JP2007267492A - モータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータ - Google Patents

モータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータ Download PDF

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佳朗 竹本
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Abstract

【課題】本発明の目的は、コイル線を整然とコンパクトに巻き付けることが可能であり、容易に巻線作業を行うことが可能なモータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータを提供することにある。
【解決手段】ティース部31Aに取付けられるモータ用インシュレータ4に関する。
モータ用インシュレータ4は、コイル線Uの第1層目の巻き付け位置を規制するため、コイル線Uの巻き付け方向と略直交する方向へ所定の間隔を有した状態で並列する複数のコイル線係止部47を備える。この所定の間隔は、第1層目の最終コイル線を係止する第1コイル線係止部47aと、最終コイル線より一巻き前のコイル線を係止する第2コイル線係止部47bと、の間隔である第1間隔と、他の互いに隣接するコイル線係止部間47,47の間隔である第2間隔とを有して構成されており、第1間隔は、第2間隔よりも大きくなるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータに係り、特に容易に巻線作業を行うことが可能なモータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータに関する。
ステータコアに形成されたティース部にコイル線を巻き付ける際、このモータ巻線とステータコアとの間を絶縁するために、モータ用のインシュレータが使用されることが多い。
モータを組み立てる際には、ティースにインシュレータを取付けた後、コイル線を巻き付ける。
インシュレータにコイル線を巻き付ける際には、巻線が占めるスペースを最小化してコイルの小型化を図るため及びスロット内に設計した巻数のコイル線を巻き付けるために、コイル線を乱れなく整列させてインシュレータに巻き付けることが重要である。
しかし、モータ用インシュレータにコイル線を巻き付ける際に、コイル線がずれてしまうという問題が生じ、これに対応し、コイル線を簡易かつ正確に整列させて巻き付けることが困難であった。
このため、巻線を保持するための突起又は溝を設けたモータ用インシュレータが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1には、ティースに装着される略四角形筒状の巻線巻装部外周面に、巻線の第1層目を整列して巻き付けるための案内溝及び案内凹部(又は案内凸部)が形成されたインシュレータが開示されている。
この案内溝は、巻線巻装部の両側面(ティースに装着した際に周方向側に配設される相対向する面)に、軸方向に沿って形成されており、案内凹部(又は案内凸部)は、この案内溝が形成された両側面を架橋する面に形成されている。
このように、インシュレータの巻線巻装部外周面に、案内溝及び案内凹部(又は案内凸部)が形成されているため、巻線の第1層目をこれら案内溝及び案内凹部(又は案内凸部)に沿って整列した状態に巻き付けることができる。
特許文献2には、外周部にコイル線の巻き付け位置を規制するための係合部を複数設けたボビンが開示されている。
隣接する係合部間はコイル線の径程度に設定されており、コイル線は、この係合部間に収められながら巻き付けられる。よって、コイル線がズレたりすることなく、コイル線は整然と巻き付けられる。
この技術では、巻き始め側の一巻き目と二巻き目の間に係合部を設けず、巻き始め側の一巻き目に二巻き目が乗り上げることを防止している。つまり、巻き始め側の一巻き目と二巻き目の間は係合部があれば、一巻き目が誤って二巻き目に入り込んだ場合に、一巻き目に二巻き目が乗り上げることとなるが、この係合部を除くことにより、一巻き目は移動することができるため、巻き始め側の一巻き目に二巻き目が乗り上げることを防止することができる。
特開2004−140964号公報(第6頁乃至第11頁、図1乃至図7) 特開2002−284446号公報(第5頁、図6及び図9)
しかし、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、第一層目のコイル線を整然と巻き付けることは可能であるが、折り返し箇所(第1層目から第2層目へ移る端部)において、第1層目コイル線と第2層目コイル線を整然と積層させることが困難である。
