JP2021057986A - ステータおよびモータ - Google Patents

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Tatsuya Onishi
達也 大西
幸祐 小川
Kosuke Ogawa
幸祐 小川
博典 安藤
Hironori Ando
博典 安藤
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Abstract

【課題】絶縁部材に接触するコイル部の位置ずれを抑制する技術を提供する。【解決手段】ステータ30は、中心軸を中心とする環状であり、ステータは、中心軸に対する径方向に延びるティース33と、前記ティースに取り付けられる絶縁部材と、前記絶縁部材に巻回された導線で構成されるコイルと、を備え、前記コイルは、前記絶縁部材に接触する第1コイル部341と、前記第1コイル部を横断し、前記絶縁部材との間に前記第1コイル部を挟む第2コイル部342とを含む。【選択図】図6

Description

この発明は、ステータおよびモータに関する。
モータに搭載されるステータのティースには、インシュレータを介して、導線が巻かれる。特開2008−306810号公報には、ステータのティースに巻回される巻線の巻崩れを防止するため、直下の複数の巻線ターンをまとめて跨ぐ斜掛け部と、斜掛け部を形成する斜掛けターンを、斜掛け部が形成された面と同一面で、上から押さえるように交差する交差部とを有するモータが記載されている。
特開2008−306810号公報
しかしながら、特開2008−306810号公報の場合、最上層に位置する最初のターンが、斜め掛けターンとされる。このため、インシュレータに当接する比較的巻き始めに近い巻線を固定することが困難であるため、位置ずれを抑制することは困難であった。
本発明の目的は、絶縁部材に接触するコイル部の位置ずれを容易に抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、本構成のステータは、中心軸を中心とする環状のステータであって、前記中心軸に対する径方向に延びるティースと、前記ティースに取り付けられる絶縁部材と、前記絶縁部材に巻回された導線で構成されるコイルとを備え、前記コイルは、前記絶縁部材に接触する第1コイル部と、前記第1コイル部を横断し、前記絶縁部材との間に前記第1コイル部を挟む第2コイル部とを含む。
本構成のステータは、第2コイル部によって、コイルのうち、絶縁部材に接触している第1コイル部を固定することができる。これにより、ステータは、絶縁部材に接触する導線の位置ずれを抑制することができる。
図1は、実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、実施形態に係るステータおよび第1バスバーの斜視図である。 図3は、実施形態に係るステータコアの一部を示す図である。 図4は、実施形態に係るティースおよびインシュレータを示す断面図である。 図5は、軸方向上側から視たコイルの一部を示す図である。 図6は、軸方向下側から視たコイルの一部を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
各図に示すZ軸方向は、正の側を上側とし、負の側を下側とする上下方向である。各図に示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を「軸方向」と、中心軸Jを中心とする径方向を「径方向」と、中心軸Jを中心とする周方向を「周方向」と、それぞれ称する。各図においては、周方向を矢印θで示す。径方向外側は径方向一方側に、径方向内側は径方向他方側に、それぞれ対応する。
以下の説明では、Z軸方向の正の側を上側とし、Z軸方向の負の側を下側とする。上側は、軸方向一方側に相当し、下側は軸方向他方側に相当する。下側に向かって視て、周方向における反時計回りに進む側(すなわち、矢印θの向きに進む側)を周方向一方側とし、時計回りに進む側を周方向他方側とする。
上下方向、上側下側とは、単に各部の相対的な位置関係を説明するための用語であり、実機における位置関係は、別の位置関係であってもよい。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態に係るモータ10の縦断面図である。図2は、実施形態に係るステータ30および第1バスバー100の斜視図である。モータ10は、ハウジング11と、ロータ20と、ステータ30と、インシュレータ40と、ベアリングホルダ50と、バスバーホルダ60、第2バスバー70と、制御装置80と、バスバーユニット90とを備える。バスバーユニット90は、バスバーホルダ60と、第2バスバー70とを有する。ハウジング11は、モータ10の各部を収容する。ハウジング11は、中心軸Jを中心とする有底円筒状であり、下側の底部中央にベアリング51を保持する。
