む周方向におけるコイルの膨らみを抑制できる。このため、隣り合うコイルの間に隙間を確保でき、結果として、コイルの巻数を増加させられる。
図1は、ステータユニットの部分断面図である。 図2は、ステータユニットの部分断面図である。 図3は、モータの縦断面図である。 図4は、インシュレータの側面図である。 図5は、インシュレータの上面図である。 図6は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図7は、コイルの3巻目〜7巻目およびその近傍部位の水平断面図である。 図8は、ステータユニットの部分上面図である。 図9は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図10は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図11は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図12は、ステータユニットの部分上面図である。 図13は、インシュレータの部分上面およびコイルの部分水平断面を示した図である。 図14は、インシュレータに、導線を巻き付けるときの様子を示した図である。 図15は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図16は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。 図17は、インシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るステータユニット23Aの部分断面図である。このステータユニット23Aは、中心軸に対して径方向に延びる複数のティース262Aを、備えている。図1には、1本のティース262Aとその近傍部位の、中心軸に直交する断面が、示されている。各ティース262Aは、インシュレータ27Aに覆われている。また、インシュレータ27Aの周囲には、導線が巻かれて、コイル28Aが形成されている。
ここで、mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数とする。図1に示すように、コイル28Aは、1巻目CA1からm巻目CAmで構成される第1層281Aと、m+1巻目CAm+1からn巻目CAnで構成される第2層282Aと、を有している。1巻目CA1からm巻目CAmは、径方向外側から径方向内側へ向けて、インシュレータ27Aに順次に巻かれている。m+1巻目CAm+1からn巻目CAnは、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれている。
m−1巻目CAm−1とm巻目CAmとの間隔は、1巻目CA1からm−1巻目CAm−1までのそれぞれの間隔より、広くなっている。そして、m−1巻目CAm−1とm巻目CAmとの間に沿って、m+1巻目CAm+1が配置されている。
また、図1に示すように、本実施形態では、中心軸に直交し、かつ、ティース262Aを通る断面において、m+1巻目CAm+1とm−1巻目CAm−1の各中心を結ぶ線分SA1と、m+1巻目CAm+1とm巻目CAmの各中心を結ぶ線分SA2とのなす角度θAが、120°以上となっている。すなわち、角度θAが120°未満の場合と比べて、m+1巻目CAm+1が、ティース262Aに近い位置に、配置されている。これにより、ティース262Aの内周部付近において、中心軸を囲む周方向におけるコイル28Aの膨らみが、抑制されている。このようにすれば、隣り合うコイル28Aの間に隙間を確保でき、結果として、コイル28Aの巻数を増加させられる。なお、m+1巻目CAm+1は、インシュレータ27Aに接触していてもよく、接触していなくてもよい。
<2.第2実施形態>
図2は、第2実施形態に係るステータユニット23Bの部分断面図である。このステータユニット23Bは、中心軸に対して径方向に延びる複数のティース262Bを、備えている。図2には、1本のティース262Bとその近傍部位の、中心軸に直交する断面が、示されている。各ティース262Bは、インシュレータ27Bに覆われている。また、インシュレータ27Bの周囲には、導線が巻かれて、コイル28Bが形成されている。
ここで、mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数とする。図2に示すように、コイル28Bは、1巻目CB1からm巻目CBmで構成される第1層281Bと、m+1巻目CBm+1からn巻目CBnで構成される第2層282Bと、を有している。1巻目CB1からm巻目CBmは、径方向外側から径方向内側へ向けて、インシュレータ27Bに順次に巻かれている。m+1巻目CBm+1からn巻目CBnは、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれている。