つまり、図7に示すように、折り返し箇所(コイル線U11〜コイル線U15)では、コイル線が斜めから渡ってくるため、この力の成分を張力Fとすると、図面下方に分力Fが生じる。
コイル線を整然とコンパクトに巻き付けるためには、コイル線U15はコイル線U9とコイル線U11との間に係止される必要があるが、この分力Fが生じるために、コイル線U15が分力Fの作用で、図面下方に移動しやすい状態となる。
よって、折り返し箇所でコイル線が分力方向へずれ、第2層目以降においてコイル線の整列の乱れが生じる。このため、スロット内に設計した巻数のコイル線を配設することが困難となるという問題が生じていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、特に容易に巻線作業を行うことが可能であるとともに、第2層目以降のコイル線を整然とコンパクトに巻き付けることができ、スロット内に設計通りの巻数のコイル線を配設することが可能なモータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータを提供することにある。
上記課題は、本発明にかかるモータ用インシュレータによれば、ロータコア方向へ突出するティース部と、該ティース部に巻き付けられるコイル線との間を絶縁するモータ用インシュレータであって、該モータ用インシュレータは、前記コイル線の第1層目の巻き付け位置を規制するため、前記コイル線の巻き付け方向と略直交する方向へ所定の間隔を有した状態で並列する複数のコイル線係止部を備えるインシュレータ本体部と、該インシュレータ本体部に形成される、前記ティース部の前記ロータコアと対向する端面を露出させる露出孔の周囲から前記ロータコア方向へと延出し、前記ロータコアと対向する面の裏面側に第2層目の一巻き目のコイル線を保持するフレーム状の延出部と、を有し、前記所定の間隔は、第1層目に巻き付けられるコイル線のうち、最も前記ロータコアに近い位置に巻き付けられる第1層目の最終コイル線を係止する第1コイル線係止部と、該第1コイル線係止部に隣接し前記第1層目の最終コイル線より一巻き前のコイル線を係止する第2コイル線係止部と、の間の間隔である第1間隔と、他の互いに隣接するコイル線係止部間の間隔である第2間隔と、を有し、前記第1間隔は、前記第2間隔よりも大きくなるように構成されていることにより解決される。
このように、本発明に係るモータ用インシュレータには、第1層目に巻き付けられるコイル線の巻き付け位置を規制するためのコイル線係止部が複数形成されている。この複数のコイル線係止部のうち、第1層目の最終コイル線を係止する第1コイル線係止部と、この第1コイル線係止部に隣接し最終コイル線より一巻き前のコイル線を係止する第2コイル線係止部と、の間隔である第1間隔は、他の互いに隣接するコイル線係止部間の間隔である第2間隔よりも大きくなるように構成されている。
第2層目のコイル線は、互いに隣接する第1層目のコイル線間に形成される間隙に係止されながら巻き付けられる。このため、第2層目のコイル線を整然と巻き付けるためには、第2層目のコイル線を、互いに隣接する第1層目のコイル線間に形成される間隙に、確実に係止してずれを防止する必要がある。
本発明によれば、第1間隔が、第2間隔より大きくなるように構成されているため、第1層目と第2層目との折り返し地点付近のコイル線である第2層目の二巻き目のコイル線は、第1コイル線係止部に係止されたコイル線と第2コイル線係止部に係止されたコイル線との間に確実に係止することとなる。
つまり、第1層目と第2層目との折り返し地点付近のコイル線である第2層目の二巻き目のコイル線は斜め方向へ渡ってくるために、これに伴い他の第2層目のコイル線に比して大きな張力が生じ、この張力の影響で、この位置の第2層目のコイル線は、他の位置のコイル線に比して非常にずれ易い状態となっている。このため、第2層目のこの位置のコイル線を係止する場所の幅である第1間隔が、第2層目の他のコイル線を係止する場所の幅である第2間隔より大きく設定されていれば、第2層目のこの位置のコイル線は、第2層目の他の位置のコイル線に比して、第1層目の隣接するコイル線間(第1コイル線係止部に係止されたコイル線と第2コイル線係止部に係止されたコイル線との間)に強固に係止され、張力の影響を受けてずれることが防止される。
また、本発明に係るインシュレータには、露出孔周囲よりロータコア方向へと延出したフレーム状の延出部が形成されているため、第2層目の一巻き目のコイル線を、この延出部の本体部側の面(ロータコアと対向しない側の面)に保持することができる。よって、第2層目の一巻き目のコイル線がロータコア側へとずれることを防止することができる。
以上より、第2層目以降のコイル線を、乱れを生じさせることなく整然と巻き付けることができる。
よって、コイル線の巻線作業が容易になるとともに、スロット内に設計した巻数のコイル線を確実に配設することが可能となる。