ロータ20は、シャフト21と、ロータコア22と、複数のマグネット23とを有する。シャフト21は、中心軸Jに沿って位置する。シャフト21は、ベアリング51,52によって回転可能に支持される。ロータコア22は、シャフト21の外周面に固定される円環状の部材である。複数のマグネット23は、ロータコア22の外周面に、例えば接着剤を介して固定される。ロータコア22およびマグネット23は、ステータ30の径方向内側に配置され、シャフト21とともに回転する。ベアリング51は、ロータコア22の下側においてシャフト21を回転可能に支持する。ベアリング52は、ロータコア22の上側においてシャフト21を回転可能に支持する。ベアリング51,52は、例えばボールベアリングである。なお、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
ステータ30の内周面は、ロータ20のマグネット23と径方向に隙間を介して対向する。ステータ30は、ロータ20の径方向外側に位置し、ロータ20を取り囲む。マグネット23の径方向外側の面は、ティース33の径方向内側の端面に対向する磁極面である。複数のマグネット23は、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように、周方向に配列される。
ステータ30は、ステータコア31と、複数(本例では12個)のコイル34と、インシュレータ40とを有する。ステータコア31は、コアバック32と、複数(本例では、12個)のティース33とを有する。図2に示すように、コアバック32は、中心軸Jを中心とする円筒状である。複数のティース33は、コアバック32の径方向内側面から径方向内側に延びる。複数のティース33は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に位置する。
図3は、実施形態に係るステータコア31の一部を示す図である。図4は、実施形態に係るティース33およびインシュレータ40を示す断面図である。図3および図4に示すように、ティース33は、ティース本体331と、アンブレラ部333とを有する。ティース本体331は、コアバック32の径方向内側面から径方向内側に延びる部分である。アンブレラ部333は、ティース本体331の径方向内側の端部から周方向両側に突出する部分である。
複数のコイル34は、インシュレータ40を介して複数のティース33にそれぞれ装着される。コイル34は、銅などの導線がインシュレータ40を介してティース33に巻回されることによって構成される。
図3に示すように、コイル34は、角部が丸みを帯びた矩形枠状に導線が巻回されて構成される。図3においては、ティース33およびインシュレータ40を断面図で示している。コイル34は、径方向内側から径方向外向きに視て、インシュレータ40における筒部41に時計回りの向きで巻回される。
図3および図4に示すコイル34の導線に付された「1」〜「16」の数字は、インシュレータ40に対する導線の巻きの序数を示している。例えば、「1」は1巻目であることを示しており、「2」は2巻目であることを示している。また、以下の説明では、コイル34を構成する各導線を、「n」を自然数として、「n巻目の導線」と称する。また、n巻目の導線を「導線Wn」と称する。本例のコイル34は、1巻目の導線W1から16巻目の導線W16までで構成されるが、コイルの巻き数はこれに限定されない。
図3においては、コイル34の配線の向き(すなわち、コイル34における導線の巻き始め側から巻き終わり側へ向かう向き)を矢印で示している。コイル34は、径方向内側から外側に向かって視て、インシュレータ40における筒部41の周囲において、時計回りに巻かれている。より具体的には、1巻目の導線W1は、筒部41の周方向他方側(図3中、右側)において、筒部41上側から下側に向かって巻き始められる。導線W1に続く導線W2〜W16についても、筒部41の周方向他方側が巻き開始の部分となる。導線Wnは、筒部41の軸方向他方側において下側へ向けて延びた後、筒部41の下側を周方向一方側へ向けて延びる。そして、導線Wnは、筒部41の周方向一方側(図3中、左側)にて上側へ向けて延びた後、筒部41の上側において周方向他方側へ向けて延びる。これにより、コイル34の導線は、筒部41の周囲を一周する。