m−1巻目CBm−1とm巻目CBmとの間隔は、1巻目CB1からm−1巻目CBm−1までのそれぞれの間隔より、広くなっている。また、図2に示すように、本実施形態のインシュレータ27Bは、第1溝GB1から第m溝GBmと、壁部274Bとを有している。コイル28Bの1巻目CB1からm巻目CBmは、それぞれ、第1溝GB1から第m溝GBmに沿って延びている。言い換えると、インシュレータ27Bは、コイル28Bの1巻目CB1からm巻目CBmのそれぞれに沿って延びる第1溝GB1から第m溝GBmを有している。壁部274Bは、第m−1溝GBm−1と第m溝GBmとの間、すなわち、m−1巻目CBm−1とm巻目CBmとの間に、位置している。壁部274Bは、第m−1溝GBm−1および第m溝GBmのそれぞれの最も窪んだ底部分を基準として、ティース262Bから離れる方向へ、突出している。
コイル28Bのm+1巻目CBm+1は、壁部274Bに接触している。これにより、m+1巻目CBm+1が、壁部274Bに沿って安定的に配置される。また、m+1巻目CBm+1は、インシュレータ27Bから離間している場合より、ティース262Bに近い位置に、配置されている。これにより、ティース262Bの内周部付近において、中心軸を囲む周方向におけるコイル28Bの膨らみが、抑制されている。このようにすれば、隣り合うコイル28Bの間に隙間を確保でき、結果として、コイル28Bの巻数を増加させられる。
<3.第3実施形態>
<3−1.モータの全体構成>
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下では、モータ1の中心軸9に沿う方向を上下方向として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明に係るステータユニットおよびモータの、使用時の向きを限定するものではない。
本実施形態のモータ1は、例えば、自動車に搭載され、パワーステアリングの駆動力を発生させるために使用される。ただし、本発明のモータは、他の既知の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車の他の部位、例えばエンジン冷却用ファンの駆動源として使用されるものであってもよい。また、本発明のモータは、家電製品、OA機器、医療機器等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。
図3は、第3実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図3に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを、有している。静止部2は、駆動対象となる装置の枠体に、固定される。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ハウジング21、蓋部22、ステータユニット23、下軸受部24、および上軸受部25を、有している。
ハウジング21は、有底略円筒状の筐体である。蓋部22は、ハウジング21の上部の開口を閉塞する板状の部材である。ステータユニット23、下軸受部24、後述するロータコア32、および後述する複数のマグネット33は、ハウジング21と蓋部22とに囲まれた内部空間に、収容されている。ハウジング21の下面の中央には、下軸受部24を保持するための凹部211が、設けられている。蓋部22の中央には、上軸受部25を保持するための円孔221が、設けられている。
ステータユニット23は、駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータユニット23は、ステータコア26、インシュレータ27、およびコイル28を有する。
ステータコア26は、複数の鋼板を軸方向(中心軸9に沿う方向。以下同じ)に積層した積層鋼板からなる。ステータコア26は、円環状のコアバック261と、コアバック261から径方向(中心軸9に直交する方向。以下同じ)内側へ向けて突出した複数本のティース262と、を有する。コアバック261は、ハウジング21の側壁の内周面に、固定されている。複数本のティース262は、周方向に略等間隔に配列されている。
インシュレータ27は、ティース262とコイル28との間に介在する樹脂製の部材である。インシュレータ27は、各ティース262の径方向内側の端面以外の面、すなわち、各ティース262の上面、下面、および側面を覆っている。コイル28は、インシュレータ27の周囲に巻かれた導線からなる。インシュレータ27およびコイル28のより詳細な構造については、後述する。
下軸受部24および上軸受部25は、回転部3側のシャフト31を回転可能に支持する機構である。本実施形態の下軸受部24および上軸受部25には、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