なお、このコイル線係止部の形状は特に限定されず、コイル線を係止するための突起、溝等、確実に第1層目のコイル線を係止できるものであればどのような形状であってもよい。
このとき、前記延出部の前記ロータコアと対向する面の裏面側には、第2層目の一巻き目の前記コイル線を係止する第3コイル線係止部が形成され、該第3コイル線係止部は、第2層目の一巻き目の前記コイル線を、前記第1コイル線係止部に係止されたコイル線と前記第2コイル線係止部に係止されたコイル線との間に配設される第2層目の二巻き目の前記コイル線と並列する位置に案内すると好適である。
このように構成されていると、第2層目の一巻き目のコイル線と第2層目の二巻き目のコイル線とを並列する位置へ、確実に配設することができる。
よって、ずれ易い位置(折り返し地点)に配設される第2層目の一巻き目のコイル線と第2層目の二巻き目のコイル線とを整然と並列させることができるため、第2層目のコイル線を整然と巻き付けることができるとともに、この上に積層される第3層目のコイル線もまた整然と巻き付けることができる。よって、第2層目以降のコイル線を乱れを生じさせることなく整然と巻き付けることができる。このため、コイル線の巻線作業が容易になるとともに、スロット内に設計した巻数のコイル線を確実に配設することが可能となる。
このとき、前記複数のコイル線係止部は、前記コイル線の巻き付け方向へ伸びる、前記コイル線を係止する溝として構成されていると、コイル線をこの溝へ確実に係止できるとともに、この溝が巻線作業のガイドとなるため好適である。
また、本発明に係る電機子コアには、請求項1に記載のモータ用インシュレータが、ロータコア方向へ突出するティース部に取付けられており、前記インシュレータ本体部には、コイル線が、前記複数のコイル線係止部に沿って第1層目として巻き付けられているとともに、順に多層に整列した状態に巻き付けられている。
更に、本発明に係る電機子コアには、請求項2に記載のモータ用インシュレータが、ロータコア方向へ突出するティース部に取付けられており、前記インシュレータ本体部には、コイル線が、前記複数のコイル線係止部に沿って第1層目として巻き付けられているとともに第2層目の一巻き目のコイル線が前記第3コイル線係止部に係止された状態で、順に多層に整列して巻き付けられている。
また、本発明に係るモータは、請求項4又は請求項5に記載の電機子コアと、マグネットを備えたロータコアとを備え、前記ロータコアは前記電機子コアの内周に配設されている。
本発明によれば、第1層目の最終コイル線とこの最終コイル線より一巻き前のコイル線との係止間隔を大きくしたため、第2層目の二巻き目のコイル線を、第1層目の最終コイル線と、この最終コイル線より一巻き前のコイル線の間に確実に係止することができる。
このため、第1層目と第2層目との折り返し地点に生じる張力により第2層目の二巻き目のコイル線がずれることを防止することができ、コイル線を整然とコンパクトに巻き付けることが可能となる。
また、本発明によれば、第3コイル線係止部により、第2層目の一巻き目のコイル線と第2層目の二巻き目のコイル線とを並列する位置へ配設することができる。よって、第2層目のコイル線を整然とコンパクトに巻き付けることができるとともに、第2層目に巻き付けられたコイル線の上に積層される第3層目のコイル線もまた整然と巻き付けることができる。
更に、この第3コイル線係止部により巻き位置がガイドされるため、容易に巻線作業を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、複数のコイル線係止部によりコイル線がガイドされるために巻線作業が簡易になるとともに、第2層目以降のコイル線を、乱れを生じさせることなく巻き付けることができるため、スロット内に設計した巻数のコイル線を配設することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、巻線部分にコイル線を係止するための凹凸を形成して第1層目のコイル線を整然と巻き付けるとともに、第2層目以降のコイル線のずれを防止して整然と巻き付けることを可能としたモータ用インシュレータ及びモータ用インシュレータを備えた電機子コア、並びにモータに関するものである。
図1乃至図6は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1はインシュレータの斜視図、図2はコイル線が巻き付けられたインシュレータが取付けられた一のティース部付近を示す断面説明図、図3はインシュレータの要部拡大断面説明図、図4はコイル線の係止状態の説明図、図5はステータコア周辺の断面図、図6はモータの断面説明図である。