コイル34を構成する導線のうち最外周に巻回される導線は、最外周導線34eである。コイル34の外径は、最外周導線34e(本例では、導線W16)において最大となる。最外周導線34eは、コイル34における径方向外側寄りに位置する部分である。最外周導線34eは、コイル34の径方向外側の端部よりも径方向内側に配置される。最外周導線34eは、径方向内側から径方向外向きに視て、角部が丸みを帯びた矩形枠状である。
コイル34における導線W3を除く導線W1から導線W7までは、径方向内側から外側へ次第に位置をずらしながら筒部41に巻回される。導線W8から導線W12までは、径方向外側から内側へ次第に位置をずらしながら筒部41に巻回される。そして、導線W13から導線W16までは、径方向内側から外側へ順に位置をずらしながら筒部41に巻回される。
コイル34からはコイル引出線34a,34bが上側に引き出される。コイル引出線34a,34bは、コイル34から上側に延びる導線であり、コイル34を構成する導線の端部である。コイル引出線34aは、導線の巻き始め側の端部であり、コイル引出線34bは、導線の巻き終わり側の端部である。コイル引出線34aは、第2バスバー70に電気的に接続される。コイル引出線34bは、第1バスバー100に電気的に接続される。
図2〜図4に示すように、インシュレータ40は、ステータコア31に装着される。図2に示すように、インシュレータ40は、第1バスバー100を保持する保持部材である。インシュレータ40は、複数のインシュレータピース40Pを有する。複数のインシュレータピース40Pは、周方向に沿って配置されティース33のそれぞれに装着される。複数のインシュレータピース40Pは、例えば、互いに別部材である。複数のインシュレータピース40Pの形状は、互いに同じである。インシュレータピース40Pは、例えば、2つの別部材が軸方向に連結されて構成される。
インシュレータピース40Pは、筒部41と、内側突出部42と、コイル保持部43(図2参照)と、外側突出部44と、バスバー保持部45(図2参照)と、押さえ部48(図2参照)とを有する。
図3および図4に示すように、筒部41は、径方向に延びる矩形筒状である。筒部41の内側には、ティース本体331が挿通される。筒部41の外周にはコイル34が巻回される。これにより、筒部41には、コイル34が装着される。内側突出部42は、アンブレラ部333の上側に配置される。なお、筒部41は、ティース33の外周面の一部を覆わなくてもよい。例えば、インシュレータピース40Pを構成する2つの別部材同士の間に隙間が設けられ、その隙間を介してティース33の外周面が露出してもよい。
図2に示すように、コイル保持部43は、内側突出部42の周方向他方側の部分から上側に延びる。コイル保持部43は、内側突出部42の周方向他方側の端部から上側に延びる。これにより、コイル保持部43は、内側突出部42を介して、筒部41の径方向内側の端部に繋がり、筒部41よりも上側に突出する。コイル保持部43は、略四角柱状である。コイル保持部43の周方向の寸法は、下側から上側に向かうに従って小さくなる。なお、コイル保持部43は、内側突出部42の周方向一方側の部分から上側に延びてもよい。また、コイル保持部43は、内側突出部42の周方向一方側の端部から上側に延びてもよい。
コイル保持部43は、保持溝部43aを有する。保持溝部43aは、コイル保持部43における径方向外側の面から径方向内側に窪み、軸方向に延びる。保持溝部43aの内縁は、軸方向と直交する断面において、円弧状である。保持溝部43aには、コイル引出線34aが保持される。
図4に示すように、筒部41は、外周部に複数の溝部411を有する。本例では、複数の溝部411は、筒部41における周方向一方側および周方向他方側の外表面に設けられる。複数の溝部411は、それぞれ、筒部41に接触する導線W1〜W8の各位置に設けられる。各溝部411は、軸方向に延びる凹部であり、筒部41に接触するコイル34の導線(詳細には、導線W1〜W8)の巻回を案内する。なお、溝部411は、筒部41における上面および下面に設けられてもよい。
モータ10において、ステータ30のコイル34に駆動電流が与えられると、ステータコア31の各ティース33に、径方向の磁束が生じる。そして、ティース33とマグネット23との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、ステータ30に対してロータ20が、中心軸Jを中心として回転する。
図5は、軸方向上側から視たコイル34の一部を示す図である。図6は、軸方向下側から視たコイル34の一部を示す図である。図5および図6においては、コイル34のうち、導線W1から導線W7までの導線を実線で示している。