下軸受部24の外輪241は、ハウジング21の凹部211に、固定されている。また、上軸受部25の外輪251は、蓋部22の円孔221の縁に、固定されている。一方、下軸受部24および上軸受部25の内輪242,252は、シャフト31に固定されている。このため、シャフト31は、ハウジング21および蓋部22に対して、回転可能に支持されている。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ロータコア32、および複数のマグネット33を有している。
シャフト31は、中心軸9に沿って上下に延びる略円柱状の部材である。シャフト31は、上述した下軸受部24および上軸受部25に支持されつつ、中心軸9を中心として回転する。また、シャフト31は、蓋部22より上方に突出した頭部311を有する。頭部311は、ギア等の動力伝達機構を介して、自動車の操舵装置に連結される。
ロータコア32および複数のマグネット33は、ステータユニット23の径方向内側に配置されて、シャフト31とともに回転する。ロータコア32は、シャフト31に固定された、略円筒状の部材である。複数のマグネット33は、ロータコア32の外周面に、例えば接着剤で、固定されている。各マグネット33の径方向外側の面は、ティース262の径方向内側の端面に対向する磁極面となっている。複数のマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列されている。
なお、複数のマグネット33に代えて、N極とS極とが周方向に交互に着磁された1つの円環状のマグネットが、使用されていてもよい。
このようなモータ1において、静止部2のコイル28に駆動電流を与えると、ステータコア26の複数のティース262に、径方向の磁束が生じる。そして、ティース262とマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。
<3−2.インシュレータおよびコイルについて>
続いて、インシュレータ27およびコイル28のより詳細な構造について、説明する。図4は、インシュレータ27の側面図である。図5は、インシュレータ27の上面図である。
図4に示すように、本実施形態のインシュレータ27は、上下に配置された一対の樹脂部材41,42で、構成されている。上側の樹脂部材41は、下側に向けて開いた略U字状の外形を、有している。下側の樹脂部材42は、上側に向けて開いた略U字状の外形を、有している。一対の樹脂部材41,42は、ティース262に対して、上方および下方からそれぞれ被さるように配置される。これにより、ティース262を覆う略筒状のインシュレータ27が、形成される。
図4および図5に示すように、インシュレータ27は、筒状部271、外側縁部272、および内側縁部273を有している。筒状部271は、ティース262の上面、下面、および側面を覆っている。外側縁部272は、筒状部271の径方向外側の端縁部において、ティース262から離れる方向、すなわち、周方向および上下方向に広がっている。内側縁部273は、筒状部271の径方向内側の端縁部において、ティース262から離れる方向、すなわち、周方向および上下方向に広がっている。
筒状部271の外周面には、導線を巻き付けるための第1溝G1〜第6溝G6が、設けられている。コイル28を構成する導線は、これらの第1溝G1〜第6溝G6に沿って、巻き付けられる。図5に示すように、本実施形態では、第3溝G3と第4溝G4との径方向の間隔d3が、第1溝G1と第2溝G2との径方向の間隔d1および第2溝G2と第3溝G3との径方向の間隔d2より、大きくなっている。また、第4溝G4と第5溝G5との径方向の間隔d4が、第3溝G3と第4溝G4との径方向の間隔d3より、さらに大きくなっている。
また、インシュレータ27は、第4溝G4と第5溝G5との間において、第4溝G4および第5溝G5のそれぞれの最も窪んだ底部分を基準として、ティース262から離れる方向へ突出した壁部274を、有している。そして、壁部274の表面に、第6溝G6が設けられている。
図6は、インシュレータ27の上面と、インシュレータ27に巻かれたコイル28の水平断面とを示した図である。図6のように、コイル28を構成する導線は、外側縁部272と内側縁部273との間において、筒状部271の周囲に巻き付けられている。
具体的な導線の巻き順を説明すると、まず、径方向外側から径方向内側へ向けて、インシュレータ27に導線が順次に巻き付けられる。その結果、コイル28の1巻目C1〜5巻目C5が形成される。1巻目C1〜5巻目C5は、第1溝G1〜第5溝G5に沿って、それぞれ配置される。言い換えると、インシュレータ27は、コイル28の1巻目C1〜5巻目C5のそれぞれに沿って延びる第1溝G1〜第5溝G5を、有している。これにより、1巻目C1〜5巻目C5の位置ずれが、抑制される。その後、径方向内側から径方向外側へ向けて、さらに導線が巻き付けられる。その結果、6巻目C6〜9巻目C9が形成される。6巻目C6は、第6溝G6に沿って、配置される。言い換えると、壁部274の表面に、コイル28の6巻目C6に沿って延びる第6溝G6が、設けられている。これにより、6巻目C6の位置ずれが、抑制される。