本実施形態に係るインシュレータ4は、図1及び図2に示すように、略コ字状の筒体であり、その両端の開口部には各々、開口部周囲を囲うフランジ状の延出部が形成されている。この延出部のうち、ロータコア1側に配設される延出部を「ロータ側延出部41」と記し、反対側に配設される延出部を「アウター側延出部42」と記す。また、これらロータ側延出部41とアウター側延出部42とを架橋する略コ字状の部分を「インシュレータ本体部43」と記す。
また、インシュレータ4内部を「ティース部挿入孔44」と記し、ロータコア1側に配設される開口部を「ロータ側開口部45」、他方の開口部を「アウター側開口部46」(図示せず)と記す。
なお、ロータ側延出部41が請求項に記載の延出部に相当する。
また、図1のうちロータコア1の径方向をX方向及びその反対方向と規定し、ロータコア1の径方向と鉛直な方向をY方向及びその反対方向と規定する。
インシュレータ本体部43は、略コ字形状の筒体であり、その相対向する2つの外側面であるコイル線係止面43a,43aには、コイル線係止部としてのコイル線係止溝47が複数形成されている。コイル線Uは、このコイル線係止面43a,43aに形成されたコイル線係止溝47に沿って螺旋状に巻き付けられる。
本実施形態に係るコイル線係止溝47は、断面略円弧状の曲面を凹部として有する溝であり、コイル線係止面43a,43aに、図1のX方向へ向けて略平行に並列して複数個形成されている。
このコイル線係止溝47の凹部のサイズは、コイル線Uがちょうど係止されるサイズに設計されている。つまり、コイル線係止溝47の凹部を形成する曲面は、コイル線Uの断面輪郭である円弧状湾曲に整合する湾曲面となるように設計されている。
互いに隣接するコイル線係止溝47,47間の距離は、ロータ側延出部41側の端部に形成されるコイル線係止溝47,47間の距離のみ、他のコイル線係止溝47,47間の距離よりも大きくなるように設計されている。また、ロータ側延出部41側の端部に形成されるコイル線係止溝47,47以外の、他のコイル線係止溝47,47間の距離は、等しくなるように設計されている。
このコイル線係止溝47の詳しい構成及び作用については、後に詳述する。
なお、本実施形態においては、コイル線係止溝47を溝として形成したが、これに限られるものではなく、例えば、コイル線Uを係止することのできる突起が複数備えられていてもよい。
また、コイル線係止溝47は、コイル線係止面43a,43aのX方向全体にわたり延びているが、これに限られるものではなく、コイル線Uを確実に係止することができれば、長さ等は限定されるものではない。
ロータ側延出部41は、インシュレータ本体部43の端部(ロータコア1側に配設される端部)に形成されたフランジ状の部分であり、後述するティースバー部31bのロータコア1と対向しない側の面の湾曲に沿って若干湾曲している。ティースバー部31bは、ロータコア1の湾曲に沿って湾曲するとともに、周方向両端部へ向かうに従って厚みが薄くなるように構成されている。このためロータ側延出部41は、ロータコア1の湾曲に沿って湾曲し、そのロータコア1と対向しない側の面に第2層目の一巻き目のコイル線Uを係止する空間が形成される。
また、この空間に第2層目の一巻き目のコイル線Uを確実に係止するとともに所定位置へ案内するために、ロータ側延出部41のロータコア1と対向しない側の面には、第3コイル線係止部としてのコイル線案内部48が形成されている。
このコイル線案内部48は、ロータ側延出部41側の最端部に形成されるコイル線係止溝47(第1層目の最終コイル線Uを係止するコイル線係止溝47)に隣接する位置に形成されている。
このコイル線案内部48には第2層目の一巻き目のコイル線Uが係止され、第2層目の一巻き目のコイル線Uを第2層目の二巻き目のコイル線Uが係止される位置と並列する位置へ案内する。
このため、第2層目の一巻き目のコイル線Uと第2層目の二巻き目のコイル線Uとの間に係止される第3層目のコイル線Uを確実に係止することができる。よって、第3層目のコイル線Uもまた整然と巻き付けられる。
なお、本実施形態においては、このコイル線案内部48は、コイル線Uの外形に一部整合するよう若干湾曲した凹部として形成されているが、これに限られるものではなく、例えば突起状のものであってもよいし、インシュレータ本体部43に対するロータ側延出部41の延出角度を調整することによって、第2層目第一巻き目のコイル線Uが第2層目の二巻き目のコイル線Uと並列する位置に配設されるよう設計してもよい。
また、ロータ側延出部41の上下方向(ロータコア1の軸方向)の高さは、ロータコア1に配設されるマグネット12の上下方向(ロータコア1の軸方向)の高さとほぼ同一となるように設計されている。
これは、マグネット12の高さと整合させると、最も効率が良く無駄のない設定となるからである。つまり、磁界を考慮すると、マグネット12の高さ以上の高さに設定しても、マグネット12の磁力範囲から外れるため効率的ではなく、インシュレータ4の製造コストが上がるため不利となるからである。