コイル34は、第1コイル部341、第2コイル部342、第3コイル部343、第4コイル部344を有する。第1コイル部341は、インシュレータ40の筒部41に接触する1層目の導線W1,W2を含む。導線W2は、導線W1よりも径方向外側(径方向一方側)に位置する。第2コイル部342は、導線W3を含む。第3コイル部343は、インシュレータ40に接触する1層目の導線W4,W5を含む。第4コイル部344は、インシュレータ40に接触せず、1層目の導線W1,W2の外側に接触する2層目の導線W11,W12,W13を含む。導線W11,W12,W13は、1層目の導線W1〜W7の外側に位置する。
図5に示すように、第1コイル部341の導線W2は、筒部41の上側において、第1コイル部341の導線W1を径方向内側に横断する。図6に示すように。第2コイル部342の導線W3は、筒部41の下側において、第1コイル部341の導線W2を、導線W1側から径方向外側へ横断する。そして、図6に示すように、第1コイル部341の導線W2は、筒部41の下側において、筒部41と導線W3(第2コイル部342)との間に挟まれる。これにより、導線W2が導線W3に押圧されて、筒部41へ強固に押し当てられる。
第2コイル部342の導線W3は、第1コイル部341の導線W1および導線W2に接触する。図6に示すように、第2コイル部342の導線W3は、筒部41の周方向他方側において、第1コイル部341の導線W1と導線W2との間に位置する。そして、導線W3は、筒部41の下側において、導線W1と導線W2との間の位置から、径方向外側へ、導線W2を横断する。図6に示すように、導線W3は、導線W2を横断した後、周方向一方側において筒部41に接触するように巻回される。このように、導線W3を筒部41に接触させる場合、接触させない場合と比べて、導線W2を筒部41により強固に押し当てることができる。
p,qをp<qである自然数として、導線W1はp巻目の導線の一例であり、導線W2はq巻目の導線の一例である。また、rをpおよびqよりも大きい自然数として、第2コイル部342の導線W3は、r巻目の導線の一例である。
図4に示すように、筒部41の周方向一方側および他方側において、第1コイル部341の導線W1と導線W2とは、径方向に間隔をあけて位置する。すなわち、筒部41の周方向一方側および他方側において、導線W1と導線W2とは接触せずに配置される。また、筒部41の周方向他方側における、導線W1と導線W2との径方向の間隔D1は、導線W3の直径R1よりも小さくなっている。また、筒部41の周方向他方側には、導線W1を案内する溝部411と導線W2を案内する溝部411とが、径方向に間隔をあけて設けられている。このため、導線W3は、筒部41の周方向他方側において、導線W1と導線W2との間で筒部41から離間する。導線W1はp巻目の導線の一例であり、導線W2はp+1巻目の導線の一例である。導線W3を筒部41から離間させることにより、導線W1,W2を筒部41へ強固に押し当てることができる。また、本例のように、間隔D1をあけて導線W1,W2を配置した場合、間隔を設けない場合と比べて、導線W3を筒部41へ近づけることができる。これにより、導線W2が導線W3を径方向他方側へ押し返す力を強めることができる。したがって、導線W3が導線W2を越えて径方向一方側へ位置ずれすることを軽減できる。
図4に示すように、筒部41の周方向他方側において、導線W2と導線W4とは接触しており、これらの間隔D2はゼロである。このため、筒部41の周方向他方側において、導線W1と導線W2との間隔D1は、導線W2と導線W4との間隔D2よりも大きい。なお、導線W2と導線W4が接触していることは必須ではない。導線W1はp巻目の導線の一例であり、導線W2はp+1巻目の導線の一例であり、導線W4は、p+3巻目の導線の一例である。
図4に示すように、筒部41の周方向他方側において、導線W1,W2のそれぞれを案内する2つの溝部411における径方向の間隔D4は、導線の直径R1よりも大きく、導線2本分の幅(2・R1)よりも小さい。
図3に示すように、第4コイル部344の導線W12は、筒部41の周方向一方側において、第1コイル部341の導線W2および第2コイル部342の導線W3の外側に接触する。また、筒部41の上側において、導線W12は、導線W2と導線W3の間に位置する。これにより、導線W2,W3は、導線W12に押圧されて筒部41に強固に押し当てられる。
図3,図5および図6に示すように、第4コイル部344の導線W11は、筒部41の周方向一方側および上側において、第2コイル部342の導線W3、および、第3コイル部343の一部である導線W4に接触する。これにより、導線W3,W4は、導線W11に押圧されることによって、筒部41に強固に押し当てられる。