すなわち、本実施形態のコイル28は、1巻目C1から5巻目C5で構成される第1層281と、6巻目C2から9巻目C9で構成される第2層282と、を有している。本実施形態は、本発明のmおよびnを、それぞれm=5,n=9とした形態に相当する。
図7は、コイル28の3巻目C3〜7巻目C7およびその近傍部位の、水平断面図である。図7に示すように、コイル28の4巻目C4と5巻目C5との間には、インシュレータ27の壁部274が介在している。これにより、4巻目C4と5巻目C5との間に、1巻目C1から4巻目C4までのそれぞれの間隔より広い間隔が、設けられている。また、コイル28の6巻目C6は、4巻目C4と5巻目C5との間に沿って、配置されている。
本実施形態では、中心軸9に直交しかつティース262を通る断面において、6巻目C6と4巻目C4の各中心を結ぶ線分S1と、6巻目C6と5巻目C5の各中心を結ぶ線分S2とのなす角度θが、120°以上に設定されている。このようにすれば、6巻目C6の約半分以上が、4巻目C4および5巻目C5と、径方向に重なる。角度θが120°未満の場合と比べると、6巻目C6が、ティース262に近い位置に、配置される。したがって、ティース262の内周部付近におけるコイル28の膨らみが、抑制される。
また、本実施形態では、第2層282の内周端部にあたる6巻目C6が、第1層281の内周端部にあたる5巻目C5より、径方向外側に配置されている。そして、6巻目C6よりさらに径方向外側に、7巻目C7が配置されている。このため、6巻目を5巻目の径方向内側に配置する場合と比べて、第2層282が、全体として径方向外側に配置されている。これにより、ティース262の内周部付近におけるコイル28の膨らみが、さらに抑制されている。
図8は、ステータユニット23の部分上面図である。上述のように、内周部付近におけるコイル28の膨らみを抑制すれば、隣り合うコイル28の6巻目C6同士の接触や、7巻目C7同士の接触を、防止できる。したがって、コイル28の巻数を増加させつつ、隣り合うコイル28の間に隙間を確保できる。
ここで、図8に示すように、1ティースあたりの中心角の半分をαとする。また、αを底角とする二等辺三角形の頂角をβとする。例えば、ティース262の数が6個の場合には、α=30°、β=120°となる。隣り合うコイル28の6巻目C6同士の接触を防止するためには、上述した図7の角度θが、角度βより大きいことが好ましい。したがって、ティース262の数が6個以上の場合のように、隣り合うティース262間の内周部付近の隙間が狭くなる場合には、β≧120°となるので、6巻目C6同士の接触を防止するために、上述したθ≧120°の要件が、特に意義の高いものとなる。
なお、6巻目C6と4巻目C4は、図7のように離間していてもよく、互いに接触していてもよい。また、6巻目C6と5巻目C5も、図7のように離間していてもよく、互いに接触していてもよい。
6巻目C6と4巻目C4とが接触している場合には、6巻目C6の締め付け力によって、4巻目C4が径方向外側へ押される。また、6巻目C6と5巻目C5とが接触している場合には、6巻目C6の締め付け力によって、5巻目C5が径方向内側へ押される。仮に、上記の角度θが120°未満であったとすると、上記の締め付け力による4巻目C4および5巻目C5の位置ずれ量が、大きくなる。
これに対し、本実施形態では、角度θが120°以上かつ180°未満となっている。このため、6巻目C6の締め付け力によって、仮に、4巻目C4および5巻目C5の位置がずれたとしても、そのずれ量は小さい。
また、本実施形態では、コイル28の6巻目C6が、インシュレータ27の第6溝G6に接触している。これにより、6巻目C6が安定的に配置されている。6巻目C6の締め付け力は、第6溝G6の表面が受けている。したがって、6巻目C6の締め付け力による4巻目C4や5巻目C5の位置ずれは、抑制される。その結果、4巻目C4および5巻目C5も、安定的に配置される。
第1溝G1〜第6溝G6の表面の曲率は、導線の表面の曲率と、同等であってもよいし、異なっていてもよい。ただし、図7のように、第1溝G1〜第6溝G6の表面と、導線の表面とが、同等の曲率を有している方が、導線をより精密かつ安定的に位置決めできる点で、好ましい。
なお、本実施形態では、第5溝G5の深さが、第1溝G1〜第4溝G4の深さより、やや浅くなっている。これにより、内周部付近におけるインシュレータ27の厚みが、確保されている。また、第5溝G5が浅いことにより、4巻目C4の周方向位置と5巻目C5の周方向位置とが、僅かにずれている。このため、4巻目C4と5巻目C5とが同一の周方向位置に配置される場合と比べて、4巻目C4と5巻目C5との間隔が、やや広くなっている。その結果、4巻目C4と5巻目C5との間に、6巻目C6が、より安定的に配置されている。