アウター側延出部42は、インシュレータ本体部43の端部(ロータ側延出部41が形成されている側と反対側の端部)に形成されたフランジ状の部分であり、ステータコア3の湾曲に沿って若干湾曲している。
また、アウター側延出部42の上下方向(ロータコア1の軸方向)の高さは、ロータ側延出部41の高さと同じか若干大きくなるように形成されている。
これは、少しでも、ステータコア3の軸方向高さを確保し、ティース部31Aの体積を大きくしてモータ出力を大きくするためである。
本実施形態に係るインシュレータ4は、例えば、樹脂成型により形成されているが、これに限られるものではなく、ティース部31Aとコイル線Uとを絶縁可能であればどのような素材であってもよい。
また、インシュレータ4の形状は、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で適宜変更することができる。例えば、インシュレータ本体部43が軸方向に分割可能な略四角形状の筒体として構成されていてもよいし、略円環状の基部から複数のインシュレータ本体部43が放射状に突出するように一体的に構成されていてもよい。
次いで、図2乃至図4により、インシュレータ4に形成されたコイル線係止溝47及びコイル線案内部48の構成とその作用について説明する。
まず、図2及び図3により、ステータコア3側の端部に形成されるコイル線係止溝47及びコイル線案内部48について説明する。
以下、ロータ側延出部41に一番近いコイル線係止溝47を第1コイル線係止部としての「コイル線係止溝47a」と記し、このコイル線係止溝47aに隣接するコイル線係止溝47を第2コイル線係止部としての「コイル線係止溝47b」と記す。更に、このコイル線係止溝47bに隣接する(コイル線係止溝47a側と反対側に隣接するコイル線係止溝47)を「コイル線係止溝47c」と記す。
隣接するコイル線係止溝47,47の距離とは、コイル線係止溝47の凹部の最下点(一番窪んだ部分)間の距離とする。
また、図2及び図3に示す奇数番号のコイル線Uと偶数番号のコイル線Uとの説明は同様のものであるため、奇数番号のコイル線Uに関する説明のみを行う。
更に、コイル線案内部48は、ロータ側延出部41のインシュレータ本体部43側を向く面に、コイル線係止溝47aに隣接(コイル線係止溝47bが形成されている側と反対側に隣接)した状態で形成されている。
また、第1層目のコイル線Uは、コイル線係止部47に係止されながら、ロータ側延出部41方向へ向かって螺旋状に巻き付けられる(コイル線U1からU17へと順に巻き付けられる)。
コイル線U11が、第1層目として最後に巻き付けられるコイル線Uであり、この部分で折り返されて第2層目へと移る。第2層目は第1層目の巻き付け方向と反対方向(ロータ側延出部41から離れる方向)へ向けて螺旋状に巻き付けられる。
第2層目に巻き付けられるコイル線Uは、第1層目に巻き付けられた互いに隣接するコイル線Uの間に係止されながら巻き付けられる。
第3層目以降も同様に、1つ下の層の互いに隣接するコイル線U間に係止されながら、螺旋状に巻き付けられる。
図3に示すように、コイル線係止溝47aとコイル線係止溝47bとの距離wは、コイル線係止溝47bとコイル線係止溝47cとの距離vよりも大きくなるように設計されている。また、他のコイル線係止溝47,47間の距離は、全てvとなるように設計されている。
つまり、コイル線係止溝47aとコイル線係止溝47bとの距離wは、他のコイル線係止溝47,47間の距離vよりも大きくなるように設定されている。
よって、第1層目のコイル線U9とコイル線U11との間に、第2層目の二巻き目のコイル線U15が確実に係止される。
なお、距離vが第2間隔に相当し、距離wが第1間隔に相当する。
また、コイル線案内部48には、第2層目の一巻き目のコイル線U13が係止される。
コイル線案内部48は、第2層目の一巻き目のコイル線U13を、第2層目の二巻き目のコイル線Uであるコイル線U15の位置と並列となる位置へ案内する。
つまり、第1層目のコイル線U9とコイル線U11との間に配設された第2層目コイル線U15の位置と第2層目の一巻き目のコイル線U13は並列して配列され、ティース本体部31aの長さ方向と平行となる。
このように、コイル線U13とコイル線U15は並列して配設されるため、第3層目のこの位置のコイル線Uもまた、コイル線U13とコイル線U15との間に確実に支持される。よって、第3層目のコイル線Uもまた整然と巻き付けられる。
図4により、コイル線Uの係止状態を説明する。
図4(a)は、コイル線U9,コイル線U11,コイル線U15の係止状態の説明図であり、図4(b)は、コイル線U7,コイル線U9,コイル線U17の係止状態の説明図である。
図4(a)に示すように、コイル線U15は、コイル線係止溝47aとコイル線係止溝47bとに係止されるコイル線U11とコイル線U9との間に支持される。