図6に示すように、第4コイル部344の導線W12は、筒部41の周方向他方側において、第3コイル部343の導線W4および導線W5に接触する。図4に示すように、筒部41の周方向他方側において、導線W4(第1導線)と導線W5(第2導線)との径方向の間隔D3は、導線の直径R1よりも小さい。導線W12は、筒部41の周方向他方側において、導線W4および導線W5に接触しつつ挟まれる。導線W4,W5は、導線W12に押圧されることによって、筒部41に強固に押し当てられる。図4に示すように、導線W4,W5のそれぞれを案内する2つの溝部411における径方向の間隔D5は、導線の直径R1よりも大きく、導線2本分の幅(2・R1)よりも小さい。
図6に示すように、第4コイル部344の導線W13は、筒部41の周方向他方側において、第1コイル部341の導線W2と、第3コイル部343の導線W4とに接触する。導線W2,W4は、導線W13に押圧されることによって、筒部41に強固に押し当てられる。
本実施形態のコイル34によると、第2コイル部342の導線W3が、第1コイル部341の導線W2を横断するように巻回される。これにより、第2コイル部342が、筒部41との間で導線W2を挟むため、導線W2を筒部41に対して強固に押し当てることができる。したがって、導線の巻き始めに比較的近い、インシュレータ40に接触する第1コイル部341の位置ずれを、容易に抑制することができる。また、コイル34の一層目の位置ずれを抑制することによって、一層目の上に形成される二層目の巻崩れや乱れを抑制することができる。これにより、コイル34の巻き構造を安定化させることができるため、ステータの性能を安定化させることができる。
<2. 変形例>
上記実施形態では、第1コイル部341である導線W2を横断する第2コイル部342が、2巻目に続く次の巻き部分である3巻目の導線W3によって構成される。しかしながら、4巻目以降の導線によって、導線W2を横断する第2コイル部が構成されてもよい。この場合、導線W3は、導線W2と略平行となるように、筒部41に巻き付けられてもよい。
上記実施形態では、第1コイル部341の導線W2を横断する第2コイル部342は、1巻分の導線W3のみで構成されているが、これは必須ではない。例えば、第2コイル部342は、複数の巻き数の導線で構成されてもよい。また、3巻目の導線W3と、4巻目以降の導線が、導線W2を横断していてもよい。
上記実施形態では、筒部41の下側において、導線W2が導線W1の径方向外側に位置しており、導線W3が導線W2を導線W1側から径方向外側へ横断する(図6参照)。しかしながら、導線W2が導線W1の径方向内側に配置され、導線W3が導線W2を導線W1側から径方向内側へ横断するように設けられてもよい。
本実施形態では、インシュレータ40に接触する導線W1〜W7のうち、2巻目の導線W2を、3巻目の導線W3が横断する。しかしながら、3巻目以降の導線を、4巻目以降の導線が横断するようにしてもよい。また、1巻目の導線W1を2巻目の導線が横断するようにしてもよい。
インシュレータ40にコイル保持部43が設けられることは必須ではない。仮に、コイル保持部43が無い場合であっても、巻き始め側の引出線の位置ずれが抑制される。このため、巻き始め側の引出線を、接続対象物(ハウジング11内に設けられる制御装置80または外部装置)に容易に接続することができる。
上記実施形態では、コイル34が筒部41に対して径方向内側から巻き始められているが、径方向外側から巻き始められてもよい。また、巻き始め側のコイル引出線34aと、巻き終わり側のコイル引出線34bは、両方ともに径方向内側、または、径方向外側に位置していてもよい。
上記実施形態のモータ10は、ステータ30よりもロータ20が径方向内側に位置するインナーロータ型として構成されている。しかしながら、モータは、ステータよりもロータが径方向外側に位置するアウターロータ型として構成されていてもよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
本発明は、ステータおよびモータに利用することができる。
10 モータ
20 ロータ
30 ステータ
31 ステータコア
33 ティース
34 コイル
341 第1コイル部
342 第2コイル部
343 第3コイル部
344 第4コイル部
34a コイル引出線
40 インシュレータ
41 筒部
411 溝部
43 コイル保持部
J 中心軸
W1〜W16 導線

Claims (20)

  1. 中心軸を中心とする環状のステータであって、
    前記中心軸に対する径方向に延びるティースと、
    前記ティースに取り付けられる絶縁部材と、
    前記絶縁部材に巻回された導線で構成されるコイルと、
    を備え、
    前記コイルは、
    前記絶縁部材に接触する第1コイル部と、
    前記第1コイル部を横断し、前記絶縁部材との間に前記第1コイル部を挟む第2コイル部と、