また、本実施形態の第1溝G1〜第5溝G5は、インシュレータ27の側面だけではなく、インシュレータ27の上面および下面にも及んでいる。これにより、コイル28の1巻目C1〜5巻目C5が、より安定的に配置されている。一方、コイル28の6巻目C6は、4巻目C4と5巻目C5との間に沿って配置されるため、第6溝G6が短くても、位置ずれは生じにくい。このような観点から、本実施形態では、第6溝G6の導線に沿う方向の長さを、第1溝G1〜第5溝G5の導線に沿う方向の長さより、短くしている。具体的には、インシュレータ27の側面のみに、第6溝G6を設けている。第6溝G6の長さを短くすれば、その分インシュレータ27の形状が単純化する点で、好ましい。
また、図6に示すように、本実施形態では、3巻目C3と4巻目C4との間隔が、1巻目C1から3巻目C3までのそれぞれの間隔より、広くなっている。そして、3巻目C3と4巻目C4との間に沿って、7巻目C7が配置されている。これにより、7巻目C7がティース262に接近し、コイル28の膨らみが、さらに抑制されている。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係るインシュレータ27Cの上面およびコイル28Cの水平断面を示した図である。図9の例では、コイル28Cが、1巻目CC1〜5巻目CC5で構成される第1層281Cと、6巻目CC6〜10巻目CC10で構成される第2層282Cとを、有している。この例のように、コイル28Cの7巻目CC7を、4巻目CC4と6巻目CC6との間に沿って、配置してもよい。ただし、上記の第3実施形態のように、7巻目C7を、3巻目C3と4巻目C4との間に沿って配置する方が、7巻目C7を、より径方向外側に配置できる。したがって、内周部付近におけるコイル28の膨らみを、より抑制できる。
図10は、他の変形例に係るインシュレータ27Dの上面およびコイル28Dの水平断面を示した図である。図10の例では、コイル28Dが、1巻目CD1〜5巻目CD5で構成される第1層281Dと、6巻目CD6〜9巻目CD9で構成される第2層282Dとを、有している。そして、コイル28Dの6巻目CD6〜9巻目CD9が、いずれも、インシュレータ27Dに接触している。このように、コイルのm+1巻目からn巻目を、それぞれインシュレータに接触させれば、m+1巻目からn巻目によるコイルの膨らみを、さらに抑制できる。
図11は、他の変形例に係るインシュレータ27Eの上面およびコイル28Eの水平断面を示した図である。図11の例では、コイル28Eが、1巻目CE1から5巻目CE5で構成される第1層281Eと、6巻目CE6〜9巻目CE9で構成される第2層282Eと、10巻目CE10および11巻目CE11で構成される第3層283Eと、を有している。このように、コイルが3層以上で構成されていてもよい。このようにすれば、外周部付近において、コイル28Eの巻数を、さらに増加させることができる。なお、内周部付近におけるコイル28Eの膨らみを抑制するために、第3層283Eの巻数は、第1層281Eや第2層282Eの巻数より、少なくするとよい。
図12は、他の変形例に係るステータユニット23Fの部分上面図である。図12の例では、円環状のコアバック261Fから径方向外側へ向けて、複数本のティース262Fが延びている。そして、各ティース262Fにインシュレータ27Fが取り付けられ、インシュレータ27Fの周囲にコイル28Fが巻かれている。この例では、ステータユニット23Fの径方向外側に、複数のマグネットが配置される。
このような、いわゆるアウターロータタイプのモータにおいても、上記の各実施形態と同様に、各インシュレータ27Fに導線を巻き付けてコイル28Fを形成すれば、ティース262Fの内周部付近におけるコイル28Fの周方向の膨らみを、抑制できる。
図13は、他の変形例に係るインシュレータ27Gの部分上面およびコイル28Gの部分水平断面を示した図である。図13のインシュレータ27Gは、境界凸部275Gを有する。境界凸部275Gは、壁部274Gの径方向外側の端部において、ティースから離れる方向へ突出している。また、境界凸部275Gは、コイル28Gのm−1巻目CGm−1とm+1巻目CGm+1との境界部に位置する。また、境界凸部275Gの頂部は、m巻目CGmとm+1巻目CGm+1との境界部におけるインシュレータ27Gの表面より、ティースから離れている。この境界凸部275Gにより、m−1巻目CGm−1の径方向内側への位置ずれや、m+1巻目CGm+1の径方向外側への位置ずれが、抑制される。