このとき、コイル線U15が、コイル線U11とコイル線U9とで支持される範囲を支持範囲R1とする。
また、図4(b)に示すように、コイル線U17は、コイル線係止溝47bとコイル線係止溝47cとに係止されるコイル線U9とコイル線U7との間に支持される。
このとき、コイル線U17が、コイル線U9とコイル線U7とで支持される範囲を支持範囲R2とする。
本実施形態においては、図4(a)(b)に示すように、支持範囲R1>支持範囲R2となる。
よって、コイル線U15は、第2層目に巻き付けられる他のコイル線Uよりも大きい支持範囲に確実に支持される。
このため、コイル線Uの層替え折り返し地点に発生する分力Fにより、コイル線U15が分力F方向にずれることが防止される。
よって、第1層目に巻き付けられるコイル線Uは隣接するコイル線係止溝47,47間に確実に格納されながら、巻き付けられるとともに、層替え折り返し地点のコイル線U(コイル線U15)もまた、ずれることなく確実に所定位置(コイル線U11とコイル線U9との間)に係止される。このため、第2層目のコイル線Uもまた整然と巻き付けられる。
このように、コイル線Uを位置決めしながら確実に巻き付けることができるため、簡易に整然とコイル線Uをインシュレータ4に巻き付けることができる。
図5及び図6により、本実施形態に係るインシュレータ4が配設されたステータS及びモータMについて説明する。
まず、図5により、本実施形態に係るインシュレータ4を備えたステータコア3について説明する。
ステータコア3に、インシュレータ4が取付けられて、コイル線Uが巻き付けられたものが電機子コアに相当し、本実施形態においては単に「ステータS」と記す。
本実施形態に係るステータコア3は、複数のコアシート31が軸方向に積層されて形成されている。
これらのコアシート31は、例えば、表面に絶縁皮膜が施されたケイ素鋼板等の肉薄の磁性材料からなる。
本実施形態に係るコアシート31は、略円環状のアウター部310から、中心方向へ突出した略T字形状の凸部320とで構成されている。
この凸部320のうち、アウター部310から中心方向へ突出している部分を「凸部本体部320a」と記し、この凸部本体部320aの自由端側に形成された周方向両側へ延出する部分を「凸部バー部320b」と記す。
凸部バー部320bの周方向両端側の幅は、徐々に小さくなるように形成されている。
本実施形態では、凸部320は、同中心角分離隔(約30°ずつ離隔)して12個形成されている。
凸部バー部320bのロータコア1側端辺は略円弧形状に緩やかに湾曲しており、周方向両端部へ向かうに従って厚みが薄くなるように構成されている。
また、12個の凸部バー部320bのロータコア1側端辺は、各々略円形状を描くように整列している。
なお、本実施形態では、互いに隣接する凸部320,320は、略30度(中心角)離隔しているが、コアシート31の形状はこれに限られるものではなく、複数個ずつ連結された凸部320が、所定の規則をもって積層されていてもよい。
本実施形態に係るステータコア3は、コアシート31が複数枚積層されて形成されている。
以下、コアシート31のうち凸部320が積層された部分を「ティース部31A」と記す。また、凸部本体部320aが積層された部分を「ティース本体部31a」と記し、凸部バー部320bが積層された部分を「ティースバー部31b」と記す。
このティースバー部31bは、ロータコア1の湾曲に沿って湾曲するとともに、周方向両端部へ向かうに従って径方向の厚みが薄くなるように構成されている。
また、ティース部31Aの自由端面側(ロータコア1方向側の端部、ティースバー部31bのロータコア1側端辺)は略円弧形状に緩やかに湾曲しており、このため、12個のティース部31Aの自由端面側(ロータコア1方向側の端部、ティースバー部31bのロータコア1側端辺)は略円筒形状を描くように整列している。
このティース部31Aの内部側(略円筒形状の部分)に、後述するロータコア1が若干の間隙を有した状態で挿入される。
本実施形態においては、このように形成されたステータコア3のティース部31Aにインシュレータ4が取付けられ、コイル線Uが巻き付けられて電機子コアとしてのステータSが形成される。
インシュレータ4は、そのインシュレータ本体部43によりティース本体部31aを被覆した状態、すなわちティース部挿入孔44にティース本体部31aを格納した状態で、ティース部31Aに取り付けられる。このとき、ティースバー部31bは、ロータ側開口部45より突出している。
また、このとき、インシュレータ4のロータ側延出部41は、ティースバー部31bの側面(ロータコア1と対向する側面の裏面側)に沿うように配設される。