    を含む、ステータ。
  2. 請求項1のステータであって、
    前記第2コイル部は、前記第1コイル部を横断した後、前記絶縁部材に接触する部分を有する、ステータ。
  3. 請求項1または請求項2のステータであって、
    p,qをp<qである自然数として、
    前記第1コイル部は、
    p巻目の導線と、
    p巻目の導線よりも径方向一方側に位置するq巻目の導線と、
    を含み、
    前記第2コイル部は、p巻目の導線側から径方向一方側へq巻目の導線を横断する、ステータ。
  4. 請求項1または請求項3のステータであって、
    前記第2コイル部は、p巻目の導線とq巻目の導線との間の位置から、径方向一方側へq巻目の導線を横断する、ステータ。
  5. 請求項2または請求項4のステータであって、
    rをpおよびqよりも大きい自然数として、
    前記第2コイル部が、r巻目の導線であり、
    r巻目の導線が、p巻目の導線側からq巻目の導線を横断する、ステータ。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1項のステータであって、
    前記第1コイル部は、p巻目およびp+1巻目の導線を含み、
    前記第2コイル部は、p+2巻目の導線である、ステータ。
  7. 請求項6のステータであって、
    前記コイルは、
    第2コイル部に続く部分であって、前記絶縁部材に接触する第3コイル部、をさらに含む、ステータ。
  8. 請求項7のステータであって、
    前記第3コイル部は、p+3巻目の導線を含み、
    前記コイルは、
    p巻目の導線とp+1巻目の導線との径方向の間隔が、p+1巻の導線とp+3巻目の導線との径方向における間隔よりも大きくなる部分を有する、ステータ。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項のステータであって、
    p巻目の導線とp+1巻目の導線との径方向の間隔が、前記導線の直径よりも小さい、ステータ。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか1項のステータであって、
    前記コイルは、
    前記第1コイル部および前記第3コイル部の少なくとも一部に接触する第4コイル部、
    をさらに含む、ステータ。
  11. 請求項10のステータであって、
    前記第4コイル部の一部の導線は、前記第1コイル部および前記第2コイル部に接触する、ステータ。
  12. 請求項10または請求項11のいずれか1項のステータであって、
    前記第4コイル部の一部の導線は、前記第2コイル部および前記第3コイル部に接触する、ステータ。
  13. 請求項10から請求項12のいずれか1項のステータであって、
    前記第4コイル部の一部の導線は、前記第1コイル部および前記第3コイル部に接触する、ステータ。
  14. 請求項10から請求項13のいずれか1項のステータであって、
    前記第3コイル部は、径方向の間隔が前記導線の直径より狭くなっている第1導線および第2導線を有し、
    第4コイル部を構成する導線の一部が、前記第1導線および前記第2導線に接触しつつ挟まれる、ステータ。
  15. 請求項3から請求項14のいずれか1項のステータであって、
    p巻目が1巻目である、ステータ。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項のステータであって、
    前記第1コイル部は、2巻目の導線を含む、ステータ。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか1項のステータであって、
    前記絶縁部材は、前記ティースを覆う筒状のインシュレータ、を含む、ステータ。
  18. 請求項1から請求項17のいずれか1項のステータであって、
    前記絶縁部材は、前記導線の巻回を案内する溝部を有する、ステータ。
  19. 請求項1から請求項18のいずれか1項のステータであって、
    前記絶縁部材は、前記コイル部のうちの1巻目の導線から引き出される部分を保持するコイル保持部、を含む、ステータ。
  20. モータであって、
    請求項1から請求項19のいずれか1項のステータと、
    前記ステータの径方向内側または径方向外側において、前記中心軸を中心として回転可能に支持されるロータと、
    を備える、モータ。
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