図14は、図13のインシュレータ27Gに、導線を巻き付けるときの様子を示した図である。導線は、m−1巻目CGm−1、m巻目CGm、m+1巻目CGm+1の順に、インシュレータ27Gに巻き付けられる。このインシュレータは、m巻目CGmとm+1巻目CGm+1との間には、境界凸部を有していない。このため、m巻目CGmの巻き付け位置が、第m溝GGmより径方向外側へずれる場合がある。しかしながら、図14中に白抜き矢印で示したように、m+1巻目CGm+1を巻き付けるときに、m+1巻目CGm+1が、m巻目CGmを、径方向内側へ押し戻す。その結果、m巻目CGmの位置が補正される。
第1溝〜第m溝は、上記の第3実施形態のように、インシュレータ27の上面や下面に及んでいてもよく、インシュレータの側面のみに設けられていてもよい。また、第m+1溝は、上記の第3実施形態のように、インシュレータ27の側面のみに設けられていてもよく、上面や下面に及んでいてもよい。また、インシュレータの第1溝〜第m+1溝は、図4のように軸方向に連続的に延びるものであってもよく、軸方向に間欠的に形成されたものであってもよい。
図15〜図17は、他の変形例に係るインシュレータの上面およびコイルの水平断面を示した図である。図15〜図17の例では、インシュレータの筒状部に、第1溝〜第m+1溝が設けられていない。第1溝〜第m+1溝を省略すれば、線径の異なる導線に対応しやすい。したがって、コイルを構成する導線の径が変更されても、同一形状のインシュレータを使用することができる。
なお、図15の例では、インシュレータ27Hの筒状部271Hの表面に、壁部274Hが設けられている。コイル28Hのm+1巻目CHm+1は、壁部274Hに接触している。
また、図16の例では、インシュレータ27Jの筒状部271Jの表面に、溝も壁部も無く、境界凸部275Jのみが設けられている。境界凸部275Jは、m−1巻目CJm−1とm+1巻目CJm+1との間に、介在している。コイル28Jのm+1巻目CJm+1は、m巻目CJmより径方向外側に巻かれて、境界凸部275Jに接触している。
また、図17の例では、インシュレータ27Kの筒状部271Kの表面に、壁部274Kおよび境界凸部275Kが、設けられている。境界凸部275Kは、コイル28Kのm−1巻目CKm−1とm+1巻目CKm+1との間に介在している。また、図17のインシュレータ27Kは、境界凸部275Kの頂部から径方向内側へ向かうにつれて、ティースに近づく傾斜面276Kを有する。そして、当該傾斜面276Kに沿って、コイル28Kのm巻目CKmおよびm+1巻目CKm+1が、配置されている。
インシュレータは、上記の第3実施形態のように、一対の樹脂部材で構成されていてもよく、ティースごとに単一の樹脂部材で構成されていてもよい。また、各インシュレータが、3つ以上の樹脂部材で構成されていてもよい。また、インシュレータは、複数本のティースを覆う弧状または環状の樹脂部材で、構成されていてもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ステータユニットおよびモータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 回転部
9 中心軸
21 ハウジング
22 蓋部
23,23A,23B,23F ステータユニット
24 下軸受部
25 上軸受部
26 ステータコア
27,27A,27B,27C,27D,27E,27F,27G,27H,27J,27K インシュレータ
28,28A,28B,28C,28D,28E,28F,28G,28H,28J,28K コイル
31 シャフト
32 ロータコア
33 マグネット
41,42 樹脂部材
261,261F コアバック
262,262A,262B,262F ティース
271,271H,271J,271K 筒状部
272 外側縁部
273 内側縁部
274,274B,274H,274K 壁部
275G,275J,275K 境界凸部
276K 傾斜面
281,281A,281B,281C,281D,281E 第1層
282,282A,282B,282C,282D,282E 第2層
283E 第3層

Claims (15)

  1. 中心軸に対して径方向に延びる複数のティースと、
    前記複数のティースのそれぞれを覆うインシュレータと、
    前記インシュレータの周囲に巻かれた導線により構成されるコイルと、
    を備え、
    mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数として、
    前記コイルは、
    1巻目からm巻目で構成される第1層と、
    m+1巻目からn巻目で構成される第2層と、
    を有し、
    1巻目からm巻目は、径方向外側から径方向内側へ向けて、前記インシュレータに順次に巻かれ、
    m+1巻目からn巻目は、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれ、