コイル線Uは、例えば、公知の巻線ノズルを操作することにより、インシュレータ4に巻き付けられる。つまり、隣接するティースバー部31b,31b間に形成された間隙Dを通して、隣接するティース本体部31a,31a間に形成されるスロットE内に巻線ノズルが挿入され、この巻線ノズルが各ティース部31Aの周りを回転しながらコイル線Uが巻き付けられる。
本実施形態に係るインシュレータ4を備えたモータMの概略を図6に示す。
本実施形態に係るモータMは、インナーコア型三相ブラシレスモータであり、ロータコア1、シャフト2、ステータコア3、インシュレータ4、ハウジング5、を備えて構成されている。
本実施形態に係るロータコア1は、公知のロータコアであり、略円筒形状のマグネット支持部材11に、磁性の異なる複数のマグネット12が交互にV字配置されている。
本実施形態に係るシャフト2は公知の出力用シャフトであり、ロータコア1の略中央部を貫通して固定されている。また、シャフト2は、ベアリング61,62によって回転可能に支承されている。
なお、本実施形態においては、モータMは埋込磁石型(IPM)のモータであるが、これに限られることはなく表面磁石型(SPM)のモータであってもよい。
本実施形態に係るハウジング5は、図6に示すように、ロータコア1及びステータコア3を収納するための筺体であり、その上部には、シャフト2を貫通突出させるための突出孔5aが形成されている。
また、ハウジング5の開口部は、エンドプレート7により閉じられる。
エンドプレート7は、ハウジング5の開口部を被覆した状態で、螺子留めされる。
ロータコア1を形成するマグネット支持部材11の略中央には、シャフト2が軸方向へ貫通して固定されている。
また、シャフト2が取り付けられたロータコア1は、ステータコア3の内孔に貫通するように挿入されている。
シャフト2の上部及び下部(ロータコア1の上部及び下部)は、各々ベアリング61,62によって回転可能に支承されている。
ハウジング5は、突出孔5aよりシャフト2の上端部を突出させた状態でロータコア1及びステータコア3を覆う。
ステータコア3はハウジング5内壁面に固定されており、そのティース部31Aには、インシュレータ4が取り付けられており、そのインシュレータ本体部43にはコイル線Uが巻き付けられている。
インシュレータ4は、ロータ側延出部41を、マグネット12側へ向けて、ティース部31Aを被覆した状態で取り付けられている。
また、コイル線Uは、インシュレータ4を介して(インシュレータ4により絶縁された状態で)、ティース部31Aに巻き付けられている。
このとき、ロータ側延出部41の軸方向の長さは前述の通り、マグネット12の軸方向の長さとほぼ同一で、ロータ側延出部41とマグネット12が径方向に対向して配置されるとともに、コイル線Uは、コイルエンドが、ロータ側延出部41の上下方向へほとんど突出しないように巻かれている。このため、効率的で無駄のない設定となっている。
コイル線Uには、図示しない外部電源供給装置より電流が供給され、この電流によって、回転磁界が発生する。この回転磁界により、ロータコア1が回転する。
このように、インシュレータ4を介してコイル線Uが巻き付けられたステータS(「電機子コア」に相当)と、マグネット12を備えたロータコア1を有するモータMが形成されている。
なお、本実施形態においては、インナーロータ型のモータMを例示したが、これに限られるものではなく、アウターロータ型のモータであってもよい。
また、本実施形態においては、コアシート31として一体型のコアシートを例示したが、これに限られるものではなく、分離型のコアシートであってもよい。
以上のように、本実施形態においては、インシュレータ4を構成するインシュレータ本体部43の外側面にコイル線係止溝47を複数形成し、このコイル線係止溝47に第1層目のコイル線Uを係止させながら、巻き付け作業を行う。
このとき、インシュレータ4のステータコア3側端部(コイル線折り返し側端部)に形成されるコイル線係止溝47aと隣接するコイル線係止溝47bとの距離は、その他の相隣接するコイル線係止溝47,47間の距離より大きくなるように設定されている。
このため、第2層目の一巻き目のコイル線U15は、第1層目の最終巻き目及び隣接する巻き目の間に確実にホールドされる。
このため、折り返し部分で、コイル線Uがずれてしまうことを防止することができ、整然とコイル線Uをインシュレータ4に巻き付けることができる。
また、コイル線案内部48により、第2層目の一巻き目のコイル線U13は、第2層目の二巻き目のコイル線U15と並列するように巻き付けられるため、第2層目のコイル線Uを整然と巻き付けることができる。このため、第2層目に巻き付けられたコイル線Uに積層される第3層目のコイル線Uもまた整然と巻き付けられる。
以上より、ティース部31Aに取付けられたインシュレータ4にコイル線Uを整然と巻き付けることができ、設計した巻数のコイル線UをスロットE内に確実に配設することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインシュレータの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコイル線が巻き付けられたインシュレータが取付けられた一のティース部付近を示す断面説明図である。 本発明の一実施形態に係るインシュレータの要部拡大断面説明図である。 本発明の一実施形態に係るコイル線の係止状態の説明図である。 本発明の一実施形態に係るステータコア周辺の断面図である。 本発明の一実施形態に係るモータの断面説明図である。 従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1・・ロータコア、2・・シャフト、
3・・ステータコア、4・・インシュレータ、
5・・ハウジング、5a・・突出孔
7・・エンドプレート、
11・・マグネット支持部材、12・・マグネット、
31・・コアシート、31A・・ティース部、31a・・ティース本体部、31b・・ティースバー部、
41・・ロータ側延出部、42・・アウター側延出部、43・・インシュレータ本体部、43a・・コイル線係止面、44・・ティース部挿入孔、45・・ロータ側開口部(露出孔)、46・・アウターコア側開口部、47,47a,47b,47c・・コイル線係止溝(47a:第1コイル線係止部、47b:第2コイル線係止部)、48・・コイル線案内部(第3コイル線係止部)、
61,62・・ベアリング、
310・・アウター部、320・・凸部、320a・・凸部本体部、320b・・凸部バー部、
D・・間隙、E・・スロット、M・・モータ、S・・ステータ、U・・コイル線

Claims (6)

  1. ロータコア方向へ突出するティース部と、該ティース部に巻き付けられるコイル線との間を絶縁するモータ用インシュレータであって、
    該モータ用インシュレータは、
    前記コイル線の第1層目の巻き付け位置を規制するため、前記コイル線の巻き付け方向と略直交する方向へ所定の間隔を有した状態で並列する複数のコイル線係止部を備えるインシュレータ本体部と、
    該インシュレータ本体部に形成される、前記ティース部の前記ロータコアと対向する端面を露出させる露出孔の周囲から前記ロータコア方向へと延出し、前記ロータコアと対向する面の裏面側に第2層目の一巻き目のコイル線を保持するフレーム状の延出部と、
    を有し、
    前記所定の間隔は、第1層目に巻き付けられるコイル線のうち、最も前記ロータコアに近い位置に巻き付けられる第1層目の最終コイル線を係止する第1コイル線係止部と、該第1コイル線係止部に隣接し前記第1層目の最終コイル線より一巻き前のコイル線を係止する第2コイル線係止部と、の間の間隔である第1間隔と、他の互いに隣接するコイル線係止部間の間隔である第2間隔と、を有し、
    前記第1間隔は、前記第2間隔よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするモータ用インシュレータ。
  2. 前記延出部の前記ロータコアと対向する面の裏面側には、第2層目の一巻き目の前記コイル線を係止する第3コイル線係止部が形成され、
    該第3コイル線係止部は、第2層目の一巻き目の前記コイル線を、前記第1コイル線係止部に係止されたコイル線と前記第2コイル線係止部に係止されたコイル線との間に配設される第2層目の二巻き目の前記コイル線と並列する位置に案内することを特徴とする請求項1に記載のモータ用インシュレータ。
  3. 前記複数のコイル線係止部は、前記コイル線の巻き付け方向へ伸びる、前記コイル線を係止する溝として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ用インシュレータ。
  4. 請求項1に記載のモータ用インシュレータが、ロータコア方向へ突出するティース部に取付けられており、
    前記インシュレータ本体部には、コイル線が、前記複数のコイル線係止部に沿って第1層目として巻き付けられているとともに、順に多層に整列した状態に巻き付けられていることを特徴とする電機子コア。
  5. 請求項2に記載のモータ用インシュレータが、ロータコア方向へ突出するティース部に取付けられており、
    前記インシュレータ本体部には、コイル線が、前記複数のコイル線係止部に沿って第1層目として巻き付けられているとともに第2層目の一巻き目のコイル線が前記第3コイル線係止部に係止された状態で、順に多層に整列して巻き付けられていることを特徴とする電機子コア。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の電機子コアと、マグネットを備えたロータコアとを備え、前記ロータコアは前記電機子コアの内周に配設されていることを特徴とするモータ。
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