    m−1巻目とm巻目との間隔は、1巻目からm−1巻目までのそれぞれの間隔より広く、
    前記インシュレータは、m−1巻目とm巻目との間において、前記ティースから離れる方向へ突出した壁部を有し、
    m+1巻目が、前記壁部に接触しているステータユニット。
  2. 中心軸に対して径方向に延びる複数のティースと、
    前記複数のティースのそれぞれを覆うインシュレータと、
    前記インシュレータの周囲に巻かれた導線により構成されるコイルと、
    を備え、
    mを2以上の整数、nをm+1より大きい整数として、
    前記コイルは、
    1巻目からm巻目で構成される第1層と、
    m+1巻目からn巻目で構成される第2層と、
    を有し、
    1巻目からm巻目は、径方向外側から径方向内側へ向けて、前記インシュレータに順次に巻かれ、
    m+1巻目からn巻目は、径方向内側から径方向外側へ向けて、順次に巻かれ、
    m−1巻目とm巻目との間隔は、1巻目からm−1巻目までのそれぞれの間隔より広く、
    m+1巻目は、m−1巻目とm巻目との間に沿って配置され、
    中心軸に直交しかつ前記ティースを通る断面において、m+1巻目とm−1巻目の各中心を結ぶ線分と、m+1巻目とm巻目の各中心を結ぶ線分とのなす角度が、120°以上であるステータユニット。
  3. 請求項2に記載のステータユニットにおいて、
    m+1巻目が、インシュレータに接触しているステータユニット。
  4. 請求項2または請求項3に記載のステータユニットにおいて、
    前記インシュレータは、m−1巻目とm巻目との間において、前記ティースから離れる方向へ突出した壁部を有し、
    m+1巻目が、前記壁部に接触しているステータユニット。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    前記ティースの数は6個以上であるステータユニット。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    前記インシュレータは、m−1巻目とm+1巻目との境界部に、前記ティースから離れる方向へ向けて突出した境界凸部を有し、
    前記境界凸部の頂部は、m巻目とm+1巻目との境界部における前記インシュレータの表面より、前記ティースから離れているステータユニット。
  7. 請求項1または請求項4に記載のステータユニットにおいて、
    前記インシュレータは、前記コイルの1巻目からm巻目のそれぞれに沿って延びる第1溝から第m溝を有しているステータユニット。
  8. 請求項7に記載のステータユニットにおいて、
    前記壁部の表面に、前記コイルのm+1巻目に沿って延びる第m+1溝が、設けられているステータユニット。
  9. 請求項8に記載のステータユニットにおいて、
    前記第m+1溝の導線に沿う方向の長さは、前記第1溝から前記第m溝の導線に沿う方向の長さより、短いステータユニット。
  10. 請求項8または請求項9に記載のステータユニットにおいて、
    前記第1溝から前記第m+1溝は、前記導線の外周面と略同等の曲率を有する曲面で構成されているステータユニット。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    前記第1溝から前記第m溝は、前記インシュレータの側面と、前記インシュレータの上面または下面の少なくとも一部分とに亘って、設けられているステータユニット。
  12. 請求項7から請求項11までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    前記第m溝は、前記第1溝から前記第m−1溝より浅いステータユニット。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    m−2巻目とm−1巻目との間隔は、1巻目からm−2巻目までのそれぞれの間隔より広く、
    m−2巻目とm−1巻目との間に沿って、前記第2層を構成する導線の一部分が、配置されているステータユニット。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載のステータユニットにおいて、
    m+1巻目からn巻目が、いずれも、前記インシュレータに接触しているステータユニット。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載のステータユニットと、
    複数のティースの端面に対向する磁極面を有するマグネットと、
    を備え、
    前記ステータユニットと、前記マグネットとが、中心軸を中心として相対回転可能に支持されているモータ。
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